JP4290751B2 - 携帯機器 - Google Patents

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この発明は携帯機器に関し、より特定的には本体の少なくとも一部をカバーするための蓋部を備えた携帯電話機に関する。
近年、携帯電話機に代表される無線電話装置が、利便性の高さの点から広く利用されるようになっている。これらの無線電話装置は、携帯機器としての携帯性が重視されており、小型軽量化が進んでいる。これに対応して、携帯時、すなわち無線電話装置の不使用時における誤動作防止のために、無線電話装置表面に設けられた操作部をカバーするための蓋部を設ける構成を採用する機種も存在する。
このように構成される蓋部の代表例としては、フリップと呼ばれる、操作部のための薄いカバーが挙げられる。当該フリップは、回転機構によって開閉可能な構成とされることが一般的である。また、無線電話装置本体そのものを回転機構を介して複数の部分に分割し、折りたたみ収納が可能な構成とした無線電話装置も、同様のカテゴリに分類される。
特開平6−291820号公報
このような蓋部を備えた無線電話装置等の携帯機器においては、通話時等の使用時においては、必然的にこの蓋部を開ける動作が必要となり、通話終了等の使用後においては、蓋部を閉める動作が実行される。したがって、無線電話装置の使用と密着不可分である蓋部の開閉動作に応じて、ユーザに何らかの情報を発信することができれば、ユーザの利便性向上に寄与できるものと考えられる。
この発明の目的は、蓋部の開閉動作に応じて、可聴音情報を出力することが可能な携帯機器を提供することである。
この発明に係る携帯機器は、外部からの指示を入力する操作部を有する本体部と、この本体部に対し開閉可能に設けられた蓋部と、本体部および蓋部の閉動作を検知する開閉検出部と、可聴音データを複数種類保持する記憶部と、開閉検出部の閉動作検知時、内部状態が予め定められた所定の警告条件に該当するか否かを判定し、当該所定の警告条件に該当するときとしないときとで記憶部に保持された可聴音データの中からそれぞれ異なる可聴音データを選択して読出す制御部と、この制御部の読出した可聴音データを可聴音として出力する可聴音出力部とを備えるものである。
この発明による携帯機器は、蓋部の開/閉動作に応答して、携帯機器の所定の内部状態が予め定められた警告条件に該当しているかどうかを自動的に判定し、判定結果に応じて予め記憶された可聴音を出力できるので、娯楽性が向上するとともにユーザの利便性を向上することができる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。
なお、図中における同一符号は同一または相当部分を示すものとし、詳細な説明は繰返さないものとする。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態に従う携帯機器である携帯電話機100の外観を示す概略図である。
図1を参照して、携帯電話機100は、アンテナ部4と、表示部8と、操作部10と、フリップ部20とを備える。携帯電話機100は、蓋部の代表例として、フリップ部20を備えるものとする。
アンテナ4は、伸縮自在な構成となっており、通話時には伸長されて、たとえば他の携帯電話機から発せられた無線信号を受信する。表示部8は、たとえば液晶表示装置で構成され、携帯電話機ユーザに対して、文字データ・図形データ等による視覚的な情報を与えることが可能である。
操作部10は、数字キーやカーソルキー等で構成され、ユーザからの操作指示が入力される。フリップ部20は、開閉可能な構造を有しており、携帯電話機100の不使用時においては閉められた状態となって、操作部10に対する誤操作入力を防止する。
携帯電話機100は、さらに、フリップ開閉検出スイッチ22と、フリップ開閉検出スイッチ用突起部21とを備える。
フリップ閉時においては、フリップ開閉検出スイッチ用突起部21がフリップ開閉検出スイッチ22に押し付けられて、フリップ開閉検出スイッチ22は外力を受ける。一方、フリップ開時においては、フリップ開閉検出スイッチ22はフリップ開閉検出スイッチ用突起部21から外力を受けることはない。このため、フリップ開閉検出スイッチ22における接点状態は、フリップ開時とフリップ閉時において異なる。したがって、フリップ開閉検出スイッチ22の接点状態に応答した電気信号を生成すれば、フリップ開/閉のいずれであるかを検知する電気信号を生成することができる。また、当該電気信号の信号レベルの遷移タイミングを検出することによって、フリップの開動作および閉動作を検知できる。
なお、無線電話装置の蓋開閉検出機構については、たとえば特開平6−291820号公報に詳細な構成が開示されている。
