JP2000056121A - カラーフィルタの製造方法及び製造装置 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法及び製造装置

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JP2000056121A
JP2000056121A JP22077398A JP22077398A JP2000056121A JP 2000056121 A JP2000056121 A JP 2000056121A JP 22077398 A JP22077398 A JP 22077398A JP 22077398 A JP22077398 A JP 22077398A JP 2000056121 A JP2000056121 A JP 2000056121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス基板4に転写法でカラーフィルタ1を製
造する際に、ガラス基板が大型化しても精度よく、且つ
生産効率を悪化させないカラーフィルタの製造方法及び
製造装置を提供すること。 【解決手段】転写シート16を接着剤層10を介してガ
ラス基板4に精度良く貼り合わせる際に、ガラス基板に
転写シートをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせなが
ら、ガラス基板に転写シートを接近させて精度良く貼り
合わせ、転写基材13を剥離しカラーフィルタ1を製造
する。位置決め仮貼り機130が、ガラス基板保持部1
33、転写シート保持部134、X、Y、Z、θ位置合
わせ駆動部135、X、Y位置合わせ駆動部136、C
CDカメラ131、スポットUV照射機132を具備す
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に使
用される大型カラーフィルタの製造方法に関わり、さら
に詳細には各種製法にて形成したカラーフィルタ層を転
写法によりガラス基板上に形成するカラーフィルタの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶表示装置のカラー化に
は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の光の三原
色を、ガラス基板上にストライプ状やマトリックス状に
配列したカラーフィルタが用いられてきた。このカラー
フィルタの製造方法は、例えば、所定の分光特性を有す
る染料で染色してカラーフィルタとするもので、この工
程を赤(R)、緑(G)、青(B)の色数を繰り返し形
成するものであった。しかし、このような染色によるカ
ラーフィルタは、可染性の樹脂膜のパターン化工程と染
色工程が別工程であり、染色後に防染処理も必要という
ことで、工程が煩瑣となり、自動化しにくいという欠点
があった。
【0003】これに対して、近年になって、フィルタ層
となる樹脂自体に顔料等の色素を混入分散し、また、そ
の樹脂自体に感光性をもたせて、カラーフィルタの作成
工程を簡略化することが行われてきた。この方法では、
色素を混合分散した感光性樹脂をガラス等の透明基板に
均一厚に塗布し、露光装置にてパターン露光し、光が照
射された部分と非照射部分とで溶媒に対する溶解性に差
異をもたせ、次いで、現像による選択的溶解にて、所望
パターン状のカラーフィルタを形成するものである。こ
の方法によれば、染色による方法に比べて工程が簡便で
あり、自動化した生産ラインでカラーフィルタを作成で
きる利点がある。しかし、この方法も、ガラス基板上に
赤(R)、緑(G)、青(B)等の所定色数を繰り返し
形成することに変わりはなく、工程が煩瑣である。
【0004】上記した煩瑣な工程から脱却すべく、カラ
ーフィルタに用いるガラス基板とほぼ同じ値の熱膨張係
数を有する金属薄板を転写基材とした転写シートを用い
て、製造工程の簡略化を計ったカラーフィルタの製造方
法が提案されている。この方法によれば、得られるカラ
ーフィルタの表面は高度に平滑であり、また、赤
(R)、緑(G)、青(B)等の所定色数を繰り返し形
成する工程は、ガラス基板に対してではなく、転写基材
に対して別途行われる。それ故に、ガラス基板のカラー
フィルタ製造ラインとは別工程で、煩瑣なカラーフィル
タの製造工程を行うことができ、生産効率上好ましいと
言える。
【0005】しかし、近年、液晶表示装置の進歩に伴
い、液晶表示装置は、例えば、対角5インチのサイズか
ら、8インチ、10インチ、12インチ、14インチへ
と、より大きなサイズのものが次第に実用されるように
なってきた。これまで、このような液晶表示装置を効率
よく生産するために、これらのサイズの液晶表示装置を
一枚のガラス基板に多面付けして製造する方法がとられ
てきた。例えば、対角8インチの液晶表示装置の製造
は、約300×400mm大のガラス基板に4面付けし
て、また、対角10インチの液晶表示装置の製造は、約
400×500mm大のガラス基板に4面付けして、ま
た、対角12インチの液晶表示装置の製造は、約550
×650mm大のガラス基板に6面付けして、すなわ
ち、液晶表示装置を製造するガラス基板の大きさは、対
角インチのサイズの大型化に伴い、次第に大型化してき
たものである。
