JP4281494B2 - 排紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排紙装置及び画像形成装置に係り、特に、排出されたシートを上面から押圧可能な排紙装置及び画像形成装置に関する。
排出されるシートを除電するために、様々な除電部材を備えた画像形成装置が提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、金属製のシート押さえ部材を用いて排出されたシートの除電を行っている。しかしながら、金属製のものは非導電性の樹脂などと比較して成形、及び重量の調整が困難であった。
また、シート押さえ部材とは別に、排出口の上部に、シートの幅方向に沿って除電部材を配置する画像形成装置もあるが、この構成では除電部材がシート押さえ部材よりも上流側に配置されているので、シート押さえ部材とシートとの摩擦により発生した静電気を除電することはできない。さらに、シート押さえ部材のシートへの当接幅が広くなると、装置の構成によっては、排出口の上部にシート幅方向の全幅にわたって除電部材を配置するのが困難になるといった問題もあった。
特開平8−59050号公報
本発明は、上記事実を考慮し、排出されるシートを確実に除電することができ、かつ、製造の容易な排紙装置、及び、この排紙装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の排紙装置は、排出口から排出されたシートが積載されるシート積載手段と、前記シートが排出されながら接触される非導電性のシート押さえ部材と、前記シート押さえ部材の前記シートと接触する側と逆側の外面に備えられ、前記シートと非接触とされた除電部材と、を含んで構成されている。
なお、本発明の前記シート押さえ部材は、請求項2に記載のように、前記排出口の上側から該排出口の下側に垂下するように取り付けることができる。
また、本発明の前記シート押さえ部材は、請求項3に記載のように、前記シート積載手段に積載されたシートの積層高さが所定の高さに達すると、前記積層されたシートを上方から押圧可能とすることもできる。
上記排紙装置では、シートは排出されながらシート押さえ部材に接触するが、除電部材はこのシート押さえ部材に備えられているので、シートにすでに発生している静電気、及びシート押さえ部材との接触により発生した静電気を除電することができる。また、シート押さえ部材は非導電性なので、非導電性の樹脂などを用いることにより金属と比較して容易に成形することができる。また、シート押さえ部材は、シート積載手段に積載されたシートの排出方向後端付近を上方から押圧するので、シートの先端から後端付近にかけて、広範囲の除電を行うことができる。
また、除電部材とシートとが接触すると、シートが除電部材に引っかかったり、除電部材が摩耗してしまうという不都合が生じる。上記のように両者を非接触とすることにより、このような不都合を解消することができる。
なお、本発明の排紙装置のシート押さえ部材は、前記シートへの接触がシートの幅方向となる形状とされていることを特徴とすることもできる。
この構成によれば、シートのシート幅方向の広範囲でシートを押さえることができるとともに、より広範囲の除電を行うことができる。また、仮に、シート幅方向のシート押さえ部材が配置された位置に除電部材を配置させることが困難な場合でも、シート押さえ部材自体に除電部材が備えられているので、その部分の除電を行うことができる。
また、本発明の排紙装置の除電部材は、請求項4に記載のように、自己放電可能とされていることを特徴とすることもできる。
除電部材は自己放電しないものでもよいが、その場合にはアースをとる必要がある。上記のように自己放電可能な除電部材を用いることにより、アースをとる必要がなくなり、簡易な構成とすることができる。
また、本発明の排紙装置の除電部材は、請求項5に記載のように、前記シート押さえ部材の前記シートと接触する側と逆側の外面の下部に先端部にかけて設けられていることを特徴とすることもできる。
除電部材とシートとが接触すると、シートが除電部材に引っかかったり、除電部材が摩耗してしまうという不都合が生じる。上記のように両者を非接触とすることにより、このような不都合を解消することができる。
また、本発明の排紙装置は、請求項7に記載のように、前記除電部材と前記シートとの間の空間を介した距離が2mm以内であることを特徴とすることもできる。
除電部材とシートとが非接触の場合には、除電部材とシートとの間の電子のやりとりは、空間を介してが行われる。したがって、両者の空間を介した距離は短いほどよく、2mm以下であることが好ましい。
