JP4186917B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光LAN等の高速光通信の送受信器として用いるような光トランシーバ等の光モジュールに関する。
光トランシーバは、発光素子と受光素子を備え、光コネクタを介して光を送受信する光モジュールで、複数の電子部品、電子回路及び回路基板が収納される本体部と、光コネクタが着脱可能に接続されるレセプタクル部とを有している。この光トランシーバは、例えば、ホスト装置のケージに着脱可能に挿入されて、ケージの奥部に配された電気コネクタと電気的に接続されるとともに、ケージ内への挿入がロックされる。
光トランシーバとケージとの着脱機構としては、例えば、特許文献1に開示のように、アクチュエータと回転可能なベール(取手)とを別々に形成し、これを本体部のカバーに備えられたバネ部で押えるようにして本体に組み付ける構成のものが知られている。この構成は、ベールを定常位置から着脱可能な位置に回動することにより、ベールのカム部でアクチュエータを回動して、アクチュエータの係止突起をケージの係止孔から脱出させることで着脱できるようにしている。また、光コネクタが光トランシーバに装着されている状態では、ベールを回動できないようにもされている。
また、特許文献2に開示のように、バー形状のレバーアームと、このレバーアームの回動によりスライドされるアクチュエータを、光トランシーバの本体に組み付ける構成のものが知られている。この構成は、レバーアームを定常位置から回動させてから押すことで、スライド部材を前後方向に移動させ、アクチュエータの係止突起をケージの係止孔から外れるようにして着脱を可能にしている。また、光コネクタは、レバーアームの位置に関係なく装着、取り外しができるようになっている。
米国特許第6439918号明細書 米国特許出願公開2003/198026号明細書
上記特許文献1及び2の何れも、光トランシーバの着脱機構に係わる構成が複雑で、部品点数が多くコスト低減が難しい構造となっている。光トランシーバをホスト装置のケージに着脱するに際して、システムの安全性の面から、以下のようなことが求められている。
1)光通信状態(光コネクタが装着された状態)で、光トランシーバをケージから取り外すことができないこと。これは、光通信の送受が行なわれている状態で、ホスト装置から光トランシーバを外すことによりシステムに誤動作が生じるのを避けるためである。
2)光通信状態(光コネクタが装着された状態)で、光トランシーバをケージに挿入することができないこと。これは、光トランシーバに光信号が送られている状態で、ホスト装置に接続すると、この場合もシステムに誤動作が生じ、また過発光で装置故障を招くことがある。
このようなシステム保護の観点から見ると、上記特許文献1においては、光コネクタを装着している状態ではベールの回動ができない。この結果、光コネクタが装着された状態では、光トランシーバを取り外すことができない。しかし、ベールの定常位置が、奥まった位置にあり、高密度実装で多数のケージが上下方向に配列収納されているような場合は、ベールにアクセスし難くいという問題がある。すなわち、隣接するケージにトランシーバが係合し、且つ、これらトランシーバに光コネクタが装着された状態では、目的とするトランシーバをケージから外すために、そのベールに指を掛けることが困難となってしまう問題がある。また、アクチュエータは、ベールとは独立して回動可能であるため、光コネクタが装着された状態で光トランシーバをケージに挿入することも可能で、上記の2)については実現されていない。
また、上記特許文献2についても、レバーアームを光コネクタの一部と係合させる構造とすることにより、光コネクタを装着している状態ではベールの回動が阻止される。この結果、光コネクタが装着された状態では、光トランシーバを取り外すことができない。しかし、アクチュエータはレバーアームの操作とは独立して動作可能であるため、光コネクタが装着された状態で光トランシーバをケージに挿入することも可能で、上記の2)については実現されていない。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、光モジュールをホスト装置のケージに対して着脱する際に、光コネクタが装着された状態での着脱が阻止されるとともに、部品点数が少なく低コスト化が可能な構成の光モジュールの提供を課題とする。
本発明による光モジュールは、複数の電子部品を搭載する回路基板を収納する本体部と、本体部に接続し光コネクタを着脱可能に収納する光コネクタ受納部を有するレセプタクル部材と、レセプタクル部材に回動可能に支持されるアクチュエータとを有する。