【0006】このように液晶表示装置を製造するガラス
基板の大型化に伴い、上記の転写シートを用いて、製造
工程の簡略化を計ったカラーフィルタの製造方法におい
ても、上記金属薄板の転写基材上へカラーフィルタ層を
形成する装置、例えば、塗布装置、露光装置、現像装置
などが大型化し、カラーフィルタを製造する際に精度を
保つことが困難なものとなってきた。特に、ガラス基板
の定められた位置に転写シートを精度良く貼り合わせる
ことが一段と困難なものとなり、このため、カラーフィ
ルタの歩留りの低下、装置の高額化などによって、生産
効率が悪化するものとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、転写シート
上に形成されたカラーフィルタ層を、ガラス基板上に転
写してカラーフィルタを製造する方法において、ガラス
基板が大型化してもカラーフィルタを精度よく製造し、
且つ、大型ガラス基板によるカラーフィルタ製造の生産
効率を悪化させないカラーフィルタの製造方法を提供す
ること、及びカラーフィルタの製造装置を提供すること
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の発明は、
転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構
成される転写シートを複数枚、光硬化型接着剤層を介し
てガラス基板の定められた複数の位置に精度良く貼り合
わせ、光硬化型接着剤層を光硬化後に転写基材を剥離
し、カラーフィルタ層及び遮光層などをガラス基板に転
写して製造するカラーフィルタの製造方法において、該
ガラス基板の定められた位置に転写シートを貼り合わせ
る際に、該ガラス基板に該転写シートをX、Y、Z、θ
方向に位置を合わせながら、該ガラス基板に該転写シー
トを接近させて精度良く貼り合わせることを特徴とする
カラーフィルタの製造方法である。
【0009】また、本発明の第二の発明は、転写基材、
剥離層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転
写シートを用い、ガラス基板上に転写法によりカラーフ
ィルタを製造する、(1)ガラス基板上に光硬化型接着
剤を塗布する塗布機、(2)上記光硬化型接着剤が塗布
されたガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮
貼りする位置決め仮貼り機、(3)上記転写シートが仮
貼りされたガラス基板を押圧する押圧機、(4)上記転
写シートが仮貼りされたガラス基板に光照射し、光硬化
型接着剤を硬化させる露光機、(5)上記光照射された
ガラス基板から、転写基材を剥離する剥離機、を具備す
るカラーフィルタの製造装置において、前記位置決め仮
貼り機が、(1)ガラス基板を下方に保持するガラス基
板保持部、(2)転写シートを保持してX、Y、Z、θ
方向に位置を合わせる転写シート保持部、(3)該転写
シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ位置合わせ駆
動部、及びX、Y位置合わせ駆動部、(4)上記ガラス
基板保持部の上方に設けられた、転写シートの位置を検
出するCCDカメラ、(5)上記ガラス基板保持部の上
方に設けられた転写シートを仮留めするためのスポット
UV照射機、を具備することを特徴とするカラーフィル
タの製造装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明によるカラーフィル
タの製造方法及び製造装置を、その一実施形態に基づい
て詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明によるカラーフィルタの一
実施例を示す断面図である。図1において、カラーフィ
ルタ(1)は、ガラス基板(4)とガラス基板上の光硬
化型接着剤層(10)、遮光層(12)、カラーフィル
タ層(11)などで構成されている。そして、カラーフ
ィルタ層(11)は、画素状になっており図1に示すよ
うに、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の三原色
のものである。
【0012】図2(イ)〜(ト)は、本発明によるカラ
ーフィルタの製造工程をその断面で示す説明図である。
そして、図2は、カラーフィルタ(1)の一部分を拡大
して示したものである。図2(イ)は、ガラス基板
(4)上に光硬化型接着剤層(10)が形成された状態
のものである。また、図2(ロ)は、転写基材(13)
上に、既に剥離層(14)、カラーフィルタ層(1
1)、遮光層(12)などが形成された転写シート(1
6)示している。
【0013】先ず、この転写シート(16)と、光硬化
型接着剤層(10)が形成されたガラス基板(4)を、
図2(ハ)に示すように、位置を合わせて仮貼りを行
う。次に、図2(ニ)に示すように、上下から押圧(4
0)し、転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(1
0)が形成されたガラス基板(4)を、光硬化型接着剤
層(10)を介して密着させる。
【0014】続いて、図2(ホ)に示すように、光照射
(60)を行い、光硬化型接着剤層(10)を硬化させ