本発明の排紙装置の除電部材は、請求項8に記載のように、金属繊維を布状にした除電布であることを特徴とすることもできる。
このような除電布を除電部材として用いることにより、除電部材の小型化を図ることができる。また、シート押さえ部材に貼り付けるなどして容易に取り付けることができ、簡易に製造することができる。また、金属繊維を用いているので高い除電効果を得ることができる。
本発明の排紙装置の除電部材は、請求項9に記載のように、導電性ポリマーを繊維と複合化した不織布であることを特徴とすることもできる。
ここで、「導電性ポリマーを繊維と複合化する」とは、繊維の表面に導電性ポリマーを塗布したり、繊維の内部に導電性ポリマーをしみ込ませたりすることをいう。このように除電布を不織布とすることにより、繊維がほつれてシート上に散乱するという不都合を回避することができる。
本発明は上記構成としたので、排出されるシートを確実に除電することができ、かつ、製造を容易とすることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態の画像形成装置、及び排紙装置について図面を参照して説明する。
図1には、第1実施形態の画像形成装置10が示されている。本実施形態の画像形成装置10は、いわゆる静電記録方式によって、用紙(記録媒体)にトナー像を形成して所望の画像を得るいわゆるゼログラフィー方式のものであり、ここでは4色に対応したタンデム型のフルカラー画像形成装置を挙げている。
画像形成装置10は、大きく分けて、画像形成部12、転写部14、定着部16、給紙部18、及び、排紙装置20により構成されている。
画像形成部12では、イエロー(Y)用、マゼンタ(M)用、シアン(C)用、及びブラック(K)の各色のレーザービームR(Y)〜(K)により、4つの感光体ドラム24のそれぞれに静電潜像が書き込まれ、現像装置(図示省略)からトナーが供給されて、感光体ドラム24にトナー画像が形成される。
転写部14では、第1中間転写ロール26A、26Bが感光体ドラム24からトナー画像を一次転写され、第2中間転写ロール28が第1中間転写ロール26A、26Bから前記トナー画像を二次転写される。そして、最終転写ロール30は、第2中間転写ロール28との間で記録用紙Sを挟持しつつ搬送して、第2中間転写ロール28に担持されているトナー画像を記録用紙Sへ転写する。
給紙部18は、給紙トレイ32ら後述する排出トレイ56に至るまでの記録用紙Sの搬送経路Wに沿って形成されている。給紙トレイ32内には複数枚の記録用紙Sが収容されており、給紙トレイ32から搬送経路Wの搬送方向下流側にかけて、複数のロール対34が配設されている。記録用紙Sは、各々のロール対34の間に挟持され搬送経路Wの搬送方向下流側へ搬送される。
定着部16は、最終転写ロール30よりも搬送経路Wの搬送方向下流側に位置し、加熱ロール36、加圧ロール38、搬送ロール対40を備えている。転写部14で記録用紙Sに転写されたトナー画像は、加熱ロール36と加圧ロール38との間で定着され、搬送ロール対40により排紙装置20へ搬送される。
排紙装置20は、筐体50を備え、図2にも示すように筐体50の内部の搬送経路Wに沿った位置には排出ロール対52が配設されている。排出ロール対52の搬送経路Wの搬送方向下流側には、記録用紙Sを筐体50から排出可能な排出口54が構成されている。排出口54の外側には、図3に示すように、排出口54から排出された記録用紙Sを受けて積載可能な排出トレイ56が配置されている。
筐体50の排出口54の内の上側には、図2及び図6に示すように、軸方向を記録用紙Sの幅方向(以下この方向を「用紙幅方向H」という)に沿った方向とする回転軸58が備えられている。図3及び図4に示すように、回転軸58の中央部には満杯検知部材60が取り付けられている。満杯検知部材60は、先端部60Aが排出口54の下側に垂下されており、排出トレイ56の記録用紙Sの積載高さが所定の高さに達すると、記録用紙Sの幅方向中央部上面に当接可能とされている。また、満杯検知部材60は、基端部60Bが回転軸58と共に回転するように取り付けられている。満杯検知部材60は、回転軸58を中心として記録用紙Sの積載高さに応じて用紙積載方向X、または反用紙積載方向Yへ回転可能とされている。
