JP4288723B2 - カラーフィルタの製造方法及び製造装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に使用される大型カラーフィルタの製造方法に関わり、さらに詳細には各種製法にて形成したカラーフィルタ層を転写法によりガラス基板上に形成するカラーフィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、液晶表示装置のカラー化には、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の光の三原色を、ガラス基板上にストライプ状やマトリックス状に配列したカラーフィルタが用いられてきた。このカラーフィルタの製造方法は、例えば、所定の分光特性を有する染料で染色してカラーフィルタとするもので、この工程を赤(R)、緑(G)、青(B)の色数を繰り返し形成するものであった。
しかし、このような染色によるカラーフィルタは、可染性の樹脂膜のパターン化工程と染色工程が別工程であり、染色後に防染処理も必要ということで、工程が煩瑣となり、自動化しにくいという欠点があった。
【0003】
これに対して、近年になって、フィルタ層となる樹脂自体に顔料等の色素を混入分散し、また、その樹脂自体に感光性をもたせて、カラーフィルタの作成工程を簡略化することが行われてきた。この方法では、色素を混合分散した感光性樹脂をガラス等の透明基板に均一厚に塗布し、露光装置にてパターン露光し、光が照射された部分と非照射部分とで溶媒に対する溶解性に差異をもたせ、次いで、現像による選択的溶解にて、所望パターン状のカラーフィルタを形成するものである。
この方法によれば、染色による方法に比べて工程が簡便であり、自動化した生産ラインでカラーフィルタを作成できる利点がある。しかし、この方法も、ガラス基板上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の所定色数を繰り返し形成することに変わりはなく、工程が煩瑣である。
【0004】
上記した煩瑣な工程から脱却すべく、カラーフィルタに用いるガラス基板とほぼ同じ値の熱膨張係数を有する金属薄板を転写基材とした転写シートを用いて、製造工程の簡略化を計ったカラーフィルタの製造方法が提案されている。
この方法によれば、得られるカラーフィルタの表面は高度に平滑であり、また、赤(R)、緑(G)、青(B)等の所定色数を繰り返し形成する工程は、ガラス基板に対してではなく、転写基材に対して別途行われる。それ故に、ガラス基板のカラーフィルタ製造ラインとは別工程で、煩瑣なカラーフィルタの製造工程を行うことができ、生産効率上好ましいと言える。
【0005】
しかし、近年、液晶表示装置の進歩に伴い、液晶表示装置は、例えば、対角5インチのサイズから、8インチ、10インチ、12インチ、14インチへと、より大きなサイズのものが次第に実用されるようになってきた。
これまで、このような液晶表示装置を効率よく生産するために、これらのサイズの液晶表示装置を一枚のガラス基板に多面付けして製造する方法がとられてきた。例えば、対角8インチの液晶表示装置の製造は、約300×400mm大のガラス基板に4面付けして、また、対角10インチの液晶表示装置の製造は、約400×500mm大のガラス基板に4面付けして、また、対角12インチの液晶表示装置の製造は、約550×650mm大のガラス基板に6面付けして、すなわち、液晶表示装置を製造するガラス基板の大きさは、対角インチのサイズの大型化に伴い、次第に大型化してきたものである。
【0006】
このように液晶表示装置を製造するガラス基板の大型化に伴い、上記の転写シートを用いて、製造工程の簡略化を計ったカラーフィルタの製造方法においても、上記金属薄板の転写基材上へカラーフィルタ層を形成する装置、例えば、塗布装置、露光装置、現像装置などが大型化し、カラーフィルタを製造する際に精度を保つことが困難なものとなってきた。
特に、ガラス基板の定められた位置に転写シートを精度良く貼り合わせることが一段と困難なものとなり、このため、カラーフィルタの歩留りの低下、装置の高額化などによって、生産効率が悪化するものとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、転写シート上に形成されたカラーフィルタ層を、ガラス基板上に転写してカラーフィルタを製造する方法において、ガラス基板が大型化してもカラーフィルタを精度よく製造し、且つ、大型ガラス基板によるカラーフィルタ製造の生産効率を悪化させないカラーフィルタの製造方法を提供すること、及びカラーフィルタの製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の発明は、転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを複数枚、光硬化型接着剤層を介してガラス基板の定められた複数の位置に精度良く貼り合わせ、光硬化型接着剤層を光硬化後に転写基材を剥離し、カラーフィルタ層及び遮光層などをガラス基板に転写して製造するカラーフィルタの製造方法において、該ガラス基板の定められた位置に転写シートを貼り合わせる際に、該ガラス基板に該転写シートをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、該ガラス基板に該転写シートを接近させて精度良く貼り合わせることを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
