JP4288207B2 - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に例えばレジストなどの塗布液を塗布して露光した後の基板に対して、例えば現像液などの処理液を供給して所定の処理をする基板処理装置及び基板処理方法に関する。
従来、半導体製造工程の一つであるフォトレジスト工程においては、例えば半導体ウエハ(以下、「ウエハ」という)の表面に薄膜状に塗布液であるレジストを塗布し、露光により所定の回路パターンを転写した後、処理液である現像液を供給して現像することにより当該ウエハの表面にマスクパターンを形成している。このような処理は、一般にレジストの塗布・現像を行う塗布・現像装置に、露光装置を接続したシステムを用いて行われる。
従来の現像処理は以下のように行われる(例えば、特許文献1参照。)。先ず、例えば図13(a)に示すように、ウエハWを鉛直軸回りに回転可能なスピンチャック1に水平姿勢にウエハWを保持した状態にて、例えばウエハWの直径と同じ長さの直線状の吐出口を備えた現像液ノズル11を表面から僅かに浮かせてスライド移動(スキャン)させながら現像液Dを供給し、ウエハWを現像する。続いて、例えば図13(b)に示すように、ウエハWを鉛直軸回りに回転させると共に、上側リンスノズル12からウエハWの表面中央部にリンス液R例えば純水を供給し、更に下側リンスノズル13からウエハWの裏面側周縁部にリンス液Rを夫々供給する。これらリンス液Rは、回転するウエハWの遠心力の作用によりウエハWの表面全体及び裏面側周縁部の全周に亘って夫々広がり、これによりウエハWは洗浄される。更に続いて、例えば図13(c)に示すように、ウエハWを高速回転させてリンス液Rを振り飛ばすスピン乾燥が行われる。
ところで、近年、ウエハWは大型化しており、上述のようにウエハWを回転させて遠心力の作用によりリンス液RをウエハWの表面に広げ、更にスピン乾燥を行うようにすると、中央部と周縁部との間で回転速度に差が生じてしまい洗浄及び乾燥が面内で不均一となる場合がある。更にウエハWを高速回転させるための回動機構が大型化してしまい、例えばユニット化した現像装置を積層して塗布・現像装置に組み込むのが困難になる場合がある。そのためウエハWをスピンさせないで洗浄及び乾燥する手法の検討が進められている。
非回転でウエハWの表面上にある液を除去する手法の一つとして、ウエハWの表面にある液を吸引除去する手法が知られている。具体的には、例えば図14に示すように、ウエハWの直径と同じ長さの直線状の吸引口13aを備えた吸引ノズル13をウエハWの表面から僅かに浮かせた位置に配置し、この吸引口13aを負圧状態にすると共にウエハWの一端から他端に向かって吸引ノズル13をスライド移動させる。これによりウエハWの表面にある現像液が吸引口13aから吸引される(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−77820号公報(段落0024〜0026、図6) 特開平8−45832号公報(段落0067、図13)
しかしながら上述の吸引乾燥には以下のような問題があった。即ち、ウエハWは表面が円形であるため、吸引ノズル13をスキャンさせるとその一端側及び他端側ではウエハWの外側にはみ出す吸引口13aの部位が長くなる。外側にはみ出した吐出口13aの部位はその内側にあるウエハWと対向する吐出口13aの部位に比べて吸引抵抗が少ないため、このはみ出した吐出口13aからの周辺雰囲気の吸引が盛んになり、そのためウエハWの表面と対向する吐出口13aの部位のリンス液Rを吸引する作用が弱くなってしまう場合がある。その結果、リンス液の除去が不充分となり、ウエハWが乾燥不良となる場合がある。乾燥が充分に行われなかった場合、ウエハW搬送時にリンス液Rがこぼれて装置が浸水してしまったり、次に行われる処理に影響を及ぼす懸念がある。
本発明はこのような事情の基づいてなされたものであり、その目的は、処理液により処理され、更に洗浄液により洗浄された後の基板に付着した液を吸引ノズルで吸引して乾燥させることのできる基板処理装置及びその方法を提供することにある。
本発明の基板処理装置は、円形状の基板の表面に所定の処理液を供給して当該基板に対し所定の処理を行う基板処理装置において、
基板を水平に保持する基板保持部と、
この基板保持部に保持され、前記処理液により所定の処理がされた後の基板の表面に洗浄液を供給する洗浄液ノズルと、
基板の有効領域の幅と同じか又はこの幅よりも長い吸引口を有し、基板の表面にある洗浄液を当該吸引口から吸引する吸引ノズルと、
この吸引ノズルを基板の一端から他端に亘って移動させる移動機構と、
