JP4281433B2 - グリップ付き軸体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、消しゴムなど円柱状の棒体や、ボールペン等のカートリッジや、シャープペンシルの替芯等を収納した軸体の一部に、グリップを被せたグリップ付き軸体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の円柱状の消しゴムを収納した軸体としては、ステッドラー社製の商品名ラデッド クリップ付きがある(非特許文献1)。その模式図を図12に示し説明する。
この軸体101後方には、クリップ部が一体に配置されている。軸体内部には、消しゴム103を出没させるのに、軸体内に収納された消しゴム103と結合させるようにした消しゴム受け部材が配置されている。又、軸体101の外周には、軸体の軸方向の略全長に亘って、長く切り欠いた直溝が配置されている。前記消しゴム受け部材は、軸体の直溝をとおして、軸体外周から突出するつまみ部を一体にして配置されている。互いに固着された消しゴム103と消しゴム受け部材が、軸体101の直溝をガイドにして、消しゴム受け部材のつまみを操作することにより、軸体101を前後に移動しうるように配置されている。軸体101の前方には、前記直溝の反対側に“コ”字状に切り欠いた(切り欠き部104)消しゴム押え部105が配置されている。製品そのものを具体的に説明すると、軸体101の全長が132.4mm、軸体101の最大外形が11.4mm、消しゴム押え部104の切り欠き幅が5.5mm、消しゴム押え部105の幅が4.0mm、消しゴム押え部105の切り欠き長さが21.5mmである。故に、消しゴム押え部105の周方向での角度範囲βは、軸体101の最大外形に対して、41度の範囲に配置されている。
一方、ボールペンやシャープペンシルなどの軸体に、弾性部材、例えば、加硫ゴム材や熱可塑性エラストマー樹脂材などからなる円筒形のグリップを被せたものが知られている。筆記時の手滑り抵抗性を高めて滑りにくくしたり、弾力性によって把持感触性を良くしているのである。
【0003】
【非特許文献1】
ステッドラー総合カタログ 1998−1999(第35頁、ラデット クリップ付き 527 35)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
よって、消しゴムを収納した軸体にグリップを被せた物は無かった。また、消しゴムを収納した軸体は、親指・人差し指・中指の3本の指で把持し、いずれかの指で消しゴム押え部を押えて、収納された消しゴムを圧接保持していた。しかし、前記従来技術にあっては、消しゴム押え部の周方向の角度範囲が41度と狭いので、軸体を把持する周方向位置によって、3本のいずれかの指が消しゴム押え部を押えないで、収納された消しゴムを圧接保持し得ない場合があった。つまり、無意識に軸体を把持した場合には、消しゴム押え部から指が外れた状態になってしまう場合もあり、消しゴムの圧接保持が不確実なものとなってしまうのである。
一方、ボールペンなどに被せたグリップは、グリップ部材のみによって把持感触性を持たせているので、グリップ部材の特性(材料種類、硬さ、厚さ、長さ、表面模様など)によってのみ感触が決まってしまっていた。
そこで、本発明は、消しゴムを収納したグリップ付き軸体を提供し、無意識に軸体を把持しても、消しゴム押え部の消しゴム圧接保持が確実なグリップ付き軸体を提供すること。及び、グリップ部材以外の部材も応用して、グリップ部の把持感触性を相乗的に高めたグリップ付き軸体を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、柱状の棒体を収納した軸体の外周に、弾性部材からなるグリップを被覆したグリップ付き軸体であって、前記グリップが被覆された軸体の範囲内に外周側と内周側を貫通したスリットで杓文字形の変形部を設け、その杓文字形の変形部の幅広部の肉厚を幅狭部の肉厚よりも厚く形成すると共に、その幅狭部を軸体との連結部となし、また、前記幅広部の長さよりも幅狭部の長さを短くしたことを要旨とする。
【0006】
【実施例】
