JP4279336B1 - ディスク記憶装置及びディスク偏心情報の更新方法 - Google Patents

ディスク記憶装置及びディスク偏心情報の更新方法 Download PDF

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Abstract

【課題】温度変化による影響を考慮することで、正確なディスク偏心量を算出して、ディスク偏心情報を確実に更新できる機能を有するディスク記憶装置を提供することにある。
【解決手段】ディスク偏心量を示すディスク偏心情報を保存しているディスク記憶装置において、ディスク媒体11上に構成されているサーボ領域の間隔を測定し、温度変化を考慮したサーボ間隔変動量を算出し、このサーボ間隔変動量に基づいてディスクシフトを検出するCPU19を有する。CPU19は、ディスクシフトの検出結果に基づいて、メモリ20に保存されているディスク偏心情報を更新する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的にはディスク記憶装置に関し、特に、ディスクシフトの発生に伴うディスク偏心情報の更新技術に関する。
一般的に、ハードディスクドライブを代表とするディスク記憶装置(以下ディスクドライブと表記する)では、磁気ヘッドをディスク媒体上の目標位置(目標トラック又は目標シリンダ)に位置決めするためのヘッド位置決め制御が行なわれる。磁気ヘッドは、ディスク媒体に記録されたデータを読出すためのリードヘッドと、ディスク媒体に記録すべきデータを書き込むライトヘッドとが同一スライダ上に分離して実装されている。
ディスクドライブは、ロータリ型アクチュエータに搭載された磁気ヘッドを、アクチュエータを駆動制御することにより、ディスク媒体上の目標位置に位置決めする。このようなヘッド位置決め動作時では、データの記録時にはライトヘッドを目標トラックに位置決めし、データの再生時にはリードヘッドを目標トラックに位置決めする必要がある。前述したように、リードヘッドとライトヘッドは異なる位置に配置されているため、データの記録及び再生時に、オフセットと呼ばれる磁気ヘッドの移動調整を行なう必要がある。
この磁気ヘッドの移動調整では、例えばディスクドライブの内部メモリに格納されたオフセット量(オフセット値)のデータが使用される。オフセット量は、リードヘッドとライトヘッドとの距離、及びアクチュエータのスキュ角(半径位置により異なる)に基づいて決定される。
ところで、ディスクドライブでは、製造工程時に、いわゆるディスク偏心(disk runout)が発生する。このディスク偏心は、ディスク媒体を回転させるスピンドルモータの回転に同期している。ディスク偏心が存在する場合、同一のトラックであっても、ディスク媒体が1周する間に、磁気ヘッドの物理的な半径位置が変化するため、オフセット量も同時に変化することになる。
このようなディスク偏心が存在するディスクドライブでは、ディスク媒体上の各トラックにおけるディスク偏心量の絶対値と位相をパラメータとして、オフセット量を補正するダイナミック・オフセット・コントロール(DOC:Dynamic Offset Control)と呼ばれる機能が必要となる。このDOC機能により、オフセット変動に伴うヘッド位置決め(トラッキング)の誤差を抑制することが可能となる。
ディスク偏心量は、製造工程時に測定されて、ディスクドライブの内部に記憶されている。しかし、ディスクドライブは、出荷後に、外部から衝撃などが印加されると、いわゆるディスクシフト(ディスク回転中心のずれ)と呼ばれる現象が発生する。このディスクシフトにより、DOC機能に必要なディスク偏心量が変動することになる。そこで、ディスクドライブは、ディスク偏心量を測定して、その記憶情報を更新する機能を有することが望ましい。
ディスク偏心量情報を更新する方法としては、例えば、ディスク媒体上に記録されたサーボ情報の間隔の変動量(サーボ間隔変動量)に基づいて、新たなディスク偏心量を算出して記憶する偏心量測定装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許第3198490号公報
前述したように、ディスクドライブでは、DOC機能を実現するためには、常に正確なディスク偏心量が必要であるため、ディスク偏心量を測定して、その記憶情報を更新することが重要である。しかしながら、前述の先行技術文献で提案されている方法では、正確なディスク偏心量を算出するには不十分である。即ち、前述のサーボ間隔変動量の測定は、ディスク媒体の回転変動による影響と共に、温度による影響を考慮する必要があるためである。
そこで、本発明の目的は、温度変化による影響を考慮することで、正確なディスク偏心量を算出して、ディスク偏心情報を確実に更新できる機能を有するディスク記憶装置を提供することにある。
本発明の観点は、温度変化を考慮したサーボ間隔変動量を算出して、このサーボ間隔変動量に基づいてディスクシフトを検出し、この検出結果に基づいてディスク偏心情報を更新する機能を有するディスク記憶装置である。
