JP4829180B2 - ディスク記憶装置及びサーボ書込み方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク記憶装置に関し、特に、スパイラルサーボパターンを使用するヘッド位置決め制御技術に関する。
一般的に、ハードディスクドライブを代表とするディスク記憶装置(以下、ディスクドライブと表記する場合がある)では、データの記録媒体であるディスク媒体上には、ヘッドの位置決め制御に使用されるサーボパターン(サーボデータ)が記録されている。ディスクドライブは、ヘッドにより読出されたサーボパターンを使用して、ディスク媒体上での目標位置(目標トラック)にヘッドを位置決め制御する。
ディスク媒体上に記録されるサーボパターンは、通常では周方向に一定間隔で配置される複数のサーボセクタを有し、これらのサーボセクタにより同心円状のサーボトラックを構成する放射状サーボパターンである。この放射状サーボパターン(または同心円状サーボパターン)は、ディスクドライブの製造工程に含まれるサーボ書込み工程により、ディスク媒体上に記録される。
近年、サーボ書込み工程において、ディスク媒体上にベースパターン(シードパターン)となる螺旋状のサーボパターン(以下、スパイラルサーボパターンと表記する)の複数本を記録して、この複数本のスパイラルサーボパターン(マルチスパイラルサーボパターン)に基づいて放射状サーボパターンを書き込む方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
この場合、放射状サーボパターンは、製品として出荷されるディスクドライブにおいて、実際の動作時に使用されるサーボパターン(製品サーボパターンとも呼ばれる)である。従って、マルチスパイラルサーボパターンは、最終的には、オーバーライトによりディスク媒体上から消去される。
米国特許公報USP 7,068,459 B1
前述のサーボ書込み工程では、一般的には、マルチスパイラルサーボパターンが記録されたディスク媒体がディスクドライブに組み込まれて、このディスクドライブによるセルフサーボ書込み方法により、ディスク媒体上には放射状サーボパターン(製品サーボパターン)が書き込まれる。
ディスクドライブは、リードヘッドによりマルチスパイラルサーボパターンを読出したときの検出信号に基づいて、放射状サーボパターンを記録するときのヘッド位置決め制御を行なうための位置誤差演算を実行する。通常のディスクドライブでは、サーボパターンを読出すリードヘッドと、サーボパターンを書き込むライトヘッドとが分離して実装されているヘッドが使用されている。リードヘッドの幅は、ライトヘッドの幅より相対的に狭い。このようなことなどに起因して、リードヘッドにより読出されるマルチスパイラルサーボパターンの検出信号は、特定形状、具体的には六角形状の信号になる。
ヘッド位置決め制御を行なうための位置誤差演算方法は、放射状サーボパターンに基づいた演算方法(アルゴリズム)である。この位置誤差演算方法に対して、マルチスパイラルサーボパターンの六角形状の検出信号をそのまま適用できることが望ましい。
さらに、位置誤差演算処理時に、外乱により、ディスク媒体上のヘッド位置が大きく変動した場合、マルチスパイラルサーボパターンの検出信号を単に使用しただけでは、十分な精度の位置誤差を算出できない問題がある。
そこで、本発明の目的は、ディスク媒体上に記録されたマルチスパイラルサーボパターンの検出信号を使用した位置誤差演算によるヘッド位置決め制御を実行し、かつヘッド位置の変動が発生した場合でも十分な精度のヘッド位置決め制御を実現できるディスク記憶装置を提供することにある。
本発明の観点に従ったディスク記憶装置は、マルチスパイラルサーボパターンが記録されているディスク媒体と、前記ディスク媒体に対してデータの読出しを行なうリードヘッド及びデータの書き込みを行なうライトヘッドを含むヘッドと、前記ヘッドを前記ディスク媒体上の半径方向に移動させるヘッド移動機構と、前記ディスク媒体上で、同心円状トラックに相当する円周方向の領域を前記ヘッドが走査している状態で、前記リードヘッドにより読出された前記マルチスパイラルサーボパターンから特定形状の検出信号をフレーム毎に再生する再生手段と、前記再生手段により再生されたフレーム毎の前記検出信号の振幅値を使用して、前記リードヘッドの位置決めに必要な位置誤差を算出する位置誤差演算を実行する位置誤差演算手段と、前記検出信号の振幅値に基づいて前記ヘッドの位置変動を検出する検出手段と、前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて、前記位置誤差演算手段の位置誤差演算結果を補正する補正手段と、前記位置誤差演算手段の演算結果または前記補正手段により補正された演算結果を使用して前記ヘッド移動機構を制御し、前記同心円状トラックを構成する放射状サーボパターンを書き込むための前記ヘッドの位置決め制御を実行する制御手段とを備えた構成である。
