JP4283547B2 - タイル貼付用治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、壁面等にタイルを貼付ける場合に用いるタイル貼付用治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
タイルを手貼り工法によって施工する場合、タイルを水平、垂直方向に正確に配置することができ、しかも、横目地と縦目地の間隔を均一に仕上げることができるタイル貼付用治具を、本出願人が特許第2604553号で既に提案した。
【0003】
この特許第2604553号で提案したタイル貼付用治具は、タイルの横目地間隔で配置した線材を、タイルの縦目地間隔で配置した糸条で接続して井桁状に組み立て、線材と糸条の接続部分に目地幅形成部材を設けた構造になっている。
【0004】
このタイル貼付用治具を用いてタイルを貼付けるには、タイル貼付壁面に最上部の線材を取り付け、タイル貼付用治具を吊り下げ状に垂らし、これを定規として、線材と糸条で区画された部分にタイルを貼付けていけばよく、目地幅形成部材が縦目地を形成し、線材が横目地を確保することにより、タイルの水平、垂直出しと目地幅の一定化が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなタイル貼付用治具は、タイル貼付壁面に吊り下げ状に垂らし、上から順にタイルを貼付けるようになっているので、タイルを下から上方に貼付ける作業に比べて施工性が悪いと共に、全体が井桁状に組み立てられているので、取り扱いに不便であるという点で改善の余地が見いだされた。
【0006】
また、上記タイル貼付用治具は、タイル貼付面に予め塗布した接着剤に目地幅形成部材と線材が重なることになり、このため、目地幅形成部材のタイル貼付壁面に臨む面とその両側面とに接着剤が付着し、線材においてはその上下面にまで接着剤が回り込むことがある。
【0007】
上記のように、接着剤が付着して固化すると、タイル貼付用治具を繰り返し使用した場合、目地幅形成部材の板厚及び線材の径が変動し、目地幅形成部材と線材の壁面に対する前後位置も変化し、これが原因でタイルの水平、垂直出しに変動が発生したり目地幅が不均一になる。
【0008】
そこで、この発明の課題は、取り扱いが簡便で、タイルを下から貼付けることができるようにして貼付ける作業の施工性を向上させることができ、しかも、繰り返し使用した場合においても、タイルの水平、垂直出しと目地幅の一定化を確保することができるタイル貼付用治具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するため、この発明は、軸状体に複数の目地幅形成板材をタイルの幅に応じた間隔の配置で固定し、この目地幅形成板材の軸状体から壁面側に向けて突出する部分を薄肉厚に形成したタイル貼付用治具において、上記軸状体の目地幅形成板材を固定した部分の両側を、少なくとも上下に突出させて他の部位と段差を生じさせた構成を採用したものである。
【0011】
ここで、軸状体は合成樹脂製の平板や円軸を用い、目地幅形成板材は縦目地の幅に見合う板厚に形成し、この目地幅形成板材の軸状体から壁面側に突出する部分は、壁面から軸状体を少し浮かすようになり、この壁面側に突出する部分が薄肉厚となり、接着剤の付着発生を少なくしている。
【0012】
また、軸状体は、少なくとも上下に突出させた部分の上下の厚みが横目地の幅に見合うようになっている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0014】
図示のように、タイル貼付用治具1は、合成樹脂製の平板や円軸を用いた長い一本の軸状体2と、この軸状体2の長さ方向にタイルAの幅に応じた間隔の配置で固定した複数の目地幅形成板材3とで形成されている。
【0015】
上記目地幅形成板材3は、両側タイルA間の縦目地の幅に見合う板厚を有する矩形状に形成され、軸状体2に横孔を外嵌して接着や溶着により軸状体2に固定化され、この目地幅形成板材3の軸状体2から壁面側に突出する部分は、壁面から軸状体2を少し浮かすことになり、壁面側に突出する部分の板厚が薄肉厚部4となり、接着剤の付着発生が少なくなるようにしている。
【0016】
図1乃至図5は、上記軸状体2に平板2aを用いた第1の例を示し、平板2aは上下タイルA間の横目地の幅よりも厚みが薄く、平板2aの目地幅形成板材3を固定した部分の両側を、少なくとも上下に突出させて他の部位と段差5を生じさせている。
【0017】
図示の場合、平板2aの目地幅形成板材3を取り付ける部位に断面コ字状部材6を固定することにより、目地幅形成板材3の両側で上下の段差5を生じさせ、この断面コ字状部材6の上下厚み寸法を上下タイルA間の横目地の幅に一致させていると共に、目地幅形成板材3はこの断面コ字状部材6の部分に外嵌固定されている。
【0018】
図6と図7は、上記軸状体2に円軸2bを用いた例を示し、円軸2bは上下タイルA間の横目地の幅よりも小径とし、円軸2bの目地幅形成板材3を固定した部分の両側を、少なくとも上下に突出させて他の部位と段差5を生じさせている。
【0019】
図示の場合、円軸2bの目地幅形成板材3を取り付ける部位に外筒7を固定することにより、目地幅形成板材3の両側で上下の段差5を生じさせ、この外筒7の直径を上下タイルA間の横目地の幅に一致させていると共に、目地幅形成板材3はこの外筒7の部分に外嵌固定されている。