本発明の観点に従ったディスク記憶装置は、スピンドルモータにより回転されて、周方向に所定の間隔を置いて複数のサーボ情報が記録されたディスク媒体と、前記ディスク媒体に対してデータの読み出し、またはデータの書き込みを行なう磁気ヘッドと、前記ディスク媒体の半径方向に、前記磁気ヘッドを移動させるアクチュエータと、前記ディスク媒体の周辺の温度を計測する温度計測手段と、前記ディスク媒体のディスク偏心量を測定する偏心量測定手段と、前記アクチュエータを制御して前記磁気ヘッドの位置決め動作時に行なうオフセット調整で使用する情報として、前記ディスク偏心量を示すディスク偏心情報を格納する記憶手段と、隣接する前記各サーボ情報の時間間隔を示すサーボ間隔を測定するサーボ間隔測定手段と、前記温度計測手段により計測された温度値及び前記サーボ間隔の変動量に基づいて、前記ディスク媒体の基準回転中心からのシフトであるディスクシフトを検出するディスクシフト検出手段と、前記ディスクシフト検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記偏心量測定手段によりディスク偏心量を測定し、この測定されたディスク偏心量を使用して前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報を更新する更新手段とを備えた構成である。
本発明によれば、温度変化による影響を考慮することで、正確なディスク偏心量を算出して、ディスク偏心情報を確実に更新できる機能を有するディスク記憶装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(ディスクドライブの構成)
本実施形態に関するディスクドライブ10は、図1に示すように、磁気記録媒体であるディスク媒体11と、磁気ヘッド12と、ディスク媒体11を回転させるスピンドルモータ(SPM)13とを有する。
ディスク媒体11は、周方向に所定の間隔を有する複数のサーボ領域100が放射状に配置されている。サーボ領域100には、ディスク媒体11上に構成される多数の同心円状トラック(またはシリンダ)を識別するためのアドレスコードと、1トラック内の位置を検出するためのサーボバーストパターンを含むサーボ情報が記録されている。後述するマイクロプロセッサ(CPU)19は、当該サーボ情報を使用して、磁気ヘッド12をディスク媒体11上の目標位置に位置決めする。
磁気ヘッド12は、ボイスコイルモータ(VCM)15により駆動されるアクチュエータ14に搭載されている。磁気ヘッド12は、ディスク媒体11からデータ(サーボ情報とユーザデータ)を読出すリードヘッド12Rと、ディスク媒体11にデータを書き込むためのライトヘッド素子12Wを含む。VCM15は、VCMドライバ21により駆動電流が供給されて、駆動制御される。アクチュエータ14は、CPU19により駆動制御されるヘッド移動機構であり、磁気ヘッド12をディスク媒体11上の目標位置(要求トラック又は要求シリンダ)まで移動させて位置決めする。
このようなヘッド・ディスクアセンブリ以外に、ディスクドライブ10は、プリアンプユニット16と、リード/ライト(R/W)チャネル17と、ディスクコントローラ(HDC)18と、CPU19と、メモリ20と、温度センサ22とを有する。プリアンプユニット16は、リードヘッド12Rから出力されるリード信号を増幅するリードアンプ、及びライトデータに応じたライト信号(ライト電流)をライトヘッド12Wに供給するためのライトドライバを有する。
R/Wチャネル17は、リードデータに対する復調処理や、ライトデータに対する変調処理を実行するための信号処理ユニットである。R/Wチャネル17は、リードヘッド12Rにより読出されるサーボ信号から、アドレスコードやサーボバースト値を含むサーボ情報を再生するためのサーボデコーダを含む。HDC18は、ディスクドライブ10とホストシステム30とのインターフェースであり、コマンドやリード/ライトデータの転送制御を実行する。ホストシステム30は、例えばパーソナルコンピュータや各種のディジタル機器である。
CPU19は、ドライブ10のメインコントローラであり、本実施形態に関するディスクシフトの検出処理や、ディスク偏心情報の更新処理、及びDOC動作を含む磁気ヘッド12の位置決め動作を実行する。メモリ20は、不揮発性メモリであるフラッシュメモリ(EEPROM)であり、後述するテーブル情報や、DOC動作に必要なオフセット値を格納する。なお、メモリ20以外に、CPU19の制御に必要なデータ及びプログラムを保存するためのRAM及びROMなども設けられている。さらに、CPU19は、温度センサ22により計測された温度値を入力することにより、ディスク媒体11の周辺の温度変化を検知する。
(本実施形態の作用効果)
以下、主として図6から図8のフローチャートを参照して、本実施形態のディスク偏心量情報の更新処理を主とする作用効果を説明する。
まず、ディスク偏心とは、図4に示すように、SPM13の回転中心13Cと、サーボトラックの中心110Cとが位置ずれした状態である。その位置ずれ量が、ディスク偏心量40となる。なお、図4において、符号11Aはディスク媒体11の外縁を示し、符号11Bはディスク媒体11の内縁を示す。また、点線は、SPM13が180度回転したときのそれぞれの円軌跡を示す。さらに、サーボトラックの中心110Cとは、ディスク媒体11上に書き込まれるサーボ情報に基づいて構成される同心円状のサーボトラックの中心を意味する。
