JP4281268B2 - 折り畳み型情報端末、その認証方法、およびそのプログラム - Google Patents

折り畳み型情報端末、その認証方法、およびそのプログラム Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部とキー操作部との角度変化を基に作成した角度変化データにより認証を行う折り畳み型情報端末、その認証方法、およびそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、携帯電話機にはダイヤルロック機能やシークレットモード等が存在する。これらダイヤルロック機能やシークレットモードは、所有者の気付かないところで電話帳あるいはメール等の個人的データを第三者に覗かれることを防御する目的で使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の携帯電話機でダイヤルロックやシークレットモードを設定する場合には次のような課題がある。それは、メニュー選択によるモード設定、又は解除のためのキー操作が多くなり面倒なことである。
【0004】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、秘密保護機能設定時にキー操作を無くし、折り畳み型情報端末の開閉動作のみで設定・解除することにより、秘密保護機能の設定・解除を容易にする折り畳み型情報端末、その認証方法、およびそのプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末において、第1の筐体と第2の筐体との開閉軌道上の任意の地点に、ヒンジ部の回動がロックする複数のロックポイントと、ロックポイントに第1の筐体がセットされたとき、ロックポイントの角度を検出する角度検出手段と、角度検出手段により検出された角度データと、複数のロックポイントに第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶手段と、を有し、記憶手段に記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴としている。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、角度変化データは、第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴としている。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、記憶手段に直近に設定された閉角度変化データと、第1の筐体を開く際に設定される開状態変化データとを比較する比較手段をさらに有し、比較手段による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、第1の筐体を閉じる際に、ロックポイントのすべてをスルーした場合、記憶手段に記憶された閉角度変化データを解除することを特徴としている。
【0009】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、記憶手段に比較対象用データとして、あらかじめ所定の角度変化データが設定され、記憶手段にあらかじめ設定された角度変化データと、開角度変化データまたは閉角度変化データと、を比較する比較手段をさらに有し、比較手段による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0010】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴としている。
【0011】
請求項7記載の発明は、請求項3から6のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴としている。
【0012】
請求項8記載の発明は、請求項3から6のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴としている。
【0013】
請求項9記載の発明は、表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末の認証方法であって、第1の筐体と第2の筐体との開閉軌道上の複数地点に、任意に設けられたヒンジ部の回動がロックするロックポイントに、第1の筐体がセットされたとき、ロックポイントの角度を検出する角度検出工程と、角度検出工程により検出された角度データと、複数のロックポイントに第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶工程と、を有し、記憶工程により記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴としている。
【0014】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明において、角度変化データは、第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴としている。
【0015】
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、記憶工程により直近に設定された閉角度変化データと、第1の筐体を開く際に設定される開状態変化データとを比較する比較工程をさらに有し、比較工程による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0016】
請求項12記載の発明は、請求項11記載の発明において、第1の筐体を閉じる際に、ロックポイントのすべてをスルーした場合、記憶工程により記憶された閉角度変化データを解除することを特徴としている。
【0017】