以下、本発明について添付図面を参照しながら、更に詳細に説明する。図1〜図4に第一実施例を示す。図1は一部切り残したグリップ付き軸体を用いた棒体収納具の断面図を示し、図2は図1の棒体収納具の軸体の左側面図を示し、図3は図1の棒体収納具の軸体の右側面図を示し、図4はグリップを被せた軸体の図2のA−B位置での断面図を示す。参照符号1は、前後貫通した円筒形の軸体である。この軸体1の外周には、軸方向の略全長に亘って、ジグザグ状に長く切り欠いた直溝1dを設けている(図3参照)。又、軸体1の前方外周には、弾性変形復元性質のあるゴム材からなる貫通し、且つ、前後対象形で、表面が凹凸全周模様の円筒形のグリップ2を被せている。軸体1内部には、消しゴムである円柱の棒体3を配置し、軸体1内で容易に移動し得るように設けている。その棒体3の後方には、前方で棒体3を固着し、軸体1内で移動容易な角筒状の棒体受け4を配置している。この棒体受け4内側から軸体1の直溝1dに跨るようにして、ステンレス板材からなる山形状の変形バネ5を配置している。軸体1の外周から突出するように、湾曲形のクリップ6を配置している。このクリップ6は、軸体1の直溝1dを間に挟み、棒体受け4と固着するように設けている。互いに固着された棒体3と棒体受け4とクリップ6とが、一体となって軸体1の直溝1dをガイドにして、軸体1前後を移動しうるように設けている。
【0007】
軸体1の前方には、外周側と内周側を貫通したスリット1aで、杓文字形に切り欠いた変形部1bを設けている。変形部1bの後方(杓文字形の手握り部に相当する)には、変形部1bより薄くして軸体1と連結する連結部1cを設けている。変形部1bの前後には、軸体1の軸心に対して垂直に拡径するような周状鍔部1eを設けている。変形部1b後方には、グリップ2の表面模様と同様の凹凸全周模様のローレット1fを設けている。因みに、軸体1と変形部1bの配置詳細は、軸体1全長は125.0mm、グリップ2が被さる軸体1の外径は9.85mm、変形部1bのスリット1a幅は7.55mm、変形部1bの幅は6.90mm、変形部1bのスリット1a長さは20.95mmである。ゆえに、変形部1bの周方向での角度範囲αは、グリップ2が被さる軸体1の外径に対して、89度の範囲となるように設けている。(図4参照;グリップ2の周囲に示されているそら豆形状は、グリップ2を把持している親指・人差し指・中指を示す。)
変形部1bを覆い、前後の周状鍔部1e間に収まるように、グリップ2を設けている。軸体1の変形部1bの付近の肉厚は、変形部を配置した側の軸体の肉厚を厚く、軸心に対して変形部を配置した反対側(直溝1d側)の軸体の肉厚を薄く設けている(図4参照)。これは、棒体収納具で、クリップ6と一体的に固着した棒体3を最前進させた時、まず、クリップ6前端の内側に設けた玉部が、グリップ2を乗り越える。クリップ6の玉部がグリップ2を乗り越える時に、少しでも乗り越え易くするように、グリップ2を被せる位置の軸体の肉厚を直溝1d側の肉厚が薄く変形部側の肉厚が厚くなるように偏心させるように設けることにより、クリップ6の玉部の乗り越え高さを少なくするためである。クリップ6の玉部がグリップ2を、さらに乗り越え易くするように、クリップ6の玉部がグリップ2を乗り越える直前の軸体1の直溝部外壁面に、クリップ6の玉部乗り越え用リブ1gを設けても良い。
【0008】
【作用】
前記第一実施例では、収納された消しゴムである棒体3を、前方に少し突出させた棒体収納具を把持し、紙面上で消字すること、つまり、棒体収納具のグリップ2を把持すること、つまり、親指・人差し指・中指のいずれかの指が、グリップ2を介して軸体1の変形部1bを軸心側に押し込んで、棒体3と圧接する。変形部1bの周方向での角度範囲αは89度と、従来製品の倍以上に広く設けていて、かつ、圧接する指幅も変形部1bの幅以上に広いので、棒体収納具のグリップ2を把持することで、棒体3を確実に圧接保持しうるものである。
軸体1の連結部1cは、変形部1bよりも連結長さを短く、かつ、変形部1bよりも薄肉厚に設けているので、変形部1bは、より撓み易くなる。軸体1の変形部1bが撓み易いので、グリップ2を把持しての棒体3保持の即答性・応答性が速やかになるものである。
グリップ2は前方部と後方部を対象形に設けているので、前後の方向性がなく、方向性合わせが不要なので、軸体1にグリップ2を被せる作業が容易となる。
グリップ2の表面には、凹凸模様が全周に形成され、グリップ2後方の軸体1のローレット1f表面にも、グリップ2と同様の凹凸模様が全周に渡って設けているので、グリップ2と軸体1とが一体となるような見栄え感が生ずるものである。その軸体1の表面模様は、意匠など必要に応じて、グリップ前側に設けたり、グリップ前後の両側に設けても良いものである。また、凹凸模様は手滑り抵抗性を高めたり、意匠に関わるものでもあり、格子や水玉模様やタイヤ溝模様など任意に採用できるものである。
