JP4281565B2 - Cvd装置 - Google Patents

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Description

本発明は、炭化ケイ素半導体を製造するためのCVD装置に関し、より詳細には、エピタキシャル成長により基板上に炭化ケイ素薄膜を堆積させるCVD装置に関する。
炭化ケイ素(SiC)半導体は、耐熱性及び機械的強度に優れ、青色発光ダイオードの材料等に利用されていることや、高耐圧性及び低イオン抵抗性による省エネルギー化の要求より、高出力低損失の電力用素子への応用などにおいて近年注目されている。かかるSiC半導体は、基板上にSiC薄膜を堆積させて形成される。SiC半導体を形成するために、SiC薄膜を基板上に堆積させるには、例えば、SiCのエピタキシャル成長を利用することができる。
具体的に、基板上にSiC薄膜を堆積させるためには、加熱したSiCウェハ表面でH2ガスとSiH4ガスとC38ガス等を含む原料ガスを反応させ、エピタキシャル成長によってSiC薄膜を堆積させる。この際、SiC薄膜を均一に成長させるためには、SiCウェハ上における原料ガスの流れが均一であり、且つ、原料ガスが均一に混合されていることや、基板に熱が均一に伝わることが重要である。
かかる観点から、基板上に平行なガスの流れを形成して均一な薄膜を形成することができるCVD装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。かかるCVD装置によれば、基板が設置された発熱体を通りすぎたガスの流れを調整し、基板の表面に平行なガスの流れを形成可能としている。
しかし、前記CVD装置等においても、原料ガスが滞留する部位が存在し、さらに、原料ガスの混合が不均一であるため等の理由から、SiC薄膜の膜厚や電気特性の均一性が確保できない場合が生じてしまう。また、原料ガスの混合ガスが不均一である等の理由により、基板上の温度分布が不均一になってしまう。更には、原料ガスが上流側(ガス供給側)で分解し、下流側(ガス排出側)に比して成長速度が低下するため、下流部に向かうに従って開口径を小さくし、原料ガスの流速を上昇させることで原料ガスの供給率を均一化することが必要である。
また、SiCウェハを加熱するための発熱体や装置の内壁には、SiCの反応生成物やゴミ等の不純物が付着することがある。かかる不純物は、SiCの成長時のガス流量が数リットル/min〜数10リットル/minと大きいことや、ウェハ搬送時に真空引きとガス充填とを繰り返すこと等の原因によって、内壁等から剥がれ落ちやすくなる。このため、これらの不純物が、反応管内に散在して原料ガスに混入してSiCウェハ表面やSiC層に付着・混入することがあり、得られたSiC半導体の機能を低下させてしまう原因となっている。
更に、前記発熱体は、黒鉛素材のグラスウール等多孔質性状を有する材料等の断熱材を介して反応管の内部に設置されることが多い。しかし、かかる断熱材にも不純物が吸着することが多く、また、断熱材の一部が剥がれ落ちて不純物となることがある。
特開2002−252176号公報
上述の問題を解決すべく、本発明は、欠陥が少なく均一な電気特性を有するSiC半導体を製造することが可能なCVD装置を提供することを目的とする。
本発明のCVD装置は、反応室と、前記反応室の内部に設置された筒状の加熱部材と、下面側に原料ガスの流通路が形成されるように前記筒状の加熱部材の内部に設置された基板と、前記基板の下面側に形成された流通路に前記原料ガスを供給する供給手段と、前記基板の下面側に形成された流通路を通過した原料ガスを排出する排出手段と、を備え、前記原料ガスを反応させて前記基板の下面表面に炭化ケイ素薄膜を堆積させるようにして構成することができる。
本発明のCVD装置によれば、筒状の加熱部材の内部に基板が、その下面側に原料ガスの流通路が形成されるように配置されるため、基板の下面を炭化ケイ素薄膜の成長面とすることができる。これにより、加熱部材による加熱時に上昇気流によって基板の炭化ケイ素薄膜の成長面を加熱することができることから、高温時の加熱効率、及び、基板の温度分布を均一にすることができる。また、基板の下面に炭化ケイ素薄膜の成長面が形成されることから、反応生成物やゴミ等の不純物の落下の際にこれらが炭化ケイ素薄膜の成長面に付着するのを防止することができる。