請求項13記載の発明は、請求項10記載の発明において、比較対象用データとして、あらかじめ設定される所定の角度変化データと、開角度変化データまたは閉角度変化データと、を比較する比較工程をさらに有し、比較工程による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0018】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の発明において、あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴としている。
【0019】
請求項15記載の発明は、請求項11から14のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴としている。
【0020】
請求項16記載の発明は、請求項11から14のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴としている。
【0021】
請求項17記載の発明は、表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末の認証プログラムであって、第1の筐体と第2の筐体との開閉軌道上の複数地点に、任意に設けられたヒンジ部の回動がロックするロックポイントに、第1の筐体がセットされたとき、ロックポイントの角度を検出する角度検出処理と、角度検出処理により検出された角度データと、複数のロックポイントに第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶処理と、をコンピュータに実行させ、記憶処理により記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴としている。
【0022】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明において、角度変化データは、第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴としている。
【0023】
請求項19記載の発明は、請求項18記載の発明において、記憶処理により直近に設定された閉角度変化データと、第1の筐体を開く際に設定される開状態変化データとを比較する比較処理をさらにコンピュータに実行させ、比較処理による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0024】
請求項20記載の発明は、請求項19記載の発明において、第1の筐体を閉じる際に、ロックポイントのすべてをスルーした場合、記憶処理により記憶された閉角度変化データを解除することを特徴としている。
【0025】
請求項21記載の発明は、請求項18記載の発明において、比較対象用データとして、あらかじめ設定される所定の角度変化データと、開角度変化データまたは閉角度変化データと、を比較する比較処理をさらにコンピュータに実行させ、比較処理による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴としている。
【0026】
請求項22記載の発明は、請求項21記載の発明において、あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴としている。
【0027】
請求項23記載の発明は、請求項19から22のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴としている。
【0028】
請求項24記載の発明は、請求項19から22のいずれか1項に記載の発明において、所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴としている。
【0029】
【発明の実施の形態】
まず、本発明を折り畳み型携帯電話機の例で概説する。本発明は、折り畳むことによって表示部が隠れる、いわゆる折り畳み型携帯電話機に、開閉時の角度を検出する角度センサと、折り畳み型携帯電話機を全開状態から閉じ状態に移行する際、又は閉じ状態から全開状態に移行する際の折り畳み角度の変化シーケンスを角度変化データとして、検出角度と検出順序とを保存する機能とを備えたものである。
【0030】
それに加えて、保存されている角度変化データと、折り畳み型携帯電話機の開閉動作時の角度変化データとの一致、不一致を比較する機能を備える。そして、その比較結果を基に、表示部の表示可否を決定することにより、電話帳やメール等の所有者の個人的データの秘密保護を可能とする技術を提供するものである。
【0031】
図1は、本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の外観構成を示す斜視図である。図1に示す折り畳み型情報端末(携帯電話機)は、ヒンジ部1、第1の筐体(表示部)2および第2の筐体(キー操作部)3から構成される。
【0032】
ヒンジ部1は可動部であり、ヒンジ部1を中心に携帯電話機を折り畳むことが可能である。ヒンジ部1に、閉じ状態から全開状態までの中間角度において、ロック(角度固定)出来る角度を幾つか構造的に設ける。ロックは、ユーザに”カチッ”といった感触を伝達できる構造が望ましい。開閉時には、ロックした角度の検出を可能とし、検出した角度変化の一連のシーケンスを角度変化データとして保存する。
【0033】
ヒンジ部1を中心に携帯電話機を折り畳んだ状態(閉じ状態)では、表示部2はキー操作部3と重なり、キー操作も不可能である。また、表示部2の表示を確認することも出来ない。したがって、電話帳やメール等の個人的データが第三者の目に晒されることはない。
【0034】
一方、閉じ状態から開く状態に移行する際には、角度変化データを用いた認証を要求する。したがって、折り畳み型携帯電話機がどの状態でも、個人的データの秘密保護が可能となる。
【0035】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0036】
