JP4285740B2 - 携帯型情報入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば携帯電話端末やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯可能な電子機器に好適な携帯型情報入力装置に関する。
従来より、携帯電話端末やPDA等のような小型の携帯型電子装置において、例えばメニュー選択や文字入力の際には、一般にテンキーや十字キーなどの入力デバイスが用いられている。
すなわち例えば十字キーを用いたメニュー選択の場合を例に挙げて説明すると、携帯型電子装置に設けられている表示部の画面上には、それぞれがアプリケーションに対応した複数のメニューアイコンが表示され、ユーザは、十字キー等を操作してカーソルを移動させ、それら複数のメニューアイコンの内の所望のアイコン上にカーソルを重ね合わせることにより、所望のアプリケーションの選択を行う。
また例えばテンキーを用いた文字入力の場合を例に挙げて説明すると、当該テンキーを構成する各キーにはそれぞれ複数の仮名が割り当てられており、ユーザは、何れかのテンキーを繰り返し押下することにより所望の文字を入力する。
なお、メニュー選択等が可能な携帯型電子装置としては、例えば特許文献1に記載されている情報処理端末および方法が知られている。この特許文献1には、装置の傾きに応じて各種の処理を入力することができる情報入力装置が開示されている。すなわちこの情報処理端末によれば、表示部にはアプリケーションプログラムの選択メニュー画面が表示され、その表示状態のときに、ユーザがコントロールボタンを押下しながら装置を傾けると、当該表示部上をカーソルが移動し、そのカーソルによりアプリケーションプログラムのメニューが選択可能となる。
特開2002−207567号公報(第1図)
ところで、従来の携帯型電子装置に設けられている十字キーやテンキーは、一般に小型であり、また小さい筐体上に密集した状態で配されていることが多い。このため、上述したメニュー選択や文字入力等のような情報入力の際に、それら十字キーやテンキーを正確に操作することが難しく、キーの押し間違いなどによる誤入力が発生し易い。また、テンキーを用いた文字入力の場合、一文字を入力するために何度もキー操作が必要であり、非常に操作が面倒である。その他、情報入力の際の操作は、例えば筐体上面に設けられたキーを押下するなどの操作のみであり、操作が単一で面白みに欠ける。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、メニュー選択や文字入力等の情報入力の際に、誤入力の発生を少なくし、また操作を簡略化することができ、さらにはユーザに操作の楽しみを与えることをも可能とする、携帯型情報入力装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯型情報入力装置は、表示部と、装置本体の傾いた方向を検知する傾き検知部と、装置本体の振動を検知する振動検知部とを有し、円環状に配列させた複数の所定の情報とそれら複数の所定の情報の少なくとも一つを選択可能に指示するためのカーソルとを表示部上に表示させ傾き検知部が検知した傾きの方向に基づいて、カーソルを円環状の情報配列に沿って移動させ、傾き検知部が検知した傾きの方向の変化と傾きの継続とに基づいて、カーソルの移動速度を設定し、振動検知部が検知した振動に基づいて、カーソルが指示している情報を入力すべき情報として確定する制御部とを有する。
すなわち本発明は、円環状に配列表示された複数の情報の中から、所望の情報をカーソルにより選択可能な携帯型情報入力装置であり、装置本体が傾けられたときには、当該傾きに応じてカーソルを移動させ、また、傾きの方向の変化と傾きの継続とに応じてカーソルの移動速度を設定して、そのカーソルにより指示されている情報を選択可能とし、さらに装置本体が振動させられたときには、当該選択されている情報の入力を確定するようになされている。
本発明によれば、装置本体を傾けたり振動させたりするような、簡単且つ誤入力の虞れが少ない操作により、情報の入力が可能となっている。また、ユーザは、装置本体を傾けたり振動させるような、変化に富んだ楽しい操作により、情報の入力を行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明実施形態の携帯型情報入力装置について説明する。なお、本実施形態では、携帯型情報入力装置の一例として携帯電話端末を挙げて説明する。
図1〜3は、本実施形態の携帯電話端末の外観を示す。本実施形態の携帯電話端末は、表示部3を備えた上部筐体(第1の筐体)1と、当該上部筐体1の下側に配され且つ上記表示部3の表示面と同一方向の表面上に表示部4を備えた下部筐体(第2の筐体)2とが、それぞれ筐体一端部に設けられた回転ヒンジ部7を中心として互いに水平方向に回動自在となされた携帯電話端末(回転オープン型の携帯電話端末)である。図1は本実施形態の携帯電話端末を開いた状態(以後、開状態と呼ぶ)を示し、図2は当該開状態の携帯電話端末を図1の右側から見たときの状態を示し、図3は回転ヒンジ部7を中心として上部筐体1又は下部筐体2を図1の矢印8の方向に180度回転(図1の開状態に対して180度回転)させることにより当該携帯電話端末が閉じられた状態(以後、閉状態と呼ぶ)を示している。
上部筐体1には、表示部3の他、スピーカ5などが設けられている。上部筐体1に設けられる表示部3等は、本実施形態の携帯電話端末が閉状態になされたときでも常に外側となる一表面部(一方の主面部、以後、この面を特に上部筐体主面部と呼ぶ)上に配置されている。