ここで、製品出荷後のディスクドライブ10において、外部から衝撃などが印加されると、SPM13に固定されていたディスク媒体11の位置ずれ(ディスクシフト)が発生し、製造時に測定されたディスク偏心量11B(及び位相)が変化する。そこで、本実施形態のディスクドライブ10は、ディスクシフトを検出したときに、メモリ20に保存されているディスク偏心量を示すディスク偏心情報を更新する。
図6に示すように、ディスクドライブ10が起動すると、CPU19は、現時点での温度センサ22から温度値を入力し、ディスク媒体11の周辺の温度を計測する(ブロック600,601)。次に、CPU19は、メモリ20やディスク媒体11上に予め用意されているSGI温度テーブルTBL1を参照し、計測した温度値に対応するサーボ間隔変動量ΔSGI及びSGI位相PSGIを取得する(ブロック602)。
CPU19は、SGI温度テーブルTBL1から取得したサーボ間隔変動量ΔSGIが、初期設定値ΔSGI値Ai1であれば、後述するサーボ間隔変動量(SGI)のキャリブレーション処理を実行する(ブロック603のYES,604)。一方、CPU19は、SGI温度テーブルTBL1から取得したサーボ間隔変動量ΔSGIが、初期設定値ΔSGI値Ai1でない場合には、後述するディスクシフト検出処理を実行する(ブロック603のNO,605)。
図2は、本実施形態のSGI温度テーブルTBL1を示す図である。ここで、SGI(servo gate interval)は、サーボ間隔変動量を意味する。サーボ間隔とは、リードヘッド12Rが、回転するディスク媒体11上のサーボ領域100からサーボ情報を読出すときに、周方向に隣接するサーボ領域間を通過する時間間隔を意味する。
SGI温度テーブルTBL1は、図2に示すように、温度範囲(T〜T)に対応するサーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIで構成されており、メモリ20またはディスク媒体11上に格納されている。後述するように、ディスクシフト検出処理では、サーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIが使用される。
サーボ間隔変動量ΔSGIは、ディスク偏心量Eに比例する傾向を示し、温度が一定の場合は測定される平均値は変化しない。しかし、温度変化が発生すると、サーボ間隔変動量ΔSGIおよび位相PSGIは、平均値からずれることが確認されている。一方、測定されたサーボ間隔変動量ΔSGIおよび位相PSGIがある閾値の範囲に収まっているか否かを判定することにより、ディスクシフトの検出を判断することができる。このため、温度変化によりサーボ間隔変動量ΔSGIと位相PSGIが平均値よりずれている場合、ディスクシフトの誤検出をすることになる。
図3は、本実施形態のディスク偏心テーブルTBL2を示す図である。ディスク偏心テーブルTBL2は、図3に示すように、ディスク偏心量Eとディスク偏心位相Pで構成されるディスク偏心情報を有し、メモリ20に記憶されている。
図5は、本実施形態に関するサーボ間隔(SGI)とその1次成分51を示す図であり、横軸がトラック1周分のサーボ領域(サーボセクタ)の位置を示し、縦軸がサーボ間隔の値(時間)を示す。
前述したように、ディスク媒体11上には、トラック1周に亘って、所定の間隔でサーボ情報が記録されているサーボ領域100が構成されている。ディスク媒体11にディスク偏心が生じている場合には、サーボ間隔50を測定すると、サーボ間隔50は一定値ではなく、トラック1周の周期で揺らぐことが確認されている。この測定されるサーボ間隔には、非繰り返しランナウト(NRRO:non-repeatable runout)と呼ばれるディスク媒体11の回転非同期の揺れによる影響で、高周波ノイズが重畳されている。よって、波形をフーリエ変換して、1次成分51を抽出することにより、ディスク偏心による成分(サーボ間隔変動量ΔSGIと位相PSGI)を取り出すことができる。
図7は、図6のブロック604で示すSGIのキャリブレーション処理の手順を説明するためのフローチャートである。
CPU19は、ディスク偏心情報であるディスク偏心量Eとディスク偏心位相Pを算出する(ブロック700)。具体的には、CPU19は、例えば測定対象となるディスク媒体11上の最内周のトラックに、磁気ヘッド12を位置決めするように、アクチュエータ14をストッパに固定して、当該トラックにおけるディスク偏心量を測定する内周押し当て測定方法を実行する。なお、ディスク偏心量の測定方法としては、内周押し当て測定方法以外の方法でもよい。
CPU19は、測定により算出したディスク偏心情報と、ディスク偏心テーブルTBL2に予め格納されたディスク偏心情報とを比較する(ブロック701)。CPU19は、比較結果に基づいて、ディスクシフトの発生を判定する(ブロック702)。
CPU19は、比較結果が不一致であれば、ディスクシフトの発生を検出したと判断し、SGI温度テーブルTBL1を初期化する(ブロック702のYES,703)。即ち、CPU19は、メモリ20に格納されているSGI温度テーブルTBL1のサーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIからなる情報を全てクリアする。
