JP3190683U - 筆記具装着具及び装着具付き筆記具 - Google Patents
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Abstract
【課題】筆記具を保持したまま書類を扱う作業等を行なう場合にも筆記具が邪魔になることなく、筆記具を安定に装着でき、正しく自然な筆記姿勢をとることができ、繰り返し使用によっても弾性復帰力が失われない耐久性を有し、手部の血行不良や痛みが生ずることなく、及び指の敏捷性を損なうことのない筆記具装着具及び装着具付き筆記具を提供する。
【解決手段】筆記具固定部1と、手部装着部3と、エラストマーからなる弾性連結部2とを具備し、基端部3aが手の平側に位置するとともに基端部3aから延びる可塑性を有する線状部3bが手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、手部装着部3の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定する。
【選択図】図10
【解決手段】筆記具固定部1と、手部装着部3と、エラストマーからなる弾性連結部2とを具備し、基端部3aが手の平側に位置するとともに基端部3aから延びる可塑性を有する線状部3bが手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、手部装着部3の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定する。
【選択図】図10
Description
本考案は、筆記具を把持しない状態にて当該筆記具を手の平側に装着するための筆記具装着具、及び斯かる装着具を一体化させた装着具付き筆記具に関する。
従来より、各種の筆記具保持具が知られている。特許文献1は、指帯と筆記具保持部とからなり、指帯を中指に嵌装して、拇指及び示指によって筆記具保持部又はそれに保持された筆記具を挟把し得るようにした筆記具ホルダーを開示している。
また、特許文献2は、円筒金具と板ばね止め具とを、つる巻きばねで連結した筆記具保持器を人差し指に固定することを開示している。
また、特許文献3は、円筒金具と板ばね止め具とを、つる巻きばねで連結した筆記具保持器を手の平に固定することを開示している。
さらに、特許文献4は、筆記具を使用者の手の平側に保持するための筆記具保持具であって、筆記具の柱状本体の周面上に取付け可能な筆記具固定部と、使用者の手部に対して巻き付け可能な手部装着部と、筆記具固定部と手部装着部の基端部とを連結する弾性連結部とを具備し、手部装着部の形状が、使用者の手部に装着された際、基端部が手の平側に位置すると共に基端部から延びる帯状部が手の平側から手の甲側へと折り返されさらに手の平側へと折り返される形状であり、かつ帯状部の縁に丸みを設けた筆記具保持具、並びにこのような筆記具保持具を一体化させた保持具付き筆記具を開示している。
特許文献1において開示されている筆記具ホルダーの場合、筆記具が手の外側に保持されるため、筆記具を保持したまま書類を扱う作業を行なうとき等には、筆記具が当該作業の邪魔となるという問題があった。また、筆記具が中指に保持されるため、これを用いて筆記するときには、筆記姿勢がグラつき、正しい自然な筆記姿勢をとることが困難であった。
また、特許文献2が開示する筆記具保持器においては、円筒金具が人差し指の付け根付近を緊縛する場合があり、長時間これを使用すると人差し指の付け根付近の血行不良や痛みが生ずることがあり、また人差し指の鋭敏性が損なわれることがあった。
また、特許文献3が開示する筆記具保持器においては、円筒金具と板ばね止め具との連結をつる巻きばねで行うため、つる巻きばねが繰り返し使用に対して耐久性が不足し、弾性復帰力が短期間で失われてしまうことがあった。また、板ばね止め具によって、筆記具保持器を手の平に固定するものであるため、安定に保持することが困難な場合があり、また手部の血行不良や痛みが生ずることがあった。
また、特許文献4が開示する筆記具保持具等においては、手部装着部によって手の平から手の甲まで手部を一周するように緊縛するため、指先の血行不良や痛みが生ずることがあり、また親指や人差し指の敏捷性が損なわれることがあった。