前記原料ガスは、通常、C38(プロパン)とSiH4(シラン)とH2との混合ガスが用いられる。また、本発明における基板としては、SiCウェハ(SiC基板)を好適に用いることができる。筒状の加熱部材は、筒状であってその内部に設置される基板を約1400℃〜2000℃に加熱できるものであれば特に限定はなく用いることができる。本発明においては、前記筒状の加熱部材を高周波で誘導加熱して、間接的に基材を加熱することが好ましい。かかる観点から、前記筒状の加熱部材は、誘導加熱される部材で構成されるのが好ましく、例えば、黒鉛、グラファイト、炭化ケイ素にコーティングされたグラファイト等によって構成されるのが好ましい。誘電加熱によって前記筒状の加熱部材を加熱する場合、かかる加熱部材は、例えば、黒鉛素材のグラスウール等の多孔質構造を有し断熱機能を有する断熱部材を介して、反応室の内部に設置することができる。
また、本発明のCVD装置は、基板の上面に均熱板を設置することができる。本発明のCVD装置は、基板の上面と密着するように均熱板を設置することで、基板の温度分布を均一にすることができる。ここで、「均熱板」とは、熱容量の比較的大きな材料で形成され、基板の温度分布を均一にすることができる板状の部材であれば特に限定されず、例えば、グラファイトや、炭化ケイ素がコーティングされたグラファイト等を用いることができる。また、均熱板のサイズは、基板の温度均一効果を奏することができれば特に限定はないが、十分に温度均一効果を発揮する観点からは、基板よりも大きなサイズのものが好ましい。また、均熱板を基板の上面(エピタキシャル成長面の裏面)に密着させて設置することで、基板の上面部への成長や昇華が抑制され、基板の上面の平坦性を確保することができる。このことによって、後の半導体組成製造プロセスへの適用性が向上する。
本発明のCVD装置によれば、均熱板の厚みを、前記筒状の加熱部材の壁厚よりも小さくして構成することができる。このように、均熱板の厚みを筒状の加熱部材の壁厚よりも小さくすることで、基板温度を周辺(筒状の加熱部材内壁)温度よりも低くするこができる。これにより、温度勾配によって原料ガスの拡散速度が向上し、炭化ケイ素薄膜の成長速度を向上させることができる。
一方、本発明のCVD装置によれば、前記均熱板の厚みを、前記筒状の加熱部材の壁厚よりも大きくして構成することもできる。このように、均熱板の厚みを筒状の加熱部材の壁厚よりも大きくすることで、基板温度と周辺(筒状の加熱部材内壁)温度との温度差が小さくなることから、温度勾配による原料ガスの拡散速度を低下させることができ、これにより、基板の表面温度の均一性を向上させることができる。
このように、本発明によれば、均熱板の厚みと筒状の加熱部材の壁厚との比を適宜調整することで、成長速度及び基板の表面温度を制御することができる。
また、上述のように本発明の筒状部材を誘導加熱によって加熱する場合、本発明のCVD装置は、前記筒状の加熱部材を誘導加熱する誘導加熱手段を備えて構成することができる。前記誘導加熱手段としては、高周波を発する高周波コイル等を用いることができる。
本発明のCVD装置は、前記筒状の加熱部材に前記基板を支持する支持部材を備えて構成することができる。本発明のCVD装置によれば、基板を支持部材によって支持して、筒状の加熱部材の内部に設置することで、容易に基板の下面側に原料ガスの流通路を確保することができる。
前記支持部材の形状は、基板の下面側に原料ガスの流通路となる空間を確保することできるものであれば特に限定されない。また、前記支持部材を構成する材料としては、耐熱性の高い部材を用いることが好ましい。前記耐熱性の高い部材としては、好ましくは1400℃以上、更に好ましくは1600℃以上、特に好ましくは2000℃以上の温度に耐えうる素材が好ましく、例えば、グラファイト、SiCによってコーティングされたグラファイト、SiC(炭化ケイ素)、SiN(窒化ケイ素)、PBN(熱分解窒化ホウ素)、TiN(窒化チタン)等を用いることができる。
また、本発明においては、基板を筒状の加熱部材内に設置する際に、前記支持部材と同様に耐熱性の高い部材によって形成された搬送トレイを用いて基板を設置してもよい。
また、本発明のCVD装置は、前記基板の下面側に形成される前記原料ガスの流通路の径を、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって、連続的若しくは段階的に減少するよう構成することができる。基板の炭化ケイ素薄膜成長面付近において原料ガスは、その供給側(上流側)において分解される量が多くなることから、排出側(下流側)においては原料ガスの基板表面に対する供給量が低下し、基板の原料ガス排出側の炭化ケイ素薄膜の成長速度が低下してしまう。本発明のCVD装置によれば、前記原料ガスの流通路の径を原料ガスの移動方向に沿って減少させることで、原料ガスの排出側において原料ガスの流速を上げることができる。これにより、基板の炭化ケイ素薄膜成長面における原料ガスの流れ分布を調整することができ、炭化ケイ素薄膜の成長速度の均一性を向上させることができる。
