JP2005300979A - 光モジュールの係止解除機構、光モジュール、および光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法 - Google Patents

光モジュールの係止解除機構、光モジュール、および光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 上下に隣接して配置した場合であっても前方に容易に引き出すことが可能な光モジュール等を提供する。
【解決手段】 光モジュール1は、光通信用の素子を内蔵するケース11を有し、ケース11にはケース11を収容するケージ2の係止穴19にケース11を係止させるロック部17が設けられている。光モジュール1は、係止穴19とロック部17との係止状態を解除させるスライド部材21を含むロック解除機構20と、ケース11の前端面側に回動可能に設けられたレバー22とを有している。スライド部材21は、ケージ2内からケース11を取り出す方向にレバー22が引かれると、係止穴19とロック部17との係止状態を解除させるように構成されている。レバー22は、レバー22の上部に位置する第1の操作部である指掛け部22aと、ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部である、操作部材50の押圧部51とを有している。
【選択図】 図7

Description

本発明は光通信を行う光モジュール等に関する。さらに詳しくは、本発明は、光モジュールのケースを収容するケージに係止させることが可能な光モジュール等に関する。
従来から、光通信を行う光モジュールとして、光ファイバによる通信を行うために光電変換を行う発光素子や受光素子を備えた光トランシーバモジュールが知られている。
このような光トランシーバモジュールには、発光素子や受光素子を含む光ユニットがケース内に内蔵され、基板上に設置されたケージ内に着脱可能に装着されるように構成されているタイプのものがある。ケージ内には基板に接続された電気コネクタが設けられており、光トランシーバモジュールがケージ内に装着されたときに、光トランシーバの接続端子がその電気コネクタに接続されるように構成されている。このように構成された光トランシーバモジュールは、光ファイバとの間で送受する光信号と、基板との間で送受する電気信号とを互いに変換することで光通信を可能にしている。
しかしながら、光トランシーバモジュールの動作中に光トランシーバモジュールがケージ内から引き抜かれた場合には、通信が途中で中断してしまうだけでなく、光トランシーバモジュールを含む通信装置が故障してしまうおそれがある。そのため、光トランシーバモジュールは少なくとも動作中はケージ内に確実に固定されている必要がある。
例えば、近年、各社から提供される光トランシーバに互換性を持たせるために、SFP(Small Form−factor Pluggable)トランシーバのMSA(Multi Source Agreement)と呼ばれる標準規格が業界標準化団体によって設けられ、SFPトランシーバとこれが装着されるケージの形状や寸法が規定されている。このSFPのMSA規格によれば、光トランシーバの底面に突起状のロック部が設けられ、ケージにはそのロック部が係止する係止穴が形成されたばね板部が設けられる。
このため、光トランシーバモジュールがケージ内に装着されたときには、光トランシーバモジュールのロック部がケージの係止穴に係止され、光トランシーバモジュールをケージ内にロックすることができるように構成されている。その一方で、光トランシーバモジュールをケージから取り外す際には、何らかの手段によってロック部をばね板部の係止穴から外してロック解除を行う必要がある。この種の従来の光モジュールとしては、例えば特許文献1に、ロック解除をするための機構を備えた構成が開示されている。
図26は、特許文献1に開示されているタイプの従来の光モジュールを示す断面図である。
図26に示す従来の光モジュールは、ケージ1110に形成された係止孔1110aに係止するロック部1104aを有している、支軸1105を中心としてケース1101に揺動可能に設けられたロック部材1104と、係止孔1110aに係止しているロック部1104aを係止孔1110aから外すようにロック部材1104を動かすことが可能なレバー1103とを備えたロック機構を有している。このロック機構は、ケージ1110内に収容された光モジュールをケージ110内から取り出す方向であるケース1101の前方にレバー1103を引くと、係止孔1110aに係止しているロック部1104aが係止孔1110aから外れるように構成されている。
この光モジュールのロック解除動作を、図27を参照して説明する。
板ばね1106の反発力に抗してレバー1103をケース1101の前方に引き、レバー1103を回動軸1103aを中心に回転させると、レバー1103のカム部1103bがロック部材1104の前方部分を押し下げる。すると、ロック部材1104は支軸1105を中心として揺動し、ロック部1104aが形成されている後方部分が上方に持ち上がり、ロック部1104aがケージ1110の係止孔1110aから外れる。これにより、ロック機構のロックが解除された状態になる。
レバー1103をケース1101の前方に引っ張っている間は、ロック機構のロックが解除された状態が維持されるので、そのままレバー1103をケース1101の前方に引くことで、光モジュールをケージ1110内から取り出すことができる。
米国特許第6,439,918号明細書
近年では、通信装置を初めほとんどの装置が小型化、高密度化されてきている。これに伴って、通信装置内に設けられる光モジュールも小型化、高密度化されてきている。
複数の光モジュールを通信装置内に高密度に実装するには、図28に示すように、複数の光モジュールを装置内に上下左右に互いに隣接して並べる必要がある。なお、図28では光モジュールが2段、3列に配置された装置を例に挙げて示しているが、装置に装着される光モジュールの配置はこれに限られない。
ここで図28に示した構成について説明すると、装置内には、複数のケージ1110が搭載された複数の基板1120が上下に重ねられた状態で配置されている。各ケージ1110の開口は装置のパネル1130に開けられたスロット1130aと位置合わせされており、光モジュールのケース1101はそのスロット1130aを通してケージ1110内に挿入することが可能になっている。
しかしながら、上記のようなレバー1103を備えた光モジュールを特に上下に隣接して配置した場合には、図28(a)に示すように、上段の光トランシーバと下段の光モジュールとの間に指を挿入することができず、上段の光モジュールのレバー1103に指を引っかけてレバー1103を前方に引くことができない、という事態が生じうる。したがって、そのような光モジュールを用いる場合には、上段と下段の光モジュール同士の間に指を挿入することができる程度のスペースを確保するように光モジュールを配置しなければならず、結果として複数の光モジュールを装置内に高密度に実装することができない。
