JP4282800B2 - ワーク搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブルに載置されたワークを所定位置に搬送して所定姿勢に設定するワーク搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
塗装ラインや溶接ライン等のように作業ロボットによりワークに一定の処理を施す処理ラインにおいては、通常、作業員等によるワークの載置位置と作業ロボットによる作業位置との間でワークを搬送するワーク搬送装置が設けられており、ワークがワーク搬送装置により作業位置に搬送されたときに、作業ロボットが予めティーチングされた通りに動作してワークに塗装や溶接等の作業を施すようになっている。また、処理ラインにおいて処理作業の効率や品質を高めようとすると、作業ロボットとワークとが一定の位置関係に設定されたり、作業ロボットの動作に同期してワークの姿勢が変更されることが望ましい。
【0003】
従って、上記のような処理ラインに使用されるワーク搬送装置は、従来、例えば特公平6−28759号公報に開示されているように、テーブルを作業位置まで搬送する搬送機構を有すると共に、テーブルを任意の角度に回動可能な回動機構を作業位置に有しており、ワークが載置されたテーブルを搬送機構により載置位置から作業位置に搬送し、作業位置に到達したときに、テーブルを回動機構により回動させてワークを作業ロボットに対して所定の姿勢に設定するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、搬送機構と回動機構とがそれぞれ独立した位置に配設されているため、各機構にモータ等の駆動源を備えることが必要になると共に、この駆動源から最適な駆動力を得る減速機や駆動源の動作状態を検出する検出器を備えることが必要になる。従って、搬送機構および回動機構が各機器の搭載スペースを確保するために大型化すると共に各機器により部品コストが増大することによって、ワーク搬送装置自体が大型化およびコストアップしているという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、載置位置および作業位置間の搬送とテーブルの回動との機能を共通の駆動源で実現することによって、駆動源や減速機、検出器等を減少させることにより装置の小型化およびコストダウンを可能にするワーク搬送装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、テーブルの走行と回動とを行うことによって、該テーブルに載置されたワークを所定位置に搬送して所定姿勢に設定するワーク搬送装置において、前記所定位置に連絡するように設けられた軌道手段と、前記軌道手段の連絡方向に沿って設けられたラックと、回転軸を回転させる駆動源と、前記回転軸に連結され、前記駆動源により回転駆動されるインプットギヤと、前記ラックと噛合するフィーダ用ギヤが固設されたケース部材と、前記テーブルを回転させるテーブル用ギヤが設けられた出力軸とを有し、前記インプットギヤが回転駆動されたときに、前記ケース部材および前記出力軸の何れか一方を減速させながら回転させる減速機と、前記出力軸の周面に設けられた第1駆動切替板と、前記ケース部材の周面に設けられた第2駆動切替板と、前記ケース部材の回転により、前記フィーダ用ギヤが前記ラックと噛合しながら回転することで、前記軌道手段の連絡方向に沿って前記テーブルを走行可能な走行機構と、前記出力軸の回転により、前記テーブル用ギヤが回転することで、前記テーブルを任意の角度に回動可能な回動機構と、前記第1駆動切替板および前記第2駆動切替板の一方と嵌合し、且つ、他方と離隔することで、嵌合した方の回動を禁止し、離隔した方の回動を許可する棒状部材を有し、前記第1駆動切替板に嵌合し、且つ、前記第2駆動切替板から離隔した前記棒状部材によって、前記減速機が前記ケース部材を回転させる状態と、前記第1駆動切替板から離隔し、且つ、前記第2駆動切替板に嵌合した前記棒状部材によって、前記減速機が前記出力軸を回転させる状態と、を切り換えることによって、前記走行機構が前記テーブルを走行可能な走行許可状態と前記回動機構が前記テーブルを回動可能な回動許可状態とを切り換える切替手段と、を有したことを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、走行機構と回動機構とが搬送装置本体に備えられているため、走行機構により搬送装置本体を軌道手段に沿って走行させてテーブルに載置されたワークを搬送した場合でも、このテーブルを回動させる回動機構が走行機構と共に移動することになる。