原料ガスの流通路の径を、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって、連続的若しくは段階的に減少するよう構成する方法は特に限定されるものではないが、例えば、スペーサーの形状や筒状加熱部材の形状等によって流通路の径を減少させることができる。
更に本発明のCVD装置は、前記筒状の加熱手段の壁厚が、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって連続的若しくは段階的に減少又は増加するように構成することができる。これにより、原料ガスの流れる方向に従って前記加熱手段の壁厚の差異による温度分布の制御が可能となる。例えば、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって連続的若しくは段階的に筒状の加熱手段の壁厚を増加させることで、基板の排出側の混合ガスの温度を高くして炭化ケイ素薄膜の成長速度の均一化を図ることができる。
本発明によれば、欠陥が少なく均一な電気特性を有するSiC半導体を製造することが可能なCVD装置を提供することができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施の形態におけるCVD装置を示す概略的断面図である。図1においてCVD装置10は、供給管12と、ミキシングチャンバ14と、反応管16と、排出管18と、から構成される。
供給管12は、H2ガスが供給される供給管12a、SiH4ガスが供給される供給管12b及びC38ガスが供給される供給管12cの各々の一端と連結しており、各供給管から供給されたガスの混合ガスを、ミキシングチャンバ14に供給するように構成されている。また、供給管12a,12b及び12cには、各々MFC13a,13b及び13cが備えられており、各ガスの供給量を調整できるようになっている。
ミキシングチャンバ14には、供給管12の他端が連結されており、H2ガスとSiH4ガスとC38ガスとの混合ガスが供給管12から供給される。かかる混合ガスは、基板上にSiC薄膜を堆積させるための原料ガスとなる。ミキシングチャンバ14には複数の孔が設けられた混合用シャワー板20と複数の孔が設けられた拡散用シャワー板22が設置されている。ミキシングチャンバ14に供給された原料ガスは、混合用シャワー板20の各孔を通過することによって濃度分布が均一になるように混合される。混合用シャワー板20に設けられる孔の径や数は、原料ガスの原料及び混合の程度等を考慮して適宜選定することができる。
混合用シャワー板20によって混合された原料ガスは、さらに拡散用シャワー板22の各孔を通過することによって拡散されながら反応管16に供給される。拡散用シャワー板22に設けられる孔の径及び数は、原料ガスが均一に拡散するように混合用シャワー板20との関係によって適宜選定することができる。
また、本実施の形態においてミキシングチャンバ14内に設置する混合用のシャワー板20はミキシングチャンバ14内を駆動可能なように設計することができる.これにより、ミキシングチャンバ14内で原料ガスの供給量及び圧力を自由に調整することができ、素材選択の自由度を高めることができる。
反応管16内においては、ミキシングチャンバ14から供給された原料ガスがSiCで形成された基板24の表面で反応することによって、基板24上にSiC薄膜が堆積させる。反応管16は石英で形成されており、断熱材26と、サセプタ28と、スペーサー30と、から構成され、基板24は、スペーサー30に支持された搬送トレイ32に、その下面側に原料ガスの流通路が形成されるように載置されている。また、基板24の上面には、基板24と密着するように均熱板34が設置されている。
まず、図2を用いて反応管16の断面構造について説明する。図2は、反応管16のAA’断面図である。図2に示すように反応管16、断熱材26、及び、サセプタ28は円筒状の形状を有しており、サセプタ28は断熱材26を介して反応管16に設置されている。また、基板24は、サセプタ28に囲まれるようにスペーサー30上に搬送トレイ32を介して載置されており、その上面には均熱板34が設置されている。更に基板24の下面側には、原料ガスの流通路36が形成されている。
断熱材26は、黒鉛素材のグラスウールで構成されており、サセプタ28の熱が反応管16に伝わらないように断熱する役割を担っている。また、断熱材26は、反応管16の内壁に密着するように設置されており、図1におけるAA’断面がドーナツ状となる形状を有する。更に、断熱材26の中心側にはサセプタ28が固定されている。