携帯電話機100は、フリップの開動作および閉動作の両方もしくは一方に応答して、可聴音を出力する。出力される可聴音(以下、単にフリップ音とも称する)には、種々のものを採用することが可能であるが、実施の形態1においては、ユーザが予め選択した効果音を出力する構成について説明する。
図2は、携帯電話機100の構成を示す概略ブロック図である。
図2を参照して、携帯電話機100は、全体動作を制御するためのCPU1と、ユーザがフリップ音を選択するためのフリップ音設定部2と、読出および書込可能なメモリであるRAM(Random Access Memory)3と、他の携帯電話機等からの無線信号を受けるアンテナ4と、音声情報等の可聴音を出力するための音声出力部6とを備える。携帯電話機100においては、フリップ音は音声出力部6から出力される。音声出力部6は、D/A変換を行なう機能も有しており、アナログ信号およびディジタル信号の両方に対応して、可聴音を出力可能である。
携帯電話機100は、さらに、ユーザの音声を入力するための音声入力部7と、ユーザに視覚的な情報を出力するための表示部8と、主に出荷時に書込まれたデータを不揮発的に記憶するための読出専用メモリであるROM(Read Only Memory)9と、ユーザからの操作指示を入力するための操作部10と、フリップ開閉検出スイッチ22の接点状態に応じて、フリップ開動作およびフリップ閉動作にそれぞれ応答するフリップ開検出信号およびフリップ閉検出信号を出力するフリップ開閉検出部11とを備える。
RAM3は、電源オフ時においては記憶情報が揮発するワークメモリ3aと、電源オフ時においても、記憶情報を保持し続ける不揮発メモリ3bとを含む。
携帯電話機100は、さらに、携帯電話機100の内部回路群に駆動電力を供給する電池CLと、電池CLの電圧レベルを検出する電池電圧検出部12と、現在時刻の通知機能や所定のトリガ信号に応答したストップウォッチ機能を有する計時部13とを備える。
図3は、フリップ音指定機能を説明するフローチャートである。
図3を参照して、表示部8や操作部10からのユーザ入力によって、CPU1がフリップ音設定部2に対して、フリップ音指定機能の起動を指示する(ステップS100)。フリップ音指定機能が起動されると、フリップ音設定部2は、ユーザが選択可能な効果音のリストを表示部8に表示する。ユーザは、表示された効果音のリストに基づいて、フリップ音として鳴動させる効果音を表示部8や操作部10による入力によって指定する(ステップS110)。
フリップ音設定部2は、ユーザによって指定された効果音のデータナンバーと当該効果音が格納されているROM内のデータ先頭アドレスとを不揮発メモリ3bの予め指定された所定領域に格納する(ステップS120)。これにより、フリップ音として効果音を鳴動する場合のフリップ音指定機能が終了する。
図4は、フリップ開閉動作時におけるCPU1の動作を説明するフローチャートである。
図4を参照して、CPU1は、フリップ開閉検出部11から出力されるフリップ開検出信号によってフリップ開動作を検知する(S150)。CPU1は、フリップ開動作の検知に応答して、フリップ音指定機能において予め指定された効果音を出力するためのステップ群S200を実行する。
ステップ群S200は、ユーザによって指定された効果音データに対応するデータ先頭アドレスを不揮発メモリ3bの所定領域から読出すステップ(ステップS210)と、読出されたデータ先頭アドレスに基づいて、ROM9から効果音データを読出すステップ(ステップS220)とを含む。読出された効果音データは、内部バスを通じて音声出力部6に伝達され、音声出力部6は、与えられた効果音データをD/A変換して、フリップ音を出力する。
このような構成とすることにより、フリップ開動作に応答して、予めユーザが指定した効果音を出力することができる。したがって、携帯電話機100に新たな娯楽性を具備させることができる。この効果音は、ユーザが自由に選択できるため、他者との差別化を図りたいというユーザニーズにも応えることができる。
また、効果音データの選択肢を出荷時にメーカがROM9に予め格納したものにみに限るのではでなく、不揮発メモリ3b内に特別に設けられた領域内に、ユーザが新たに入力した効果音データについても、フリップ音設定部2によって表示される選択リストに加えることとすれば、ユーザニーズにさらに適切に応えることが可能となる。
なお、同様の手順をフリップ閉動作に応答して起動することによって、フリップ閉動作に応答してフリップ音を出力できる。フリップ開動作/閉動作にそれぞれ応答するフリップ音の出力は、ユーザによって選択できるようにしてもよい。