る。次に、図2(ヘ)に示すように、転写基材(13)
及び剥離層(14)を剥離し、図2(ト)に示すよう
に、カラーフィルタ(1)を得るものである。このよう
に、本発明によるカラーフィルタの製造方法は、転写シ
ート上に形成されたカラーフィルター層をガラス基板上
に転写してカラーフィルタを製造する方法において、例
えば、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素の形
成は、略対角12インチ大の転写シート上にフォトリソ
グラフィ法などの方法により形成し、その後に、例え
ば、対角12インチ大のカラーフィルター層の画素が6
面付けされる略550×650mm大の大型ガラス基板
上に、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が形
成された略対角12インチ大の転写シートを6面貼り付
けるものである。
【0015】そして、本発明によるカラーフィルタの製
造方法は、ガラス基板の定められた位置に転写シートを
貼り合わせる際に、ガラス基板に転写シートをX、Y、
Z、θ方向に位置を合わせながら、ガラス基板に転写シ
ートを接近させて精度良く貼り合わせ、その後に、転写
し、対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面
付けされた大型ガラス基板のカラーフィルタを製造する
方法であるが、精度良く貼り合わせ、生産効率よく製造
することを特徴とするカラーフィルタの製造方法であ
る。
【0016】次に、図3(イ)〜(ハ)は、転写シート
(16)をガラス基板(4)に、複数枚貼り合わせカラ
ーフィルタ(1)を製造する多面付けの状態を示す説明
図である。図3(イ)は、例えば、略対角12インチ大
の転写シート(16)であり、図3(イ)にて、21は
位置合わせマーク、斜線部(22)はカラーフィルタ層
(11)の画素の領域を示している。
【0017】予め、転写基材(13)上に、剥離層(1
4)、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)など
を形成した転写シート(16)を、図3(ロ)に示すよ
うに、例えば、略550×650mm大のガラス基板
(4)上に、位置を合わせて仮貼り、押圧を行い、続い
て、図2(ホ)に示すように、光照射(60)を行い、
光硬化型接着剤層(10)を硬化させる。
【0018】次に、図2(ヘ)に示すように、転写基材
(13)及び剥離層(14)を剥離し、図3(ハ)に示
すように、略550×650mm大のガラス基板上に、
対角12インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面形成
されたカラーフィルタ(1)を得るものである。
【0019】すなわち、前記のように、例えば、対角1
2インチ大のカラーフィルタ層の画素が6面付けされる
略550×650mm大の大型ガラス基板上に、対角1
2インチ大のカラーフィルタ層の画素が形成された略対
角12インチ大の転写シートを、ガラス基板に転写シー
トをX、Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、ガラス
基板に転写シートを接近させて精度良く6面貼り合わ
せ、その後に、転写し、対角12インチ大のカラーフィ
ルタ層の画素が6面付けされた大型ガラス基板のカラー
フィルタを、精度良く、且つ、生産効率よく製造するも
のである。
【0020】このような製造方法であるので、転写基材
(13)の塗布装置、露光装置、現像装置などが大型化
せず、カラーフィルタを製造する際、特に貼り合わせの
際に精度を保つことが容易なものとなり、このため、カ
ラーフィルタの歩留りの低下を防ぎ、また、装置の高額
化などを回避し、カラーフィルタを製造する生産効率を
悪化させない製造方法となる。
【0021】本発明において用いるガラス基板(4)
は、十分な強度、平坦性、耐熱性、光透過性などを有す
るものが好ましい。例えば、通常カラーフィルタ基板と
して用いられている透明な無アルカリガラスで、熱膨張
係数の小さなガラスが好ましいものである。そして、そ
の厚みは0.6〜1.1mm程度のものである。
【0022】本発明においては、光硬化型接着剤層(1
0)が形成されたガラス基板(4)に、転写シート(1
6)を貼り合わせ、カラーフィルタ層(11)、遮光層
(12)などを転写するものであるが、また、本発明に
おけるカラーフィルタの製造方法は、表示装置の基板と
して、例えば、素子や液晶などを駆動させる配線や画素
電極が形成されたガラス基板に転写シート(16)を貼
り合わせ、カラーフィルタ層(11)、遮光層(12)
などを転写することも可能である。
【0023】このように、配線や画素電極が形成された
ガラス基板に転写シート(16)を貼り合わせ、カラー
フィルタ層(11)、遮光層(12)などを転写する方
法によれば、カラーフィルタ層とガラス基板との間に配
線や画素電極が位置するカラーフィルタが得られること
になる。
【0024】また、例えば、TFT駆動の液晶表示装置
において、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上
にカラーフィルタ層(11)、遮光層(12)などを転