図2は、本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の内部構成を示す機能ブロック図である。当該折り畳み型情報端末は、プログラムや各種のデータを処理するCPU4、各種データを保存するメモリ5、開閉時の角度を検出する角度センサ6、表示の制御を行う表示制御部7、および表示を行う表示部8を備える。
【0037】
これらは、それぞれ概略、次のように動作する。
CPU4は、角度センサ6により検出された角度を、メモリ5に一連の角度変化データとして保存する。また、メモリ5に保存された閉時角度変化データと開時角度変化データとを比較し、比較の結果により表示制御部7に表示可否の信号を送る。
【0038】
メモリ5は、閉→全開動作時の一連の検出角度を開時角度変化データとして保存する。また、全開→閉動作時の一連の検出角度を閉時角度変化データとして保存する。角度センサ6は、折り畳み型携帯電話機の開閉動作時に、ロックされた角度を検出する。
【0039】
表示制御部7は、CPU4からの表示可否信号により表示部8の制御を行う。表示部8は、表示制御部7からの信号により表示、非表示を行う。
【0040】
図3は、本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の開閉時の角度変化データを示す状態遷移図である。図3において、各々10、20、30、40は、ロックにより検出された角度を表している。例えば「1→2→3→4」といった角度変化シーケンスで閉じた場合は、この角度変化シーケンスを閉時角度変化データとして、全開から閉じ状態の間に検出した角度と、その角度を検出した順番とをメモリ5に保存する。図3においては、角度変化シーケンスとして60°→90°→120°→30°をメモリ5に保存する。
【0041】
開く動作時も同様に、ロックにより角度検出を行い、検出した角度変化シーケンスを開時角度変化データとして、閉じ状態から全開までの間に検出した角度とその角度を検出した順番とをメモリ5に保存する。
【0042】
そして、全開時に閉時角度変化データと開時角度変化データとを比較する。この場合、「4→3→2→1」の角度変化シーケンスで開いた場合のみ個人認証OKとし、図1の表示部2に表示を行うようにする。「4→3→2→1」以外の角度変化シーケンスで開いた場合は認証NGとし、図1の表示部2に表示を行わない。
【0043】
閉時角度変化データと開時角度変化データとを比較する際には、どちらかのデータは、角度検出の順序で逆順のデータを用いて比較する。
【0044】
図3においては、ロック角度を4種類、角度変化シーケンスを4工程として説明した。この点、これらの数に限定されることなく、任意に設計(設定)可能である。ロック角度は、ユーザの誤操作につながるため、多く設けるべきではない。一方、シーケンスの工程数は、セキュリティを高めるために多くしても、次回直ぐに使用できるように少なくしてもよい。これは、ユーザが状況に応じ任意に設定するものである。
【0045】
次に、図4及び図5のフローチャートを参照して本実施の形態の全体動作について詳細に説明する。図4は、本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の全開時から閉時までの動作(認証方法)を説明するためのフローチャートである。
【0046】
まず、全開状態時(ステップS101) において、ヒンジ部動作によって閉状態へ動作が開始された時には(ステップS102)、前回の閉→全開時に、角度変化データ比較結果NGフラグにonが設定されたか否かを確認する(ステップS103)。これは、現在開状態での表示部の表示on又は表示offを認識し、前回の閉→全開時に角度変化データの比較結果がOK又はNGにより、前回、閉時角度変化データを設定した者が折り畳み型携帯電話機を開けたか否かを判定するものである。即ち、当該折り畳み型携帯電話機を開けた人間が真正な所持人又はそれに準じる者であるかをチェックするものである。
【0047】
前回の閉→全開時に、角度変化データ比較結果NGフラグがonに設定された場合には(ステップS103/YES)、現在開状態での表示部が表示offであるため、全開→閉時の角度検出は行わず、表示部の表示をoffのままとする(ステップS111)。即ち、当該折り畳み型携帯電話機を開ける権限を持たない第三者が、閉じようとしていると判断されるため、比較対象として閉角度変化データの設定を阻止する。
【0048】
ステップS103において、前回の閉→全開時に、角度変化データ比較結果NGフラグがoffに設定された場合には(ステップS103/NO)、現在開状態での表示部は表示onのため、閉時角度変化データを消去し(ステップS104) 、角度検出状態になる。即ち、真正な所持人が当該折り畳み型携帯電話機を閉じようとしていると判断されるため、次回それを開ける際の比較対象として、閉時角度変化データをサンプルする必要がある。
【0049】
次に、閉時角度変化データ消去後に(ステップS104) 、閉じ状態の検出を確認する(ステップS105) 。これは、閉時角度変化データの設定希望の有無を判定するものである。角度検出状態時において、角度のロック検出無しに、閉じ状態を検出した場合には(ステップS105/YES) 、閉時角度変化データ無しとし、表示をoffにする(ステップS111) 。即ち、当該携帯電話機を一気に閉じた場合で、次回それを開ける際の秘密保護機能の発動を希望しない場合の動作である。
【0050】
角度検出状態時に、一気に閉じ状態に移行せずに(ステップS105/NO)、角度のロックを検出した場合は(ステップS106)、検出角度をメモリに保存する(ステップS107) 。
【0051】
次に、ロックによる角度検出を行った後に(ステップS106)、全開状態の検出を確認する(ステップS108)。これは、閉時角度変化データの設定を中止するか否かの判定を行うものである。つまり、ロック角度検出中に全開状態へ移行させる動作は、閉時角度変化データの設定のリセット動作となる。