本発明によれば、マルチスパイラルサーボパターンの検出信号を使用した位置誤差演算によるヘッド位置決め制御を実行し、かつヘッド位置の変動が発生した場合でも十分な精度のヘッド位置決め制御を実現できるディスク記憶装置を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(ディスクドライブの構成)
図1は、本実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図である。
ディスクドライブ100は、ディスク媒体1と、スピンドルモータ110と、ヘッド120と、アクチュエータ130と、ヘッドアンプ(ヘッドIC)140と、プリント回路基板(PCB)190とを有する。
ディスク媒体1は、スピンドルモータ110により高速回転される。本実施形態では、ディスク媒体1上には、後述するサーボトラックライタ(STW)により、図3に示すように、ベースパターンとして複数本のスパイラルサーボパターンであるマルチスパイラルサーボパターンが記録されている。
ヘッド120は、リードヘッド120Rとライトヘッド120Wとを有し、リードヘッド120Rにより、ディスク媒体1上からマルチスパイラルサーボパターン、放射状サーボパターン、及びユーザデータを読出す。また、ヘッド120は、ライトヘッド120Wにより、ディスク媒体1上のサーボセクタ以外のデータ領域にユーザデータを書き込むと共に、後述するセルフサーボ書込み動作時に放射状サーボパターンを書き込む。
アクチュエータ130は、ボイスコイルモータ(VCM)により駆動し、搭載しているヘッド120をディスク媒体1上の半径方向に移動制御する。ボイスコイルモータは、PCB190上に実装されているモータドライバ180により駆動制御される。ヘッドアンプ140は、リードヘッド120Rにより読出されたリード信号を増幅して、PCB190上に実装されているリード/ライトチャネル(信号処理ユニット)150に出力する。
PCB190には、リード/ライトチャネル150と、マイクロプロセッサ(CPU)170と、モータドライバ180と、ディスクコントローラ(HDC)200とが実装されている。リード/ライトチャネル150は、リード/ライト信号を処理する信号処理ユニットであり、マルチスパイラルサーボパターン及び放射状サーボパターンのサーボ信号の再生処理を行なうサーボ処理部160を含む。
サーボ処理部160は、アドレスコード検出部、サーボバースト信号復調部及びサーボデータ再生部を含む。アドレスコード検出部は、リード信号から放射状サーボパターンに含まれるセクタ及びトラック(シリンダ)のアドレスコードを検出する。サーボバースト信号復調部は、マルチスパイラルサーボパターンの検出信号及び放射状サーボパターンに含まれるサーボバースト信号を復調する、サーボデータ再生部は、アドレスコード検出部から検出されたアドレスコード、及びサーボバースト信号(A〜D)に基づいた位置誤差データを生成してCPU170に出力する。
モータドライバ180は、CPU170の制御により、アクチュエータ130のボイスコイルモータに駆動電流を供給するVCMドライバ、及びスピンドルモータ110に駆動電流を供給するSPMドライバを含む。
HDC200は、ディスクドライブ100と外部のホストシステムとのデータ転送などを行なうインターフェースであり、CPU170の制御に基づいて、リード/ライトチャネル150から出力されるユーザデータをホストシステムに転送する。また、HDC200は、ホストシステムからのデータを受信し、リード/ライトチャネル150に転送する。ホストシステムからのデータには、セルフサーボ書込み動作により、ディスク媒体1上に書込まれる放射状サーボパターンのデータも含む。
CPU170は、ディスクドライブ100のメインコントローラであり、本実施形態に関するセルフサーボ書込み動作を実行する機能を有する。また、製品として出荷されるディスクドライブ100では、CPU170は、ディスク媒体1上に書き込まれた放射状サーボパターン(製品サーボパターン)に基づいて、ヘッド120の位置決め制御を実行する。