そこで本発明は、上下に隣接して配置した場合であっても前方に容易に引き出すことが可能な光モジュール等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光モジュールの係止解除機構は、光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールと、前記ケースを収容した前記ケージとの係止状態を解除する光モジュールの係止解除機構において、該係止解除機構は、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられたレバーとを有し、前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有していることを特徴とする。
また、本発明の光モジュールは、光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールにおいて、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられたレバーとをさらに有し、前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有していることを特徴とする。
上記本発明の構成によれば、レバーは、レバーの上部に位置する第1の操作部とケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とのいずれかを用いて操作することができる。通常、レバーはレバーの上部に位置する第1の操作部を用いて操作されるが、光モジュールが上下に隣接して配置されている場合にはユーザの指先が第1の操作部に届かないこともある。しかしながら、このような場合であっても、本発明の構成によればケースの前端面の前方に位置する第2の操作部をユーザの指先で操作することが可能なので、ケースの前方から第2の操作部を操作してレバーをケースの前方に回動させ、次にレバーをケースの前方に引くことにより、係止解除部材によって光モジュールとケージとの係止状態を容易に解除させることができる。
このように、本発明は光モジュールが上下に高密度に配置される場合にも適用でき、したがって光モジュールが用いられる通信機器等の小型化等を図ることが可能になる。
さらに、前記ケースの前端面にはケーブルが接続されたコネクタが接続される接続口が設けられており、前記レバーの前記第2の操作部は、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記接続口の前方の領域よりも下側に位置する構成としてもよい。
さらには、前記第2の操作部は前記レバーに取り付けられた操作部材で構成されていてもよく、あるいは、前記第2の操作部は前記レバーの一部で構成されていてもよい。
また、本発明のさらに他の光モジュールは、光通信を行う光モジュールであって、ケースと、前記ケースを収容可能なケージに前記ケースを係止させる係止手段と、前記係止手段の係止状態を解除し、前記ケージから前記ケースを取り出し可能にする係止解除手段とを備え、前記係止解除手段は、前記ケースに回動可能に設けられたレバーと、前記レバーと一体または連結して設けられ、前記ケースの前方に引くことで前記レバーを回動させる第1の操作部と、前記レバーと一体または連結して設けられ、前記ケースの下方に押し下げることで前記レバーを回動させる第2の操作部と、前記レバーの回動に連動して前記係止解除手段を作動させて、前記係止手段の係止状態を解除させる作用部とを有していることを特徴とする。
また、本発明の光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法は、光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールと、該光モジュールを収容した前記ケージとの係止状態を解除する方法であって、前記光モジュールは、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられるレバーとをさらに有しており、前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有しており、前記レバーの前記第1の操作部または前記第2の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップと、前記レバーを前記ケースの前方へ引いて、前記係止解除部材によって前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるステップとを有する。
上記本発明の方法によれば、通常はレバーの上部に位置する第1の操作部を用いてレバーを操作し、光モジュールが上下に隣接して配置されていてユーザの指先が第1の操作部に届かないような場合にはケースの前端面の前方に位置する第2の操作部を用いてレバーを操作することが可能である。したがって、光モジュールが上下に隣接して配置されている場合であっても、光モジュールとケージとの係止状態を容易に解除することができる。
さらに、前記レバーの前記第1の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップは、前記第1の操作部を前記ケースの略前方へ引く動作からなる構成としてもよく、また、前記レバーの前記第2の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップは、前記第2の操作部を前記ケースの略下方へ押す動作からなる構成としてもよい。
以上説明したように、本発明によれば、光モジュールが上下に隣接して配置されている場合であっても光モジュールを前方に容易に引き出すことができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の第1の実施形態に係る光モジュールをケージに対して着脱操作する状態を光モジュールの底面側から示す斜視図であって、図1(a)には光モジュールがケージに装着された状態を示し、図1(b)には光モジュールをケージから取り外した状態を示している。図2は図1に示した光モジュールを示す図であって、図2(a)に側面図、図2(b)に底面図をそれぞれ示している。
図1(a)および図1(b)に示すように、本実施形態の光モジュール1は、例えば通信装置が備えるマザーボード等の基板(不図示)に設けられたケージ2に対して着脱可能に構成されている。そして、光モジュール1は、ケージ2内に平行な姿勢で装着された際に、ケージ2に係止されたロック状態になり、基板側に設けられた電気コネクタ(不図示)に接続される。
光モジュール1は、光通信するための通信手段である各種光学素子が内蔵され、ケージ2に係止される係止部であるロック部17が設けられたケース11を備えている。また、この光モジュール1は、ケース11のロック部17とケージ2とのロック状態を解除するための係止解除機構であるロック解除機構20を備えている。
ケース11内には、図示しないが、発光素子としてLD(レーザダイオード)や、受光素子としてPD(フォトダイオード)や、レンズ等の光学素子を有する光ユニットが設けられている。また、ケース11には、図2(b)に示すように、基板側の電気コネクタに接続される接続端子13が設けられており、ケージ2内に沿って挿入される後端側の底面に、接続端子13を露出させる開口14が形成されている。
