JP4326033B2 - 割出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送用テーブル上に搭載されたキャリヤヘッドを割出回転させる割出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
架台に駆動回転自在に支持された搬送テーブルに、作業ワークや治具、加工装置などを搬送方向に沿って並設し、この搬送テーブルを割出回転しながら作業ワークの加工などを順次行っていくものがある。このような割出装置としては、一般に、架台に円盤形状の搬送テーブルを回転自在に支持し、架台側にサーボモータやインデックスカム及び汎用モータなどの駆動源を設置する一方、搬送テーブル側にラックを設け、この駆動源の駆動ギヤを搬送テーブルのラックに噛み合わせて駆動装置を構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような従来の割出装置にあっては、作業ワークや治具、加工装置などの重量物を搭載した搬送テーブルを1つのサーボモータの駆動力のみによって回転駆動することから、サーボモータは大きな駆動力が必要となってくる。また、サーボモータを停止して搬送テーブルを所定の割出位置に位置決め停止する必要があるため、サーボモータに大きな負荷がかかってしまう。そのため、従来はサーボモータを大型化せざるを得ず、装置全体の大型化及び高コスト化を招いてしまうという問題があった。
【0004】
本発明はこのような問題を解決するものであって、テーブル駆動装置にかかる負荷を低減することで長寿命化を図ると共に搬送用テーブルの搬送の高速化及び高精度化を図った割出装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項1の発明の割出装置は、架台上に敷設された環状軌道と、該環状軌道に沿って移動自在に支持された搬送用テーブルと、前記環状軌道に沿って設けられたラックと、前記搬送用テーブルに搭載されて該ラックに噛み合う駆動ギヤを有する駆動部と、前記搬送用テーブルに搭載されて該駆動部を駆動制御することで前記搬送用テーブルを割出回転させる制御部と、外部駆動源から前記駆動部及び制御部に駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを具え、前記搬送用テーブルは、移動方向前後に分割された複数の分割テーブルからなり、該各分割テーブルに前記駆動部及び制御部が独立して搭載されたことを特徴とするものである。
【0006】
従って、外部駆動源から駆動力伝達手段によって駆動部及び制御部に駆動力が伝達されており、駆動部の駆動ギヤが駆動回転すると、この駆動ギヤはラックと噛み合いながら転動することで、この駆動部を搭載した搬送用テーブルが架台上の環状軌道に沿って移動することとなり、制御部が駆動部の駆動停止を制御することで搬送用テーブルを割出回転させることができ、駆動部にかかる負荷を低減して長寿命化が図れると共に搬送用テーブルの搬送の高速化及び高精度化が図れる。そして、複数の分割テーブルごとに独立した駆動部及び制御部があり、各分割テーブルの駆動負荷の大きさに応じてこの分割テーブルの分割数を任意に設定することができ、1つの駆動部の駆動力や負荷を低減してこの駆動部の小型化が図れる。
【0007】
また、請求項2の発明の割出装置は、架台上に敷設された環状軌道と、該環状軌道に沿って移動自在に支持された搬送用テーブルと、該搬送用テーブルに該搬送用テーブルの移動方向に沿ってほぼ均等間隔で並設された複数のキャリヤヘッドと、前記環状軌道に沿って設けられたラックと、前記搬送用テーブルに搭載されて該ラックに噛み合う駆動ギヤを有する駆動部と、前記搬送用テーブルに搭載されて該駆動部を駆動制御することで前記搬送用テーブルを割出回転させる制御部と、外部駆動源から前記駆動部及び制御部に駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを具え、前記搬送用テーブルは、移動方向前後に分割された複数の分割テーブルからなり、該各分割テーブルに前記駆動部及び制御部が独立して搭載されたことを特徴とするものである。
【0008】