棒体3が塩化ビニール材の消しゴムの場合には、消しゴム中に可塑剤を配合する。グリップ2を耐手脂膨潤性や材料コストよりスチレン系の熱可塑性エラストマー樹脂材を選定し、棒体3とグリップ2が接触するような構成の場合には、消しゴム中の可塑剤がスチレン系の熱可塑性エラストマー樹脂側に移行し、接触部がべたべたとなる不具合現象が生ずる。ちなみに、消しゴムが塩化ビニール材でなく、エラストマー系材料の場合には、可塑剤が配合されていないので、不具合現象は生じない。しかるに、本案では、グリップ2は軸体1及び変形部1bを間に挟んで棒体3を配置し、グリップ2と棒体3が直接触しないように配置しているので、グリップ2や棒体3で上記材料を選定しても不具合は生じない。
【0009】
図5、図6に第二実施例を示す。図5はグリップ付き軸体のグリップ12を断面にした要部正面図を示し、図6は図5前方の全断面拡大図である。第二実施例と第一実施例との差異は、軸体11の杓文字形の変形部11bは、第一実施例とは前後逆向きに、しかも長く設けている。その変形部11bの前後には、拡径する周状鍔部11eを設けている。その周状鍔部11eは、前後の周状鍔部11e間の軸方向長さが周状鍔部11eの外周側より軸心側が長くなるような漏斗状に設けている。即ち、周状鍔部11eの側壁は、アンダーカット部となっているのである。
前記軸体11には、変形部11bを覆い、前後の周状鍔部11e間に収まり、その周状鍔部11eの漏斗状と同じ端部形状の、外形では中間が小径部12aの前後対称形のグリップ12を設けている。
第二実施例と第一実施例との作用効果の差異は、軸体11の周状鍔部11eを漏斗状に設け、グリップ12の両端も同形にして、グリップ12が軸体11に食い込むように設けているので、グリップ12が軸体11より外れ難くなるものである。さらに、変形部11bを第一実施例とは前後逆向きに長く設けているので、変形部11bを変形させうる把持範囲をグリップ12の中央から後方側に、また、把持範囲を長くできるものである。把持範囲を中央から後方側にできるので、後方側を把持する性質のユーザーには、使い易くなるものである。把持範囲を長くできるので、把持位置の前後自由度が広がり、使い易くなるものである。また、グリップ12の外形を中間が小径の形状にしているので、軸体11の変形部11bを変形させうる把持位置を、グリップ12の外形の中間位置(小径部12a)に視認誘導できるものである。把持位置を視認誘導できるので、瞬間的に把持位置が分かり、把持位置不適による手の持ち替え手間も低減するものである。
【0010】
図7、図8に第三実施例を示す。図7はグリップ付き軸体のグリップ12を断面にした要部正面図を示し、図8はグリップを被せた軸体の図7のC−D位置での断面図を示す。
軸体21には、C状のスリット21aと、スリット21a内側の変形部21bを設けていて、C状の開口部を薄肉の連結部21cとなるように設けている。軸体21の変形部21bを覆い、スリット21aや連結部21cを埋め、前方が厚肉で後方が薄くなるグリップ22を設けている。軸体21をポリエステル樹脂材料で、グリップ22を接着性熱可塑性エラストマー樹脂材料で、二色成形法で形成したものである。
本第三実施例においては、グリップ22を二色成形法により接着性熱可塑性エラストマー樹脂材料で形成しているので、グリップ22は軸体21から外れなくなり、また、グリップ22は軸体21に対して回転しなくなる。さらに、軸体21の変形部21bをC状に設け、連結部21cを軸方向に薄く細くして、ヒンジ状に設けているので、変形部21bは、連結部21cを支点とした軸心方向へのヒンジ作動性が働くようになる。その変形部21bのヒンジ作動性により、把持した際における変形部21bの変形の応答性が早まるものである。また、軸体21の連結部21cを軸方向に設けているので、変形部21bは内蔵された棒体(図示略)を、軸方向と並行に長く圧接できるようになる。よって、軸体21の変形部21bが棒体(図示略)と長い範囲で圧接するので、横断面で分断されやすい棒体を内蔵した場合に比べ、把持圧接での分断を低減できるものである。
グリップ22は、前方が厚肉で後方が薄くなるように設けている。つまり、グリップ22の前方を拡径した形状にしているので、把持する指の前方への滑り抵抗を高める形状となる。グリップ22は、把持での滑り抵抗を高めた形状なので、棒体収納具(図示略)を紙面へ押し当て易く、消字し易くなるものである。
【0011】
図9、図10に第四実施例を示す。図9はグリップ付き軸体のグリップ32を断面にした要部正面図を示し、図10は図9の全断面側面図である。軸体31に軸方向と並行に湾曲するスリット31aを2本設け、その2本のスリット31a間を変形部31bとして設け、2本の変形部31b間の前後を軸体31と連結する連結部31cとして設けている。軸体31の変形部31bと連結部31c間の2箇所と、変形部31bの前後中間の3箇所に、薄肉となる溝部31gを設けている。軸体31の溝部31g間に、外周方向に円柱状に突出する突起部31hを2ヶ所設けている。軸体31の変形部31bを覆い、前後の周状鍔部31e間に収まるように、外形では前後中間が膨れた、前後対称形で表面全周溝模様のグリップ32を設けている。
