JP2000199816A - カラ―フィルタ及びその製造方法 - Google Patents
カラ―フィルタ及びその製造方法Info
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Abstract
3を、透明基板6上に転写して効率よく、又歩留りよく
製造するカラーフィルタ1及び製造方法を提供するこ
と。 【解決手段】転写基材8、離型層2、カラーフィルタ層
3、遮光層7などで構成される転写シート4のカラーフ
ィルタ層の主成分が色素と透明樹脂であること。また、
離型層2の、カラーフィルタ層、遮光層、及び接着剤層
5との剥離強度が15g/mm以下で、接着剤層の、カ
ラーフィルタ層、遮光層、及び透明基板との剥離強度が
20g/mm以上であること。
Description
用されるカラーフィルタ及びその製造方法に関わり、さ
らに詳細には各種製法にて形成したカラーフィルタ層を
転写法により透明基板に形成するカラーフィルタ及びそ
の製造方法に関する。
は、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)の光の三原
色を、ガラス基板上にストライプ状やマトリックス状に
配列したカラーフィルタが用いられてきた。このカラー
フィルタの製造方法は、例えば、染色法においては、所
定の分光特性を有する染料で可染性の樹脂膜などを染色
してカラーフィルタとするもので、この工程を赤
(R)、緑(G)、青(B)の色数を繰り返し形成する
ものであった。しかし、このような染色によるカラーフ
ィルタは、可染性の樹脂膜のパターン化工程と染色工程
が別工程であり、染色後に防染処理も必要ということ
で、工程が煩瑣となり、自動化しにくいという欠点があ
った。
となる非感光性樹脂に顔料等の色素を混入分散し、或い
はまた、その樹脂自体に感光性をもたせて、カラーフィ
ルタの作成工程を簡略化することが行われてきた。この
方法は、色素を混合分散した、例えば、感光性樹脂をガ
ラス等の透明基板に均一厚に塗布し、露光装置にてパタ
ーン露光し、光が照射された部分と非照射部分とで溶媒
に対する溶解性に差異をもたせ、次いで、現像による選
択的溶解にて、所望パターン状のカラーフィルタを形成
するものである。この方法によれば、染色による方法に
比べて工程が簡便であり、自動化した生産ラインでカラ
ーフィルタを作成できる利点がある。しかし、この方法
も、ガラス基板上に赤(R)、緑(G)、青(B)等の
所定色数を繰り返し形成することに変わりはなく、工程
が煩瑣である。
刷等の技術を利用し、透明基板上にカラーフィルタを製
造するものである。電着法は、透明基板上に透明導電体
層を設け、フォトリソグラフィ技術を利用して所望のパ
ターンを形成した後、着色するパターンのみに通電しな
がら、色素を含んだ高分子樹脂を分散させた電着塗料中
で電着して着色パターンを形成するものである。また、
インクジェット法は、プリンタで実用されてきた画像形
成法であり、インクをノズルより吐出させカラーフィル
タ層を形成するものである。
も、カラーフィルタの製造方法として必ずしも満足のい
くものではなく、上記の煩瑣な工程から脱却すべく、カ
ラーフィルタに用いるガラス基板とほぼ同じ値の熱膨張
係数を有する金属薄板を転写基材とした転写シートを用
いて、製造工程の簡略化を計ったカラーフィルタの製造
方法が提案されている。
タの表面は高度に平滑であり、また、赤(R)、緑
(G)、青(B)等の所定色数を繰り返し形成する工程
は、ガラス基板に対してではなく、転写基材に対して別
途行われる。それ故に、ガラス基板のカラーフィルタ製
造ラインとは別工程で、煩瑣なカラーフィルタの製造工
程を行うことができ、生産効率上好ましいと言える。
り、ガラス基板などの透明基板へのカラーフィルタ層の
製造とは別工程で、煩瑣なカラーフィルタ層の製造を行
うことができ、生産効率を向上することが可能となる
が、転写法においても解決すべき課題がある。すなわ
ち、転写法によるカラーフィルタの製造における不良と
しての、転写基材剥離時の剥離不良である。剥離不良と
は、透明基板側に転写されるべきカラーフィルタ層や遮
光層が転写シートに残留する不良、接着剤層が透明基板