【0009】
また、本発明の第二の発明は、転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを用い、ガラス基板上に転写法によりカラーフィルタを製造する、
(1)ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する塗布機、
(2)上記光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決め仮貼り機、
(3)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板を押圧する押圧機、
(4)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光機、
(5)上記光照射されたガラス基板から、転写基材を剥離する剥離機、
を具備するカラーフィルタの製造装置において、
前記位置決め仮貼り機が、
(1)ガラス基板を下方に保持するガラス基板保持部、
(2)転写シートを保持してX、Y、Z、θ方向に位置を合わせる転写シート保持部、
(3)該転写シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ位置合わせ駆動部、及びX、Y位置合わせ駆動部、
(4)上記ガラス基板保持部の上方に設けられた、転写シートの位置を検出するCCDカメラ、
(5)上記ガラス基板保持部の上方に設けられた転写シートを仮留めするためのスポットUV照射機、
を具備することを特徴とするカラーフィルタの製造装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明によるカラーフィルタの製造方法及び製造装置を、その一実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明によるカラーフィルタの一実施例を示す断面図である。図1において、カラーフィルタ(1)は、ガラス基板(4)とガラス基板上の光硬化型接着剤層(10)、遮光層(12)、カラーフィルタ層(11)などで構成されている。そして、カラーフィルタ層(11)は、画素状になっており図1に示すように、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色のものである。
【0012】
図2(イ)〜(ト)は、本発明によるカラーフィルタの製造工程をその断面で示す説明図である。そして、図2は、カラーフィルタ(1)の一部分を拡大して示したものである。
図2(イ)は、ガラス基板(4)上に光硬化型接着剤層(10)が形成された状態のものである。また、図2(ロ)は、転写基材(13)上に、既に剥離層(14)、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などが形成された転写シート(16)示している。
【0013】
先ず、この転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(10)が形成されたガラス基板(4)を、図2(ハ)に示すように、位置を合わせて仮貼りを行う。
次に、図2(ニ)に示すように、上下から押圧(40)し、転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(10)が形成されたガラス基板(4)を、光硬化型接着剤層(10)を介して密着させる。
【0014】
続いて、図2(ホ)に示すように、光照射(60)を行い、光硬化型接着剤層(10)を硬化させる。次に、図2(ヘ)に示すように、転写基材(13)及び剥離層(14)を剥離し、図2(ト)に示すように、カラーフィルタ(1)を得るものである。
このように、本発明によるカラーフィルタの製造方法は、転写シート上に形成されたカラーフィルター層をガラス基板上に転写してカラーフィルタを製造する方法において、例えば、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素の形成は、略対角12インチ大の転写シート上にフォトリソグラフィ法などの方法により形成し、その後に、例えば、対角12インチ大のカラーフィルター層の画素が6面付けされる略550×650mm大の大型ガラス基板上に、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が形成された略対角12インチ大の転写シートを6面貼り付けるものである。
【0015】
そして、本発明によるカラーフィルタの製造方法は、ガラス基板の定められた位置に転写シートを貼り合わせる際に、ガラス基板に転写シートをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、ガラス基板に転写シートを接近させて精度良く貼り合わせ、その後に、転写し、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面付けされた大型ガラス基板のカラーフィルタを製造する方法であるが、精度良く貼り合わせ、生産効率よく製造することを特徴とするカラーフィルタの製造方法である。