そこで、本考案の目的は、筆記具を保持したまま書類を扱う作業等を行なう場合にも筆記具が邪魔になることなく、筆記具を安定に装着でき、正しい自然な筆記姿勢をとることができ、繰り返し使用によっても弾性復帰力が失われない耐久性を有し、及び手部の血行不良や痛みが生ずることなく、その結果指の敏捷性を損なうことのない筆記具装着具及び装着具付き筆記具を提供することである。
上記目的を達成するために、本考案の筆記具装着具は、筆記具を使用者の手の平側に装着するための筆記具装着具において、前記筆記具の柱状本体の周面上に取り付け可能な筆記具固定部と、使用者の手部に装着可能な手部装着部と、前記筆記具固定部と、前記手部装着部の基端部とを連結するエラストマーからなる弾性連結部とを具備し、前記基端部が手の平側に位置するとともに該基端部から延びる可塑性を有する線状部が手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする。
本考案の筆記具装着具は、好ましくは、前記線状部が手の甲側で手の甲の中央にて、さらに折り返されることにより、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする。
また、本考案の筆記具を使用者の手の平側に装着するための装着具を具備する筆記具において、前記筆記具には、該筆記具の柱状本体の長手方向に直交する二つの貫通孔が形成されており、前記装着具が、使用者の手部に装着可能な手部装着部と、前記筆記具に連結するための環状ゴムバネからなる弾性連結部とを具備し、前記手部装着部の基端部には二つの基端部孔が形成されており、前記弾性連結部が、前記二つの貫通孔と前記二つの基端部孔とを通ることにより前記筆記具と前記装着具とを連結し、前記基端部が手の平側に位置するとともに該基端部から延びる可塑性を有する線状部が手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする。
本考案によれば、筆記具は手の平側に装着されることから、筆記具を装着したまま書類を扱う作業等を行なう場合にも筆記具が邪魔になることはない。また、筆記具固定部(又は筆記具の柱状本体)と手部装着部とをエラストマーからなる弾性連結部によって連結されることから、筆記具装着具の繰り返し使用によっても弾性復帰力が失われない耐久性を有するようになる。また、手部装着部の線状部が可塑性を有するとともに、基端部が手の平側に位置するとともに基端部から延びる線状部が手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることから、筆記具を手部に安定且つ容易に装着でき、また、普通に(筆記具装着具等を用いたりせずに)筆記具を把持する場合と同様の無理なく自然で正しい筆記姿勢をとることができ、また、手部の血行不良や痛みが生ずることなく及びその結果指の敏捷性を損なうことがない。
また、本考案の好ましい実施形態においては、線状部が手の甲の中央においてさらに折り返されることにより、手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることから、手部が小さい使用者の場合には、このように手部装着部の長さを調節して有効装着部を設定することにより、安定して筆記具を装着することが可能となる。なお、手部の大きい使用者の場合等、手部装着部を手の甲側では折り返さなくても有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さとなるときには、さらに折り返して調節する必要はない。
また、本考案の装着具付き筆記具においては、柱状本体には、その長手方向に直交する二つの貫通孔が設けられ、基端部には二つの基端部孔が設けられており、弾性連結部が環状ゴムバネであり、該環状ゴムバネが、二つの貫通孔と二つの基端部孔とを通ることにより、柱状本体と基端部とを連結することにより筆記具と装着具とを一体化していることから、柱状本体と基端部との連結において、特殊な材料を必要とせずに、且つ構成をシンプルなものとすることができる。また、これにより把持していた筆記具を離したときに、筆記具が指の付け根のラインに沿った状態である初期位置に確実に復帰することができる。
以下に、本考案の実施形態に係る筆記具装着具及び装着具付き筆記具について図面を参照しながら説明する。なお、実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。