従って、外部駆動源から駆動力伝達手段によって駆動部及び制御部に駆動力が伝達されており、駆動部の駆動ギヤが駆動回転すると、この駆動ギヤはラックと噛み合いながら転動することで、この駆動部を搭載した搬送用テーブルが架台上の環状軌道に沿って移動することとなり、制御部が駆動部の駆動停止を制御することで搬送用テーブルを割出回転させ、複数のキャリヤヘッドによって連続的に作業を行うことができ、駆動部にかかる負荷を低減して長寿命化が図れると共に搬送用テーブルの搬送の高速化及び高精度化が図れる。そして、複数の分割テーブルごとに独立した駆動部及び制御部があり、各分割テーブルの駆動負荷の大きさに応じてこの分割テーブルの分割数を任意に設定することができ、1つの駆動部の駆動力や負荷を低減してこの駆動部の小型化が図れる。
【0011】
また、請求項3の発明の割出装置は、前記複数の分割テーブルのうちの少なくとも1つの分割テーブルは前記環状軌道の中心部まで延設され、該分割テーブルの中心部に、外部駆動源に連結された駆動力伝達部材と前記駆動部及び制御部に連結された駆動力伝達部材とを連結するロータリジョイントが設けられたことを特徴とするものである。
【0012】
従って、外部駆動源からロータリジョイントを介して分割テーブルの駆動部及び制御部に駆動力を伝達することとなり、装置の簡素化が図れると共に確実に駆動力を伝達できる。
【0013】
また、請求項4の発明の割出装置は、前記外部駆動源からロータリジョイントを介して前記1つの分割テーブルの前記駆動部及び制御部に伝達された駆動力は、該1つの分割テーブルから駆動力伝達部材を介して他の分割テーブルの駆動部及び制御部に伝達されることを特徴とするものである。
【0014】
従って、外部駆動源から複数の分割テーブルの駆動部及び制御部にそれぞれ連結される駆動力伝達部材を減少して装置の簡素化が図れる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0018】
図1に本発明の第1実施形態に係る割出装置の平面視、図2に本実施形態の割出装置の縦断面を示す。
【0019】
本実施形態の割出装置において、図1及び図2に示すように、床面11に設置された架台12上には2本の平行な環状軌道13が円形に敷設されており、この環状軌道13に沿って搬送用テーブル14がスライドユニット15を介して移動自在に支持されている。この搬送用テーブル14は平面視がドーナッツ形状をなし、移動方向前後に複数(本実施形態では4つ)に分割された分割テーブル16a,16b,16c,16dを有しており、分割テーブル16aのみ環状軌道13の中心部まで延設された延設部17aを有している。
【0020】
この架台12上には環状軌道13の内側に、この環状軌道13と平行をなす環状ラック18が固定されている。一方、分割テーブル16a,16b,16c,16dにはそれぞれ独立した駆動部19a,19b,19c,19dが搭載されている。この各駆動部19a,19b,19c,19dは同様の構成となっており、サーボモータ20と減速機21とからなり、駆動ギヤ22が環状ラック18に噛み合っている。また、分割テーブル16a,16b,16c,16dにはそれぞれ独立した制御部23a,23b,23c,23dが搭載されており、この制御部23a,23b,23c,23dは図示しないサーボアンプや数値制御及びシーケンサなどを有しており、各駆動部19a,19b,19c,19dをそれぞれ同期駆動制御することができる。
【0021】
また、分割テーブル16aの延設部17aには駆動力伝達手段としてのロータリジョイント24が設けられており、このロータリジョイント24の上部には図示しない外部駆動源(電源部、操作制御部、コンプレッサ等)からの駆動力伝達部材としての電気ケーブルや信号ケーブルや空圧配管などが内装された配管25が連結される一方、ロータリジョイント24の下部には駆動部19a及び制御部23aからの駆動力伝達部材としての電気ケーブルや空圧配管が内装された配線26が連結されている。そして、この制御部23aから他の分割テーブル16b,16c,16dの制御部23b,23c,23dへ順に電気ケーブルや信号ケーブル、空圧配管からなる配線27が連結されている。
【0022】
そして、搬送用テーブル14の各分割テーブル16a,16b,16c,16dには搬送用テーブルの移動方向、つまり、周方向に沿って複数のキャリヤヘッド28がほぼ均等間隔で並設されている。なお、このキャリヤヘッド28は作業用ワークや治具、加工装置などであって適宜作業に必要なものを選択して用いればよいものである。
【0023】
従って、電源部やコンプレッサなどの外部駆動源から配管25を通して電気ケーブルや空圧配管が搬送用テーブル14の中心部に延出され、ロータリジョイント24及び配線26を介して分割テーブル16aの制御部23aに連結され、更に、配線27によって分割テーブル16b,16c,16dの制御部23b,23c,23dへ連結されている。そのため、この制御部23a,23b,23c,23dが外部からの操作信号に基づいて駆動部19a,19b,19c,19dを同期駆動制御可能となっている。