【0016】
次に、図3(イ)〜(ハ)は、転写シート(16)をガラス基板(4)に、複数枚貼り合わせカラーフィルタ(1)を製造する多面付けの状態を示す説明図である。図3(イ)は、例えば、略対角12インチ大の転写シート(16)であり、図3(イ)にて、21は位置合わせマーク、斜線部(22)はカラーフィルタ層(11)の画素の領域を示している。
【0017】
予め、転写基材(13)上に、剥離層(14)、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを形成した転写シート(16)を、図3(ロ)に示すように、例えば、略550×650mm大のガラス基板(4)上に、位置を合わせて仮貼り、押圧を行い、続いて、図2(ホ)に示すように、光照射(60)を行い、光硬化型接着剤層(10)を硬化させる。
【0018】
次に、図2(ヘ)に示すように、転写基材(13)及び剥離層(14)を剥離し、図3(ハ)に示すように、略550×650mm大のガラス基板上に、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面形成されたカラーフィルタ(1)を得るものである。
【0019】
すなわち、前記のように、例えば、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面付けされる略550×650mm大の大型ガラス基板上に、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が形成された略対角12インチ大の転写シートを、ガラス基板に転写シートをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、ガラス基板に転写シートを接近させて精度良く6面貼り合わせ、その後に、転写し、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面付けされた大型ガラス基板のカラーフィルタを、精度良く、且つ、生産効率よく製造するものである。
【0020】
このような製造方法であるので、転写基材(13)の塗布装置、露光装置、現像装置などが大型化せず、カラーフィルタを製造する際、特に貼り合わせの際に精度を保つことが容易なものとなり、このため、カラーフィルタの歩留りの低下を防ぎ、また、装置の高額化などを回避し、カラーフィルタを製造する生産効率を悪化させない製造方法となる。
【0021】
本発明において用いるガラス基板(4)は、十分な強度、平坦性、耐熱性、光透過性などを有するものが好ましい。例えば、通常カラーフィルタ基板として用いられている透明な無アルカリガラスで、熱膨張係数の小さなガラスが好ましいものである。そして、その厚みは0.6〜1.1mm程度のものである。
【0022】
本発明においては、光硬化型接着剤層(10)が形成されたガラス基板(4)に、転写シート(16)を貼り合わせ、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを転写するものであるが、また、本発明におけるカラーフィルタの製造方法は、表示装置の基板として、例えば、素子や液晶などを駆動させる配線や画素電極が形成されたガラス基板に転写シート(16)を貼り合わせ、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを転写することも可能である。
【0023】
このように、配線や画素電極が形成されたガラス基板に転写シート(16)を貼り合わせ、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを転写する方法によれば、カラーフィルタ層とガラス基板との間に配線や画素電極が位置するカラーフィルタが得られることになる。
【0024】
また、例えば、TFT駆動の液晶表示装置において、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上にカラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを転写すると、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上に、液晶表示装置におけるカラーフィルタの機能をもたせた液晶表示装置となるものである。
【0025】
本発明において用いる転写基材(13)は、金属薄板または金属箔で、厚みは0.15mm以下、望ましくは0.06〜0.09mmであり、熱膨張係数がガラス基板と略等しい金属が好ましい。
例えば、熱膨張係数が40×10-7/℃程度のガラス基板である際には、用いる転写基材の金属薄板としては、42合金(ニッケル42重量%、残部鉄)、アンバー(ニッケル36重量%、マンガン微量、残部鉄)などの熱膨張係数が10〜40×10-7/℃程度のものが好ましい。