表示部3は、例えば、電話番号表示や待ち受け画像の表示,電子メールの文章、ウェブ画面等が表示される液晶ディスプレイパネルやEL(electroluminescence )ディスプレイパネルと、タッチパネルとからなり、上記ディスプレイ上への表示と上記タッチパネルによる入力とが可能なデバイスである。なお、タッチパネルは、ディスプレイ上の全面に配され、例えばユーザが指等を触れた時の接触位置と接触軌跡を検出可能な透明タッチセンサである。当該表示部3は、上部筐体1の上部筐体主面部上に設けられているため、本実施形態の携帯電話端末が閉状態になされたときでも、ユーザは上記表示部3上の表示を見ることができ、またタッチパネルによる入力も可能となる。
スピーカ5は、通話音声等を出力するために設けられている。
下部筐体2の表示部4は、本実施形態の携帯電話端末が閉状態になされたときには上部筐体1により覆われてしまう一表面部(一方の主面部、以後、この面を特に下部筐体主面部と呼ぶ)上に配置されている。当該下部筐体2の表示部4は、液晶ディスプレイパネルやELディスプレイパネル等のディスプレイと、そのディスプレイパネル上の全面に設けられたタッチパネルとからなり、上記ディスプレイ上への表示と上記タッチパネルによる入力とが可能なデバイスである。
このように、本実施形態の携帯電話端末は、表示部3,4の二つの大型ディスプレイを備えおり、大型ディスプレイと携帯性を両立していると共に、マルチアクセスによる複数画面の同時立ち上げが可能となっている。
なお、タッチパネルは、本実施形態のように上部筐体1と下部筐体2の両方のディスプレイ上に設けられていても良し、下部筐体2のディスプレイ上か上部筐体1のディスプレイ上の何れか一方にのみ設けられていても良い。特に、下部筐体2のディスプレイ上にのみタッチパネルを設けた場合には、例えば携帯電話端末が閉状態のときにタッチパネルが何かに触れてしまうことによる誤入力を防ぐことができる。一方、上部筐体1のディスプレイ上にもタッチパネルが設けられている場合には、携帯電話端末が閉状態のときでもタッチパネルによる情報入力が可能となる。また、上部筐体1と下部筐体2の両方のディスプレイ上にタッチパネルが設けられていれば、携帯電話端末が開状態のときに、両タッチパネルによる情報入力が可能となる。さらに、上部筐体1と下部筐体2の両方のディスプレイ上にタッチパネルを設けた場合において、それら各タッチパネルの機能のオン/オフを切替可能なスイッチを設ければ、上述のように上部筐体1と下部筐体2の両方にタッチパネルを設けた場合と、上部筐体1と下部筐体2の何れか一方にのみタッチパネルを設けた場合のいずれの機能をも実現することができる。各タッチパネルの機能をオン/オフするための切替スイッチは、ユーザにより任意に操作可能なスイッチの他、携帯電話端末の開閉に連動してオン/オフする開閉検知用センサであっても良い。
また、図示は省略しているが、当該下部筐体2の回転ヒンジ部7近傍には、通話音声等を入力するためのマイクロホンも設けられている。本実施形態において、マイクロホンを下部筐体2側の回転ヒンジ部7の近傍に設けているのは、当該携帯電話端末が閉状態の時に、マイクロホンとスピーカ5の配置が重なってしまわないようにすることで、当該閉状態と開状態のいずれの状態であっても通話ができるようにするためである。
さらに、図示は省略しているが、下部筐体2の上記下部筐体主面部に相対応する背面部(他方の主面部)側には、カメラ部も設けられている。当該カメラ部は、光学レンズや撮像素子等からなり静止画や動画の撮影を行うためのディジタルカメラ機能を実現するためのものである。
その他、図示は省略するが、下部筐体2は、上記下部筐体主面部に対応する背面側に、無線により送信された音声信号を出力可能なワイヤレスイヤーレシーバを着脱可能に収納するための収納部が設けられていても良い。このワイヤレスイヤーレシーバを用いれば、本実施形態の携帯電話端末は、いわゆるハンズフリーによる通話が可能となる。
〔携帯電話端末の内部構成〕
次に、図4には、本実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
アンテナ22は、例えば内蔵アンテナであり信号電波の送受信を行う。通信部23は、送受信信号の周波数変換、変調と復調、スペクトラム拡散と逆拡散、送受信されたデータが通話音声データかそれ以外のデータかの弁別等を行う。なお、通話音声データ以外のデータとは、画像データや電子メール、プログラムデータ、その他のデータである。
受信された通話音声データは、データラインを介して音声処理部31へ送られる。音声処理部31は、通話音声データを復号化し、その復号化後の音声データをデータラインを介してスピーカ32へ送る。スピーカ32は、前述の図1のスピーカ5に相当し、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、音声データをディジタル/アナログ変換及び増幅した後、出力する。これにより、通話音声が得られることになる。
一方、マイクロホン33は、前述の下部筐体2に設けられているマイクロホンに相当し、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン33を介して入力された通話音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換され、データラインを介して音声処理部31へ送られて符号化された後、通信部23へ送られる。