従って、回動機構と走行機構とが常に一定の位置関係にあるため、これら回動機構と走行機構とを一つの駆動源に連結し、切替手段で走行機構の走行可能な状態と回動機構の回動可能な状態とを切り換えることによって、駆動源を回動機構と走行機構とに共用することが可能になる。これにより、回動機構と走行機構とを異なる位置に配設した従来の構成のように各機構に駆動源をそれぞれ備える必要がないため、駆動源やこの駆動源に付随する減速器および検出器等の部品を減少させることが可能になり、結果として部品の搭載スペースおよび部品コストを低減してワーク搬送装置の小型化およびコストダウンを図ることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図3に基づいて以下に説明する。
本実施の形態に係るワーク搬送装置は、図2に示すように、複数の自由度を有した塗装用等の作業ロボット1を中心として左右一対に配置された搬送ライン2・2と、これら搬送ライン2・2および作業ロボット1を制御する制御装置3とを有している。各搬送ライン2は、作業者4がワーク5をテーブル6に対して着脱する載置位置Aと作業ロボット1がワーク5に対して塗装等の処理作業を行う作業位置Bとの間を連絡する搬送フレーム7(軌道手段)を有している。また、載置位置Aの近傍には、押圧スイッチ26が配設されており、押圧スイッチ26は、作業者4の押圧により載置信号fを出力するようになっている。
【0009】
上記の搬送フレーム7における載置位置Aおよび作業位置Bには、搬送装置本体10を検知して本体検知信号h・gを出力する図示しない本体検知器が設けられている。また、搬送フレーム7の一方の側壁面7aには、図1に示すように、レール8(軌道手段)およびラック9(軌道手段)が設けられている。レール8およびラック9は、図2の載置位置Aから作業位置Bまで平行に配置されており、レール8には、搬送装置本体10の支持部材11が移動自在に係合されている。
【0010】
搬送装置本体10は、支持部材11に接合された支持ケース12を有している。支持ケース12は、支持部材11から水平方向に横設された第1支持部12aと、第1支持部12aの端部から上方に立ち上げられた立設部12bと、立設部12bの上端から第1支持部12aに対向するように曲折された第2支持部12cとを有している。そして、第1支持部12aの上面には、筒形状の環状突設部12dが形成されている一方、第2支持部12cには、貫通穴12eが形成されている。
【0011】
上記の第1支持部12aの下面には、モータ制御信号eに応じた速度および回転方向で回転軸13aを回転させる駆動モータ13が固設されている。駆動モータ13は、回転軸13aを環状突設部12dの中心部に貫挿させていると共に、回転軸13aの回転角を検出して回転角信号dとして出力するエンコーダ等の角度検出器を内蔵している。上記の回転軸13aの上端部は、減速機14のインプットギヤ14bに連結されている。減速機14は、円筒形状のケース部材14a(走行機構)と、ケース部材14a内に設けられたインプットギヤ14bおよび出力軸14c(回動機構)とを備えており、インプットギヤ14bが回転駆動されたときに、ケース部材14aおよび出力軸14cの何れか一方を減速させながら回転させるようになっている。尚、減速機14としては、遊星減速機やRV減速機、ハーモニック減速機等を用いることができる。
【0012】
上記のケース部材14aの周面には、ベアリング15が設けられている。ベアリング15は、環状突設部12dの内壁面に嵌合されることによって、ケース部材14aを上下方向に固定しながら回転自在に支持している。さらに、ケース部材14aの周面における環状突設部12dよりも上方位置には、フィーダ用ギヤ16(走行機構)が固設されており、フィーダ用ギヤ16は、ケース部材14aの回転運動をレール8に沿った走行運動に変換するようにラック9と噛合されている。
【0013】
一方、出力軸14cの先端部には、第1テーブル用ギヤ17(回動機構)が設けられている。第1テーブル用ギヤ17は、第2テーブル用ギヤ18(回動機構)に噛合されており、第2テーブル用ギヤ18の回転中心には、支持部材19を介してテーブル6が設けられている。また、出力軸14cの周面およびケース部材14aの周面には、第1駆動切替板20および第2駆動切替板21がそれぞれ設けられている。第1駆動切替板20および第2駆動切替板21は、図3(a)・(b)に示すように、円板形状に形成されており、第1駆動切替板20の周面には、嵌合部20aが湾曲凹形状に形成されている。一方、第2駆動切替板21の周面には、一対の嵌合部21a・21bが湾曲凹形状に形成されており、両嵌合部21a・21bは、180度対立した位置に配置されている。
【0014】