サセプタ28は、炭化ケイ素でコーティングされたグラファイト製の部材で形成されており、チューブ状(筒状)の形態を有している。サセプタ28は、筒状内部に載置された基板24を加熱するために設けられ、筒状の形態によって均一に基板24を加熱することができる。本実施の形態におけるサセプタ28の壁厚は、原料ガスの供給側から排出側に向かって均一に構成されており、その厚みは均熱板34との関係で適宜決定される。また、サセプタ28は、反応管16の外部に設置されたRFコイル38の誘電加熱によって発熱して、間接的に基板を加熱できるようになっている。RFコイル38は、高周波の磁束を発生して、サセプタ28に渦電流を誘導し、渦電流によりジュール熱でサセプタ28を発熱させる。
図1に示すように、サセプタ28は断熱材26を介して、サセプタ28の長尺方向が反応管16の内壁と平行になるように設置される。また、サセプタ28は、間接的に基板24を加熱して、1000〜2200℃程度まで加熱することができる。サセプタ28の加熱温度は、図示を省略する制御手段にて、サセプタ28と基板24との表面温度に基づいて制御される。
基板24は、SiCで構成されており、サセプタ28上に反応管16の内壁と平行になるように載置される。SiC薄膜を成長させる際、基板24は、サセプタ28によって1300℃以上に加熱されることが好ましく、1500〜2300℃程度にまで加熱されることが更に好ましい。
図1に示すように基板24は搬送トレイ32に組み込まれてサセプタ28の内部に設置される。その際、搬送トレイ32は、スペーサー30の上に載置され、その下面側に原料ガスの流通路が形成される。これにより、基板24の下面がSiC薄膜成長面となり、反応管16内の反応によって基板24の下面にSiC層(薄膜)が形成される。基板24の厚さは、目的に応じて適宜選定すればよく、本実施の形態においては400μm程度のものが用いられている。
基板24の上面に密着するように設置される均熱板34は、サセプタ28と同様に炭化ケイ素でコーティングされたグラファイト製の部材で形成されている。また、均熱板34は、基板24表面の温度勾配を均一にするように、基板24の上面の全てを覆うように設置される。図1に示すように、均熱板34の厚みは、基板24表面の温度勾配を均一にする観点から、一定であることが好ましい。また、均熱板34の厚みは、サセプタ28の壁厚との関係で適宜決定することができる。
基板24及び均熱板34が載置される搬送トレイ32は、多結晶SiC製の部材で形成されており、底面に開口部を有するように構成されている。搬送トレイ32の下側には原料ガスの流通路となる空間がスペーサー30によって形成されている。図3及び4を用いて搬送トレイ32の形状について説明する。図3は、搬送トレイの長尺方向の断面図及び斜視図であり、図4は、搬送トレイの底面図である。図3(A)及び(B)に示すように搬送トレイ32には、基板24と均熱板34とがこの順で載置されており、図4に示すようにその底面には開口部が設けられている。基板24の下面は搬送トレイ32の開口部において露出されており、原料ガスと接触可能なようになっている。搬送トレイ32の厚みは本発明の効果を損なわない範囲で適宜選定することができ、本実施の形態においては、約2mmのものが用いられている。
スペーサー30は、サセプタ28や均熱板34等と同様に炭化ケイ素でコーティングされたグラファイト製の部材で形成されており、基板24の下面側に原料ガスの流通路となる空間を確保するために設置される。図2に示すように、スペーサー30は、搬送トレイ32の端部を支持するように2つの部材が平行に並んで構成されており、基板24の下側に原料ガスの供給側から排出側に向かって原料ガスが流通路を形成している。
本実施の形態においては、スペーサー30の長尺方向が反応管16の内壁と平行になるように設置されており、図2において矢印a及び矢印bで示される原料ガスの流通路の径が原料ガスの供給方向から排出方向にかけて一定となるように構成されている。スペーサー30の形状は、原料ガスの供給方向から排出方向にかけて、基板24の下面側に原料ガスの流通路を形成することができる形状であれば特に限定されず、本発明の効果を損なわない範囲で適宜選定することができる。
反応管16のガス排出側には、4つの排出管18a〜18dの一端が連結されており、基板24の下面側に形成された流通路を通過した原料ガスを排出できるように構成されている。また、4つの排出管18a〜18dの他端はそれぞれ、ポンプ40を備えた排出管18に連結されており、反応管16内の原料ガスを装置外に排出することができる。