表示部24は、前述した上部筐体1の表示部3と下部筐体2の表示部4のディスプレイ、及び、上記表示部3と表示部4に画像等を表示するための駆動回路とからなる。
操作部25は、上部筐体1の表示部3や下部筐体2の表示部4上に設けられているタッチパネルである。
メモリ26は、ROMとRAMを含む。ROMは、制御部21のCPU(中央処理装置)が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、本実施形態のメニュー選択や文字入力等の情報入力処理を行うためのプログラムコード、当該携帯電話端末の電話番号、フォントデータ、文字入力時の予測変換候補単語を含む辞書データ、地図データ、その他、携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーション用のプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、EEPROMのような書き換え可能なROMを含み、電子メールデータ、ユーザにより設定される電話帳や電子メールアドレス、ダウンロードされた写真データや着信音データ、文字入力時の予測変換候補単語の登録データや予測変換の学習データ、地図データ、その他、各種のユーザ設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、CPUが各種のデータ処理を行う際の作業領域や文字入力処理中の作業領域として、随時データを格納する。
カメラ部34は、前述の下部筐体2の背面側に設けられているカメラ部に相当し、光学レンズや撮像素子等からなる。
近距離無線通信部35は、近距離で様々な情報を無線により通信するためのものであり、例えばいわゆるブルートゥース(Blue Tooth)方式や無線LAN(Local Area Network)による通信の他、ICカードとの間で電磁誘導により通信を行うことをも可能となされている。なお、本実施形態の携帯電話端末は、当該近距離無線通信部35を用いて、ワイヤレスイヤーレシーバに音声信号を送ることも可能となっている。
GPS(Global Positioning System)部36は、GPS衛星からの電波を利用して当該携帯電話端末の現在位置を検出するための測位デバイスである。
開閉検知部37は、携帯電話端末の開状態と閉状態を検知するためのセンサスイッチである。
振動検知部27は、例えば下部筐体2内に設けられた振動検知用ジャイロであり、当該携帯電話端末本体が振られたかどうか、すなわちユーザが携帯電話端末を振ったかどうかを検知し、当該携帯電話端末本体の振動を検知する度にその旨(振動検知信号)を制御部21に通知する。
傾き検知部28は、例えば下部筐体2内に設けられた傾き検知ジャイロであり、ユーザが携帯電話端末本体をどの方向に傾けたのかを検知し、その検知した傾き方向に関する情報(傾き検知信号)を制御部21に通知する。
なお、本実施形態では、振動検知部27と傾き検知部28を機能的に二つのブロックで示したが、これらは同一のジャイロで構成することができる。特に振動は、実際には異なる方向への連続した傾きとして検知することができる。また、振動は、ジャイロの他に加速度センサーで検出しても良い。
時計部29は、現在時刻の情報の生成や時間のカウントを行うためのデバイスである。
制御部21は、CPUから成り、制御ラインを介して当該携帯電話端末の各構成要素の制御や各種の演算処理を行う。また、制御部21は、操作部25のタッチパネルからの入力信号、振動検知部27からの振動検知信号、傾き検知部28からの傾き検知信号等を受け取り、それら信号に応じた処理や演算を行う。
外部I/F部30は、例えば外部メモリ等と端末本体とを接続したり、外部接続コードを介して外部記憶装置と端末本体とを接続するためのインターフェイスである。
その他、図4には図示を省略しているが、本実施形態の携帯電話端末は、各部に電力を供給する電源回路や、音楽の録音や再生を行うための音楽録音再生部、ブラウザ機能、例えば外部メモリ等の外部記憶装置と端末本体とを接続するためのインターフェイス、外部リモートコントローラの接続端子などを備えている。
本実施形態の携帯電話端末は、表示部4や表示部3上の表示と、傾き検知部28による傾き検知及び振動検知部27による振動検知とにより、例えばメニュー選択や文字入力、ウェブブラウジング時のウェブページ選択などのための情報入力や、地図上の経路検索時の検索条件や位置入力などが可能となされている。
〔メニュー選択時の動作〕
本実施形態の第1の実施形態として、図5にはメニュー選択時における下部筐体2の表示部4上の表示例を示す。図5は、一例としてメニューの階層が複数ある場合の第1階層の表示例を示している。なお、本実施形態の携帯電話端末が閉状態となされている場合には、当該図5のメニュー項目を表示部3上に表示しても良いことは言うまでもない。
この図5において、表示部4上には、円環状領域42と拡大領域43と外環領域41とが表示される。
円環状領域42は、発信、電話、Game(ゲーム)、WEB(ウェブブラウジング)、終話、TV(テレビジョン視聴)、音楽(音楽再生)、Mai(メール)などの各アプリケーションにそれぞれ対応した各種メニュー項目が、円環状に配置されて表示される領域である。当該円環状領域42上の各メニュー項目のうち、選択状態となされているメニュー項目は、ハイライト表示される。つまり、本実施形態によれば、カーソル47がハイライト表示により表されている。