より剥離して転写シート側に転移する不良、及び離型層
が転写基材より剥離して透明基板側に転写される不良な
どである。
上に形成されたカラーフィルタ層を、透明基板上に転写
して効率よく製造するカラーフィルタを提供するもので
ある。また、本発明は、転写シート上に形成されたカラ
ーフィルタ層を透明基板上に転写して効率よく製造する
カラーフィルタにおいて、転写法によるカラーフィルタ
の製造における不良としての、転写基材剥離時の剥離不
良、すなわち、透明基板側に転写されるべきカラーフィ
ルタ層や遮光層が転写シートに残留する不良、接着剤層
が透明基板より剥離して転写シート側に転移する不良、
及び離型層が転写基材より剥離して透明基板側に転写さ
れる不良などを発生させず、歩留りよく製造するカラー
フィルタを提供するものである。
たカラーフィルタ層を、透明基板上に転写して、効率よ
くカラーフィルタを製造する方法を提供するものであ
る。また、本発明は、転写シート上に形成されたカラー
フィルタ層を透明基板上に転写してカラーフィルタを製
造する方法において、転写法によるカラーフィルタの製
造における不良としての、転写基材剥離時の剥離不良、
すなわち、透明基板側に転写されるべきカラーフィルタ
層や遮光層が転写シートに残留する不良、接着剤層が透
明基板より剥離して転写シート側に転移する不良、及び
離型層が転写基材より剥離して透明基板側に転写される
不良などを発生させず、歩留りよく製造するカラーフィ
ルタの製造方法を提供するものである。
型層、カラーフィルタ層、遮光層などで構成される転写
シートを接着剤層を介して透明基板に貼り合わせ、該接
着剤層を硬化後に該転写基材を剥離し、該カラーフィル
タ層及び該遮光層などを該透明基板に転写してカラーフ
ィルタを製造するカラーフィルタにおいて、該カラーフ
ィルタ層の主成分が色素と透明樹脂であることを特徴と
するカラーフィルタである。
タにおいて、前記離型層の、カラーフィルタ層、遮光
層、及び接着剤層との剥離強度が15g/30mm以下
で、前記接着剤層の、カラーフィルタ層、遮光層、及び
透明基板との剥離強度が20g/30mm以上であるこ
とを特徴とするカラーフィルタである。
タにおいて、前記透明基板がガラス基板、スイッチング
素子形成基板、又はプラスチック基板であることを特徴
とするカラーフィルタである。
ーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを接
着剤層を介して透明基板に貼り合わせ、該接着剤層を硬
化後に該転写基材を剥離し、該カラーフィルタ層及び該
遮光層などを該透明基板に転写してカラーフィルタを製
造するカラーフィルタの製造方法において、該カラーフ
ィルタ層の主成分が色素と透明樹脂である材料を用いて
形成することを特徴とするカラーフィルタの製造方法で
ある。
タの製造方法において、前記離型層として、カラーフィ
ルタ層、遮光層、及び接着剤層との剥離強度が15g/
30mm以下の離型層を用い、前記接着剤層として、カ
ラーフィルタ層、遮光層、及び透明基板との剥離強度が
20g/30mm以上の接着剤層を用いることを特徴と
するカラーフィルタの製造方法である。
タの製造方法において、前記透明基板としてガラス基
板、スイッチング素子形成基板、又はプラスチック基板
を用いることを特徴とするカラーフィルタの製造方法で
ある。
タ及び製造方法を、その一実施形態に基づいて詳細に説
明する。
実施例を示す断面図である。図1において、カラーフィ
ルタ(1)は、透明基板(6)と透明基板上の接着剤層
(5)、遮光層(7)、カラーフィルタ層(3)などで
構成されている。そして、カラーフィルタ層(3)は、
画素状になっており図1に示すように、例えば、赤
(R)、緑(G)、青(B)の三原色のものである。
ーフィルタの製造工程をその断面で示す説明図である。
そして、図2(イ)〜(ニ)は、カラーフィルタ(1)
の一部分を拡大して示したものである。図2(イ)は、
転写基材(8)上に、既に離型層(2)、カラーフィル
タ層(3)、遮光層(7)などが形成された転写シート
(4)示している。また、図2(ロ)は、透明基板
(6)上に接着剤層(5)が形成された状態のものであ
る。
