JP4278971B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の電子写真方式による画像形成装置に関する。特に感光体のような像担持体に形成された静電潜像を、トナーと磁性体キャリア(以下、単に「キャリア」という)とからなる二成分現像剤を用いて可視像化する現像器と、消費したトナーを現像器に供給する手段とを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トナーとキャリアとからなる二成分現像剤を用いた電子写真装置においては、その混合比によって出力画像の濃度が影響を受ける。そのため、出力画像の濃度を安定化させるために、印字により消費された量に相当するトナーを現像器に供給して現像剤中のトナー濃度を制御することが不可欠である。これを行う従来のトナー供給装置は、例えば特許文献1に記載されている。この従来のトナー供給装置について、図面を用いて説明する。
【0003】
電子写真方式による画像形成装置については、画像を一色で記録するものが一般的である。しかし近年のコンピュータによるカラー画像処理の普及や印字物の多色化に伴い、二色あるいはそれ以上の多色で記録するものが普及している。ここでは、簡単のため二色で記録する装置について説明する。
【0004】
図9に、従来のトナー供給装置を用いた画像形成装置における感光体ドラム近傍の構成図を示す。感光体ドラム101の周囲には、第1の記録色で現像を行う第1の現像器104と、第2の記録色で現像を行う第2の現像器107とが配置されている。図9において、感光体ドラム101は矢印Aの方向に回転する。第1の現像器104の上流側には、感光体ドラム101の表面を一様に帯電させるための帯電器108が配置されている。この帯電器108と第1の現像器104との間には、第1の露光器102が設けられており、これからのレーザビーム103が感光体ドラム101上を走査する。また、第1の現像器104と第2の現像器107との間には、第2の露光器105が設けられており、これからのレーザビーム106が感光体ドラム101上を走査する。
【0005】
第1の現像器104は、レーザビーム103の走査によって感光体ドラム101上に形成された第1の静電潜像を、例えば黒のトナーで現像し、感光体ドラム101上に黒のトナー像を形成する。第2の現像器107は第1の現像器104と略同一構造を有しており、レーザビーム106の走査によって感光体ドラム101上に形成された第2の静電潜像を第1の現像器104で使用したトナーとは逆極性のトナーで現像し、感光体ドラム101上に例えば赤のトナー像を重畳する。
【0006】
第2の現像器107の下流側には転写器109が配置されており、矢印Bの方向に搬送される搬送ベルト110によって搬送される記録紙(図示せず)にトナー像を転写する。転写後の感光体ドラム101はクリーニングブレード111によって不要なトナーを除去された後、除電ランプ112で照射され、不要電荷の除去が行われる。
【0007】
次に、現像器とトナー供給装置について説明する。第1の現像器104と第2の現像器107とは略同一構造であるので、ここでは第1の現像器104についてのみ説明する。図9に示すように、現像器には、この現像器にトナーを供給するトナー供給装置113が一体的に組み付けられている。また、トナー供給装置113の上側端部には、トナー供給装置113にトナーを供給する図示しないトナー溜めが設けられている。
【0008】
現像器は、トナー供給装置113の下方に配置された現像剤撹拌ロール114と、感光体ドラム101に対向する位置に配置された現像ロール115と、現像ロール115に現像剤を搬送する現像剤搬送ロール116とを備え、各ロールはそれぞれ矢印の方向に回転する。また、現像ロール115の上方には現像ロール115上の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材117が設けられ、現像剤搬送ロール116の上方には現像剤を現像ロール115側より現像剤撹拌ロール114側へ戻すためのリバースプレート118が設けられている。
【0009】
