JP4281995B2 - 生体装飾品およびその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メガネ、指輪、腕時計、髪飾り、ピアス、ネックレスなどの、人が身につけて装飾性を有する生体装飾品およびその製造方法に係り、特に、軽量性、生体適合性、冷間加工性、ばね性に優れた、装身具、腕時計またはメガネとして好適な生体装飾品およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、人が身につける装飾品において、そのデザイン性、装着性に重点が置かれている。特に装飾品を構成する部材としての金属材料は、その金属光沢により高級感を与え、人体と直接接触する生体装飾品においても、多く使われている。しかしながら、その装飾品の人体への影響は軽視される傾向であった。
【0003】
ところが、ヨーロッパを中心にNiアレルギーの懸念からアクセサリーなどの装飾品においても非Ni材料が求められている。その中でTiは生体適合性が高いことで注目されているが、強度が低いことから合金として使用されることが多い。このようなTi合金としては、Ti‐6wt%Al‐4wt%V(以下、Ti64と略記する)が主に使用されている。ところで、純金属、Co-Cr合金およびステンレス鋼の生体適合性は図5のようであり、Ni、Vなどは有毒であることが示されている。
【0004】
また、生体に密接な医療材料分野では、これまで使用されてきたステンレス(SUS316Lなど)や、Co‐Cr系合金、Ti64よりも、さらに生体適合性を重視し、非Niはもとより、生体とのアレルギー性や、発ガン性、細胞毒性などを示すその他の元素、例えば、Ni、Cr、Cd、Cu、V、Coを含有しない合金の開発が行なわれている。
【0005】
人体と接触する装飾品においても、人体への影響、すなわち安全性を付加した製品が望まれており、医療での実績があるTi64も使われている。しかしながら、従来のTi合金は、加工性が悪く、デザイン性を重視した生体装飾品において、デザインの自由度が低下してしまう。
【0006】
これまでにも、新規のTi合金系の生体材料が開発されているが、これらの合金はNb、Taなどの高融点元素を多く含むため、融点が上昇し、溶解において高度な技術を必要としていた。また、これらの元素は必要添加量が多く、比重が大きくなり、Tiの好適な特徴も大きく変えてしまうことが多かった。
【0007】
なお、本明細書全体を通じて、生体装飾品とは、主として、腕時計、ブレスレット、ネックレス、イヤリング、指輪、ピアス、髪飾り、またはメガネを意味するが、他にも例えばバレッタのように人が身につけて装飾の用をなすものも含まれる。
【0008】
本発明者の行なった調査によると、Ti合金を用いた先行技術の例として、下記の特許文献1、特許文献2、特許文献3に記載された技術があるが、どれも、生体適合性を重視した物はなく、加工性、ばね性においても不十分であった。
【0009】
【特許文献1】
特開昭61‐157652号公報
【特許文献2】
特開平9‐73050号公報
【特許文献3】
特開平2000‐56271号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献に記載された技術は、冷間加工の向上を図ったものに過ぎず、人体への金属の本質的な影響を考慮した物ではなかった。さらに、軽量化、経済性においても、十分な物ではなかった。
【0011】
そこで、本発明の本質的な技術的課題は、軽量で、生体適合性に優れた生体装飾品であり、毒性およびアレルギー性の指摘が少ない元素のみを用い、製品イメージが安全な生体装飾品およびその製造方法を提供することにある。
【0012】
また、本発明の特殊な技術的課題は、加工性がすぐれ、生体装飾品のフィット感を向上させ、更には、Tiの好適な特長を有するTi‐Mo系合金を生体装飾品に用いることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明の生体装飾品は、引張試験で永久歪みが0.2%に達したときに加えられていた引張歪みとして定義される引張弾性限歪みが、1.6%以上であり、Moが5.5〜6at.%、Snが3〜5at.%、Agが0〜1at.%で残部がTiと不可避不純物であり、比重が5.5以下のV、Ni、Co、Cuを除いたTi-Mo系合金からなる金属部を備えることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の生体装飾品は、前記Ti‐Mo系合金がフレームの少なくとも一部に使用されたメガネとすることができる。
