JP4941216B2 - 光データリンク - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバ通信に用いられ、ホストシステムのケージに挿脱される光データリンクに関する。
光データリンク(光トランシーバ)は、発光素子と受光素子が搭載され、光コネクタを介して光を送受信するもので、複数の電子部品、電子回路及び回路基板が収納されるリンク本体部と、光コネクタが着脱可能に装着される光レセプタクルと、を備える。光データリンクの構造に関して、例えばSFP(small form factor pluggable)と呼ばれる業界標準に準拠した小型の光データリンクでは、ホストシステムのケージに対して挿脱自在な構造、すなわちプラガブル構造を採用している。
このプラガブル構造では、光データリンクを上記ケージに挿入したときに、ホストシステム側に設けた窪みに、光データリンク側が備える部品(例えば、アクチュエータと呼ばれる部品)に設けた突起を嵌め合わせる(ラッチする)ことで、光データリンクはホストシステムに固定される。また、この光データリンクは、ホストシステム側の窪みと光データリンク側の突起との嵌め合わせ関係を解除する(ラッチ解除する)ことで、ケージから抜去することが可能となる。
ラッチ・ラッチ解除の方式として、ベール(bail)と呼ばれる取手を回転させることで上記突起を上下させてラッチ・ラッチ解除する方式(ベール回転方式)がある(例えば、特許文献1)。この方式では、ラッチ解除した状態でベールを引っ張ることによって、光データリンクをホストシステム側から抜去することができる。光データリンクをホストシステムに装着するときは、例えば、抜去のときの動作と逆の動作によって行う。
なお、特許文献1のようにラッチ・ラッチ解除の方式として上記ベール回転方式を用いる場合、光コネクタを光データリンクに接続した状態でベールを回転させると、当該ベールが光コネクタと干渉するため、光コネクタを光データリンクから一旦取り外してからベールの回転操作を行うことになる。
また、他のラッチ解除の方式として、特許文献2に開示の方式がある。この特許文献2の方式では、光データリンクの正面(前面)に設けられたバーを定常位置から回動させて奥側に押し込むことにより、突起が設けられたアクチュエータを動かし、ホストシステム側の窪み(係合孔)と光データリンク側の突起(係合突起)との嵌め合わせ(係合)関係を解除するようになっている。この方式では、ラッチ解除した状態でバーを引っ張ることによって、光データリンクをホストシステム側から抜去することができる。
米国特許第6,439,918号明細書 米国特許出願公開第2003/198026号明細書
近年では、光伝送装置(ホストシステム)において、伝送容量を増加させる一方で小型化の要求に応えるべく、ホストシステム内への光データリンクの実装密度がますます高くなっている。実際、低背・幅狭な光データリンクを左右のみならず上下に密接して配置する製品も増えている。
しかし、光データリンクを上下に密接して配置した場合に、特許文献1に開示の光データリンクのようにラッチ解除方式としてベール回転方式を採用した場合、上下方向に関して、LCコネクタのラッチレバーに干渉しないようにベールを配置しなければならない。そのため、1つの光データリンク辺り、例えば、LCコネクタ底面を基準にすると約8.7mm(ベール自体の肉厚を加味すると9.1mm)以上の高さが必要となる。この高さに加え、ベール及びLCコネクタの抜去動作を行うためにユーザが上方から手で操作しなければならないので、最低でも指(厚み約10mm)が入るくらいの空間が必要となる。したがって、光データリンクを搭載したホストボードのスロット間隔は20mm以下にすることが難しい。
なお、ベール回転方式の光データリンクを取り外すには、(1)光コネクタを外し、(2)ベールを回転させ、(3)ベールを摘んで光データリンクを引き抜く、というような3アクションからなる手順が必要である。この方式では、たとえ光データリンクの実装ピッチとして、上下方向に関して、上記の約20mmを確保していても、操作中に隣接する光データリンクの光ファイバケーブルに触れやすくなるため、取り外しの際に注意を要する。
また、光データリンクを上下に密接に配置した場合は、上述のように、光データリンクの上部に位置するベールの摘む部分を操作して回転させることができるように、各光データリンクに高さを確保しなければならず、光データリンクの実装密度をさらに大きくすることが困難であった。これに対し、特許文献2の光データリンクのように、光データリンクの上方からの操作を避けて、光データリンクの正面(光コネクタが挿入される光レセプタクルの開口側)から操作できるようにすれば、例えば、ホストボード自体をさらに狭いピッチ(間隔)でネットワーク機器に搭載したりすることができる。