この現像器内には図示しないキャリアが収容されており、このキャリアとトナー供給装置113から供給されるトナーとが現像剤撹拌ロール114によって混合撹拌されて現像剤となる。この現像剤は、現像剤搬送ロール116によって現像ロール115側に搬送され、現像ロール115の外周面に付着して搬送され、層厚規制部材117による層厚規制を受けた後、現像部において感光体ドラム101上の静電潜像にトナーが転写され付着される。
【0010】
図10に、トナー供給装置113の一部の斜視図を示す。図11に、トナー供給装置113の発砲部材ロール123と孔付部材122の斜視図を示す。図10および図11に示すように、トナー供給装置113のハウジング120の底部に現像剤撹拌ロール114の回転軸方向に沿った開口部121が形成され、この開口部121には孔付部材122が取り付けられている。この孔付部材122は、板に多数の孔を形成したものである。この孔付部材122の上部には発砲部材ロール123が配設されている。この発砲部材ロール123の上方には、仕切り部124を挟んで二つのスクリュー125、126が配設されている。このスクリュー125、126は互いに逆方向に回転し、発泡部材ロール123の上方にてトナーを循環しながら、発泡部材ロール123上に略均等にトナーを落とす。ハウジング120の上面には、トナー溜め(図示せず)から供給されるトナーを受け入れる孔127が形成されている。
【0011】
トナー溜めに保持されたトナーは、重力によってトナー供給装置113内に落下し、スクリュー125、126によって循環され、発砲部材ロール123上に落下し、この発砲部材ロール123に付着する。発泡部材ロール123は、後述するトナー供給モータにより回転駆動されることで、付着したトナーを孔付部材122にこすりつけてトナーを孔を通して落下させて現像器104,107に供給する。
【0012】
図12に、トナー供給装置113の制御部のブロック図を示す。図12に示すように、制御部は、互いにバス137で接続されたCPU130と、ROM131と、RAM132と、入出力制御装置133とを備えている。入出力制御装置133には、印字しようとする画像データが入力されるインターフェース134、画像形成装置の筐体前面に配置されたコンソール135、トナー供給装置113の発砲部材ロール123を駆動するトナー供給モータ136等が接続されている。この制御部では、CPU130がRAM132をワークエリアとして、ROM131に格納されたプログラムを実行することによってトナー供給制御を行う。
【0013】
図13に、トナー供給装置の制御部の機能を示す機能ブロック図を示す。このように、制御部は画像データの印字画素数を積算して記憶する画素数積算・記憶手段143と、所定画素数あたりのトナー供給モータ136の駆動時間を複数の段階に対応させて記憶する記憶手段140と、この記憶手段140に記憶された複数の段階のうちの任意の一つの段階を選択する選択手段141と、画素数積算・記憶手段143によって求められた積算値が所定画素数に達したときに、選択手段141で選択した段階に対応した駆動時間でトナー供給モータ136を駆動するモータ制御手段142とを備えている。ここで、画素数積算・記憶手段143は、インターフェース134に入力される画像データから画素数を演算し記憶するCPU130、RAM132およびROM131によって実現される。また、モータ制御手段142は図12のCPU130、ROM131およびRAM132によって実現される。図13の画素数積算・記憶手段143は、画素数の積算値144をモータ制御手段142に送ると共に、このモ−タ制御手段142からのリセット信号145を受けて画素数の積算値をリセットする。また、モータ制御手段142は、画素数積算・記憶手段143から送られてくる画素数の積算値144が所定画素数に達したら、選択手段141で選択した段階に対応した駆動時間だけ駆動信号146を出力し、トナー供給モータ136を駆動すると共に、リセット信号145を画素数積算・記憶手段143へ送る。
【0014】
ここで、選択手段141は、画像形成装置に求められる基準出力濃度を維持するために、画像形成装置固有の単位画素数当たりのトナー消費量に対応したトナー供給モータ136の駆動時間に関する段階を選択する。ただし、同じ画像形成装置であっても感光体材料の上の電位状態、現像特性、転写特性によって装置個々に選択しうる段階が変化する。
【0015】
