JP4289369B2 - ロック機構 - Google Patents

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Description

本発明は、光信号通信を行う光モジュールのロック機構に関する。さらに詳しくは、本発明は、光信号の送信、受信、および送受信のいずれかを行う光モジュールを、それを収容するケージに固定するロック機構に関する。
従来から、光通信を行う光モジュールとして、光ファイバによる通信を行うために光電変換を行う発光素子や受光素子を備えた光トランシーバが知られている。
このような光トランシーバには、発光素子や受光素子を含む光ユニットをケース内に内蔵し、基板上に設置されたケージ内に脱着可能に収容されるように構成されているタイプのものがある。ケージ内には基板に接続された電気コネクタが設けられており、光トランシーバがケージ内に収容されると、光トランシーバの接続端子がその電気コネクタに接続されるように構成されている。このように構成された光トランシーバは、光ファイバとの間で送受する光信号と、基板との間で送受する電気信号とを互いに変換することで光通信を可能にしている。
しかしながら、上記構成の光トランシーバでは、ケージに対する光トランシーバの固定は光トランシーバの接続端子がケージ内の電気コネクタに接続されることで行われているものの、その固定強度はあまり大きくない。そのため、光トランシーバは、例えば光トランシーバに接続された光ファイバにわずかな張力が加わっただけでもケージ内から引き抜かれてしまう。光トランシーバの動作中に光トランシーバがケージ内から引き抜かれた場合には、通信が途中で中断してしまうだけでなく、光トランシーバを含む通信装置が故障してしまうおそれがある。そのため、光トランシーバはケージ内にしっかりと固定されている必要がある。
光トランシーバをケージ内に固定するために、光トランシーバをケージに固定した状態を維持するロック機構を備えることが考えられる。このようなロック機構には、従来から提案されている様々なタイプのものを用いることが可能であり、例えば特許文献1に記載されているロック機構を用いることもできる。
図9は、特許文献1に記載されている従来のコネクタのロック機構を示す斜視図である。
特許文献1に記載されている従来のコネクタのロック機構は、合成樹脂製の雄コネクタA、同じく合成樹脂製の雌コネクタB、および雌コネクタBに支軸201により回動可能に設けられた嵌合駆動レバーCで構成されている。嵌合駆動レバーCにはカム溝202が形成されていると共に、その操作部203にはロック係合部204が設けられ、ロック係合部204にはテーパー状の係合案内面204aと係合面204bを有するロック用突起204cが設けられている。
なお、このロック機構を上記の光トランシーバに適用する場合には、雄コネクタAは光トランシーバ(ケース)に対応し、雌コネクタBは上記のケージに対応する。したがって、その場合にはレバーCはケージ側に備えられる構成となる。
雄コネクタAの両側壁には被駆動ピン205が突設され、外壁の凹部206には略L字状のロック部207が設けられている。ロック部207は凹部206において、可撓ロック板207aが起立して設けられ、その上端にはロック解除操作部207bが雄コネクタAの後方へ延長して設けられている。可撓ロック板207aにはロック係止孔207cが形成され、可撓ロック板207aの後方には過剰変位防止用ストッパ207dが設けられている。
雌コネクタBの前方には雄コネクタAを受け入れるフード部が設けられており、そのフード部の内面の両側には被駆動ピン205を受け入れるピン案内溝208が形成されている。それらのピン案内溝208は、非操作状態(起立姿勢)にある嵌合操作レバーCに形成されたカム溝202の入口部202aに繋がっている。
雄コネクタAと雌コネクタBとは、雄コネクタAの被駆動ピン205をピン案内溝208からカム溝202内に進入させ、この状態で嵌合駆動レバーCを操作部203で回動操作することでカム溝202と被駆動ピン205を介して雄コネクタAを雌コネクタBのフード部内に引き入れることによって、互いに接続される。そして、その状態で嵌合駆動レバーCを完全に回転させると、ロック係合部204とロック部207とが係合される。