ケース11には、図1(a)に示すように、前端面と天面とに跨って、光ファイバケーブルのコネクタ(不図示)が着脱可能に接続される接続口11aが形成されている。
図1および図2(a),(b)に示すように、本実施形態の光モジュール1は、レバー22の上部の指掛け部22aに指を掛けずにレバー22を光モジュール1の前方に倒すことを可能にする操作部材50が設けられている。この操作部材50の構造や機能等に関する詳細は後述する。
図3は、図1等に示したケース11を示す図であって、図3(a)に底面図、図3(b)に側面図、図3(c)に図3(a)におけるA−A断面図をそれぞれ示している。
図3(a)および図3(c)に示すように、ケース11の底面には凹部16が設けられており、この凹部16内の底面上に、ケージ2側に係止される三角柱状のロック部17が突出されて設けられている。このロック部17には、図3(b)に示すように、ケージ2に進入する進入端側に、ケージ2に対してケース11を挿入するに従って凹部16内の底面からの突出量が次第に大きくなるような傾斜面17aが形成されている。
一方、ケージ2には、図1(a)および図1(b)に示すように、ケース11のロック部17が係止される板ばね部18が弾性変位可能に形成されている。この板ばね部18には、ロック部17が挿入される三角状の係止穴19が設けられている。したがって、ケース11は、ケージ2に挿入されるのに従って、ロック部17の傾斜面17aによって、板ばね部18が円滑に弾性変位されて、ケージ2に装着されたときに、ロック部17が係止穴19内に係止される。
ロック解除機構20は、ケース11側のロック部17とケージ2側のばね板部18との係止状態を解除するための係止解除部材としてのスライド部材21と、このスライド部材21を図1中矢印a方向およびb方向に移動操作するためのレバー22と、スライド部材を矢印a,b方向に移動自在に支持するための支軸23とを含んでおり、レバー22には上述した操作部材50(図2参照)が設けられている。
図4は、図2に示したスライド部材21を示す図であって、図4(a)に平面図、図4(b)に側面図、図4(c)に正面図をそれぞれ示している。
スライド部材21は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂材や、弾性を有する金属材等によって形成されている。スライド部材21は、図4(a)〜図4(c)に示すように、レバー22が取り付けられる基端部26と、ケース11に移動自在に支持されるスライド部27と、板ばね部18を弾性変位させるための一組の作動片28とを有している。
基端部26には、図1中の矢印a,bで示した方向であるスライド部材21の移動方向に対して直交し、かつケース11の底面に平行な幅方向(以下、単に幅方向と称する。)に亘ってレバー22を回動自在に支持する支持穴31が設けられている。
スライド部27は、図4(a)および(b)に示すように、基端部26と一体に設けられており、図2(b)に示したように支軸23が矢印a,b方向に移動自在に挿通される長穴状の支軸受け穴32が設けられている。また、支軸23は、支軸受け穴32内に挿通されて、ケース11に設けられた軸穴に両端がそれぞれ支持されている。
また、図2(b)および図3(a)に示すように、ケース11の底面には、スライド部27の移動方向を案内するためのガイド溝33が設けられており、このガイド溝33の対向する両側面に沿ってスライド部27が摺動されることで、ケース11に対する各作動片28の相対位置が位置決めされる。また、このガイド溝33の深さは、スライド部27の厚みとほぼ等しくされており、ケース11の底面からスライド部27が突出されないように構成されている。
2つの作動片28の各々は、図4(a)に示すように、作動片28同士の間にロック部17が進入可能な所定の間隔をあけて、スライド部27に基端側が一体に形成されており、板ばね部18の厚み方向に弾性変位可能に構成されている。各作動片28の先端には、ケース11の凹部16の底面に対向する面上に、板ばね部18を弾性変位させるための略台形状を成す突起34が設けられている。
一方、ケース11には、図3(a)および図3(c)に示すように、凹部16の底面上の、ロック部17を間に挟んで対向する位置に、スライド部材21の各作動片28の突起34が係合される略台形状の凸部35がそれぞれ設けられている。
なお、各作動片28には、例えば板ばね部18を弾性変位させる際の変位量を微調整する等の必要に応じて、板ばね部18に対向する面上に、板ばね部18に当接される突起が設けられてもよく、突起の突出量によって板ばね部18の変位量を微調整することも可能である。
また、スライド部材21の各作動片28の先端側には、ガイド溝33の側面に摺動される一側面に、スライド部材21が矢印b方向に移動されたときに、ケース11側に係合される移動規制部である抜け止め面37(図4(a)および(b)参照)が形成されている。この抜け止め面37は、作動片28の側面にほぼ直交するように形成されている。
これに対し、ケース11には、図3(a)に示すように、ガイド溝33に隣接する位置に、スライド部材21の移動を規制するためのストッパ面38が切り欠かれて形成されている。このストッパ面38は、ガイド溝33の側面に対して鋭角をなして形成されている。したがって、スライド部材21は、ケース11に対して矢印b方向に移動操作された際に、各作動片28の抜け止め面37がストッパ面38に良好に突き当てられることで、移動が規制されてケース11から脱落することが防止されている。
そして、ケース11に移動可能に支持されたスライド部材21は、作動片28の突起34が凸部35に係合されていない状態で、作動片28が凹部16内から突出されることなく、作動片28とばね板部18とが摺接されないように構成されている。
図5は、図4に示したスライド部材にレバーと操作部材を組み合わせた状態を示す斜視図である。図6は、図5に示したスライド部材、レバー、および操作部材を分解した状態で示す分解斜視図である。なお、図5および図6では、スライド部27に設けられた一方の作動片28の一部を破断した状態で示している。
レバー22は、例えばステンレス等の金属材や、PPS等の樹脂材によって形成されており、ユーザが指を掛けて操作するためにレバー22の上部に設けられた第1の操作部としての指掛け部22aと、基端部26の支持穴31に軸支される回動軸22bとを有している。なお、指掛け部22aは、必要に応じて、光モジュール1の例えば伝送距離毎の各仕様別に色分けされていてもよい。
スライド部27に設けられている基端部26は、図6に示すように、例えば支持穴31の中心軸に沿って2分割された構成になっている。そして、それら2つの部材を、支持穴31内にレバー22の回動軸22bを挟み込むようにして互いに接合することで、レバー22の回動軸22bを支持穴31で回動自在に支持することが可能である。
また、操作部材50は、レバー22を前方に倒すためにユーザによって押下げられる第2の操作部としての押圧部51と、ユーザが押圧部51が押し下げたときに生じる回転力をレバー22に与えるレバー支持面52と、レバー22の回動軸22bの両端部を把持するレバー把持部53とを有している。操作部材50は、基端部26に支持さえているレバー22の回動軸22bに対して図示下方からレバー把持部53を填め込むことによって、レバー22に取り付けられる。操作部材50がレバー22に取り付けられたとき、操作部材50の押圧部51は、ケース11の前端面の前方であって、かつケースに形成された接続口11aの前方の領域よりも下側に位置する。
