JP4280198B2 - 薄膜圧電共振器 - Google Patents

薄膜圧電共振器 Download PDF

Info

Publication number
JP4280198B2
JP4280198B2 JP2004136135A JP2004136135A JP4280198B2 JP 4280198 B2 JP4280198 B2 JP 4280198B2 JP 2004136135 A JP2004136135 A JP 2004136135A JP 2004136135 A JP2004136135 A JP 2004136135A JP 4280198 B2 JP4280198 B2 JP 4280198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
piezoelectric
electrode layer
lower electrode
piezoelectric thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004136135A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005318420A (ja
Inventor
和彦 板谷
隆 川久保
賢也 佐野
亮一 尾原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2004136135A priority Critical patent/JP4280198B2/ja
Priority to US11/115,158 priority patent/US7501739B2/en
Publication of JP2005318420A publication Critical patent/JP2005318420A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4280198B2 publication Critical patent/JP4280198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H9/00Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
    • H03H9/15Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material
    • H03H9/17Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator
    • H03H9/171Constructional features of resonators consisting of piezoelectric or electrostrictive material having a single resonator implemented with thin-film techniques, i.e. of the film bulk acoustic resonator [FBAR] type
    • H03H9/172Means for mounting on a substrate, i.e. means constituting the material interface confining the waves to a volume
    • H03H9/174Membranes
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H3/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators
    • H03H3/007Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks
    • H03H3/02Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks
    • H03H2003/023Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of impedance networks, resonating circuits, resonators for the manufacture of electromechanical resonators or networks for the manufacture of piezoelectric or electrostrictive resonators or networks the resonators or networks being of the membrane type

Description

本発明は、高周波フィルタや高周波発振器として利用することができる薄膜圧電共振器に関する。
弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)素子は、高い共振品質を有すること及び小型化が容易であることから、LCフィルタや誘電体フィルタに代わるデバイスとして、急速に利用されている。SAW素子は、圧電体単結晶基板とその上に形成された1対の櫛歯電極とを基本構造として有し、その共振周波数は櫛歯間隔に反比例する。そのため、より高い周波数の信号を処理するには、櫛歯間隔を小さくしなければならない。例えば、近年、移動体通信機器において求められている1GHzを超える周波数の入力信号を処理するには、櫛歯間隔を1μm以下にする必要がある。ところが、そのような狭ピッチの櫛歯電極は、高精度な加工が困難であり、大電力の信号が入力された際に電流リークや断線が生じやすいという問題を有する。
これに対し、薄膜圧電共振器は、SAW素子の欠点を克服し、より高い周波数の信号を処理することができるデバイスである。薄膜圧電共振器は、圧電体薄膜とそれを挟んだ2つの電極とを基本構造として有し、共振周波数を決定する主要因は圧電体薄膜の膜厚である。例えば、膜厚1〜2μmでは2GHzの共振周波数を得ることができ、膜厚0.4〜0.8μmでは5GHzの共振周波数を得ることができる。数十GHzまでの高周波信号を処理することも可能である。薄膜圧電共振器は、FBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)またはBAW(Bulk Acoustic Wave)素子とも呼ばれている。
図13−1〜13−4は、従来の薄膜圧電共振器の製造工程を、その断面図によって示した図である。薄膜圧電共振器を製造するには、まず、シリコン基板800上に下部電極層804をパターニングする(図13−1)。つぎに、この下部電極層804の表面とシリコン基板800の表面とを覆うように、圧電体層815を積層する(図13−2)。続いて、この圧電体層815をエッチングすることによって圧電体薄膜805をパターニングする(図13−3)。このパターニングの結果、下部電極層804の一部が露出する。換言すれば、圧電体薄膜805の側面の一つは、下部電極層804上に位置する。また、圧電体薄膜805の側面の他の一つは、シリコン基板800上に位置し、これにより、下部電極層804の縁の一部が覆われている。つぎに、圧電体薄膜805上に上部電極層807を形成する。上部電極層807は、圧電体薄膜805の側面の上記他の一つを覆うように、圧電体薄膜805の上面の一部からシリコン基板800上へと伸びた形状にパターニングされる。すなわち、圧電体薄膜805は、下部電極層804と上部電極層807との間を絶縁する機能をも果たす。さらに、この上部電極層807との電気的接続を果たす電極パッド808aと、露出した下部電極層804の一部との電気的接続を果たす電極パッド808bとを形成する。そして、シリコン基板800の裏側の一部をエッチングすることにより、下部電極層804の直下に空洞810を形成する(図13−4)。これにより、薄膜圧電共振器80が得られる。
ところが、下部電極層804は、そのパターニングの際に、フォトレジストの塗布や、そのフォトレジストを除去するためにアッシング雰囲気中に曝される。すなわち、下部電極層804のみを形成するために、フォトリソグラフィ工程およびエッチング工程が必要となる。そのため、下部電極層804の表面は、不純物の吸着などにより、成膜工程直後の平坦性および清浄性を維持していない。さらに、そのようなフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程は、通常、成膜工程を実施する装置とは異なる装置で実施されるので、シリコン基板800および下部電極層804は、それら装置間を移動する際に、空気中に暴露される。この暴露によって、下部電極層804の表面は、酸素等の不純物が吸着し、さらにその平坦性および清浄性が損なわれる。平坦性および清浄性の低下した下部電極層804の表面は、再成膜界面(図13−2のS1)となり、その上に積層される圧電体層815の特性に悪影響を及ぼす。例えば、圧電体層815の配向性や極性などの膜質特性が低下する。圧電体層815の膜質特性の低下は、薄膜圧電共振器の特性の劣化や、薄膜圧電共振器間の特性のバラツキを生じさせる原因となる。