拡大領域43は、円環状領域42の中心部に配される。当該拡大領域43には、円環状領域42内でカーソル47により選択されているメニュー項目が拡大表示される。図5の例の場合、カーソル47により「発信」のメニュー項目が選択されてハイライト表示され、拡大領域43にはその選択されたメニュー項目を表す「発信」の文字が拡大表示されている。
外環領域41は、円環状領域42の外周側に設けられ、その内部には仮想ボタン44〜46が表示される。
仮想ボタン44は、ユーザが情報入力のモードを変更したいときに押下操作(実際には指で触れる操作)するモード変更ボタン(以下、当該仮想ボタン44をモード変更ボタン44と呼ぶ)である。
仮想ボタン45は、ユーザが電源をオン又はオフしたり、円環状領域42上でのカーソル47の移動を停止する際に押下操作(指で触れる操作)する電源/終了ボタン(以下、当該仮想ボタン45を電源/終了ボタン45と呼ぶ)である。
仮想ボタン46は、選択された機能(メニュー項目等)をユーザがキャンセルする際に押下操作(指で触れる操作)するキャンセルボタン(以下、当該仮想ボタン46をキャンセルボタン46と呼ぶ)である。
ここで、本実施形態の携帯電話端末は、上記円環状領域42上の各メニュー項目の選択入力のための情報入力モードとして、例えば、ユーザが所望のメニュー項目上を指等で触れることによる情報入力モード(以下、通常入力モードと呼ぶ)と、当該携帯電話端末の本体をユーザが傾けたり振ったりすることによる情報入力モード(以下、感覚入力モードと呼ぶ)の少なくとも二つのモードが使用可能となっている。なお、本実施形態の携帯電話端末は、通常入力モードと感覚入力モードの何れか一方を切り替え使用したメニュー選択、或いは、両モードを併用したメニュー選択の何れも対応可能である。
以下、本発明実施形態において特徴的な感覚入力モードについて説明する。
感覚入力モードの場合、本実施形態の携帯電話端末は、傾き検知部28が検知した傾きの方向に応じて、上記円環状領域42上でカーソル47を移動させる方向を決定すると共に、傾きの大きさや傾けられた状態の継続に応じて、円環状領域42上でカーソル47を移動させる際の移動速度を設定する。
また、本実施形態の携帯電話端末は、振動検知部27が振動を検知したとき、上記円環状領域42上でカーソル47により選択されているメニュー項目を決定(確定)する。
すなわち、ユーザは、円環状領域42上の各メニュー項目の中から所望のメニュー項目を選択して決定させる場合、本実施形態の携帯電話端末を傾けることでカーソル47を円環状領域42上の所望のメニュー項目上に移動させ、更に、携帯電話端末を振ることによりそのメニュー項目を決定させる。
図6のフローチャートを用い、上記感覚入力モードにおけるメニュー選択時の動作を具体的に説明する。なお、この図6のフローチャートは、主に図4の制御部21にて行われる処理である。
図6中「CNT」は円環状領域42上でカーソル47が移動する際の移動速度を上下させるための変数であり正負何れの値をも取り得る。
図6中「V」は円環状領域42上でカーソル47が移動する際の移動速度を示す変数であり、「V」の符号は円環状領域42上をカーソル47が移動していく際の移動方向(円環に沿って回転する回転方向)を表している。本実施形態の場合、V<0でカーソル47は左回転、V>0でカーソル47は右回転するように設定される。
この図6において、制御部21は、先ずステップS1の処理として「CNT」と「V」の値を共に「0」に初期設定し、次いでステップS2の処理として表示部4上にメニュー選択のための図5に示したようなユーザインターフェイス画像を表示させる。当該ステップS2にて図5のユーザインターフェイス画像を表示させた後、制御部21は、ステップS3へ処理を進める。
ステップS3に進むと、制御部21は、傾き検知部28から傾き検知信号が送られてきたか否か、つまり傾き検知部28にて傾きが検知されたか否かを判定し、傾きが検知されていないときにはステップS4へ処理を進め、一方、傾きが検知されたときにはステップS7へ処理を進める。
ステップS7に進むと、制御部21は、上記傾き検知部28が検知した傾きは右傾きであるか否か判定し、右傾きでないと判定した場合にはステップS9へ処理を進め、右傾きであると判定した場合にはステップS8へ処理を進める。
ステップS7にて右傾きであると判定されてステップS8の処理に進むと、制御部21は、「CNT」の値を1インクリメントした後、ステップS14にてその「CNT」の値を「V」に設定し、ステップS15にて円環状領域42上でカーソル47を速度「V」で移動(円環上を回転移動)させる。
一方、ステップS7にて右傾きでないと判定してステップS9に進むと、制御部21は、上記傾き検知部28が検知した傾きは左傾きであるか否か判定し、左傾きでないと判定した場合にはステップS13へ処理を進め、左傾きであると判定した場合にはステップS10へ処理を進める。なお、ステップS13の処理については後述する。
ステップS9にて左傾きであると判定されてステップS10の処理に進むと、制御部21は、「CNT」の値を1デクリメントした後、ステップS14にてその「CNT」の値を「V」に設定し、ステップS15にて円環状領域42上でカーソル47を速度「V」で移動(円環に沿った回転移動)させる。
上記ステップS15の後、制御部21は、ステップS3へ処理を戻す。
ここで、ステップS1にて初期設定された直後に、上記ステップS3で傾きが検知されると共に、ステップS7にて右傾きと判定されてステップS8にて「CNT」が1インクリメントされた場合、当該「CNT」の符号は正の値となり、このためステップS14にて設定された速度「V」の符号も正となる。したがって、この場合のカーソル47の移動方向は、円環状領域42を右回転する方向となる。