写すると、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上
に、液晶表示装置におけるカラーフィルタの機能をもた
せた液晶表示装置となるものである。
【0025】本発明において用いる転写基材(13)
は、金属薄板または金属箔で、厚みは0.15mm以
下、望ましくは0.06〜0.09mmであり、熱膨張
係数がガラス基板と略等しい金属が好ましい。例えば、
熱膨張係数が40×10-7/℃程度のガラス基板である
際には、用いる転写基材の金属薄板としては、42合金
(ニッケル42重量%、残部鉄)、アンバー(ニッケル
36重量%、マンガン微量、残部鉄)などの熱膨張係数
が10〜40×10-7/℃程度のものが好ましい。鉄・
ニッケル合金は、空気中で錆にくく、保存性が良い点で
も適している。
【0026】剥離層(14)は、有機溶剤に耐性のある
高分子膜で、転写基材の表面平滑化の効果、及び、転写
に際してガラス基板と転写基材との密着を保つための弾
性を与えるものである。そのため、層の厚みとしては1
0〜100μm程度のものが好ましく、また、柔軟性を
有することが好ましいが、他方、剥離層としての本来の
特性からすると、表面が不活性で硬度の高いことが望ま
しい。
【0027】具体的には、有機溶剤に耐性のある水溶性
樹脂としてカゼイン、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロースなどが、また、弾性を与える樹脂と
してポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂などがあげられ
るが、これらの樹脂に限定されるものではない。また、
剥離性を向上させるため、シリコーン系、ふっ素系の界
面活性剤を添加してもよく、転写基材は剥離層と一体化
して初めて本来の機能が発現するものである。
【0028】カラーフィルタ層(11)は、染色法、顔
料分散法、印刷法などで形成されるものである。染色法
は可染性樹脂、例えば、ゼラチン、グリュー、カゼイン
などに重クロム酸塩を添加して感光性をもたせ、露出・
現像によるパターン形成後、アニオン系染料で染色・防
染を行うものである。また、アミド基、アミノ基などの
カチオン基を有する感光性をもたせた可染性の合成樹脂
を用いてカラーフィルタ層を形成することもできる。
【0029】顔料分散法は、予め所望の顔料を分散した
感光性樹脂を用いてフォトリソグラフィ法によりカラー
フィルタ層を形成するものである。また、印刷法は平版
オフセット、或いは、凹版オフセット法を用いてカラー
フィルタ層を形成するものである。
【0030】図4は、転写法によりカラーフィルタを製
造するカラーフィルタの製造装置の概要を説明する全体
側面図である。図4に示すように、カラーフィルタの製
造装置は、ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する塗
布機(120)、光硬化型接着剤が塗布されたガラス基
板上の定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決
め仮貼り機(130)、転写シートが仮貼りされたガラ
ス基板を押圧する押圧機(140)、転写シートが仮貼
りされたガラス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化
させる露光機(150)、光照射されたガラス基板か
ら、転写基材を剥離する剥離機(160)などで構成さ
れているものである。
【0031】本装置の塗布機(120)を用いて、ガラ
ス基板(4)上に光硬化型接着剤層(10)を形成し、
また、位置決め仮貼り機(130)を用いて、予め、剥
離層(14)、カラーフィルタ層(11)、遮光層(1
2)などを形成した転写シート(16)と、光硬化型接
着剤層(10)を形成したガラス基板(4)を、位置を
合わせて仮貼りを行い、また、押圧機(140)を用い
て、転写シート(16)と、光硬化型接着剤層(10)
を形成したガラス基板(4)を、光硬化型接着剤層(1
0)を介して密着させ、また、露光機(150)を用い
て、光照射(60)を行い、光硬化型接着剤層(10)
を硬化させ、また、剥離機(160)を用いて、転写基
材(13)及び剥離層(14)を剥離し、カラーフィル
タ(1)を製造するものである。
【0032】塗布機(120)は、図5(イ)、(ロ)
に示すように、胴表面の円周方向に、ブランケット部
(124)と切欠部(123)とに略二分割された着肉
胴(127)、着肉胴のブランケット部に光硬化型接着
剤を転移供給する、着肉ローラ(125)、呼出しロー
ラ(126)、接着剤槽(221)などで構成される着
肉部(320)、着肉胴の上方に設けられた押さえ胴
(122)、着肉胴と押さえ胴の前方に設けられた、ガ
ラス基板(129)と転写シート(128)を識別する
識別センサー(121)などで構成されているものであ
る。
【0033】この塗布機(120)は、転写シート(1
28)及びガラス基板(129)を交互に通過させるも
のであり、図5(イ)に示すように、押さえ胴(12
2)と着肉胴(127)との間に、着肉胴(127)の
切欠部(123)があるときに、転写シート(128)
を通過させるようになっている。また、図5(ロ)に示
すように、押さえ胴(122)と着肉胴(127)との