そこで、例えば、特許文献1は、下層電極、圧電薄膜、および上層電極を同一装置で形成することのできる圧電薄膜共振子を提案している。
特開2002−76824号公報(第4−5項,第1図)
しかしながら、特許文献1は、パターニングされた下層電極を図示する一方で、そのパターニングと下層電極上に形成される圧電体薄膜のパターニングとを同一装置内でどのようにして行うかについて全く開示していない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、下部電極層の再成膜界面の影響を受けずに、良好な膜質特性を示す圧電体薄膜を形成することができる薄膜圧電共振器を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる薄膜圧電共振器は、空洞を有する基板と、前記基板上であって且つ前記空洞の真上に配置された共振器と、を備え、前記共振器は、前記空洞側に位置する下部電極層と、前記下部電極層に対向する上部電極層と、前記下部電極層上に位置する第1の圧電体薄膜と、前記下部電極層の側面および前記第1の圧電体薄膜を覆う第2の圧電体薄膜と、を有し、前記第1の圧電体薄膜の側面の一つと前記下部電極層の側面の一つは、同じ平面内にあり、前記上部電極層は、前記第2の圧電体薄膜絶縁膜の上面、及び側面上に位置し、前記第2の圧電体薄膜は、前記第1の圧電体薄膜よりも薄いことを特徴とする。
また、本発明にかかる薄膜圧電共振器は、空洞を有する基板と、前記基板上であって且つ前記空洞の真上に配置された共振器と、を備え、前記共振器は、前記空洞側に位置する下部電極層と、前記下部電極層に対向する上部電極層と、前記下部電極層上に位置する第1の圧電体薄膜と、前記第1の圧電体薄膜の上面と、前記第1の圧電体薄膜の側面の一つと、前記下部電極層の側面の一つとを覆う第2の圧電体薄膜と、を有し、前記第1の圧電体薄膜の側面の前記一つと前記下部電極層の側面の前記一つは、同じ平面内にあり、前記第1の圧電体薄膜の側面の他の一つと前記第2の圧電体薄膜の側面の一つは、同じ平面内にあり、前記第2の圧電体薄膜は、前記第1の圧電体薄膜よりも薄いことを特徴とする。
本発明によれば、下部電極層の表面の平坦性および清浄性が損なわれないまま、その上に、圧電体薄膜を成長させることが可能になる。これにより、低コスト、高い歩留まり、および良好な共振特性を有する薄膜圧電共振器を提供することができる。
以下に、本発明にかかる薄膜圧電共振器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。但し、図面は模式的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは現実のものとは異なる。また、図面の相互間において同じ部分を指す場合であっても、互いの寸法や比率が異なって示されている部分もある。
(実施の形態1)
実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器は、連続的に成膜され且つ同一のマスクを用いて同形状にパターニングされた、下部電極層と圧電体薄膜とを有することを特徴とする。また、圧電体薄膜の上面の一部と、下部電極層の側面の一つと、その側面と同じ平面内にある圧電体薄膜の側面の一つとに絶縁膜が形成されており、上部電極層が、この絶縁体膜の表面と圧電体薄膜の上面の一部とに形成されていることを特徴とする。
図1は、実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。図1において、薄膜圧電共振器10は、シリコン基板100の上に、下部電極層104、圧電体薄膜105、上部電極層107がその順に積層された構造を有する。また、シリコン基板100の上には、下部電極層104と電極パッド108bとの間を電気的に接続する導電性のダミーパッド101が形成されている。さらに、上部電極層107と、圧電体薄膜105の側面の一つおよびその側面と同じ平面内にある下部電極層104の側面の一つとの間には、絶縁膜106が形成されている。上部電極層107は、この絶縁膜106を覆うように、圧電体薄膜105の上面の一部からシリコン基板100の上面まで導かれており、電極パッド108aと電気的に接続されている。シリコン基板100は、空洞110を有しており、共振部(すなわち、下部電極層104、圧電体薄膜105、および上部電極層107からなる構成)は、その空洞の真上を横たわるように配置されている。この空洞110によって、共振部の下部、すなわち下部電極層104の下面が露出している。なお、空洞110は、図1に示すような、シリコン基板100を貫通した穴ではなく、下部電極層104の直下のシリコン基板100の一部分が薄く残るような穴でもよい。換言すれば、共振部の下部は、露出されずに、シリコン基板100のダイヤフラムで支持されていてもよい。さらに、シリコン基板100の全面に酸化膜や窒化膜などの絶縁膜を形成し、この絶縁膜の上に共振部を形成してもよい。
つぎに、この薄膜圧電共振器10の製造工程について説明する。図2−1〜図2−7は、薄膜圧電共振器10の製造工程を、その断面図によって示した図である。まず、シリコン基板100上に、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によって、ダミーパッド101をパターニングする(図2−1)。続いて、このダミーパッド101を覆うようにシリコン基板100の全面に下部電極層104の材料を積層することで電極層114を形成する。その後連続的に、電極層114の全面に圧電体薄膜105の材料を積層することで圧電体層115を形成する(図2−2)。特に、これら電極層114と圧電体層115は、同一の成膜装置内で形成され、両層の形成間において、空気中への暴露や、フォトリソグラフィ工程などのパターニングに必要な工程はない。電極層114の材料としては、例えばアルミニウム(Al)を用いることができ、圧電体層115の材料としては、例えばアルミナイトライド(AlN)の材料を用いることができる。材料の切り換えは、例えば、成膜装置としてスパッタリング装置を用いた場合には、ターゲット材料を切り換えるだけで実現することができる。なお、電極層114は、その上に形成される圧電体層115の配向性を高めるため、アモルファス層と非アモルファス層とからなる2重構造を有するように形成されてもよい。
よって、圧電体層115を形成する直前において、電極層114の表面は、その電極層114が形成された直後の平坦性および清浄性を保っている。すなわち、電極層114は、その上に形成される圧電体層115の配向性や極性などの膜質特性に悪影響を及ぼすことがほとんどない。電極層114の表面がもはや再成膜界面として機能しなくなるからである。
続いて、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によって、下部電極層104と圧電体薄膜105を形成する(図2−3)。具体的には、圧電体層115上にフォトレジストを塗布し、圧電体薄膜105の形状を示すフォトマスクを用いて露光する。露光後、現像工程を経て、圧電体層115とその下層に位置する電極層114との両方をエッチングする。これにより、圧電体薄膜105の側面と下部電極層104の側面は、図2−3に示す側面103aおよび103bのように、同じ平面内にある。また、下部電極層104の側面の一つとその側面と同じ平面内にある圧電体薄膜105の側面の一つは、ダミーパッド101上に位置する。すなわち、ダミーパッド101の一部は露出している。
つぎに、圧電体薄膜105の上面の一部から、圧電体薄膜105の側面の一つと、その側面と同じ平面内の下部電極層104の側面の一つとを覆ってシリコン基板100の表面の一部にまで至る絶縁膜106を形成する(図2−4)。特に、絶縁膜106によって覆われるこれら側面は、ダミーパッド101と反対側に位置する。具体的には、圧電体薄膜105の上面と、圧電体薄膜105の側面の一つと、その側面と同じ平面内の下部電極層104の側面の一つとを覆うように、シリコン基板100の全面に、例えば熱CVD(Chemical Vapor Deposition)装置によって、絶縁材料を積層し、積層された絶縁材料を、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によってパターニングする。この絶縁材料として、酸化珪素(SiO2)、窒化物(SiN)、アモルファスのAlNを用いることができる。特に、このような絶縁材料は、ガスを原料とするCVDによって容易に且つ高品質に成膜することが可能であり、エッチングも容易である。絶縁膜の厚さは、例えば0.3μmである。この絶縁膜は、下部電極層104と上部電極層107との間を絶縁する機能を果たす。