さらに、マナーモードやバイブ着信モードのような、着信音の発生を停止するような特定の動作モードがユーザによって別途指定されている場合においては、フリップ音の発生を自動的に停止することとすれば、ユーザの利便性をさらに向上できる。
[実施の形態2]
実施の形態1においては、フリップ音が、ユーザが予め指定した効果音である構成について説明した。実施の形態2においては、ユーザの携帯電話機の使用に際しては、フリップ開閉動作が密着不可分に伴われることに着目して、フリップ音によって携帯電話機の内部状態に応じた警告を発することが可能なアラーム機能をさらに備える構成を示す。
図5は、本発明の実施の形態2に従うCPU1のフリップ開動作時における動作を説明するフローチャートである。
図5を参照して、CPU1がフリップ開閉検出部11からのフリップ開検出信号に応答してフリップの開動作を検知すると(ステップS150)、アラーム機能を実行するためのステップ群S250が実行される。図5においては、アラーム機能の一例として、電池電圧のチェックによって電池残量を警告する電池残量アラーム機能について説明する。
フリップ開動作が検知されると(ステップS150)、CPU1は、アラーム機能の対象となる携帯電話機の内部状態が、警告条件に該当しているかどうかを判定する(ステップS260)。
電池残量アラーム機能においては、電池電圧検出部12によって検出された電池CLの電池電圧が、予め設定されたアラームしきい値以下であるかどうかが判定される。
ステップS260での比較結果に基づいて、アラーム機能の対象となる内部状態が警告条件に該当するとき、たとえば電池電圧がアラームしきい値電圧以下である場合には、ユーザに警告を発するために、アラーム用効果音データの先頭アドレスが指定される(ステップS270)。アラーム用効果音データは予めROM9内に格納し、対応するデータ先頭アドレスはCPU1内にプログラムしておけばよい。あるいは、アラーム用効果音データについても、図3で示したのと同様の手順に従ってフリップ音設定部2によってユーザ選択が可能な構成とすることもできる。
一方、アラーム機能の対象となる内部状態が警告条件に該当しない場合、たとえば電池電圧がアラームしきい値電圧よりも大きい場合においては、ステップS270に代えて、図4で説明したステップS210が実行される。この場合には、ユーザによって指定された通常の効果音を出力するために、ユーザが指定した効果音に対応する、不揮発性メモリ3bの所定領域に格納されているデータ先頭アドレスが指定される。
ステップS210およびS270のいずれかによって指定されたデータ先頭アドレスに基づいて効果音データを読出すことによって、警告条件の判定結果に応じて、ユーザ指定の通常効果音もしくはアラーム用効果音のいずれか一方に対応する効果音データを読出すことできる(ステップS220)。CPU1によって読出された効果音データは、実施の形態1の場合と同様に、音声出力部6に送出されて、フリップ音が発生される。
このような構成とすることにより、たとえば、通話動作のトリガとなるフリップ開動作時ごとに、電池残量をチェックして必要に応じてユーザに警告を発することが可能となる。最近のように、携帯電話機の省電力化が進み、充電が必要な周期が長期化している状況においては、このような電池残量アラーム機能によってユーザの利便性を向上させることができる。
同様に、電池残量以外の他の内部状態に対しても、同様の判定条件を適宜決定し、ステップS260での判定結果に基づいて、ユーザ指定の通常効果音もしくはアラーム用効果音のいずれか一方をフリップ音として発生する構成とすれば、同様の効果を得ることができる。
このように、フリップ開動作に応答して鳴動されるフリップ音の内容によって、携帯電話機の内部状態に応じた警告をユーザが感知できるようになる。
なお、同様の手順をフリップ閉動作に応答して起動することも可能である。フリップ開動作/閉動作にそれぞれ応答するアラーム機能の実行は、ユーザによって選択できるようにしてもよい。さらに、実施の形態1と同様に、マナーモードやバイブ着信モードのような特定の動作モードが別途指定されている場合には、フリップ音の発生そのものを自動的に停止してもよい。
[実施の形態3]
実施の形態3においては、フリップ音についてのモード設定機能について説明する。
図6は、フリップ音のモード設定機能の構成の一例を示す概念図である。
図6を参照して、フリップ開(あるいは閉)動作時におけるフリップ音モードの設定に関しては、階層的に上位からON/OFF設定、モード設定および機能選択設定が存在する。