図4に示すように、回転軸58の両端部付近には、回転軸58の周方向に沿って構成される2つの溝対からなる取付溝58A、58Bが形成されている。取付溝58A、58Bは、回転軸58の周方向に沿った2つのリブ59間に溝を構成することにより形成されている。取付溝58A、58Bの各々には、長方形板状の押圧部材62A、62Bが排出口54の上側から排出口54の下側に垂下するように取り付けられている。押圧部材62A、62Bは、長尺の端辺が用紙幅方向Hに沿って配置されている。押圧部材62A、62Bは非導電性の樹脂で構成されている。排出トレイ56上の記録用紙Sの積載高さが所定の高さに達すると、押圧部材62A、62Bの一端辺63A、63Bは、積載された記録用紙Sを上面から押圧可能とされている。押圧部材62A、62Bの長尺他端辺には、取付部66A、66Bが各々設けられている。取付部66A、66Bは取付溝58A、58Bに回転軸58の周りを回転自在に取り付けられている。押圧部材62A、62Bは、排出口54から排出される記録用紙Sに当接可能とされている。
図2、図3、及び図5に示すように、押圧部材62A、62Bの用紙搬送方向と逆側の外面には、自己放電可能な除電布67が備えられている。除電布67は、押圧部材62A、62Bの外側面の下部に先端部にかけて貼付されている。除電布67と記録用紙Sの空間を介した最短距離G(図5参照)は、2mm以内が好ましく、1mm以内であることがさらに好ましい。これは、記録用紙Sと除電布67との距離Gが短いほど両者の間で電子の移動が起こりやすくなり除電効果が高くなるからである。ただし、記録用紙Sの除電布67への引っかかりや摩擦による除電布67の摩耗を防止するため、両者は非接触となるようにする。除電布67は、自己放電可能とされているので、アースをとる必要がなく、簡易な構成とすることができる。
なお、除電布67は、ポリピロール、ポリアニリンなどの導電性ポリマーを繊維表面及び繊維内部の少なくとも一方に複合化するか、硫化銅を繊維表面に被覆したものであり、導電性とされている。不織布としては、ポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリプロピレン、ポリウレタン、ポリフェニレンサルファイトなどを素材としたニードルパンチ法、水中交差法、メントブロー法により得られた不織布、及びパンボンド不織布を使用することができる。
図3に示すように、筐体50の排出口54の上側に沿った位置で、押圧部材62A、62B、及び満杯検知部材60の配置されていない位置には、排出口54の下側に垂下するように除電布69が貼付されている。除電布69は、図2に示すように、排出される記録用紙Sに接触可能な長さで排出口54の上から垂下されている。除電布69も除電布67と同様の不織布で構成されている。
満杯検知部材60及び押圧部材62A、62Bは、上側が記録用紙Sの搬送方向外側にわずかに湾曲された形状とされている。この形状とされた位置は、排出口54から排出された幅広用紙S2の先端部が当接される位置であり、このような形状としたことにより、排出される幅広用紙S2の先端辺は90度よりも小さい角度で満杯検知部材60及び押圧部材62A、62Bに当接され、不用意な折れ曲がりが防止される。
図4に示すように、取付溝58A、58Bの各溝の間には、板状の連動部材68が形成されている。連動部材68は回転軸58に固定されており、搬送方向からみて押圧部材62A、62Bと重なるように配置されている。したがって、連動部材68は、押圧部材62A、62Bの用紙積載方向Xへの移動により、押圧部材62A、62Bに押されて同方向へ移動する。これにより回転軸58及び満杯検知部材60も同方向へ移動される。
回転軸58の一端部には、遮光板70が回転軸58と共に回転されるように取り付けられている。検知センサ72は回転軸58の一端部付近に配置されている。検知センサ72には、回転軸58の回転方向に沿った凹溝72Aが構成されており、遮光板70の一部が凹溝72Aを通過可能とされている。遮光板70は、通常時には凹溝72A内に配置されて検知センサ72で発光される光を遮光している。満杯検知部材60が満杯状態位置P(記録用紙Sのが排出トレイ56上での積載が満杯状態となり、排出口54からの幅広用紙S2の排出に支障が生じる状態となる位置)に配置されると、遮光板70は回転して凹溝72Aからはずれ、検知センサ72で発光される光の遮断が解除されて図示しない検知部に受光され、これにより記録用紙Sの積載が満杯であることを検知可能とされている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
