JP2006114239A - 面状光源用導光体とその製造方法、面状光源、照明装置、看板及び液晶表示装置 - Google Patents

面状光源用導光体とその製造方法、面状光源、照明装置、看板及び液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高い指向性を持ち、簡略な構成で薄型にできる面状光源用導光体とその製造方法、面状光源、照明装置、看板及び液晶表示装置の提供。
【解決手段】 裏面側及び/又は内部に、側面側から入射して伝播した光を表面側に反射するプリズム状の反射溝3が配置された導光板2Aと、該導光板の表面側に、個々の反射溝に対応したレンズ4が並べられたシート5が配置された面状光源用導光体。または表面側及び/又は内部に側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射するプリズム状の反射溝が配置された導光板と、該導光板の裏面側に、個々の反射溝に対応した凹面鏡が並べられたシートとが配置された面状光源用導光体。該面状光源用導光体と、その導光板の側面から光を入射可能に結合された光源7とを備える面状光源1A。
【選択図】 図1

Description

本発明は、面状光源用導光体とその製造方法及び該面状光源用導光体を用いた面状光源、この面状光源を用いた照明装置、看板、液晶表示装置に関する。
面状光源は、各種照明、看板等に多く用いられるが、近年、特に液晶表示装置用のバックライトとしての需要が拡大している。
エッジライト方式と呼ばれる液晶表示装置用のバックライトでは、透明樹脂を使用した導光板と呼ばれる導光体の側面(端面)から、冷陰極管や発光ダイオード(以下、LEDと記す。)等の光源からの光を入射する。入射した光は導光板内を全反射を繰り返して伝播するが、導光板の表面又は裏面にサンドブラスト等の加工や、微細な溝、ドット印刷等の加工を施すことにより、加工部位に到達した光の伝播角度が変化して全反射条件から外れ、光が導光板の外表面に漏れ出てくる。
この漏れ出した光により面状光源となり、バックライトとして機能するわけであるが、単純な導光板への加工のみでは導光板の面に垂直な方向への散乱成分は少なく、平行な方向に近い低角度成分が多い、広い角度分布を持った拡散光となる。このようなバックライトを使用した液晶表示装置は、正面から見たときの輝度が低く、暗い画面となってしまう。そこで通常、正面輝度を向上させるため、微小な三角柱状プリズムを多数平面に配列したプリズムシートが用いられており、X方向とY方向の2枚を組み合わせることにより、60度程度の指向性を得ることができ、1.5倍から2倍の正面輝度の向上が得られる(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭62−144102号公報
しかしながら、前述したようなプリズムシートを用いた手法でも、指向性の改善には限界があり、また薄さを求められる面状光源の厚み低減の障害となっていた。
本発明は前記事情に鑑みてなされ、高い指向性を持ち、簡略な構成で薄型にできる面状光源用導光体とその製造方法、面状光源、照明装置、看板及び液晶表示装置の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、裏面側及び/又は内部に、側面側から入射して伝播した光を表面側に反射するプリズム状の反射溝が配置された導光板と、該導光板の表面側に、個々の反射溝に対応したマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシートが配置されていることを特徴とする面状光源用導光体を提供する。
また本発明は、表面側及び/又は内部に側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射するプリズム状の反射溝が配置された導光板と、該導光板の裏面側に、個々の反射溝に対応した凹面鏡が並べられたシートとが配置されていることを特徴とする面状光源用導光体を提供する。
本発明の面状光源用導光体において、導光板と、マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシートが、導光板を構成する材料の屈折率よりも低い屈折率の材料からなる層を挟んで積層されていることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、導光板と、凹面鏡が並べられたシートが、導光板を構成する材料の屈折率よりも低い屈折率の材料からなる層を挟んで積層されていることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、反射溝とマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡との間隔が0.03mm〜0.2mmの範囲内であることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡の主形状が二次曲面又は二次曲面を複数組み合わせた形状であることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、プリズム状の反射溝の断面が三角形であり、導光板の平面に対する主反射面の傾斜角度が40度から50度の範囲であり、その高さが1μm〜50μmの範囲内であることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズの表面に反射防止コートが施されていることが好ましい。