(5)が形成された透明基板(6)を、図2(ハ)に示
すように、貼り合わせ、上下から押圧し密着させる。次
に、例えば、接着剤が光硬化型接着剤の際には、光照射
(図示せず)を行い接着剤層(5)を硬化させる。続い
て、転写基材(8)及び離型層(2)を剥離し、図2
(ニ)に示すように、カラーフィルタ(1)を得るもの
である。
十分な強度、平坦性、耐熱性、光透過性などを有するも
のが好ましい。例えば、通常カラーフィルタ基板として
用いられている透明な無アルカリガラスで、熱膨張係数
の小さなガラスが好ましいものである。そして、その厚
みは0.6〜1.1mm程度のものである。
された透明基板(6)に、転写シート(4)を貼り合わ
せ、カラーフィルタ層(3)、遮光層(7)などを転写
するものであるが、また、本発明におけるカラーフィル
タの製造方法は、表示装置の基板として、例えば、素子
や液晶などを駆動させる配線や画素電極が形成された透
明基板に転写シート(4)を貼り合わせ、カラーフィル
タ層(3)、遮光層(7)などを転写してカラーフィル
タを製造することもできる。
ガラス基板に転写シート(4)を貼り合わせ、カラーフ
ィルタ層(3)、遮光層(7)などを転写する方法によ
れば、カラーフィルタ層とガラス基板との間に配線や画
素電極が位置するカラーフィルタ(図示せず)が得られ
ることになる。
において、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上
にカラーフィルタ層(3)、遮光層(7)などを転写す
ると、TFTや画素電極が形成されたガラス基板上に、
液晶表示装置におけるカラーフィルタの機能をもたせた
液晶表示装置となるものである。
金属薄板または金属箔で、厚みは0.15mm以下、望
ましくは0.06〜0.09mmであり、熱膨張係数が
ガラス基板と略等しい金属が好ましい。例えば、熱膨張
係数が40×10-7/℃程度のガラス基板である際に
は、用いる転写基材の金属薄板としては、42合金(ニ
ッケル42重量%、残部鉄)、アンバー(ニッケル36
重量%、マンガン微量、残部鉄)などの熱膨張係数が1
0〜40×10-7/℃程度のものが好ましい。鉄・ニッ
ケル合金は、空気中で錆にくく、保存性が良い点でも適
している。
分子膜で、転写基材の表面に平滑性を与え、また、転写
に際して透明基板と転写基材との密着を保つための弾性
を与えるものである。そのため、層の厚みとしては10
〜100μm程度のものが好ましく、また、柔軟性を有
することが好ましいが、他方、離型層としての本来の特
性からすると、表面が不活性で硬度の高いことが望まし
い。
樹脂としてカゼイン、ポリビニルアルコール、ヒドロキ
シエチルセルロースなどが、また、弾性を与える樹脂と
してポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂などがあげられ
るが、これらの樹脂に限定されるものではない。また、
剥離性を向上させるため、シリコーン系、ふっ素系の界
面活性剤を添加してもよく、転写基材は離型層と一体化
して初めて本来の機能が発現するものである。
分散法、印刷法、電着法、インクジェット法などで形成
されるものである。染色法は可染性樹脂、例えば、ゼラ
チン、グリュー、カゼインなどに重クロム酸塩を添加し
て感光性をもたせ、露出・現像によるパターン形成後、
アニオン系染料で染色・防染を行うものである。また、
アミド基、アミノ基などのカチオン基を有する感光性を
もたせた可染性の合成樹脂を用いてカラーフィルタ層を
形成することもできる。すなわち、形成されたカラーフ
ィルタ層は、染料で染色した透明樹脂層である。
した非感光性、或いは感光性樹脂を用いてフォトリソグ
ラフィ法によりカラーフィルタ層を形成するものであ
る。すなわち、形成されたカラーフィルタ層は、色素を
含有した透明樹脂層である。また、印刷法は平版オフセ
ット、或いは、凹版オフセット法を用いてカラーフィル
タ層を形成するものである。そして、形成されたカラー
フィルタ層は、色素を含有した透明樹脂層である。
層を設け、フォトリソグラフィ技術を利用して所望のパ
ターンを形成した後、着色するパターンのみに通電しな
がら、色素を含んだ高分子樹脂を分散させた電着塗料中