アクチュエータは、ベース部と、ベース部から第1の方向に突出し光コネクタ係合凹部が形成された取手と、ベース部に接続し第1の方向とは反対の第2の方向に突出しケージと係合する係止突起を有する作用部と、ベース部と作用部とを分かち第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に突出する支軸とを備える。
コネクタが光コネクタ受納部に収納された時に、光コネクタの係合凸部が光コネクタ係合凹部に係合され、アクチュエータ支軸を中心とした回動が阻止される。ベース部は、さらに第3の方向に突出する係合片を備え、レセプタクル部材は、係合片を収納する弾性変位可能な支持アームを備えている。光コネクタ受納部は、光コネクタを受納する少なくとも二つの開口を有し、取手は、該開口の壁部を延長するように位置して、壁部と協動して光コネクタ受納部を形成する。なお、取手は、前記の開口を囲むベール形状で形成することができる。
本発明によれば、アクチュエータは取手と一体となって駆動され、取手に光コネクタとの係合部が形成されているので、光コネクタ受納部に光コネクタが装着されている状態においては、光モジュールをケージから取り外すこと、或いは、ケージへ挿入することが確実に阻止される。また、アクチュエータと取手は、一体構造であるため、部品点数が少なく機構を簡略にして低コスト化が可能となる。
図1は本発明の概略を説明する図である。図中、1は光モジュール、2はレセプタクル部材、3は本体部、4は回路基板、4aはエッジコネクタ、5はケージ、6はジャックコネクタ、7は係止孔、8は光コネクタ、8aはラッチ部、8bはブーツ、9は光ファイバコード、10は光コネクタ受納部、11はアクチュエータ、12は取手を示す。
本発明による光モジュール1とは、例えば、光トランシーバとして形成され、レセプタクル部材2の後部に本体部3が繋がった断面矩形の長方形体に形成される。光モジュール1内には、発光素子、受光素子等の光部品、光信号の送受信を行なうための増幅素子等の電子部品や電子回路、及び、これらを実装するための回路基板を備えている。回路基板4は、本体部3の後方に延び、その後端にエッジコネクタ4aを有している。この光モジュール1が、ホスト装置(図示せず)のケージ5内に挿入され、ケージ5の奥部に配されたジャックコネクタ6に、上記のエッジコネクタ4aが挿入されて電気的に接続される。
レセプタクル部材2は、発光素子及び受光素子等を実装し、光コネクタ8により光ファイバコード9と光学的に接続され、光信号の送受信が行なわれる。このため、レセプタクル部材2の前部には、光コネクタ8が差し込まれる一対の開口からなる光コネクタ受納部10が設けられている。光コネクタ8は、例えば、光ファイバコード9の導入部をブーツ8bで保護し、ラッチ部8aで光コネクタ受納部10への装着が係止されるタイプ(例えば、LCコネクタ)のものが用いられる。
レセプタクル部材2には、光モジュール1をケージ5内に挿入して、挿入をロックするためのアクチュエータ11が取り付けられる。このアクチュエータ11は、ベース部11aに取手12が一体ないしは一体的に形成されていて、この取手12を駆動することによりアクチュエータ11が回動されるように、レセプタクル部材2の下面側で回動可能に支持される。また、取手12には、光コネクタ8との係合部が設けられていて、光コネクタ8が光コネクタ受納部10に装着されている状態においては、取手12の駆動が不可となってアクチュエータ11の回動が阻止されるように構成される。
一方、ケージ5の前部には係止孔7が設けられていて、後述するようにアクチュエータ11の係止突起(図1には図示されず)を係止させて、光モジュール1の挿入状態がロックされる。光モジュール1がケージ5内にロックされている状態から光モジュール1を取り外す場合に、アクチュエータ11の回動が阻止されていると、ケージ5の係止孔7とのアクチュエータ11の係止状態を解除することができず、光モジュール1の取り外しが不可となる。また、光モジュール1をケージ5に挿入する際に、アクチュエータ11の回動が阻止されていると、アクチュエータ11の係止突起がケージ5の挿入口に当たって挿入が不可となる。