本第四実施例における作用効果は、軸体31の2本の湾曲するスリット31a間に変形部31bを設け、薄肉となる溝部31gを3箇所に設け、突起部31hを2ヶ所に設けているので、変形部31bは3箇所の溝部31gが屈曲点となる。軸体31の変形部31bの屈曲点が1ヶ所ではなく多数箇所となるので、グリップ32を把持した位置近くが変形部31bと内蔵の棒体(図示略)の圧接位置となるものである。グリップ32を把持した位置近くが内蔵の棒体(図示略)の圧接位置となるので、把持感と棒体(図示略)の圧接感の位置違いの違和感を低減できるものである。グリップ32の外形を前後中間が膨れた、中間部肉厚を厚くしているので、グリップ32の把持厚感が増すものである。
【0012】
図11に第五実施例を示す。図11はグリップ付き軸体の横断面図であり、第一実施例の図4相当図である。軸体41の変形部41bを周方向に2箇所設けたものである。
本第五実施例における作用効果は、軸体41の変形部41bを周方向に2箇所設けているので、グリップ42を把持しての、変形部41bの周方向での角度範囲は広くなり、棒体3をより確実に圧接保持しうるものである。
以上、第一実施例〜第五実施例まで、軸体に棒体を収納して、変形部による棒体の圧接例を示したが、軸体の変形部が棒体を圧接させる必要のない、ボールペンなどのカートリッジや、シャープペンシルの替芯等を収納した軸体にも応用することができるものである。
つまり、本案のグリップ付き軸体のグリップ把持感触は、グリップ部材の特性(材料種類、硬さ、厚さ、長さ、表面模様等)に加えて、軸体のスリットによる変形部が、梁構造体のように全体的に力が分散されるようにもできる特性を応用して、軸体にも把持感触を付加できることによるものである。
【0013】
【発明の効果】
本発明のグリップ付き軸体は、消しゴムを収納したグリップ付き軸体を提供でき、無意識に軸体を把持しても、消しゴム押え部の消しゴム圧接保持が確実なグリップ付き軸体を提供できる。また、グリップ部材以外の軸体にも応用して、グリップ部の把持感触性を高めたグリップ付き軸体を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図 1】 第一実施例正面図である。
【図 2】 図1棒体収納具の軸体の左側面図である。
【図 3】 図1棒体収納具の軸体の右側面図である。
【図 4】 図2のA−B位置での断面図である。
【図 5】 第二実施例の要部正面図である。
【図 6】 図5前方の全断面拡大図である。
【図 7】 第三実施例の要部正面図である。
【図 8】 図7のC−D位置での断面図である。
【図 9】 第四実施例の要部正面図である。
【図10】 図9の全断面側面図である。
【図11】 第五実施例の横断面図である。
【図12】 従来製品の横断面図である。
【符号の説明】
1、11、21、31、41 軸体
1a、11a、21a、31a、41a スリット
1b、11b、21b、31b、41b 変形部
1c、11c、21c、31c 連結部
1d、11d、31d 直溝
1e、11e、21e、31e 周状鍔部
1f ローレット
1g リブ
31g 溝部
31h 突起部
2、12、22、32、42 グリップ
3 棒体
4 棒体受け
5 バネ
6 クリップ
α、β 角度範囲
Claims (4)
- 柱状の棒体を収納した軸体の外周に、弾性部材からなるグリップを被覆したグリップ付き軸体であって、前記グリップが被覆された軸体の範囲内に外周側と内周側を貫通したスリットで杓文字形の変形部を設け、その杓文字形の変形部の幅広部の肉厚を幅狭部の肉厚よりも厚く形成すると共に、その幅狭部を軸体との連結部となし、また、前記幅広部の長さよりも幅狭部の長さを短くしたことを特徴とするグリップ付き軸体。
- 前記軸体には、前記グリップの前後位置に拡径する周状鍔部を設け、その前後の周状鍔部の少なくとも一方の側壁にアンダーカット部を設けたことを特徴とする請求項1に記載のグリップ付き軸体。
- 前記軸体とグリップを二色成形の要領で成形すると共に、前記グリップの材質を接着性熱可塑性エラストマー樹脂としたことを特徴とする請求項1、或いは、請求項2に記載のグリップ付き軸体。
- 前記軸体の変形部を配置した側の肉厚を厚く、一方、変形部を配置した反対側の肉厚を薄くしたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のグリップ付き軸体。
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