で電着して着色パターンを形成するものである。すなわ
ち、形成されたカラーフィルタ層は、色素を含有した透
明樹脂層である。また、インクジェット法は、インクを
ノズルより吐出させカラーフィルタ層を形成するもの
で、形成されたカラーフィルタ層は、色素を含有した透
明樹脂層である。
り、ガラス基板などの透明基板へのカラーフィルタ層の
製造とは別工程で、煩瑣なカラーフィルタ層の製造を行
うことができ、生産効率を向上することが可能となる
が、転写法においても解決すべき課題がある。すなわ
ち、転写法によるカラーフィルタの製造における不良と
しての、転写基材剥離時の剥離不良である。剥離不良と
は、透明基板側に転写されるべきカラーフィルタ層や遮
光層が転写シートに残留する不良、接着剤層が透明基板
より剥離して転写シート側に転移する不良、及び離型層
が転写基材より剥離して透明基板側に転写される不良な
どである。
タの製造工程を断面で示す説明図である。図2(ハ)
は、離型層(2)上にカラーフィルタ層(3)、遮光層
(7)などが設けられた転写シート(4)と、接着剤層
(5)を介して透明基板(6)が貼り合わされた状態を
示している。図2(ハ)において、上記剥離不良は、界
面1(51):透明基板と接着剤層、界面2(52):
接着剤層とカラーフィルタ層及び遮光層、界面3(5
3):接着剤層と離型層、界面4(54):離型層とカ
ラーフィルタ層及び遮光層、界面5(55):離型層と
転写基材という各材料界面の密着力の差に起因して発生
する。
2)、界面5(55)の各界面の密着力が、界面3(5
3)、界面4(54)の界面の密着力に比べ十分に大き
い場合には、剥離不良は起こりにくく、逆に、密着力が
十分に大きくない場合には、剥離不良が起こり易いもの
である。
着力の関係を適正なものにして、剥離不良を発生させな
いようにしたものである。すなわち、離型層として、界
面3(53)、及び界面4(54)における剥離強度が
15g/30mm以下の離型層を用い、接着剤層とし
て、界面1(51)、及び界面2(52)における剥離
強度が20g/30mm以上の接着剤層を用いることに
より、安定した転写性を得るものである。また、界面1
(51)、及び界面2(52)における剥離強度と、界
面3(53)、及び界面4(54)における剥離強度と
の差が20g/30mm以上において、さらに安定した
転写性を得るものである。また、界面5(55)の剥離
強度は他の界面1〜界面4に比較し十分に大きなもので
ある。
化度99)「ユニオン化学社製」、ヒタロイド3001
「日立化成社製」、ポリアミドイミド樹脂(KS600
0)「日立化成社製」を離型層として使用することによ
り15g/30mm以下の剥離強度が得られ、また、ア
ロニクスUV3300、UV3610「東亜合成化学工
業社製」を接着剤層として使用することにより20g/
30mm以上の剥離強度が得られ、剥離不良を防ぐこと
ができた。
合度500のポリビニルアルコール「PV500N」
(ユニオン化学工業社製)15%水溶液100gに、重
クロム酸アンモニウム0.9gを加えて塗工液を調製し
た。厚さ約0.11mmの42合金(ニッケル42重量
%、残部鉄)板上に、離型層用塗工液をリバースコータ
にて厚さ約20μmに形成し、90℃・30分間乾燥さ
せた後、UV光を1000mJ/cm2 照射し光硬化し
た。この光硬化した膜を無水クロム酸の4%水溶液に9
0秒間浸漬し、150℃・10分間加熱乾燥し離型層を
得た。
た転写基板(42合金板)上に赤色アクリル系顔料分散
感光材をリバースコータで塗布した。UV露光によるパ
ターン露光・現像後、110℃・5分間乾燥し赤色カラ
ーフィルタ層を得た。同様にして緑色、青色、黒色を所
定の位置にパターン露光・現像・乾燥してカラーフィル
タ層と遮光層を形成した。このようにして、転写基板上
にカラーフィルタ層と遮光層を形成した転写シートを得
た。
は以下の処方による。 A;顔料10重量部 顔料はカラーインデックス(C.I)ナンバーで示す。 赤色:C.I.赤色顔料177及びC.I.黄色顔料1
39 緑色:C.I.緑色顔料36及びC.I.黄色顔料13
9 青色:C.I.青色顔料15 黒色:C.I.黒色顔料7 B;以下の組成からなるアニオン性アクリル共重合体10