【0052】
全開状態検出をした場合は(ステップS108/YES)、ステップS101に遷移し、閉時角度変化データ設定を中止する。全開状態が検出されなければ(ステップS108/NO)、ステップS106に遷移し、角度検出動作を継続する。
【0053】
次に、ロックによる角度検出を行った後に(ステップS106)、閉じ状態の検出を確認する(ステップS109) 。これは、閉時角度変化データの設定を終了したか否かを判定するものである。閉じ状態を検出するまでは(ステップS109/NO)、繰り返し、ロックによる角度検出を行い(ステップS106)、一連の角度データの保存を行う(ステップS107)。
【0054】
閉じ状態を検出した場合には(ステップS109/YES)、閉時角度データとして、検出角度とその検出した角度の順番とを保存し、角度検出終了とする(ステップS110)。そして、表示をoffにする(ステップS111)。以上の処理によって、ユーザは、次回折り畳み型携帯電話機を開ける際の認証データを設定する。
【0055】
図5は、本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の閉時から全開時までの動作(認証方法)を説明するためのフローチャートである。
【0056】
まず、閉じ状態時において(ステップS201)、ヒンジ部動作によって開状態への移行動作が開始された時には(ステップS202)、角度検出を行うか否かを判定するために、閉時角度変化データの有無を確認する(ステップS203)。閉時角度変化データが無い場合には(ステップS203/NO)、前回の開→閉時に角度変化データが設定されていないため、角度検出を行わない。したがって、全開時に、通常の動作と同様直ぐに表示をonにする(ステップS212)。閉時角度変化データが有る場合は(ステップS203/YES)、前回の開→閉時に角度変化データが設定されているため、角度検出状態に移行する。
【0057】
次に、角度検出状態時にロックによる角度検出を行った場合には(ステップS204)、当該角度をメモリに保存する(ステップS205)。
【0058】
次に、ロックによる角度検出を行った後に(ステップS204)、開時の角度検出を中止するか否かを判定するために、閉じ状態の検出を確認する(ステップS206)。閉じ状態を検出した場合には(ステップS206/YES)、開時角度変化データを消去し(ステップS213)、ステップS201に遷移し、開時の角度検出を中止する。ユーザが、認証動作を誤った場合も、再度認証動作を行うために、一旦閉じ状態とする。ステップS206において、閉じ状態を検出しなければ(ステップS206/NO)、角度検出動作を継続する。
【0059】
次に、ロックによる角度検出を行った後に(ステップS204)、開時角度変化データの設定が終了したか否かを判定するために、全開状態の検出を確認する(ステップS207)。全開状態を検出するまでは(ステップS207/NO)、繰り返し、ロックによる角度検出を行い(ステップS204)、一連の角度データの保存を行う(ステップS205)。全開状態を検出した場合には(ステップS207/YES)、開時角度データとして、検出角度とその検出した角度の順番とを保存し、角度検出終了とする(ステップS208)。
【0060】
次に、全開検出による開時角度検出終了と共に、現在の開時角度変化データと、前回保存した閉時角度変化データとを比較する(ステップS209)。比較の結果、一致した場合には(ステップS209/YES)、表示をonにする(ステップS212)。これは、個人認証に成功した場合である。
【0061】
ステップS209の比較の結果、一致しなかった場合には(ステップS209/NO)、角度変化データ比較結果NGフラグをonに設定し(ステップS210)、表示部を表示させない(ステップS211)。これは、個人認証に失敗した場合である。
【0062】
なお、本発明の認証方法は、プログラムを実行することにより実現可能である。当該プログラムは、IC記録媒体、光記録媒体、磁気記録媒体、または光磁気記録媒体に記録されて提供される。または、ファイル転送プロトコル(FTP)によりネットワークを介して装置にダウンロードされて提供される。
【0063】
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0064】
例えば、折り畳み型携帯電話機を開ける時の開時角度変化データと、閉じる時に設定する閉時角度変化データとを比較した結果、一致した場合の動作として、表示部の表示可否ではなく、他の機能を割り当ててもよい。例として以下のものが考えられる。▲1▼メールの受信、▲2▼メロディの演奏、▲3▼動画の再生または画像表示、▲4▼インターネットへの接続、▲5▼音声発信、▲6▼ゲーム起動、▲7▼その他、現在ある一般的な携帯電話機のアプリケーション機能。
【0065】
また、折り畳み型携帯電話機の秘密保護機能を解除するための角度変化データは、閉じる時に毎回設定するのではなく、あらかじめ設定しておいてもよい。あらかじめ設定しておくことによって、使用する度に解除動作が必要であるが、設定忘れを防ぐことが出来る。
【0066】
また、角度変化データをあらかじめ登録しておき、折り畳み型携帯電話機の開閉動作時に角度変化データと、あらかじめ登録済みのデータとが一致した場合の動作として折り畳み型携帯電話機の一つの機能を割り当ててもよい。それによって、設定しておいた特定の機能を開閉時に自動で行うことが可能となる。また、複数の角度変化データをあらかじめ登録し、折り畳み型携帯電話機の様々な機能に割り当てておくことによって、折り畳み型携帯電話機の開閉時に様々な動作を自動で行うことが可能となる。
【0067】