前記吸引ノズルの移動範囲において基板の外縁から外にはみ出した前記吸引口の部位と対向するようにかつ基板の全周に亘って設けられた吸引抵抗体と、
前記基板保持部に保持された基板の裏面周縁部と隙間をあけて対向し、基板の全周に亘って設けられた裏面洗浄部と、を備え、
前記裏面洗浄部の上端面には、互いに内外に隣接しかつ各々基板の全周に亘って形成された、基板の裏面周縁部にリンス液を吐出する吐出口及びリンス液を吸引する吸引口が設けられていることを特徴とする。
更に基板の表面からこぼれ落ちる液を吸引するための吸引口が内周面に沿って設けられた構成であってもよく、あるいは基板の外周面に気体を供給する気体噴射口が内周面に沿って設けられた構成であってもよい。更に前記吸引抵抗体は、基板の周方向に沿って複数に分割され、各分割部を基板に対して押圧して基板の位置決めを行うための押圧機構を備えた構成であってもよい。この場合、吸引抵抗体は基板の中心線の延長線と、この延長線と基板の中心にて交差する延長線とにより区画された部位に分割された構成であってもよい。
本発明の基板処理方法は、円形状の基板の表面に所定の処理液を供給して当該基板に対し所定の処理を行う基板処理方法において、
基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
この基板の表面に処理液を供給して所定の処理を行う工程と、
この所定の処理をした後の基板の表面に洗浄液を供給して洗浄を行う工程と、
基板の有効領域の幅と同じか又はこの幅よりも長い吸引口を有する吸引ノズルと、この吸引ノズルの移動範囲において基板の外縁から外にはみ出した当該吸引ノズルの吸引口の部位と対向するようにかつ基板の全周に亘って配置された吸引抵抗体と、を用い、洗浄後の基板の表面にある洗浄液を前記吸引ノズルの吸引口から吸引すると共に、この吸引ノズルを基板の一端から他端に亘って移動させる工程と、
前記基板の表面に洗浄液を供給して洗浄を行いながらあるいは洗浄後に、前記基板保持部に保持された基板の裏面周縁部と隙間をあけて対向し、基板の全周に亘って設けられた裏面洗浄部により基板の裏面周縁部を洗浄する工程と、を含み、
基板の裏面周縁部を洗浄する工程は、裏面洗浄部の上端面に互いに内外に隣接しかつ各々基板の全周に亘って形成された吐出口及び吸引口を用い、当該吐出口から基板の裏面周縁部にリンス液を吐出しながら吸引口からリンス液を吸引することにより行われることを特徴とする。
前記処理液を供給する工程及び前記洗浄液を供給する工程において基板の表面からこぼれ落ちる液を吸引抵抗体の内周面に形成した吸引口から吸引する工程を含むようにしてもよい。この場合、吸引に代えて気体を供給するようにしてもよい。また基板の周方向に分割された吸引抵抗体の内周面で基板の外周面を周囲から押して基板の位置決めを行う工程を含むようにしてもよい。
本発明によれば、吸引ノズルを基板の一端から他端に亘って移動させて基板の表面にある洗浄液を吸引除去するにあたり、基板の外縁から外にはみ出した吸引ノズルの吐出口の部位と対向するように吸引抵抗体を設けた構成とすることにより、例えば基板が円形であって、その一端側及び他端側の上方を吸引ノズルが通過する際に外にはみ出す吐出口の部位が長くなったとしても、基板の表面と対向する吐出口部位の吸引作用が弱まることが抑制されるので、基板の表面に付着した洗浄液を充分に除去して乾燥させることができる。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置について図1及び図2を参照しながら以下に説明するが、ここでは処理液の一つである現像液を基板に供給して現像する現像装置を一例に挙げて説明する。図中2は基板例えばウエハWを水平姿勢に保持するための基板保持部であるバキュームチャックである。このバキュームチャック2の表面にはウエハWの裏面側中央部を吸引吸着するための図示しないバキューム孔が設けられている。このバキューム孔は、図示は省略するが、吸引路を介して吸引手段例えば吸引ポンプと接続されており、当該吸引ポンプによりバキューム孔を負圧にすることによりバキュームチャック2の表面にウエハWの裏面が吸引吸着されるように構成されている。
前記バキュームチャック2の表面に保持されたウエハWの側方及び下方を囲むようにして液受け部をなす矩形のカップ体21が設けられており、このカップ体21の底部にはウエハW表面からこぼれ落ちた現像液やリンス液などのドレインを排出するための排出口22が設けられている。またウエハWの裏面側周縁部と隙間をあけて対向する裏面洗浄部23が全周に亘って設けられており、この裏面洗浄部23の上端面にはウエハWの裏面側周縁部にリンス液例えば純水を供給するための吐出口24が全周に亘って形成され、更に当該吐出口24の例えば外側にはウエハWに供給されたリンス液を吸引するための吸引口25が全周に亘って形成されている。吐出口24は供給路例えば配管を介して図示しないリンス液の供給源と接続されており、また吸引口25は吸引路例えば配管を介して図示しない吸引手段と接続されている。なお、図1では作図の便宜上、吐出口24及び吸引口25の記載を省略してある。