重量部 メチルメタクリレート 2重量部 メタクリル酸 1重量部 ヒドロキシメタクリレート 2重量部 ブチルメタクリレート 2重量部 シクロヘキシルアクリレート 3重量部 C;多官能アクリルモノマー 10重量部 アロニックスM−300(東亞合成化学工業(株)製) D;光重合開始剤 0.5重量部 イルガギュアー907 E;有機溶剤 120重量部
剤は、ブチルメタクリレート3重量部、アロニックスM
−305(東亞合成化学工業(株)製)2重量部、アロ
ニックスM−400(東亞合成化学工業(株)製)5重
量部、光重合開始剤イルガギュアー907(チバガイギ
ー社製)0.2重量部を混合して調製した。ガラス基板
(米国コーニング社製1737)にロールコーターを用
い、上記光硬化型接着剤を約3μm塗布し、ガラス基板
上に光硬化型接着剤層を設けた。
ルタ層と遮光層を形成した転写シートを、上記光硬化型
接着剤層を設けたガラス基板の所定の位置に貼り合わ
せ、スポットUV照射により転写シート周辺部の光硬化
型接着剤層の一部を硬化させ、転写シートを仮貼りし
た。
のプラスチックフィルムではさみ上下一対のロールで加
圧した。次に、UV光を100mJ/cm2 照射し光硬
化型接着剤層を硬化させた。続いて、ガラス基板と転写
シートとの間に、高圧スプレーでアルカリ溶液を吹き込
み転写基板を剥離しカラーフィルタを得た。得られたカ
ラーフィルタは、界面1〜5における剥離不良はみられ
ず良好なものであった。
が形成された透明基板を、貼り合わせ、上下から押圧し
密着させ、光照射を行い接着剤層を硬化させた剥離前の
状態で剥離強度の測定を行った。試験法は、「JIS−
K6854」に記載の接着剤の剥離接着強さ試験法を用
いた。界面3、4における剥離強度は8g、界面1、2
における剥離強度は40g/30mmであった。
0を用い、厚さ約0.11mmの42合金(ニッケル4
2重量%、残部鉄)板上に、スピンコータにて塗工を行
った。厚さ約20μmに形成し、150℃・30分間乾
燥させ離型層を得た。
層の作製)、(カラーフィルタの作製)、及び(剥離強
度測定)は、実施例1と同様に行った。界面3、4にお
ける剥離強度は15g/30mm、界面1、2における
剥離強度は20g/30mmであった。得られたカラー
フィルタは剥離不良が多数発生したものであった。
ィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを接着剤
層を介して透明基板に貼り合わせ、該接着剤層を硬化後
に該転写基材を剥離し、該カラーフィルタ層及び該遮光
層などを該透明基板に転写してカラーフィルタを製造す
るカラーフィルタにおいて、該カラーフィルタ層の主成
分が色素と透明樹脂であるので、転写シート上に形成さ
れたカラーフィルタ層を、透明基板上に転写して効率よ
く製造するカラーフィルタとなる。
ィルタ層、遮光層、及び接着剤層との剥離強度が15g
/30mm以下で、前記接着剤層の、カラーフィルタ
層、遮光層、及び透明基板との剥離強度が20g/30
mm以上であるので、転写法によるカラーフィルタの製
造における不良としての、転写基材剥離時の剥離不良、
すなわち、透明基板側に転写されるべきカラーフィルタ
層や遮光層が転写シートに残留する不良、接着剤層が透
明基板より剥離して転写シート側に転移する不良、及び
離型層が転写基材より剥離して透明基板側に転写される
不良などを発生させず、歩留りよく製造するカラーフィ
ルタとなる。
ーフィルタ層、遮光層などで構成される転写シートを接
着剤層を介して透明基板に貼り合わせ、該接着剤層を硬
化後に該転写基材を剥離し、該カラーフィルタ層及び該
遮光層などを該透明基板に転写してカラーフィルタを製
造するカラーフィルタの製造方法において、該カラーフ
ィルタ層を主成分が色素と透明樹脂である材料を用いて
形成するので、転写シート上に形成されたカラーフィル
タ層を、透明基板上に転写して、効率よくカラーフィル
タを製造する方法となる。
ーフィルタ層、遮光層、及び接着剤層との剥離強度が1
5g/30mm以下の離型層を用い、前記接着剤層とし
て、カラーフィルタ層、遮光層、及び透明基板との剥離
強度が20g/30mm以上の接着剤層を用いるので、