次に、CPU19は、サーボ間隔の測定を実行して、サーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIからなるSGI情報を算出する(ブロック704)。CPU19は、測定により算出したディスク偏心情報(ディスク偏心量Eとディスク偏心位相P)をディスク偏心テーブルTBL2に保存して、ディスク偏心情報を更新する(ブロック705)。さらに、CPU19は、サーボ間隔の測定により算出したSGI情報(サーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGI)を、現時点で測定した温度値に対応するSGI情報として、SGI温度テーブルTBL1に保存して更新する(ブロック706)。
図8は、図6のブロック605示すディスクシフト検出処理の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、CPU19は、サーボ間隔の測定を実行して、サーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIからなるSGI情報を算出する(ブロック800)。CPU19は、SGI温度テーブルTBL1から現時点で測定した温度値に対応するSGI情報を取得し、このSGI情報と測定により算出したSGI情報とを比較し、この比較結果に基づいてディスクシフト発生の有無を判定する(ブロック801)。
CPU19は、比較結果が閾値以上の相違があれば、ディスクシフトを検出したと判定し、前述したように、例えば内周押し当て測定方法により、ディスク偏心情報であるディスク偏心量Eとディスク偏心位相Pを算出する(ブロック801のYES,802)。さらに、CPU19は、ディスク偏心テーブルTBL2を参照して、保存されているディスク偏心情報と、算出したディスク偏心情報とを比較する(ブロック803)。即ち、CPU19は、ディスク偏心情報に基づいたディスクシフト検出を実行する(ブロック804)。これは、SGI測定が正常に行われなかったことによるディスクシフトの誤検出を防ぐための再検出処理である。
ディスク偏心情報に基づいて、ディスクシフトを検出したと判定された場合には、CPU19は、SGI温度テーブルTBL1を初期化する(ブロック805)。即ち、CPU19は、メモリ20に格納されているSGI温度テーブルTBL1のサーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGIからなる情報を全てクリアする。
次に、CPU19は、測定により算出したディスク偏心情報(ディスク偏心量Eとディスク偏心位相P)をディスク偏心テーブルTBL2に保存して、ディスク偏心情報を更新する(ブロック806)。さらに、CPU19は、サーボ間隔の測定により算出したSGI情報(サーボ間隔変動量ΔSGIとその位相PSGI)を、現時点で測定した温度値に対応するSGI情報として、SGI温度テーブルTBL1に保存して更新する(ブロック807)。
以上のように本実施形態のディスクドライブ10であれば、温度を考慮して、ディスクシフトを正確に検出し、これに伴ってディスク偏心情報を更新することができる。従って、温度による影響を考慮して、結果として常に正確なディスク偏心情報を算出して保存することができる。これにより、ディスクドライブ10では、常に正確なディスク偏心情報を使用して、DOC機能を確実に実現することができる。
即ち、ディスクドライブ10の動作中に、衝撃によりディスクシフトが発生すると、ディスク偏心情報を更新する必要がある。この場合、温度変動を考慮したSGI情報に基づいて、ディスクシフトの発生を正確に判定することができる。
(本実施形態の具体的効果)
まず、図9及び図10は、本実施形態とは異なる方法により、ディスク媒体11上のサーボ間隔からディスク媒体11の回転変動成分の除去を試みたときの結果を説明するための図である。具体的には、図9及び図10は、サーボ間隔測定から得たサーボ間隔との単位を揃えて差分を算出し、その差分波形の振幅と位相を求めた結果を示す図である。
図9は、ディスク偏心量が10umの2台のディスクドライブの特性90,91を示す図であり、内周押し当て測定方法により測定されたトラックアドレス(測定半径)と、サーボ間隔測定から得られたサーボ間隔との単位をディスク偏心量にそろえて差分を算出し、その差分波形の振幅を求めた結果を示す図である。図10は、同様の2台のディスクドライブの特性92,93を示す図であり、差分波形の位相を求めた結果を示す図である。
図9及び図10から明白であるように、ディスク媒体の内周にて差分波形の振幅が最大で5um、3umであり、異なる測定半径でこの差分波形をみると、測定半径によって値が異なっている。この差分波形が回転変動による成分であるとするならば、差分波形の振幅と位相は測定半径に依らないはずであるが、測定半径によって差分波形の振幅と位相の値が異なる結果を得た。従って、これは、ディスク媒体の回転変動成分を抽出できていないことを表す。
これに対して、本実施形態の方法であれば、図11から図26に示すような具体的効果を得ることができる。