つぎに、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によって、圧電体薄膜105の上面の一部から、絶縁膜106を覆って、シリコン基板100の表面の一部にまで至る上部電極層107を形成する(図2−5)。そして、これと同様の工程により、上部電極層107との電気的接続を果たす電極パッド108aと、ダミーパッド101を介して下部電極層104との電気的接続を果たす電極パッド108bとを形成する(図2−6)。電極パッド108aおよび電極パッド108bの材料として、金(Au)やアルミニウム(Al)を用いることができる。
そして、シリコン基板100の一部分を、シリコン基板100の裏面から、RIE(Reactive Ion Etching)などの選択エッチングを行なうことによって除去し、下部電極層104の真下に空洞110を形成する(図2−7)。なお、空洞110は、シリコン基板100を貫通するものでなく、上記したように、シリコン基板100の一部がダイヤフラムとなるような穴であってもよい。
図3は、この実施の形態1にかかる製造方法によって得られた圧電体薄膜のロッキングカーブを示すグラフである。また、図4は、この実施の形態1にかかる製造方法によって得られた圧電体薄膜の電気機械結合係数を示すグラフである。なお、これら測定結果を得るのに使用した薄膜圧電共振器の下部電極の厚さは250nmであり、圧電体薄膜の厚さは1700nmであった。図3において実線L1で示すように、本実施の形態1によって得られた圧電体薄膜の配向性は、X線のロッキングカーブの半値幅(FWHM)が1.3°程度となるように制御することができた。これに対し、従来の薄膜圧電共振器の圧電体薄膜の配向性は、点線L2で示すように、2.6°程度の半値幅(FWHM)を示した。
また、本実施の形態1によって得られた圧電体薄膜は、半値幅1.3°を示す配向性を有することから、その電気機械結合係数もまた、図4に示すように、6.7%と大きい。これに対して、従来の薄膜圧電共振器の電気機械結合係数は、図4に示すように、5.0%以下である。薄膜圧電共振器は、その圧電体薄膜の電気機械結合係数が大きいほど、広帯域の共振周波数を示すことが知られている。また、共振特性を決定するQ値についても、本実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器は、800程度の値を示した。これら測定結果から、本実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の圧電体薄膜は、従来の薄膜圧電共振器の圧電体薄膜と比較して、格段に良好な膜質特性を示すことがわかった。このような良好な結果は、下部電極層104の表面の平坦性および清浄性が保たれ、圧電体薄膜105の配向制御をほぼ設計どおりに実行することができたことによる。
以上に説明したように、実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造方法によれば、下部電極層104と圧電体薄膜105を同一装置内で連続して形成することができるので、下部電極層104の表面の平坦性および清浄性が損なわれないまま、その上に、圧電体薄膜105を成長させることが可能になる。これにより、良好な膜質特性を有する圧電体薄膜105を得ることができ、低コスト、高い歩留まり、および高い共振特性を有する薄膜圧電共振器10を提供することが可能となる。
なお、下部電極104と電極パッド108bとの電気的接続を果たすことができれば、ダミーパッド101を形成する必要はない。例えば、下部電極層104と圧電体薄膜105とを同一のエッチング工程で形成した後(図2−3)、下部電極層104の一部が露出するように、再度、圧電体薄膜105をエッチングしてもよい。この場合、露出した下部電極層104の一部を覆うように電極パッド108bを形成する。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる薄膜圧電共振器は、上部電極層と下部電極層との間を絶縁する絶縁膜が、圧電体薄膜の側面の一つと、その側面と同じ平面内の下部電極層の側面の一つと、シリコン基板の一部とにのみ形成されていることを特徴とする。換言すれば、図1に示した絶縁膜106のうち、圧電体薄膜105の上面に形成された部分が除去されている。
図5は、実施の形態2にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。薄膜圧電共振器20において、シリコン基板200、ダミーパッド201、下部電極層204、圧電体薄膜205、電極パッド208a,208b、および空洞210は、それぞれ図1に示したシリコン基板100、ダミーパッド101、下部電極層104、圧電体薄膜105、電極パッド108a,108b、および空洞110に相当し、それらの形成方法も実施の形態1において説明したとおりである。
図5は、上部電極層207と下部電極層204との間を絶縁する絶縁膜206が圧電体薄膜105の上面を覆っていない点で、図1と異なる。この絶縁膜206の形成方法は、以下のとおりである。まず、図2−4に示したように、圧電体薄膜205の上面の一部から、下部電極層204の側面の一つと、その側面と同じ平面内の圧電体薄膜205の側面の一つを覆ってシリコン基板100の表面の一部にまで至る絶縁膜を形成する。続いて、圧電体薄膜205の上面の一部に形成された絶縁膜の部分(すなわち、突出部分)を、ドライエッチングによって除去する。これにより、下部電極層204の側面の一つと、その側面と同じ平面内の圧電体薄膜205の側面の一つと、シリコン基板200の一部とにのみ形成された絶縁膜206を得ることができる。そして、この絶縁膜206を覆うように上部電極層207が形成される。特に、この上部電極層207は、圧電体薄膜205の上面から絶縁膜206を覆う部分において、図1に示したような段差を有していない。このため、上部電極層207の直列抵抗成分は、図1に示した上部電極層107の直列抵抗成分よりも小さい。発明者等は、この直列抵抗成分が、薄膜圧電共振器のQ値を悪化させる原因となることを見出しており、実施の形態2にかかる薄膜圧電共振器20のQ値を測定したところ、1000程度の値を得ることができた。これは、図5に示した構造が、実施の形態1にしたがって得られる薄膜圧電共振器10よりも良好な共振特性を示していることを意味する。
なお、絶縁膜206は、下部電極層204および圧電体薄膜205の共通面の一つとシリコン基板200の一部とに選択的に堆積される方法によって形成されてもよい。
以上に説明したように、実施の形態2にかかる薄膜圧電共振器の製造方法によれば、絶縁層206を覆う上部電極層207の段差を最小限に留めたため、上部電極層207の直列抵抗成分を小さくすることができる。この結果、薄膜圧電共振器20の共振特性を向上させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器は、連続的に成膜され且つ同一のマスクを用いて同形状にパターニングされた、下部電極層と第1の圧電体薄膜とを有し、さらに、その第1の圧電体薄膜を覆う第2の圧電体薄膜を有することを特徴とする。
図6は、実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。図6において、薄膜圧電共振器30は、シリコン基板300の上に、下部電極層304、第1の圧電体薄膜305a、第2の圧電体薄膜305b、上部電極層307がその順に積層された構造を有する。シリコン基板300の上には、下部電極層304と電極パッド308bとの間を電気的に接続する導電性のダミーパッド301が形成されている。下部電極層304の側面と第1の圧電体薄膜305aの側面は同じ平面内にある。第2の圧電体薄膜305bは、第1の圧電体薄膜305aの上面と、第1の圧電体薄膜305aの側面の一つと、その側面と同じ平面内にある下部電極層304の側面の一つと、を覆うように形成される。上部電極層307は、この第2の圧電体薄膜305bを覆うように、圧電体薄膜305の上面の一部からシリコン基板300の上面まで導かれており、電極パッド308aと電気的に接続されている。シリコン基板300は、空洞310を有しており、共振部(すなわち、下部電極層304、第1の圧電体薄膜305a、第2の圧電体薄膜305b、および上部電極層307からなる構成)は、その空洞の真上を横たわるように配置されている。なお、空洞310は、共振部の下部がシリコン基板100のダイヤフラムで支持されるような穴であってもよい。
つぎに、この薄膜圧電共振器30の製造工程について説明する。図7−1〜図7−7は、薄膜圧電共振器30の製造工程を、その断面図によって示した図である。図7−1〜図7−3は、図2−1〜図2−3と同じ工程である。すなわち、第1の圧電体薄膜305aの側面は、下部電極層304の側面と同じ平面内にある。例えば、ダミーパッド301上に位置する、下部電極層304の側面と第1の圧電体薄膜305aの側面は、平面303a内にある。すなわち、ダミーパッド301の表面の一部は露出している。ダミーパッド301と反対側に位置する、下部電極層304の側面と第1の圧電体薄膜305aの側面は、平面303b内にある。
