JP4286766B2 - 薬剤散布装置 - Google Patents
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Description
そこでこの発明の目的は、散布量の微調整が可能で、かつ一定量を連続して供給可能な薬剤散布装置を提供することにある。
前記散布部は、各薬剤貯留タンクの下部に配される回転式調量手段と前記各タンクから回転式調量手段によって調量された薬剤を合流させて散布する散布手段とからなり、
前記回転式調量手段は、回転軸を突設した円柱部と、前記円柱部の外周に取り付けられた円筒部と、前記円筒部を前記円柱部に取り付けて固定するための固定部とを有するローラ部からなり、前記円筒部に複数の薬剤充填溝が形成され、前記複数の薬剤充填溝は、前記回転軸方向に対して一定の角度をもって形成され、かつ1の薬剤充填溝の後端と該薬剤充填溝に隣り合う別の薬剤充填溝の先端とが前記回転軸方向に平行な同一直線上に接するように形成され、かつ前記円筒部の薬剤保持側に隣接して薬剤保持部材が配設され、
前記散布手段は、前記一対の薬剤貯留タンクの中央に配設される回転軸によって回転するスピンナーであることを特徴とする。
前記散布部は、各薬剤貯留タンクの下部に配される回転式調量手段と前記各タンクから回転式調量手段によって調量された薬剤を合流させて散布する散布手段とからなり、
前記回転式調量手段は、回転軸を突設した円柱部と、前記円柱部の外周に取り付けられた円筒部と、前記円筒部を前記円柱部に取り付けて固定するための固定部とを有するローラ部からなり、前記円筒部に複数の薬剤充填溝が形成され、前記複数の薬剤充填溝は、前記回転軸方向に対して一定の角度をもって形成され、かつ1の薬剤充填溝の後端と該薬剤充填溝に隣り合う別の薬剤充填溝の先端とが前記回転軸方向に平行な同一直線上に接するように形成され、かつ前記円筒部の薬剤保持側に隣接して薬剤保持部材が配設され、
前記散布手段は、前記一対の薬剤貯留タンクの中央に配設される回転軸によって回転するスピンナーであることを特徴とするので、タンクより薬剤充填溝に充填された薬剤がローラ部の回転により散布手段に順次供給することができるとともに、薬剤充填溝を適当な大きさとすることによって微量の薬剤を供給することができる。
したがって、ローラ部の回転を一定に保持すれば散布手段への薬剤の供給量を一定とすることができ、薬剤の散布量の微調整が可能で、かつ一定量を連続して散布可能な薬剤散布装置を提供することができる。
図1は本発明の薬剤散布装置を装着した無線操縦式ヘリコプター(無線操縦式飛行体)の一例の側面図であり、図2は図1の正面図である。
無線操縦式ヘリコプターHは、機体1の上部に回転軸2aを突出させメインロータ2を取り付ける。また、機体1の後方にはテールロータ3を回転自在に取り付ける。これらメインロータ2とテールロータ3とは不図示のエンジンによって回転するようになっている。また、機体1の進行方向両側部には薬剤を貯留するタンク4を設ける。タンク4は下部に散布部5を備える。一方、機体1の下部にはスキッド6を設ける。さらにアンテナ7,8を適宜設ける。アンテナ7は機体操縦指示のための電波を受信するようになっている。また、アンテナ8は後述する散布部5の駆動部を制御するようになっている。
この回転式調量手段としての、案内板11、ステー12、ロータ13およびモータ14は散布部5から着脱自在に構成され、必要に応じて取り付けるようになっている。
樋5Aの下部には合流部5Cを設ける。この合流部5Cにて左右の樋5Aに案内されてきた薬剤が合流する。合流部5Cの下部にはスリット5bおよびシャッタ5aを備える。スリット5bは合流部5Cの側壁に固設されている。一方、シャッタ5aは合流部5Cの側壁に貫通して設けられ、矢印a方向にスライド自在となっている。
合流部5Cの上部の壁上にはモータ10を備え、中心線CLに沿って回転軸10aを延出し、回転軸10aの他端にはスピンナー5Bを取り付ける。スピンナー5Bは中心部分の取付部5cとその取付部5cの外周に延出して設ける板状のフィン5dとからなる。このフィン5dは取付部5cの外周に一定の間隔で放射状に固設して設ける。
このように形成すると、薬剤充填溝13a1の後端Bから薬剤が排出された後、連続して薬剤充填溝13a2の先端Tから薬剤が排出されるので、常に一定量の薬剤を散布手段5に供給することができる。
また、図5に示すように、この薬剤充填溝13aの長さをL、幅a、深さをD、回転軸13E方向に対してのなす角度をθとすると、これらの数値を変化させた別の円筒部を円柱部13Gに取り付けることによってモータ14の回転数を変化させることなく、スピンナー5Bへの薬剤散布量を容易に変えることができる。
まず、無線操縦式ヘリコプターHを不図示の操作装置を用いて所望の耕作地上空に飛行させる。そして、操縦機20のスイッチ20bをONにする。するとその指示をアンテナ8が受信しロータ駆動スイッチとスピンナー駆動スイッチとをONにする。その後、回転数ツマミ20aを調整して所望の回転数でモータ(駆動手段)10,モータ(別の駆動手段)14を回転させる。これによって、スピンナー5Bとロータ13とが所望の回転数で回転する。なお、シャッタ4aは手動操作にて、シャッタ5aは遠隔操作にて適宜開閉するものとする。操縦機20に代えて、ヘリコプターHを操縦する操作機にて同様の操作をすることができる。その場合にはアンテナ7を介して指示を行うものとする。
このとき、ロータ13にはタンク4から薬剤が案内板11に案内されて開口11Oより、ロータ13の表面に供給される。そして、ロータ13が回転するとロータ13に形成された薬剤充填溝13a1,13a2,13a3・・・に所望の量の薬剤が充填される。この薬剤はブラシ30によって薬剤充填溝13a1,13a2,13a3・・・に保持されながらロータ13の回転とともにブラシ30の下端である排出位置Pにて順次排出され(図7(a),(b))、樋5Aへと落下する。