まず、具体例としては、ディスク媒体の径が1.8インチ型で、DOC機能を有するディスクドライブを想定している。DOC機能での補正量をDO量とする。このDO量は、ディスク媒体の内周ほど増大する。例えば、0.85インチ型のディスクドライブではディスク媒体の小径であるため、DO量が大きくなる。例えば、ディスク媒体の最内周トラックにおいて、ディスク偏心量が40umあるときにはDO量が54nmとなる。このため、トラック密度110ktpiではDO(ダイナミックオフセット)の影響は見えていないが、高トラック密度(例えば165ktpi)になると、DOの影響でリードヘッドがデータトラックから外れて、セクタエラーが多発していた。そこでトラック密度が165ktpiで、DOC機能を適用した場合を想定する。
図11は、トラックピッチ(TP)に対するDO量の割合(DO/TP)を示す図である。図11に示すように、トラック密度が増大するにつれてトラックピッチが低減し、DO量の割合が増大している。トラック密度110ktpiではDO量の割合が24%、トラック密度165ktpiではDO量の割合が36%である。即ち、DO/TPが24%以上で36%以下の場合には、DOC機能を適用する必要がある。
図12は、ディスク偏心量におけるDO量94およびΔSGI量95との関係を示す図である。図12に示すように、DO量およびΔSGI量は、ディスク偏心量に比例して増加する。
図13は、トラック密度におけるディスク偏心量許容誤差96とΔSGI許容誤差量97との関係を示す図である。ここでは、ディスク偏心によって生じるDO量がトラック密度の5%以下となる場合を想定している。図13に示すように、高トラック密度化により検出しなければならないディスク偏心量レベル及びΔSGI量レベルは、小さくなっている。
図14は、ディスクシフトの検出仕様の定義を示す図である。検出仕様としては、サーボ間隔変動量ΔSGIおよび位相をパラメータXとして表しており、上方仕様限界USLと下方仕様限界LSLから外れた値が得られた場合に、ディスクシフトが発生したと判断する。USLとLSLは、SGI量許容誤差量の半分に設定されており、4.5σレベルの検出能力としている。ディスクシフトの誤検出は、統計学的には100万回の試行回数において4回となる例が確認されている。
図15は、トラック密度と、ディスクシフトの検出仕様での上方仕様限界USLとの関係を示す図である。USLはΔSGIの単位で表しており、図15に示すように、トラック密度に増加に伴いその値が増加している。高いトラック密度では、仕様限界値が小さくなっている。
図16は、ディスク偏心量Eに対するΔSGIのばらつきの測定結果を示す図である。ここでは、ディスクドライブの周辺温度が、0℃、30℃、60℃の条件下で測定された結果を示す。図16に示すように、ΔSGIのばらつきは、ディスク偏心量に依存することはなく、ΔSGIの標準偏差は12ns以下との結果が得られた。
図17は、ディスク偏心量Eに対するΔSGIの温度シフトの状態を示す図である。ここでは、温度が60℃及び0℃のときで、図17に示すように、ΔSGI量の平均値は最大20nsシフトする結果が得られた。
図18は、平均化処理を施すことによるΔSGI量のばらつき低減効果を示す図である。ここでは、取得したサーボ間隔波形を100周分平均化を行い、その平均波形のΔSGI量を算出した。図18に示すように、最悪の結果で12nsあったΔSGIの標準偏差σが、平均化処理による効果で1ns以下に低減している。
図19は、SGI温度テーブル適用によるΔSGIの温度シフト低減効果を示す図である。図19に示すように、ΔSGI量の平均値が、60℃の温度変化で最大20nsシフトしていたが、SGI温度テーブルを適用することにより5ns以下に低減した。尚、この値は測定ばらつきの範囲である。
図20は、ΔSGIによるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図である。ここで、ディスクシフト検出可能なトラック密度は、USLに対してΔSGIの温度シフト量と4.5σ値との和が小さくなるときの最も高いトラック密度である。
測定回数1回でSGI温度テーブルを適用しない場合は、ディスクシフト検出能力として、100ktpiの検出能力(デフォルト200)を示す結果となった。また、サーボ間隔の100回平均化を行うことによりΔSGIの標準偏差が低減し、この平均化適用によりディスクシフト検出能力として、300ktpiの検出能力(201)を示す結果となった。更に、SGI温度テーブルを適用することにより、ディスクシフト検出能力として、1700ktpiの検出能力(202)を示す結果が得られた。
図21は、ディスク偏心量Eに対するSGI位相のばらつき結果を示す図である。図21に示すように、ディスク偏心量が小さいほど、SGI位相検出が増大する結果が得られた。
図22は、温度が60℃に変化したときに、ディスク偏心量に対するSGI位相の温度シフトを示す図である。図22に示すように、ΔSGIと同様に、60℃の温度変化で検出されるSGI位相がシフトする結果が得られた。
図23は、平均化処理によりSGI位相のばらつき低減効果を示す図である。図23に示すように、SGI波形を100回平均化を行って位相検出を行うことにより、平均化無しによる結果(210)に対して、測定ばらつきが10分の1程度に低減する結果(211)が得られた。
図24は、SGI温度テーブル適用によるSGI位相の温度シフト低減効果を示す図である。図24に示すように、SGI温度テーブルを適用することにより、ディスク偏心量Eに対するSGI位相の温度シフト量が5分の1程度に低減する結果が得られた。なお、SGI温度テーブル適用後の測定ばらつきは、ほぼ測定誤差の範囲である。