このように構成された光モジュール1について、ロック解除機構20によってケース11とケージ2との係止状態を解除する動作を主に図7〜図10および図11,12を参照して説明する。図7〜図10では1つの光モジュール1を示しており、図11,12では図28(a)に示したように複数の光モジュール1が通信装置等のパネルに上下に高密度に配置されていている状態を示している。
図7に示すように、光モジュール1がケージ2内にケース11が装着されているときには、ロック部17と係止穴19とが係止状態になっており、かつレバー22はケース11の前面側に当接する位置に配置されている。このとき、操作部材50の押圧部51は、ケース11の前面側に突出する位置に配置されている。また、スライド部材21の各作動片28は、突起34が凸部35から離間された位置に移動されており、凹部16の底面とほぼ平行な姿勢にされ、ばね板部18との間に間隙が確保されている。
ケース11とケージ2との係止状態を解除するには、レバー22を図示矢印d方向に回動させてケース11の前面側に倒す必要がある。そのためには、第1に、光モジュール1の上部に位置するレバー22の指掛け部22aに指を掛けてレバー22を矢印d方向(ケース11の略前方)に回動させることができる。
また、図11(a)に示すように光モジュール1が上下に高密度に配置されていてレバー22の上部の指掛け部22aに指を掛けることができないような場合には、図7および図11(b)に示すようにケース11の下部前面側に突出している押圧部51を図示矢印X方向(ケース11の略下方)に押すことによっても、レバー22を矢印d方向に回動させることができる。この場合、押圧部51を図示矢印X方向に押したときにレバー22の回動軸22b回りに生じる回転力が、レバー22の後ろ側を支持するレバー支持面52(図6参照)によってレバー22に与えられることにより、レバー22は矢印d方向に回動させられる。
図8および図12(a)は、レバー22が上記のようにして矢印d方向に回動させられて、ケース11の前面側に突出した状態を示している。ロック解除機構20は、ケース11の前面側に当接するように配置されていたレバー22が上記のように矢印d方向に回動させられることで、レバー22によってスライド部材21を容易に引き出すことが可能な状態になる。
つぎに、図9に示すように、指掛け部22aに指を掛けてレバー22を矢印b方向に引き出し、スライド部材21を矢印b方向に移動させる。スライド部材21が、スライド部27の支軸受け穴32内に通されている支軸23に沿って矢印b方向に移動し、支軸受け穴32の後端面が支軸23に突き当たる位置に配置されたとき、作動片28の突起34が凸部35に当接する。
このとき、作動片28はその基端を支点として弾性変位して撓み、作動片28の端部がケース11の凹部16内からケース11の下方に突出する。これにより、作動片28の端部は板ばね部18を押圧し、板ばね部18をロック部17と係止穴19との係止状態を解除する方向に弾性変位させる。
スライド部材21は、支軸受け穴32の他端面が支軸23に突き当たる位置までスライド部27が移動したときに、作動片28の突起34が凸部35の頂上を乗り越えた頂上近傍で停止し、突起34と凸部35との当接状態が保持されるように構成されている。そのため、支軸受け穴32の他端面が支軸23に突き当たる位置にスライド部27が配置されている限り、板ばね部18は作動片28によって係止穴19とロック部17との係止状態を解除した状態に維持され、ケージ2内からケース11を引き出すことが可能である。
なお、作動片28の突起34が凸部35の頂上近傍に当接した状態では、凹部16内から突出した作動片28の端部の凹部16の底面からの突出量は、凹部16の底面からのロック部17の突出量とほぼ等しくなっている。そのため、板ばね部18を必要最小限で円滑に弾性変形させることで、ロック部17と係止穴19との係止状態を解除することが可能である。
続いて、図10および図12(b)に示すように、レバー22を引いてスライド部材21をさらに矢印b方向に移動させて、ケージ2内からケース11を引き出す。ケージ2内からケース11が引き出され、ロック部17が係止穴19から離間されたとき、板ばね部18は自身の弾性復元力によって平坦な状態に復元する。また、スライド部材21は、矢印b方向に移動されたときに、支軸受け穴32の後端に支軸23が当接するとともに、作動片28の抜け止め面37(図4参照)がケース11のストッパ面38(図3参照)に突き当てられることで、ケース11から脱落することが確実に防止されている。
このロック解除機構20では、スライド部材21は、スライド部27がケース11のガイド溝33(図3参照)の対向する両側面に沿って摺動するようにガイドされて、凸部35に対する突起34の幅方向の相対位置が位置決めされている。また、スライド部材21は、支軸受け穴32が支軸23に沿って移動することができる範囲でのみスライド部27が移動可能な構成になっているので、矢印a,b方向の移動範囲が確実に規制されており、作動片28の突起34と凸部35との移動方向の相対位置が確実に位置決めされている。
したがって、スライド部材21は、矢印a,b方向の移動に伴って、作動片28の突起34と凸部35との当接状態および当接解除状態が円滑に切り替えられ、作動片28によるロック部17と係止穴19との係止状態を解除する動作の信頼性が充分に確保されている。
上述してきたように、本実施形態の光モジュール1は、レバー22によってスライド部材21をケース11から引き出し操作することで、ケース11とケージ2との係止状態を容易かつ確実に解除させ、ケージ2内からケース11を容易に取り外すことができる。さらに、本実施形態の光モジュール1が備えるロック解除機構20によれば、レバー22を光モジュール1に引っ張るという動作だけて、ケージ2とケース11との係止状態を解除する動作と、ケージ2内から光モジュール1を取り出す動作とを連続的に行うことができる。
その一方で、光モジュール1をケージ2内に装着する場合には、ケース11をケージ2内に挿入して矢印a方向に移動させるのに従って、ケース11のロック部17の傾斜面17aがケージ2の板ばね部18を徐々に弾性変位させて押し下げていき、最後にロック部17が係止穴19内に係止されることで、ケース11がケージ2内に完全に装着される。
上述したように、本実施形態の光モジュール1は、スライド部材21を有するロック機構20を備えることによって、ケージ2とケース11との係止状態を解除する際の操作性が向上されており、ケージ2とケース11との係止状態を解除する動作と、ケージ2内から光モジュール1を取り出す動作とを簡単な操作で行うことができる。
加えて、本実施形態の光モジュール1は、レバー22に操作部材50が取り付けられているので、図11および図12に示すように光モジュール1が上下に高密度に配置されていてレバー22の上部の指掛け部22aに指を掛けることができないような場合であっても、ケース11の下部前面側に突出している操作部材50の押圧部51を押すことで、レバー22を矢印d方向に回動させることができる。そのため、本実施形態の光モジュール1は上下に高密度に配置される場合にも適用でき、したがって光モジュール1が用いられる通信機器等の小型化等を図ることが可能になる。