また、カーソル47が既に円環状領域42上を右回転方向に移動している状態のとき、上記ステップS3で傾きが検知され、更にステップS7で右傾きと判定されてステップS8にて「CNT」が1インクリメントされると、カーソル47の上記右回転方向の移動速度「V」は、「CNT」の1インクリメント分だけ速くなる。
逆に、カーソル47が既に円環状領域42上を右回転方向に移動している状態のとき、上記ステップS3で傾きが検知され、ステップS7にて右傾きでないと判定されると共に、ステップS9で左傾きと判定されてステップS10にて「CNT」が1デクリメントされると、カーソル47の上記右回転方向の移動速度「V」は、「CNT」の1デクリメント分だけ遅くなる。
一方、ステップS1にて初期設定された直後に、上記ステップS3で傾きが検知され、ステップS7にて右傾きでないと判定されると共に、ステップS9にて左傾きと判定されてステップS10にて「CNT」が1デクリメントされた場合、当該「CNT」の符号は負の値となり、このためステップS14にて設定された速度「V」の符号も負となる。したがって、この場合のカーソル47の移動方向は、円環状領域42を左回転する方向となる。
また、カーソル47が既に円環状領域42上を左回転方向に移動している状態のとき、上記ステップS3で傾きが検知され、さらにステップS7にて右傾きでなく、ステップS9で左傾きと判定されてステップS10にて「CNT」が1デクリメントされると、カーソル47の上記左回転方向の移動速度「V」は、「CNT」の1デクリメント分だけ速くなる。
逆に、カーソル47が既に円環状領域42上を左回転方向に移動している状態のとき、上記ステップS3で傾きが検知され、ステップS7で右傾きと判定されてステップS8にて「CNT」が1インクリメントされると、カーソル47の上記左回転方向の移動速度「V」は、「CNT」の1インクリメント分だけ遅くなる。
すなわち、ステップS3で傾きが検出された後のステップS15までの処理によれば、携帯電話端末が何れか一方に傾けられれば傾けられるほど、或いは、携帯電話端末が何れか一方に傾けられた状態が続けば続くほど、カーソル47が円環状領域42上を移動する速度が速くなるように制御され、逆に、一方向に傾けられていた携帯電話端末が反対方向側に傾けられたときには、カーソル47が円環状領域42上を移動する速度が遅くなるように制御される。
また、本実施形態において、ステップS9にて左傾きでないと判定されてステップS13に進んだ場合、制御部21は、「CNT」の絶対値を1デクリメントした後、ステップS14へ処理を進める。つまり、ステップS3にて傾きが検知されたにもかかわらず、ステップS7にて右傾きが検出されず、且つ、ステップS9で左傾きも検出されなかった場合、制御部21は、「CNT」の絶対値を1デクリメントすることにより、カーソル47の移動方向にかかわらず当該カーソル47の移動速度を「CNT」の絶対値の1デクリメント分だけ遅くする。言い換えると、本実施形態では、既にカーソル47が何れかの方向に移動している場合において、携帯電話端末が左右方向以外の方向に傾けられている時には、円環状領域42上のカーソル47の移動速度を徐々に遅くするように制御する。
前記ステップS3にて傾きが検知されずにステップS4へ進んだ場合、制御部21は、振動検知部27から振動検知信号が送られてきたか否か、つまり振動検知部27にて振動が検知されたか否かを判定し、振動が検知されていないときにはステップS5へ処理を進め、一方、振動が検知されたときにはステップS11へ処理を進める。本実施形態の場合、制御部21は、振動検知部27からの振動検知信号が、例えば短時間に二度振られたことを示すものであるとき、つまり携帯電話端末が短時間に二度振られたことを振動検知部27が検知したときに、ステップS11へ処理を進める。なお、本実施形態において、携帯電話端末が短時間に二度振られたことを検知することにしたのは、ユーザが誤って携帯電話端末に振動を与えてしまったときに、その振動をユーザの操作として誤検知してしまうことを防止するためである。
ステップS11の処理に進むと、制御部21は、その時点でカーソル47が示しているメニュー項目を確定する。このステップS11の後、制御部21は、ステップS12へ処理を進める。
ステップS12の処理に進むと、制御部21は、「CNT」と「V」の値をそれぞれ「0」にした後、処理を終了する。そしてこのとき、例えば上部筐体1の表示部3上には、上記ステップS11にて確定されたメニューに対応した内容が表示される。なお、当該確定されたメニュー項目の下位階層にも上述同様のメニュー等が用意されている場合、下部筐体2の表示部4上にはその下位階層のメニュー等が表示されることになり、このときの制御部21は、当該下位階層のメニューについて図6と同様の処理を行うことができる。
前記ステップS4にて振動が検知されずにステップS5へ進んだ場合、制御部21は、例えば電源/終了ボタン45が押下操作(指で触れる操作)されたか否か、つまりユーザによりメニュー選択の終了指示がなされたか否かを判定し、メニュー選択の終了指示がなされていないときにはステップS6へ処理を進め、一方、メニュー選択の終了指示がなされたときにはこの図6のフローの処理を終了する。