ロック係合部204とロック部207との係合は、ロック係合部204のロック用突起204cがテーパー状係合案内面204aによりロック部207の可撓ロック板207aに当接して可撓ロック板207aを後方へ変位させつつロック係止孔207cに進入し、係合面204bが復元した可撓ロック板207aのロック係止孔207cに係止されることで行われる。
上記のようなロック機構を光トランシーバに用いれば、光トランシーバをケージにしっかりと固定することができる。
特開平6−119951号公報
しかしながら、上記に説明したロック機構を光トランシーバに用いた場合、光トランシーバをケージに取り付ける際には、光トランシーバをケージ内に挿入する動作と、レバーCを倒してロック係合部204をロック部207に係合させる動作との2つの動作を行わなければならない。また、光トランシーバをケージから取り外す際には、ロック解除操作部207bを押圧して可撓ロック板207aを後方へ変位させ、ロック係止孔207aとロック用突起204cとの係合を外してロックを解除する動作と、レバーCを図9に示す元の位置に戻す動作とを行う必要がある。
このように、上記に説明したロック機構ではケージから光トランシーバを取り外すのに複数の動作を要することから、光トランシーバの取り外し動作が煩雑であった。特に、通信装置が多数の光トランシーバを有しているときには、その動作は一層煩雑となる。
また、近年では通信装置を初めほとんどの装置が小型化、高密度化されてきている。これに伴って、通信装置内に設けられる光トランシーバ等の光モジュールも小型化、高密度化されてきている。
複数の光トランシーバを通信装置内に高密度に実装するには、複数の光トランシーバを上下左右に互いに隣接して並べる必要がある。しかしながら、光トランシーバが上記のロック機構を備えている場合、レバーCの操作部203をケージの上方と前方との間で動かすためのスペースを確保しなければならないので、複数のケージを上下に隣接して設置することはできず、したがって複数の光トランシーバを通信装置内に高密度に実装することができない。
そこで本発明は、ケージからの光モジュールの取り外しを簡単な動作で行うことを可能にするとともに、通信装置内に複数の光モジュールを高密度に実装することを可能にする、光モジュールのロック機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のロック機構は、モジュールをケージ内にロックするロック手段と、前記モジュールに設けられたレバーと、前記レバーが引かれると前記ロック手段のロック状態を解除する解除手段と、を有し、前記ロック状態が解除された状態から前記レバーがさらに引かれると、前記モジュールが前記ケージから外れるよう構成されたことを特徴とする。
また、本発明のロック機構は、モジュールをケージ内にロックするロック手段と、前記モジュールに設けられた回動可能なレバーと、前記レバーが回動し、回動した前記レバーが引かれると前記ロック手段のロック状態を解除する解除手段と、を有し、前記ロック状態が解除された状態から前記レバーがさらに引かれると、前記モジュールが前記ケージから外れるよう構成されたことを特徴とする。
また、モジュールをケージ内にロックするロック手段と、前記モジュールに設けられた回動可能なレバーと、前記レバーが回動しても前記ロック手段のロック状態を解除せず、前記レバーが回動した後前記モジュールが前記ケージ内から外れる方向に前記レバーが引かれると、前記ロック手段のロック状態を解除する解除手段と、を有し、前記ロック状態が解除された状態から前記レバーがさらに引かれると前記モジュールが前記ケージから外れるよう構成され、前記レバーの回動範囲は、前記モジュールの最上面の前記モジュールの前端面前方への延長と、前記モジュールの最下面の前記モジュールの前端面前方への延長との間の領域内であることを特徴とする。
上記のように構成されたロック機構は、前記モジュールに設けられた揺動可能なロック部材を有し、前記ロック手段は、前記ロック部材に設けられたロック部を前記ケージに設けられた係止孔に係止させる構成としてもよい。
また、前記レバーは前記モジュールに設けられた第1の溝内に支持される回動軸を中心として回動し、前記ロック部材は前記モジュールに設けられた第2の溝内に支持される支軸を中心として揺動する構成としてもよい。