しかし、特許文献2の光データリンクは、その構造が複雑であり組み立てが困難である。また、特許文献2の光データリンクを取り外すには、(1)バーを倒し、(2)バーを押し込み(ラッチ解除)、(3)バーを引っ張る(取り外し)、というような3アクションからなる手順が必要なため、操作性に改善の余地がある。特に、ラッチを解除して光データリンクをケージから抜き去るためには、「押す」動作の後に「引き抜く」動作をしなければならず、操作性に難があった。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、操作性が良く、高密度実装が可能な光データリンクを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光データリンクは、光コネクタが装着される光レセプタクルを有し、ホストシステムのケージに挿脱可能なものであって、光レセプタクルに支持され、ケージに形成された係合孔に係脱する係合突起を有するアクチュエータと、光レセプタクルに装着され、当該光データリンクをケージから抜去する方向に延び出し、係合突起と係合孔との係脱操作を駆動する操作部材と、を備え、その操作部材は、光レセプタクルの両側面に係合摺接する側壁部と、それら側壁部を連結する底壁部を有し、両側壁部に互いに対向するように突出部が形成され、アクチュエータは、操作部材の突出部と摺接するカム面が形成されたカム部を有し、操作部材を光レセプタクルに対して上記抜去する方向に沿って直線的に牽くことにより、突出部がカム面を介してアクチュエータをシーソー運動させ、係合突起と係合孔との係合を解除することを特徴とする。
また、アクチュエータが、係合突起と係合孔との係合を解除するシーソー運動に抗する弾性力を与えるバネ部を有し、そのバネ部により、係合突起を係合孔に向けて付勢するようにするのが好ましい。なお、アクチュエータのカム部のカム面が、操作部材の突出部が係合する凹部を含み、その凹部における係合により、操作部材を所定の位置に保持するのも好ましい。
また、操作部材が、光レセプタクルの両側面に形成されている突起が挿通される長円形の長孔を側壁部に有し、当該操作部材を前記光レセプタクルに対して前記抜去する方向に沿って直線的に牽くことが可能なように、上記突起より長孔が長く形成されているのが好適である。なお、このとき、光レセプタクルの両側面に段差が形成され、その段差に操作部材の側壁部の端部が当接することにより、光レセプタクルの突起を軸とした操作部材の回動運動を抑止するようにするとよい。
また、操作部材が、係脱動作を駆動する動作を行うための取手を有し、その取手は、操作部材の側壁部の光ファイバブーツ端部近傍に、回動可能に取付けられているのが好ましい。また、光データリンクが、操作部材の一部を除く全体がホストシステムに挿入されるものとし、操作部材が、光データリンクが挿入されるホストシステムのベゼルの開口を塞ぐ部材を、ホストシステムから露出する位置に有するようにしてもよい。
本発明によれば、ホストシステムのケージに挿脱可能な光データリンクを引き抜く(取り外す)ために光データリンクの正面から操作可能な操作部材を用いているため、光データリンクの高さ(または1つの光データリンクに必要な高さ)を抑えることができる。したがって、光データリンクの実装密度を高くすることができる。また、光データリンクを引き抜くために必要な動作が、上記正面から操作可能な部材を掴んで光データリンクの抜去方向に沿って直線的に牽く動作のみであるため、操作性が良い。
図1は、本発明の光データリンクの概略及びその使用形態を説明する図である。図2は、図1の光データリンクの前側の部分を拡大して示す図であり、図2(A)は光データリンクに操作部材が取付けられた状態での側面図、図2(B)は操作部材が外された状態での斜視図である。なお、本明細書では、光データリンク1において、光コネクタ3aを受納する光レセプタクル10が形成されている側を前側とし、その反対側を後側とする。また、前後方向に直交する方向のうち図1のY方向を上下方向とする。
図1に示すように、光データリンク1は、例えば、光レセプタクル10の後部にリンク本体部20が繋がった断面矩形の長方形体に形成される。光データリンク1内には、発光素子、受光素子等の光部品、光信号の送受信を行うための増幅素子等の電子部品や、電子回路、及び、これらを実装するための回路基板が備えられる。光データリンク1は、図示しないホストシステムのフロントパネルに設けられたパネル開口から、ホストシステム内に載置されたケージ2内に挿入され、ケージ2の奥部に配された電気コネクタ2aにより電気的に接続される。
光レセプタクル10は、光ファイバケーブル3の端部に設けられた光コネクタ3aにより、光ファイバコード3cと光学的に接続される。このため、光レセプタクル10の前部には、光コネクタ3aが着脱自在に装着される一対の開口(図4参照)が設けられている。光コネクタ3aとして、例えば、光ファイバコード3cの導入部をファイバブーツ3bで保護し、ラッチ部3dで上記光コネクタ受納部への装着が係止されるタイプのもの(例えば、LCコネクタ)が用いられる。
また、光レセプタクル10には、前後方向すなわち光データリンク1の挿脱方向に移動可能に、操作部材40が装着されている。光データリンク1は、光データリンク1の正面側に設けられた操作部材40の摘み(この例では、前側連結部42)をユーザが摘んで操作することにより、ケージ2に挿脱できるようになっている。