【0024】
即ち、駆動部19a,19b,19c,19dの各駆動ギヤ22が駆動回転すると、この駆動ギヤ22はラック18と噛み合いながら、このラック18に対して反力をとって転動する。すると、この駆動部19a,19b,19c,19dを搭載した分割テーブル16a,16b,16c,16d(搬送用テーブル14)が架台12上の環状軌道13に沿って移動することとなる。このとき、制御部23a,23b,23c,23dが駆動部19a,19b,19c,19dを同期駆動制御し、キャリヤヘッド28の配設間隔ごとに分割テーブル16a,16b,16c,16dを移動停止させることで、搬送用テーブル14を割出回転させることができ、各キャリヤヘッドは連続的に作業を行うことができる。
【0025】
このように本実施形態の割出装置にあっては、搬送用テーブル14を4つの分割テーブル16a,16b,16c,16dから構成し、各分割テーブル16a,16b,16c,16dに独立して駆動部19a,19b,19c,19d及び制御部23a,23b,23c,23dを搭載したことで、搬送用テーブル14(分割テーブル16a,16b,16c,16d)の移動時に駆動部19a,19b,19c,19dのサーボモータ20にかかる負荷を低減し、駆動部19a,19b,19c,19dの長寿命化を図れると共に搬送用テーブル14の搬送の高速化及び高精度化を図れる。
【0026】
また、分割テーブル16a,16b,16c,16dごとに駆動部19a,19b,19c,19d及び制御部23a,23b,23c,23dがあり、この場合、搬送用テーブル14の駆動負荷の大きさに応じてこの分割テーブル16a,16b,16c,16dの分割数や駆動部19a,19b,19c,19dの容量を設定すればよく、最適な駆動力を有する駆動部19a,19b,19c,19dとして小型化が図れる。更に、外部駆動源からの電気ケーブルや空圧配管が内装された配管25にロータリジョイント24及び配線26を介して分割テーブル16aの制御部23aを連結し、この制御部23aから配線27によって他の分割テーブル16b,16c,16dの駆動部19b,19c,19dに順に連結したことで、装置の簡素化が図れる。
【0027】
図3に本発明の第2実施形態に係る割出装置の平面視、図4に本実施形態の割出装置の縦断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0028】
本実施形態の割出装置において、図3及び図4に示すように、架台12に敷設された環状軌道13には搬送用テーブル14がスライドユニット15を介して移動自在に支持されており、この搬送用テーブル14は分割テーブル16a,16b,16c,16dから構成されている。また、架台12上には環状軌道13と平行に環状ラック18が固定される一方、分割テーブル16a,16b,16c,16dに搭載された駆動部19a,19b,19c,19dの各駆動ギヤ22が環状ラック18に噛み合っており、分割テーブル16a,16b,16c,16dには制御部23a,23b,23c,23dが搭載されている。
【0029】
また、分割テーブル16aの延設部17aの下方にはロータリジョイント24が設けられており、このロータリジョイント24の下部には図示しない外部駆動源(電源部、コンプレッサ等)からの電気ケーブルや空圧配管が内装された配管25が連結される一方、ロータリジョイント24の上部には駆動部19a及び制御部23aからの電気ケーブルや空圧配管が内装された配線26が連結されている。そして、制御部23aから他の分割テーブル16b,16c,16dの制御部23b,23c,23dへ順に電気ケーブルや信号ケーブル、空圧配管からなる配線27が連結されている。更に、搬送用テーブル14の各分割テーブル16a,16b,16c,16dには複数のキャリヤヘッド28がほぼ均等間隔で並設されている。
【0030】
従って、駆動部19a,19b,19c,19dの各駆動ギヤ22が駆動回転すると、この駆動ギヤ22はラック18と噛み合いながら反力をとって転動することで、各分割テーブル16a,16b,16c,16d(搬送用テーブル14)が環状軌道13に沿って移動し、制御部23a,23b,23c,23dによる駆動制御によってキャリヤヘッド28の配設間隔ごとに分割テーブル16a,16b,16c,16dを移動停止させ、搬送用テーブル14を割出回転させて各キャリヤヘッドによる連続的な作業が可能となる。本実施形態では、ロータリジョイント24が分割テーブル16aの下方に設けられており、配管25が露出することなくなる。