【0015】
また、本発明の生体装飾品は、前記Ti‐Mo系合金が少なくとも一部に使用され、人体に接触し得る生体装飾品とすることができる。
【0016】
また、本発明の生体装飾品は、腕時計、ブレスレット、ネックレス、イヤリング、指輪、ピアス、髪飾り、またはメガネのいずれかである生体装飾品とすることができる。
【0017】
そして、本発明の生体装飾品の製造方法は、金属部の表面にTiとMoの複合酸化膜を、陽極酸化法により形成して着色する工程を含むことを特徴とする。
【0018】
さらに、別の観点から、前記課題を解決する手段について補足する。
【0019】
本発明によれば、TiとMo含み、またSnあるいはAgの一方もしくは双方を含んだTi‐Mo系合金から構成される生体装飾品が得られる。
【0020】
また、本発明によれば、前記生体装飾品において、生体適合性が高く、加工性(デザイン性)が優れ、フィット感(ばね性)を有した生体装飾品が得られる。
【0021】
さらに本発明によれば、軽量かつ高強度な、β型Ti合金が得られ、従来の純Tiの加工技術が適応でき、経済性を考慮した生体装飾品ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
本発明では、生体適合性に優れた元素に着目し、近年、特に毒性が指摘されているV、Ni、Co、Cu(銅)などの元素を除き、毒性またはアレルギー性が指摘されていないTi、Mo、Sn(錫)、Agを用いたTi‐Mo系合金を使用している。
【0024】
生体装飾品において、製品に用いる元素の人体に対する安全性は、そのデザイン性と共に大きな要素である。しかしながら、生体用に開発されている新規合金は、生体適合性が良いとされる元素、すなわちNb、Taなどの、高融点、高比重元素を多く含み、非常に高価である。また、Tiそのものの好適な特性も大きく変化してしまい、特殊な製造工程を必要とし、新しい製造工程の開発も肝要である。
【0025】
このような製造工程に関連して、本発明の生体装飾品において、Moは必須なβ安定化元素である。このMoは、加工性が良いとされるβ型Ti合金を得るために添加される。ここで言うβ安定化元素とは、Va族元素(V、Nb、Ta、Hf)や、Moなどが上げられる。このβ安定化元素の効果は、同量の添加量であれば、Moが最も高い。
【0026】
即ち、Moは少量の添加量でβ安定化の効果をもたらし、Tiの好適な特性を変化させることなく、β型Ti合金が得られる。さらにMoはβ安定化と同時に加工性、耐食性、耐磨耗性を向上させることが知られている。
【0027】
他方、Va族によるβ安定化では、その効果を得るための必要量が多く、Tiの好適な特性を変化させ、比重および価格の増加を招くため本発明では用いていない。
【0028】
前記Ti‐Mo系合金は、比重が5.5以下となる範囲で、少量のSn、Agなどの生体適合性が良い元素を含んでも良い。表1に、10種類の合金組成の試料における、密度、冷間加工率、引張弾性限歪み、および結晶構造を示す。
【0029】
【表1】
Figure 0004281995
【0030】
Snは本来中性な元素と言われているが、添加によりβ変態点温度を下げることから、少量のSnの添加は好適である。Moに加え少量のSnを添加することにより、β変態点を調整でき、融点および比重の上昇を抑制して、価格を抑えることができる。
【0031】
ここで用いるTi‐Mo系合金は、上記に加え、適度なばね性を有し、Tiと同様な製造加工工程を適用することができる。また、生体適合性が良い元素のみで構成され、製品イメージも安全である。
【0032】
本発明によれば、図2のX線回折スペクトルに示すように、β型Tiと同等な結晶構造を有し、かつ、ばね性を有するTi‐Mo系合金を用いた生体装飾品を提供することができる。
【0033】
その生体装飾品として、メガネフレームについて説明する。
【0034】
今日、メガネフレームは従来のNi合金、Cu合金から軽量、高強度、生体適合性の面からTi合金へ変化しつつある。しかしながらメガネフレームに使われている、TiNi合金、Ti64合金は、加工性が悪く、デザインの自由度が制限される。さらに、表面に光沢を持たせるため、他金属めっきが施されていることがほとんどである。
【0035】
それに対して、Ti‐Mo系合金を用いた生体装飾品では、生体適合性が良く、必ずしもめっきの必要はない。またTiにおいては、陽極酸化により様々な色を発色できることが知られており、Ti‐Mo系合金を用いた生体装飾品においても、Tiと同等の工程で、様々な色をもつTi-Mo系合金を用いたメガネフレームができる。このときの色は、Ti-Mo系合金の表面に形成された酸化膜の厚さで制御できる。