また、光レセプタクル10には、図2に示すように、ホストシステムのケージ2の下部(底部)に形成された係合孔2b(図1参照)に係脱する係合突起33aを有するアクチュエータ30が取付けられている。このアクチュエータ30は、操作部材40が前後方向に移動することによってシーソー運動し、後方に形成されている係合突起33aが上下に移動しケージ2の係合孔2bから係脱される。係合突起33aがケージ2に形成された係合孔2bに係合されることにより、光データリンク1はケージ2内に保持される。
リンク本体部20には、光レセプタクル10がその前方に取付けられており、その光レセプタクル10を覆うようにして接地フィンガ20aが設けられる。接地フィンガ20aは光データリンク1をケージ2に挿入した際に、接地電位のケージ2の内面と電気的に接触するとともに、ケージ2に対して1つの放熱経路を確保する。
続いて、本光データリンク1が備える、アクチュエータ30、光レセプタクル10及び操作部材40について説明する。
図3は、図2のアクチュエータ30について説明する図で、図3(A)はアクチュエータ30を上方から見た様子を示す斜視図、図3(B)はアクチュエータ30の側面図である。アクチュエータ30は、本体部31、支点部32、係合部33及びバネ部34を含んで成り、レセプタクル10に支持される。
本体部31は、操作部材40の後述の側壁部に設けられた突出部が上側から摺接するカム部31aを両側に有し、また、これらカム部31aを連結する連結部31bを有する。また、本体部31の連結部31bには、その連結部31bから後方に向かって延び出す後述のバネ部34が一体的に形成されている。
カム部31aのそれぞれの上面には、操作部材40の突出部が接触するカム面31cが形成されており、このカム面31cは、操作部材40の突出部の前後方向への運動をアクチュエータ30のシーソー運動に変換するカム面を構成する。また、カム面31cには、凹部31dが形成されている。当該凹部31dは、上下運動するアクチュエータ30の係合突起33aが最下部に位置するときに、操作部材40の突出部(図5参照)を収納するようになっている。
支点部32は、アクチュエータ30のシーソー運動の支点になる軸32aを有し、この軸32aは、例えば、略半円柱状に形成される。また、軸32aは光レセプタクル10の後述の軸支部に取付けられる。なお、光レセプタクル10の軸支部は、略半円柱状の軸32aに対応した形状に加工されている。軸32aが上記軸支部内部でスムーズに回動することで、アクチュエータ30は軸32aを支点としたシーソー運動を行う。
係合部33の先端(後方)には、図3(B)に示すように、ケージ2の係合孔2bに係合する係合突起33aが形成されている。この係合突起33aの先端(後方)側の側面が傾斜面に、前方側の側面は係合部33本体に対し急峻(本体からほぼ垂直に立ち上がる)な面に形成されている。光データリンク1をケージ2に挿入する際には、この傾斜面によりケージ2のラッチ片(不図示)を跳ね上げつつ(又は跳ね下げつつ)挿入され、一旦挿入された場合には、急峻面とラッチ片内の係合孔2bとが確実に噛み合って容易に解除されない構造、つまり本発明のような挿脱機構を介することが無ければ容易に解除されない機構を、係合突起33aは提供している。
バネ部34は、その上面34aが、本体部31の光レセプタクル10の下面に対向する基準面31eに対して、角度をもって形成される。すなわち、バネ部34は、光レセプタクル10に取付けられていない状態で側方から見たときに、後側に行くにつれ上面34aが基準面31eに対してより高い位置に位置するように形成される。このアクチュエータ30を図4の光レセプタクル10に取付ける場合、バネ部34が撓みながら取付けられる。この撓みに反発する応力は、アクチュエータ30の軸32aを支える光レセプタクル10の軸支部で吸収されるが、軸32aとバネ部34の後端位置がオフセットされているので、その結果、この応力によりアクチュエータ30の前端側を上に押し上げる力、すなわち、前端側を光レセプタクル10に押し付ける力となって作用する。この上方への押し付け力により、アクチュエータ30の基準面31eに形成されている突起31fが光レセプタクル10の下面に点接触する。
連結部31bから後方に延びるバネ部34の後端は支点部32を超え係合部33にまで達している。上記後端には、上方に向かって延び出す水平断面がT字状の突起34bが形成されている。このバネ部34の突起34bは、後述するように、光レセプタクル10の中央隔壁に形成されたポケット部に収まることで、アクチュエータ30の前後方向の移動を規制する。
また、バネ部34は光レセプタクル10に密接して固定されることで、係合突起33aとケージ2の係合孔2bとの係合を解除するようにアクチュエータ30の残余の部分が軸32aを中心にシーソー運動する際に、シーソー運動に抗する弾性力をアクチュエータ30に与える。このバネ部34により、アクチュエータ30の係合突起33aはケージ2の係合孔2bに向けて付勢されている。したがって、操作部材40を操作してアクチュエータ30にシーソー運動を行わせても、操作部材40を解放するとアクチュエータ30はそのバネ部34の有する弾性力により自動的に元の状態(すなわち、凹部31dに操作部材40の突出部を収納した状態)に戻る。
図4は、図1及び図2の光レセプタクル10について説明する図で、図4(A)及び図4(B)はそれぞれ光レセプタクル10を前方/後方から見た様子を示す斜視図である。