(サーボトラックライタの構成)
図2は、本実施形態に関するサーボトラックライタ(STW)の要部を示すブロック図である。サーボトラックライタ(STW)は、クリーンルーム内に設置されており、セルフサーボ書込み工程の前に、ディスク媒体1上に、ベースパターンとして使用するマルチスパイラルサーボパターンを書込むためのサーボ書込み用専用装置である。
サーボトラックライタは、図2に示すように、コントローラ30と、ヘッド駆動機構31と、サーボヘッド32と、書き込み制御回路33と、スピンドルモータ34と、クロックヘッド35と、マスタクロック回路36とを有する。
スピンドルモータ34は、データが全く書き込まれていないディスク媒体1を固定して回転させる。サーボヘッド32は、リードヘッドとライトヘッドとに分離されてスライダに実装されており、リードヘッドによりマルチスパイラルパターンを読出し、ライトヘッドによりマルチスパイラルパターンを書き込む。
コントローラ30は、マイクロプロセッサ及びメモリを主要素とし、ヘッド駆動機構31、書き込み制御回路33、スピンドルモータ34及びマスタクロック回路36の動作を制御する。コントローラ30は、ヘッド駆動機構31を制御することで、サーボヘッド32の位置決め制御を実行する。
ヘッド駆動機構31は、サーボヘッド32を搭載してディスク媒体1上の指定位置まで移動させるアクチュエータであり、ボイスコイルモータにより駆動する。書き込み制御回路33は、サーボヘッド32に、スパイラルサーボパターンを書込むためのサーボデータを送出する。サーボヘッド32は、書き込み制御回路33からのサーボデータに基づいて、図3に示すように、ディスク媒体1上にマルチスパイラルサーボパターンを書き込む。
マスタクロック回路36は、コントローラ30の制御に従って、クロック信号をクロックヘッド35に送出する。クロックヘッド35は、ディスク媒体1上の最外周領域にクロック信号を書き込む。コントローラ30は、サーボヘッド32をディスク媒体1上の最内周側から最外周側に移動させながら位置決めするときに、当該クロック信号を基準位置情報信号として参照する。
(マルチスパイラルサーボパターン)
以下、図3、図4及び図6を参照して、本実施形態に関するマルチスパイラルサーボパターン及び検出信号を説明する。
図3は、例えば、図2に示すサーボトラックライタにより、ディスク媒体1上の全面に書き込まれたマルチスパイラルサーボパターンの状態を概念的に示す図である。マルチスパイラルサーボパターンは、n本のスパイラルサーボパターン2-1〜2-nから構成されている。
ディスクドライブ100では、マルチスパイラルサーボパターンが記録されたディスク媒体1が組み込まれた後に、セルフサーボ書込み機能により、ディスク媒体1上に放射状サーボパターン4-1〜4-pが書き込まれる。ディスクドライブ100では、CPU170は、マルチスパイラルサーボパターン2-1〜2-nを使用して、ヘッド120を破線で示す同心円状トラック(の中心線)3-1〜3-mにトラッキングさせながら、放射状サーボパターン4-1〜4-pを書き込む。図3において、矢印は、リードヘッド120Rで同心円状トラック3-3を走査する様子を示している。
図4は、マルチスパイラルサーボパターン2-1〜2-5と、放射状サーボパターン4-1〜4-3の位置関係を示す図である。図4に示すように、放射状サーボパターン4-1〜4-3は、リードヘッド120Rの走査方向(矢印:ディスク媒体1の周方向)に対して垂直である。これに対して、マルチスパイラルサーボパターン2-1〜2-5は、走査方向に対して斜めに配置されている。このため、リードヘッド120Rは、半径方向の位置により、各スパイラルサーボパターンを読取るタイミングが変化する。
ディスクドライブ100では、ディスク媒体1上に放射状サーボパターン4-1〜4-3が書き込まれた後、リードヘッド120Rは、放射状サーボパターン4-1〜4-3に基づいて同心円状トラックの中心線3-1〜3-5に位置決めされるように制御される。
図5(A)は、放射状サーボパターン4-1〜4-pに含まれるサーボバースト信号(A〜D)の領域6を示す。図5(B)は、リードヘッド120Rがサーボバースト信号領域6を通過したときに、リードヘッド120Rにより再生されるサーボバースト信号(A〜D)の振幅値7-A〜7-Dを示す。この振幅値7-A〜7-Dは、リード/ライトチャネル150のサーボ処理部160により出力される。