また、上記では折り畳み型携帯電話機の例を説明した。この点、携帯電話機に限定されるものではなく、PHS、PDA、ノート型PC等、折り畳み型の情報端末であれば適用可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明による第一の効果は、折り畳み型情報端末の秘密保護が容易に出来る点である。その理由は、キー操作を不要とし、折り畳み動作のみで秘密保護設定、又は解除が可能なためである。
【0069】
第二の効果は、折り畳み型情報端末の使用シーンに応じて秘密保護設定を行うことができる点である。その理由は、折り畳み型情報端末を閉じる度に角度変化データを設定する、しないを選択可能であるからである。例えば、電話帳やメールなどの個人的データを第三者に見られてもよい状況にいる場合には角度変化データの設定を行わず秘密保護機能を無効にし、電話帳やメールなどの個人的データを所有者の気付かないところで第三者に不用意に見られたくない状況にいる場合は角度変化データを設定し秘密保護機能を有効にするといった使い分けが出来る。
【0070】
第三の効果は、従来よりも秘密保護機能が強化される点である。その理由は、折り畳み型情報端末を閉じる度に異なる角度変化データを設定出来るためである。つまり、従来のようにパスワード使用による秘密保護を行う携帯電話機のようにパスワード漏洩による個人的データの漏洩を心配することなく、折り畳み型情報端末の閉じる動作で毎回異なる角度変化データを設定することによって、秘密保護機能が強化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の外観構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の内部構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の開閉時の角度変化データを示す状態遷移図である。
【図4】本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の全開時から閉時までの動作(認証方法)を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における折り畳み型情報端末の閉時から全開時までの動作(認証方法)を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 ヒンジ部
2 第1の筐体(表示部)
3 第2の筐体(キー操作部)
4 CPU
5 メモリ
6 角度センサ
7 表示制御部
8 表示部

Claims (24)

  1. 表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末において、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との開閉軌道上の任意の地点に、前記ヒンジ部の回動がロックする複数のロックポイントと、
    前記ロックポイントに前記第1の筐体がセットされたとき、該ロックポイントの角度を検出する角度検出手段と、
    前記角度検出手段により検出された角度データと、前記複数のロックポイントに前記第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶手段と、を有し、
    前記記憶手段に記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴とする折り畳み型情報端末。
  2. 前記角度変化データは、前記第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、前記第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴とする請求項1記載の折り畳み型情報端末。
  3. 前記記憶手段に直近に設定された前記閉角度変化データと、前記第1の筐体を開く際に設定される前記開状態変化データとを比較する比較手段をさらに有し、
    前記比較手段による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項2記載の折り畳み型情報端末。
  4. 前記第1の筐体を閉じる際に、前記ロックポイントのすべてをスルーした場合、前記記憶手段に記憶された前記閉角度変化データを解除することを特徴とする請求項3記載の折り畳み型情報端末。
  5. 前記記憶手段に比較対象用データとして、あらかじめ所定の角度変化データが設定され、
    前記記憶手段にあらかじめ設定された角度変化データと、前記開角度変化データまたは前記閉角度変化データと、を比較する比較手段をさらに有し、
    前記比較手段による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項2記載の折り畳み型情報端末。
  6. 前記あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴とする請求項5記載の折り畳み型情報端末。
  7. 前記所定の設定は、前記表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末。
  8. 前記所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴とする請求項3から6のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末。
  9. 表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末の認証方法であって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との開閉軌道上の複数地点に、任意に設けられた前記ヒンジ部の回動がロックするロックポイントに、前記第1の筐体がセットされたとき、該ロックポイントの角度を検出する角度検出工程と、