図1乃至6はそれぞれ、本考案の第一実施形態に係る筆記具装着具の平面図、底面図、右側面図、左側面図、正面図及び背面図である。これらの図に示すように、筆記具装着具10は、筆記具固定部1、弾性連結部2及び手部装着部3を供えており、筆記具固定部1と手部装着部3は、弾性連結部2を介して連結している。
筆記具固定部1は、図9及び図10等に示すように筆記具4の柱状本体の周面上に取り付け可能となっている。具体的には、筆記具柱状本体の断面が円形でも多角形でも挿入可能な可撓性と、筆記具柱状本体の周面上の任意の箇所で滑り動くことなく固定可能な適度な弾性を具備する材料からなることが望ましい。例えば、熱可塑性エラストマー及び合成ゴムを含むエラストマーからなる管部材である。あるいは、特定の筆記具柱状本体の断面形状に適合する断面形状をもちかつ滑り動くことなく固定可能な金属製の管部材でもよい。
手部装着部3の基本的な構成は、基端部3a及び線状部3bからなる。手部装着部3は、図11乃至図13等に示すように使用者の手部6に装着可能となっている。具体的には、基端部3aが手の平6b側の人差し指の付け根に位置するとともに基端部3aから延びる線状部3bが手の平6b側から手の甲6a側へと折り返されるように使用者の手部6に装着される。
手部装着部3のうち、少なくとも線状部3bは可塑性を有する材料からなる。具体的には、折り曲げ等の変形が自在で金属、例えば銅線等を使用することができる。そのため、使用者の手部6の形状に沿って手部装着部3の形状を変形させて装着し、その形状を維持することが可能であることから、使用者の手部6の形状如何にかかわらず筆記具装着具10を安定して手部6に装着することが可能となる。
手部装着部3が使用者の手部6に装着された際に、該使用者の手部6に接触するか又は略接触して実質的に筆記具装着具10の装着に寄与している手部装着部3の領域を有効装着部3cと称する。そして、図11乃至図13等に示すように基端部3aが手の平6b側に位置するとともに基端部3aから延びる線状部3bが手の平6b側から手の甲6a側へと折り返されるように使用者の手部6に装着された際、有効装着部3cが手の平6bの人差し指の付け根から手の甲6aの中央までの長さを有するように設定される。このように有効装着部3cを適度な長さに設定することにより、線状部3bが可塑性を有することと相俟って、筆記具装着具10を使用者の手部6に安定的に装着することが可能となる。また、手部装着部3の長さを適度な長さに設定することにより、筆記具装着具10の装着が容易になり、また、手部6に一周全体に亘って巻き付けることがないため、手部6の血行不良や痛みを生ずることなく及びその結果指の敏捷性を損なうことがない。
また、手部装着部3の少なくとも線状部3bの周囲には、好ましくは、柔軟なポリエチレンやポリ塩化ビニル等の汎用熱可塑性樹脂からなる被覆材3fで被覆してもよい。これにより、手部装着部3の周囲に柔軟性が付与されることから、より安定かつ快適に手部6に装着することが可能となる。
図7及び図8に示すように、筆記具固定部1と手部装着部3を連結する弾性連結部2は、両者の間に適宜の長さの架橋部2aが位置する。架橋部2aの一端である連結基部2cは、筆記具固定部1の管壁を貫通し、脱落しないように拡大させた端部を具備する。さらに、架橋部2aの他端である連結頭部2bは、手部装着部3の基端部3aを貫通し、脱落しないように拡大させた端部を具備する。弾性連結部2の長さ及び太さは適宜設定する。図示の弾性連結部2の取り付け手段は一例であり、これに限定されない。弾性連結部2は、熱可塑性エラストマー及び合成ゴムを含むエラストマーから形成することが好適である。例えば、ウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、NBR、クロロプレンゴム等である。エラストマーからなる弾性連結部2は、変形自在であるとともに繰り返し伸縮させても耐久性がある。
図9及び図10は、それぞれ、筆記具装着具10を筆記具4及びノック式筆記具5に取り付けた状態を示す斜視図である。
図11は、筆記具装着具10を取り付けた筆記具4を用いて筆記を行っている状態を示す外観斜視図である。この図に示すように、筆記具装着具10を用いることにより、普通に(筆記具装着具等を用いたりせずに)筆記具を把持する場合と同様の無理なく自然で正しい筆記姿勢をとることができる。また、弾性連結部2がエラストマーであり伸縮変形自在であることから、使用者は、手部6で把持している筆記具4の角度を自在に変えて筆記することができる。