間に、着肉胴(127)のブランケット部(124)が
あるときに、ガラス基板(129)を通過させるように
なっている。
【0034】そして、この通過時にガラス基板(12
9)上に、着肉部(320)の着肉ローラ(125)か
らブランケット部(124)に転移供給された光硬化型
接着剤が塗布・形成されるものである。この転写シート
(128)とガラス基板(129)の識別は、着肉胴と
押さえ胴の前方に設けられた識別センサー(121)に
より行われる。従って、ガラス基板(129)上には光
硬化型接着剤層が塗布・形成され、転写シート(12
8)上には光硬化型接着剤層が塗布・形成されずに、次
の、位置決め仮貼り機(130)へと搬送される。図5
(イ)、(ロ)において、矢印は着肉胴(127)及び
押さえ胴(122)の回転方向を、また、220は光硬
化型接着剤を示している。
【0035】本発明による位置決め仮貼り機(130)
は、図6に示すように、ガラス基板を下方に保持するガ
ラス基板保持部(133)、転写シート(138)を保
持してX、Y、Z、θ方向に位置を合わせる転写シート
保持部(134)、転写シート保持部を動作させるX、
Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)、及びX、Y位
置合わせ駆動部(136)、ガラス基板保持部の上方に
設けられた、転写シートの位置を検出するCCDカメラ
(131)、ガラス基板保持部の上方に設けられた転写
シートを仮留めるためのスポットUV照射機(132)
などで構成されているものである。
【0036】塗布機(120)から搬送されたガラス基
板(139)は、ガラス基板保持部(133)の下方に
保持され、ガラス基板(139)の下方側に光硬化型接
着剤層が塗布・形成されている。ガラス基板に続いて塗
布機(120)から搬送された転写シート(138)
は、転写シート保持部(134)上に保持される。この
転写シート保持部(134)は、X、Y、Z、θ位置合
わせ駆動部(135)、及びX、Y位置合わせ駆動部
(136)により、転写シート(138)を保持した状
態で、ガラス基板(139)に対するX、Y、θ位置を
合わせながらZ方向上方に移動接近させる動作を繰り返
しながら、ガラス基板(139)に対し転写シート(1
38)を精度良く仮貼りするものである。
【0037】この際、転写シート(138)の位置を検
出するためにCCDカメラ(131)を用いており、C
CDカメラ(131)は転写シート(138)上の位置
合わせマーク(21)を検出し、ガラス基板(139)
に対する転写シート(138)の位置を決めるものであ
る。先ず、第一位置合わせは、CCDカメラ(131)
により転写シート(138)上の位置合わせマーク(2
1)を検出し、X、Y位置合わせ駆動部(136)を駆
動してガラス基板(139)に転写シート(138)の
位置を合わせる。そして、第一距離合わせを行う。第一
距離合わせは、X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(13
5)を駆動してガラス基板(139)表面と転写シート
(138)表面の距離が約100μmになるように転写
シート(138)をZ方向上方に移動接近させるもので
ある。
【0038】続いて、第二位置合わせを行う。第二位置
合わせは、CCDカメラ(131)により転写シート
(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、
X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動して
ガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を
第一位置合わせより精度良く合わせる。そして、第二距
離合わせを行う。第二距離合わせは、X、Y、Z、θ位
置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(13
9)表面と転写シート(138)表面の距離が約10μ
mになるように転写シート(138)をZ方向上方に移
動接近させるものである。
【0039】続いて、第三位置合わせを行う。第三位置
合わせは、CCDカメラ(131)により転写シート
(138)上の位置合わせマーク(21)を検出し、
X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部(135)を駆動して
ガラス基板(139)に転写シート(138)の位置を
第二位置合わせより精度良く合わせる。そして、第三距
離合わせを行う。第三距離合わせは、X、Y、Z、θ位
置合わせ駆動部(135)を駆動してガラス基板(13
9)表面と転写シート(138)表面の距離が約3μm
になるように転写シート(138)をZ方向上方に移動
接近させるものである。
【0040】この際、第四位置合わせも同時に行い、ガ
ラス基板(139)に転写シート(138)の位置を第
三位置合わせより精度良く合わせる。これはガラス基板
(139)と転写シート(138)が貼り合わせられる
直前の接するばかりの状態であるが、柔軟性のある接着
剤の存在により可能となるものである。このような状態
において、圧着し、スポットUV照射機(132)を用
い、転写シート(138)のカラーフィルタ層(11)