【0031】
図5に本発明の第3実施形態に係る割出装置の平面視、図6に本実施形態の割出装置の縦断面を示す。なお、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0032】
本実施形態の割出装置において、図5及び図6に示すように、架台12に敷設された環状軌道13には搬送用テーブル14がスライドユニット15を介して移動自在に支持されており、この搬送用テーブル14は分割テーブル16a,16b,16c,16dから構成されている。また、架台12上には環状軌道13と平行に環状ラック18が固定される一方、分割テーブル16a,16b,16c,16dに搭載された駆動部19a,19b,19c,19dの各駆動ギヤ22が環状ラック18に噛み合っており、分割テーブル16a,16b,16c,16dには制御部23a,23b,23c,23dが搭載されている。
【0033】
また、各分割テーブル16a,16b,16c,16dの外周部には下方に延設した垂下片31が固定されており、この垂下片31と架台12の外周面との間には集電子32が介装されている。そして、この集電子32には架台12に設けられた図示しない外部電源からの電気ケーブルが接続される一方、駆動部19a及び制御部23aからの電気ケーブルが接続されている。また、分割テーブル16a,16b,16c,16dの下面と架台12の上面との間には伝送装置33が設けられ、架台12側からの制御信号が伝送装置33を介して分割テーブル16a,16b,16c,16dに搭載された制御部23a,23b,23c,23dに伝送可能となっている。更に、搬送用テーブル14の各分割テーブル16a,16b,16c,16dには複数のキャリヤヘッド28がほぼ均等間隔で並設されている。
【0034】
従って、外部電源から電気ケーブル及び集電子32を介して制御部23a,23b,23c,23dに電力が供給され、制御信号が伝送装置33を介して制御部23a,23b,23c,23dに伝送されている。そのため、駆動部19a,19b,19c,19dの各駆動ギヤ22が駆動回転すると、この駆動ギヤ22はラック18と噛み合いながら反力をとって転動することで、各分割テーブル16a,16b,16c,16d(搬送用テーブル14)が環状軌道13に沿って移動し、制御部23a,23b,23c,23dによる駆動制御によってキャリヤヘッド28の配設間隔ごとに分割テーブル16a,16b,16c,16dを移動停止させ、搬送用テーブル14を割出回転させて各キャリヤヘッドによる連続的な作業が可能となる。本実施形態では、架台12側から搬送用テーブル14側への電力の供給に集電子32を用いたことで、ロータリジョイントや多数の電源ケーブルなどが不要となって装置の簡素化が図れる。
【0035】
図7及び図8に本発明の割出装置における搬送用テーブルの支持構造の変形例を表す断面を示す。
【0036】
図7に示すように、架台12上には固定板41が固定され、この固定板41の両側部及び上部には環状軌道42,43,44が円形に固定されており、この環状軌道42,43,44に沿って搬送用テーブル14がスライドユニット45,46,47を介して移動自在に支持されており、スライドユニット45,46,47には環状軌道42,43,44の接触面を転動するローラ48が装着されている。そして、固定板41の一端部には環状ラック49が固定される一方、搬送用テーブル14上にキャリッジヘッド28及び図示しない駆動部及び制御部が設けられており、駆動部の駆動ギヤが環状ラック49に噛み合っている。
【0037】
従って、駆動部の駆動ギヤ22が駆動回転すると、この駆動ギヤ22はラック49と噛み合いながら、このラック49に対して反力をとって転動する。このとき、搬送用テーブル14はスライドユニット45,46,47がローラ48を介して環状軌道42,43,44を移動することで、搬送用テーブル14は環状軌道42,43,44に沿ってスムースに移動することができる。
【0038】
また、図8に示すように、架台12上には固定板41が固定され、この固定板41の両側部及び上部には環状軌道42,43,44が円形に固定されており、この環状軌道42,43,44に沿って搬送用テーブル14がスライドユニット45,46,47を介して移動自在に支持されており、スライドユニット45,46,47には環状軌道42,43,44の接触面を転動するローラ48が装着されている。そして、固定板41の一端部には環状ラック50が一体に形成される一方、搬送用テーブル14上にキャリッジヘッド28及び図示しない駆動部及び制御部が設けられ、駆動部の駆動ギヤが環状ラック50に噛み合っている。