転写法によるカラーフィルタの製造における不良として
の、転写基材剥離時の剥離不良、すなわち、透明基板側
に転写されるべきカラーフィルタ層や遮光層が転写シー
トに残留する不良、接着剤層が透明基板より剥離して転
写シート側に転移する不良、及び離型層が転写基材より
剥離して透明基板側に転写される不良などを発生させ
ず、歩留りよく製造するカラーフィルタの製造方法とな
る。
断面図である。
タの製造工程をその断面で示す説明図である。
Claims (6)
- 【請求項1】転写基材、離型層、カラーフィルタ層、遮
光層などで構成される転写シートを接着剤層を介して透
明基板に貼り合わせ、該接着剤層を硬化後に該転写基材
を剥離し、該カラーフィルタ層及び該遮光層などを該透
明基板に転写してカラーフィルタを製造するカラーフィ
ルタにおいて、該カラーフィルタ層の主成分が色素と透
明樹脂であることを特徴とするカラーフィルタ。 - 【請求項2】前記離型層の、カラーフィルタ層、遮光
層、及び接着剤層との剥離強度が15g/30mm以下
で、前記接着剤層の、カラーフィルタ層、遮光層、及び
透明基板との剥離強度が20g/30mm以上であるこ
とを特徴とする請求項1記載のカラーフィルタ。 - 【請求項3】前記透明基板がガラス基板、スイッチング
素子形成基板、又はプラスチック基板であることを特徴
とする請求項1、又は請求項2記載のカラーフィルタ。 - 【請求項4】転写基材、離型層、カラーフィルタ層、遮
光層などで構成される転写シートを接着剤層を介して透
明基板に貼り合わせ、該接着剤層を硬化後に該転写基材
を剥離し、該カラーフィルタ層及び該遮光層などを該透
明基板に転写してカラーフィルタを製造するカラーフィ
ルタの製造方法において、該カラーフィルタ層の主成分
が色素と透明樹脂である材料を用いて形成することを特
徴とするカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項5】前記離型層として、カラーフィルタ層、遮
光層、及び接着剤層との剥離強度が15g/30mm以
下の離型層を用い、前記接着剤層として、カラーフィル
タ層、遮光層、及び透明基板との剥離強度が20g/3
0mm以上の接着剤層を用いることを特徴とする請求項
4記載のカラーフィルタの製造方法。 - 【請求項6】前記透明基板としてガラス基板、スイッチ
ング素子形成基板、又はプラスチック基板を用いること
を特徴とする請求項4、又は請求項5記載のカラーフィ
ルタの製造方法。
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---|---|---|---|
JP11001017A JP2000199816A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | カラ―フィルタ及びその製造方法 |
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---|---|---|---|
JP11001017A JP2000199816A (ja) | 1999-01-06 | 1999-01-06 | カラ―フィルタ及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2006267338A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタのブラックマトリックスの形成方法およびカラーフィルタの形成方法 |
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1999
- 1999-01-06 JP JP11001017A patent/JP2000199816A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006267338A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタのブラックマトリックスの形成方法およびカラーフィルタの形成方法 |
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