上述の第1駆動切替板20および第2駆動切替板21の側方には、図1に示すように、駆動切替装置22が配設されている。駆動切替装置22は、支持ケース12の第2支持部12cに固設された回動駆動部材23を有している。回動駆動部材23には、円柱形状の棒状部材24が回動可能に設けられており、棒状部材24は、回動駆動部材23に切替信号cが入力されたときに回動するようになっている。
【0015】
上記の棒状部材24は、貫通穴12eを貫挿された後、フィーダ用ギヤ16の上面近傍まで垂下されており、第1駆動切替板20および第2駆動切替板21の配設位置に対応した側面には、横断面が半円形状となるように第1切欠部24aおよび第2切欠部24bがそれぞれ形成されている。これらの切欠部24a・24bは、180度対立した位置において駆動切替板20・21の板厚よりも大きな長さで棒状部材24の半分を切除することにより形成されている。そして、棒状部材24は、切欠部24a・24bが駆動切替板20・21側に位置したときに駆動切替板20・21から離隔する一方、切欠部24a・24bが駆動切替板20・21の反対側に位置したときに駆動切替板20・21の嵌合部20a・21a・21bに嵌合するようになっている。
【0016】
また、回動駆動部材23には、棒状部材24の回動状態を検出する第1検出器25aおよび第2検出器25bが設けられている。第1検出器25aは、図3(a)に示すように、棒状部材24が第1駆動切替板20の嵌合部20aに嵌合すると共に第2駆動切替板21から離隔した回動状態になったときに走行許可信号aを出力するようになっている。一方、第2検出器25bは、図3(b)に示すように、棒状部材24が第1駆動切替板20から離隔すると共に第2駆動切替板21の嵌合部21a・21bに嵌合した回動状態になったときに回動許可信号bを出力するようになっている。
【0017】
上記のように搬送装置本体10および搬送フレーム7を備えた搬送ライン2は、図2に示すように、制御装置3に接続されている。制御装置3は、各搬送ライン2に対して上述の各種信号a〜fを入出力するようになっていると共に、作業ロボット1に対してロボット制御信号iを出力するようになっている。そして、制御装置3は、これらの信号a〜iを入出力しながら図4の搬送制御ルーチンを実行することによって、各搬送ライン2・2をそれぞれ制御するようになっている。
【0018】
上記の構成において、ワーク搬送装置の動作を図4のフローチャートに基づいて説明する。
図2に示すように、作業者4がワーク5をテーブル6上に位置決めしながら載置した後、押圧スイッチ26を押圧すると、押圧スイッチ26から載置信号fが制御装置3に出力される。この際、制御装置3は、載置信号fおよび載置位置A側の本体検知信号gの有無を確認することによって、ワーク5がテーブル6に載置されたか否かを判定している(S1)。即ち、制御装置3は、載置信号fを監視しており、載置信号fにより作業者4が押圧スイッチ26を押圧したことを認識すると、この押圧の認識が誤りでないことを確認するため、載置位置A側の本体検知信号gによりテーブル6(搬送装置本体10)が載置位置Aに実際に存在しているか否かを判定する。そして、両信号g・hによりワーク5がテーブル6に載置されていないと判定した場合には(S1,NO)、S1を再実行し、両信号g・hの入力が確認されるまで繰り返す。
【0019】
一方、ワーク5がテーブル6に載置されたと判定した場合には(S1,YES)、図1に示すように、切替信号cを駆動切替装置22に出力することによって、回動駆動部材23により棒状部材24を回動させる。そして、第2検出器25bから走行許可信号aが入力されたときに、駆動切替装置22が走行許可状態(回動禁止状態)にセットされたと判断して棒状部材24の回動を停止する(S2)。
【0020】
駆動切替装置22を走行許可状態にセットすると、モータ制御信号eを駆動モータ13に出力し、駆動モータ13を正回転させる。この際、図3(a)に示すように、棒状部材24は、第1駆動切替板20の嵌合部20aに嵌合することにより第1駆動切替板20の回動を禁止している。また、棒状部材24は、第2切欠部24bを第2駆動切替板21に対向させて第2駆動切替板21から離隔することにより第2駆動切替板21の回動を許可している。従って、図2に示すように、駆動モータ13が正回転すると、第1駆動切替板20に連結された出力軸14cが固定された状態になっているため、第2駆動切替板21に連結されたケース部材14aが減速しながら回転する。これにより、ケース部材14aと共にラック9に噛合されたフィーダ用ギヤ16が回転することによって、搬送装置本体10が作業位置B方向に走行してワーク5を運搬することになる(S3)。
【0021】