【0039】
従って、駆動部の駆動ギヤ22が駆動回転すると、この駆動ギヤ22はラック49と噛み合いながら、このラック49に対して反力をとって転動する。このとき、搬送用テーブル14はスライドユニット45,46,47がローラ48を介して環状軌道42,43,44を移動することで、搬送用テーブル14は環状軌道42,43,44に沿ってスムースに移動することができ、固定板41に環状ラック50を一体に形成しており、構造の簡素化が図れる。
【0040】
なお、上述した各実施形態では、搬送用テーブル14を4つの分割テーブル16a,16b,16c,16dから構成し、各分割テーブル16a,16b,16c,16dに独立して駆動部19a,19b,19c,19d及び制御部23a,23b,23c,23dを搭載したが、この分割数は4つに限定されるものではなく、搬送用テーブル14の駆動負荷の大きさなどに応じて分割テーブルの分割数や駆動部の容量等を設定すればよいものである。また、分割テーブル16a,16b,16c,16dに6つのキャリヤヘッド28を取付けたが、このキャリヤヘッド28の数も前述の実施形態に限定されるものではない。
【0041】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように本発明の割出装置によれば、架台上に敷設された環状軌道に沿って搬送用テーブルを移動自在に支持し、環状軌道に沿ってラックを設ける一方、搬送用テーブルに駆動部を搭載して駆動ギヤをラックに噛み合わせると共に、搬送用テーブルにこの駆動部を駆動制御することで搬送用テーブルを割出回転させる制御部を搭載したので、外部駆動源から駆動力伝達手段によって駆動部及び制御部に駆動力が伝達されており、駆動部の駆動ギヤが駆動回転すると、この駆動ギヤはラックと噛み合いながら転動することで、この駆動部を搭載した搬送用テーブルが架台上の環状軌道に沿って移動することとなり、制御部が駆動部の駆動停止を制御することで搬送用テーブルを割出回転させることができ、駆動部にかかる負荷を低減して長寿命化を図ることができると共に、搬送用テーブルの搬送の高速化及び高精度化を図ることができる。
【0042】
また、本発明の割出装置によれば、架台上に敷設された環状軌道に沿って搬送用テーブルを移動自在に支持し、この搬送用テーブルにその移動方向に沿ってほぼ均等間隔で複数のキャリヤヘッドを並設し、環状軌道に沿ってラックを設ける一方、搬送用テーブルに駆動部を搭載して駆動ギヤをラックに噛み合わせると共に、搬送用テーブルにこの駆動部を駆動制御することで搬送用テーブルを割出回転させる制御部を搭載したので、外部駆動源から駆動力伝達手段によって駆動部及び制御部に駆動力が伝達されており、駆動部の駆動ギヤが駆動回転すると、この駆動ギヤはラックと噛み合いながら転動することで、この駆動部を搭載した搬送用テーブルが架台上の環状軌道に沿って移動することとなり、制御部が駆動部の駆動停止を制御することで搬送用テーブルを割出回転させ、複数のキャリヤヘッドによって連続的に作業を行うことができ、駆動部にかかる負荷を低減して長寿命化を図ることができると共に、搬送用テーブルの搬送の高速化及び高精度化を図ることができる。
【0043】
また、本発明の割出装置によれば、搬送用テーブルを移動方向前後に分割した複数の分割テーブルから構成し、各分割テーブルに駆動部及び制御部を独立して搭載したので、複数の分割テーブルごとに独立した駆動部及び制御部があり、各分割テーブルの駆動負荷の大きさに応じてこの分割テーブルの分割数を任意に設定することができると共に、駆動部の容量を設定することができ、1つの駆動部の駆動力や負荷を低減でき、駆動部の小型化を図ることができる。
【0044】
また、本発明の割出装置によれば、複数の分割テーブルのうちの少なくとも1つの分割テーブルを環状軌道の中心部まで延設し、この分割テーブルの中心部に外部駆動源に連結された駆動力伝達部材と駆動部及び制御部に連結された駆動力伝達部材とを連結するロータリジョイントを設けたので、外部駆動源からロータリジョイントを介して分割テーブルの駆動部及び制御部に駆動力を伝達することとなり、装置の簡素化を図ることができると共に確実に駆動力を伝達することができる。
【0045】
また、本発明の割出装置によれば、外部駆動源からロータリジョイントを介して1つの分割テーブルの駆動部及び制御部に伝達された駆動力を、この1つの分割テーブルから駆動力伝達部材を介して他の分割テーブルの駆動部及び制御部に伝達されるようにしたので、外部駆動源から複数の分割テーブルの駆動部及び制御部にそれぞれ連結される駆動力伝達部材を減少して装置の簡素化を図ることができる。