図2及び図3は、アクチュエータ11とレセプタクル部材2の詳細を説明する図である。図2は斜め上方から見た図で、図2(A)はレセプタクル部材2を示す図、図2(B)はアクチュエータ11を示す図、図2(C)はレセプタクル部材2とアクチュエータ11の組み付け状態を示す図である。図3は斜め下方から見た図で、図3(A)はレセプタクル部材2を示す図、図3(B)はアクチュエータ11を示す図、図3(C)はレセプタクル部材2とアクチュエータ11の組み付け状態を示す図である。図中、2はレセプタクル部材、10は光コネクタ受納部、11はアクチュエータ、11aはベース部、11bは作用部、12は取手、12aは突出部、13は支軸、14は係合突片、15はコネクタ係合凹部、16はヘッド、17は支持アーム、18は軸支凹部、19は取手収納部、20は係止突起を示す。
レセプタクル部材2は、樹脂成形で形成され、光モジュールの前部(手前側)に配される。図2(A)及び図3(A)に示すように、このレセプタクル部材2には、光コネクタが装着される光コネクタ受納部10が形成されていると共に、アクチュエータ11を回動可能に支持するための支持アーム17、及び、取手12を収納する取手収納部19等が形成されている。支持アーム17は、レセプタクル部材2の下面側の両サイドに弾性変位可能な片持梁状に一体又は一体化されて形成され、その奥部にアクチュエータ11の支軸13を受ける軸支凹部18が設けられている。なお、支持アーム17は、バネ性を有する金属片で形成しレセプタクル部材2に一体化するようにしてもよい。
アクチュエータ11は、図2(B)及び図3(B)に示すように、ベース部11aと、このベース部11aから第1の方向に突出し光コネクタ係合凹部が形成された取手12と、ベース部11aに接続し、第1の方向と反対の第2の方向に突出し、前述したゲージに係合する係止突起20を有する作用部11bを備えている。これらベース部11a、作用部11b、取手12は、金属又は樹脂等の材料により一体又は一体化された一つの部品として形成される。
なお、一体化とは、全体を成形等で一体形成する以外に、部分的に形成されたものを、一体に形成したのと同様な形態に組み付けられたものを意図するものである。例えば、ベース部11a,作用部11bと取手12を別々に形成したとしても接着、融着等で一体とした場合や、一部(例えば、支軸13)を金属で形成し、他を樹脂で成形した場合であっても、それぞれが独立した動きをしない場合は、一体化された一つの部品として扱うことができる。本発明において、一体形成とは、このような一体化されたものも含めた意味で使用するものとする。
アクチュエータ11のベース部11aは、比較的厚めで剛性を有するように形成され、取手12の一体形成を容易にする。しかし、作用部11bはベース部11aよりは薄く形成する。ベース部11aと作用部11bを分かつ部分には、支軸13が前記の第1及び第2の方向とは異なる第3の方向に突出するように設けられ、レセプタクル部材2の支持アーム17に形成された軸支凹部18に収納される。また、ベース部11aの両側には、係合突片14が同じく第3の方向に突き出るようにして設けられ、支持アーム17とレセプタクル部材2との隙間部分に保持される。作用部11bの先端には、ケージの係止孔7(図1参照)に係止して光モジュールの挿入をロックする係止突起20が設けられる。
取手12は、例えば、ベース部11aの平面に対して直交するように一体形成され、アクチュエータ11の回動と一緒になって回動される。取手12の頂部には、指で操作しやすくするためのヘッド16が設けられ、側面部には、光コネクタの筐体壁に形成された凸部が係合するコネクタ係合凹部15が設けられている。なお、コネクタ係合凹部15の形成で、取手12の一部に突出部12aを設けて強度を補強する。突出部12aは、レセプタクル部材2側に取手収納部19等を設けることで収めることができる。
レセプタクル部材2とアクチュエータ11とは、図2(C)及び図3(C)に示すように、レセプタクル部材2の前部に取手12が位置するように組み付けられる。アクチュエータ11の支軸13は、レセプタクル部材2の支持アーム17に形成された軸支凹部18に、支持アーム17を弾性的に押し開いて装着され、アクチュエータ11を回動可能に支持する。
係合突片14は、支持アーム17とレセプタクル部材2との隙間部分に挟まれるようにして保持される。そして、定常時は、支持アーム17により係合突片14を弾性的に支持し、レセプタクル部材2の下面に対しアクチュエータ11がほぼ水平な定常位置(安定位置)になるようにしている。また、取手12は、突出部12aが取手収納部19に収まるようにレセプタクル部材2の前面に接し、少なくと二つの開口を備える光コネクタ受納部10の開口を区画する壁部を延長するように位置して保持される。