鉄・ニッケル合金は、空気中で錆にくく、保存性が良い点でも適している。
【0026】
剥離層(14)は、有機溶剤に耐性のある高分子膜で、転写基材の表面平滑化の効果、及び、転写に際してガラス基板と転写基材との密着を保つための弾性を与えるものである。そのため、層の厚みとしては10〜100μm程度のものが好ましく、また、柔軟性を有することが好ましいが、他方、剥離層としての本来の特性からすると、表面が不活性で硬度の高いことが望ましい。
【0027】
具体的には、有機溶剤に耐性のある水溶性樹脂としてカゼイン、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロースなどが、また、弾性を与える樹脂としてポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂などがあげられるが、これらの樹脂に限定されるものではない。
また、剥離性を向上させるため、シリコーン系、ふっ素系の界面活性剤を添加してもよく、転写基材は剥離層と一体化して初めて本来の機能が発現するものである。
【0028】
カラーフィルタ層(11)は、染色法、顔料分散法、印刷法などで形成されるものである。
染色法は可染性樹脂、例えば、ゼラチン、グリュー、カゼインなどに重クロム酸塩を添加して感光性をもたせ、露出・現像によるパターン形成後、アニオン系染料で染色・防染を行うものである。また、アミド基、アミノ基などのカチオン基を有する感光性をもたせた可染性の合成樹脂を用いてカラーフィルタ層を形成することもできる。
【0029】
顔料分散法は、予め所望の顔料を分散した感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法によりカラーフィルタ層を形成するものである。
また、印刷法は平版オフセット、或いは、凹版オフセット法を用いてカラーフィルタ層を形成するものである。
【0030】
図4は、転写法によりカラーフィルタを製造するカラーフィルタの製造装置の概要を説明する全体側面図である。図4に示すように、カラーフィルタの製造装置は、ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する塗布機(120)、光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決め仮貼り機(130)、転写シートが仮貼りされたガラス基板を押圧する押圧機(140)、転写シートが仮貼りされたガラス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光機(150)、光照射されたガラス基板から、転写基材を剥離する剥離機(160)などで構成されているものである。
【0031】
本装置の塗布機(120)を用いて、ガラス基板(4)上に光硬化型接着剤層(10)を形成し、また、位置決め仮貼り機(130)を用いて、予め、剥離層(14)、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを形成した転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(10)を形成したガラス基板(4)を、位置を合わせて仮貼りを行い、また、押圧機(140)を用いて、転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(10)を形成したガラス基板(4)を、光硬化型接着剤層(10)を介して密着させ、また、露光機(150)を用いて、光照射(60)を行い、光硬化型接着剤層(10)を硬化させ、また、剥離機(160)を用いて、転写基材(13)及び剥離層(14)を剥離し、カラーフィルタ(1)を製造するものである。
【0032】
塗布機(120)は、図5(イ)、(ロ)に示すように、胴表面の円周方向に、ブランケット部(124)と切欠部(123)とに略二分割された着肉胴(127)、着肉胴のブランケット部に光硬化型接着剤を転移供給する、着肉ローラ(125)、呼出しローラ(126)、接着剤槽(221)などで構成される着肉部(320)、着肉胴の上方に設けられた押さえ胴(122)、着肉胴と押さえ胴の前方に設けられた、ガラス基板(129)と転写シート(128)を識別する識別センサー(121)などで構成されているものである。
【0033】
この塗布機(120)は、転写シート(128)及びガラス基板(129)を交互に通過させるものであり、図5(イ)に示すように、押さえ胴(122)と着肉胴(127)との間に、着肉胴(127)の切欠部(123)があるときに、転写シート(128)を通過させるようになっている。
また、図5(ロ)に示すように、押さえ胴(122)と着肉胴(127)との間に、着肉胴(127)のブランケット部(124)があるときに、ガラス基板(129)を通過させるようになっている。
【0034】
そして、この通過時にガラス基板(129)上に、着肉部(320)の着肉ローラ(125)からブランケット部(124)に転移供給された光硬化型接着剤が塗布・形成されるものである。