画素外の周辺部の位置にスポット状のUV照射を行い、
転写シート(138)の仮留めを行う。
【0041】このような位置決め仮貼り操作は、所望の
複数枚、例えば、略550×650mm大のガラス基板
(139)に、略対角12インチ大の転写シートを6枚
行うものである。このようにして、例えば、略550×
650mm大のガラス基板(139)に、略対角12イ
ンチ大の転写シートを精度よく位置決め仮貼りを行うこ
とにより、略550×650mmのような大きなサイズ
のガラス基板でカラーフィルタを製造しても、精度よ
く、且つ、生産効率よく製造することができるものとな
る。
【0042】押圧機(140)は、図7に示すように、
転写シート(148)が貼り合わせられたガラス基板
(149)を押圧する上下一対の押圧胴(144)、
(145)、上下一対の押圧胴の間を、転写シートが貼
り合わせられたガラス基板を挟持して搬送する上下一対
の長巻状プラスチックフィルム(240)、(24
1)、上下一対の長巻状プラスチックフィルムの巻き出
し部(141)、(146)、及び、巻き取り部(14
3)、(147)などで構成されているものである。
【0043】押圧機(140)は、位置決め仮貼り機
(130)から搬送された転写シート(148)が仮留
めされたガラス基板(149)を、上下一対の長巻状プ
ラスチックフィルム(240)、(241)に挟持した
状態で上下一対の押圧胴(144)、(145)により
押圧し、転写シート(148)とガラス基板(149)
を密着するものである。
【0044】剥離機(160)は、図8に示すように、
転写シート(168)が貼り合わせられたガラス基板
(169)を搬入する搬入ロール(162)、転写シー
トが貼り合わせられたガラス基板を押圧した後に、転写
基材を剥離するに際し、転写シートが貼り合わせられた
ガラス基板を押える、上下一対の押さえロール(16
1)で構成される、ガラス基板押さえロール部(36
0)、ガラス基板押さえロール部の下方に設けられた、
転写基材(166)を剥離するための高圧スプレイ(1
63)、高圧スプレイの下方に設けられた、転写基材を
回収するコンベア(164)、及び回収箱(165)で
構成される転写基材回収部(360)、転写基材が剥離
されたカラーフィルタを搬出する搬出ロール(167)
などで構成されているものである。
【0045】剥離機(160)は、押圧機(140)か
ら搬送された転写シート(168)が密着されたガラス
基板(169)を、搬入ロール(162)によりガラス
基板押さえロール部(360)に送り込む。ガラス基板
押さえロール部(360)において、ガラス基板押さえ
ロール部の下方に設けられた高圧スプレイ(163)か
らのアルカリ液などを吹き込むことにより、転写基材
(166)を剥離するものである。
【0046】剥離した転写基材(166)は、回収する
コンベア(164)により回収箱(165)に回収され
る。この際、高圧スプレイ(163)によるアルカリ液
などの吹き込みにより、ガラス基板(169)上にはみ
出した余分な光硬化型接着剤層も除去されるものであ
る。
【0047】
【実施例】以下に本発明の実施例を具体的に説明する。 <実施例1> (剥離層の作製)剥離層用塗工液は、デスモヘン651
(バイエル社製)とデスモジュールN−75(バイエル
社製)を重量比1.2:1で混合し、フッ素系界面活性剤
フロラードFC−170(住友スリーエム社製)を添加
して調製した。厚さ約0.11mm、大きさ略対角12
インチの42合金(ニッケル42重量%、残部鉄)板上
に、剥離層用塗工液をリバースコータにて厚さ約90μ
mに形成し剥離層を得た。
【0048】(転写シートの作製)上記剥離層を形成し
た転写基板(42合金板)を重クロム酸塩ゼラチン液に
浸漬し、感光性ゼラチン層を転写基板上に形成した。U
V露光によるパターン露光・現像・乾燥後、赤色酸性染
料で染色し、1重量%タンニン酸水溶液及び0.5重量
%吐酒石水溶液にそれぞれ70℃・5分間、60℃・5
分間浸漬後、110℃・5分間乾燥し赤色カラーフィル
タ層を得た。同様にして緑色、青色、黒色を所定の位置
にパターン露光・現像・乾燥してカラーフィルタ層と遮
光層を形成した。このようにして、大きさ略対角12イ
ンチの転写基板上にカラーフィルタ層と遮光層を形成し
た転写シートを得た。
【0049】(光硬化型接着剤層の作製)光硬化型接着
剤は、ブチルメタクリレート2重量部、アクリルモノマ
ーM−300(東亞合成化学工業(株)製)8重量部、
光重合開始剤「イルガギュアー907」(チバガイギー
社製)0.2重量部を混合して調製した。約550×6
50mm大のガラス基板(米国コーニング社製173
7)にロールコーターを用い、上記光硬化型接着剤を約
3μm塗布し、ガラス基板上に光硬化型接着剤層を設け
た。
【0050】(カラーフィルタの作製)上記カラーフィ
ルタ層と遮光層を形成した転写シートを6枚、上記光硬
化型接着剤層を設けたガラス基板の所定の位置にそれぞ
れ貼り合わせ、スポットUV照射により各転写シート周
辺部の光硬化型接着剤層の一部を硬化させ、6枚の転写
シートを仮貼りした。
【0051】6枚の転写シートを仮貼りしたガラス基板
を2枚のプラスチックフィルムではさみ上下一対のロー
ルで加圧した。次に、UV光を100mJ/cm2 照射
し光硬化型接着剤層を硬化させた。続いて、ガラス基板