薄膜圧電共振器30の製造工程では、第1の圧電体薄膜305aの上面と、第1の圧電体薄膜305aの側面と、下部電極層304の側面と、を覆うように、第2の圧電体薄膜305bをパターニングする(図7−4)。この結果、第2の圧電体薄膜305bの側面の一つは、シリコン基板300に接触し、第2の圧電体薄膜305bの側面の他の一つは、ダミーパッド301上に位置する。第2の圧電体薄膜305bは、第1の圧電体薄膜305aと同じ材料、例えばアルミナイトライド(AlN)の材料を用いて形成する。この第2の圧電体薄膜305bは、上部電極層307と下部電極層304との間を絶縁する機能を果たす。また、この第2の圧電体薄膜305bは、第1の圧電体薄膜305aよりも薄い。第1の圧電体薄膜305aの膜質特性を向上させるために、下層電極層304および第1の圧電体薄膜305aは、実施の形態1に説明した下層電極層104および圧電体薄膜105と同様に、同一装置内で連続成長された後に、パターニングされる。よって、第1の圧電体薄膜305aの表面の平坦性および清浄性は、下層電極層104の表面ほど良好ではない。そのため、第2の圧電体薄膜305bの膜質特性は、第1の圧電体薄膜の膜質特性よりも若干劣る。このことから、第2の圧電体薄膜305bを薄膜圧電体共振器30の共振特性に悪影響を与えない程度に薄くすることが好ましい。例えば、第1の圧電体薄膜305aの厚さを1200nmとし、第2の圧電体薄膜305bの厚さを500nmとすることができる。
つぎに、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によって、第2の圧電体薄膜305bの上面の一部から、ダミーパッド301と反対側の位置の第2の圧電体薄膜305bの側面を覆って、シリコン基板300の表面の一部にまで至る上部電極層307を形成する(図7−5)。そして、図2−6および図2−7に示した工程と同様に、電極パッド308a、電極パッド308b、空洞310を形成する(図7−6,図7−7)。
この実施の形態3にかかる製造方法によって得られた薄膜圧電体共振器30の特性を測定したところ、電気機械結合定数6.5%、Q値800を得ることができた。
以上に説明したように、実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造方法によれば、下部電極層304と第1の圧電体薄膜305aを同一装置内で連続して形成することができるので、実施の形態1と同様に、第1の圧電体薄膜305aを得ることができる。さらに、第1の圧電体薄膜305aを覆うように第2の圧電体薄膜305bを形成し、この第2の圧電体薄膜305bを、上部電極層307と下部電極層304との間を絶縁するための絶縁膜として機能させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器は、実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器において、第2の圧電体薄膜の側面の一つが、第1の圧電体薄膜の側面の一つと同じ平面内にあることを特徴とする。
図8は、実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。図8において、薄膜圧電共振器40は、シリコン基板400の上に、下部電極層404、第1の圧電体薄膜405a、第2の圧電体薄膜405b、上部電極層407がその順に積層された構造を有する。下部電極層404の側面と第1の圧電体薄膜405aの側面は同じ平面内にある。第2の圧電体薄膜405bは、第1の圧電体薄膜405aの上面と、第1の圧電体薄膜405aの側面の一つと、下部電極層404の側面の一つと、を覆うように形成される。上部電極層407は、この第2の圧電体薄膜405bを覆うように、第1の圧電体薄膜405aの上面の一部からシリコン基板400の上面まで導かれており、電極パッド408aと電気的に接続されている。シリコン基板400は、空洞410を有しており、共振部(すなわち、下部電極層404、第1の圧電体薄膜405a、第2の圧電体薄膜405b、および上部電極層407からなる構成)は、その空洞410の真上を横たわるように配置されている。なお、空洞410は、共振部の下部がシリコン基板400のダイヤフラムで支持されるように、シリコン基板400を貫通していない穴でもよい。
つぎに、この薄膜圧電共振器40の製造工程について説明する。図9−1〜図9−7は、薄膜圧電共振器40の製造工程を、その断面図によって示した図である。まず、シリコン基板400の全面に、下部電極層404の材料を積層することで電極層414を形成する。その後連続的に、電極層414の全面に第1の圧電体薄膜405aの材料を積層することで圧電体層415aを形成する(図9−1)。すなわち、この工程は、図2−2に示した工程と同様の作用および効果を有する。
続いて、図2−3に示した工程と同様に、下部電極層404と第1の圧電体薄膜405aをパターニングする(図9−2)。これにより、第1の圧電体薄膜405aの側面は、下部電極層404の側面と同じ平面内に位置する。例えば、下部電極層404の側面の一つと第1の圧電体薄膜405aの側面の一つは、平面403a内にあり、下部電極層404の側面の他の一つと第1の圧電体薄膜405aの側面の他の一つは、平面403b内にある。
続いて、第1の圧電体薄膜405aの上面と、第1の圧電体薄膜405aの側面と、下部電極層404の側面と、を覆うように、シリコン基板400の全面に、第2の圧電体薄膜405bの材料を積層することで、圧電体層415bを形成する(図9−3)。そして、周知のフォトリソグラフィ工程およびエッチング工程によって、第2の圧電体薄膜405bをパターニングする(図9−4)。このエッチング工程では、圧電体層415bのエッチングだけでなく、その下層に位置する第1の圧電体薄膜405aの一部もエッチングする。具体的には、圧電体層415b上にフォトレジストを塗布し、第2の圧電体薄膜405bの形状を示すフォトマスクを用いて露光する。露光後、現像工程を経て、圧電体層415bとその下層に位置する第1の圧電体薄膜405aの一部との両方をエッチングする。この結果、第2の圧電体薄膜405bの側面の一つと第1の圧電体薄膜405aの側面の一つとは、下部電極層404上に位置する同じ平面413a内に位置し、また、第2の圧電体薄膜405bの側面の他の一つは、シリコン基板300に接触する。すなわち、下部電極層404の一部は露出している。第2の圧電体薄膜405bの機能、材料および厚みについては、実施の形態3において説明した第2の圧電体薄膜305bと同じである。特に、この実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器40の製造工程では、下部電極層404の一部を露出させることができるので、図1,図5,図6で示したようなダミーパッドを必要としない。
そして、図7−5〜図7−7に示した工程と同様に、上部電極層407、電極パッド408a、電極パッド408b、空洞410を形成する(図9−5〜図9−7)。但し、電極パッド408bの一部は、図9−4に示した工程において露出した下部電極層404上に形成される。
以上に説明したように、実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造方法によれば、下部電極層404と第1の圧電体薄膜405aを同一装置内で連続して形成することができるので、実施の形態1と同様に、良好な膜質特性を有する第1の圧電体薄膜405aを得ることができる。さらに、第1の圧電体薄膜405aを覆う第2の圧電体薄膜405bを形成する際に、第1の圧電体薄膜405aの一部をもエッチングするので、下部電極層404の一部を露出させることができる。この結果、第2の圧電体薄膜405bを、上部電極層407と下部電極層404との間を絶縁するための絶縁膜として機能させることができるとともに、図1,図5,図6で示したようなダミーパッドを形成する工程が不要となる。
本発明にかかる薄膜圧電共振器は、共振部に特徴を有するものであるため、その共振部の直下に位置する空洞は、周知の方法で形成することができる。図1,図5,図6,図8では、選択エッチングにより形成された、縦断面が矩形の空洞を示したが、異方性のウェットエッチングによって形成される斜面を有する空洞であってもよい。他にも、例えば、図10に示す薄膜圧電共振器50に示すように、図1に示した薄膜圧電共振器10のシリコン基板100に代えて、表面に形成された空洞510を有するシリコン基板510を用いることもできる。この空洞510は、基板の表面に形成した窪みに犠牲層と呼ばれる一時的な層を形成し、その犠牲層上に共振部を形成した後、選択的なウェットエッチングによってその犠牲層を除去することで得られる。
また、本発明にかかる薄膜圧電共振器は、例えば、高周波フィルタや高周波発振器として利用することができる。図11は、本発明にかかる薄膜圧電共振器を用いた高周波フィルタの等価回路図である。図11に示すように、高周波フィルタは、薄膜圧電共振器60a,60bを直列に接続し、薄膜圧電共振器60cを並列に接続したラダー型の構成により実現することができる。例えば、薄膜圧電共振器60a,60bの中心周波数と薄膜圧電共振器60cの中心周波数とをわずかにずらし、薄膜圧電共振器60a,60bの共振周波数と薄膜圧電共振器60cの反共振周波数とを一致させることで、帯域通過フィルタを実現することができる。