この転写シート(128)とガラス基板(129)の識別は、着肉胴と押さえ胴の前方に設けられた識別センサー(121)により行われる。従って、ガラス基板(129)上には光硬化型接着剤層が塗布・形成され、転写シート(128)上には光硬化型接着剤層が塗布・形成されずに、次の、位置決め仮貼り機(130)へと搬送される。
図5(イ)、(ロ)において、矢印は着肉胴(127)及び押さえ胴(122)の回転方向を、また、220は光硬化型接着剤を示している。
【0035】
本発明による位置決め仮貼り機(130)は、図6に示すように、ガラス基板を下方に保持するガラス基板保持部(133)、転写シート(138)を保持してX、Y、Z、θ方向に位置を合わせる転写シート保持部(134)、転写シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)、及びX、Y位置合わせ駆動部(136)、ガラス基板保持部の上方に設けられた、転写シートの位置を検出するCCDカメラ(131)、ガラス基板保持部の上方に設けられた転写シートを仮留めるためのスポットUV照射機(132)などで構成されているものである。
【0036】
塗布機(120)から搬送されたガラス基板(139)は、ガラス基板保持部(133)の下方に保持され、ガラス基板(139)の下方側に光硬化型接着剤層が塗布・形成されている。ガラス基板に続いて塗布機(120)から搬送された転写シート(138)は、転写シート保持部(134)上に保持される。
この転写シート保持部(134)は、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)、及びX、Y位置合わせ駆動部(136)により、転写シート(138)を保持した状態で、ガラス基板(139)に対するX、Y、θ位置を合わせながらZ方向上方に移動接近させる動作を繰り返しながら、ガラス基板(139)に対し転写シート(138)を精度良く仮貼りするものである。
【0037】
この際、転写シート(138)の位置を検出するためにCCDカメラ(131)を用いており、CCDカメラ(131)は転写シート(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、ガラス基板(139)に対する転写シート(138)の位置を決めるものである。
先ず、第一位置合わせは、CCDカメラ(131)により転写シート(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、X、Y位置合わせ駆動部(136)を駆動してガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を合わせる。
そして、第一距離合わせを行う。第一距離合わせは、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(139)表面と転写シート(138)表面の距離が約100μmになるように転写シート(138)をZ方向上方に移動接近させるものである。
【0038】
続いて、第二位置合わせを行う。第二位置合わせは、CCDカメラ(131)により転写シート(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を第一位置合わせより精度良く合わせる。
そして、第二距離合わせを行う。第二距離合わせは、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(139)表面と転写シート(138)表面の距離が約10μmになるように転写シート(138)をZ方向上方に移動接近させるものである。
【0039】
続いて、第三位置合わせを行う。第三位置合わせは、CCDカメラ(131)により転写シート(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を第二位置合わせより精度良く合わせる。
そして、第三距離合わせを行う。第三距離合わせは、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(139)表面と転写シート(138)表面の距離が約3μmになるように転写シート(138)をZ方向上方に移動接近させるものである。
【0040】
この際、第四位置合わせも同時に行い、ガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を第三位置合わせより精度良く合わせる。これはガラス基板(139)と転写シート(138)が貼り合わせられる直前の接するばかりの状態であるが、柔軟性のある接着剤の存在により可能となるものである。
このような状態において、圧着し、スポットUV照射機(132)を用い、転写シート(138)のカラーフィルタ層(11)画素外の周辺部の位置にスポット状のUV照射を行い、転写シート(138)の仮留めを行う。
【0041】
このような位置決め仮貼り操作は、所望の複数枚、例えば、略550×650mm大のガラス基板(139)に、略対角12インチ大の転写シートを6枚行うものである。
このようにして、例えば、略550×650mm大のガラス基板(139)に、略対角12インチ大の転写シートを精度よく位置決め仮貼りを行うことにより、略550×650mmのような大きなサイズのガラス基板でカラーフィルタを製造しても、精度よく、且つ、生産効率よく製造することができるものとなる。