と転写シートとの間に、高圧スプレーでアルカリ溶液を
吹き込み転写基板を剥離しカラーフィルタを得た。
【0052】得られた約550×650mm大のカラー
フィルタは、表示面になるカラーフィルタ表面は平滑で
あり、6面付けされた大きさ略対角12インチのカラー
フィルタの各々の位置は精度の良いものであった。
【0053】<実施例2> (剥離層の作製)剥離層用塗工液は、12重量%ポリビ
ニルピロリドン水溶液を用いた。厚さ約0.08mm、
大きさ略対角12インチの42合金(ニッケル42重量
%、残部鉄)板上に、ディップコータにて剥離層用塗工
を厚さ約15μmに形成し剥離層を得た。
【0054】(転写シートの作製)上記剥離層を形成し
た転写基板(42合金板)上に赤色アクリル系顔料分散
感光材をリバースコータで塗布した。UV露光によるパ
ターン露光・現像後、110℃・5分間乾燥し赤色カラ
ーフィルタ層を得た。同様にして緑色、青色、黒色を所
定の位置にパターン露光・現像・乾燥してカラーフィル
タ層と遮光層を形成した。このようにして、大きさ略対
角12インチの転写基板上にカラーフィルタ層と遮光層
を形成した転写シートを得た。
【0055】使用したアクリル系顔料分散材の組成は以
下の処方による。 A;顔料10重量部 顔料はカラーインデックス(C.I)ナンバーで示す。 赤色:C.I.赤色顔料177及びC.I.黄色顔料1
39 緑色:C.I.緑色顔料36及びC.I.黄色顔料13
9 青色:C.I.青色顔料15 黒色:C.I.黒色顔料7 B;以下の組成からなるアニオン性アクリル共重合体10
重量部 メチルメタクリレート 2重量部 メタクリル酸 1重量部 ヒドロキシメタクリレート 2重量部 ブチルメタクリレート 2重量部 シクロヘキシルアクリレート 3重量部 C;多官能アクリルモノマー 10重量部 アロニックスM−300(東亞合成化学工業(株)製) D;光重合開始剤 0.5重量部 イルガギュアー907 E;有機溶剤 120重量部
【0056】(光硬化型接着剤層の作製)光硬化型接着
剤は、ブチルメタクリレート3重量部、アロニックスM
−305(東亞合成化学工業(株)製)2重量部、アロ
ニックスM−400(東亞合成化学工業(株)製)5重
量部、光重合開始剤イルガギュアー907(チバガイギ
ー社製)0.2重量部を混合して調製した。約550×
650mm大のガラス基板(米国コーニング社製173
7)にロールコーターを用い、上記光硬化型接着剤を約
3μm塗布し、ガラス基板上に光硬化型接着剤層を設け
た。
【0057】(カラーフィルタの作製)上記カラーフィ
ルタ層と遮光層を形成した転写シートを6枚、上記光硬
化型接着剤層を設けたガラス基板の所定の位置にそれぞ
れ貼り合わせ、スポットUV照射により各転写シート周
辺部の光硬化型接着剤層の一部を硬化させ、6枚の転写
シートを仮貼りした。
【0058】6枚の転写シートを仮貼りしたガラス基板
を2枚のプラスチックフィルムではさみ上下一対のロー
ルで加圧した。次に、UV光を100mJ/cm2 照射
し光硬化型接着剤層を硬化させた。続いて、ガラス基板
と転写シートとの間に、高圧スプレーでアルカリ溶液を
吹き込み転写基板を剥離しカラーフィルタを得た。
【0059】得られた約550×650mm大のカラー
フィルタは、表示面になるカラーフィルタ表面は平滑で
あり、6面付けされた大きさ略対角12インチのカラー
フィルタの各々の位置は精度の良いものであった。
【0060】
【発明の効果】本発明は、転写基材、剥離層、カラーフ
ィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを複数
枚、光硬化型接着剤層を介してガラス基板の定められた
複数の位置に精度良く貼り合わせ、光硬化型接着剤層を
光硬化後に転写基材を剥離し、カラーフィルタ層及び遮
光層などをガラス基板に転写してカラーフィルタを製造
する際に、ガラス基板の定められた位置に転写シートを
貼り合わせるとき、該ガラス基板に該転写シートをX、
Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、該ガラス基板に
該転写シートを接近させて精度良く貼り合わせてカラー
フィルタを製造するので、ガラス基板が大型化してもカ
ラーフィルタを精度よく製造し、且つ、大型ガラス基板
によるカラーフィルタ製造の生産効率を悪化させないカ
ラーフィルタの製造方法となる。
【0061】また、本発明は、ガラス基板上に光硬化型
接着剤を塗布する塗布機、光硬化型接着剤が塗布された
ガラス基板上の定められた位置に転写シートを仮貼りす
る位置決め仮貼り機、転写シートが仮貼りされたガラス
基板を押圧する押圧機、転写シートが仮貼りされたガラ
ス基板に光照射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光
機、光照射されたガラス基板から、転写基材を剥離する
剥離機、を具備するカラーフィルタの製造装置におい
て、上記位置決め仮貼り機が、ガラス基板を下方に保持
するガラス基板保持部、転写シートを保持してX、Y、
Z、θ方向に位置を合わせる転写シート保持部、該転写
シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ位置合わせ駆
動部、及びX、Y位置合わせ駆動部、該ガラス基板保持