また前記裏面洗浄部23の内側にはカップ体21の底部に形成された貫通孔を介して昇降自在に設けられ、例えば装置の外部から進入してくるウエハ搬送手段との間でウエハWの受け渡しをするための例えば3本の基板支持ピン26が設けられている。各基板支持ピン26は共通のベース部材27により連結されており、更にベース部材27は昇降部28と接続されている。そして昇降部28の昇降作用により基板支持ピン26はウエハWを裏面側から支持した状態で昇降可能なように構成されている。
またバキュームチャック2に保持されたウエハWの表面に現像液を供給するための、ウエハWの有効領域(デバイス形成領域)の幅と同じか又はこの幅よりも長い例えば直線状の吐出口30を備えた進退自在且つ昇降自在な現像液ノズル3がウエハWの表面と対向して設けられている。前記直線状の吐出口30はスリット状に形成することもあり、また複数の細径の吐出孔をノズルの長手方向に並べて形成することもある。この現像液ノズル3は供給路31例えば配管を介して現像液の供給源32と接続されており、その途中には図示しない流量調整部が設けられている。現像液ノズル3について吐出口30がスリット状に形成された例を図3を用いて詳しく説明ずると、吐出口30は内部に形成された液貯留部30Aと連通しており、その途中には長さ方向において均一に現像液を吐出するための干渉棒30Bが内壁面と隙間をあけて設けられている。更に液貯留部30Aには供給口30Cと連通しており、この供給口30Cに前記供給路31が接続されている。
更に、例えば現像後のウエハWの表面に洗浄液であるリンス液例えば純水を供給するためのリンスノズル33がウエハWの表面と対向する位置まで進退自在且つ昇降自在に設けられている。このリンスノズル33は例えば上記現像液ノズル3と同じ形状に構成されており、ウエハWの有効領域の幅と同じか又はこの幅よりも長い例えば直線状の吐出口を有している。更にリンスノズル33は供給路34例えば配管を介してリンス液の供給源35と接続されており、その途中には図示しない流量調整部が設けられている。
また更に、前記リンスノズル33によりウエハWの表面に供給されたリンス液を吸引除去することによりウエハWを乾燥させるための吸引ノズル36がウエハWの表面と対向する位置まで進退自在且つ昇降自在に設けられている。この吸引ノズル36は、例えば上記現像液ノズル3と同じ形状に構成されており、ウエハWの有効領域の幅と同じか、又はこの幅よりも長い例えば直線状の吸引口36aを有している。但し、必ずしも現像液ノズル3と同じ形状にする必要はなく、例えば進行方向に向かって湾曲する馬蹄形又はV字に吸引口36aを形成してもよく、あるいは複数例えば2本の吸引口36aを前後方向に並べるようにしてもよい。更には、ノズルの長さ方向において吐出口36aを例えば3分割し、これら分割した吐出口36aのうち中央部にある吐出口36aを両端部側にある吐出口36aよりも前方側に配置するようにしてもよい。吸引ノズル36は吸引路37例えば配管を介して吸引手段38例えば吸引ポンプやエジェクタなどと接続されており、その途中には図示しない吸引圧調整部が設けられている。
上述の現像液ノズル3、リンスノズル33及び吸引ノズル36は、ノズルアーム4,41,42により各々独立して支持されており、このノズルアーム4,41,42の基端側は移動基体43,44,45と夫々接続されている(図1参照)。更に、各々の移動基体43,44,45は図示しない昇降機構を備えており、これにより現像液ノズル3,リンスノズル33及び吸引ノズル36を各々独立して昇降可能なように構成されている。また移動基体43,44,45は、バキュームチャック2上のウエハWのY方向に伸びる直径と並んで伸びるガイドレール46により支持されており、図示しない駆動機構により各々独立してスライド移動可能なように構成されている。なお、図1では一本のガイドレール46に移動基体43,44,45を支持した構成を記載しているが、各々の移動基体43,44,45に対して専用のガイドレールを設けた構成とすることもある。