【0042】
押圧機(140)は、図7に示すように、転写シート(148)が貼り合わせられたガラス基板(149)を押圧する上下一対の押圧胴(144)、(145)、上下一対の押圧胴の間を、転写シートが貼り合わせられたガラス基板を挟持して搬送する上下一対の長巻状プラスチックフィルム(240)、(241)、上下一対の長巻状プラスチックフィルムの巻き出し部(141)、(146)、及び、巻き取り部(143)、(147)などで構成されているものである。
【0043】
押圧機(140)は、位置決め仮貼り機(130)から搬送された転写シート(148)が仮留めされたガラス基板(149)を、上下一対の長巻状プラスチックフィルム(240)、(241)に挟持した状態で上下一対の押圧胴(144)、(145)により押圧し、転写シート(148)とガラス基板(149)を密着するものである。
【0044】
剥離機(160)は、図8に示すように、転写シート(168)が貼り合わせられたガラス基板(169)を搬入する搬入ロール(162)、転写シートが貼り合わせられたガラス基板を押圧した後に、転写基材を剥離するに際し、転写シートが貼り合わせられたガラス基板を押える、上下一対の押さえロール(161)で構成される、ガラス基板押さえロール部(360)、ガラス基板押さえロール部の下方に設けられた、転写基材(166)を剥離するための高圧スプレイ(163)、高圧スプレイの下方に設けられた、転写基材を回収するコンベア(164)、及び回収箱(165)で構成される転写基材回収部(360)、転写基材が剥離されたカラーフィルタを搬出する搬出ロール(167)などで構成されているものである。
【0045】
剥離機(160)は、押圧機(140)から搬送された転写シート(168)が密着されたガラス基板(169)を、搬入ロール(162)によりガラス基板押さえロール部(360)に送り込む。
ガラス基板押さえロール部(360)において、ガラス基板押さえロール部の下方に設けられた高圧スプレイ(163)からのアルカリ液などを吹き込むことにより、転写基材(166)を剥離するものである。
【0046】
剥離した転写基材(166)は、回収するコンベア(164)により回収箱(165)に回収される。この際、高圧スプレイ(163)によるアルカリ液などの吹き込みにより、ガラス基板(169)上にはみ出した余分な光硬化型接着剤層も除去されるものである。
【0047】
【実施例】
以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
<実施例1>
(剥離層の作製)
剥離層用塗工液は、デスモヘン651(バイエル社製)とデスモジュールN−75(バイエル社製)を重量比1.2:1で混合し、フッ素系界面活性剤フロラードFC−170(住友スリーエム社製)を添加して調製した。
厚さ約0.11mm、大きさ略対角12インチの42合金(ニッケル42重量%、残部鉄)板上に、剥離層用塗工液をリバースコータにて厚さ約90μmに形成し剥離層を得た。
【0048】
(転写シートの作製)
上記剥離層を形成した転写基板(42合金板)を重クロム酸塩ゼラチン液に浸漬し、感光性ゼラチン層を転写基板上に形成した。
UV露光によるパターン露光・現像・乾燥後、赤色酸性染料で染色し、1重量%タンニン酸水溶液及び0.5重量%吐酒石水溶液にそれぞれ70℃・5分間、60℃・5分間浸漬後、110℃・5分間乾燥し赤色カラーフィルタ層を得た。同様にして緑色、青色、黒色を所定の位置にパターン露光・現像・乾燥してカラーフィルタ層と遮光層を形成した。
このようにして、大きさ略対角12インチの転写基板上にカラーフィルタ層と遮光層を形成した転写シートを得た。
【0049】
(光硬化型接着剤層の作製)
光硬化型接着剤は、ブチルメタクリレート2重量部、アクリルモノマーM−300(東亞合成化学工業(株)製)8重量部、光重合開始剤「イルガギュアー907」(チバガイギー社製)0.2重量部を混合して調製した。
約550×650mm大のガラス基板(米国コーニング社製1737)にロールコーターを用い、上記光硬化型接着剤を約3μm塗布し、ガラス基板上に光硬化型接着剤層を設けた。
【0050】
(カラーフィルタの作製)
上記カラーフィルタ層と遮光層を形成した転写シートを6枚、上記光硬化型接着剤層を設けたガラス基板の所定の位置にそれぞれ貼り合わせ、スポットUV照射により各転写シート周辺部の光硬化型接着剤層の一部を硬化させ、6枚の転写シートを仮貼りした。
【0051】
6枚の転写シートを仮貼りしたガラス基板を2枚のプラスチックフィルムではさみ上下一対のロールで加圧した。次に、UV光を100mJ/cm2 照射し光硬化型接着剤層を硬化させた。
続いて、ガラス基板と転写シートとの間に、高圧スプレーでアルカリ溶液を吹き込み転写基板を剥離しカラーフィルタを得た。
【0052】
得られた約550×650mm大のカラーフィルタは、表示面になるカラーフィルタ表面は平滑であり、6面付けされた大きさ略対角12インチのカラーフィルタの各々の位置は精度の良いものであった。
【0053】
<実施例2>
(剥離層の作製)
剥離層用塗工液は、12重量%ポリビニルピロリドン水溶液を用いた。