光レセプタクル10は、前方から順にレセプタクル部11、搭載部12、接続部13を有する。
レセプタクル部11は、光コネクタ3aを受納する部分であり、前方に送信/受信用の二つの開口(光コネクタ受納部)11a、11bを有し、当該開口に光コネクタ3aが挿入される。レセプタクル部11は、操作部材40が取付けられるボス11c(例えば、略円柱状の突起)をその外側面に有する。操作部材40の後述の側壁部に形成される孔に、このボス11cが挿通されることにより、操作部材40が光レセプタクル10に取付けられる。
また、レセプタクル部11の下面には、アクチュエータ30のシーソー運動の回動軸となる軸32aを支持する軸支部11dが形成され、軸支部11dの内面形状は、アクチュエータ30の軸32aの外面形状をトレースするように加工されている。レセプタクル部11の側面の後方端には、その側面において他より高さが一段高い段差11eが形成される。段差11eに操作部材40の側壁部の後端が突き当たり、操作部材40がボス11cを中心として回動することを防いでいる。
搭載部12は、二つの空間12a,12bを有し、これら空間12a,12bに発光素子、受光素子等の光モジュールが搭載される。空間12a,12bは、一対の側壁12cと中央隔壁12d等により形成される。中央隔壁12dには、その前方端にポケット12eが形成されている。このポケット12eにアクチュエータ30のバネ部34の後端に形成されている突起34bが収まる。この突起34bの断面形状にあわせ、ポケット12eの内面形状は、その深さが前方に向かって次第に浅くなり、レセプタクル部11の底面にスムーズに接続する形状である。
さらに、中央隔壁12dの前方両側のレセプタクル部11の底面が傾斜面12fとなっている。この傾斜面12fにより、光レセプタクル10に取付けられたアクチュエータ30が軸32a周りのシーソー運動をしたときに、アクチュエータ30の係合部33が光レセプタクル10に当たらないようになっている。また、この傾斜面12fによって、アクチュエータ30の光レセプタクル10への取付けを容易にしている。側壁12cの外面には突起12gが形成されており、この突起12gがリンク本体部20の側面の開口に係合することにより、光レセプタクル10はリンク本体部20に取付けられる。
接続部13は、光レセプタクル10に接地フィンガ20aを組み付ける際に使用される。接地フィンガ20aは、図1に示すように、リンク本体部20に光レセプタクル10を組み付けた後においても、両者の隙間から外方に突き出し、光データリンク1がケージ2にセットされる際には、接地電位のケージ2の内面に直接接触して接地される。一方、光データリンク1の内部では、接地フィンガ20aは、光モジュールの外面に接触するため、光モジュールの外皮をケースグラウンドと等電位にさせることが可能となる。
図5は、図1の操作部材40について説明する図で、操作部材40を前方から見た様子を示している。操作部材40は、アクチュエータ30の係合突起33aとケージ2の係合孔2bとの係脱操作を駆動するものである。操作部材40は、光データリンク1の正面側(すなわち、当該光データリンクを前記ケージから抜去する方向)に延び出す側面視L字形の一対の側壁部41を有し、これら側壁部41は、底壁部を構成する前端側連結部42及び後端側連結部43により連結されている。
光コネクタ3aが光データリンク1に装着されていない場合は、オペレータは操作部材40の前端側連結部42を直接手で保持して、操作部材40を前方向に動かすことができる。また、光コネクタ3aが装着されている場合であっても、本光データリンク1においては、操作部材40の前端側連結部42が、光コネクタ3aのファイバブーツ3b近傍に配置されており、ラッチ部付近と比べて上下にスペースがあるので、オペレータは操作部材42を直接手で保持して操作部材40を動かすことができる。また、光コネクタ3aが光データリンク1に装着されているときにオペレータが手で操作部材40を直接操作するのが難しい場合でも、例えば鉤型の先端を有する、光データリンクを引き出すための治具(引っ掛け棒)を前端側連結部42に引っ掛けて、操作部材40を前方向に動かすことができる。
一対の側壁部41はそれぞれ、光レセプタクル10の両側面に係合摺接できるように、すなわち、光レセプタクル10の両側面と係合しつつ当該両側面に接触しながら光レセプタクル10に対して移動できるように構成される。この係合摺接のために、側壁部41には、例えば、光レセプタクル10のボス11cが挿通される長円形(この例では、略楕円形)の挿通孔(長孔)41aが形成されている。この挿通孔41aは、前後方向の長さがボス11cの前後方向の長さより長くなっており、また、上下方向の長さがボス11cの上下方向の長さと略同じである。
そのため、操作部材40は、ボス11cを中心軸として回動運動しない限り、前後方向に移動することができるようになっており、また、前後方向に操作部材40が移動するとき、すなわち、操作部材40が光レセプタクル10に対して移動したとき、相対的に、光レセプタクルのボス11cが操作部材40に対して挿通孔41a内をスライドするように移動する。
また、側壁部41の後端41bは、操作部材40が最も後側にある場合に、光レセプタクル10の段差11eに突き当たる。