本発明の面状光源用導光体において、マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシート表面又は導光板の表面が散乱面であることが好ましい。
また本発明は、前述した本発明に係る面状光源用導光体の製造方法であって、導光板に形成するプリズム状の反射溝と、シートに形成するマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡を、同時に形成し、これらを組み合わせて面状光源用導光体を作製することを特徴とする面状光源用導光体の製造方法を提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る面状光源用導光体と、その導光板の側面から光を入射可能に結合された光源とを備えることを特徴とする面状光源を提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る面状光源を備えることを特徴とする照明装置を提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る面状光源を備えることを特徴とする看板を提供する。
また本発明は、前述した本発明に係る面状光源を備えることを特徴とする液晶表示装置を提供する。
本発明の面状光源用導光体は、導光板の表面側又は内部に設けたプリズム状の反射溝によって側面側から入射して伝播した光を表面側に反射し、該表面側に配置されたマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズによってその光の拡散を制御して出射するか、或いは導光板の裏面側又は内部に設けたプリズム状の反射溝によって側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射し、該裏面側に配置された凹面鏡によってその光の拡散を制御して導光板の表面側から出射する構成としたので、高い指向性を持った面状光源用導光体を提供できる。また、単純な構造であるため、薄型の面状光源用導光体を提供できる。
また本発明の面状光源は、前記本発明に係る面状光源用導光体と、その導光板の側面から光を入射可能に結合された光源とを備えた構成なので、薄型で高い指向性を持った面状光源を提供できる。
また本発明の照明装置、看板及び液晶表示装置は、前記本発明に係る面状光源を備えているので、薄型で高い指向性を持ったものとなる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態を示す断面図であって、図中符号1Aは面状光源、2Aは導光板、3は反射溝、4はマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ(以下、それらを総称してレンズと記す。)、5はシート、6Aは面状光源用導光体、7は光源である。
本実施形態の面状光源1Aは、側面側から入射して伝播した光を表面側に反射するプリズム状の反射溝3が裏面側に複数設けられた導光板2Aと、該導光板2Aの表面側に設けられ、個々の反射溝3に対応した複数のレンズ4が並べられたシート5とからなる面状光源用導光体6Aと、該導光板2Aの側面から光を入射可能に結合された光源7とを備えて構成されている。
ここでいう「プリズム状の反射溝3」とは、導光板2A内を伝播する光を、伝播する面と略垂直方向に反射する面を有する構造体という意味であり、一般的なプリズム形状を有する必要はない。また、ここでいう「対応する」とは、一つの反射溝3に対して、その反射溝3から反射された光を主に集光する役割のレンズ4(後述する第2実施形態では凹面鏡8)が基本的に存在するという意味であり、必ずしも一対一の対応を意味しない。例えば複数の反射溝3に一つのレンズ4(又は凹面鏡8)が対応しても良い。
前記導光板2Aは、透明な材料であればよく、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、などの合成樹脂からなる板や、ガラス板などが用いられ、その中でも透明性、加工の容易さなどの点からアクリル板が好ましい。
またレンズ4を有するシート5の材料としては、前記導光板2Aと同様の合成樹脂材料、或いはフッ素樹脂などの低屈折率の合成樹脂材料が望ましい。