図25は、SGI位相によるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図である。ここでは、基準波形と位相ずれによって生じる波形との差分波形の振幅を算出することにより、位相成分を振幅成分に変換する換算が行なわれている。
ディスクシフトが検出可能なトラック密度は、USLに対してSGI位相の温度シフト量と4.5σ値の和が小さくなるときの最も高いトラック密度である。また、ディスク偏心量が小さい場合に測定ばらつき量が大きく、SGI位相の温度シフト量と4.5σ値の和が増大する結果が得られた。図25において、ディスク偏心量が40um以下における値が破線でプロットされている。USLとSGI位相の温度シフト量と4.5σ値の和を比較し、SGI位相の温度シフト量と4.5σ値の和がUSLの値を上回ると仕様を満たしていない。以上のことから、ディスクシフト検出可能な最大トラック密度が換算される。
測定回数1回でSGI温度テーブルを適用しない場合は、ディスクシフト検出能力として、120ktpiの検出能力(デフォルト220)を示す結果となった。また、サーボ間隔の100回平均化を行うことによりΔSGIの標準偏差が低減し、この平均化適用によりディスクシフト検出能力として、245ktpiの検出能力(221)を示す結果となった。更に、SGI温度テーブルを適用することにより、ディスクシフト検出能力として、490ktpiの検出能力(222)を示す結果が得られた。
図26は、ΔSGIとSGI位相によるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図である。通常では、ディスクシフトの検出では、ディスク媒体の半径方向のシフト及び回転方向のシフトの両方を検出する必要がある。よって、振幅検出限界トラック密度と位相検出限界トラック密度の低い方の値で決定される。以上のことから、ディスクシフト検出可能な限界トラック密度は、本実施形態の方法を適用しない場合には、デフォルトの100ktpiである。本実施形態におけるサーボ間隔波形の平均化方法を適用する場合には、ディスクシフト検出可能な限界トラック密度は245ktpiである。更に、本実施形態のSGI温度テーブルを適用する場合には、ディスクシフト検出可能な限界トラック密度は490ktpiである。即ち、本実施形態のSGI温度テーブルを適用することにより、ディスクシフト検出限界トラック密度は、490ktpiという高いトラック密度となる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。 本実施形態に関する本実施形態のSGI温度テーブルTBL1を説明するための図。 本実施形態に関するディスク偏心テーブルTBL2を説明するための図。 本実施形態に関するディスク偏心を説明するための図。 本実施形態に関するサーボ間隔とその1次成分を説明するための図。 本実施形態に関するディスク偏心情報の更新処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関するSGIのキャリブレーション処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関するディスクシフト検出処理の手順を説明するためのフローチャート。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、サーボ間隔からディスク媒体の回転変動成分の除去を行なう方法を説明するための図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ーボ間隔からディスク媒体の回転変動成分の除去を行なう方法を説明するための図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、トラックピッチに対するDO量の割合を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスク偏心量におけるDO量とΔSGI量の関係を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、トラック密度における偏心量許容誤差とΔSGI許容誤差との関係を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスクシフトの検出仕様の定義を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、トラック密度とディスクシフトの検出仕様での上方仕様限界との関係を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスク偏心量に対するΔSGIのばらつきの測定結果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスク偏心量に対するΔSGIの温度シフトの状態を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、平均化処理によりΔSGI量のばらつき低減効