図12は、本発明にかかる薄膜圧電共振器を用いた高周波発振器の等価回路図である。図12に示すように、高周波発振器は、薄膜圧電共振器80、帰還抵抗R1、ダンピング抵抗R2、負荷容量C1,C2、CMOSインバータ増幅器70によって実現することができる。特に、この高周波発振器は、移動通信機器に使用する電圧制御発振器として有用である。
また、本発明にかかる薄膜圧電共振器は、周知の薄膜圧電共振器の有する利点のすべてを享受することができる。例えば、薄膜圧電共振器は、その共振部が半導体基板上に形成されるため、トランジスタやICなどの他の半導体回路とともに同一の半導体基板上に集積することができる。
以上のように、本発明にかかる薄膜圧電共振器は、小型の高周波フィルタや高周波発振器を提供するのに有用であり、特に、設計どおりの良好な共振特性を得るのに適している。
実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、ダミーパッドを形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極層と圧電体層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、下部電極層と圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、絶縁膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、上部電極層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極パッドを形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、空洞を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる製造方法によって得られた圧電体薄膜のロッキングカーブを示すグラフである。 実施の形態1にかかる製造方法によって得られた圧電体薄膜の電気機械結合係数を示すグラフである。 実施の形態2にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、ダミーパッドを形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極層と圧電体層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、下部電極層と第1の圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、第2の圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、上部電極層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極パッドを形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態3にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、空洞を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の断面図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極層と圧電体層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、下部電極層と第1の圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、別の電極層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、第2の圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、上部電極層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、電極パッドを形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態4にかかる薄膜圧電共振器の製造工程のうち、空洞を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 実施の形態1にかかる薄膜圧電共振器の変形例の断面図である。 本発明にかかる薄膜圧電共振器を用いた高周波フィルタの等価回路図である。 本発明にかかる薄膜圧電共振器を用いた高周波発振器の等価回路図である。 従来の薄膜圧電共振器の製造工程のうち、下部電極層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 従来の薄膜圧電共振器の製造工程のうち、圧電体層を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 従来の薄膜圧電共振器の製造工程のうち、圧電体薄膜を形成する工程を、その断面図によって示した図である。 従来の薄膜圧電共振器の製造工程のうち、上部電極層、電極パッド、および空洞を形成する工程を、その断面図によって示した図である。
符号の説明
10,20,30,40,50,60a,60b,60c,80 薄膜圧電共振器
70 CMOSインバータ増幅器
100,200,300,400,500,800 シリコン基板
101 ダミーパッド
103 薄膜絶縁層
104,204,304,404,804 下部電極層
105,205,805 圧電体薄膜
114,314,414 電極層
115,315,415a,415b 圧電体層
305a,405a 第1の圧電体薄膜
305b,405b 第2の圧電体薄膜
107,207,307,407,807 上部電極層
110,210,310,410,510,810 空洞
108a,108b,208a,208b,308a,308b,408a,408b,808a,808b 電極パッド
R1 帰還抵抗
R2 ダンピング抵抗
C1,C2 負荷容量

Claims (5)

  1. 空洞を有する基板と、
    前記基板上であって且つ前記空洞の真上に配置された共振器と、を備え、
    前記共振器は、前記空洞側に位置する下部電極層と、前記下部電極層に対向する上部電極層と、前記下部電極層上に位置する第1の圧電体薄膜と、前記下部電極層の側面および前記第1の圧電体薄膜を覆う第2の圧電体薄膜と、を有し、
    前記第1の圧電体薄膜の側面の一つと前記下部電極層の側面の一つは、同じ平面内にあり、前記上部電極層は、前記第2の圧電体薄膜絶縁膜の上面、及び側面上に位置し、
    前記第2の圧電体薄膜は、前記第1の圧電体薄膜よりも薄いことを特徴とする薄膜圧電共振器。
  2. 空洞を有する基板と、
    前記基板上であって且つ前記空洞の真上に配置された共振器と、を備え、
    前記共振器は、前記空洞側に位置する下部電極層と、前記下部電極層に対向する上部電極層と、前記下部電極層上に位置する第1の圧電体薄膜と、前記第1の圧電体薄膜の上面と、前記第1の圧電体薄膜の側面の一つと、前記下部電極層の側面の一つとを覆う第2の圧電体薄膜と、を有し、
    前記第1の圧電体薄膜の側面の前記一つと前記下部電極層の側面の前記一つは、同じ平面内にあり、前記第1の圧電体薄膜の側面の他の一つと前記第2の圧電体薄膜の側面の一つは、同じ平面内にあり、
    前記第2の圧電体薄膜は、前記第1の圧電体薄膜よりも薄いことを特徴とする薄膜圧電共振器。
  3. 前記基板上に位置する導電層を備え、
    前記下部電極層の一部は、前記導電層の上面の一部に位置することを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜圧電共振器。
  4. 前記空洞は、前記基板の裏面から形成された穴であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の薄膜圧電共振器。
  5. 前記空洞は、前記基板の表面に形成された窪みであることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の薄膜圧電共振器。
JP2004136135A 2004-04-30 2004-04-30 薄膜圧電共振器 Expired - Lifetime JP4280198B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004136135A JP4280198B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 薄膜圧電共振器
US11/115,158 US7501739B2 (en) 2004-04-30 2005-04-27 Thin film piezoelectric resonator and manufacturing process thereof