ステップS6の処理に進むと、制御部21は、カーソル47の移動速度「V」の値が「0」か否か判定し、カーソル47の移動速度が「0」でないとき、つまりカーソル47が移動していると判定したときにはステップS13へ処理を進め、カーソル47の移動速度が「0」であるとき、つまりカーソル47が停止していると判定したときにはステップS3へ処理を戻す。
上記ステップS6にてカーソル47が移動していると判定してステップS13に進んだ場合、制御部21は、「CNT」の絶対値を1デクリメントした後、ステップS14へ処理を進める。つまり、ステップS6にてカーソル47が移動していると判定された場合、制御部21は、「CNT」の絶対値を1デクリメントすることにより、カーソル47の移動方向にかかわらず当該カーソル47の移動速度を「CNT」の絶対値の1デクリメント分だけ遅くする。言い換えると、本実施形態では、既にカーソル47が何れかの方向に移動している場合において、携帯電話端末が傾けられていない時には、円環状領域42上のカーソル47の移動速度を徐々に遅くするように制御する。
〔文字入力時の動作〕
次に、本実施形態の第2の実施形態として、図7及び図8には文字入力時の表示部4上の表示例を示す。なお、図7,図8は、文字入力の一例として、日本語の仮名入力の場合の表示例を示している。
図7において、表示部4の円環状領域42には、五十音順の「あ」〜「わ」までの各行の文字が表示される。当該円環状領域42上の各行の文字のうち、カーソル47により選択された行の文字はハイライト表示される。拡大領域43には、円環状領域42内でカーソル47により選択された行の文字が拡大表示される。図7の例の場合、カーソル47により「か行」が選択されてハイライト表示され、拡大領域43にはその選択された「か行」を表す「か」の文字が拡大表示されている。外環領域41上の各ボタン44〜46は図5の例と同じである。
この第2の実施形態においても第1の実施形態と同様に、上記円環状領域42の選択による情報入力モードは、ユーザが所望の「行」を指等で触れることによる通常入力モードと、当該携帯電話端末の本体をユーザが傾けたり振ったりすることによる感覚入力モードの少なくとも二つのモードが使用可能となっている。なお、第2の実施形態の携帯電話端末は、通常入力モードと感覚入力モードの何れか一方を切り替え使用した行選択、或いは、両モードを併用した行選択の何れも対応可能である。
また、本実施形態の携帯電話端末の場合、図7の例において何れかの「行」の選択が確定すると、表示部4には、図8に示すように、当該選択確定された「行」に含まれる「段」の各文字が配された円環状領域42が表示される。なお、図8は、図7の例において「か行」の選択が確定したときの各段の文字が円環状領域42に表示された例を示している。
すなわち図8において、表示部4の円環状領域42には、「か行」の各段である「か」〜「こ」の各文字が表示される。当該円環状領域42上の各段の文字のうち、カーソル47により選択された段の文字はハイライト表示される。またこの時、拡大領域43には、円環状領域42内でカーソル47により選択された段の文字が拡大表示される。図8の例の場合、カーソル47により「こ段」が選択されてハイライト表示され、拡大領域43にはその選択された「こ行」を表す「こ」の文字が拡大表示されている。外環領域41上の各ボタン44〜46は図5の例と同じである。
以下、図9のフローチャートを用い、第2の実施の形態での感覚入力モードにおける文字入力時の動作を具体的に説明する。この図9のフローチャートは、主に図4の制御部21にて行われる処理である。なお、図9中「CNT」、「V」は図6の例と同様である。また、図9のフローチャートにおいて、前述の図6のフローチャートと同じ処理には同じ指示符号を付してそれらについては簡単に説明する。
図9において、制御部21は、ステップS1での初期設定の後、ステップS20の処理として、図7に示したような「行」の選択入力用のユーザインターフェイス画像を、表示部4上に表示させる。このステップS20の処理後、制御部21は、ステップS3へ処理を進める。
ステップS3からステップS7以降へ進んだ場合の処理は前述の図6と同様である。すなわち、当該第2の実施形態において、ステップS1にて初期設定された直後に、上記ステップS3で傾きが検知されてステップS7以降の処理に進んだ場合、カーソル47は、携帯電話端末の傾きに応じて、図7のユーザインターフェイス画像の表示部4上を移動することになる。
一方、ステップS3からステップS4へ進んだ場合、制御部21は、例えば携帯電話端末が短時間に二度振られたことを振動検知部27が検知したか否かを判定し、振動が検知されていないときにはステップS5へ処理を進め、振動が検知されたときにはステップS21へ処理を進める。
ステップS21の処理に進むと、制御部21は、その時点で「行」が既に確定済みであるか否か判定し、「行」が確定済みであるときにはステップS24の処理に進み、「行」が確定されていないときにはステップS22の処理に進む。
ステップS21からステップS22の処理に進むと、制御部21は、その時点でカーソル47が示している「行」を確定する。このステップS22の後、制御部21は、ステップS23へ処理を進める。
ステップS23の処理に進むと、制御部21は、図8に示したような「段」の選択入力用のユーザインターフェイス画像を、表示部4上に表示させる。このステップS23の処理後、制御部21は、ステップS5へ処理を進める。当該ステップS5以降の処理は前述の図6と同様である。