ON/OFF設定においては、フリップ音の発生そのものの入/切が設定され、フリップ音の発生を完全に停止するためのOFFモードと、フリップ開閉動作に応答して、無条件にフリップ音を出力する強制ONモードと、携帯電話機の動作モードがいわゆるマナーモードやバイブ着信モードのような、着信音の発生を強制的に停止させる特定の動作モードに指定されている場合にはフリップ音の発生を自動的に停止し、それ以外の場合にはフリップ音を発生する自動ONモードとのいずれか1つが選択される。
モード設定においては、実施の形態1で説明した効果音モードと実施の形態2で説明したアラーム機能を含む機能モードとのいずれか一方が選択される。機能モードを選択した場合には、さらに複数のアラーム機能および情報通知機能のうちから1つの機能が選択される。アラーム機能については、実施の形態2で説明したとおりであるので詳細な説明は繰返さない。
情報通知機能は、フリップ開閉動作に応答して、携帯電話機の内部状態に関する情報を出力するための機能である。たとえば、計時部13からの出力に基づいた、現在時刻の通知や、フリップ閉動作に応答した通話時間を通知等を行なうことができる。
図7は、フリップ音モード設定機能を説明するためのフローチャートである。
フリップ音モード設定機能は、フリップ音設定部2によって、図3で説明したフリップ音指定機能と選択的に実行される構成とすればよい。
図7を参照して、表示部8および操作部10に対するユーザからの入力によって、CPU1はフリップ音設定部2に対してフリップ音モード設定機能の起動を指示する(ステップS300)。フリップ音設定部2は、表示部8にON/OFF設定を選択するための表示を表示部8に行ない、ユーザは、操作部10に対する入力によって、ON/OFF設定をいずれかのモードに指定する(ステップS310)。引続き、効果音モードおよび機能モードのいずれか一方を指定するモード設定が、同様に実行される(ステップS320)。ユーザが機能モードを選択した場合においてはさらに、アラーム機能および情報通知機能に分類される複数の機能のうちのいずれか1個を選択する(ステップS340)。これにより、フリップ音モード設定機能が終了する。一方、ユーザがモード設定において、効果音モードを設定した場合には、これ以上選択を行なう必要がないため、この時点でフリップ音モード設定機能は終了する。
なお、図6および図7に示したフリップ音モード設定は、フリップ開動作およびフリップ閉動作のそれぞれに応答して設定可能な構成としてもよい。また、フリップ音モード設定のうちの一部のみをユーザ選択の対象として、残りについては、初期設定のままで変更できない構成とすることも可能である。
図8は、本発明の実施の形態3に従うCPU1のフリップ開閉動作時における動作を説明するフローチャートである。
図8を参照して、フリップの開動作もしくは閉動作が検知されると(ステップS150)、CPU1は、フリップ音OFFモードが設定されているかどうかを確認する(ステップS400)。フリップ音OFFモードが設定されている場合には、フリップ音を発生することなく、CPU1の動作は終了する。次に、CPU1は、ON/OFF設定について強制ONモードが選択されているかどうかを確認する(ステップS410)。
強制ONモードが選択されていない場合においては、自動ONモードが選択されていることになるから、携帯電話機の動作モードがマナーモード等の特定動作モードに設定されているかどうかを確認する(ステップS420)。この結果、マナーモード等が設定されてユーザが無用な音を外部に発生したくない場合には、フリップ音を発生することなくCPU1の動作は終了する。強制ONモードが選択されている場合、ならびに自動ONモードが選択されており、かつ特定動作モードが設定されていない場合には、フリップ音を発生するためのステップがさらに続けて実行される。
CPU1は、フリップ音モード設定機能において選択されたモード設定に応じた動作を実行するために、モード設定において効果音モードが設定されているかどうかを確認する(ステップS430)。効果音モードが選択されている場合においては、図4に示されるステップ群S200を実行することによって、ユーザ指定の効果音データを出力する。
一方、モード設定において機能モードが指定されている場合には、指定された機能モードを実行するためのステップが実行される。機能モードとしてアラーム機能のうちの1つが選択されている場合には、図5に示されるステップ群S250が実行される。また、情報通知機能のうちの現在時刻通知機能が選択されている場合には、CPU1は計時部13によって現在時刻を検知し、現在時刻をフリップ音として出力するための現在時刻データを生成する(ステップS450)。あるいは、通話時間通知機能が選択されている場合には、フリップ閉動作に応答して計時部13から通話時間を検知し、CPU1は通話時間をフリップ音として出力するための通話時間データを生成する(ステップS460)。