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004136135A JP4280198B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 薄膜圧電共振器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008155725A Division JP2008236795A (ja) 2008-06-13 2008-06-13 薄膜圧電共振器の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005318420A JP2005318420A (ja) 2005-11-10
JP4280198B2 true JP4280198B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=35238821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004136135A Expired - Lifetime JP4280198B2 (ja) 2004-04-30 2004-04-30 薄膜圧電共振器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7501739B2 (ja)
JP (1) JP4280198B2 (ja)

Families Citing this family (55)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4280198B2 (ja) 2004-04-30 2009-06-17 株式会社東芝 薄膜圧電共振器
US8981876B2 (en) 2004-11-15 2015-03-17 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Piezoelectric resonator structures and electrical filters having frame elements
US7791434B2 (en) * 2004-12-22 2010-09-07 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte. Ltd. Acoustic resonator performance enhancement using selective metal etch and having a trench in the piezoelectric
JP4663401B2 (ja) * 2005-05-23 2011-04-06 京セラ株式会社 薄膜バルク音響波共振子およびフィルタならびに通信装置
JP4435049B2 (ja) * 2005-08-08 2010-03-17 株式会社東芝 薄膜圧電共振器及びその製造方法
TWI404924B (zh) * 2005-08-26 2013-08-11 Semiconductor Energy Lab 粒子偵測感測器、製造粒子偵測感測器的方法、以及使用粒子偵測感測器偵測粒子的方法
JP2007274353A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tdk Corp 振動子デバイス
JP4872446B2 (ja) * 2006-04-25 2012-02-08 パナソニック電工株式会社 バルク弾性波共振器、フィルタ回路、及びバルク弾性波共振器の製造方法
KR100719123B1 (ko) * 2006-07-27 2007-05-18 삼성전자주식회사 멀피 밴드 필터모듈 및 그 제조방법
JP2008109402A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Toshiba Corp 薄膜圧電共振器およびその製造方法
JP2008172713A (ja) 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 圧電薄膜共振器および圧電薄膜共振器フィルタおよびその製造方法
JP4844750B2 (ja) * 2007-03-20 2011-12-28 セイコーエプソン株式会社 圧電素子、インクジェット式記録ヘッド、およびインクジェットプリンター
US7982363B2 (en) * 2007-05-14 2011-07-19 Cree, Inc. Bulk acoustic device and method for fabricating
EP1997635B1 (en) * 2007-05-30 2011-07-27 Océ-Technologies B.V. Piezoelectric actuator and method of producing the same
WO2009011022A1 (ja) * 2007-07-13 2009-01-22 Fujitsu Limited 圧電薄膜共振素子及びこれを用いた回路部品
JP5279068B2 (ja) * 2008-02-15 2013-09-04 太陽誘電株式会社 圧電薄膜共振子、フィルタ、通信モジュール、および通信装置
KR101545271B1 (ko) * 2008-12-19 2015-08-19 삼성전자주식회사 압전형 음향 변환기 및 이의 제조방법
US8147040B2 (en) * 2009-02-27 2012-04-03 Fujifilm Corporation Moisture protection of fluid ejector
US8902023B2 (en) 2009-06-24 2014-12-02 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Acoustic resonator structure having an electrode with a cantilevered portion
US8248185B2 (en) * 2009-06-24 2012-08-21 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte. Ltd. Acoustic resonator structure comprising a bridge
US9673778B2 (en) 2009-06-24 2017-06-06 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Solid mount bulk acoustic wave resonator structure comprising a bridge
US9520856B2 (en) 2009-06-24 2016-12-13 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Acoustic resonator structure having an electrode with a cantilevered portion
JP2011044582A (ja) * 2009-08-21 2011-03-03 Seiko Epson Corp 圧電素子、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置、並びに圧電素子の製造方法
US9450561B2 (en) 2009-11-25 2016-09-20 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic wave (BAW) resonator structure having an electrode with a cantilevered portion and a piezoelectric layer with varying amounts of dopant
US8796904B2 (en) 2011-10-31 2014-08-05 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic resonator comprising piezoelectric layer and inverse piezoelectric layer
US9243316B2 (en) 2010-01-22 2016-01-26 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Method of fabricating piezoelectric material with selected c-axis orientation
WO2011099381A1 (ja) * 2010-02-09 2011-08-18 株式会社村田製作所 圧電デバイス、圧電デバイスの製造方法