【0036】
図3はTiの陽極酸化電圧と表面色の関係を表す図であり、酸化膜厚さと陽極酸化電圧の関係も示されている。このように陽極酸化電圧を制御することによって、様々な色が得られる。また、めっきを必要とする場合では、めっきが剥がれることがあるが、酸化皮膜による着色では、結合力が強く剥がれることがない。さらに、酸化チタンにおいて、アナターゼ型TiOは、光触媒作用を持つことが知られいる。
【0037】
このような陽極酸化法を用いて、アナターゼ型TiO2と同様の着色を施すことで、様々な金属光沢色をもつTi‐Mo系合金を用いた生体装飾品が得られる。
【0038】
ファッション性を重視するメガネフレームは、より複雑な形状のデザインが要求されるため、加工性が良く、デザイン自由度が高い合金が望まれている。本発明の生体装飾品は、こうした要求に応えることができる。
【0039】
Ti‐Mo系合金の加工性については、線材の引抜き加工において、φ2、φ1.8、φ1.5と言うよう変化させて、冷間加工率で80%以上の冷間加工が可能であった。例えば、90at.%Ti‐6at.%Mo‐4at.%Snの冷間加工率は83%であった。ここで冷間加工率={(S0−S)/S0}×100(%)、(ただし、S0:冷間加工前の断面積、S:冷間加工後の断面積)である。
【0040】
このとき、中間焼鈍は不要である。しかしながら、材料の歩留まりや安全性を考えると中間焼鈍しても問題はない。上記冷間加工には、引抜き加工のほか、スェージング加工、鍛造加工、圧延加工などがある。
【0041】
本発明の生体装飾品を構成するTi‐Mo系合金はβ型Ti合金であり、比重は5.5以下である。比重の上昇を抑制するには、Moの添加量を極力押さえることで可能となる。
【0042】
前記したように、他のβ安定化元素(主にVa族元素)では、同等の効果を得る際に添加量が増加し、比重が上がってしまう。
【0043】
本発明のTi‐Mo系合金は、比重を5.5以下としているため、同じ体積当たりの使用重量が抑えられ、生体装飾品の軽量化、さらには使用重量が減ることでの環境付加価値も考えられる。ここで言う比重とは、所定温度における同体積の標準物質との質量の比であり、標準物質として4℃の水を用いている。簡便上、比重=密度[g/cm]としてもよい。
【0044】
アルキメデス法により求めた90at.%Ti−6at.%Mo−4at.%Snの密度は、5.176[g/cm3]であった。このTi‐Mo系合金を用いた生体装飾品の一つであるメガネフレームは、Ni合金やCu合金のメガネフレームに比べ、38%以上の軽量化が実現できた。
【0045】
さらに、図4に示した、メガネフレームのテンプル42に用いることで、ばね性によるフィット感が得られる。なお、図4は一般的なメガネの構造を示す斜視図であり、リム41、やま43も示されている。
【0046】
ばね性については、次のように定量化して扱われる。引張試験において、2%の歪みを加え除荷した際の、合金の残留歪み、すなわち、合金に蓄積された永久歪みによって定量化される。この永久歪みが少ないほど、ばね性が大きいことを意味する。また、引張試験で、真に永久歪みが0.2%に達したときに、加えていた歪みを引張弾性限歪みと定義している。この引張弾性限歪みが大きいほど、ばね性が大きい。
【0047】
図1は、合金の引張試験における荷重-歪み曲線を示す図であり、図1(a)は従来のTi合金の場合、図1(b)はステンレス加工材の場合、図1(c)は本発明のTi‐Mo系合金の場合を示す。図1から分かるように、本発明に用いられるTi-Mo系合金は優れたばね性を持っている。
【0048】
本発明の生体装飾品を構成するTi‐Mo系合金の引張弾性限歪みは、1.6%以上であり最大で2%である。表1に合金組成を変えた10種類の試料における引張弾性限歪みを示したが、引張弾性限歪みが1.6%未満の場合は、ばね性が小さく、生体装飾品を作製したとき十分なフィット性が得られない。
【0049】
ところで、ばね材として用いられるステンレスは、通常冷間加工を施すことで、ばね性が向上することから、Ti‐Mo系合金に同様に冷間加工を加えても良いが、一定以上(例えば50%以上)の大きな冷間加工を行なうと、ばね性は低下する。ただし、再度、β変態点以上で熱処理することでばね性は回復する。
【0050】
【実施例】
次に、本発明の実施例における生体装飾品ついて説明する。
【0051】
まず、本実施例におけるTi‐Mo系合金の製造方法を説明する。
【0052】