また、前記ロック部材は前記ロック部を前記係止孔に係止するよう付勢する付勢手段を有することを特徴とする構成としてもよい。
また、前記ロック部材は、前記支軸に対して前記ロック部の反対側に位置するカム面を有し、前記回動軸が前記第1の溝内を移動して前記カム面を押圧することにより、前記解除手段は前記ロック手段によるロック状態を解除することを特徴とする構成としてもよい。
また、前記ロック状態において、前記ロック部の頂点が前記ケージの所定の面の外側に存在し、前記ロック状態が解除された状態においては、前記ロック部の頂点が前記所定の面の内側に存在することを特徴とする構成としてもよい。
また、前記モジュールの前端面にはコネクタを接続する接続口が設けられており、前記コネクタが前記接続口に接続されているときには、前記レバーが前記コネクタに当接して、前記ロック状態が解除されないことを特徴とする構成としてもよい。
また、前記レバーを所定の位置に係止する係止手段を有し、前記係止手段による係止が解除されると前記レバーは回動されることを特徴とする構成としてもよい。
また、上記目的を達成するため、本発明のモジュールのロック解除方法は、モジュールをケージにロックするステップと、前記モジュールに設けられたレバーを回動するステップと、前記レバーを引くステップと、前記ケージに対する前記モジュールのロックを解除するステップと、を有することを特徴とする。
以上説明したように、本発明の光モジュールのロック機構は、ロック部材とケージとを互いに係止する係止手段が、ケージ内に収容された光モジュールをケージ内から取り出す方向にレバーを引くことで係止状態が解除させられるように構成されているので、レバーを光モジュールの前方に倒して引っ張るだけの簡単な動作によって、係止手段の係止状態を解除する動作と、光モジュールをケージ内から取り出す動作との両方の動作を行うことができ、ケージからの光モジュールの取り外し動作を簡素化することができる。
また、レバーの可動範囲はケースの前端面前方の領域内である構成とすることにより、実装時にレバーの可動範囲を考慮する必要がなくなり、光モジュール同士の間隔をより狭く配置することが可能になるので、複数の光モジュールを装置内に高密度に実装することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明による光モジュールのロック機構の一実施形態を示す図であり、同図(a)はそのロック機構を分解した状態で示す斜視図、同図(b)は図(a)に示したケースのA部拡大図である。また、図2は図1に示した光モジュールのロック機構を組み立てた状態で示す斜視図である。
図1(a)に示すように、本実施形態の光モジュールのロック機構は、光モジュールを構成するケース1と、ケース1の前部付近に取り付けられるレバー3およびロック部材4とで構成されている。ケース1内にはLD(レーザダイオード)やPD(フォトダイオード)等の発光素子や受光素子を含む光ユニットが内蔵されており、ケース1の後端面には、後述するケージ10(図4等参照)内にケース1が収容されたときにケージ10内の電気コネクタに接続される接続端子が設けられている。
なお、本実施形態の光モジュールは光信号の送信、受信、および送受信のいずれかを行うものであり、上記のような発光素子と受光素子の少なくともいずれか一方を有している。
図1(b)に示すように、ケース1の前部には2つの溝2,6が設けられている。それらのうち、切り欠き溝2にはレバー3の回動軸3aが填め込まれ、溝6にはロック部材4の支軸5が填め込まれるようになっている。これらのレバー3とロック部材4は、最初にレバー3の回動軸3aをケース1の第1の溝である切り欠き溝2内に填め込み、次にケース1とロック部材4との間にレバー3の回動軸3aを挟むようにロック部材4の支軸5をケース1の第2の溝である溝6内に填め込むことで、図2に示すようにケース1に取り付けられる。これにより、レバー3は切り欠き溝2内に支持された回動軸3aを中心として回動し、ロック部材4は溝6内に支持された支軸5を中心として揺動することができるよう構成されている。
また、ケース1の前部の両側面には係止部としてのレバー止め1bが形成されており、レバー3の両側部分をこのレバー止め1bに係止させることで、レバー3を図2に示すケース1の所定の位置に固定することができるようになっている。