また、図11に示すように、手部装着部3は、使用者の手部6に装着され、手部装着部3の線状部3bの先端が手の甲6aの中央まで延びている。なお、本考案において、「手の甲の中央」とは、手の甲6aの略中央の領域であり、例えば、手の甲6a側の中指の付け根付近及びその周辺領域であり、使用者の手の形状や好みの装着感によって適宜の箇所を選択できる。
図13は、筆記具装着具10を取り付けた筆記具4を離した(即ち、把持しない)状態を示す外観図である。筆記具4は、各指の付け根のラインに平行に沿った初期位置にある。図11に示す筆記を行っている状態から、指を筆記具4から離せば、弾性連結部2の弾性復帰力により、筆記具4は図13に示す初期位置に自動的に復帰する。
また、図13に示すように、筆記具4を離した状態において、筆記具4の先端が、手部6より外側に位置することが好適である。このような長さの筆記具を選択すれば、筆記具4の先端で装着した手の平6bを汚すことがない。
図12は、第二実施形態の筆記具装着具10’を取り付けた筆記具4を用いて筆記を行っている状態を示す外観斜視図である。この実施形態では、第一実施形態のそれより長い手部装着部3が設けられている。そして、図12に示すように、線状部3bが手の甲6a側で手の甲6aの中央にて、さらに折り返されることにより、手部装着部3の有効装着部3cが手の平6bの人差し指の付け根から手の甲6aの中央までの長さを有するように設定されている。ここで、さらに折り返された部分は、調節部3dであり、調節部3dは筆記具装着具10’の手部6への装着に実質的に寄与していない部分である。
第二実施形態の構成を採用すれば、手部6が小さい使用者の場合には、このように有効装着部3cの長さを調節して設定することにより安定して筆記具4を装着することが可能となる。即ち、第二実施形態では、一つの筆記具装着具10’を手部6の大きな使用者から小さな使用者まで使用することが可能である。
第二実施形態の他の構成は、第一実施形態と同様の構成を採用することが可能である。
ここで、手部装着部3の構成を整理すると、基本的には上述したように基端部3aと線状部3bからなる。基端部3aは、主として弾性連結部2によって筆記具固定部1と連結される機能を有し、また、手部6に筆記具装着具10を装着する機能の一端を担っている。線状部3bは、主として手部6に筆記具装着具10を装着する機能を有している。第一実施形態において、有効装着部3cは、手部装着部3全体、即ち、基端部3a及び線状部3b全体である。他方、第二実施形態においては、手部装着部3が基端部3aと線状部3bからなることに変わりはないが、該線状部3bのうちの一方の(基端部3aとは反対側の)端部領域は調節部3dとなっている。この場合、有効装着部3cは、手部装着部3のうち調節部3dを除いた部分、即ち、基端部3aと、線状部3bのうち調節部3dを除いた部分である(図15参照)。したがって、第二実施形態において、筆記具装着具10の装着という機能に着目すると、手部装着部3は、当該機能を有する有効装着部3cと、当該機能を有さない調節部3dからなる。
図14乃至図17は、第三実施形態であり、装着具付き筆記具20を示している。図14及び図15に示すように、装着具付き筆記具20は、筆記具4、弾性連結部2及び手部装着部3を供えており、筆記具4と手部装着部3は、弾性連結部2を介して一体的に設けられている。なお、第三実施形態は、筆記具固定部1がなく、筆記具と装着具が一体化していることを除き、その他の点では基本的には第一実施形態及び第二実施形態と同じ構成を採用することができる。
図16は、筆記具4の側面図(右側面図も左側面図も同じ形状)であり、筆記具4の柱状本体の長手方向に直交する二つの貫通孔4aが設けられている。これらの貫通孔4aは、前記長手方向に沿って並んで設けられている。
手部装着部3は、基本的には第一実施形態のそれと同様の構成を採用することができる。即ち、少なくとも線状部3bは可塑性を有する材料からなり、また手部装着部3は使用者の手部6に装着可能であり、具体的には、基端部3aが手の平6b側に位置するとともに基端部3aから延びる線状部3bが手の平6b側から手の甲6a側へと折り返されるように使用者の手部6に装着され、有効装着部3cが手の平6bの人差し指の付け根から手の甲6aの中央までの長さを有するように設定されている。