【0046】
また、本発明の割出装置によれば、駆動力伝達手段を架台と搬送用テーブルとの間に設けられた集電子とし、外部電源からこの集電子を介して搬送用テーブル上の駆動部及び制御部に電力を供給するようにしたので、外部電源から集電子を介して駆動部及び制御部に電力が供給されることとなり、電源ケーブルなどが不要となって装置の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る割出装置の平面図である。
【図2】 本実施形態の割出装置の縦断面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る割出装置の平面図である。
【図4】 本実施形態の割出装置の縦断面図である。
【図5】 本発明の第3実施形態に係る割出装置の平面図である。
【図6】 本実施形態の割出装置の縦断面図である。
【図7】 本発明の割出装置における搬送用テーブルの支持構造の変形例を表す断面図である。
【図8】 本発明の割出装置における搬送用テーブルの支持構造の変形例を表す断面図である。
【符号の説明】
12 架台
13 環状軌道
14 搬送用テーブル
15 スライドユニット
16a,16b,16c,16d 分割テーブル
18 環状ラック
19a,19b,19c,19d 駆動部
20 サーボモータ
21 減速機
22 駆動ギヤ
23a,23b,23c,23d 制御部
24 ロータリジョイント(駆動力伝達手段)
25 配管(駆動力伝達部材)
26,27 配線(駆動力伝達部材)
28 キャリヤヘッド
Claims (4)
- 架台上に敷設された環状軌道と、
該環状軌道に沿って移動自在に支持された搬送用テーブルと、
前記環状軌道に沿って設けられたラックと、
前記搬送用テーブルに搭載されて該ラックに噛み合う駆動ギヤを有する駆動部と、
前記搬送用テーブルに搭載されて該駆動部を駆動制御することで前記搬送用テーブルを割出回転させる制御部と、
外部駆動源から前記駆動部及び制御部に駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを具え、
前記搬送用テーブルは、移動方向前後に分割された複数の分割テーブルからなり、該各分割テーブルに前記駆動部及び制御部が独立して搭載された
ことを特徴とする割出装置。 - 架台上に敷設された環状軌道と、
該環状軌道に沿って移動自在に支持された搬送用テーブルと、
該搬送用テーブルに該搬送用テーブルの移動方向に沿ってほぼ均等間隔で並設された複数のキャリヤヘッドと、
前記環状軌道に沿って設けられたラックと、
前記搬送用テーブルに搭載されて該ラックに噛み合う駆動ギヤを有する駆動部と、
前記搬送用テーブルに搭載されて該駆動部を駆動制御することで前記搬送用テーブルを割出回転させる制御部と、
外部駆動源から前記駆動部及び制御部に駆動力を伝達する駆動力伝達手段とを具え、
前記搬送用テーブルは、移動方向前後に分割された複数の分割テーブルからなり、該各分割テーブルに前記駆動部及び制御部が独立して搭載された
ことを特徴とする割出装置。 - 請求項1または2記載の割出装置において、
前記複数の分割テーブルのうちの少なくとも1つの分割テーブルは前記環状軌道の中心部まで延設され、該分割テーブルの中心部に、外部駆動源に連結された駆動力伝達部材と前記駆動部及び制御部に連結された駆動力伝達部材とを連結するロータリジョイントが設けられた
ことを特徴とする割出装置。 - 請求項3記載の割出装置において、
前記外部駆動源からロータリジョイントを介して前記1つの分割テーブルの前記駆動部及び制御部に伝達された駆動力は、該1つの分割テーブルから駆動力伝達部材を介して他の分割テーブルの駆動部及び制御部に伝達される
ことを特徴とする割出装置。
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JP25486297A JP4326033B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 割出装置 |
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JP25486297A JP4326033B2 (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | 割出装置 |
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