インターフェース134に画像データが入力されると印字動作が開始する。また、画像データに基づいて画素数積算・記憶手段143は画素数の積算値144を計算する。この積算値144が所定画素数に達すると、モータ制御手段142は選択手段141で選択した段階に対応した駆動時間だけ、トナー供給モータ136を駆動すると共に、積算値144をリセットするためのリセット信号145を出力する。画素数積算・記憶手段143はリセット信号145を受けて新たに画素数の積算を開始する。トナー供給モータ136が駆動されている間だけ、トナー供給装置113から第1の現像器104および第2の現像器107へトナーが供給される。このようにして、画像データの画素数の積算値が所定値に達する毎に所定量のトナーが供給されることになる。従って、画像サイズが変化してもトナー供給動作間でのトナー消費量の変動が少なくなり、消費量に近い量のトナーを供給することができる。
【0016】
【特許文献1】
特開平11−15248号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記の従来の画像形成装置においては、印字される画素数のみをカウントして画素数の積算値が一定値に達すると、トナー消費量も一定値に達したと推定して、トナー供給を行う。ところが、1つの印字画素であっても、孤立点を構成する画素とソリッド(塗りつぶし)の一部を構成する画素とでは感光体ドラムへのトナー付着量すなわちトナー消費量は異なる。従って、トナー消費量の推定値と実際のトナー消費量との間に誤差が生じる。この誤差によって、現像器104,107内部がアンダートナーまたはオーバートナーの状態になる可能性がある。
【0018】
これを防ぐために、トナー濃度を間接的に検出する方法がとられる。すなわち、感光体ドラムまたは中間転写体上に濃度検出用の画像を形成し、それを濃度検出センサで読み取って濃度を検出することで、現像器内のトナー濃度を推定する。そして、推定した濃度に基づいて、現像器内のトナー量を調節したり現像バイアスを変えたりして濃度補正を行う。しかし、濃度検出している間は、記録紙に印字するための画像形成を行うことができない。また、大量頁の印字ジョブの処理中に濃度検出処理を割り込ませると、印字動作が中断する。
【0019】
本発明は、トナー供給動作を適切なタイミングで行うことにより、印字画質の劣化を防止しながら印字動作の中断頻度を可能な限り少なくした画像形成装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、トナーと磁性体キャリアとからなる現像剤を用いる二成分現像方式の画像形成装置であって、画像の特性情報を印字される頁ごとに計数する画像特性計数手段と、前記画像特性計数手段が計数する画像特性に基づいて、印字される頁ごとに消費されたトナー消費量を推定するトナー消費量推定手段と、前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量に相当するトナーを前記頁の印字の終了後に現像器内に供給するトナー供給手段と、予め決められた第1の閾値及び第2の閾値を有し、前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも大きな値であり、前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量の積算値を、各頁の印字終了ごとに前記第1の閾値と比較し、且つ1つの印字ジョブの終了ごとに前記第2の閾値と比較して、前記トナー消費量の積算値が前記第1の閾値を超えたとき及び前記第2の閾値を超えたとき、前記現像器内のトナー濃度が予め設定された標準トナー濃度となるように濃度補正処理を行うトナー濃度補正手段とを備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の参考例としての画像形成装置は、トナーと磁性体キャリアとからなる現像剤を用いる二成分現像方式の画像形成装置であって、画像の特性情報を印字される頁ごとに計数する画像特性計数手段と、前記画像特性計数手段が計数する画像特性に基づいて、印字される頁ごとに消費されたトナー消費量を推定するトナー消費量推定手段と、前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量に相当するトナーを前記頁の印字の終了後に現像器内に供給するトナー供給手段と、前記現像器内のトナー濃度が予め設定された標準トナー濃度となるように濃度補正処理を行うトナー濃度補正手段とを備える。