CPU170は、サーボバースト信号(A〜D)の振幅値7-A〜7-Dの変化に基づいて、リードヘッド120Rの半径方向の位置を判定する。即ち、サーボバースト信号(A,B)の振幅値7-A,7-Bが同じになる位置は、同心円状トラックの中心線3-1〜3-m上に、リードヘッド120Rが位置していると判定できる。ここで、この同心円状トラックの中心線からのずれを位置誤差と呼ぶ。
CPU170は、サーボバースト信号(A〜D)の振幅値7-A〜7-Dを使用して、リードヘッド120Rの位置誤差を算出する位置誤差演算を実行し、この演算結果に基づいてリードヘッド120Rの位置制御(トラッキング)を行なう。
具体的には、CPU170は、下記式(1)〜(3)に示すような位置誤差演算を行なうアルゴリズムを実行する。
pos1=(A−B)/(|A−B|+|C−D|)…(1)
pos2=((A−B)*|A−B|)/(|A−B|^2+|C−D|^2)…(2)
POS=((pos1*k)+((1024−k)*pos2))/1024…(3)
ここで、POSは、式(1),(2)の演算結果に重み付け係数(k:0〜1024)を付加した平均化演算による位置誤差である。A〜Dは、サーボバースト信号A〜Dの振幅値を意味する。|X|はXの絶対値を意味する。また、Y^2は、Yの2乗演算を意味する。*は掛算を意味する。
図6(B)は、リードヘッド120Rにより、図6(A)に示すスパイラルサーボパターン8を読出したときの検出信号9を示す図である。ここで、図6(B)に示す菱形状の検出信号9は、スパイラルサーボパターン8を書き込んだライトヘッドの幅と、リードヘッド120Rの幅が同一の場合である。
しかしながら、実際には、スパイラルサーボパターン8を書き込んだライトヘッドの幅に対して、リードヘッド120Rの幅は相対的に狭いのが一般的である。このため、リードヘッド120Rにより読出される検出信号は、図7(B)に示すように、六角形状の検出信号(バースト信号)11となる。図7(A)は、リードヘッド120Rにより読出されるスパイラルサーボパターン10を示す図である。
(ヘッド位置決め制御)
以下、図8から図15を参照して、六角形状の検出信号(バースト信号波形)11に基づいて、ヘッド120の位置決め制御を行なう方法を説明する。
ディスクドライブ100では、図8に示すように、マルチスパイラルサーボパターンから六角形状の検出信号(バースト信号)11を再生する場合に、リードヘッド120Rの走査方向に時間分割した領域(フレーム12-1〜12-q)のタイミングで再生する。サーボ処理部160は、図9に示すように、各フレーム12-1〜12-qで、検出信号11の振幅値13-1〜13-qを生成する。
ここで、図10は、リードヘッド120Rが半径方向に位置を変化した場合に、スパイラルサーボパターン10から再生される検出信号の変化を示す図である。即ち、図10(A)に示すリードヘッド120Rが位置120R−1のときには、図10(B)に示すような波形の検出信号11−1となる。これに対して、リードヘッド120Rが位置120R−2に移動したときには、図10(C)に示すように、同じ六角形状であるが、時間方向にずれた波形の検出信号11−2となる。
図11は、ディスク媒体1の半径方向に対するフレーム毎の検出信号の振幅値の変化を示す図である。ここで、横軸は、放射状サーボパターンにより構成される同心円状トラックを示す。即ち、図11は、リードヘッド120Rが各同心円状トラックの中心線にトラッキングしながら、スパイラルサーボパターン10を読み取ったときの検出信号の振幅値の変化を示す。
ここで、トラックN付近の位置で交差するフレームに対応する検出信号の振幅値13-5及び13-11に注目する。また、トラックN−1/2付近の位置で交差するフレームに対応する検出信号の振幅値13-7及び13-13に注目する。
図12は、選択した4つのフレームの半径方向に対する検出信号の振幅値14-A〜14-Dの変化を示す。図13は、放射状サーボパターンのサーボバースト信号A〜Dの半径方向に対する振幅値15-A〜15-Dの変化を示す。図12と図13とを比較すると、トラックN-1/2付近〜トラックN付近にかけて、検出信号とバースト信号の交点や振幅値の増減の特徴が類似している事が確認できる。
図14は、図12に示す選択したフレームに対応する検出信号の振幅値14-A〜14-Dを使用した位置誤差の算出結果16を示している。図14において、点線17は理想的な線形性を表している。