厚さ約0.08mm、大きさ略対角12インチの42合金(ニッケル42重量%、残部鉄)板上に、ディップコータにて剥離層用塗工を厚さ約15μmに形成し剥離層を得た。
【0054】
(転写シートの作製)
上記剥離層を形成した転写基板(42合金板)上に赤色アクリル系顔料分散感光材をリバースコータで塗布した。
UV露光によるパターン露光・現像後、110℃・5分間乾燥し赤色カラーフィルタ層を得た。同様にして緑色、青色、黒色を所定の位置にパターン露光・現像・乾燥してカラーフィルタ層と遮光層を形成した。
このようにして、大きさ略対角12インチの転写基板上にカラーフィルタ層と遮光層を形成した転写シートを得た。
【0055】
使用したアクリル系顔料分散材の組成は以下の処方による。
A;顔料10重量部
顔料はカラーインデックス(C.I)ナンバーで示す。
赤色:C.I.赤色顔料177及びC.I.黄色顔料139
緑色:C.I.緑色顔料36及びC.I.黄色顔料139
青色:C.I.青色顔料15
黒色:C.I.黒色顔料7
B;以下の組成からなるアニオン性アクリル共重合体10重量部
メチルメタクリレート 2重量部
メタクリル酸 1重量部
ヒドロキシメタクリレート 2重量部
ブチルメタクリレート 2重量部
シクロヘキシルアクリレート 3重量部
C;多官能アクリルモノマー 10重量部
アロニックスM−300(東亞合成化学工業(株)製)
D;光重合開始剤 0.5重量部
イルガギュアー907
E;有機溶剤 120重量部
【0056】
(光硬化型接着剤層の作製)
光硬化型接着剤は、ブチルメタクリレート3重量部、アロニックスM−305(東亞合成化学工業(株)製)2重量部、アロニックスM−400(東亞合成化学工業(株)製)5重量部、光重合開始剤イルガギュアー907(チバガイギー社製)0.2重量部を混合して調製した。
約550×650mm大のガラス基板(米国コーニング社製1737)にロールコーターを用い、上記光硬化型接着剤を約3μm塗布し、ガラス基板上に光硬化型接着剤層を設けた。
【0057】
(カラーフィルタの作製)
上記カラーフィルタ層と遮光層を形成した転写シートを6枚、上記光硬化型接着剤層を設けたガラス基板の所定の位置にそれぞれ貼り合わせ、スポットUV照射により各転写シート周辺部の光硬化型接着剤層の一部を硬化させ、6枚の転写シートを仮貼りした。
【0058】
6枚の転写シートを仮貼りしたガラス基板を2枚のプラスチックフィルムではさみ上下一対のロールで加圧した。次に、UV光を100mJ/cm2 照射し光硬化型接着剤層を硬化させた。
続いて、ガラス基板と転写シートとの間に、高圧スプレーでアルカリ溶液を吹き込み転写基板を剥離しカラーフィルタを得た。
【0059】
得られた約550×650mm大のカラーフィルタは、表示面になるカラーフィルタ表面は平滑であり、6面付けされた大きさ略対角12インチのカラーフィルタの各々の位置は精度の良いものであった。
【0060】
【発明の効果】
本発明は、転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを複数枚、光硬化型接着剤層を介してガラス基板の定められた複数の位置に精度良く貼り合わせ、光硬化型接着剤層を光硬化後に転写基材を剥離し、カラーフィルタ層及び遮光層などをガラス基板に転写してカラーフィルタを製造する際に、ガラス基板の定められた位置に転写シートを貼り合わせるとき、該ガラス基板に該転写シートをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、該ガラス基板に該転写シートを接近させて精度良く貼り合わせてカラーフィルタを製造するので、ガラス基板が大型化してもカラーフィルタを精度よく製造し、且つ、大型ガラス基板によるカラーフィルタ製造の生産効率を悪化させないカラーフィルタの製造方法となる。
【0061】
また、本発明は、ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する塗布機、光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決め仮貼り機、転写シートが仮貼りされたガラス基板を押圧する押圧機、転写シートが仮貼りされたガラス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光機、光照射されたガラス基板から、転写基材を剥離する剥離機、を具備するカラーフィルタの製造装置において、
上記位置決め仮貼り機が、ガラス基板を下方に保持するガラス基板保持部、転写シートを保持してX、Y、Z、θ方向に位置を合わせる転写シート保持部、該転写シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ位置合わせ駆動部、及びX、Y位置合わせ駆動部、該ガラス基板保持部の上方に設けられた、転写シートの位置を検出するCCDカメラ、該ガラス基板保持部の上方に設けられた転写シートを仮留めするためのスポットUV照射機、を具備するカラーフィルタの製造装置であるので、ガラス基板が大型化してもカラーフィルタを精度よく製造し、且つ、大型ガラス基板によるカラーフィルタ製造の生産効率を悪化させないカラーフィルタの製造装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラーフィルタの一実施例を示す断面図である。