上記のようにしてワーク5の運搬を開始すると、作業位置Bからの本体検知信号hを監視することによって、搬送装置本体10が作業位置Bに到達したか否かを判定する(S4)。本体検知信号hが入力されなければ(S4,NO)、ワーク5の運搬途中であると判断してS4を繰り返す。そして、本体検知信号hの入力により搬送装置本体10が作業位置Bに到達したと判定すると(S4,YES)、駆動モータ13にモータ制御信号eを出力して駆動モータ13を停止させることによりワーク5の運搬を完了する(S5)。
【0022】
次に、切替信号cを駆動切替装置22に出力し、回動駆動部材23により棒状部材24を回動させる。そして、第1検出器25aから回動許可信号bが入力されたときに、駆動切替装置22が回動許可状態(走行禁止状態)にセットされたと判断して棒状部材24の回動を停止する(S6)。
【0023】
駆動切替装置22を回動許可状態にセットすると、モータ制御信号eを駆動モータ13に出力し、駆動モータ13を正方向または逆方向に回転させる。この際、図3(b)に示すように、棒状部材24は、第1切欠部24aを第1駆動切替板20に対向させて第1駆動切替板20から離隔することにより第1駆動切替板20の回動を許可している。また、棒状部材24は、第2駆動切替板21の嵌合部21a・21bの何れかに嵌合することにより第2駆動切替板21の回動を禁止している。従って、駆動モータ13が回転すると、第2駆動切替板21に連結されたケース部材14aが固定された状態になっているため、第1駆動切替板20に連結された出力軸14cが減速しながら回動する。これにより、出力軸14cに設けられた第1テーブル用ギヤ17が回動することによって、第2テーブル用ギヤ18を介してテーブル6が回動することになる。
【0024】
また、上記のようにしてテーブル6を回動させるとき、駆動モータ13からの回転角信号dを取り込み、回転軸13aの回転数および回転角を検出することによりテーブル6の回動角を求める。そして、テーブル6が所定の回動角になったときに駆動モータ13を停止し、テーブル6に載置されたワーク5を作業ロボット1に対して所定の姿勢に設定する(S7)。
【0025】
次に、作業ロボット1にロボット制御信号iを出力して処理作業を行わせた後、この処理作業が完了するまで待機し(S8)、作業が完了すると、ワーク5を元の姿勢に復帰させるように出力軸14cを回動させる。この後、切替信号cを駆動切替装置22に出力し、回動駆動部材23により棒状部材24を回動させ、第2検出器25bから走行許可信号aが入力されたときに、駆動切替装置22が走行許可状態(回動禁止状態)にセットされたと判断して回動駆動部材23による回動を停止する(S9)。
【0026】
この後、モータ制御信号eを駆動モータ13に出力し、駆動モータ13を逆回転させることによって、ケース部材14aと共にラック9に噛合されたフィーダ用ギヤ16を回転させる。そして、搬送装置本体10を載置位置A方向に走行させて処理済みのワーク5を運搬し(S10)、載置位置Aからの本体検知信号hを監視することにより搬送装置本体10が載置位置Aに到達したか否かを判定する(S11)。本体検知信号hが入力されなければ(S11,NO)、ワーク5の運搬途中であると判断してS11を繰り返す。一方、本体検知信号hの入力により搬送装置本体10が載置位置Aに到達したと判定すると(S11,YES)、駆動モータ13を停止させることによりワーク5の運搬を完了する(S12)。
【0027】
以上のように、本実施形態のワーク搬送装置は、テーブルの走行と回動とを行うことによって、テーブルに載置されたワークを所定位置に搬送して所定姿勢に設定するものであり、所定位置に連絡するように設けられた軌道手段と、軌道手段に沿って走行可能な走行機構(ケース部材14a、フィーダ用ギヤ16)と、テーブルを任意の角度に回動可能な回動機構(第2テーブル用ギヤ18、第1テーブル用ギヤ17、出力軸14c)と、これら走行機構および回動機構の駆動に共用される駆動源(駆動モータ13)と、走行機構の走行可能な状態と回動機構の回動可能な状態とを切り換える切替手段(駆動切替装置22)とを備えた搬送装置本体10とを有した構成にされている。
【0028】