即ち、CPU170は、マルチスパイラルサーボパターンからフレーム単位で再生した検出信号の振幅値を使用して、放射状サーボパターンのサーボバースト信号A〜Dによる位置誤差演算を実行し、この演算結果に基づいてリードヘッド120Rの位置制御(トラッキング)を行なう。
具体的には、CPU170は、下記式(4)〜(6)に示すような位置誤差演算を行なうアルゴリズムを実行する。
pos1=(A−B)/(|A−B|+|C−D|)…(4)
pos2=((A−B)*|A−B|)/(|A−B|^2+|C−D|^2)…(5)
POS=((pos1*k)+((1024−k)*pos2))/1024…(6)
ここで、POSは、式(4),(5)の演算結果に重み付け係数(k:0〜1024)を付加した平均化演算による位置誤差である。A〜Dは、各フレームに対応するサーボバースト信号の振幅値を意味する。|X|はXの絶対値を意味する。また、Y^2は、Yの2乗演算を意味する。*は掛算を意味する。
図14から、トラックN-1/2付近〜トラックN付近にかけて、位置誤差の算出結果16は理想的な線形性17と重なっている。この結果は、この範囲であれば正確な位置誤差の算出が可能であり、フレームとサーボバースト信号の振幅値A〜Dとの関連付けが、振幅値の増減関係の類似性に基づいて良好であることを意味している。
図15(B)は、図15(A)に示す六角形状のバースト信号11の選択したフレームに対して、検出信号11の各振幅値との関連付けを行なう方法を示す図である。
図15から、マルチスパイラルサーボパターンが同じ(幅と傾きが同じ)であれば、トラックが変わった場合でも、サーボバースト信号の振幅値A〜Dに対応付けることができる。フレーム毎の検出信号11の振幅値13-1〜13-qの最大値(FMAX)をとるフレーム番号を基準として、以下のようにサーボバースト信号の振幅値A〜D(以下、バーストA〜Dと表記する)をフレームに対応付ける。
ここで、トラックN付近において、フレーム毎のバースト信号の大きさが最大値をとるフレーム番号をフレーム8と想定する。これから、バーストAに対応付けるフレーム番号はフレーム11(8+3)、バーストBに対応付けるフレーム番号はフレーム5(8−3)、バーストCに対応付けるフレーム番号はフレーム7(8−1)、バーストDに対応付けるフレーム番号はフレーム13(8+5)となる。従って、以下のような関係を得ることができる。
フレーム毎のバースト信号の振幅値が最大値をとるフレーム(フレーム番号)をFMAXとすると、図15(B)に示すように、バーストAに対応付けるフレームFは「F=FMAX+3」となる。バーストBに対応付けるフレームFは「F=FMAX−3」となる。バーストCに対応付けるフレームFは「F=FMAX−1」となる。バーストDに対応付けるフレームFは「F=FMAX+5」となる。
これにより、トラックが変わった場合でも、最大値をとるフレーム番号をFMAXのみを変更することで、容易にサーボバースト信号のバーストA〜Dとフレーム番号を対応付けることができる。
(位置誤差計算の補正)
以下、図16から図20を参照して、ヘッド120の位置が外乱などにより大きく変動した場合の位置誤差演算の補正動作を説明する。
図16(A)は、ヘッド120がトラック中心にあるときの検出信号11-1を示す。図16(B)は、その検出信号11-1に対応する振幅値を示す。この場合、図16(B)に示すように、トラック中心で振幅値が最大(符号19-1)となるフレームFMAXの振幅値を、便宜的にMag(FMAX)と表現する。ここで、CPU170は、当該フレームFMAXの振幅値Mag(FMAX)が、所定の閾値M(符号18)より大きいときには、ヘッド120の位置には大きな変動が発生していないと判定する。即ち、リードヘッド120Rが、図10(A)に示すように、トラック中心線上の位置120R−1で、マルチスパイラルサーボパターンを読出している状態である。
一方、図10(A)に示すように、ドライブ100に対して外乱が作用して、リードヘッド120Rが、トラック中心線上の位置120R−1から位置120R−2に変動した場合を想定する。この場合、図17(A)に示すように、リードヘッド120Rから読出されるマルチスパイラルサーボパターンの検出信号11-2は、図16(A)に示す検出信号11-1に対して時間軸方向にずれる。このとき、図17(B)に示すように、CPU170は、当該フレームFMAXの振幅値19-1(Mag(FMAX))が、所定の閾値M(符号18)より小さくなるため、ヘッド120の位置が大きく変動したことを検知する。