(第2の実施形態)
図13は、本発明の第2の実施形態に係る光モジュールに備えられたスライド部材と、それに組み合わされたレバーとを示す斜視図である。図14は、図13に示したスライド部材およびレバーを分解した状態で示す分解斜視図である。図13および図14では、スライド部27に設けられた一方の作動片28の一部を破断した状態で示している。
本実施形態の光モジュールは、第1の実施形態における操作部材を備えておらず、それに代えて、レバー22の一部によって第2の操作部としての押圧部22cが構成されている。なお、本実施形態の光モジュールのその他の構成は第1の実施形態の光モジュールと同じであり、対応する構成は第1の実施形態の光モジュールと同じ符号を付して説明する。
図13および図14を参照すると、レバー22は、例えばステンレス等の金属材やPPS等の樹脂材によって形成されており、ユーザが指を掛けて操作するためにレバー22の上部に設けられた第1の操作部としての指掛け部22aと、基端部26の支持穴31に軸支される回動軸22bと、レバー22を前方に倒すためにユーザによって押下げられる第2の操作部としての押圧部22cとを有している。なお、指掛け部22aは、必要に応じて、光モジュール1の例えば伝送距離毎の各仕様別に色分けされていてもよい。レバー22がケース11に設けられている状態では、押圧部22cは、ケース11の前端面の前方であって、かつケース11の接続口11aの前方の領域よりも下側に位置する。
スライド部27に設けられている基端部26は、図14に示すように、例えば支持穴31の中心軸に沿って2分割された構成になっている。そして、それら2つの部材を、支持穴31内にレバー22の回動軸22bを挟み込むようにして互いに接合することで、レバー22の回動軸22bを支持穴31で回動自在に支持することが可能である。なお、本実施形態では基端部26の前面側に2つの開口26aが形成されており、レバー22の押圧部22cはこれらの開口26aを通して基端部26の前面側に突出するようになっている。
本実施形態の光モジュール1について、ロック解除機構20によってケース11とケージ2との係止状態を解除する動作を主に図15〜図18および図19,20を参照して説明する。図15〜図18では1つの光モジュール1を示しており、図19,20では図28(a)に示したように複数の光モジュール1が通信装置等のパネルに上下に高密度に配置されていている状態を示している。
図15に示すように、光モジュール1がケージ2内にケース11が装着されているときには、ロック部17と係止穴19とが係止状態になっており、かつレバー22はケース11の前面側に当接する位置に配置されている。このとき、操作部材50の押圧部51は、ケース11の前面側に突出する位置に配置されている。また、スライド部材21の各作動片28は、突起34が凸部35から離間された位置に移動されており、凹部16の底面とほぼ平行な姿勢にされ、ばね板部18との間に間隙が確保されている。
ケース11とケージ2との係止状態を解除するには、レバー22を図示矢印d方向に回動させてケース11の前面側に倒す必要がある。そのためには、第1に、光モジュール1の上部に位置するレバー22の指掛け部22aに指を掛けてレバー22を矢印d方向(ケース11の略前方)に回動させることができる。
また、図19(a)に示すように光モジュール1が上下に高密度に配置されていてレバー22の上部の指掛け部22aに指を掛けることができないような場合には、図19(b)に示すようにケース11の下部前面側に突出している押圧部22cを図示矢印方向(ケース11の略下方)に押すことによっても、レバー22を矢印d方向に回動させることができる。
図16および図20(a)は、レバー22が上記のようにして矢印d方向に回動させられて、ケース11の前面側に突出した状態を示している。ロック解除機構20は、ケース11の前面側に当接するように配置されていたレバー22が上記のように矢印d方向に回動させられることで、レバー22によってスライド部材21を容易に引き出すことが可能な状態になる。
つぎに、図17に示すように、指掛け部22aに指を掛けてレバー22を矢印b方向に引き出し、スライド部材21を矢印b方向に移動させる。スライド部材21が、スライド部27の支軸受け穴32内に通されている支軸23に沿って矢印b方向に移動し、支軸受け穴32の後端面が支軸23に突き当たる位置に配置されたとき、作動片28の突起34が凸部35に当接する。
このとき、作動片28はその基端を支点として弾性変位して撓み、作動片28の端部がケース11の凹部16内からケース11の下方に突出する。これにより、作動片28の端部は板ばね部18を押圧し、板ばね部18をロック部17と係止穴19との係止状態を解除する方向に弾性変位させる。
スライド部材21は、支軸受け穴32の他端面が支軸23に突き当たる位置までスライド部27が移動したときに、作動片28の突起34が凸部35の頂上を乗り越えた頂上近傍で停止し、突起34と凸部35との当接状態が保持されるように構成されている。そのため、支軸受け穴32の他端面が支軸23に突き当たる位置にスライド部27が配置されている限り、板ばね部18は作動片28によって係止穴19とロック部17との係止状態を解除した状態に維持され、ケージ2内からケース11を引き出すことが可能である。
なお、作動片28の突起34が凸部35の頂上近傍に当接した状態では、凹部16内から突出した作動片28の端部の凹部16の底面からの突出量は、凹部16の底面からのロック部17の突出量とほぼ等しくなっている。そのため、板ばね部18を必要最小限で円滑に弾性変形させることで、ロック部17と係止穴19との係止状態を解除することが可能である。
続いて、図18および図20(b)に示すように、レバー22を引いてスライド部材21をさらに矢印b方向に移動させて、ケージ2内からケース11を引き出す。ケージ2内からケース11が引き出され、ロック部17が係止穴19から離間されたとき、板ばね部18は自身の弾性復元力によって平坦な状態に復元する。また、スライド部材21は、矢印b方向に移動されたときに、支軸受け穴32の後端に支軸23が当接するとともに、作動片28の抜け止め面37(図4参照)がケース11のストッパ面38(図3参照)に突き当てられることで、ケース11から脱落することが確実に防止されている。
このように、本実施形態の光モジュール1も、レバー22によってスライド部材21をケース11から引き出し操作することで、ケース11とケージ2との係止状態を容易かつ確実に解除させ、ケージ2内からケース11を容易に取り外すことができる。さらに、本実施形態の光モジュール1が備えるロック解除機構20によれば、レバー22を光モジュール1に引っ張るという動作だけて、ケージ2とケース11との係止状態を解除する動作と、ケージ2内から光モジュール1を取り出す動作とを連続的に行うことができる。