排出管18a〜18dの各々には、バルブV1〜V4が備えられており、各バルブの開度を調節することで、反応管内の圧力を制御することができる。図5に示すように排出管18aは反応管16の上壁から接続されており、排出管18cは反応管16の底壁に接続されている。また、排出管18b及び18dは、それおぞれ排出管18の両側壁から接続されている。図5は、反応管16のBB’断面図である。
本実施の形態によれば、例えば、バルブV1及びV3の開度がバルブV2及びV4の2/3になるように調整して反応管16内のガスの流量を調整することができる。
排出管18には、ポンプ40が備えられており、反応管16内の原料ガスを装置外に排出できるように構成されている。反応管16内の原料ガスの流量は、供給管12a〜12cからのガスの供給量、ミキシングチャンバ14と混合用シャワー板20との距離及び混合用シャワー板20に設けられた孔の径及び数、排出管18a〜18dに備えられたバルブV1〜V4の開度、並びに、ポンプから排出される原料ガスの排出量の各々を調整することによって、基板24表面に原料ガスが均一に供給されるように制御することができる。
次に、本発明のCVD装置によるSiC半導体の製造過程について説明する。まず、供給管12a〜12cから供給されたH2ガス、SiH4ガス及びC38ガスは、供給管12を介してミキシングチャンバ14に供給される。この際、ミキシングチャンバ14に供給されるH2ガス、SiH4ガス及びC38ガスの比率は、体積比率でおよそ12000/2/3(=H2/SiH4/C38)程度である。
ミキシングチャンバ14に供給された各ガス(原料ガス)は、混合用シャワー板20に設けられて複数の孔を通過すると共に混合された後、拡散用シャワー板22に設けられた孔を通過して拡散しながら反応管16に供給される。この際、原料ガスは混合用シャワー板20及び拡散用シャワー板によって濃度分布が均一になるように十分に混合されている。
反応管16に供給された原料ガスが、サセプタ28付近にまで流通すると、原料ガスもサセプタ28によって加熱される。筒状形状を有するサセプタ28内に進入した原料ガスは、基板24の下面側に形成された流通路を通過する際に約1700℃程度にまで加熱され、基板24下面表面で反応する。この結果、基板24下面上にSiCが堆積して、SiC薄膜が形成される。その後、基板24上を通過した原料ガスは、排出管18a〜18dに連結された排出管18及びポンプ40を介して装置外に排出される。
供給管12a〜12cに備えられたMFC13a〜13c、ミキシングチャンバ14、バルブV1〜V4及びポンプ40は図示を省略するCPU等の制御手段によって各々制御されており、基板24上を通過する原料ガスの流れや濃度が均一になるように、前記制御手段によって反応管16内の原料ガスの流量及び圧力が調整されている。
尚、前記SiC半導体の製造過程においては、通常、原料ガスを導入するに先だってキャリアガス及びエッチングガスを導入して、基板24表面をエッチングする工程が含まれる。その際、SiC基板は表面温度が1300〜1600℃程度に加熱されている。前記キャリアガスとしてはH2ガスが挙げられ、前記エッチングガスとしては、塩化水素及びH2ガスが挙げられる。
本実施の形態におけるCVD装置によれば、基板24の下面側に原料ガスの流通路を形成することから、SiC薄膜形成面を常に重力方向下向きにすることができる。これにより、反応生成物や断熱剤の欠片等の不純物が基板24のSiC薄膜形成面やSiC薄膜自体に付着するのを防止することができる。また。本実施の形態におけるCVD装置は、基板24のSiC薄膜形成面が重力方向下向きであることから、上昇熱流を受け、高温時の加熱効率に優れるとともに温度勾配の均一性に優れる。更に、本実施の形態においては、基板24の上面に均熱板34を設置することから、更に、基板24の温度勾配の均一化を図ることができる。
比較の実施の形態)
次に比較の実施の形態について図6を用いて説明する。図6は、第2の実施の形態における反応管を示す概略的断面図である。本実施の形態におけるCVD装置は、サセプタ内に設置されるスペーサーの形状を変更することで、基板の下面側に形成される原料ガスの流通路の形状を変更させたものである。尚、図6において、第1の実施の形態における図1に示す要素と重複するものについては同様の番号を付してその説明を省略する。
図6において、サセプタ28内に設置されるスペーサー42は、原料ガスの排出側に向かって傾斜しており、紙面奥方向に2つの部材が平行に並んで設置されている。また、基板24及び均熱板34を備えた搬送トレイ32は、スペーサー42の傾斜に従って、原料ガスの供給側から排出側に向かって傾斜するようにサセプタ28内に設置される。