記録用紙Sは、給紙トレイ32から搬送経路Wを通って排紙装置20へ搬送される。記録用紙Sは排紙装置20の排出ロール対52により挟持されて、順次排出口54の外側に送り出される。そして、まず先端辺が満杯検知部材60に当接される。このとき、記録用紙Sの先端辺は90度よりも小さい角度で満杯検知部材60及び押圧部材62A、62Bに当接されるので、記録用紙Sは円滑に排出トレイ56へと案内される。
排出口54から排出される記録用紙Sは、図2に示すように、押圧部材62A、62B及び除電布69に当接されつつ排出される。したがって、記録用紙Sは、押圧部材62A、62Bに貼付された除電布67、及び、筐体50の排出口54に沿って貼付された除電布69により、除電が行われる。すなわち、記録用紙Sの用紙幅方向のうち、除電布69に当接される部分は、除電布69により除電され、押圧部材62A、62Bに当接される部分は押圧部材62A、62Bに貼付された除電布67により除電される。
記録用紙Sは、排出ロール対52によって完全に排出口54の外側に排出されると、排出トレイ56上に積載される。積載後の記録用紙が所定の高さに達すると、押圧部材62A、62Bで上面から押圧されるので、記録用紙Sのカール等による浮きを押さえることができる。さらに、満杯検知部材60は、連動部材68により、押圧部材62A、62Bの用紙積載方向Xへの移動に連動して同方向へ回転可能とされているので、記録用紙Sの用紙幅方向のより高い部分で満杯検知を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、除電布67を押圧部材62A、62Bに備えたので、押圧部材62A、62Bと記録用紙Sとの間の摩擦により発生した静電気を除電することができる。また、押圧部材62A、62Bが設けられているため、設計上、筐体50の排出口54の上部に除電布を貼付することが困難な場合でも、用紙幅方向に連続して除電機能を備えることができる。
また、押圧部材62A、62Bを樹脂製としたので、容易に成形することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の画像形成装置、及び排紙装置について図面を参照して説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6には、第2実施形態の画像形成装置71が示されている。本実施形態の画像形成装置71も、静電記録方式のタンデム型のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置71は、大きく分けて、画像形成部12、転写部14、定着部16、給紙部18、及び、排紙装置73により構成されている。画像形成部12、転写部14、定着部16、及び給紙部18については、第1実施形態と同様であるため詳細な説明は省略する。
排紙装置73は、筐体74を備え、筐体74の内部の搬送経路Wに沿った位置には、図7も示すように、排出ロール対76が配設されている。排出ロール対76の搬送経路Wの搬送方向下流側には、記録用紙Sを筐体74から排出可能な排出口78が構成されている。排出口74の外側には、図8に示すように、排出口74から排出された記録用紙Sを受けて積載可能な排出トレイ56が配置されている。
図8、及び図9に示すように、筐体74の排出口78の外の上側には、軸方向を記録用紙Sの用紙幅方向Hに沿った方向とする回転軸80が備えられている。図10に示すように、回転軸80は中央を挟んで両側部分(以下各々「回転軸80A」「回転軸80B」という)が相対回転可能とされている。回転軸80Aと回転軸80Bとは係合部81で係合されている。係合部81では回転軸80Bの用紙積載方向Xへの移動に連動して回転軸80Bも同方向へ回転するように互いが係合されている。
図9に示すように、回転軸80の中央部で回転軸80A側には満杯検知部材60が取り付けられている。満杯検知部材60は、先端部60Aが排出口78の下側に垂下されており、排出トレイ56の記録用紙Sの積載高さが所定の高さに達すると、記録用紙Sの幅方向中央部上面に当接可能とされている。また、満杯検知部材60は、基端部60Bが回転軸80と共に回転するように取り付けられている。満杯検知部材60は、回転軸80を中心として記録用紙Sの積載高さに応じて用紙積載方向X、または反用紙積載方向Yへ回転可能とされている。
満杯検知部材60の上側には、紙押さえ61が配置されている。紙押さえ61は用紙搬送方向に長尺とされ、排出トレイ56に排出された記録用紙Sの排出口78から遠い部分を上面から押圧可能とされている。