【0023】
本発明の参考例としての画像形成装置においては、前記トナー濃度補正手段は、前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量の積算値が予め決められた第1の閾値を超えたときに、前記現像器内のトナー濃度が予め設定された標準トナー濃度となるように濃度補正処理を行う。
【0024】
これによれば、濃度補正処理の実行タイミングを、印字頁数や印字画素数ではなく、消費したトナー量を基準として決定するので、現像器内の実際のトナー濃度の変化に合致した適切なタイミングで濃度補正処理を行うことができる。印字頁数のみを基準に決定すると、印字画質保証の観点から高い印字率(印字画素数/総画素数)を想定して濃度補正処理を行う印字頁数を決定する傾向になり、濃度補正処理の実行頻度が必要以上に増大し、そのために印字動作の中断が頻発する。本発明の参考例としての画像形成装置によれば、印字率が低い場合には、濃度補正処理の実行間隔が長くなり、印字動作の無駄な中断の発生を防止できる。一方、印字率が高い場合には、濃度補正処理の実行間隔は短くなるが、この場合にはトナー消費量推定値の累積誤差も大きいので、間隔が短くなることは印字画質保証の観点からはむしろ好ましい。かくして、本発明の参考例としての画像形成装置によれば、印字画質の劣化を防止しながら印字動作の中断頻度を可能な限り低減できる。
【0025】
また、本発明の画像形成装置においては、前記トナー濃度補正手段は、予め決められた第1の閾値及び第2の閾値を有し、前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも大きな値であり、前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量の積算値を、各頁の印字終了ごとに前記第1の閾値と比較し、且つ1つの印字ジョブの終了ごとに前記第2の閾値と比較して、前記トナー消費量の積算値が前記第1の閾値を超えたとき及び前記第2の閾値を超えたとき、前記現像器内のトナー濃度が予め設定された標準トナー濃度となるように濃度補正処理を行う。
【0026】
これによれば、上記参考例としての画像形成装置と同様に、濃度補正処理の実行タイミングを、消費したトナー量を基準として決定するので、現像器内の実際のトナー濃度の変化に合致した適切なタイミングで濃度補正処理を行うことができる。
【0027】
さらに、トナー消費量の積算値を比較する2つの閾値を設定することにより、使用者からの印字要求単位である印字ジョブの実行途中に濃度補正処理が割り込んで印字動作が中断するのを可能な限り防止することができる。ただし、1つの印字ジョブが大量頁の印字要求である場合には、その印字ジョブの実行途中で現像器内のトナー濃度が適正範囲から外れて印字画質が劣化してしまう可能性がある。各頁の印字の終了ごとに推定されたトナー消費量の積算値を第1の閾値と比較して、積算値が第1の閾値を超えたときに濃度補正処理を行うことにより、印字ジョブの途中であっても濃度補正処理を割り込ませて画質を安定化させることができる。その結果、印字画質の劣化を防止しながら印字動作の中断頻度を可能な限り低減できる。
【0028】
また、1つの印字ジョブの終了ごとに推定されたトナー消費量の積算値を第2の閾値と比較して、積算値が第2の閾値を超えたときに濃度補正処理を行うことにより、印字が実行されない空き時間を利用して濃度補正処理を行うことができるので、印字ジョブの実行途中に濃度補正処理が割り込んで印字動作が中断するのを低減できる。
【0029】
上記の本発明の画像形成装置において、前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも大きな値であることが好ましい。これにより、印字画質の劣化を防止しながら印字動作の中断頻度を可能な限り低減できる。
【0030】