また、図14及び図15に示すように、第三実施形態においても、第二実施形態と同様に、第一実施形態のそれより長い手部装着部3を設けることができ、この場合、線状部3bが手の甲6a側で手の甲6aの中央にて、さらに折り返されることにより、手部装着部3の有効装着部3cが手の平6bの人差し指の付け根から手の甲6aの中央までの長さを有するように設定されている。具体的には、図15に示すように、手部装着部3は、有効装着部3cと調節部3dからなる。有効装着部3cは、基端部3a及び線状部3bの手の平6b側から手の甲6a側へと折り返され手の甲6aの中央まで延びている部分であり、この部分によって実質的に装着具付き筆記具20が手部6に装着され得るようになる。調節部3dは、線状部3bが手の甲6a側でさらに折り返された箇所から線状部3bの先端(基端部3aと反対側の端)までの部分である。
第三実施形態において、手部装着部3の基端部3aには二つの基端部孔3eが形成されている。これは、例えば、図17に示すように、線状部3bから連続的に設けられた基端部3aの線状部材を折り曲げてB字形状に成形することにより形成することができる。
第三実施形態では、弾性連結部2として環状ゴムバネが使用される。これは第一実施形態の弾性連結部2と同様の素材を用いることができるが、例えば天然又は合成のゴムバネが使用できる。
環状ゴムバネである弾性連結部2は、二つの貫通孔4aと二つの基端部孔3eとを通ることにより筆記具の柱状本体と装着具の基端部3aとを連結することにより筆記具と装着具を一体的に設けている。
第三実施形態においても、第一実施形態及び第二実施形態と同様の作用効果を奏し得るが、加えて、上述した筆記具と装着具を連結する構成を採用することによって、当該連結にあたり特殊な素材を必要とせず且つシンプルな構成とすることができる。また、これにより把持していた筆記具を離したときに、筆記具が指の付け根のラインに沿った状態である初期位置に確実に復帰することができる。
1 筆記具固定部
2 弾性連結部
2a 連結架橋部
2b 連結頭部
2c 連結基部
3 手部装着部
3a 基端部
3b 線状部
3c 有効装着部
3d 調節部
3e 基端部孔
3f 被覆材
4 筆記具
4a 貫通孔
5 ノック式筆記具
6 手部
6a 手の甲
6b 手の平
10、10’ 筆記具装着具
20 装着具付き筆記具
2 弾性連結部
2a 連結架橋部
2b 連結頭部
2c 連結基部
3 手部装着部
3a 基端部
3b 線状部
3c 有効装着部
3d 調節部
3e 基端部孔
3f 被覆材
4 筆記具
4a 貫通孔
5 ノック式筆記具
6 手部
6a 手の甲
6b 手の平
10、10’ 筆記具装着具
20 装着具付き筆記具
Claims (3)
- 筆記具を使用者の手の平側に装着するための筆記具装着具において、
前記筆記具の柱状本体の周面上に取り付け可能な筆記具固定部と、
使用者の手部に装着可能な手部装着部と、
前記筆記具固定部と、前記手部装着部の基端部とを連結するエラストマーからなる弾性連結部とを具備し、
前記基端部が手の平側に位置するとともに該基端部から延びる可塑性を有する線状部が手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする筆記具装着具。 - 前記線状部が手の甲側で手の甲の中央にて、さらに折り返されることにより、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の筆記具装着具。
- 筆記具を使用者の手の平側に装着するための装着具を具備する筆記具において、
前記筆記具には、該筆記具の柱状本体の長手方向に直交する二つの貫通孔が形成されており、
前記装着具が、使用者の手部に装着可能な手部装着部と、前記筆記具に連結するための環状ゴムバネからなる弾性連結部とを具備し、
前記手部装着部の基端部には二つの基端部孔が形成されており、
前記弾性連結部が、前記二つの貫通孔と前記二つの基端部孔とを通ることにより前記筆記具と前記装着具とを連結し、
前記基端部が手の平側に位置するとともに該基端部から延びる可塑性を有する線状部が手の平側から手の甲側へと折り返されるように使用者の手部に装着された際、前記手部装着部の有効装着部が手の平の人差し指の付け根から手の甲の中央までの長さを有するように設定されていることを特徴とする装着具付き筆記具。
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3190683U true JP3190683U (ja) | 2014-05-22 |
Family
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