また、光源7としては、LED、冷陰極管などの液晶表示装置等の面状光源用の光源として従来公知の光源の中から、適宜選択して用いることができる。
本実施形態の面状光源1Aは、導光板2Aの表面側に設けたプリズム状の反射溝3によって側面側から入射して伝播した光を表面側に反射し、該表面側に配置されたレンズ4によってその光の拡散を制御して出射するので、出射する光の指向性を高めることができる。また、単純な構造であるため、薄型の面状光源1Aを提供できる。
この面状光源1Aは、一般の照明用の面状光源、例えば読書灯等に応用しても有用であるが、特に携帯電話機のように、他者に画面を見られるのを避けたい液晶表示装置用のバックライト等に適用する場合、光の広がり角を小さくすることができるので特に有用である。
また、本出願人が先に出願した特願2004−130476に記載したシート状導光体のような、薄型で、光の伝播角度分布を小さくすることの可能な導光体と組み合わせることにより、高い効果を得ることができる。導光体を薄くすることにより、一方の面に反射溝を配置した場合に、反射した光がもう一方の面に到達したときの広がりが小さくなるので、マイクロレンズ等や凹面鏡のサイズも小さく、そのピッチも小さくとることができて、正面から見たときの輝度ムラを目立たなくすることができる。また、導光体内部での光の伝播角度分布が小さければ、反射溝で反射した光の広がり角自体も小さくなるので、前記と同様の効果が得られるとともに、レンズ4(又は凹面鏡8)の厚さ(高さ)も薄く(低く)できるので、液晶表示装置用のバックライトの厚さも低減にも寄与できるし、成形加工も容易となる。
この面状光源1Aを液晶表示装置用のバックライトに適用する場合、反射溝3とレンズ4との間隔は、0.03mm〜0.5mmの範囲が望ましく、0.03mm〜0.2mmの範囲がさらに望ましい。両者の間隔が前記範囲以上の厚さであると、レンズ4のサイズが大きくなりすぎて、拡散シート等を用いたとしても、正面から観察したときに輝点が目立ってしまう。また、両者の間隔が前記範囲以下であると、相対的に反射溝のサイズを小さくしなければならなくなって、加工が困難となる。
一般照明用の面状光源としては、特にこのような制限はないが、可撓性が求められる用途の場合には、材料にもよるが、導光板2Aの厚さは、0.05mm〜3mmの範囲が望ましく、0.05mm〜1mmの範囲がさらに好ましい。この範囲以下の厚さでは、前記と同様に加工が困難となり、また、導光板自体の強度が得られ難くなる。
レンズ4の形状としては、反射溝3からの光の広がり角と、レンズ4から出射する光に要求される角度分布に応じて適宜設計すれば良いが、通常、球面、楕円球面、放物面、円柱面、楕円円柱面等の二次曲面の一部を主形状とする形状か、これらの二次曲面を複数組み合わせたフレネルレンズのような形状が望ましい。
また、レンズ4の表面には、反射戻り光を抑えるために反射防止コート(アンチリフレクション(AR)コート)を施しても良いし、指向性が強すぎる場合には、ある程度の散乱面を付与しても良い。
反射溝3となるプリズムの形状は、断面が三角形であり、光を反射する面の、導光板2Aの面に対する傾斜角度が40度〜50度の範囲が望ましい。傾斜角度が前記範囲より小さいと、レンズ4で垂直方向に光を屈折、反射させることが困難となり、傾斜角度が前記範囲を超えると全反射条件を満たさなくなって散逸する光が多くなり、光の利用効率が低下する。また反射溝3のサイズは、高さ1μm〜50μmの範囲が望ましく、2μm〜30μmの範囲がさらに望ましい。反射溝3のサイズが前記範囲を超えるとレンズ4での集光が困難となり、また前記範囲より小さいと必要な輝度を得るための溝の数が多くなりすぎ、加工も困難となる。長さ(幅)は、導光板2Aの幅を最大として自由に設定し得るが、液晶表示装置用のバックライトに適用する場合には5μm〜1000μmの範囲が望ましい。
面状光源1Aとして、面内輝度を均一にするには、反射溝3及びレンズ4の分布密度を変化させるか、反射溝3のサイズを変化させるかの2種類の方法があり、いずれか又は両方の方法を適宜選択すればよい。
反射溝3及びレンズ4の分布に関して、モアレ等が問題になる場合には、分布に規則性をもたせないようにランダムに配置すればよい。
レンズ4を並べたシート5と導光板2Aは、別々に成形したものを重ねて使用しても良いし、一体で成形しても良い。重ねて使用する場合には、導光板2A内を伝播する光が漏れないように空気層を挟むか、導光板2Aよりも屈折率が低く、やはり導光板2A内を伝播する光が漏れない材料の層を挟む必要がある。レンズ4を形成すべきシート5と、反射溝3を形成すべき導光板2Aを重ね、ホットスタンプ等の方法で一体成形すれば、後工程での精密な位置合わせの必要が無く製造コストが低減できるが、この場合にも、やはり導光板2A内を伝播する光が漏れないように、シート5と導光板2Aの間に導光板2Aよりも充分に屈折率が低い材料の層を挟む必要がある。低屈折率の材料としてはフッ素系の樹脂が好適に使用される。