図18(A)は、ヘッド位置の変動が無い場合の検出信号11-1を示す。この場合には、CPU170は、検出信号11-1の振幅値の最大値をとるフレーム(FMAX1)を基準として、放射状サーボパターンのサーボバースト信号(バーストA〜D)に対応するフレーム14-A1〜14-D1(FA1〜FD1)を選択する(図15(A),(B)を参照)。CPU170は、これらのフレーム14-A1〜14-D1(FA1〜FD1)の振幅値を使用して、リードヘッド120Rのトラック中心に対する位置誤差を演算することができる。
図18(B)は、ヘッド位置が大きく変動した場合の検出信号11-2を示す。この場合には、前述のように、フレーム(FMAX1)を基準としたフレーム14-A1〜14-D1(FA1〜FD1)では、リードヘッド120Rの正しい位置誤差を演算できない。
そこで、CPU170は、図18(B)に示すように、検出信号11-2の振幅値の最大値をとるフレーム(FMAX2)を探索する。次に、CPU170は、フレーム(FMAX2)を基準として、放射状サーボパターンのサーボバースト信号(バーストA〜D)に対応するフレーム14-A2〜14-D2(FA2〜FD2)を選択する。即ち、CPU170は、ヘッド位置の変動に伴う検出信号11-2の振幅値に基づいて、バーストA〜D)に対応するフレームを選択し直す。
CPU170は、選択したフレームに対応する検出信号の振幅値(FA2〜FD2)を使用した位置誤差演算を実行する。図19は、当該位置誤差演算による演算結果20を示す。即ち、符号20は、ヘッド位置が大きく変動したときに、放射状サーボパターンのバーストA〜Dに対応付けるフレームを変更したときの位置誤差結果を示す。なお、符号16は、ヘッド位置の変動が無い場合の位置誤差演算による演算結果である。また、符号17は理想的な線形性、即ち、実際の位置誤差を示す。図19から明白であるように、当該位置誤差演算による演算結果20は、実際の位置誤差17からは大きく離れている。
そこで、CPU170は、算出した位置誤差結果に、ヘッド位置の変動量に応じたオフセットを加える補正演算を実行する。具体的には、CPU170は、「(N/NT)×PEST+PES」の補正演算を実行する。ここで、Nは、シフトさせたフレーム数、即ちフレーム(FMAX1)とフレーム(FMAX2)との差(FMAX1−FMAX2)を示す。NTは、1トラック当たりのフレーム数、即ちマルチスパイラルサーボパターンの傾きに相当する値である。PESTは、1トラック当たりの位置誤差であり、PESは位置誤差演算による演算結果20である。このような補正演算により補正された(オフセットが加えられた)位置誤差算出結果21は、図20に示すように、実際の位置誤差17に近似した値となる。即ち、符号21は、符号20に示す位置誤差結果に対してヘッド位置の変動量に応じたオフセットを加えて補正したときの位置誤差結果を示す。
CPU170は、マルチスパイラルサーボパターンからフレーム単位で再生した検出信号の振幅値を使用して、放射状サーボパターンのサーボバースト信号A〜Dによる位置誤差演算を実行し、この演算結果に基づいてリードヘッド120Rの位置制御(トラッキング)を行なう。このとき、外乱によるヘッド位置の変動が発生した場合には、マルチスパイラルサーボパターンの検出信号から選択するフレームを変更し、この変更したフレームの振幅値を使用して、放射状サーボパターンのバーストA〜Dによる位置誤差演算と同様の位置誤差演算を実行する。さらに、ヘッド位置の変動量に基づいて、変更したフレームの振幅値を使用したい位置誤差演算結果にオフセットを加える補正演算を実行する。
以上のように本実施形態のディスクドライブでは、セルフサーボライトでのヘッド位置決め制御時に、マルチスパイラルサーボパターンから六角形状の検出信号を再生して、放射状サーボパターンにおけるサーボバースト信号A〜Dを使用した位置誤差演算を適用することができる。これにより、ディスクドライブ100において、特別の機能を用意することなく、マルチスパイラルサーボパターンをベースパターンとするディスク媒体1上に、同心円状トラックを構成できる放射状サーボパターンを書き込むセルフサーボ書込み動作を行なうことができる。