バキュームチャック2に保持されたウエハWの外周面と例えば0.1〜1mmの範囲内で選択された所定の隙間を介して対向して設けられ、例えばその幅及び長さが前記吸引ノズル36の吐出口の長さと同じか、又はそれ以上の長さに亘って形成された外形四角状の面状体をなす吸引抵抗体である吸引抵抗板5が設けられている。即ち、詳しくは後述するが、乾燥工程時に吸引動作を行う吸引ノズル36がウエハWの一端から他端に向かってスライド移動する際に、少なくともその移動範囲内においてウエハWの外縁から外にはみ出した吸引口36aの部位と対向するように吸引抵抗板5が設けられた構成である。なお、吸引抵抗板5の表面はウエハWの表面と同じ高さか又はウエハWの表面よりも例えば−0.5〜1.0mmの範囲内で異なる高さ位置に設定されている。裏面の高さ位置は特に限定されることはないが、一例として本例ではウエハWの裏面と同じ高さに設定している。
前記吸引抵抗板5について図4及び図5を用いて更に詳しく説明すると、少なくとも各々がウエハWの外周面と対向する内周面を有するように周方向に沿って表面が分割されており、更にこれら分割部は前記所定の隙間を介してウエハWと対向する位置と、外側に開いた位置との間で各々が独立して進退自在なように構成されている。本例では、例えばウエハWの一の直径例えばX方向に伸びる直径の延長線と、この延長線とウエハWの中心で交差する例えばY方向に伸びる延長線とにより区画された部位に4分割されることにより、即ち周方向に等分に4分割されることにより分割部5A〜5Dが形成されている。各分割部5A〜5Dの各々は、例えば垂立する支持部材51A〜51Dの上端部にその裏面側が支持されており、この支持部材51A〜51Dの下端部は移動基体52A〜52Dにより夫々支持されている。更に移動基体52A〜52DはウエハWの中心に向かって伸びる例えば放射線状に配設されたガイドレール53A〜53Dに支持されており、図示しない例えばエアシリンダ等の駆動機構により移動基体52A〜52Dと共に各分割部5A〜5DがウエハWに向かって進退自在なように構成されている。即ち、分割部5A〜5Dを移動させる部位は、分割部5A〜5DがウエハWを押圧するための押圧機構を構成している。
更に、ウエハWの外周面と対向するその内周面には、例えば下部側が0.5mm内側に突出する段部又は外方下方側に傾斜する傾斜部が形成されており、この段部(又は傾斜部)の表面の例えば水平面(傾斜面)又は直立面のいずれか一方あるいは両方の表面にはウエハWの表面からこぼれ落ちる液例えば処理液及び洗浄液を吸引するための、内側上方に傾斜する例えば細径の吸引孔をなす吸引口54が当該内周面に沿って間隔をおいて形成されている(なお、図5では段部を形成した例を記載してある)。また段部を形成しないで上端面から下端面に渡って外方下方側に傾斜した傾斜面とすることもある。前記したウエハWの外周縁との間の所定の隙間とは、この下部側突出部又は傾斜部の先端部とウエハWの外周面との間の隙間を意味する。なお、この吸引口54は内周面に沿ってスリット状に形成することもある。これら分割部5A〜5Dの各々に形成された吸引口54は各分割部5A〜5Dの内部に形成された流体貯留部55に連通し、更に流体貯留部55は吸引路56例えば配管を介して吸引手段57例えば吸引ポンプ又はエジェクタと接続されている。
作図の便宜上、分割部5B〜5Dの流体貯留部55、吸引路56及び吸引手段57の記載は省略してある。
上記現像装置は図示しない制御部を備えており、この制御部は上述のバキューム孔を負圧にするための吸引ポンプ、昇降部28、現像液及びリンス液の流量調整部、吸引ノズル36の吸引圧調整部、移動基体43,44,45,52A〜52Dなどの動作を制御する機能を有している。
続いて、例えば表面にレジストを塗布し、露光した後の基板例えばウエハWを上述の現像装置を用いて現像する工程について図6を参照しながら説明する。先ず、吸引抵抗板5の各分割部5A〜5Dが外側に開いた状態にあり、また各ノズル3,33,36がカップ体21の外側の待機位置にある状態にて、図示しないウエハ搬送手段により図示しないウエハ搬送口を介して装置内にウエハWが搬入され、バキュームチャック2の上方位置に案内される。次いで、ウエハ搬送手段と基板支持ピン26との協働作用によりウエハWはバキュームチャック2に受け渡され、水平姿勢に載置される。
続いて、例えば図6(a)に示すように、各分割部5A〜5DがウエハWの外周面に向かって前進し、このウエハWの外周面に対して既述した所定の隙間をあけて対向する位置に配置される。より詳しくは、例えば基板支持ピン26がウエハWを下降させる際に例えばエアベアリング現象等が生じてウエハWに横方向の位置ずれが起きてしまった場合など、受け渡しの際にバキュームチャック2表面の予定とする載置位置にウエハWが置かれなかったときには、ウエハWは前進する分割部5A〜5Dの内周面に押されて予定とする載置位置まで位置寄せされ、そして各分割部5A〜5Dを所定の位置まで前進させた後、例えば0.5〜1mm後退させることによりウエハWとの間に前記所定の隙間を形成する。その後、バキュームチャック2のバキューム孔が負圧にされてウエハWはバキュームチャック2の表面に吸引吸着される。