【図2】(イ)〜(ト)は、本発明によるカラーフィルタの製造工程をその断面で示す説明図である。
【図3】(イ)〜(ハ)は、カラーフィルタを製造する多面付けの状態を示す説明図である。
【図4】転写法によるカラーフィルタの製造装置の概要を説明する全体側面図である。
【図5】(イ)、(ロ)は、塗布機である。
【図6】本発明による位置決め仮貼り機である。
【図7】押圧機である。
【図8】剥離機である。
【符号の説明】
1…カラーフィルタ
4、129、139、149、169…ガラス基板
10…光硬化型接着剤層
11…カラーフィルタ層
12…遮光層
13、166…転写基材
14…剥離層
16、128、138、148、168…転写シート
21…位置合わせマーク
22…画素の領域
40…押圧
60…光照射
120…塗布機
121…識別センサー
122…押さえ胴
123…切欠部
124…ブランケット部
125…着肉ローラ
126…呼出しローラ
127…着肉胴
320…着肉部
130…位置決め仮貼り機
131…CCDカメラ
132…スポットUV照射機
133…ガラス基板保持部
134…転写シート保持部
135…X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部
136…X、Y位置合わせ駆動部
140…押圧機
141、146…巻き出し部
143、147…巻き取り部
144、145…押圧胴
240、241…長巻状プラスチックフィルム
150…露光機
151…光源
152…露光台
160…剥離機
161…押さえロール
162…搬入ロール
163…高圧スプレイ
164…コンベア
165…回収箱
167…搬出ロール
360…ガラス基板押さえロール部
R…赤色カラーフィルタ層
G…緑色カラーフィルタ層
B…青色カラーフィルタ層

Claims (2)

  1. 転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを複数枚、光硬化型接着剤層を介してガラス基板の定められた複数の位置に精度良く貼り合わせ、光硬化型接着剤層を光硬化後に転写基材を剥離し、カラーフィルタ層及び遮光層などをガラス基板に転写して製造するカラーフィルタの製造方法において、少なくとも、
    (1)ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する工程と、
    (2)上記光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の定められた位置に、CCDカメラと、転写シート上に予め設けられた位置あわせマークを用いて、転写シートを仮貼りする位置決め仮貼りする工程と、
    (3)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板を押圧する工程と、
    (4)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光工程と、
    (5)上記光照射されたガラス基板から、転写基材を剥離する工程と、を含み、
    前記(2)上記光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決め仮貼りする工程が、
    上記ガラス基板と上記転写シートのX、Y、θ方向の位置合わせを行いつつ、上記ガラス基板表面と、上記転写シート表面の距離を約100μmとなるように、上記転写シートをZ方向に移動する第一距離合わせをし、
    次に上記ガラス基板と上記転写シートのX、Y、θ方向の位置合わせを上記第一距離合わせより精度よく行いつつ、上記ガラス基板表面と、上記転写シート表面の距離を約10μmとなるように、上記転写シートをZ方向に移動する第二距離合わせをし、
    次に上記ガラス基板と上記転写シートのX、Y、θ方向の位置合わせを上記第二距離合わせより精度よく行いつつ、上記ガラス基板表面と、上記転写シート表面の距離を約3μmとなるように、上記転写シートをZ方向に移動する第三距離合わせをし、
    次に上記ガラス基板と上記転写シートのX、Y、θ方向の位置合わせを上記第三距離合わせより精度よく行いつつ、上記ガラス基板表面と、上記転写シート表面の距離を接触する直前となるように、上記転写シートをZ方向に移動する第距離合わせをし、
    次に、上記ガラス基板と上記転写シートを圧着し、スポットUV照射機を用い、転写シートのカラーフィルタ層画素外の周辺部の位置にスポット状のUV照射を行う工程、
    であることを特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 前記転写シートの基材は厚みが0.06〜0.09mmで、熱膨張係数が前記ガラス基板とほぼ等しい金属薄板又は金属箔であることを特徴とする請求項1に記載のカラーフィルタの製造方法。
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