更に、本実施形態では、放射状サーボパターンを書き込むためにヘッドを位置決めするときに、外乱によるヘッド位置の変動が発生した場合に、位置誤差演算に使用するフレームを変更し、かつ当該位置誤差演算結果に対してヘッド位置の変動量に基づいた補正を行なう。従って、ヘッド位置が大きく変動した場合でも、十分な精度のヘッドの位置決め制御を実現することができる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に関するディスクドライブの要部を示すブロック図。 本実施形態に関するサーボトラックライタの要部を示すブロック図。 本実施形態に関するマルチスパイラルサーボパターンが記録されたディスク媒体を示す図。 本実施形態に関するマルチスパイラルサーボパターンと放射状サーボパターンの位置関係を示す図。 本実施形態に関する放射状サーボパターンのサーボバースト信号を説明するための図。 本実施形態に関するスパイラルサーボパターンの検出信号を説明するための図。 本実施形態に関するスパイラルサーボパターンの検出信号を説明するための図。 本実施形態に関する六角形状の検出信号を説明するための図。 本実施形態に関する六角形状の検出信号を説明するための図。 本実施形態に関する六角形状の検出信号の変化を示す図。 本実施形態に関するフレーム毎の六角形状の検出信号の振幅値の変化を示す図。 本実施形態に関する選択したフレームの半径方向の検出信号の振幅値の変化を示す図。 本実施形態に関するサーボバースト信号に対する六角形状の検出信号の振幅値の変化を示す図。 本実施形態に関する位置誤差演算の線形性を示す図。 本実施形態に関する検出信号とフレームとの関連を説明するための図。 本実施形態に関する検出信号と振幅値との関係を説明するための図。 本実施形態に関するヘッド位置の変動に伴う検出信号と振幅値との関係を説明するための図。 本実施形態に関するヘッド位置の変動に伴う位置誤差演算を説明するための図。 本実施形態に関する位置誤差演算の演算結果を説明するための図。 本実施形態に関する位置誤差演算の補正を説明するための図。
符号の説明
1…ディスク媒体、30…コントローラ、31…ヘッド駆動機構、32…サーボヘッド、
33…書き込み回路、34…スピンドルモータ、100…ディスクドライブ、
110…スピンドルモータ(SPM)、120…ヘッド、120R…リードヘッド
120W…ライトヘッド、130…アクチュエータ、
150…リード/ライトチャネル、160…サーボ処理部、
170…マイクロプロセッサ(CPU)、180…モータドライバ、
190…プリント回路基板(PCB)。

Claims (11)

  1. マルチスパイラルサーボパターンが記録されているディスク媒体と、
    前記ディスク媒体に対してデータの読出しを行なうリードヘッド及びデータの書き込みを行なうライトヘッドを含むヘッドと、
    前記ヘッドを前記ディスク媒体上の半径方向に移動させるヘッド移動機構と、
    前記ディスク媒体上で、同心円状トラックに相当する円周方向の領域を前記ヘッドが走査している状態で、前記リードヘッドにより読出された前記マルチスパイラルサーボパターンから特定形状の検出信号をフレーム毎に再生する再生手段と、
    前記再生手段により再生されたフレーム毎の前記検出信号の振幅値を使用して、前記リードヘッドの位置決めに必要な位置誤差を算出する位置誤差演算を実行する位置誤差演算手段と、
    前記検出信号の振幅値に基づいて前記ヘッドの位置変動を検出する検出手段と、
    前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて、前記位置誤差演算手段の位置誤差演算結果を補正する補正手段と、
    前記位置誤差演算手段の演算結果または前記補正手段により補正された演算結果を使用して前記ヘッド移動機構を制御し、前記同心円状トラックを構成する放射状サーボパターンを書き込むための前記ヘッドの位置決め制御を実行する制御手段と
    を具備するディスク記憶装置。
  2. 前記補正手段は、
    前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて前記フレームを変更し、
    前記変更されたフレームの振幅値を使用した位置誤差演算結果を取得し、
    前記ヘッドの位置変動量に基づいて前記位置誤差演算結果に対する補正演算を実行するように構成されている請求項1に記載のディスク記憶装置。
  3. 前記補正手段は、
    前記位置誤差演算結果に対して、前記ヘッドの位置変動量に基づいて決定されるオフセットを加算する補正演算を実行するように構成されている請求項2に記載のディスク記憶装置。