部の上方に設けられた、転写シートの位置を検出するC
CDカメラ、該ガラス基板保持部の上方に設けられた転
写シートを仮留めするためのスポットUV照射機、を具
備するカラーフィルタの製造装置であるので、ガラス基
板が大型化してもカラーフィルタを精度よく製造し、且
つ、大型ガラス基板によるカラーフィルタ製造の生産効
率を悪化させないカラーフィルタの製造装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカラーフィルタの一実施例を示す
断面図である。
【図2】(イ)〜(ト)は、本発明によるカラーフィル
タの製造工程をその断面で示す説明図である。
【図3】(イ)〜(ハ)は、カラーフィルタを製造する
多面付けの状態を示す説明図である。
【図4】転写法によるカラーフィルタの製造装置の概要
を説明する全体側面図である。
【図5】(イ)、(ロ)は、塗布機である。
【図6】本発明による位置決め仮貼り機である。
【図7】押圧機である。
【図8】剥離機である。
【符号の説明】
1…カラーフィルタ 4、129、139、149、169…ガラス基板 10…光硬化型接着剤層 11…カラーフィルタ層 12…遮光層 13、166…転写基材 14…剥離層 16、128、138、148、168…転写シート 21…位置合わせマーク 22…画素の領域 40…押圧 60…光照射 120…塗布機 121…識別センサー 122…押さえ胴 123…切欠部 124…ブランケット部 125…着肉ローラ 126…呼出しローラ 127…着肉胴 320…着肉部 130…位置決め仮貼り機 131…CCDカメラ 132…スポットUV照射機 133…ガラス基板保持部 134…転写シート保持部 135…X、Y、Z、θ位置合わせ駆動部 136…X、Y位置合わせ駆動部 140…押圧機 141、146…巻き出し部 143、147…巻き取り部 144、145…押圧胴 240、241…長巻状プラスチックフィルム 150…露光機 151…光源 152…露光台 160…剥離機 161…押さえロール 162…搬入ロール 163…高圧スプレイ 164…コンベア 165…回収箱 167…搬出ロール 360…ガラス基板押さえロール部 R…赤色カラーフィルタ層 G…緑色カラーフィルタ層 B…青色カラーフィルタ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 瑞仁 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2H048 BA43 BB02 BB14 BB44 2H091 FA02Y FC01 FC29 FC30 FD12 FD15 GA16 LA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮
    光層などで構成される転写シートを複数枚、光硬化型接
    着剤層を介してガラス基板の定められた複数の位置に精
    度良く貼り合わせ、光硬化型接着剤層を光硬化後に転写
    基材を剥離し、カラーフィルタ層及び遮光層などをガラ
    ス基板に転写して製造するカラーフィルタの製造方法に
    おいて、該ガラス基板の定められた位置に転写シートを
    貼り合わせる際に、該ガラス基板に該転写シートをX、
    Y、Z、θ方向に位置を合わせながら、該ガラス基板に
    該転写シートを接近させて精度良く貼り合わせることを
    特徴とするカラーフィルタの製造方法。
  2. 【請求項2】転写基材、剥離層、カラーフィルタ層、遮
    光層などで構成される転写シートを用い、ガラス基板上
    に転写法によりカラーフィルタを製造する、 (1)ガラス基板上に光硬化型接着剤を塗布する塗布
    機、 (2)上記光硬化型接着剤が塗布されたガラス基板上の
    定められた位置に転写シートを仮貼りする位置決め仮貼
    り機、 (3)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板を押圧
    する押圧機、 (4)上記転写シートが仮貼りされたガラス基板に光照
    射し、光硬化型接着剤を硬化させる露光機、 (5)上記光照射されたガラス基板から、転写基材を剥
    離する剥離機、を具備するカラーフィルタの製造装置に
    おいて、前記位置決め仮貼り機が、 (1)ガラス基板を下方に保持するガラス基板保持部、 (2)転写シートを保持してX、Y、Z、θ方向に位置
    を合わせる転写シート保持部、 (3)該転写シート保持部を動作させるX、Y、Z、θ
    位置合わせ駆動部、及びX、Y位置合わせ駆動部、 (4)上記ガラス基板保持部の上方に設けられた、転写
    シートの位置を検出するCCDカメラ、 (5)上記ガラス基板保持部の上方に設けられた転写シ
    ートを仮留めするためのスポットUV照射機、を具備す
    ることを特徴とするカラーフィルタの製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102645689A (zh) * 2011-03-22 2012-08-22 京东方科技集团股份有限公司 彩色滤光片及其制造方法

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