また、上記の本発明の画像形成装置において、前記第1の閾値は、前記トナー消費量推定手段が推定するトナー消費量に含まれる誤差の累積値が、前記二成分現像方式のトナー濃度の許容範囲を超えないように設定されていることが好ましい。これにより、粗悪な画質の印字が無駄に実行されるのが防止される。
【0031】
参考例及び本発明の画像形成装置において、前記トナー濃度補正手段は、濃度検出用の濃度パターンを形成する濃度パターン形成手段と、前記濃度パターンの濃度を検出する濃度センサと、前記濃度センサが検出する濃度情報に基づいて前記現像器内の前記現像剤中のトナー濃度を推定する現像器内濃度推定手段とを備え、前記現像器内濃度推定手段が推定したトナー濃度と前記標準トナー濃度とを比較することが好ましい。これにより、現像器内のトナー濃度とその異常の有無とを簡単且つ安価に検知することができる。
【0032】
また、参考例及び本発明の画像形成装置において、前記濃度補正処理が、前記トナー供給手段による前記現像器内へのトナーの供給、又は前記トナー供給手段の一時的な駆動停止であることが好ましい。これにより、現像器内のトナー濃度を容易且つ迅速に標準トナー濃度に戻すことができる。
【0033】
また、参考例及び本発明の画像形成装置において、前記画像特性計数手段が、少なくとも印字画素数を計数するピクセルカウンタを含むことが好ましい。これにより、印字画素数を考慮してトナー消費量を推定できるので、正確な推定が行える。
【0034】
この場合において、前記画像特性計数手段が、更に、局所的なエッジを構成する印字画素数を計数するエッジカウンタ、及び/又は、印字画素とその周辺画素とが所定のパターンを構成する前記印字画素数を計数するパターンカウンタを含むことが好ましい。これにより、トナー消費量のより正確な推定が行える。
【0035】
以下に、本発明の具体的な実施の形態を詳細に説明する。
【0036】
図1に、本発明の画像形成装置の一実施形態の概略構成図を示す。図1の画像形成装置は、大きく分けて、入力される画像データを処理する画像信号処理部、画像信号処理部で処理された画像データに基づいて露光するための光を発生させるレーザ光学系部、電子写真プロセスにより画像を形成する画像形成部、画像形成部の現像器にトナーを供給するトナー供給機構部、およびトナー供給機構部を制御するトナー供給制御部から構成される。以下に、それぞれについて説明する。
【0037】
画像信号処理部は、入力される画像データに対して各種補正処理を行う画像信号処理回路1および処理された画像データに基づいてレーザ駆動信号を生成するレーザ駆動回路2から構成される。
【0038】
レーザ光学系部は、レーザ駆動信号に基づいて発光するレーザ3と、レーザ3から発したレーザ光を掃引する回転多面鏡4と、掃引された光を導くf/θレンズ等を含むレンズ系5と、導かれた光を感光体ドラム7上へ指向させるミラー6とから構成される。
【0039】
画像形成部は、電子写真プロセスを実現するものであり、感光体ドラム7と、これを中心として、感光体ドラム7の表面を一様に帯電させる帯電器8と、帯電後レーザ光学系部によって露光されてできた静電潜像をトナーを付着させて可視像化させる現像器9と、支持ローラ11,12で支持される中間転写ベルト13上に可視像化されたトナー像を転写する第1転写器10と、記録紙32を搬送する搬送ローラ15と、中間転写ベルト13上のトナー像を搬送ベルト15で搬送されてくる記録紙32に転写する第2転写ローラ14と、中間転写ベルト13に転写されずに感光体ドラム7上に残ったトナーを除去するクリーナ16と、感光体ドラム7の表面に残っている残留電荷を除去する除電器17とから構成される。トナー像を転写された記録紙32は、その後図示しない定着器によって熱と圧力を加えられトナー像が定着された後、機外に排出される。また、現像器9は、内部に収容されているトナーとキャリアとからなる現像剤を感光体ドラム7の表面に付着させる現像スリーブ18と、現像剤をトナーとキャリアとが均一に混合されるように撹拌しながら現像器9の内部を循環させる撹拌スクリュー19,20とを備えている。また、中間転写ベルト13の近傍には、中間転写ベルト13上のトナー像の濃度を検出する濃度センサ31が設置される。
【0040】
トナー供給制御部26およびトナー供給機構部は、現像プロセスにより感光体ドラム7に付着するトナーによって現像器9内部の現像剤中のトナー濃度が低下することを防ぐために、必要に応じて現像器9にトナーを供給する。