その一方で、光モジュール1をケージ2内に装着する場合には、ケース11をケージ2内に挿入して矢印a方向に移動させるのに従って、ケース11のロック部17の傾斜面17aがケージ2の板ばね部18を徐々に弾性変位させて押し下げていき、最後にロック部17を係止穴19内に係止させることで、ケース11がケージ2内に完全に装着させることができる。
上述したように、本実施形態の光モジュール1も、スライド部材21を有するロック機構20を備えることによって、ケージ2とケース11との係止状態を解除する際の操作性が向上されており、ケージ2とケース11との係止状態を解除する動作と、ケージ2内から光モジュール1を取り出す動作とを簡単な操作で行うことができる。
加えて、本実施形態の光モジュール1は、レバー22自体に押圧部22cが構成されているので、図19および図20に示すように光モジュール1が上下に高密度に配置されていてレバー22の上部の指掛け部22aに指を掛けることができないような場合であっても、ケース11の下部前面側に突出している押圧部22cを押すことで、レバー22を矢印d方向に回動させることができる。そのため、本実施形態の光モジュール1は上下に高密度に配置される場合にも適用でき、したがって光モジュール1が用いられる通信機器等の小型化等を図ることが可能になる。
さらに、本実施形態ではレバー22自体に押圧部22cが構成されているので、第1の実施形態のように操作部材を取り付ける構成に比べて製造コストを低減し、製造工程を簡素化することができる。
(第3の実施形態)
図21は本発明による光モジュールの第3の実施形態を示す図であり、同図(a)はその光モジュールのロック機構を分解した状態で示す斜視図、同図(b)は図(a)に示したケースのA部拡大図である。
図21(a)に示すように、本実施形態の光モジュールが備えるロック機構は、光モジュールを構成するケース101と、ケース101の前部付近に取り付けられるレバー103およびロック部材104とで構成されている。ケース101内には、上述した各実施形態と同様、LD(レーザダイオード)やPD(フォトダイオード)等の発光素子や受光素子を含む光ユニットが内蔵されており、ケース101の後端面には、ケージ110(図23等参照)内にケース101が収容されたときにケージ110内の電気コネクタに接続される接続端子が設けられている。
図21(b)に示すように、ケース101の前部には2つの溝102,106が設けられている。それらのうち、切り欠き溝102にはレバー103の回動軸103aが填め込まれ、溝106にはロック部材104の支軸105が填め込まれるようになっている。これらのレバー103とロック部材104は、最初にレバー103の回動軸103aをケース101の第1の溝である切り欠き溝102内に填め込み、次にケース101とロック部材104との間にレバー103の回動軸3aを挟むようにロック部材4の支軸5をケース1の第2の溝である溝6内に填め込むことで、ケース101に取り付けられる。これにより、レバー103は切り欠き溝102内に支持された回動軸103aを中心として回動し、ロック部材104は溝106内に支持された支軸105を中心として揺動することができるようになっている。
また、ケース101の前部の両側面には係止部としてのレバー止め101bが形成されており、レバー103の両側部分をこのレバー止め101bに係止させることで、レバー103をケース101の所定の位置に固定することができるようになっている。
また、光ファイバケーブルのコネクタが接続される接続口101aがケース1の前端面に開口しており、光ファイバケーブルのコネクタを、この接続口101aを通してケース内に挿入することで、光ファイバケーブルのコネクタ(不図示)を光モジュールに接続するようになっている。なお、レバー103のコネクタから延びるケーブルと干渉する部分は除去されており、接続口101aに光ファイバコネクタを接続したときにケーブルがレバー103の動作の妨げにならないようになっている。
次に、図22を参照して、ロック部材104の詳細な構成について説明する。図22(a)は図21(a)に示したロック部材の上側を示す斜視図であり、図22(b)はそのロック部材の下側を示す斜視図である。
ロック部材104は、ケース101に取り付けられたときに支軸105よりもケース101の前方に位置する前方部104aと、支軸105よりもケース101の後方に位置する後方部104cとを有している。
前方部104aの上面には、支軸105から前方部104aの前端部に向かって高さが高くなるカム面104fが形成されている。また、前方部104aの前端部両側には、レバー103を倒してケース101の前方に突出させたときにレバー103の両側部分が当接する肩部104bが設けられている。
一方、後方部104cの上方には、ロック部材104の上面のほぼ中央部分に一端が固定された付勢手段としてのばね部104eが後方部104cの上面とほぼ平行に延びている。また、後方部104cの下面には、後述するケージ110の係止孔110a(図23参照)に係止する、突部状のロック部4dが設けられている。このロック部104dと係止孔110aとによって、ケース101とケージ110とを互いに係止する係止手段が構成されている。
ロック部材104は支軸105と一体にモールド成形で成形することができる。その材料には、PPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂を用いることができる。あるいは、ロック部材104のばね部104e以外の部分を上記のような樹脂で一体に成形しておき、その成形品にばね部104eを後から取り付ける構成としてもよい。後者の場合には、ばね部104eの材料にそれ以外の部分の材料とは異なるものを用いることが可能であり、例えばばね部104eのみを金属で構成することもできる。
図23は、図21に示した光モジュールのケースをケージ内に挿入した状態を、それらの下方から示す斜視図である。
光モジュールのケース101を収容するケージ110は、その下面に係止孔110aが設けられている。係止孔110aは、ケース101を完全にケージ110内に収容したときにロック部材104のロック部104dが係止孔110a内に係合する位置に配置されている。
ケージ110は基板(不図示)上に設置されており、ケージ110内の後端部にはその基板に接続された電気コネクタ(不図示)が設けられている。この電気コネクタには、ケース101の後端面に設けられたコネクタ(不図示)が、ケース101がケージ110内に完全に収容されたときに接続される。
なお、ケージ110は、例えばステンレス鋼(SUS)等の金属の板を折り曲げて構成することもできる。また、ケース101もステンレス鋼(SUS)等の金属の板を折り曲げて構成することもでき、あるいは、ロック部材104と同様にPPS(ポリフェニレンサルファイド)等の樹脂をモールド成形して構成することもできる。
レバー103は、例えばステンレス等の金属材やPPS等の樹脂材によって形成されており、ユーザが指を掛けて操作するためにレバー103の上部に設けられた第1の操作部としての操作部103bと、ケース101の切り欠き溝106に軸支される回動軸103aと、レバー103を前方に倒すためにユーザによって押下げられる第2の操作部としての押圧部103cとを有している。本実施形態では、押圧部103cは略U字形形状を有しており、その端部はレバー103の回動軸103aの両端部近傍に接続されている。レバー103がケース101に設けられている状態では、押圧部103cは、ケース101の前端面の前方であって、かつケース101の接続口101aの前方の領域よりも下側に位置する。