また、光ファイバケーブルのコネクタが接続される接続口1aがケース1の前端面に開口しており、光ファイバケーブルのコネクタを、この接続口1aを通してケース内に挿入することで、光ファイバケーブルのコネクタ(不図示)を光モジュールに接続するようになっている。さらに、図2からわかるように、レバー3のコネクタから延びるケーブルと干渉する部分は除去されており、接続口1aに光ファイバコネクタを接続したときにケーブルがレバーの妨げにならないようになっている。
次に、図3を参照して、ロック部材4の詳細な構成について説明する。図3(a)は図1(a)に示したロック部材の上側を示す斜視図であり、図3(b)はそのロック部材の下側を示す斜視図である。
ロック部材4は、ケース1に取り付けられたときに支軸5よりもケース1の前方に位置する前方部4aと、支軸5よりもケース1の後方に位置する後方部4cとを有している。
前方部4aの上面には、支軸5から前方部4aの前端部に向かって高さが高くなるカム面4fが形成されている。また、前方部4aの前端部両側には、レバー3を倒してケース1の前方に突出させたときにレバー3の両側部分が当接する肩部4bが設けられている。
一方、後方部4cの上方には、ロック部材4の上面のほぼ中央部分に一端が固定された付勢手段としてのばね部4eが後方部4cの上面とほぼ平行に延びている。また、後方部4cの下面には、後述するケージ10の係止孔10a(図4参照)に係止する係止突起である、突部状のロック部4dが設けられている。このロック部4dと係止孔10aとによって、ケース1とケージ10とを互いに係止する係止手段が構成されている。
ロック部材4は支軸5と一体にモールド成形で成形することができる。その材料には、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂を用いることができる。あるいは、ロック部材4のばね部4e以外の部分を上記のような樹脂で一体に成形しておき、その成形品にばね部4eを後から取り付ける構成としてもよい。後者の場合には、ばね部4eの材料にそれ以外の部分の材料とは異なるものを用いることが可能であり、例えばばね部4eのみを金属で構成することもできる。
図4は、図1等に示した光モジュールのケースをケージ内に挿入した状態を、それらの下方から示す斜視図である。
光モジュールのケース1を収容するケージ10は、その下面に係止孔10aが設けられている。係止孔10aは、ケース1を完全にケージ10内に収容したときにロック部材4のロック部4dが係止孔10a内に係合する位置に配置されている。
ケージ10は基板(不図示)上に設置されており、ケージ10内の後端部にはその基板に接続された電気コネクタ(不図示)が設けられている。この電気コネクタには、ケース1の後端面に設けられたコネクタ(不図示)が、ケース1がケージ10内に完全に収容されたときに接続される。
なお、ケージ10は、例えばステンレス鋼(SUS)等の金属の板を折り曲げて構成することもできる。また、ケース1もステンレス鋼(SUS)等の金属の板を折り曲げて構成することもでき、あるいは、ロック部材4と同様にPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂をモールド成形して構成することもできる。
レバー3は、コネクタが接続口1aに接続されているときに光モジュールをケージ10内から取り出す方向に動かすとコネクタに当接して、係止孔10aに係止しているロック部4dを係止孔10aから外す位置まで動かないように構成されている。これにより、コネクタがケース1の接続口1aに接続されている間は、レバー3を不用意に動作させてロック部4dを係止孔10aから外してしまうことがなくなる。そのため、コネクタが接続されて通信を行っている最中に誤って光モジュールをケージ10から取り外してしまうことを未然に防止することができ、通信を途中で中断させたり、あるいは光モジュールを故障させたりすることを防ぐことができる。
次に、上述してきた光モジュールのロック機構の各部の動作について、図5および図6を参照して説明する。図5はロック機構がロックしている状態を示す図であり、図6はロック機構のロックが解除している状態を示す図である。なお、図5および図6では、ロック部材4は透視した状態で示している。