【0041】
トナー供給制御部26は、入力される画像データからその画像の特性を検出する画像特性検出部27と、画像特性検出部27で検出された数値情報を積算して記憶する積算部28と、積算部に記憶されている数値に基づいて消費された思われるトナー量を推定する消費量推定部29と、推定た消費量分のトナーを供給するために必要なトナー供給モータ24の駆動時間を演算する供給量演算部30とからなる。
【0042】
トナー供給機構部は、トナー溜め21から現像器9にトナーを搬送する搬送スクリュー22と、搬送スクリュー22を駆動するトナー供給モータ24と、トナー供給モータ24の回転を搬送スクリュー22に伝達するギア列23と、供給量演算部30で算出された駆動時間の間だけトナー供給モータ24に駆動信号を出力するモータ駆動回路25とからなる。
【0043】
以上のように構成された本実施の形態の画像形成装置の動作を説明する。
【0044】
最初に、入力された画像データは画像信号処理回路1に入る。ここでは、スキュー補正といった傾き補正に必要な画像処理を施される。画像信号処理回路1は、処理した画像データを後段のレーザ駆動回路2と画像特性検出部27とに出力する。
【0045】
レーザ駆動回路2は、入力された画像データに基づいてレーザ3を発光させるためのレーザ駆動信号を生成する。レーザ3は、レーザ駆動回路2が生成した駆動信号に基づいて発光する。発光した光は、回転多面鏡4、レンズ系5およびミラー6を経て感光体ドラム7の表面を走査する。
【0046】
感光体ドラム7は所定のタイミングで矢印の方向に回転している。電子写真プロセスの順番に説明する。まず、帯電器8が、感光体ドラム7の表面を一様な電位に帯電させる。次に、一様な電位に帯電している感光体ドラム7の表面をレーザ光学系部から照射される光で走査して、画像データに対応した静電潜像が感光体ドラム7の表面に形成される。その後、トナー粒子とキャリア粒子とが混合した二成分現像剤を用いた現像器9が、感光体ドラム7上の静電潜像にトナーを付着させ可視像化する。現像器9の内部では、撹拌スクリュー19,20が回転することで、トナーとキャリアが均一に混ざった状態になっている。以上までの流れで、感光体ドラム7の表面に画像データに対応したトナー像が形成される。
【0047】
支持ローラ11,12は、露光のタイミングに合わせて駆動される。支持ローラ11,12が駆動されると、それに懸架されている中間転写ベルト13が矢印の方向に回転する。そして、第1転写器10は、中間転写ベルト13上に感光体ドラム7上のトナー像を転写する。第2転写ローラ14は、回転している中間転写ベルト13上のトナー像を、搬送ローラ15によってタイミングを合わせて搬送されてくる記録紙32に転写する。記録紙32に転写されたトナー像は、この時点では記録紙32の上に載っているだけである。記録紙32は、その後、図示しない定着器で加熱および圧接されて未定着トナー像が定着された後、機外に排出される。
【0048】
クリーナ16は、転写した後の感光体ドラム7上に残っている残留トナーを除去する。次いで、除電器17が感光体ドラム7上の残留電荷を除電して、一連の電子写真プロセスを完了する。
【0049】
ここでは、単色の画像形成装置の例を用いて説明しているが、多色画像形成装置またはカラー画像形成装置の場合には、感光体ドラム7および現像器9を含む周辺要素が構成色の数だけ並べられ、中間転写ベルト13の上に各色のトナー像が重畳されて画像が形成される。
【0050】
次に、トナー供給動作について説明する。画像信号処理回路1で画像処理された画像データは、画像特性検出部27にも入力される。画像特性検出部27は、入力される画像データに基づいてその画像の特性を検出する。具体的には、記録紙1頁に印字される画像について順次入力される画像データに基づいて、印字画素数と、エッジ数と、所定のパターンに合致する画素パターン数(パターンマッチング数)とを検出し、積算部28に出力する。ここで、エッジ数とは、印字される1画素の4辺の内、エッジとなっている辺の数である。例えば、全ての印字画素が孤立点である場合には、エッジ数は印字画素数の4倍となる。ただし、主走査方向のエッジと副走査方向のエッジは分けてカウントする必要がある。積算部28は、逐次入力される画素数、エッジ数、およびパターンマッチング数をそれぞれ積算し記憶する。1頁の印字が完了すると、積算部28には印字した1頁の画像の特性情報が記憶されていることになる。この特性情報は消費量推定部29に出力される。