【0020】
このように、軸状体2における目地幅形成板材3の両側を他の部位より上下に突出させると、両側の目地幅形成板材3間に嵌め込んだタイルAのコーナ部分が突出部分に重なり、軸状体2の他の部位とタイルAの間に隙間が発生し、軸状体2に接着剤が付着している場合でも、この隙間によって接着剤の影響を回避することができることになる。
【0021】
なお、軸状体2は、全長を横目地の幅に一致する板厚や直径にしたものであってもよい。
【0022】
この発明のタイル貼付用治具1は、上記のような構成であり、次に、この治具を用いたタイル貼付工法を説明する。
【0023】
図4のように、タイル貼付け壁面Bに接着剤を塗布すると共に、帯状の板を用いた板治具8をこの壁面Bの下部に釘9を用いて水平に固定する。
【0024】
上記板治具8には、長さ方向の上端部に、目地幅形成板材3が嵌まり込む切り欠き10が、目地幅形成板材3と一致する配置間隔で設けられているので、図1と図2のように、タイル貼付用治具1を板治具8の直上に臨ませ、各目地幅形成板材3を対応する切り欠き10に嵌め込み、軸状体2を板治具8上に重ねて目地幅形成板材3の先端側を壁面Bに押し当てる。
【0025】
これによって、タイル貼付用治具1は水平の配置となり、先ず、下部一段目のタイルAの下端部を目地幅形成板材3間に嵌め、その下縁を軸状体2上に載せた状態で壁面Bに貼り付ける。
【0026】
隣接する各タイルAは、横方向に水平の配置となり、目地幅形成板材3を挟むことによって縦目地が確保され、次に、図1と図5のように、壁面Bに貼り付けたタイルAの直上にタイル貼付用治具1を臨ませ、各目地幅形成板材3の下部をタイルAの縦目地間に嵌め込み、軸状体2をタイルAの上端に重ねて目地幅形成板材3の先端側を壁面Bに押し当てる。
【0027】
この状態でタイルAの上に位置するタイル貼付用治具1の目地幅形成板材3間に下部二段目のタイルAの下端部を嵌め、その下縁を軸状体2上に載せた状態で壁面Bに貼り付ける。
【0028】
このように、タイルAを下部から順に貼り付けると共に、その上部にタイル貼付用治具1を取り付け、これを順に上方へ繰り返すことにより、壁面Bに対してタイルAを貼付けることができ、各タイルA間には目地幅形成板材3によって一定の縦目地が、また、軸状体2によって一定の横目地が形成されることになり、タイルAの固定後に、各タイル貼付用治具1を目地幅形成板材3の部分で手前に引いて壁面Bから剥がすことにより取り除き、その後、各目地を目地材で仕上げるようにすればよい。
【0029】
上記したタイルAの貼付け工程において、壁面Bに予め接着剤が塗布してあるため、タイル貼付用治具1における目地幅形成板材3の先端に接着剤が付着することになるが、目地幅形成板材3の先端は薄肉厚部4となっているので、接着剤の付着量を少なくすることができ、また、軸状体2に対して目地幅形成板材3の先端が壁面B側に突出しているので、軸状体2に対して直接接着剤が付着しないと共に、よしんば、軸状体2に接着剤が付着しても、軸状体2は目地幅形成板材3を固定した部分の両側が他の部位よりも上下に突出しているので、付着した接着剤がタイルAと干渉することがなく、従って、接着剤が付着しても再使用時のタイル貼付けに支障を与えることがなく、タイル貼付用治具1の繰り返し使用が可能になる。
【0030】
【発明の効果】
以上のように、この発明によると、軸状体に複数の目地幅形成板材をタイルの幅に応じた間隔の配置で固定し、この目地幅形成板材の軸状体から壁面側に向けて突出する先端側を薄肉厚に形成したタイル貼付用治具において、軸状体の目地幅形成板材を固定した部分の両側を、少なくとも上下に突出させて他の部位と段差を生じさせたので、軸状体と上下タイルの間に隙間を確保することができ、軸状体に接着剤が付着しても再使用時のタイル貼付けに支障を与えることがなく、タイルの水平、垂直出しと目地幅の一定化を確保することができ、これにより、タイル貼付用治具を繰り返し使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る第1の例のタイル貼付用治具を示す使用状態の正面図
【図2】この発明に係る第1の例のタイル貼付用治具と板治具を示す分解斜視図
【図3】この発明に係る第1の例のタイル貼付用治具を示す使用状態の拡大した正面図
【図4】この発明に係る第1の例のタイル貼付用治具を示す一段目タイルの貼付け状態の縦断側面図
【図5】この発明に係る第1の例のタイル貼付用治具を示す二段目タイルの貼付け状態の縦断側面図
【図6】この発明に係る第2の例のタイル貼付用治具を示す要部の斜視図
【図7】この発明に係る第2の例のタイル貼付用治具を示す一段目タイルの貼付け状態の縦断側面図
【符号の説明】
1 タイル貼付用治具
2 軸状体
3 目地幅形成板材
4 薄肉厚部
5 段差
6 断面コ字状部材
7 外筒
8 板治具
10 切り欠き

Claims (1)

  1. 軸状体に複数の目地幅形成板材をタイルの幅に応じた間隔の配置で固定し、この目地幅形成板材の軸状体から壁面側に向けて突出する部分を薄肉厚に形成したタイル貼付用治具において、
    上記軸状体の目地幅形成板材を固定した部分の両側を、少なくとも上下に突出させて他の部位と段差を生じさせたことを特徴とするタイル貼付用治具。
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