したがって、ステップS22にて「行」が確定されてステップS23で「段」の選択入力用のユーザインターフェイス画像が表示された後、ステップS5からステップS6を介してステップS3へ戻り、更に、当該ステップS3にて傾きが検知されてステップS7以降の処理に進んだ場合、カーソル47は、携帯電話端末の傾きに応じて、図8のユーザインターフェイス画像の表示部4上を移動することになる。
一方、ステップS21からステップS24の処理に進んだ場合、つまり既に「行」の選択が確定しており、表示部4上に図8に示した「段」の選択入力用のユーザインターフェイス画像が表示されている状態でステップS4にて振動が検知された場合、制御部21は、当該ステップS24にて、その時点でカーソル47が示している「段」を確定する。
そして、制御部21は、ステップS25にて、既に確定されている「行」とステップS24にて確定された「段」とにより特定される文字を確定し、その文字を上部筐体1の表示部3上に表示する。このステップS25の処理後、制御部21は、ステップS5以降へ進む。
なお、図示は省略するが、第2の実施形態の携帯電話端末は、ステップS25にて確定された文字に応じて、複数の変換候補文字や変換候補単語を予測し、それら予測により得られた複数の変換候補文字や変換候補単語或いは連文節の候補単語等を、図7や図8と同様に、下部筐体2の表示部4内の円環状領域42上に表示させ、それら複数の変換候補文字や変換候補単語或いは連文節の候補単語等の中から、上述同様に携帯電話端末の傾き操作及び振動操作により、ユーザが所望の候補を選択可能とするような、予測変換機能をも備えている。
〔ウェブブラウジング時の動作〕
本実施形態の第3の実施形態として、図10にはウェブブラウジング時における上部筐体1の表示部3と下部筐体2の表示部4上の表示例を示す。
図10において、上部筐体1の表示部3上には、ウェブページの例えば文章51と、リンク先を指示するためのリンク領域52が表示されているとする。また、表示部3上には、カーソル53も表示される。
一方、下部筐体2の表示部4には、矢印記号49と決定ボタン48が表示される。
矢印記号49は、当該携帯電話端末が傾けられた方向に応じて選択される。そして、それら各矢印記号49のうち、カーソル47により選択されている矢印記号がハイライト表示される。本実施形態によれば、下部筐体2の表示部4上での矢印記号49の選択と、上部筐体1の表示部3上でのカーソル53の移動とが連動している。つまり、下部筐体2の表示部4上で例えば矢印記号49のうちの下方向の矢印記号がカーソル47により選択された時には、上部筐体1の表示部3上のカーソル53は下方向に移動表示される。逆に、下部筐体2の表示部4上で矢印記号49内の下方向の矢印記号がカーソル47により選択された時には、上部筐体1の表示部3上のカーソル53は上方向に移動する。すなわち、本実施形態の場合、表示部3上のカーソル53は、携帯電話端末の傾きの方向に応じて移動する。
表示部4上の仮想ボタン48は、ユーザが決定の指示入力を行いたいときに押下操作(実際には指で触れる操作)する決定ボタン(以下、当該仮想ボタン48を決定ボタン48と呼ぶ)である。
なお、この第3の実施形態においても、上述の第1,第2の実施形態の場合と同様に、上記矢印記号49や決定ボタン48上をユーザが指等で触れることによる情報入力モード(通常入力モード)と、当該携帯電話端末の本体をユーザが傾けたり振ったりすることによる情報入力モード(感覚入力モード)の二つのモードが使用可能となっている。もちろん、本実施形態の携帯電話端末は、通常入力モードと感覚入力モードの何れか一方を切り替え使用する場合だけでなく、両モードを併用することも可能である。
以上説明したように、この第3の実施形態の携帯電話端末によれば、携帯電話端末をユーザが傾けることで、上部筐体1の表示部3上でカーソル53が移動することになる。そして、カーソル53が例えばリンク領域52上に配置された状態で、下部筐体2の表示部4上の決定ボタン48が押下操作(ユーザが指で触れる操作)されるか、或いは、当該携帯電話端末が短時間に二度振られることによる決定指示がユーザより入力されたとき、携帯電話端末は、上部筐体1の表示部3上に、そのリンク領域52に貼られたリンク先のウェブページを表示させる。
〔経路検索時の動作〕
本実施形態の携帯電話端末は、第4の実施形態として、メモリ26内に保持されている地図データを用いて、例えば上部筐体1の表示部3上に道路地図画像を表示し、下部筐体2の表示部4上には当該携帯電話端末の傾きの方向を示す複数の矢印記号を表示し、当該下部筐体2の表示部4上の複数の矢印記号の中から、当該携帯電話端末の傾きに応じた矢印記号を選択すると共に、その選択された矢印記号に応じて、上部筐体1の表示部3の道路地図上で経路指示用のカーソルを移動させるような制御を行うことも可能である。これにより、道路地図の経路指示や経路検索などが可能となる。なお、図示は省略するが、表示部3上に表示される道路地図画像は、一例としていわゆるカーナビゲーションシステムのモニタ上に表示される道路地図画像と同じものを使用することができ、また、その道路地図画像上には、進行方向表示用の矢印アイコンと同じものを表示することもできる。
この第4の実施形態の道路地図検索の場合、下部筐体2の表示部4上の矢印記号表示は必ずしも必要ではなく、例えば携帯電話端末が閉状態となされているときに、上部筐体1の表示部3上に道路地図画像を表示し、その道路地図画像上に表示されたカーソルを、当該携帯電話端末の傾きに応じて移動表示させることによる経路指示等も可能である。
また、本実施形態の携帯電話端末は、GPS部36を備えているため、道路地図検索の際に、経路検索にて得られたルート上に現在位置を表示することも可能であり、カーナビゲーションシステムのように現在位置から目的位置までのルートを検索することも可能である。