しかる後、ウエハWの表面から例えば0.5〜5mm浮かせた位置であって且つウエハWの一端縁の僅かに外側の吐出開始位置に現像液ノズル3が配置される。次いで吸引手段57の吸引動作を開始して吸引口54を負圧状態にすると共に、例えば図6(b)に示すように、吐出口30から現像液Dを吐出すると共に現像液ノズル3をウエハWの一端から他端に向かってスライド移動(スキャン)させる。これによりウエハWの表面に現像液Dの液膜を形成する一方で、ウエハWの表面からこぼれ落ちる現像液D、より詳しくは例えば毛細管現象によりウエハWの外周面と吸引抵抗板5の上部側内周面との隙間内に浸入してくる現像液Dを吸引口54から吸引する。更に続いて、吸引口54の吸引動作を停止し、この現像液Dの液膜が形成された状態を例えば所定の時間保持して静止現像が行われることにより、レジストの一部が現像液Dに溶解し、残ったレジストによりマスクパターンが形成される。例えば反応性の良いレジストの場合など、レジストの種類によっては静止現像を行わないこともある。なお、ウエハWの他端を通過した現像液ノズル3は現像液Dの吐出を停止すると共に更に前方側に移動してから待機する。
続いてリンスノズル33が既述の吐出開始位置に配置され、吸引口54の吸引動作を開始すると共に、例えば図6(c)に示すように、その吐出口からリンス液Rを吐出すると共にリンスノズル33をウエハWの一端から他端に向かってスキャンさせる。これによりウエハW及び吸引抵抗板5の表面に付着した現像液Dがリンス液Rに置換されて洗浄される一方で、現像液Dと同様に例えば毛細管現象によりウエハWの外周面と吸引抵抗板5の上部側内周面との隙間内に浸入してくるリンス液Rを吸引口54から吸引する。なお、1回のスキャンでは現像液Dの置換が充分でない場合など、その洗浄具合によってはリンスノズル33をウエハWの他端から一端に向かってスキャンさせるようにしてもよく、更にはこの往復動作を複数回例えば2〜3回繰り返すようにしてもよい。しかる後、リンスノズル33はリンス液Rの吐出を停止すると共にウエハWの他端側の更に前方に移動して待機する。
また上記リンスノズル33による洗浄と共に、あるいはリンスノズル33による洗浄後に、吐出口24からウエハWの裏面側周縁部に向かってリンス液Rを吐出すると共に、ウエハWに供給されたリンス液Rを吸引口25から吸引する。これによりウエハWの裏面側周縁部が洗浄される。このときにも例えば表面張力(例えば毛細管現象など)の作用によりウエハWと吸引抵抗板5との隙間に浸入するリンス液Rが吸引口54から吸引される。
続いて、ウエハWの表面から例えば0.05〜1mm浮かせた位置であって且つウエハWの一端縁の僅かに外側の吸引開始位置に吸引ノズル36が配置される。そして吸引手段38により吸引ノズル36の吸引口36aを負圧状態にすると共に、例えば図6(d)及び図7に示すように、当該吸引ノズル36をウエハWの一端から他端に向かってスキャンさせる。ウエハW及び吸引抵抗板5の表面に付着しているリンス液Rは当該吸引ノズル36の吸引口36aから吸引され、これによりウエハWは乾燥される。なお、1回のスキャンでは吸引が充分でない場合など、その吸引具合によっては吸引ノズル36をウエハWの他端から一端に向かってスキャンさせるようにしてもよく、更にはこの往復動作を複数回例えば2〜3回繰り返すようにしてもよい。しかる後、吸引ノズル36は吸引動作を停止すると共にウエハWの他端側の更に前方に移動して待機する。
しかる後、吸引抵抗板5の各分割部5A〜5Dが後退して開いた状態にされ、更にバキュームチャック2の吸引動作が停止された後、基板支持ピン26を介してバキュームチャック2からウエハ搬送手段にウエハWが受け渡され、ウエハWは装置の外部に搬出される。
上述の実施の形態によれば、例えばウエハWの一端から他端に亘って吸引ノズル36をスライド移動させてウエハW表面の洗浄液であるリンス液を吸引除去するにあたり、ウエハWの外縁から外にはみ出した吐出口36aの部位と対向するように吸引抵抗板5を設けた構成とすることにより、この外にはみ出した吐出口36aの部位に吸引抵抗を持たせて内側の部位の吸引作用が弱くなるのを抑えることができる。このためウエハWの表面に付着したリンス液を充分に吸引除去することができ、その結果として、ウエハWを回転させて液を振り切る作用に頼らなくとも充分にウエハWを乾燥させることができる。なお、吸引抵抗板5の表面をウエハWの表面と同じ高さに設定する構成とすれば、吸引ノズル36の吸引口36aをウエハWの表面に接近させることができるので、リンス液をより確実に除去することもできる。