図2は、本発明の第2実施形態を示す断面図である。本実施形態の面状光源1Bは、側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射するプリズム状の反射溝3が表面側に複数設けられた導光板2Bと、該導光板2Bの裏面側に設けられ、個々の反射溝3に対応した凹面鏡8が並べられたシート9とからなる面状光源用導光体6Bと、該導光板2Aの側面から光を入射可能に結合された光源7とを備えて構成されている。
この凹面鏡8は、第1実施形態で用いたレンズ4を設けたシート5を成形後、その表面に真空蒸着法、スパッタ法、無電解めっき法などによってAlやAgなどの反射率の良好な金属薄膜を成膜して作製される。
この面状光源1Bを液晶表示装置用のバックライトに適用する場合、反射溝3と凹面鏡8との間隔は、0.03mm〜0.5mmの範囲が望ましく、0.03mm〜0.2mmの範囲がさらに望ましい。可撓性が求められる用途の場合には、材料にもよるが、導光板2Bの厚さは、0.05mm〜3mmの範囲が望ましく、0.05mm〜1mmの範囲がさらに好ましい。反射溝3となるプリズムの形状は、断面が三角形であり、光を反射する面の、導光板の面に対する傾斜角度が40度〜50度の範囲が望ましい。反射溝3のサイズは、高さ1μm〜50μmの範囲が望ましく、2μm〜30μmの範囲がさらに望ましい。液晶表示装置用のバックライトに適用する場合、反射溝3の長さは5μm〜1000μmの範囲が望ましい。
この面状光源1Bは、導光板2Bの裏面に設けたプリズム状の反射溝3によって側面側から入射して伝播した光を導光板2Bの裏面側に反射し、該裏面側に配置された凹面鏡8によってその光の拡散を制御して導光板2Bの表面側から出射する構成としたので、出射する光の指向性を高めることができる。また、単純な構造であるため、薄型の面状光源1Bを提供できる。
図3は、本発明の第3実施形態を示す断面図である。本実施形態の面状光源1Cは、側面側から入射して伝播した光を表面側に反射するプリズム状の反射溝3が内部に複数設けられた導光板2Cと、該導光板2Cの表面側に設けられ、個々の反射溝3に対応したレンズ4が並べられたシート5とからなる面状光源用導光体6Cと、該導光板2Cの側面から光を入射可能に結合された光源7とを備えて構成されている。本実施形態において、反射溝3、レンズ4、シート5及び光源7は、前記第1実施形態と同様に構成することができる。
本実施形態の面状光源1Cは、導光板2Cの表面側に設けたプリズム状の反射溝3によって側面側から入射して伝播した光を表面側に反射し、該表面側に配置されたレンズ4によってその光の拡散を制御して出射するので、出射する光の指向性を高めることができる。また、単純な構造であるため、薄型の面状光源1Cを提供できる。
図4は、本発明の第4実施形態を示す断面図である。本実施形態の面状光源1Dは、側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射するプリズム状の反射溝3が内部に複数設けられた導光板2Dと、該導光板2Dの裏面側に設けられ、個々の反射溝3に対応した凹面鏡8が並べられたシート9とからなる面状光源用導光体6Dと、該導光板2Dの側面から光を入射可能に結合された光源7とを備えて構成されている。本実施形態において、反射溝3、凹面鏡8、シート9及び光源7は、前記第1,2実施形態と同様に構成することができる。
本実施形態の面状光源1Dは、導光板2Dの内部に設けられた反射溝3によって側面側から入射して伝播した光を導光板2Dの裏面側に反射し、該裏面側に配置された凹面鏡8によってその光の拡散を制御して出射するので、出射する光の指向性を高めることができる。また、単純な構造であるため、薄型の面状光源1Dを提供できる。
[実施例1]
図3に示す構造の面状光源1Cを作製した。縦横100mm、厚さ100μmのアクリルシートの片面(底面)に、断面が三角形をなし、その高さ3〜20μm、幅3〜30μm、反射面の傾斜角度(アクリルシート面に対する)45度、反射面の角度87度のプリズム状の反射溝3を、平均密度25個/mmで形成した。反射溝3のサイズは、平均輝度が均一になるよう、光源7から遠ざかるほど大きくした。
このシートの底面に、同じく縦横100mm、厚さ1mmのアクリル板を熱圧着し、厚さ1.1mmの導光板2Cとした。さらに、曲率半径R=200μm、高さ20μmのマイクロレンズ4を並べた100mm角のシート5(レンズ厚さを含んだシート厚50μm)を、反射溝3を設けたシートの上に重ね、面状光源用導光体6Cを作製した。マイクロレンズ4は、その中心と、個々のプリズム状反射溝3の、正面から見たときの反射面の中心が一致するように配置した。
導光板2Cの入射端面に、光源7として発光面サイズ3mm×1mmのLED5個を均等な間隔で配置して白色光を入射した。
面状光源用導光体6Cから出射する光の角度分布の中心を測定したところ、22度であった。やや輝度分布にムラがあったので、さらに拡散シートを重ねたところ、ムラは解消された。この時の出射光の角度分布の中心は28度であった。