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、SGI温度テーブル適用によるΔSGIの温度シフト低減効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ΔSGIによるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスク偏心量に対するSGI位相のばらつき結果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ディスク偏心量に対するSGI位相の温度シフトを示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、平均化処理によりSGI位相のばらつき低減効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、SGI温度テーブル適用によるSGI位相の温度シフト低減効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、SGI位相によるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図。 本実施形態に関する具体的効果を説明するための図で、ΔSGI及びSGI位相によるディスクシフト検出可能なトラック密度向上効果を示す図。
符号の説明
10…ディスクドライブ、11…ディスク媒体、12…磁気ヘッド、
12R…リードヘッド、12W…ライトヘッド、13…スピンドルモータ(SPM)、
14…アクチュエータ、15…ボイスコイルモータ(VCM)、
16…プリアンプユニット、17…リード/ライト(R/W)チャネル
18…ディスクコントローラ(HDC)、19…マイクロプロセッサ(CPU)、
20…メモリ(フラッシュメモリ)、21…VCMドライバ、22…温度センサ。

Claims (13)

  1. スピンドルモータにより回転されて、周方向に所定の間隔を置いて複数のサーボ情報が記録されたディスク媒体と、
    前記ディスク媒体に対してデータの読み出し、またはデータの書き込みを行なう磁気ヘッドと、
    前記ディスク媒体の半径方向に、前記磁気ヘッドを移動させるアクチュエータと、
    前記ディスク媒体の周辺の温度を計測する温度計測手段と、
    前記ディスク媒体のディスク偏心量を測定する偏心量測定手段と、
    前記アクチュエータを制御して前記磁気ヘッドの位置決め動作時に行なうオフセット調整で使用する情報として、前記ディスク偏心量を示すディスク偏心情報を格納する記憶手段と、
    隣接する前記各サーボ情報の時間間隔を示すサーボ間隔を測定するサーボ間隔測定手段と、
    前記温度計測手段により計測された温度値及び前記サーボ間隔の変動量を示すサーボ間隔情報に基づいて、前記ディスク媒体のディスクシフトを検出するディスクシフト検出手段と、
    前記ディスクシフト検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記偏心量測定手段によりディスク偏心量を測定し、この測定されたディスク偏心量を使用して前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報を更新するディスク偏心情報更新手段と
    を具備したことを特徴とするディスク記憶装置。
  2. 温度値と前記サーボ間隔の変動量とを対応付けたサーボ間隔情報を格納するサーボ間隔変動量テーブルを有し、
    前記ディスクシフト検出手段は、前記サーボ間隔変動量テーブルを参照して取得されるサーボ間隔情報、前記温度計測手段により計測された温度値及び前記サーボ間隔測定手段により測定されたサーボ間隔の変動量に基づいてディスクシフトを検出する構成であることを特徴とする請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記サーボ間隔情報は、前記温度値に対応する前記サーボ間隔の変動量と前記サーボ間隔の位相を含む構成であることを特徴とする請求項2に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報と、前記偏心量測定手段による測定で算出されたディスク偏心情報とを比較することにより、前記ディスクシフト検出を行なうキャリブレーション処理手段と、
    前記キャリブレーション処理手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記サーボ間隔変動量テーブルの中で、前記温度計測手段により計測された温度値に対応するサーボ間隔情報を更新するSGI情報更新手段と
    を更に有することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記SGI情報更新手段は、
    前記サーボ間隔変動量テーブルを初期化し、
    前記サーボ間隔測定手段による測定で算出されたサーボ間隔情報を、前記温度計測手段により計測された温度値に対応するサーボ間隔情報として前記サーボ間隔変動量テーブルに格納して更新するように構成されていることを特徴とする請求項4に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記ディスクシフト検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報と、前記偏心量測定手段による測定で算出されたディスク偏心情報とを比較することにより、比較結果が不一致の場合に前記ディスクシフトが検出されたと判定する再検出手段を有し、