その他、本実施形態の携帯電話端末は、時計部29からの日時情報と、カメラ部34により撮影された撮影データや送受信した電子メールデータなどと、GPS部36からの測位データとをそれぞれ個々に対応付けることにより、「何時何処でなにをしたか」を表すデータを生成し、それを例えば外部メモリや内部メモリに自動蓄積したり、アルバムや旅日記などを自動的に作成,編集することなども可能となされている。
〔まとめ〕
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、ユーザは、携帯電話端末を傾けたり振動させることで、メニュー選択や文字入力などの様々な情報を、簡単且つ楽しみながら入力することができる。特に、本発明の各実施形態において、携帯電話端末を傾ける方向や振動操作と、表示部3や表示部4上の表示内容とが対応付けられているため、ユーザは、所望の操作指示とそれに対応して入力される情報との関係を、より感覚的且つ直感的に認識できる。また、本発明の各実施形態によれば、携帯電話端末を傾けたり振動させたりすることだけで所望の情報入力操作が実現されているため、従来のテンキーや十字キーのような小型の入力デバイスを操作する必要が無くなり、その結果、誤入力の発生を抑制することができる。
なお、上述した実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
本実施形態は、携帯電話端末に限らず、例えばPDA、ディジタルテレビジョン受像機やカーナビゲーション装置のリモートコントローラ、コンピュータマウスなどの各種の電子機器に適用可能であり、それら電子機器において、十字キーやテンキー等を使用せずに、各種の情報の入力を行う場合に好適である。
本発明実施形態の携帯電話端末を開いた状態の正面外観図である。 本発明実施形態の携帯電話端末を開いた状態の側面外観図である。 本発明実施形態の携帯電話端末を閉じた状態の側面外観図である。 本実施形態の携帯電話端末の内部の概略構成を示すブロック回路図である。 第1の実施形態の携帯電話端末の表示部上に表示される、メニュー選択用のユーザインターフェイスの一例を示す図である。 第1の実施形態の場合の感覚入力モードにおけるメニュー選択時の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の携帯電話端末の表示部上に表示される、文字入力用のユーザインターフェイスの一例であり、五十音順の各行の文字が表示された状態を示す図である。 第2の実施形態の携帯電話端末の表示部上に表示される、文字入力用のユーザインターフェイスの一例であり、五十音の「か行」の各段の文字が表示された状態を示す図である。 第2の実施形態の場合の感覚入力モードにおける文字入力時の動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態の携帯電話端末の表示部上に表示される、ウェブブラウジング時のユーザインターフェイスの一例を示す図である。
符号の説明
1 上部筐体、2 下部筐体、3,4 表示部、5,32 スピーカ、7 回転ヒンジ部、21 制御部、22 アンテナ、23 通信部、24 表示部、25 操作部、26 メモリ、27 振動検知部、28 傾き検知部、29 時計部、30 外部I/F部、31 音声処理部、33 マイクロホン、34 カメラ部、35 近距離無線通信部、36 GPS部、37 開閉検知部、42 円環状領域、43 拡大領域、44 モード変更ボタン、45 電源/終了ボタン、46 キャンセルボタン、47,53 カーソル、48 決定ボタン、49 矢印記号、51 文章、52 リンク領域

Claims (5)

  1. 画像を表示可能な表示部と、
    装置本体の傾いた方向を検知する傾き検知部と、
    装置本体の振動を検知する振動検知部と、
    円環状に配列させた複数の所定の情報と、上記複数の所定の情報の少なくとも一つを選択可能に指示するためのカーソルとを、上記表示部上に表示させ、上記傾き検知部が検知した傾きの方向に基づいて、上記カーソルを上記円環状に表示されている情報の配列に沿って移動させ、上記傾き検知部が検知した傾きの方向の変化と傾きの継続とに基づいて、上記カーソルの移動速度を設定し、上記振動検知部が検知した振動に基づいて、上記カーソルが選択可能に指示している情報を入力すべき情報として確定する制御部とを有する
    ことを特徴とする携帯型情報入力装置。
  2. 上記制御部は、上記振動検知部が所定時間内に2回以上の振動を検知したときに、上記カーソルが選択可能に指示している情報を上記入力すべき情報として確定する処理を実行する請求項1記載の携帯型情報入力装置。
  3. 上記制御部は、この装置により実行される複数の各機能を各々表すメニュー項目を、上記複数の所定の各情報として上記円環状に配列させて上記表示部に表示させる請求項1記載の請求項1記載の携帯型情報入力装置。
  4. 上記制御部は、複数の文字を各々表す文字情報を、上記複数の所定の情報として上記円環状に配列させて上記表示部に表示させる請求項1記載の携帯型情報入力装置。
  5. 上記制御部は、上記複数の情報内で上記カーソルが選択可能に指示している情報を、上記複数の所定の情報が配列された円環の中心部分に拡大表示させる請求項1記載の携帯型情報入力装置。
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