そして、左右の樋5Aに沿って落下してきた薬剤は合流部5Cにて合流し、開状態となったシャッタ5aからスリット5bを通ってスピンナー5Bに落下する。スピンナー5Bに落下した薬剤はスピンナー5Bの回転にて拡散されて下方の耕作地に散布される。
また、モータ14の回転数を一定とした場合には、予め、薬剤充填溝13aの長さL、幅a、深さD、回転軸13E方向とのなす角度θの異なる複数の円筒部13Fを用意しておき、最適な円筒部13Fを円柱部13Gに取り付けることによって薬剤の散布量を調整することもできる。この場合、止め部材13Dを外した後、固定部13Aを外し、円筒部13Fを円柱部13Gから取り外す。そして、用意した別の円筒部を円柱部13Gに取りつけて固定部13Aを取り付けた後、止め部材13Dで固定する。
そして、回転式調量手段がロータ13と、そのロータ13の回転中心に突設された回転軸13Eとを有し、ロータ13の外周13bに薬剤を充填する薬剤充填溝13a1,13a2,13a3・・・が形成され、その薬剤充填溝13a1,13a2,13a3・・・は、回転軸13Eの方向に対して一定の角度θをもって形成される。そして、1の薬剤充填溝13a1の後端Bとその薬剤充填溝13a1に隣り合う別の薬剤充填溝13a2の先端Tとが回転軸13Eに平行な同一直線上に接するように形成される。
さらにロータ13が回転軸13Eを突設した円柱部13Gとその円柱部13Gの外周に取り付ける円筒部13Fとを有し、その円筒部13Fに薬剤充填溝13aが複数形成されている。その薬剤充填溝13aに充填された薬剤を保持するためのブラシ(保持部材)30をロータ13に隣接して設ける。
さらに、ロータ13がタンク4から供給される薬剤を開口11Oに集めるための案内板11と、その案内板11の開口11O付近に設けられた回転自在のロータ13とを備える。したがって、簡単な構成で薬剤の散布量の微調整が可能な薬剤散布装置を提供することができる。
また、回転式調量手段が散布部から分離可能であるので、薬剤の散布量の微調整が必要な場合にのみ回転式調量手段を取りつけ、それ以外の場合には取り外すことができる。また、メンテナンスが容易にできる。
2 メインロータ
2a 回転軸
3 テールロータ
4 タンク
4a,5a シャッタ
4b,5b スリット
4A 蓋部
4B 本体部
4C ヒンジ
5 散布部
5A 樋
5B スピンナー(散布手段)
5C 合流部
5c 取付部
5d フィン
6 スキッド
7,8 アンテナ
10,14 モータ
10a,23A,36a,36b 回転軸
11,11A 案内板(案内部)
11O 開口
12 ステー
13,21,23,24 ロータ(ローラ部)
13A 固定部
13B 締付部
13C,13D 止め部材
13E 回転軸
13F 円筒部
13G 円柱部
13a、13a1,13a2,13a3 薬剤充填溝
13b 外周
20 操縦機
20a 回転数ツマミ
20b スイッチ
30 ブラシ(保持部材)
B 後端
CL 中心線
H 無線操縦式ヘリコプター(無線操縦式飛行体)
P 排出位置
T 先端
Claims (1)
- 一対の薬剤貯留タンクと、前記薬剤貯留タンクから供給される薬剤を散布する散布部とを備え、無線操縦式飛行体に搭載され前記薬剤を散布する薬剤散布装置において、
前記散布部は、各薬剤貯留タンクの下部に配される回転式調量手段と前記各タンクから回転式調量手段によって調量された薬剤を合流させて散布する散布手段とからなり、
前記回転式調量手段は、回転軸を突設した円柱部と、前記円柱部の外周に取り付けられた円筒部と、前記円筒部を前記円柱部に取り付けて固定するための固定部とを有するローラ部からなり、前記円筒部に複数の薬剤充填溝が形成され、前記複数の薬剤充填溝は、前記回転軸方向に対して一定の角度をもって形成され、かつ1の薬剤充填溝の後端と該薬剤充填溝に隣り合う別の薬剤充填溝の先端とが前記回転軸方向に平行な同一直線上に接するように形成され、かつ前記円筒部の薬剤保持側に隣接して薬剤保持部材が配設され、
前記散布手段は、前記一対の薬剤貯留タンクの中央に配設される回転軸によって回転するスピンナーであることを特徴とする、薬剤散布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004343730A JP4286766B2 (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 薬剤散布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004343730A JP4286766B2 (ja) | 2004-11-29 | 2004-11-29 | 薬剤散布装置 |
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JP2006149266A JP2006149266A (ja) | 2006-06-15 |
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JP2008167703A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | New Delta Ind Co | 無人ヘリコプター用薬剤散布装置 |
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2004
- 2004-11-29 JP JP2004343730A patent/JP4286766B2/ja not_active Expired - Fee Related
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