上述したようにアクチュエータ11は、レセプタクル部材2の前部側から支軸13を支持アーム17を弾性的に押し開いて押しこむだけの操作で組み付けることができ、取手12はアクチュエータ11と一体形成で設けられているため、取手組み付けのための追加の作業はなく、組み立てが簡単となる。また、取手12は、レセプタクル部材の前部側(手前側)に位置するようになるので、光モジュールの前方から操作することが容易で、光モジュールを高密度に配列した場合でも、その着脱を容易に行なうことができる。
図4は、光モジュールの光コネクタ受納部に光コネクタが装着されていない状態で、光モジュールをケージに対して着脱する際の動作を説明する図である。図4(A)は光モジュールがケージ内に挿入されロックされている状態を示す図、図4(B)は光モジュールをケージに着脱するときの状態を示す図である。図中の符号は、図1〜図3で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図4(A)に示すように、光モジュール1がケージ5に挿入され、アクチュエータ11の先端の係止突起20がケージ5の係止孔7に係止してロックされているとする。この場合、アクチュエータ11の支軸13が軸支凹部18に支持され、係合突片14が支持アーム17により保持されて、アクチュエータ11は、レセプタクル部材2の下面に沿ってほぼ平行な安定位置に保たれる。また、取手12は、アクチュエータ11に対してほぼ直交する形態でレセプタクル部材2の前面に平行に接し、安定位置に収められた状態に保たれる。
図4(B)に示すように、光モジュール1をケージ5から取り外す場合、図4(A)の状態から取手12のヘッド16を押し下げ、又は、手前に傾動させることにより、アクチュエータ11は支軸13を支点として回動される。この状態は、アクチュエータ11の係合突片14で支持アーム17の自由端側を弾性的に押し下げることを許容することで得られる。アクチュエータ11が回動することにより、係止突起20はケージ5の係止孔7から脱出しロック状態が解除される。このロック解除の状態で、光モジュール1をケージ5から引き抜くことにより、光モジュール1を容易に取り外すことができる。
また、光モジュール1をケージ5内に挿入するときは、係止突起20がケージ5の挿入口に当たる。このとき、光モジュール1を少し強めに押し込むことにより、係止突起20がケージ5の内壁面に乗り上げ、アクチュエータ11は、係合突片14が支持アーム17を弾性的に押し下げ、支軸13を支点として回動される。取手12は、アクチュエータ11と共に回動されるが、光コネクタが装着されていないので、フリーに回動できる状態となっていて、図4(B)に示すような状態で光モジュール1をケージ5内に挿入することができる。ただし、この状態は、取手12のヘッド16を押し下げるのではなく、係止突起20をケージ5の内壁面に乗り上げさせることにより得られる。
この後、係止突起20が係止孔7の位置に達するまで挿入されたとき、支持アーム17の弾性により係合突片14が押し上げられて元の位置に戻され、アクチュエータ11は、図4(A)の定常状態に戻され、係止突起20が係止孔7に落ち込んで、その係止状態がロックされる。このときのアクチュエータ11の動作は、支持アーム17の弾性によって得られるが、その弾性力が強すぎるとアクチュエータ11の回動が難しくなり、弱すぎると戻りが鈍くなりロック機構が働いたのか否かの検知がし難くなる。
本発明では、支持アーム17の弾性力でアクチュエータ11と取手12が戻るときに、衝撃音を発するようにするのが好ましい。具体的な構成としては、例えば、係止突起20が係止孔7に落ち込んで、取手12が元の位置に戻ったときに、取手12のヘッド16がレセプタクル部材2の上部壁、又は、取手12の側面がレセプタクル部材2の前部壁に当たって衝撃音を発するようにすることで実現することができる。
図5は、光モジュールの光コネクタ受納部10に光コネクタ8が装着された状態で、光モジュールを着脱する場合について説明する図である。図5(A)は光コネクタ受納部にラッチ付きの光コネクタ8が装着されている状態を示す図、図5(B)は光コネクタと取手が部分的に係合する状態を示す部分拡大図、図5(C)は取手を駆動してもアクチュエータを回動できない状態を示す図である。図中の符号は、図1〜図3で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図5(A)及び図5(B)は、光モジュールのレセプタクル部材2に設けられた光コネクタ受納部10に、光コネクタ8を装着し、ラッチ部8aにより装着がラッチされている状態を示している。光コネクタ8の後部には、ブーツ8bにより光ファイバコードが導出され、光コネクタ8の側面には、例えば、係合凸部8cが設けられている。この係合凸部8cは、単一のバー形状で形成された取手12の両側面に形成したコネクタ係合凹部15に係合される。