図5は、光モジュールのケース1がケージ10内に完全に収容された状態を示している。このとき、ばね部4eは、ケース1の下面に形成された凹溝1cに当接して、ロック部材4のロック部4dをケージ10の係合孔10aに係止させるようにロック部材4の後方部4cを付勢しており、ロック機構がロックした状態になっている。
このようにロック機構がロックしているときには、ロック部材4はケース1に対して水平な姿勢を保っている。また、レバー3の回動軸3aは切り欠き溝2の後端側(第1の位置)に位置しているとともに、ロック部材4の前方部4aに形成されたカム面4fの一番低い位置に位置している。
この状態のときに、レバー3を倒してレバー止め1bによるレバー3の係止を解除すると、図5の一点鎖線に示すように、レバー3は切り欠き溝2の後端側に位置する回動軸3aを中心として回動し、ケース1の前方に突出する。なお、本実施形態では、レバー3の可動範囲は図5の実線で示した位置と一点鎖線で示した位置との間であり、すなわち、レバー3はケース1の前端面前方の領域内であって、かつケース1の最上面の前端面前方への延長と、ケース1の最下面の前端面前方への延長との間の領域内(図5の両端矢印で示された範囲)でのみ動くようになっている。
レバー3の可動範囲がケース1の前端面前方の上記領域を越える場合には、複数の光モジュールを装置内に実装する際にレバー3の可動範囲を考慮して光モジュール同士の間隔を広くする必要があり、光モジュールを高密度に実装することはできない。しかし、レバー3の可動範囲をケース1前方の上記領域に制限する構成とすることで、実装時にレバー3の可動範囲を考慮する必要がなくなり、光モジュール同士の間隔をより狭く配置することができるので、複数の光モジュールを装置内に高密度に実装することが可能になる。
また、レバー3は係止部であるレバー止め1bによる係止が解除されるとケース1の前方に突出する位置に配置されるように構成されている。これにより、レバー3をレバー止め1bから外した後は、レバー3は操作者が光モジュールを引き出すためにレバー3を摘み易い位置に自動的に配置されることとなる。また、操作者が光モジュールを引き出している最中にレバー3を摘んでいた指がレバー3から外れた場合であっても、レバー3はケース1の前方に突出する位置に配置されたままの状態が維持されるので、操作者はレバー3を速やかに摘み直すことが可能である。
図6は、光モジュールのケース1をケージ10内から引き出している状態を示している。
光モジュールのケース1は、上述のようにレバー3を倒してレバー止め1bによるレバー3の係止を解除した後に、レバー3を摘んでケース1の前方(図6の矢印方向)に引っ張ることで、ケージ10内から引き出すことができる。このとき、レバー3の回動軸3aは切り欠き溝2内をその前端部に当接する位置(第2の位置)まで移動する。
レバー3の回動軸3aが切り欠き溝2内の前端部に当接する位置まで移動すると、回動軸3aはロック部材4の前方部4aに形成されたカム面4fを押し下げる。すると、ロック部材4は溝6内の支軸5を中心として揺動し、ばね部4eと後方部4cが上方に持ち上がる。そして、ばね部4eがケース1の下面に形成された凹溝1cに当接して撓むとともに、後方部4cの下面のロック部4dがケージ10の係止孔10aから外れる。これにより、図6に示すようにロック機構のロックが解除された状態になる。
レバー3をケース1の前方に引っ張っている間は、ロック部材4は図6に示すように傾いた状態に保持されたままとなるので、ロック機構のロックは解除され続ける。
これに対し、レバー3をケース1の前方に引っ張るのを止めると、ロック部材4の後方部4cがそれまで撓んでいたばね部4eの復元力によって押し下げられ、ロック部材4は支軸5を中心として上記とは逆の方向に揺動しようとする。このとき、レバー3の回動軸3aは切り欠き溝2内をカム面4fに沿って後方に押し戻され、やがては切り欠き溝2内の後端部に当接する。レバー3の回動軸3aが切り欠き溝2内の後端部に当接すると、ロック部材4は図5に示す元の水平位置に戻る。
このように、ばね部4eは、ロック部4dを係止孔10aに係止させる位置に配置させるように後方部4cを付勢するので、ケース1がケージ10内に収容されていない状態においてレバー3を操作していないときには後方部4cがロック部4dを係止孔10aに係止させる位置に自動的に配置され、ロック機構をロックさせた状態を維持することができる。