また、レバー103は、コネクタが接続口101aに接続されているときに光モジュールをケージ110内から取り出す方向に動かすと操作部103bがコネクタに当接して、係止孔110aに係止しているロック部104dを係止孔110aから外す位置まで動かさないように構成されている。これにより、コネクタがケース101の接続口101aに接続されている間は、レバー103を不用意に動作させてロック部104dを係止孔110aから外してしまうことがなくなる。そのため、コネクタが接続されて通信を行っている最中に誤って光モジュールをケージ110から取り外してしまうことを未然に防止することができ、通信を途中で中断させたり、あるいは光モジュールを故障させたりすることを防ぐことができる。
次に、本実施形態の光モジュールのロック機構の各部の動作について、図24および図25を参照して説明する。図24はロック機構がロックしている状態を示す図であり、図25はロック機構のロックが解除している状態を示す図である。なお、図24および図25では、ロック部材104は透視した状態で示している。
図24は、光モジュールのケース101がケージ110内に完全に収容された状態を示している。このとき、ばね部104eは、ケース101の下面に形成された凹溝101cに当接して、ロック部材104のロック部104dをケージ10の係合孔110aに係止させるようにロック部材104の後方部104cを付勢しており、ロック機構がロックした状態になっている。
このようにロック機構がロックしているときには、ロック部材104はケース101に対して水平な姿勢を保っている。また、レバー103の回動軸103aは切り欠き溝102の後端側(第1の位置)に位置しているとともに、ロック部材104の前方部104aに形成されたカム面104fの一番低い位置に位置している。
この状態のときに、レバー103を倒してレバー止め101bによるレバー103の係止を解除すると、図24の一点鎖線に示すように、レバー103は切り欠き溝102の後端側に位置する回動軸103aを中心として回動し、ケース101の前方に突出する。
レバー103は、光モジュールの上部側に位置するレバー103の操作部103bに指を掛けてレバー103をケース101の前方に回動させることで、ケース101の前方に突出させることができる。また、図11(a)や図19(a)を参照して説明したように光モジュールが上下に高密度に配置されていてレバー103の上部側の操作部103bに指を掛けることができないような場合には、ケース101の下部前面側に突出している押圧部103cを下方に押すことによっても、レバー103をケース101の前方に回動させることができる。
なお、レバー103は係止部であるレバー止め101bによる係止が解除されるとケース101の前方に突出する位置に配置される。これにより、レバー103をレバー止め101bから外した後は、レバー103は操作者が光モジュールを引き出すためにレバー103を摘み易い位置に自動的に配置されることとなる。また、操作者が光モジュールを引き出している最中にレバー103を摘んでいた指がレバー103から外れた場合であっても、レバー103はケース101の前方に突出する位置に配置されたままの状態が維持されるので、操作者はレバー103を速やかに摘み直すことが可能である。
図25は、光モジュールのケース101をケージ110内から引き出している状態を示している。
光モジュールのケース101は、上述のようにレバー103を倒してレバー止め101bによるレバー103の係止を解除した後に、レバー103を摘んでケース101の前方(図25の矢印方向)に引っ張ることで、ケージ110内から引き出すことができる。このとき、レバー103の回動軸103aは切り欠き溝102内をその前端部に当接する位置(第2の位置)まで移動する。
レバー103の回動軸103aが切り欠き溝102内の前端部に当接する位置まで移動すると、回動軸103aはロック部材104の前方部104aに形成されたカム面104fを押し下げる。すると、ロック部材104は溝106内の支軸105を中心として揺動し、ばね部104eと後方部104cが上方に持ち上がる。そして、ばね部104eがケース1の下面に形成された凹溝101cに当接して撓むとともに、後方部104cの下面のロック部104dがケージ110の係止孔110aから外れる。これにより、図25に示すようにロック機構のロックが解除された状態になる。
レバー103をケース101の前方に引っ張っている間は、ロック部材104は図25に示すように傾いた状態に保持されたままとなるので、ロック機構のロックは解除され続ける。そのため、その状態からレバー103をケース101の前方にさらに引っ張ることで、光モジュールのケース101をケージ110内から取り出すことができる。
このように、本実施形態のロック機構は、光モジュールのケース101とケージ110との係止状態を解除する係止解除機構としても機能し、ロック部材104は、ケージ110内に収容されたケース101をケージ110内から取り出す方向にレバー103が引かれるとケージ110の係止孔110aとロック部104aとの係止状態を解除させる係止解除部材としての役割も有している。
なお、レバー103をケース101の前方に引っ張るのを止めると、ロック部材104の後方部104cがそれまで撓んでいたばね部104eの復元力によって押し下げられ、ロック部材104は支軸105を中心として上記とは逆の方向に揺動しようとする。このとき、レバー103の回動軸103aは切り欠き溝102内をカム面104fに沿って後方に押し戻され、やがては切り欠き溝102内の後端部に当接する。レバー103の回動軸103aが切り欠き溝102内の後端部に当接すると、ロック部材10は図24に示す元の水平位置に戻る。
本実施形態の第1の実施形態に係る光モジュールをケージに対して着脱操作する状態を光モジュールの底面側から示す斜視図である。 図1に示した光モジュールを示す図である。 図1等に示したケースを示す図である。 図2に示したスライド部材を示す図である。 図4に示したスライド部材にレバーと操作部材を組み合わせた状態を示す斜視図である。 図5に示したスライド部材、レバー、および操作部材を分解した状態で示す分解斜視図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 図1等に示した光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光モジュールに備えられたスライド部材と、それに組み合わされたレバーとを示す斜視図である。 図13に示したスライド部材およびレバーを分解した状態で示す分解斜視図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 第2の実施形態の光モジュールについて、ロック解除機構によってケースとケージとの係止状態を解除する動作を示す図である。 本発明による光モジュールの第3の実施形態を示す図である。 図21に示したロック部材の詳細な構成を示す図である。 図21に示した光モジュールのケースをケージ内に挿入した状態を、それらの下方から示す斜視図である。 第3の実施形態の光モジュールのロック機構の各部の動作について説明する図である。 第3の実施形態の光モジュールのロック機構の各部の動作について説明する図である。 従来の光モジュールを示す断面図である。 図26に示した従来の光モジュールのロック解除動作を説明する図である。 複数の光モジュールを装置内に上下左右に互いに隣接して並べた状態を示す図である。