光コネクタ8の係合凸部8cは、例えば、接続方向の位置決め等に用いられるもので、この係合凸部8cの受け部は、通常は光コネクタ受納部10に形成される。しかし、本発明においては、アクチュエータ11と一体に駆動される取手12の側面に、係合凸部8cの受け部としてコネクタ係合凹部15を形成し、光コネクタ8が装着された状態では、取手12の駆動が阻止されるように構成されている。
図5(C)は、取手12の駆動が阻止される状態を示している。すなわち、光コネクタ8が装着されている状態で、アクチュエータ11を回動させるために取手12を押し下げ又は手前側に引いても、この駆動が光コネクタ8によって阻止される。したがって、アクチュエータ11を図4(B)のように回動させることができず、光コネクタ8を装着したままで、光モジュールを着脱させることが防止され、システムを安全に保つことができる。
図6は、取手をベール形状で形成した例を示す図である。図6(A)は光モジュールのレセプタクル部材にベール形状の取手を組み付けた状態を示す図、図6(B)は光コネクタ受納部に光コネクタが装着されている状態を示す図である。図中、21は取手、21aは連結バー、21bは駆動バー、22はコネクタ係合凹部を示す。その他の符号は、図1〜図3で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
図1〜図5では、取手をアクチュエータの中央部から直立するような単一のバー形状で形成した例で説明したが、図6に示すようなベール形状の取手21としてもよい。この取手21は、連結バー21aの両端に駆動バー21bを有し、駆動バー21bの他端はアクチュエータ11のベース部両端に一体に結合されている。アクチュエータ11の取手以外の構成は、図1〜図5で説明した形状のものと同じものを用いることができ、支軸13及び係合突片14を有している。また、レセプタクル部材2の下面側に支持アーム17を設け、支持アーム17の奥部に設けた軸支凹部18に支軸13を収納し、アクチュエータ11を回動可能に支持している。
取手21の両側の駆動バー21bには、コネクタ係合凹部22が形成されていて、図6(B)に示すように、光コネクタ8の係合凸部8cが挿入されて、光コネクタ受納部10に装着され、ラッチ部8aにより装着がラッチされる。光コネクタ8が装着されていない図6(A)の状態のときは、取手21の連結バー21aを指で摘んで手前側に回動させることにより、図4(B)で説明したようにアクチュエータ11を回動させ、光モジュールをケージに着脱させることができる。
しかし、図6(B)のように、光コネクタ8が装着されている場合は、光コネクタ8の係合凸部8cが駆動バー21bのコネクタ係合凹部22に係合しているため、取手21を回動させることができない。このため、図5(C)で説明したのと同様に、アクチュエータ11を回動させることができず、光モジュールをケージから取り外したり、ケージ内に挿入させることが阻止される。
図1〜図6においては、レセプタクル部材の光コネクタ受納部10に装着される光コネクタ8は、いずれもラッチ部を有する形状のものを用いた例である。ラッチ部を有する光コネクタは、ラッチを解除しない限り取り外すことができないので、上述した取手に力を加えるだけでは、光コネクタが光コネクタ受納部から抜け出すことはない。この結果、取手の駆動が確実に阻止され、光コネクタが装着状態にある限り、光モジュールの着脱は確実に阻止することができる。
しかし、ラッチ部を有しない光コネクタが用いられる場合であっても、本発明の構成を適用することは可能である。図7は、光コネクタがラッチ部を有しない光コネクタ(例えば、MUコネクタ)に対する例を説明する図である。図7(A)は従来のラッチ部を有しない光コネクタが装着される光モジュールの例を示す図、図7(B)は本発明によりアクチュエータを適用する例を示す図である。図中、2’はレセプタクル部材、25は光コネクタ受納部、26は凹部、23は取手、23aは連結バー、23bは駆動バー、24はコネクタ係合凹部を示し、その他の符号は、図1〜図3で用いたのと同じ符号を用いることにより説明を省略する。