なお、上記の「第1の位置」とは、レバー3をケース1の前方に引っ張っていないときに切り欠き溝2内で回動軸3aが配置される位置であり、「第2の位置」とは、レバー3をケース1の前方に引っ張ったときに切り欠き溝2内で回動軸3aが配置される位置である。
次に、上記に説明した光モジュールのロック機構を解除する動作について説明する。
<第1のロック解除動作>
図7は、光モジュールのロック機構を解除する第1の動作を説明するための図である。
光モジュールのロック機構を解除するには、まず最初に、図7(a)に示す矢印方向にレバー3を倒してレバー止め1bによるレバー3の係止を解除させる。レバー3は図1(a)や図2に示したように操作部3bの一部が除去されているので、その両側の部分が撓み易くなっている。そのため、レバー3を図7(a)の実線で示す係止位置から倒すと、レバー3の両側の部分が撓んでレバー止め1bを乗り越え、同図の一点鎖線で示すようにレバー止め1bによる係止が解除された状態になる。
続いて、この第1の解除動作では、図7(b)に示すようにレバー3の回動軸3aを切り欠き溝2内の後端部に配置させたままの状態でレバー3を図7(b)中の矢印方向にさらに倒し、レバー3の両側の部分をロック部材4の前方部4aの肩部4bに当接させ、ロック部材4の前方部4aを押し下げる。すると、ロック部材4の後方部4cとばね部4eは支軸5を中心として持ち上げられる。このとき、ばね部4eがケース1の下面に設けられた凹溝1cに当接して撓み、後方部4cのロック部4dがケージ10の係止孔10a(図5等参照)から外れる。
その後、レバー3をケース1の前方へ引っ張ると、図7(c)に示すようにレバー3の回動軸3aが切り欠き溝2内をケース1の前方に移動し、その前端部に当接する。このとき、上記のようにレバー3の両側の部分がロック部材4の前方部4aの肩部4bを押し下げているか、あるいは、上述したように回動軸3aがロック部材4のカム面4fを押し下げているので、ロック部材4は後方部4cがケース1下面の凹溝1c内に収容された状態が保持される。
したがって、レバー3をケース1の前方へ引っ張ってケース1をケージ10内から取り外す際には、ロック部材4のロック部4dが持ち上げられた状態が保持され、ロック機構のロックが解除されたままとなる。そのため、レバー3を引っ張ってケース1をケージ10内から引き出している最中に、ロック機構が再びロックすることはない。
このように、本実施形態の光モジュールのロック機構によれば、レバー3を倒してケース1の前方に引っ張るという一連の簡単な動作のみによって、ケージ10に対するケース1のロックを解除してケース1をケージ10内から取り外すまでの一連の動作を行うことができる。これにより、ケース1をケージ10内から取り外す動作を簡素化することが可能になっている。
また、本実施形態では、レバー3がケース1の前方領域内でのみ動作する構成になっているので、複数のケージ10を上下左右に隣接して設置することができ、したがって複数の光モジュールを装置内に高密度に実装することができる。
<第2のロック解除動作>
図8は、光モジュールのロック機構を解除する第2の動作を説明するための図である。
第2の解除動作においても、光モジュールのロック機構を解除するには、まず最初に図8(a)に示す矢印方向にレバー3を倒して、レバー止め1bによるレバー3の係止を解除させる。
続いて、この第2の解除動作では、図8(b)に示すようにレバー3をケース1の前方へ引っ張り、レバー3の回動軸3aを切り欠き溝2内の後端部(第1の位置)から前方の前端部(第2の位置)に移動させ、その前端部に当接させる。すると、レバー3の回動軸3aがロック部材4のカム面4fを押し下げ、ロック部材4の後方部4cとばね部4eが支軸5を中心として持ち上げられる。このとき、ばね部4eがケース1の下面に設けられた凹溝1cに当接して撓み、後方部4cのロック部4dがケージ10の係止孔10a(図5等参照)から外れる。
その後、図8(c)に示すようにレバー3をケース1の前方へさらに引っ張ると、ケース1をケージ10内から取り外すことができる。このとき、レバー3の両側の部分がロック部材4の前方部4aの肩部4bを押し下げているか、あるいは、上述したように回動軸3aがロック部材4のカム面4fを押し下げているので、ロック部材4は後方部4cがケース1下面の凹溝内に収容された状態が保持される。そのため、レバー3を引っ張ってケース1をケージ10内から引き出している最中は、ロック部材4のロック部4dが持ち上げられた状態が保持され、ロック機構のロックが解除されたままとなるので、ロック機構が再びロックすることはない。