更に上述の実施の形態によれば、ウエハWの外周面を所定の隙間を介して囲むように吸引抵抗板5を配置すると共に、ウエハWに現像液及びリンス液を供給する際に吸引動作を行う吸引口54をその内周面に設けた構成とすることにより、吸引抵抗板5とウエハWの隙間内に現像液及びリンス液が広がるのを抑えることができる。このため、先ずウエハWの側周面に現像液が付着しないので当該側周面を洗浄する工程及び洗浄手段を別途設ける必要性が少なく、更にリンス液が付着しないのでウエハWの側周面を乾燥させる工程及び乾燥手段を別途設ける必要性が少ない。即ち、吸引ノズル36を用いて表面にあるリンス液を除去すればウエハWを乾燥させることができるので、乾燥処理が簡単であり且つ短時間で乾燥させることができる。また更にウエハWの側周面を別途洗浄しなくてよい分において、洗浄廃液の量を少なくすることができる点で得策である。なお、ウエハWと吸引抵抗板5との隙間が広すぎると当該隙間内に浸入する液の量が多くなり充分に吸引できなくなる場合があるので、より確実に現像液及びリンス液の浸入を抑制するためには既述のように0.1〜1.0mmの範囲内に隙間を設定するのが好ましい。
更に上述の実施の形態によれば、分割された吸引抵抗板5をウエハWに向かって進退自在な構成とすることにより、バキュームチャック2に置かれたウエハWを周囲から押して所定の載置位置に位置寄せすることができる。即ち、ウエハWと吸引抵抗板5とを既述した所定の位置関係に設定することができる。このためウエハWに対し全周に亘って液の回り込みを防止(汚染防止)することができるので、ウエハWの側周面の均一な洗浄及び乾燥を行うことができる。
本発明においては、吸引抵抗板5の内周面に吸引口54を形成した構成に限られず、例えば当該吸引口54と同じ形状で形成された気体噴射口をその内周面に沿って形成するようにしてもよい。この場合、現像液及びリンス液をウエハWに供給すると共に、当該気体噴射口から気体例えば空気又は窒素を噴射する構成とする。このような構成であっても当該気体の吐出圧によりウエハWと吸引抵抗板5の隙間内に現像液及びリンス液が浸入するのを抑制することができるので、上述の場合と同様の効果を得ることができる。更には、温度及び湿度が調整された乾燥空気又は乾燥窒素などの乾燥気体を噴射する構成とすれば、例えば毛細管現象により僅かなら隙間内にリンス液が浸入した場合であっても当該乾燥気体によりウエハWの側周面を乾燥させることができる。更に、例えばバルブなどの切り替え手段により気体及びリンス液のいずれか一方を供給する構成としておき、リンス液を供給してウエハWの側周面を洗浄した後、乾燥気体を供給して乾燥させるようにしてもよい。
更に本発明においては、吸引抵抗板5の分割部5A〜5DをウエハWに向かって前進させた後、後退させることでウエハWとの間に所定の隙間を形成する構成に限られず、例えば図8に示すように、その内周面に例えば0.1〜1.0mmの高さで内側に突出する突起部7を設けておき、分割部5A〜5DをウエハWに向かって前進させて突起部7の先端をウエハWの外周面と当接させることにより、その高さの分においてウエハWとの間に隙間を形成するようにしてもよい。この場合であっても上述の場合と同様の効果を得ることができる。
更に本発明においては、吸引抵抗板5は少なくともウエハWの外周面と対向する内周面を有すれば図4記載のように分割する構成に限られず、例えば吸引抵抗板5の対角線により区画される部位に分割してもよく、例えば幅方向あるいは長さ方向に沿って帯状に分割してもよい。更には、吸引抵抗板5は4分割する構成に限られず、例えば図9に示すように、ウエハWの直径の延長線により区画された2分割して分割部5A,5Bを形成するようにしてもよく、あるいは3分割以上にしてもよい。このような場合であっても上述の場合と同様の効果を得ることができる。また更に、本発明においては、必ずしも吸引抵抗板5を分割しなくともよい。この場合であっても上述の例と同様の効果を得ることができる。
更に本発明においては、吸引抵抗板5は内側上方に傾斜した吸引口54のみ設けた構成に限られず、例えば図10に示すように、内側上方及び内側下方に傾斜した吸引口54A,54Bを設けた構成であってもよい。この場合であっても上述の場合と同様の効果を得ることができ、更に本例によれば裏面洗浄部23の吐出口24からウエハWに向かって吐出したリンス液がウエハWと吸引抵抗板5との隙間に侵入しようとしても裏面側に向けられた吸引口54Bから吸引することができるので、より確実にウエハWの乾燥を行うことができる。また本発明においては、吸引抵抗体は板状の吸引抵抗板5に限られず、その表面が例えばウエハWの表面に対し記述の位置関係に設定されたブロック体で構成してもよい。また更に本発明においては処理液は現像液に限られず、例えばウエハWの表面に液層を形成して露光する液浸露光を行う前にレジストが塗布されたウエハWの表面を浄液液例えば純水で洗浄し乾燥させる処理に本発明を適用することもできる。また処理する基板は半導体ウエハ以外の基板、例えばLCD基板、フォトマスク用レチクル基板であってもよい。