  4. 前記再生手段は、
    前記リードヘッドにより読出された前記マルチスパイラルサーボパターンからほぼ六角形状の前記検出信号をフレーム毎に再生するように構成されている請求項1から3のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記ヘッドの位置変動量に基づいてフレームを変更するときにシフトされるフレーム数及び前記マルチスパイラルサーボパターンの傾きに基づいてオフセットを決定し、
    前記変更されたフレームの振幅値を使用した位置誤差演算結果に対して、前記オフセットを加算する補正演算を実行するように構成されている請求項2から4のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  6. 前記位置誤差演算手段は、前記各フレームから最大振幅値を示す第1の基準フレームを探索し、前記第1の基準フレームを基準として振幅値の増減関係の類似性に基づいてフレームを選択し、前記選択したフレームの振幅値を使用して位置誤差演算を実行するように構成されており、
    前記補正手段は、
    前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて最大振幅値を示す第2の基準フレームを探索し、
    前記第2の基準フレームを基準として振幅値の増減関係の類似性に基づいてフレームを再選択してフレームを変更する請求項1から5のいずれか1項に記載のディスク記憶装置。
  7. 前記補正手段は、
    前記ヘッドの位置変動量に基づいてフレームを変更するときに、前記第1の基準フレームと前記第2の基準フレームとのフレーム数の差及び前記マルチスパイラルサーボパターンの傾きに基づいてオフセットを決定し、
    前記変更されたフレームの振幅値を使用した位置誤差演算結果に対して、前記オフセットを加算する補正演算を実行するように構成されている請求項6に記載のディスク記憶装置。
  8. マルチスパイラルサーボパターンが記録されているディスク媒体及び前記ディスク媒体に対してデータの読出しを行なうリードヘッド、及びデータの書き込みを行なうライトヘッドを含むヘッドを有するディスク記憶装置により、前記ディスク媒体上に放射状サーボパターンを書き込むサーボ書込み方法において、
    前記ディスク媒体上で、同心円状トラックに相当する円周方向の領域を前記ヘッドが走査している状態で、前記リードヘッドにより読出された前記マルチスパイラルサーボパターンから特定形状の検出信号をフレーム毎に再生する処理と、
    前記再生されたフレーム毎の前記検出信号の振幅値を使用して、前記リードヘッドの位置決めに必要な位置誤差を算出する位置誤差演算を実行する位置誤差演算処理と、
    前記検出信号の振幅値に基づいて前記ヘッドの位置変動を検出する処理と、
    前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて、前記位置誤差演算処理の位置誤差演算結果を補正する処理と、
    前記位置誤差演算処理の演算結果または前記補正する処理により補正された演算結果を使用して前記放射状サーボパターンを書き込むための前記ヘッドの位置決め制御を実行する処理と
    を有する手順を実行するサーボ書込み方法。
  9. 前記補正する処理は、
    前記ヘッドの位置変動の検出結果に基づいて前記フレームを変更し、
    前記変更されたフレームの振幅値を使用した位置誤差演算結果を取得し、
    前記ヘッドの位置変動量に基づいて前記位置誤差演算結果に対する補正演算を実行する請求項8に記載のサーボ書込み方法。
  10. 前記補正する処理は、
    前記位置誤差演算結果に対して、前記ヘッドの位置変動量に基づいて決定されるオフセットを加算する補正演算を実行する請求項9に記載のサーボ書込み方法。
  11. 前記補正する処理は、
    前記ヘッドの位置変動量に基づいてフレームを変更するときにシフトされるフレーム数及び前記マルチスパイラルサーボパターンの傾きに基づいてオフセットを決定し、
    前記変更されたフレームの振幅値を使用した位置誤差演算結果に対して、前記オフセットを加算する補正演算を実行する請求項9または10のいずれか1項に記載のサーボ書込み方法。
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