    前記ディスク偏心情報更新手段は、前記再検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記ディスク偏心情報を更新することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  7. 前記ディスクシフト検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記サーボ間隔変動量テーブルの中で、前記温度計測手段により計測された温度値に対応するサーボ間隔情報を更新するSGI情報更新手段を更に有することを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  8. 前記ディスクシフト検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報と、前記偏心量測定手段による測定で算出されたディスク偏心情報とを比較することにより、比較結果が不一致の場合に前記ディスクシフトが検出されたと判定する再検出手段を有し、
    前記SGI情報更新手段は、前記再検出手段により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記サーボ間隔情報を更新することを特徴とする請求項7に記載のディスク記憶装置。
  9. 前記SGI情報更新手段は、
    前記サーボ間隔変動量テーブルを初期化し、
    前記サーボ間隔測定手段による測定で算出されたサーボ間隔情報を、前記温度計測手段により計測された温度値に対応するサーボ間隔情報として、前記サーボ間隔変動量テーブルに格納して更新するように構成されていることを特徴とする請求項7又は請求項8のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  10. スピンドルモータにより回転されて、周方向に所定の間隔を置いて複数のサーボ情報が記録されたディスク媒体と、前記ディスク媒体に対してデータの読み出し、またはデータの書き込みを行なう磁気ヘッドと、前記ディスク媒体の半径方向に、前記磁気ヘッドを移動させるアクチュエータと、前記アクチュエータを制御して前記磁気ヘッドの位置決め動作時に行なうオフセット調整で使用する情報として、前記ディスク偏心量を示すディスク偏心情報を格納した記憶手段と有するディスク記憶装置に適用するディスク偏心情報の更新方法であって、
    前記ディスク媒体の周辺の温度を計測する手順と、
    前記ディスク媒体のディスク偏心量を測定する手順と、
    隣接する前記各サーボ情報の時間間隔を示すサーボ間隔を測定する手順と、
    前記温度計測手段により計測された温度値及び前記サーボ間隔の変動量を示すサーボ間隔情報に基づいて、前記ディスク媒体のディスクシフトを検出する手順と、
    前記ディスクシフトが検出されたときに、前記測定されたディスク偏心量を使用して前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報を更新する手順と
    を実行することを特徴とするディスク偏心情報の更新方法。
  11. 温度値と前記サーボ間隔の変動量とを対応付けたサーボ間隔情報を格納するサーボ間隔変動量テーブルを有し、
    前記ディスクシフト検出の手順は、前記サーボ間隔変動量テーブルを参照して取得されるサーボ間隔情報、前記計測された温度値及び前記測定されたサーボ間隔の変動量に基づいてディスクシフトを検出することを特徴とする請求項10に記載のディスク偏心情報の更新方法。
  12. 前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報と、前記測定されたディスク偏心情報とを比較することにより、前記ディスクシフト検出を行なうキャリブレーション処理手順と、
    前記キャリブレーション処理手順により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記サーボ間隔変動量テーブルの中で、前記計測された温度値に対応するサーボ間隔情報を更新するSGI情報更新手順と
    を更に有することを特徴とする請求項10または請求項11のいずれか1項に記載のディスク偏心情報の更新方法。
  13. 前記ディスクシフトが検出されたときに、前記記憶手段に格納されたディスク偏心情報と、前記測定されたディスク偏心情報とを比較することにより、比較結果が不一致の場合に前記ディスクシフトが検出されたと判定する再検出手順を有し、
    前記ディスク偏心情報更新手順は、前記再検出手順により前記ディスクシフトが検出されたときに、前記ディスク偏心情報を更新することを特徴とする請求項10から請求項12のいずれか1項に記載のディスク偏心情報の更新方法。
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