また、一対の側壁部41には、互いに対向するように突出部41cが形成されており、この突出部41cは、アクチュエータ30のカム面31cと摺接する。上述のように、アクチュエータ30のカム面31cは、操作部材40の前後方向への運動をアクチュエータ30のシーソー運動に変換するカム面である。そのため、操作部材40が前後方向に運動するときに、アクチュエータ30のカム部31aと操作部材40の突出部41cとの係合によりアクチュエータ30がシーソー運動し、このシーソー運動により、ケージ2の係合孔2bにアクチュエータ30の係合突起33aが挿脱される。
なお、挿通孔41aは、アクチュエータ30の係合突起33aがケージ2の係合孔2bから抜去されるような位置まで、操作部材40を前方向に移動させたときに、挿通孔41aの後端が光レセプタクル10のボス11cに当接するように設けられる。このように挿通孔41aを設けることにより、アクチュエータ30の係合突起33aをケージ2の係合孔2bから抜去する動作に続いて、同じ動作で光データリンク1自体をケージ2から引き抜くことができる。
次に、図6を用いて、本光データリンクをケージから抜去するときの動作について説明する。図6(A)〜図6(C)は光データリンクの前方部分の側面図で、図6(D)〜図6(F)はそれぞれ図6(A)〜図6(C)の部分拡大図である。
図6(A)及び図6(D)において、操作部材40は非動作状態にあって、操作部材40の側壁部41の突出部41cは、アクチュエータ30のカム面31cに形成された凹部31dに納まり係合している。この凹部31dにおける係合により、操作部材40は所定の位置に保持され、アクチュエータの係合突起33aが最も外側に突き出された状態にあって、ケージ2の係合孔2b(図1参照)に納まるようになっている。
この状態から、操作部材40を、前端側連結部42を前方に牽いていくと、操作部材40の側壁部41の突出部41cは、アクチュエータ30のカム面31c上を移動する。そして、前方に動いていく突出部41cが接触するカム面31cにより、アクチュエータ30がシーソー運動し、アクチュエータ30の本体部31が外方に押し出され、係合突起33aが光レセプタクル10側に引き寄せられる。また、このとき、光レセプタクル10のボス11cが相対的に操作部材40の挿通孔41aに沿ってスライドする。その結果、図6(B)及び図6(E)に示すような状態になる。この状態になると、係合突起33aとケージ2の係合孔2bとの係合状態が解除されている。
さらに、操作部材40を前方に牽いていくと、図6(C)及び図6(F)に示すように、光レセプタクル10のボス11cが、操作部材40の挿通孔41aの後端部と当接(係合)する。この状態では、図6(B)及び図6(E)の状態と同様に、係合突起33aとケージ2の係合孔2bとの係合状態が解除されているので、操作部材40をさらに前方に牽くと光レセプタクル10のボス11cと操作部材40の挿通孔41aとの係合により、光データリンク1をケージ2から引き出すことができる。
このように操作部材40が前方向へ移動したときに、アクチュエータ30はそれに合わせて一連の動作を行うが、この動作中、そのバネ部34は、突起34b(図3参照)が光レセプタクル10に固定された状態で変形されており、この変形に対する応力がアクチュエータ30に加えられており、アクチュエータ30は、光レセプタクル10方向に付勢されている。したがって、操作部材40が開放されれば、バネ部34の弾性力により、図6(C)〜図6(F)の状態から、図6(A)の位置を自動的に回復し、アクチュエータ30の凹部31dに操作部材40の突出部41cが係合する。
また、図6(A)及び図6(D)の状態すなわち非動作状態にあるときは、光レセプタクル10の段差11eと、操作部材40の側壁部41の後端部分41bとが当接しているため、操作部材40が光レセプタクル10のボス11cを中心にして回動するような方向に力が加わっても、操作部材40は回動することはない。
なお、非動作状態において、光レセプタクル10のボス11cが、操作部材40の挿通孔41a内において最も前側に位置するようになっている。
図7及び図8を用いて、操作部材の他の例を説明する。図7は、他の例の操作部材を説明する斜視図であり、図7(A)は上方から操作部材の様子を示しており、図7(B)は後述のベールを取り外されている状態の操作部材を示している。図8は、図7の操作部材が光データリンクに取付けられた時の様子を説明する図で、図8(A)は、ベールを折り畳んだ状態の光データリンクを示しており、図8(B)は、ベールが図8(A)の状態から前側に向かって回動された状態のものを示している。なお、前例の操作部材40と同様な構成については、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
本例の操作部材50の側壁部51は、図7(A)に示すように、前例の操作部材40の側壁部41に比べ長くなっており、前側連結部42と後側連結部43と同様な前側連結部52と後側連結部53との間に、一対の側壁部51を連結する底壁部である連結部54,55をさらに有する。また、この操作部材50は、取付けられた箇所を軸に回動する取手(ベール)56を有し、図7(B)に示すように、側壁部51にはベール56が取付けられる取付け部51aが形成されている。