このように、ユーザによるモード設定に応じて、CPU1によって選択的に出力されたデータは、実施の形態1の場合と同様に、音声出力部6に送出されて、フリップ音が発生される。
このような構成とすることにより、フリップ開動作およびフリップ閉動作に応答したフリップ音の発生を、図6に示されたようなフリップ音モードを階層的に設定されたモードに応じて行なうことができる。
なお、実施の形態1から3においては、フリップ部20を備える携帯電話機に本願発明を適用する構成を示したが、本願発明は、図9に示されるような折りたたみ式の携帯電話機110に対しても適用することができる。図9には、一例として二つ折り式の携帯電話機の外観が示される。
図9を参照して、携帯電話機110は、回転部によって接合された本体部と蓋部120とによって構成され、両者は携帯時において、2つに折りたためる構成となっている。このような構成に対しても、図1に示したフリップ開閉検出スイッチ用突起部21およびフリップ開閉検出スイッチ22にそれぞれ対応する蓋部開閉検出スイッチ用突起部121と蓋部開閉検出スイッチ122とを設け、蓋部の開動作および閉動作に応答して電気信号を生成する構成とすれば、実施の形態1から実施の形態3で説明したのと同様の構成を適用することが可能である。
さらに、2以上の複数個の部分に分割された折りたたみ式の携帯電話機についても、分割された部分のうちの一つを蓋部とみなして、当該部分の開閉を検知する機構を設けることにより、本願発明を適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本発明の実施の形態に従う無線電話装置である携帯電話機100の外観を示す概略図である。 携帯電話装置100の構成を示す概略ブロック図である。 フリップ音指定機能を説明するフローチャートである。 フリップ開閉動作時におけるCPU1の動作を説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に従うCPU1のフリップ開閉動作時における動作を説明するフローチャートである。 フリップ開閉動作時におけるフリップ音モード設定機能の構成の一例を示す概念図である。 フリップ音モード設定機能を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態3に従うCPU1のフリップ開閉動作時における動作を説明するフローチャートである。 折りたたみ式の携帯電話機110の外観を示す概略図である。
符号の説明
1 CPU、2 フリップ音設定部、3 RAM、3a ワークメモリ、3b 不揮発メモリ、8 表示部、9 ROM、10 操作部、11 フリップ開閉検出部、12 電池電圧検出部、CL 電池、13 掲示部、20 フリップ部、21 フリップ開閉検出スイッチ用突起部、22 フリップ開閉検出スイッチ、120 蓋部、121 蓋部開閉検出スイッチ用突起部、122 蓋部開閉検出スイッチ。

Claims (7)

  1. 外部からの指示を入力する操作部を有する本体部と、
    この本体部に対し開閉可能に設けられた蓋部と、
    前記本体部および前記蓋部の閉動作を検知する開閉検出部と、
    可聴音データを複数種類保持する記憶部と、
    前記開閉検出部の閉動作検知時、内部状態が予め定められた所定の警告条件に該当するか否かを判定し、当該所定の警告条件に該当するときとしないときとで前記記憶部に保持された可聴音データの中からそれぞれ異なる可聴音データを選択して読出す制御部と、
    この制御部の読出した可聴音データを可聴音として出力する可聴音出力部とを備える、携帯機器。
  2. 前記記憶部は、前記可聴音データを書込可能な領域を含む、請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記開閉検出部の検知動作時であっても、前記可聴音出力部の可聴音出力を強制的に中止する強制停止手段をさらに備える、請求項1に記載の携帯機器。
  4. 着信音の出力を停止する特定の動作モードが指定されているときには、前記開閉検出部の検知動作時であっても、前記可聴音出力部の可聴音出力を強制的に中止する選択起動手段をさらに備える、請求項1に記載の携帯機器。
  5. 前記特定の動作モードは、着信を振動で外部に通知するモードである、請求項に記載の携帯機器。
  6. 前記蓋部はフリップである、請求項1に記載の携帯機器。
  7. 折畳み収納可能な複数の部分に分割されており、
    前記本体部および前記蓋部は前記複数の部分のうちの1つである、請求項1に記載の携帯機器。
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