例えば、ラッチ部を有しない光コネクタの光コネクタ受納部25は、通常、図7(A)に示すように光コネクタ側に設けた係合凸部が挿通される凹部26が設けられている。この凹部26は、光コネクタの接続方向や接続のガイドとして必要とされるものである。本発明では、ラッチ部を有しない光コネクタを装着するのに必要な光コネクタ受納部の構成の一部を、アクチュエータの取手部側に形成することで、光コネクタとの一体性を高め、ラッチ部を有しない光コネクタを用いる場合でも、適用可能としている。
具体的に、図7(B)に示すように、アクチュエータ11に一体に設けられる取手23を、例えば、図6に示したのと同様なベール形状のもので形成する。取手23は、連結バー23aの両端に駆動バー23bを有し、駆動バー21bの他端は、アクチュエータ11の両端に一体に結合されて構成される。アクチュエータ11のベース部は、図1〜図6で説明した形状のものと同じものを用いることができ、支軸13及び係合突片14を有している。また、レセプタクル部材2の下面側に支持アーム17を設け、支持アーム17の奥部に設けた軸支凹部18に支軸13を収納し、アクチュエータ11を回動可能に支持している。
取手23の連結バー23aには、図7(A)の光コネクタ受納部25の凹部26に相当するコネクタ係合凹部24を設け、光コネクタがこのコネクタ係合凹部24に係合凸部を係合させることで装着ができるようにする。光コネクタ受納部10にラッチ部なしの光コネクタが装着されている場合でも、取手23のコネクタ係合凹部24と光コネクタの係合凸部とが嵌合状態にあるので、取手23の回動が阻止されることとなる。この結果、図4,図5の例と同様に、光コネクタが装着状態にある限り、光モジュールの着脱は確実に阻止することができる。
本発明の概略を説明する図である。 本発明によるアクチュエータを説明するための斜め上方から見た図である。 本発明によるアクチュエータを説明するための斜め下方から見た図である。 光モジュールを着脱する場合について説明する図である。 光コネクタの装着状態で光モジュールを着脱する場合について説明する図である。 取手にベール形状のものを用いる例を示す図である。 ラッチ部を有しない光コネクタを装着する形態について説明する図である。
符号の説明
1…光モジュール、2,2’…レセプタクル部材、3…本体部、4…回路基板、4a…エッジコネクタ、5…ケージ、6…ジャックコネクタ、7…係止孔、8…光コネクタ、8a…ラッチ部、8b…ブーツ、8c…係合凸部、9…光ファイバコード、10…光コネクタ受納部、11…アクチュエータ、11a…ベース部、11b…作用部、12…取手、12a…突出部、13…支軸、14…係合突片、15…コネクタ係合凹部、16…ヘッド、17…支持アーム、18…軸支凹部、19…取手収納部、20…係止突起、21,23…取手、21a,23a…連結バー、21b,23b…駆動バー、22,24…コネクタ係合凹部、25…光コネクタ受納部、26…凹部。

Claims (2)

  1. ホストシステムのケージ内に着脱可能に収納され、光コネクタとの間で光信号を送受し、前記ホストシステムとの間で電気信号を送受する光モジュールであって、
    複数の電子部品を搭載する回路基板を収納する本体部と、該本体部に接続し前記光コネクタを着脱可能に収納する光コネクタ受納部を有するレセプタクル部材と、該レセプタクル部材に回動可能に支持されるアクチュエータとを有し、
    前記アクチュエータは、ベース部と、該ベース部から第1の方向に突出し光コネクタ係合凹部が形成された取手と、前記ベース部に接続し、前記第1の方向とは反対の第2の方向に突出し前記ケージと係合する係止突起を有する作用部と、前記ベース部と前記作用部とを分かち前記第1及び該第2の方向とは異なる第3の方向に突出する支軸とを備え、前記光コネクタが前記光コネクタ受納部に収納された時に、前記光コネクタの係合凸部が前記光コネクタ係合凹部に係合され、前記アクチュエータは前記支軸を中心とした回動が阻止され、
    前記ベース部は、さらに前記第3の方向に突出する係合突片を備え、前記レセプタクル部材は、前記係合突片を収納する弾性変位可能な支持アームを備えており、
    前記光コネクタ受納部は、それぞれ前記光コネクタを受納する少なくとも二つの開口を備え、前記取手は前記二つの開口の壁部を延長するように位置して前記壁部と協動して前記コネクタ受納部を構成していることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記取手は、前記開口を囲むベール形状であることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
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