最後に本発明の基板処理装置の一つである上述の現像装置が組み込まれた塗布・現像装置の一例について図11及び図12を参照しながら簡単に説明する。図中B1は基板であるウエハWが例えば13枚密閉収納されたキャリアCを搬入出するためのキャリア載置部であり、キャリアCを複数個載置可能な載置部80を備えた キャリアステーション8と、この キャリアステーション8から見て前方の壁面に設けられる開閉部81と、開閉部81を介してキャリアCからウエハWを取り出すための受け渡し手段A1とが設けられている。
キャリア載置部B1の奥側には筐体82にて周囲を囲まれる処理部B2が接続されており、この処理部B2には手前側から順に加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットU1,U2,U3と、後述する塗布・現像ユニットを含む各処理ユニット間のウエハWの受け渡しを行うウエハ搬送手段である主搬送手段A2,A3とが交互に配列して設けられている。即ち、棚ユニットU1,U2,U3及び主搬送手段A2、A3はキャリア載置部B1側から見て前後一列に配列されると共に、各々の接続部位には図示しないウエハ搬送用の開口部が形成されており、ウエハWは処理部B1内を一端側の棚ユニットU1から他端側の棚ユニットU3まで自由に移動できるようになっている。また主搬送手段A2、A3は、キャリア載置部B1から見て前後方向に配置される棚ユニットU1,U2,U3側の一面部と、後述する例えば右側の液処理ユニットU4,U5側の一面部と、左側の一面をなす背面部とで構成される区画壁83により囲まれる空間内に置かれている。また図中84、85は各ユニットで用いられる処理液の温度調節装置や温湿度調節用のダクト等を備えた温湿度調節ユニットである。
液処理ユニットU4,U5は、例えば図12に示すように塗布液(レジスト液)や現像液といった薬液供給用のスペースをなす収納部86の上に、塗布ユニットCOT、上述の現像装置をユニット化した現像ユニットDEV及び反射防止膜形成ユニットBARC等を複数段例えば5段に積層した構成とされている。また既述の棚ユニットU1,U2,U3は、液処理ユニットU4,U5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段例えば10段に積層した構成とされており、その組み合わせはウエハWを加熱(ベーク)する加熱ユニット、ウエハWを冷却する冷却ユニット等が含まれる。
処理部B2における棚ユニットU3の奥側には、例えば第1の搬送室87及び第2の搬送室88からなるインターフェイス部B3を介して露光部B4が接続されている。インターフェイス部B3の内部には処理部B2と露光部B4との間でウエハWの受け渡しを行うための2つの受け渡し手段A4、A5の他に、棚ユニットU6及びバッファキャリアC0が設けられている。
この装置におけるウエハの流れについて一例を示すと、先ず外部からウエハWの収納されたキャリアCが載置台80に載置されると、開閉部81と共に キャリアCの蓋体が外されて受け渡し手段AR1によりウエハWが取り出される。そしてウエハWは棚ユニットU1の一段をなす受け渡しユニット(図示せず)を介して主搬送手段A2へと受け渡され、棚ユニットU1〜U3内の一の棚にて、塗布処理の前処理として例えば反射防止膜形成処理、冷却処理が行われ、しかる後、塗布ユニットにてレジスト膜が形成されると、ウエハWは棚ユニットU1〜U3の一の棚をなす加熱ユニットで加熱(ベーク処理)され、更に冷却された後棚ユニットU3の受け渡しユニットを経由してインターフェイス部B3へと搬入される。このインターフェイス部B3においてウエハWは例えば受け渡し手段A4→棚ユニットU6→受け渡し手段A5という経路で露光部B4へ搬送され、露光が行われる。露光後、ウエハWは逆の経路で主搬送手段A2まで搬送され、現像ユニットDEVにて現像されることでレジストマスクが形成される。しかる後ウエハWは載置台80上の元のキャリアCへと戻される。
本発明の実施の形態に係る現像装置を示す斜視図である。 上記現像装置の縦断面図である。 上記現像装置の現像液ノズルを示す説明図である。 上記現像装置の吸引抵抗板を示す平面図である。 上記現像装置の吸引抵抗板を示す縦断面図である。 上記現像装置を用いてウエハを現像する工程を示す説明図である。 ウエハ表面にあるリンス液を吸引する様子を示す説明図である。 吸引抵抗板の他の例を示す説明図である。 吸引抵抗板の他の例を示す説明図である。 吸引抵抗板の他の例を示す説明図である。 上記現像装置が組み込まれた塗布・現像装置を示す平面図である。 上記塗布・現像装置の斜視図である。 従来の現像工程を示す説明図である。 従来のウエハ表面のリンス液を吸引する手法を示す説明図である。