操作部材50において、ベール56は、通常には、図8(A)に示すように、折り返して畳まれた状態となっている。このベール56の摘み部56aを把持して回動させて、操作部材50を図8(B)のように伸ばせば、そのままベール56を前側に牽くことにより、光データリンク1'を引き抜くことが可能となる。図8(B)に示すように、引き抜き時のベール56の摘み部56aは、光ファイバコード3cの付近に配置されており、上下に大きなスペースがあるので、光データリンク1'は、光コネクタ(LCコネクタ)3aを装着していた場合でも治具無しで容易に取り外すことができる。
また、操作部材を単純に光軸方向に長くすることで、上述のように、光データリンク1'を容易に取り外すことができるようになるが、そのときの光ファイバケーブル3は、常に、曲げ半径が小さい状態で光ファイバコード部分から下に垂れ下がるので、性能が低下する恐れがある。一方、操作部材50は、図8(A)に示すように、ベール56を折り畳むことができる構造であって、折り畳んだ状態のベール56で光ファイバケーブル3のファイバブーツ3bを保持する構造を有している。そして、ベール56を折り畳んだ状態の操作部材50の長さは、光ファイバケーブル3が、ベール56が保持するファイバブーツ部分から緩やかに(曲げ半径を確保して)垂れ下がって行くような長さになっている。そのため、本光モジュール1'においては、光ファイバケーブル3のファイバ性能が低下することがない。
また、ベール56が光ファイバケーブル4のファイバブーツ3b部分を保持しているので、垂れ下がった部分に誤って引っ張り荷重が加わったときに、コネクタ部分に働く荷重を操作部材50で支えることができる。
さらに他の例の操作部材について、図9及び図10を用いて説明する。図9(A)は、他の例の操作部材の斜視図であり、図9(B)は、その操作部材が取付けられた光データリンクの斜視図である。図10(A)は、図5の操作部材を備える光データリンクのホスト装置への取付け状態を示す図であり、図10(B)は、図9(A)の操作部材を備える光データリンクのホスト装置への取付け状態を示す図である。なお、前例の操作部材40,50と同様な構成については、同一の参照番号を付してその説明を省略する。
本例の操作部材60は、端的に言えば、図9(A)及び図9(B)に示すように、図8(A)の例の操作部材50からベール56を取り外した操作部材本体部に、後述のベゼルの開口を塞ぐ導電性の部材である小型ベゼル61が取付けられてなる。ただし、操作部材60の側壁部51'は、操作部材50の側壁部51に比べて、長手方向の長さが短く形成されている。
小型ベゼル61は、光ファイバコード3cが挿通する開口61aを有し、この小型ベゼル61を牽くことにより操作部材60が牽かれるように、操作部材60の側壁部51の光ファイバブーツ端部近傍に設けられる取付け部51a'に取付けられている。操作部材60の取付け部51a'は、操作部材50の取付け部51aに比べて、長手方向の長さが長く形成されている。つまり、小型ベゼル61の長手方向のストロークには遊びが設けてある。ストロークに遊びを設ける理由については、後述する。また、図示は省略するが、小型ベゼル61は、小型ベゼル61をホスト装置に固定するための固定ネジを有している。なお、小型ベゼル61の大きさや形状、固定ネジの位置は、光データリンク1''を高密度で実装するために、その実装形態に応じて変えることができる。
ホスト装置(例えば、ネットワーク装置)のフロントパネル4及びベゼル5は、図10(A)に示すように、光データリンク(例えば、図5の操作部材を備える光データリンク)の光レセプタクル10の前面近傍に配置される。この場合、そのフロントパネル4及びベゼル5には、光データリンク1が挿入される開口部(図示省略)が形成され、その開口部の大きさは、約10.4×15.3mmである。この開口部から光レセプタクル10がホスト装置外部に露出しており、この露出した部分を介して、光データリンクはノイズの影響を受ける恐れがある。EMIやESDに対する要求が厳しい長距離・高速対応の光データリンクとするには、光データリンクにおけるノイズを一層抑制するための対策を講じることが好ましい。
そこで、本例の操作部材60を有する光データリンク1''の場合は、図10(B)に示すように、フロントパネル4及びベゼル5を、光レセプタクル10から大きく離れた前方の位置に配置し、光データリンク1''の操作部材60の一部を除く略全体が、ネットワーク装置内に配置されるようになっている。そして、光データリンク1''は、フロントパネル4及びベゼル5より奥まったところでケージ2と係合する配置にしている。また、フロントパネル4及びベゼル5には、光データリンク1''の本体と操作部材60とが挿入できるような開口部が形成されているが、小型ベゼル61をネットワーク装置のベゼル5に取付けると、開口部の見かけの大きさは直径5mm(開口61aの直径)で済む。このような構成により、本光データリンク1''はEMIに対して有利に働く。
操作部材60を用いる場合は、まず小型ベゼル61付き操作部材60を装着した光データリンク1''に光ファイバケーブル3を挿入し、ファイバ挿入孔(開口61a、図9参照)にファイバコード3cを収納する。