回転軸80の両端部付近には、後述するリンク部材88に係合される係合部82A、82Bが各々形成されている。係合部82A、82Bは、図11に示すように、回転軸80の軸方向と直交する方向に配置された2枚の板84の間に第1ピン86が回転軸80の軸方向に架け渡されて構成されている。係合部82A、82Bの各々には、回転軸80及び板84と直交する方向にリンク部材88が係合されている。リンク部材88は長尺板状とされ、リンク部材88の一端部には、リンク部材88の長手方向にスライド穴90が構成されている。回転軸80は、係合部82A、82Bの第1ピン86がスライド穴90に挿通されることでリンク部材88に係合されている。第1係合ピン86はスライド穴90に沿ってスライド可能とされている。また、第1ピン86は、回転軸80を中心に揺動可能とされている。リンク部材88の他端部には押圧部材92A、92Bが排出口78の上側から排出口54の下側に垂下するように取り付けられている。押圧部材92A、92Bは長方形板状とされ、長尺の端辺が用紙幅方向Hに沿って配置されている。押圧部材92A、92Bは非導電性の樹脂で構成されている。排出トレイ56の記録用紙Sの積載高さが所定の高さに達すると、押圧部材92A、92Bの一端辺93A、93Bは、記録用紙Sを上面から押圧可能とされている。押圧部材92A、92Bの長尺他端辺94A、94Bの上面には、取付部96A、96Bが各々設けられている。取付部96A、96Bは、リンク部材88と平行な2枚の板98の間に第1ピン86と同方向に配置された第2ピン100を架け渡して構成されている。第2ピン100は、リンク部材88の他端部の溝101に挿通され、固定されている。リンク部材88の他端部の下側には、回転軸80と平行な第2回転軸102が2つのリンク部材88の各々について配置されている。押圧部材92A、92Bは、第2回転軸102を中心に用紙積載方向X、及び反用紙積載方向Yへ回転可能とされている。押圧部材92A、92Bは、排出口78から排出される記録用紙Sに当接可能とされている。
押圧部材92A、92Bの用紙搬送方向と逆側の外面には、自己放電可能な除電布77が備えられている。除電布77は、押圧部材92A、92Bの外側面の下部に先端部にかけて貼付されている。第1実施形態と同様に、除電布77と記録用紙Sとの空間を介した最短距離G(図5参照)は、2mm以内が好ましく、1mm以内であることがさらに好ましい。ただし、記録用紙Sの除電布77への引っかかりや摩擦による除電布77の摩耗を防止するため、両者は非接触となるようにする。
図7に示すように、筐体74の排出口78の上側には用紙幅方向の全幅にわたって、排出口78の下側に垂下するように除電布77が貼付されている。除電布77は、図7に破線で示すように、排出される記録用紙Sの上面に接触する長さで排出口78の上から垂下されている。除電布77も除電布77と同様の不織布で構成されている。
押圧部材92A、92Bは、上側が記録用紙Sの搬送方向外側にわずかに湾曲された形状とされている。これにより、排出される幅広用紙S2の先端辺は90度よりも小さい角度で押圧部材92A、92Bに当接され、不用意な折れ曲がりが防止される。
回転軸80の一端部には、遮光板70が回転軸80と共に回転されるように取り付けられている。検知センサ72及び満杯状態の検知方法については第1実施形態と同様である。
次に、本実施形態の作用について説明する。
記録用紙Sは、給紙トレイ32から搬送経路Wを通って排紙装置73へ搬送される。記録用紙Sは排紙装置73の排出ロール対74により挟持されて、先端辺から順次排出口78の外側に送り出される。そして、まず、図7に示すように、記録用紙Sは、筐体74の排出口78に沿って貼付された除電布69に接触して除電が行われる。次に、記録用紙Sの先端辺は、満杯検知部材60及び押圧部材62A、62Bに当接される。このとき、記録用紙Sの先端辺は90度よりも小さい角度で満杯検知部材60及び押圧部材92A、92Bに当接されるので、幅広用紙S2は円滑に排出トレイ56へと案内される。また、押圧部材92A、92Bに貼付された除電布77によってさらなる除電が行われる。したがって、記録用紙Sと押圧部材92A、92Bとの間の摩擦により発生した静電気や、除電布69により除電しきれていない静電気を除電することができる。
記録用紙Sは、排出ロール対76によって完全に排出口54の外側に排出されると、排出トレイ56上に積載される。積載後の記録用紙が所定の高さに達すると、押圧部材92A、92Bで上面から押圧されるので、記録用紙Sのカール等による浮きを押さえることができる。さらに、満杯検知部材60は、リンク部材88を含んで構成されるリンク機構により、押圧部材92A、92Bの用紙積載方向Xへの移動に連動して同方向へ回転可能とされているので、記録用紙Sの用紙幅方向のより高い部分で満杯検知を行うことができる。