US8962443B2 (en) 2011-01-31 2015-02-24 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Semiconductor device having an airbridge and method of fabricating the same
US9136818B2 (en) 2011-02-28 2015-09-15 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Stacked acoustic resonator comprising a bridge
US9425764B2 (en) 2012-10-25 2016-08-23 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Accoustic resonator having composite electrodes with integrated lateral features
US9203374B2 (en) 2011-02-28 2015-12-01 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Film bulk acoustic resonator comprising a bridge
US9154112B2 (en) 2011-02-28 2015-10-06 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Coupled resonator filter comprising a bridge
US9099983B2 (en) 2011-02-28 2015-08-04 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic wave resonator device comprising a bridge in an acoustic reflector
US9148117B2 (en) 2011-02-28 2015-09-29 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Coupled resonator filter comprising a bridge and frame elements
US9083302B2 (en) 2011-02-28 2015-07-14 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Stacked bulk acoustic resonator comprising a bridge and an acoustic reflector along a perimeter of the resonator
US9048812B2 (en) 2011-02-28 2015-06-02 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic wave resonator comprising bridge formed within piezoelectric layer
US9444426B2 (en) 2012-10-25 2016-09-13 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Accoustic resonator having integrated lateral feature and temperature compensation feature
US8575820B2 (en) 2011-03-29 2013-11-05 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Stacked bulk acoustic resonator
US8350445B1 (en) 2011-06-16 2013-01-08 Avago Technologies Wireless Ip (Singapore) Pte. Ltd. Bulk acoustic resonator comprising non-piezoelectric layer and bridge
JP5792554B2 (ja) 2011-08-09 2015-10-14 太陽誘電株式会社 弾性波デバイス
US9608592B2 (en) 2014-01-21 2017-03-28 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Film bulk acoustic wave resonator (FBAR) having stress-relief
US9499392B2 (en) 2013-02-05 2016-11-22 Butterfly Network, Inc. CMOS ultrasonic transducers and related apparatus and methods
KR102170559B1 (ko) 2013-03-15 2020-10-27 버터플라이 네트워크, 인크. 상보성 금속 산화물 반도체(cmos) 초음파 트랜스듀서
KR102237662B1 (ko) 2014-04-18 2021-04-09 버터플라이 네트워크, 인크. 상보적 금속 산화물 반도체(cmos) 웨이퍼들 내의 초음파 트랜스듀서들 및 관련 장치 및 방법들
US9537465B1 (en) * 2014-06-06 2017-01-03 Akoustis, Inc. Acoustic resonator device with single crystal piezo material and capacitor on a bulk substrate
US9067779B1 (en) 2014-07-14 2015-06-30 Butterfly Network, Inc. Microfabricated ultrasonic transducers and related apparatus and methods
KR101973423B1 (ko) 2014-12-08 2019-04-29 삼성전기주식회사 음향 공진기 및 그 제조 방법
US10367471B2 (en) * 2015-05-21 2019-07-30 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Resonator package and method of manufacturing the same
US10196261B2 (en) 2017-03-08 2019-02-05 Butterfly Network, Inc. Microfabricated ultrasonic transducers and related apparatus and methods
KR102345116B1 (ko) * 2017-03-23 2021-12-30 삼성전기주식회사 음향 공진기 및 그 제조방법
AU2018289454A1 (en) 2017-06-21 2019-12-05 Butterfly Network, Inc. Microfabricated ultrasonic transducer having individual cells with electrically isolated electrode sections
US10700660B2 (en) * 2017-10-25 2020-06-30 Avago Technologies International Sales Pte. Limited Bulk acoustic wave resonator
KR102272592B1 (ko) * 2019-01-31 2021-07-05 삼성전기주식회사 체적 음향 공진기
US10911021B2 (en) * 2019-06-27 2021-02-02 Resonant Inc. Transversely-excited film bulk acoustic resonator with lateral etch stop
CN111030634B (zh) * 2019-12-31 2021-04-16 诺思(天津)微系统有限责任公司 带电学隔离层的体声波谐振器及其制造方法、滤波器及电子设备

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4502932A (en) * 1983-10-13 1985-03-05 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Acoustic resonator and method of making same
JPS60149215A (ja) 1983-12-29 1985-08-06 Nec Corp 圧電薄膜複合振動子
US5692279A (en) * 1995-08-17 1997-12-02 Motorola Method of making a monolithic thin film resonator lattice filter