符号の説明
W ウエハ
2 バキュームチャック
3 現像液ノズル
36 吸引ノズル
5 吸引抵抗板
5A〜5D 分割部
54 吸引口

Claims (9)

  1. 円形状の基板の表面に所定の処理液を供給して当該基板に対し所定の処理を行う基板処理装置において、
    基板を水平に保持する基板保持部と、
    この基板保持部に保持され、前記処理液により所定の処理がされた後の基板の表面に洗浄液を供給する洗浄液ノズルと、
    基板の有効領域の幅と同じか又はこの幅よりも長い吸引口を有し、基板の表面にある洗浄液を当該吸引口から吸引する吸引ノズルと、
    この吸引ノズルを基板の一端から他端に亘って移動させる移動機構と、
    前記吸引ノズルの移動範囲において基板の外縁から外にはみ出した前記吸引口の部位と対向するようにかつ基板の全周に亘って設けられた吸引抵抗体と、
    前記基板保持部に保持された基板の裏面周縁部と隙間をあけて対向し、基板の全周に亘って設けられた裏面洗浄部と、を備え、
    前記裏面洗浄部の上端面には、互いに内外に隣接しかつ各々基板の全周に亘って形成された、基板の裏面周縁部にリンス液を吐出する吐出口及びリンス液を吸引する吸引口が設けられていることを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記吸引抵抗体は、基板の表面からこぼれ落ちる液を吸引するための吸引口が内周面に沿って設けられていることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  3. 前記吸引抵抗体は、基板の外周面に気体を供給する気体噴射口が内周面に沿って設けられていることを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  4. 前記吸引抵抗体は、基板の周方向に沿って複数に分割され、各分割部を基板に対して押圧して基板の位置決めを行うための押圧機構を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか一つに記載の基板処理装置。
  5. 前記吸引抵抗体は、基板の中心線の延長線と、この延長線と基板の中心にて交差する延長線とにより区画された部位に分割されたことを特徴とする請求項記載の基板処理装置。
  6. 円形状の基板の表面に所定の処理液を供給して当該基板に対し所定の処理を行う基板処理方法において、
    基板を基板保持部に水平に保持する工程と、
    この基板の表面に処理液を供給して所定の処理を行う工程と、
    この所定の処理をした後の基板の表面に洗浄液を供給して洗浄を行う工程と、
    基板の有効領域の幅と同じか又はこの幅よりも長い吸引口を有する吸引ノズルと、この吸引ノズルの移動範囲において基板の外縁から外にはみ出した当該吸引ノズルの吸引口の部位と対向するようにかつ基板の全周に亘って配置された吸引抵抗体と、を用い、洗浄後の基板の表面にある洗浄液を前記吸引ノズルの吸引口から吸引すると共に、この吸引ノズルを基板の一端から他端に亘って移動させる工程と、
    前記基板の表面に洗浄液を供給して洗浄を行いながらあるいは洗浄後に、前記基板保持部に保持された基板の裏面周縁部と隙間をあけて対向し、基板の全周に亘って設けられた裏面洗浄部により基板の裏面周縁部を洗浄する工程と、を含み、
    基板の裏面周縁部を洗浄する工程は、裏面洗浄部の上端面に互いに内外に隣接しかつ各々基板の全周に亘って形成された吐出口及び吸引口を用い、当該吐出口から基板の裏面周縁部にリンス液を吐出しながら吸引口からリンス液を吸引することにより行われることを特徴とする基板処理方法。
  7. 前記処理液を供給する工程及び前記洗浄液を供給する工程において基板の表面からこぼれ落ちる液を吸引抵抗体の内周面に形成した吸引口から吸引する工程を行うことを特徴とする請求項6記載の基板処理方法。
  8. 前記処理液を供給する工程及び前記洗浄液を供給する工程において吸引抵抗体の内周面に形成した気体噴射口から基板の外周面に気体を供給する工程を行うことを特徴とする請求項6記載の基板処理方法。
  9. 基板の周方向に分割された吸引抵抗体の内周面で基板の外周面を周囲から押して基板の位置決めを行う工程を含むことを特徴とする請求項6ないし8のいずれか一つに記載の基板処理方法。
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