このように、本実施形態の光モジュールのロック機構によれば、レバー3をケース1の前方に単に引っ張るだけの動作によっても、ケージ10に対するケース1のロックを解除してケース1をケージ10内から取り外すまでの一連の動作を行うことができる。
本発明による光モジュールのロック機構の一実施形態を示す図である。 図1に示した光モジュールのロック機構を組み立てた状態で示す斜視図である。 図1に示したロック部材の詳細な構成を示す斜視図である。 図1等に示した光モジュールのケースをケージ内に挿入した状態を、それらの下方から示す斜視図である。 光モジュールのロック機構がロックしている状態を示す図である。 光モジュールのロック機構のロックが解除している状態を示す図である。 光モジュールのロック機構を解除する第1の動作を説明するための図である。 光モジュールのロック機構を解除する第2の動作を説明するための図である。 従来のコネクタのロック機構を示す斜視図である。
符号の説明
1 ケース
1a 接続口
1b レバー止め
2 切り欠き溝
3 レバー
3a 回動軸
3b 操作部
4 ロック部材
4a 前方部
4b 肩部
4c 後方部
4d ロック部
4e ばね部
4f カム面
5 支軸
6 溝
10 ケージ
10a 係止孔

Claims (8)

  1. モジュールをケージ内にロックするロック手段と、
    前記モジュールに設けられた回動可能なレバーと、
    前記レバーが回動しても前記ロック手段のロック状態を解除せず、前記レバーが回動した後前記モジュールが前記ケージ内から外れる方向に前記レバーが引かれると、前記ロック手段のロック状態を解除する解除手段と、を有し、
    前記ロック状態が解除された状態から前記レバーがさらに引かれると前記モジュールが前記ケージから外れるよう構成され、
    前記レバーの回動範囲は、前記モジュールの最上面の前記モジュールの前端面前方への延長と、前記モジュールの最下面の前記モジュールの前端面前方への延長との間の領域内であることを特徴とするロック機構。
  2. 前記モジュールに設けられた揺動可能なロック部材を有し、
    前記ロック手段は、前記ロック部材に設けられたロック部を前記ケージに設けられた係止孔に係止させることを特徴とする、請求項1に記載のロック機構。
  3. 前記レバーは前記モジュールに設けられた第1の溝内に支持される回動軸を中心として回動し、
    前記ロック部材は前記モジュールに設けられた第2の溝内に支持される支軸を中心として揺動することを特徴とする、請求項に記載のロック機構。
  4. 前記ロック部材は前記ロック部を前記係止孔に係止するよう付勢する付勢手段を有することを特徴とする、請求項に記載のロック機構。
  5. 前記ロック部材は、前記支軸に対して前記ロック部の反対側に位置するカム面を有し、
    前記回動軸が前記第1の溝内を移動して前記カム面を押圧することにより、前記解除手段は前記ロック手段によるロック状態を解除することを特徴とする請求項に記載のロック機構。
  6. 前記ロック状態において、前記ロック部の頂点が前記ケージの所定の面の外側に存在し、前記ロック状態が解除された状態においては、前記ロック部の頂点が前記所定の面の内側に存在することを特徴とする、請求項乃至のいずれか1項に記載のロック機構。
  7. 前記モジュールの前端面にはコネクタを接続する接続口が設けられており、
    前記コネクタが前記接続口に接続されているときには、前記レバーが前記コネクタに当接して、前記ロック状態が解除されないことを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のロック機構。
  8. 前記レバーを所定の位置に係止する係止手段を有し、前記係止手段による係止が解除されると前記レバーは回動されることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のロック機構。
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