KR970013677A (ko) * 1995-08-17 1997-03-29 빈센트 비. 인그라시아 밀봉된 캐비티를 가진 박막 압전 공진기와 그 조립방법
JP3320596B2 (ja) * 1995-09-27 2002-09-03 日本碍子株式会社 圧電/電歪膜型素子及びその製造方法
US5714917A (en) 1996-10-02 1998-02-03 Nokia Mobile Phones Limited Device incorporating a tunable thin film bulk acoustic resonator for performing amplitude and phase modulation
US5873154A (en) * 1996-10-17 1999-02-23 Nokia Mobile Phones Limited Method for fabricating a resonator having an acoustic mirror
FI107660B (fi) 1999-07-19 2001-09-14 Nokia Mobile Phones Ltd Resonaattorirakenne
JP3514222B2 (ja) 1999-11-17 2004-03-31 株式会社村田製作所 圧電共振子、電子部品及び電子機器
JP3514224B2 (ja) 1999-11-11 2004-03-31 株式会社村田製作所 圧電共振子、フィルタ及び電子機器
US6291931B1 (en) * 1999-11-23 2001-09-18 Tfr Technologies, Inc. Piezoelectric resonator with layered electrodes
DE10007577C1 (de) * 2000-02-18 2001-09-13 Infineon Technologies Ag Piezoresonator
JP4016583B2 (ja) 2000-08-31 2007-12-05 株式会社村田製作所 圧電薄膜共振子、フィルタおよび電子機器
JP2002151754A (ja) 2000-11-15 2002-05-24 Mitsubishi Electric Corp 圧電体薄膜素子及びその製造方法
KR100398363B1 (ko) * 2000-12-05 2003-09-19 삼성전기주식회사 Fbar 소자 및 그 제조방법
US6424237B1 (en) * 2000-12-21 2002-07-23 Agilent Technologies, Inc. Bulk acoustic resonator perimeter reflection system
JP2003017964A (ja) 2001-07-04 2003-01-17 Hitachi Ltd 弾性波素子の製造方法
JP3971906B2 (ja) * 2001-09-13 2007-09-05 日本碍子株式会社 圧電/電歪膜型素子及びその駆動方法
JP4182329B2 (ja) * 2001-09-28 2008-11-19 セイコーエプソン株式会社 圧電体薄膜素子およびその製造方法、ならびにこれを用いた液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2003163566A (ja) 2001-11-22 2003-06-06 Toshiba Corp 薄膜圧電共振器及びその製造方法
JP2003318695A (ja) 2002-04-26 2003-11-07 Toko Inc 圧電薄膜共振子およびその製造方法
US7468608B2 (en) * 2002-07-19 2008-12-23 Siemens Aktiengesellschaft Device and method for detecting a substance of a liquid
US7098575B2 (en) * 2003-04-21 2006-08-29 Hrl Laboratories, Llc BAW device and method for switching a BAW device
JP4280198B2 (ja) 2004-04-30 2009-06-17 株式会社東芝 薄膜圧電共振器
JP2008035119A (ja) * 2006-07-27 2008-02-14 Toshiba Corp 薄膜圧電共振子及びその製造方法
JP2008172711A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Hitachi Media Electoronics Co Ltd 薄膜バルク弾性波共振器およびフィルタおよびそれを用いた高周波モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005318420A (ja) 2005-11-10
US20050248232A1 (en) 2005-11-10
US7501739B2 (en) 2009-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4280198B2 (ja) 薄膜圧電共振器
JP4838292B2 (ja) パターン化された音響ミラーを固体的に取り付けられたマルチ共振器バルク音波フィルタ
US6885262B2 (en) Band-pass filter using film bulk acoustic resonator
JP2008066792A (ja) 圧電薄膜共振器および圧電フィルタ装置
US7649304B2 (en) Piezoelectric resonator and piezoelectric filter
US7321183B2 (en) Film bulk acoustic resonator and method for manufacturing the same
JP4128836B2 (ja) 薄膜圧電共振子、それを用いたフィルタ及びデュプレクサ
JP4426748B2 (ja) 単一の基板上で異なった中心周波数を有するバルク音響波フィルタ、およびそれを提供する方法
US7128941B2 (en) Method for fabricating film bulk acoustic resonator (FBAR) device
US6407649B1 (en) Monolithic FBAR duplexer and method of making the same
JP5136134B2 (ja) バンドパスフィルタ装置、その製造方法、テレビジョンチューナおよびテレビジョン受信機
US7623007B2 (en) Device including piezoelectric thin film and a support having a vertical cross-section with a curvature
JP2008172713A (ja) 圧電薄膜共振器および圧電薄膜共振器フィルタおよびその製造方法
JP2004515149A (ja) フィルタの、もしくはフィルタに関連する改善
US8080854B2 (en) Electronic device on substrate with cavity and mitigated parasitic leakage path
JP4513169B2 (ja) 圧電フィルタ、通信装置および圧電フィルタの製造方法
JP2006196871A (ja) 薄膜コンデンサおよび可変容量コンデンサならびに電子部品
JP2008301453A (ja) 薄膜圧電共振器及びこれを用いたフィルタ回路
US8925163B2 (en) Method of manufacturing laterally coupled BAW thin films
JP2008048040A (ja) 圧電薄膜共振器およびその製造方法
JP2008236795A (ja) 薄膜圧電共振器の製造方法
JP3846406B2 (ja) 電子部品、その製造方法、それを用いたフィルタおよびデュプレクサならびに電子通信機器
CN103825574B (zh) 声波器件及其制造方法
Zhu et al. AlN Based Dual LCAT Filters on a Single Chip for Duplexing Application
JP3898638B2 (ja) 容量可変薄膜コンデンサ及び高周波部品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080909

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090313

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120319

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130319

Year of fee payment: 4