次に、ネットワーク装置のフロントパネル4及びベゼル5に設けられたスロット(上記開口部)に小型ベゼル61付き光データリンク1''を差し込む。そして、光ファイバケーブル3のファイバブーツ3bを持って、ケージ2へのラッチが終わるまで押し込む。ファイバブーツ3bを把持していた分、小型ベゼル61とフロントパネルとの間に隙間が残るので、ラッチした後、小型ベゼル61を、取付け部51a’に沿ってスライドさせて更に押し込み、フロントパネルと接触させる。そして、小型ベゼル61が有する固定ネジ61bをフロントパネル4に取付けてセットが終了する。
光データリンク1''を取り外す際は、まず、小型ベゼル61の固定ネジ61bを外して、光データリンク1''をフロントパネル4から取り出し可能な状態となるようにする。
次に、小型ベゼル61を掴んで引っ張る。この引っ張り動作により、操作部材60が動かされ、その結果、光データリンク1''とケージ2とのラッチ解除が行われる。そして、引っ張り続けることにより、そのまま光データリンク1''を引き抜くことができる。
上述のように、光データリンク1''において本例の操作部材60を用いる場合、小型ベゼル61の長手方向のストロークに遊びを設けておき(すなわち、小型ベゼル61のスライド距離を長くしておき)、光データリンク1''をホスト装置とラッチさせた後に、小型ベゼルを光データリンク本体側へスライドさせてフロントパネルに接触させ固定するようにしている。このようにすることで、ホスト装置側の筐体に対するホストボードの取付け精度とフロントパネルの取付け精度などのバラつき要因により、光データリンクのアクチュエータの係合突起がケージの係合孔にラッチしたときに、小型ベゼルとフロントパネルの配置関係が適切な位置よりも長すぎたり、短すぎたりして取付けが不完全になることがない。また、そのため、筐体部品とフロントパネル、ホストボードの位置決め寸法精度を高くする必要がないので、コストを削減することができる。更に、ホスト装置の組立て精度も高くする必要がなく、高コストな冶具を用いた組立て等が必要ないため、安価で製造することができる。
以上のように、本発明によれば、1つの光データリンクの周囲に確保する必要がある高さを抑えることができる。特に、図5または図7の操作部材を用いた場合、LCラッチレバーの高さ(LCコネクタ底面を基準にすると約8.7mm)以下にすることができる。
さらに、従来の光データリンク(例えば、特許文献1のもの)では、光データリンクを取り外す際に、あらかじめ光コネクタを抜去しておく必要があったが、光データリンクを高密度に上下に実装している場合、光コネクタの抜去が難しかった。しかし、本光データリンクでは、取り外す際などにLCコネクタをあらかじめ抜去する必要が無いため、光データリンクの着脱のための動作が容易である。また、LCコネクタを抜去する必要がないため、ホストボードのスロット間隔を狭ピッチ(例えば、約10mm程度)にできる。
また、特許文献1の光データリンクでは、高密度実装された状態で取り外す際に、隣接する光データリンクのベールを誤って触れ、ケージとのラッチが解除されてしまう(=通信断)というトラブルが懸念される。しかし、本光データリンクにおいては、当該光データリンクを外すために用いられる操作部材の摘み部は、LCコネクタのブーツ付近に配置されており、このブーツ付近は、光コネクタのラッチ部付近と比べて上下にスペースがあるので、本光データリンクは誤操作されるというトラブルを回避することができる。更に、アクチュエータのバネ機構により、操作部材の突出部が容易に動かない構造になっているため、意図的に操作部材を引っ張らないと解除できないので、本光データリンクは誤操作されることがない。
また、特許文献1や特許文献2に開示の光データリンクでは、ケージから当該リンクを取り外すには、複数ステップからなる操作をする必要があった。それに対し、本光データリンクの取り外しに必要な動作は、操作部材を掴んで引き抜くだけなので、非常に容易であり、引っ掛け棒のような治具の場合でも操作性が良い。また、本光データリンクに用いられる光レセプタクルは、従来のベール構造の光データリンクと共用できるため、安価に製造することができる。
なお、特許文献2の光データリンクでは、光データリンクをホストシステムのケージから取り外した際に再度光データリンクをケージに挿入する場合等において、倒したバーを元の位置に戻すなどの操作が必要であった。また、その操作を行っても、当該操作による動作とアクチュエータとが連動していないため、アクチュエータ(の係合突起)が中途半端な位置にとどまる可能性があった。それに対し、本光データリンクでは、アクチュエータの係合突起をケージの係合孔の方向に向かわせようとする力が常に働くように、アクチュエータにバネ部が一体に形成されていたりするので、操作部材から手を離せば上記係合突起は上記係合孔に自動的に係合するなどしてアクチュエータが中途半端な位置にとどまることがない。
なお、以上の説明では、アクチュエータを光レセプタクル方向に付勢するバネ部がアクチュエータと一体的に形成されていたが、アクチュエータとは別部品としてもよい。