    前記角度検出工程により検出された角度データと、前記複数のロックポイントに前記第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶工程と、を有し、
    前記記憶工程により記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴とする折り畳み型情報端末の認証方法。
  10. 前記角度変化データは、前記第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、前記第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴とする請求項9記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  11. 前記記憶工程により直近に設定された前記閉角度変化データと、前記第1の筐体を開く際に設定される前記開状態変化データとを比較する比較工程をさらに有し、
    前記比較工程による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項10記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  12. 前記第1の筐体を閉じる際に、前記ロックポイントのすべてをスルーした場合、前記記憶工程により記憶された前記閉角度変化データを解除することを特徴とする請求項11記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  13. 比較対象用データとして、あらかじめ設定される所定の角度変化データと、前記開角度変化データまたは前記閉角度変化データと、を比較する比較工程をさらに有し、
    前記比較工程による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項10記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  14. 前記あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴とする請求項13記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  15. 前記所定の設定は、前記表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  16. 前記所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末の認証方法。
  17. 表示を行う第1の筐体とキー操作を行う第2の筐体とがヒンジ部により回動可能に係止された折り畳み型情報端末の認証プログラムであって、
    前記第1の筐体と前記第2の筐体との開閉軌道上の複数地点に、任意に設けられた前記ヒンジ部の回動がロックするロックポイントに、前記第1の筐体がセットされたとき、該ロックポイントの角度を検出する角度検出処理と、
    前記角度検出処理により検出された角度データと、前記複数のロックポイントに前記第1の筐体がセットされる順番とを角度変化データとして記憶する記憶処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記記憶処理により記憶された角度変化データを認証データとして使用することを特徴とする折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  18. 前記角度変化データは、前記第1の筐体を全開状態から閉状態に移行する際に作成される閉角度変化データと、前記第1の筐体を閉状態から全開状態へ移行する際に作成される開角度変化データと、を含むことを特徴とする請求項17記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  19. 前記記憶処理により直近に設定された前記閉角度変化データと、前記第1の筐体を開く際に設定される前記開状態変化データとを比較する比較処理をさらにコンピュータに実行させ、
    前記比較処理による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項18記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  20. 前記第1の筐体を閉じる際に、前記ロックポイントのすべてをスルーした場合、前記記憶処理により記憶された前記閉角度変化データを解除することを特徴とする請求項19記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  21. 比較対象用データとして、あらかじめ設定される所定の角度変化データと、前記開角度変化データまたは前記閉角度変化データと、を比較する比較処理をさらにコンピュータに実行させ、
    前記比較処理による比較の結果、一致するとき、所定の設定を有効とすることを特徴とする請求項18記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  22. 前記あらかじめ設定される角度変化データは、複数設定されることを特徴とする請求項21記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  23. 前記所定の設定は、前記表示部に情報を表示することを許可することであることを特徴とする請求項19から22のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
  24. 前記所定の設定は、アプリケーションソフトを起動することであることを特徴とする請求項19から22のいずれか1項に記載の折り畳み型情報端末の認証プログラム。
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