符号の説明
1 光モジュール
2 ケージ
11 ケース
11a 接続光
13 接続端子
16 凹部
17 ロック部
18 板ばね部
19 係止穴
20 ロック解除機構
21 スライド部材
22 レバー
22a 指掛け部
22b 回動軸
22c 押圧部
23 支軸
26 基端部
27 スライド部
28 作動片
32 支軸受け穴
33 ガイド溝
34 突起
35 凸部
37 抜け止め面
38 ストッパ面
41 レバー規制片
43 係止部
44 係止溝
50 操作部材
51 押圧部
52 レバー支持面
53 レバー把持部
101 ケース
101a 接続口
101b レバー止め
102 切り欠き溝
103 レバー
103a 回動軸
103b 操作部
103c 押圧部
104 ロック部材
104a 前方部
104b 肩部
104c 後方部
104d ロック部
104e ばね部
104f カム面
105 支軸
106 溝
110 ケージ
110a 係止孔

Claims (12)

  1. 光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールと、前記ケースを収容した前記ケージとの係止状態を解除する光モジュールの係止解除機構において、
    該係止解除機構は、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられたレバーとを有し、
    前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、
    前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有していることを特徴とする、光モジュールの係止解除機構。
  2. 前記ケースの前端面にはケーブルが接続されたコネクタが接続される接続口が設けられており、
    前記レバーの前記第2の操作部は、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記接続口の前方の領域よりも下側に位置する、請求項1に記載の光モジュールの係止解除機構。
  3. 前記第2の操作部は前記レバーに取り付けられた操作部材で構成されている、請求項1または2に記載の光モジュールの係止解除機構。
  4. 前記第2の操作部は前記レバーの一部で構成されている、請求項1または2に記載の光モジュールの係止解除機構。
  5. 光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールにおいて、
    前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられたレバーとをさらに有し、
    前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、
    前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有していることを特徴とする光モジュール。
  6. 前記ケースの前端面にはケーブルが接続されたコネクタが接続される接続口が設けられており、
    前記レバーの前記第2の操作部は、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記接続口の前方の領域よりも下側に位置する、請求項5に記載の光モジュール。
  7. 前記第2の操作部は前記レバーに取り付けられた操作部材で構成されている、請求項5または6に記載の光モジュール。
  8. 前記第2の操作部は前記レバーの一部で構成されている、請求項5または6に記載の光モジュール。
  9. 光通信を行う光モジュールであって、
    ケースと、
    前記ケースを収容可能なケージに前記ケースを係止させる係止手段と、
    前記係止手段の係止状態を解除し、前記ケージから前記ケースを取り出し可能にする係止解除手段とを備え、
    前記係止解除手段は、
    前記ケースに回動可能に設けられたレバーと、
    前記レバーと一体または連結して設けられ、前記ケースの前方に引くことで前記レバーを回動させる第1の操作部と、
    前記レバーと一体または連結して設けられ、前記ケースの下方に押し下げることで前記レバーを回動させる第2の操作部と、
    前記レバーが前記ケースの前方に引かれると前記係止手段の係止状態を解除させるように作用する作用部と、
    を有していることを特徴とする光モジュール。
  10. 光通信を行うための素子を内蔵するケースを有し、該ケースには該ケースを収容するケージに前記ケースを係止させる係止部が設けられている光モジュールと、該光モジュールを収容した前記ケージとの係止状態を解除する方法であって、
    前記光モジュールは、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させる係止解除部材と、前記ケースの前端面側に回動可能に設けられるレバーとをさらに有しており、
    前記係止解除部材は、前記ケージ内に収容された前記ケースを前記ケージ内から取り出す方向に前記レバーが引かれると、前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるように構成されており、
    前記レバーは、前記レバーの上部に位置する第1の操作部と、前記レバーが前記ケースの前端面側に設けられたときに前記ケースの前端面の前方に位置する第2の操作部とを有しており、
    前記レバーの前記第1の操作部または前記第2の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップと、
    前記レバーを前記ケースの前方へ引いて、前記係止解除部材によって前記ケージと前記係止部との係止状態を解除させるステップと、
    を有する、光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法。
  11. 前記レバーの前記第1の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップは、前記第1の操作部を前記ケースの略前方へ引く動作からなる、請求項10に記載の光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法。
  12. 前記レバーの前記第2の操作部を操作して前記レバーを前記ケースの前方へ回動させるステップは、前記第2の操作部を前記ケースの略下方へ押す動作からなる、請求項10に記載の光モジュールとケージとの係止状態を解除する方法。
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