また、光コネクタとしてLCコネクタを用い、LCコネクタ用の光レセプタクルを用いるものとして説明したが、SCまたはMUコネクタを用い、SCまたはMUコネクタ用の光レセプタクルを用いた光データリンクにも本発明は適用できる。さらに、上記のような2心の光データリンクのみならず、例えば、1心構造のBi-Directional光データリンクにも適用できる。
本発明の光データリンクの概略及びその使用形態を説明する図である。 図1の光データリンクの前側の部分を拡大して示す図である。 図2のアクチュエータ30について説明する図である。 図1及び図2の光レセプタクル10について説明する図である。 図1の操作部材40について説明する図である。 本光データリンクをケージから抜去するときの動作について説明する図である。 他の例の操作部材を説明する斜視図である。 図7の操作部材が光データリンクに取付けられた時の様子を説明する図である。 さらに他の例の操作部材について説明する図である。 さらに他の例の操作部材について説明する図である。
符号の説明
1,1',1''…光データリンク、2…ケージ、2a…電気コネクタ、2b…係合孔、3…光ファイバケーブル、3a…光コネクタ、3b…ファイバブーツ、3c…光ファイバコード、3d…ラッチ部、4…フロントパネル、5…ベゼル、10…光レセプタクル、11…レセプタクル部、11a,11b…開口、11c…ボス、11d…軸支部、11e…段差、12…搭載部、12a,12b…空間、12c…側壁、12d…中央隔壁、12e…ポケット、12f…傾斜面、12g…突起、13…接続部、20…リンク本体部、20a…接地フィンガ、30…アクチュエータ、31…本体部、31a…カム部、31b…連結部、31c…カム面、31d…凹部、31e…基準面、31f…突起、32…支点部、32a…軸、33…係合部、33a…係合突起、34…バネ部、34a…上面、34b…突起、40,50,60…操作部材、41,51…側壁部、41a…挿通孔、41b…後端、41c…突出部、42,52…前端側連結部、43,53…後端側連結部、51a…取付け部、54,55…連結部材、56…ベール、61…小型ベゼル、61a…開口、61b…固定ネジ。

Claims (7)

  1. 光コネクタが装着される光レセプタクルを有し、ホストシステムのケージに挿脱可能な光データリンクであって、
    前記光レセプタクルに支持され、前記ケージに形成された係合孔に係脱する係合突起を有するアクチュエータと、
    前記光レセプタクルに装着され、当該光データリンクを前記ケージから抜去する方向に延び出し、前記係合突起と前記係合孔との係脱操作を駆動する操作部材と、を備え、
    該操作部材は、前記光レセプタクルの両側面に係合摺接する側壁部と、該側壁部を連結する底壁部を有し、前記壁部に互いに対向するように突出部が形成され、
    前記アクチュエータは、前記操作部材の前記突出部と摺接するカム面が形成されたカム部を有し、
    前記操作部材を前記光レセプタクルに対して前記抜去する方向に沿って直線的に牽くことにより、前記突出部が前記カム面を介して前記アクチュエータをシーソー運動させ、前記係合突起と前記係合孔との係合を解除することを特徴とする光データリンク。
  2. 前記アクチュエータは、前記係合突起と前記係合孔との係合を解除する前記シーソー運動に抗する弾性力を与えるバネ部を有し、
    該バネ部により、前記係合突起を前記係合孔に向けて付勢するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光データリンク。
  3. 前記アクチュエータの前記カム部の前記カム面は、前記操作部材の前記突出部が係合する凹部を含み、
    該凹部における係合により、前記操作部材を所定の位置に保持することを特徴とする請求項1または2に記載の光データリンク。
  4. 前記操作部材は、前記光レセプタクルの両側面に形成されている突起が挿通される長円形の長孔を前記側壁部に有し、当該操作部材を前記光レセプタクルに対して前記抜去する方向に沿って直線的に牽くことが可能なように、前記抜去する方向に関し、前記突起より前記長孔が長く形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光データリンク。
  5. 前記光レセプタクルの両側面に段差が形成され、
    該段差に前記操作部材の前記側壁部の端部が当接することにより、前記光レセプタクルの前記突起を軸とした前記操作部材の回動運動を抑止することを特徴とする請求項4に記載の光データリンク。
  6. 前記操作部材は、前記係脱動作を駆動する動作を行うための取手を有し、該取手は、前記操作部材の前記側壁部の光ファイバブーツ端部近傍に、回動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光データリンク。
  7. 前記光データリンクは、前記操作部材の一部を除く全体が前記ホストシステムに挿入されるものであり、前記操作部材は、当該光データリンクが挿入される前記ホストシステムのフロントパネルの開口を塞ぐ部材を、前記ホストシステムから露出する位置に有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の光データリンク。
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