[比較例1]
図5にその断面図を示すように、縦横100mm、厚さ1mmのアクリル板12の一端面に、光源7として発光面サイズ3mm×1mmのLED5個を結合した。アクリル板12の片面(裏面)に、断面が三角形をなし、高さ20μm、幅30μm、反射面の傾斜角度45度、反射面の角度87度のプリズム状の反射溝13を、平均密度25個/mmで形成した。反射溝13の密度は、平均輝度が均一になるよう、光源7から遠ざかるほど大きくした。
アクリル板12の上に2枚のプリズムシート14を、軸が直交するように重ね、出射する角度分布を測定したところ、54度であった。
本発明の第1実施形態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態を示す断面図である。 比較例を示す断面図である。
符号の説明
1A,1B,1C,1D…面状光源、2A,2B,2C,2D…導光板、3…反射溝、4…レンズ、5…シート、6A,6B,6C,6D…面状光源用導光体、7…光源、8…凹面鏡、9…シート。

Claims (14)

  1. 裏面側及び/又は内部に、側面側から入射して伝播した光を表面側に反射するプリズム状の反射溝が配置された導光板と、該導光板の表面側に、個々の反射溝に対応したマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシートが配置されていることを特徴とする面状光源用導光体。
  2. 表面側及び/又は内部に側面側から入射して伝播した光を裏面側に反射するプリズム状の反射溝が配置された導光板と、該導光板の裏面側に、個々の反射溝に対応した凹面鏡が並べられたシートとが配置されていることを特徴とする面状光源用導光体。
  3. 導光板と、マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシートが、導光板を構成する材料の屈折率よりも低い屈折率の材料からなる層を挟んで積層されていることを特徴とする請求項1に記載の面状光源用導光体。
  4. 導光板と、凹面鏡が並べられたシートが、導光板を構成する材料の屈折率よりも低い屈折率の材料からなる層を挟んで積層されていることを特徴とする請求項2に記載の面状光源用導光体。
  5. 反射溝とマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡との間隔が0.03mm〜0.2mmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の面状光源用導光体。
  6. マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡の主形状が二次曲面又は二次曲面を複数組み合わせた形状であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の面状光源用導光体。
  7. プリズム状の反射溝の断面が三角形であり、導光板の平面に対する主反射面の傾斜角度が40度から50度の範囲であり、その高さが1μm〜50μmの範囲内であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の面状光源用導光体。
  8. マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズの表面に反射防止コートが施されていることを特徴とする請求項1,3,5〜7のいずれかに記載の面状光源用導光体。
  9. マイクロレンズ又はシリンドリカルレンズが並べられたシート表面又は導光板の表面が散乱面であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の面状光源用導光体。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の面状光源用導光体の製造方法であって、導光板に形成するプリズム状の反射溝と、シートに形成するマイクロレンズ又はシリンドリカルレンズ又は凹面鏡を、同時に形成し、これらを組み合わせて面状光源用導光体を作製することを特徴とする面状光源用導光体の製造方法。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の面状光源用導光体と、その導光板の側面から光を入射可能に結合された光源とを備えることを特徴とする面状光源。
  12. 請求項11に記載の面状光源を備えることを特徴とする照明装置。
  13. 請求項11に記載の面状光源を備えることを特徴とする看板。
  14. 請求項11に記載の面状光源を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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