これにより、回動機構と走行機構とが常に一定の位置関係にあるため、これら回動機構と走行機構とを一つの駆動モータ13に連結し、走行機構の走行可能な状態と回動機構の回動可能な状態とを駆動切替装置22で切り換えることによって、駆動モータ13を回動機構と走行機構とに共用することが可能になる。従って、回動機構と走行機構とを異なる位置に配設した従来の構成のように各機構に駆動モータ13をそれぞれ備える必要がないため、駆動モータ13やこの駆動モータ13に付随する減速器および検出器等の部品を減少させることが可能になり、結果として部品の搭載スペースおよび部品コストを低減してワーク搬送装置の小型化およびコストダウンを図ることができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、テーブルの走行と回動とを行うことによって、該テーブルに載置されたワークを所定位置に搬送して所定姿勢に設定するものであり、前記所定位置に連絡するように設けられた軌道手段と、前記軌道手段に沿って走行可能な走行機構と、前記テーブルを任意の角度に回動可能な回動機構と、これら走行機構および回動機構の駆動に共用される駆動源と、前記走行機構の走行可能な状態と前記回動機構の回動可能な状態とを切り換える切替手段とを備えた搬送装置本体とを有した構成である。
【0030】
上記の構成によれば、走行機構と回動機構とが搬送装置本体に備えられているため、走行機構により搬送装置本体を軌道手段に沿って走行させてテーブルに載置されたワークを搬送した場合でも、このテーブルを回動させる回動機構が走行機構と共に移動することになる。従って、回動機構と走行機構とが常に一定の位置関係にあるため、これら回動機構と走行機構とを一つの駆動源に連結し、切替手段で走行機構の走行可能な状態と回動機構の回動可能な状態とを切り換えることによって、駆動源を回動機構と走行機構とに共用することが可能になる。これにより、回動機構と走行機構とを異なる位置に配設した従来の構成のように各機構に駆動源をそれぞれ備える必要がないため、駆動源やこの駆動源に付随する減速器および検出器等の部品を減少させることが可能になり、結果として部品の搭載スペースおよび部品コストを低減してワーク搬送装置の小型化およびコストダウンを図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送装置本体の概略構成図である。
【図2】搬送ラインの配置状態を示す説明図である。
【図3】駆動切替板が棒状部材により固定される状態を示す説明図である。
【図4】搬送制御ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 作業ロボット
2 搬送ライン
3 制御装置
4 作業者
5 ワーク
6 テーブル
7 搬送フレーム
8 レール
9 ラック
10 搬送装置本体
11 支持部材
12 支持ケース
13 駆動モータ
14 減速機
14a ケース部材
14b インプットギヤ
14c 出力軸
15 ベアリング
16 フィーダ用ギヤ
17 第1テーブル用ギヤ
18 第2テーブル用ギヤ
19 支持部材
20 第1駆動切替板
21 第2駆動切替板
22 駆動切替装置
23 回動駆動部材
24 棒状部材
26 押圧スイッチ

Claims (1)

  1. テーブルの走行と回動とを行うことによって、該テーブルに載置されたワークを所定位置に搬送して所定姿勢に設定するワーク搬送装置において、
    前記所定位置に連絡するように設けられた軌道手段と、
    前記軌道手段の連絡方向に沿って設けられたラックと、
    回転軸を回転させる駆動源と、
    前記回転軸に連結され、前記駆動源により回転駆動されるインプットギヤと、前記ラックと噛合するフィーダ用ギヤが固設されたケース部材と、前記テーブルを回転させるテーブル用ギヤが設けられた出力軸とを有し、前記インプットギヤが回転駆動されたときに、前記ケース部材および前記出力軸の何れか一方を減速させながら回転させる減速機と、
    前記出力軸の周面に設けられた第1駆動切替板と、
    前記ケース部材の周面に設けられた第2駆動切替板と、
    前記ケース部材の回転により、前記フィーダ用ギヤが前記ラックと噛合しながら回転することで、前記軌道手段の連絡方向に沿って前記テーブルを走行可能な走行機構と、
    前記出力軸の回転により、前記テーブル用ギヤが回転することで、前記テーブルを任意の角度に回動可能な回動機構と、
    前記第1駆動切替板および前記第2駆動切替板の一方と嵌合し、且つ、他方と離隔することで、嵌合した方の回動を禁止し、離隔した方の回動を許可する棒状部材を有し、前記第1駆動切替板に嵌合し、且つ、前記第2駆動切替板から離隔した前記棒状部材によって、前記減速機が前記ケース部材を回転させる状態と、前記第1駆動切替板から離隔し、且つ、前記第2駆動切替板に嵌合した前記棒状部材によって、前記減速機が前記出力軸を回転させる状態と、を切り換えることによって、前記走行機構が前記テーブルを走行可能な走行許可状態と前記回動機構が前記テーブルを回動可能な回動許可状態とを切り換える切替手段と、
    を有したことを特徴とするワーク搬送装置。
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