図7を用いて、本実施の形態における原料ガスの流通路について説明する。図7は、第2の実施の形態における原料ガスの流通路を説明するための概略図である。図7において、スペーサー42と搬送トレイ32(図6に示すように基板24の下面を含む)によって形成される流通路36は、原料ガスの供給側においては、その径(高さ)がL0であるのに対し、原料ガスの排出側においてはL1とL0よりも小さくなるように構成されている。
このように、原料ガス排出側の流通路の径L1を供給側の流通路の径L0よりも小さくすることで、流通路36の排出側において、原料ガスの流速を向上させることができる。これにより、流通路36の原料ガス排出側において原料供給量が低下することによって、原料ガス供給側と排出側とにおいてSiC薄膜の成長速度が異なるのを防止することができ、SiC薄膜の成長速度の均一性を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、図6において矢印xで示されるサセプタ28の壁厚が、矢印yで示される均熱板34の厚みよりも小さくなるように構成されている。このように、サセプタ28の壁厚xと均熱板34の厚みyとの比(x/y)を小さくすると、基板24の温度と、周辺(サセプタ28の内壁)の温度との差が小さくなり、基板24の温度勾配が低減し、基板24の温度の均一性を向上させることができる。本実施の形態においてはサセプタ28の壁厚が2.0mm程度であり、均熱板の厚みが5.0mm程度である。これにより、基板24の下面に堆積されるSiC薄膜の膜厚や電気特性の均一性を高めることができる。このように、サセプタ28の壁厚xと均熱板34の厚みyとの比(x/y)を小さくすることによってSiC薄膜の膜厚や電気特性の均一性を高める場合には、サセプタ28の壁厚を、例えば、2.0〜5.0mm程度、均熱板の厚みを、例えば、0.2〜5.0mm程度とし、その比(x/y)を、10以下とすることが好ましく、4〜0.7とすることが更に好ましく、2〜0.3とすることが特に好ましい。
本実施の形態によれば、スペーサーの形状によって基板の下面側に形成される原料ガスの流通路の径を減少させることで、原料ガス排出側における原料ガスの流速を向上させることができる。これにより、SiC薄膜の成長速度の均一性を向上させることができる。本実施の形態においてはスペーサーの形状を変更することで基板のSiC薄膜成長面付近の原料ガスの流速等の流れ分布を調整し、SiC薄膜の成長速度を簡便に制御することができることから、基板のサイズや種類等に対して低コスト且つフレキシブルに対応することが可能である。
尚、本実施の形態によれば、スペーサーの形状を、原料ガスの供給側から排出側に向かってその高さが減少するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、原料ガスの供給側から排出側に向かってその高さが一定の部材を、流通路の中心に向かってカタカナの「ハ」の字のように設置し、原料ガスの供給側から排出側に向かって流通路の径を減少させる態様であってもよい。
また、本実施の形態によれば、サセプタ28の壁厚を均熱板34の厚みよりも小さくする、即ち、サセプタ28の壁厚(x)と均熱板34の厚み(y)との比(x/y)を小さくすることで、基板温度の均一性を高めて、SiC薄膜の膜厚や電気特性等の均一性を向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態について図8を用いて説明する。図8は、第3の実施の形態における反応管を示す概略的断面図である。本実施の形態におけるCVD装置は、第2の実施の形態におけるCVD装置と同様に水平方向に傾斜を有するスペーサーを用いて基板の下面側に形成される原料ガスの流通路の形状を変更させると共に、サセプタの壁厚を原料ガス供給側から排出側に向かって増加させたものである。尚、図8において、第1及び第2の実施の形態における図1及び図6に示す要素と重複するものについては同様の番号を付してその説明を省略する。
図8において、サセプタ28内に設置されるスペーサー42は、原料ガスの排出側に向かって傾斜して構成されており、これに伴って、基板24及び均熱板34を備えた搬送トレイ32も、スペーサー42の傾斜に従って、原料ガスの供給側から排出側に向かって傾斜するようにサセプタ44内に設置されている。更に本実施の形態においては、サセプタ44の壁厚が原料ガスの供給側から排出側に向かって反応管16の壁面側に増加している。