また、本実施形態でも、押圧部材92A、92Bを樹脂製としたので、容易に成形することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、除電布77を押圧部材92A、92Bに備えたので、押圧部材92A、92Bと記録用紙Sとの間の摩擦により発生した静電気や、除電布69で除電しきれなかった静電気も除電することができる。
なお、上記第1、第2本実施形態では、除電布として不織布を用いたが、金属繊維を布状にしたものを除電布として用いることもできる。金属繊維としては、ステンレス、銅、アモルファス合金などの金属繊維、アクリル繊維に硫化銅を被覆した繊維、カーボン繊維などを用いることができる。金属繊維を用いることで、除電効果を高めることができる。一方、上記実施形態のように不織布を用いることにより、ほつれた繊維がシート上に散乱しないというメリットがある。
また、上記第1、第2実施形態では、ゼログラフィー方式の画像形成装置を例に説明したが、画像形成装置としてはインクジェット記録方式やその他の方式のものでもよい。また、排紙装置は、画像形成装置のみならず、ファクシミリなどにも採用することができる。
第1実施形態の画像形成装置の概略図である。 第1実施形態の排紙装置の一部を側方向からみた概略図である。 第1実施形態の排紙装置を示す斜視図である。 第1実施形態の排紙装置の満杯検知部材および押圧部材を示す斜視図である。 第1実施形態の押圧部材と記録用紙との接触関係を側面から見た図である。 第2実施形態の画像形成装置の概略図である。 第2実施形態の排紙装置の一部を側方向からみた概略図である。 第2実施形態の排紙装置を示す斜視図である。 第2実施形態の排紙装置の満杯検知部材および押圧部材を示す斜視図である。 第2実施形態の排紙装置の満杯検知部材取付付近を示す斜視図である。 第2実施形態のは満杯検知部材および押圧部材が共に垂下されている状態、を示す側断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
20 排紙装置
54 排出口
56 排出トレイ(シート積載手段)
58 回転軸
62A 押圧部材
62B 押圧部材
67 除電布
70 画像形成装置
72 排紙装置
77 除電布
78 排出口
92A 押圧部材
92B 押圧部材
S 記録用紙

Claims (10)

  1. 排出口から排出されたシートが積載されるシート積載手段と、
    前記シートが排出されながら接触される非導電性のシート押さえ部材と、
    前記シート押さえ部材の前記シートと接触する側と逆側の外面に備えられ、前記シートと非接触とされた除電部材と、
    を有する排紙装置。
  2. 前記シート押さえ部材は、前記排出口の上側から該排出口の下側に垂下するように取り付けられている請求項1に記載の排紙装置。
  3. 前記シート積載手段に積載されたシートの積層高さが所定の高さに達すると、前記シート押さえ部材は前記積層されたシートを上方から押圧可能とされた請求項1又は2に記載の排紙装置。
  4. 前記除電部材は、自己放電可能とされている請求項1乃至3のいずれか1項に記載の排紙装置。
  5. 前記除電部材は、前記シート押さえ部材の前記シートと接触する側と逆側の外面の下部に先端部にかけて設けられている、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の排紙装置。
  6. 前記シート押さえ部材は、上側がシート搬送方向の外側に湾曲された形状である請求項1乃至5記載の排紙装置。
  7. 前記除電部材と前記シートとの間の空間を介した距離が2mm以内であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の排紙装置。
  8. 前記除電部材は金属繊維を布状にした除電布であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の排紙装置。
  9. 前記除電部材は導電性ポリマーを繊維と複合化した不織布であることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の排紙装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の排紙装置を備えた画像形成装置。
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