Ti‐Mo系合金の溶解は、Tiと同様な溶解方法が可能である。本実施例においては、TiとMoは約5mmの粒状原料を用い、Sn、Agについても同様な原料を用いて、非消耗式アーク溶解にて合金化を行なった。比重は5.5を超えないように合金組成を調整した。その他、VAR炉(Vacuum Arc Remelting)や浮揚溶解、粉末治金、条件によっては高周波溶解も可能であった。
【0053】
次に、得られたTi‐Mo系合金から作製した生体装飾品について説明する。
【0054】
本発明の生体装飾品の実施例1としてメガネフレームを作製した。その製造方法は既に本発明の実施の形態で説明したとおりであり、次のような効果が得られた。
【0055】
まず、Cu合金またはNi合金によるメガネフレームに比べ重量比で38%以上の軽量化ができた。
【0056】
また、生体適合性付加により生体安全性が向上した。
【0057】
また、ばね性の向上によるフィット感の向上、デザインの自由度の向上が可能となった。
【0058】
さらに、めっき不要であり、Ti同等の陽極酸化法での着色が可能であった。
【0059】
次に本発明の生体装飾品の実施例2としての、イヤリング、ブレスレットおよびバレッタについて説明する。
【0060】
いずれの装身具においても、メガネフレーム同様に軽量であり、生体適合性が良いため安心して使用できるという効果が得られた。
【0061】
また、Tiと同等の加工方法により製作が可能であり、トータルコストが削減できた。
【0062】
さらに、陽極酸化による着色も可能であり、様々な色合いを得ることができた。
【0063】
また、ばね性の向上により、ブレスレットにおいては、フィット感が向上し、バレッタにおいては、ずり落ち防止が可能となった。
【0064】
次に本発明の生体装飾品の実施例3としての、指輪および腕時計について説明する。
【0065】
軽量化、耐腐食性の向上が可能となり、また金属光沢の色を青、金、パープルなどにしたバンドが得られた。
【0066】
上記の実施例1〜3に共通して、本発明のTi‐Mo系合金は加工が容易であり、従来のTi合金に比べ、歩留まりが向上し、加工費の削減が可能であった。
【0067】
【発明の効果】
本発明の生体装飾品は、加工性が高く、デザイン性の必要な装飾品の多様な要求に応えることができる。
【0068】
また少量のMoの添加で、比重を抑制したβ型Ti合金が得られる。このTi‐Mo系合金には、従来のTiの加工方法を用いることが可能であり、低コストで、軽量な生体装飾品が得られる。
【0069】
さらに、人体への生体適合性を加え、人体との接触において、安全性を向上した生体装飾品が得られる。
【0070】
特に、生体適合性、高加工性、ばね性、経済性、装着性、カラーバリエーション、耐食性を兼ね備えた生体装飾品およびその製造方法が得られ、生体装飾品の商品価値を著しく向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】合金の引張試験の荷重-歪み曲線。図1(a)は従来のTi合金の場合、図1(b)はステンレス冷間加工材の場合、図1(c)は本発明のTi-Mo系合金の場合を示す図。
【図2】本発明で用いられるTi-Mo系合金のX線回折スペクトル図。
【図3】Tiの陽極酸化電圧と表面色の関係を表す図。
【図4】一般的なメガネの構造を示す斜視図。
【図5】純金属、Co-Cr合金およびステンレス鋼の生体適合性を示す図。
【符号の説明】
41 リム
42 テンプル
43 やま

Claims (5)

  1. 引張試験で永久歪みが0.2%に達したときに加えられていた引張歪みとして定義される引張弾性限歪みが、1.6%以上であり、Moが5.5〜6at.%、Snが3〜5at.%、Agが0〜1at.%で残部がTiと不可避不純物であり、比重が5.5以下のV、Ni、Co、Cuを除いたTi−Mo系合金からなる金属部を備えることを特徴とする生体装飾品。
  2. 前記Ti−Mo系合金がフレームの少なくとも一部に使用されたメガネであることを特徴とする請求項1記載の生体装飾品。
  3. 前記Ti−Mo系合金が少なくとも一部に使用され、人体に接触し得る生体装飾品であることを特徴とする請求項1記載の生体装飾品。
  4. 腕時計、ブレスレット、ネックレス、イヤリング、指輪、ピアス、髪飾り、またはメガネのいずれかであることを特徴とする請求項3記載の生体装飾品。
  5. 請求項4記載の生体装飾品の製造方法であって、前記金属部の表面に、TiとMoの複合酸化膜を、陽極酸化法により形成して着色する工程を含むことを特徴とする生体装飾品の製造方法。
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