このように、サセプタ44の壁厚を、原料ガスの供給側から排出側に向かって反応管16の壁面側に増加させることで、原料ガスが流れる方向とそれに垂直な方向において調整することができる。これにより、原料ガス排出側のサセプタ44の温度を高めに設定することができ、原料供給量の減少によってSiC薄膜の成長速度が低下するのを防止することができる。
また、本実施の形態においては、図8において矢印qで示されるサセプタ44の壁厚の最小値が、矢印wで示される均熱板34の厚みよりも大きくなるように構成されている。このように、サセプタ44の壁厚の最小値qと均熱板34の厚みwとの比(q/w)を大きくすると、基板24の温度が、周辺(サセプタ44の内壁)の温度よりも低くなることで温度勾配が生じ、原料ガスの拡散速度を向上させることができる。これにより、基板24の下面に堆積されるSiC薄膜の成長速度を高めることができる。このように、サセプタ28の壁厚qと均熱板34の厚みwとの比(q/w)を大きくすることによってSiC薄膜の成長速度を高める場合には、サセプタ28の壁厚を、例えば、5mm以上、均熱板の厚みを、例えば、0.5mm程度にして、その比(q/w)を、例えば10以上とすることが好ましい。
本実施の形態によれば、サセプタの壁厚を原料ガスの供給側から排出側に向かって増加させることで、原料ガスが流れる方向とそれに垂直な方向において制御することができる。これにより、原料供給量の減少によってSiC薄膜の成長速度が低下するのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、サセプタ44の壁厚を均熱板34の厚みよりも大きくする、即ち、サセプタ44の壁厚(q)と均熱板34の厚み(w)との比(q/w)を大きくすることで、SiC薄膜の成長速度を向上させることができる。
更に本発明においては、サセプタの厚さと均熱板の厚さとの比を原料ガスの流れ方向やそれと垂直な方向において差を付け、適宜調整することで、温度分布の制御を行ってもよい。
尚、本実施の形態によれば、スペーサーの形状を、原料ガスの供給側から排出側に向かってその高さが減少するように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、サセプタの壁面を反応管の中心部に向かって増加させるようにして、サセプタの形状によって基板の下面側に設けられる原料ガスの流通路の径を減少させるように構成してもよい。
第1の実施の形態におけるCVD装置を示す概略的断面図である。 図1における反応管16のAA’断面図である。 本発明における搬送トレイの長尺方向の断面図及び斜視図である。 本発明における搬送トレイの底面図である。 図1における反応管16のBB’断面図である。 第2の実施の形態における反応管を示す概略的断面図である。 第2の実施の形態における原料ガスの流通路を説明するための概略図である。 第3の実施の形態における反応管を示す概略的断面図である。
符号の説明
10 CVD装置
12 供給管
16 反応管
24 基板
26 断熱材
28,44 サセプタ
30,42 スペーサー
32 搬送トレイ
34 均熱板
36 流通路
38 RFコイル

Claims (5)

  1. 反応室と、
    前記反応室の内部に設置された筒状の加熱部材と、
    下面側に原料ガスの流通路が形成されるように前記筒状の加熱部材の内部に設置された基板と、
    前記基板の下面側に形成された流通路に前記原料ガスを供給する供給手段と、
    前記基板の下面側に形成された流通路を通過した原料ガスを排出する排出手段と、
    前記基板の上面に設置された均熱板と、
    を備え、前記均熱板の厚みは、前記筒状の加熱部材の壁厚よりも小さく、前記原料ガスを反応させて前記基板の下面表面に炭化ケイ素薄膜を堆積させるようにしたCVD装置。
  2. 前記筒状の加熱部材を誘導加熱する誘導加熱手段を備えた請求項に記載のCVD装置。
  3. 前記筒状の加熱部材が、前記基板を支持する支持部材を備えた請求項1又は請求項2に記載のCVD装置。
  4. 前記基板の下面側に形成される前記原料ガスの流通路の径を、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって、連続的若しくは段階的に減少するようにした請求項1からのいずれか1項に記載のCVD装置。
  5. 前記筒状の加熱手段の壁厚が、前記原料ガスの供給側から前記原料ガスの排出側に向かって連続的若しくは段階的に減少又は増加するようにした請求項1からのいずれか1項に記載のCVD装置。
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