【0051】
消費量推定部29は、積算部28から読み出した画像特性情報に基づいて当該頁の印字よって消費されたトナー量を推定する。具体的には、トナー消費量は、画像特性情報のそれぞれの積算値に所定の係数を乗じて加算される。この所定の係数は、あらかじめ実験的に求めた値である。
【0052】
供給量演算部30は、推定したトナー消費量に相当する量のトナーを供給するために必要な、トナー供給モータ24の駆動時間を算出する。トナー溜め21内部に収容されているトナーは、トナー供給モータ24が駆動する搬送スクリュー22が回転することによって搬送されて、現像器9の内部に落下する。本実施の形態では、トナー供給モータ24としてステッピングモータを使用しており、最大パルスレートを固定にしておけば、現像器9に供給されるトナー量は総パルス数によって一意的に定まる。よって、供給量演算部30は、供給すべきトナー量からトナー供給モータ24を駆動するための総パルス数を算出し、モータ駆動回路25に出力する。ここで、トナー供給モータ24の駆動開始時および停止時にパルスレートを段階的に変化させるいわゆるスローアップおよびスローダウン動作をさせる場合にも、その変化の傾きを一定にしておけば総パルス数と供給トナー量とは相関が取れる。モータ駆動回路25は、入力される総パルス数に対応する時間だけトナー供給モータ24を駆動する。トナー供給モータ24は、ギア列23を通して搬送スクリュー22を回転させ、所定の量のトナーを現像器9に供給する。
【0053】
以上により、記録紙1頁の印字動作が終了した時点で、その頁の印字のために消費されたトナー量が推定され、直ちにトナー供給動作が行われることになり、現像器9内部のトナー濃度が略一定に保たれるため、常に安定した濃度の画像を得ることができる。
【0054】
次に、トナー供給制御部26について詳細に説明する。図2に、トナー供給制御部26のブロック図を示す。画像特性検出部27は、画像の印字画素を検出するピクセル検出回路40と、印字画素が主走査方向のエッジであるかどうかを検出する主走査エッジ検出回路41と、同様に副走査方向のエッジであるかどうかを検出する副走査エッジ検出回路42と、印字画素を中心とする複数の画素があらかじめ設定されている基準パターン44と一致するか否かを検出するパターン検出回路43とからなる。また積算部28は、ピクセル検出回路40の検出数をカウントするピクセルカウンタ45と、ピクセルカウンタ45の値を一時的に記憶するピクセルレジスタ49と、主走査エッジ検出回路41の検出数をカウントする主走査エッジカウンタ46と、主走査エッジカウンタ46の値を一時的に記憶する主走査エッジレジスタ50と、副走査エッジ検出回路42の検出数をカウントする副走査エッジカウンタ47と、副走査エッジカウンタ47の値を一時的に記憶する副走査エッジレジスタ51と、パターン検出回路43の検出数をカウントするパターンカウンタ48と、パターンカウンタ48の値を一時的に記憶するパターンレジスタ52とから構成される。
【0055】
以上の構成のトナー供給制御部26について、その動作を説明する。画像信号処理回路1で処理された画像データは、ピクセル検出回路40、主走査エッジ検出回路41、副走査エッジ検出回路42、およびパターン検出回路43に並列に入力される。ここで、主走査エッジ検出回路41、副走査エッジ検出回路42、およびパターン検出回路43に入力される画像データは、着目画素を中心とする周囲の複数画素の画像データである。すなわち、主走査エッジ検出回路41に入力されるのは、着目画素とその左右の画素の画像データであり、副走査エッジ検出回路42に入力されるのは着目画素とその上下の画素の画像データである。また、パターン検出回路43に入力されるのは、着目画素を中心とする3×3画素の画像データである。これは、あらかじめ設定されている基準パターン44のサイズによって定まる。
【0056】
このとき、ピクセル検出回路40、主走査エッジ検出回路41、副走査エッジ検出回路42およびパターン検出回路43から出力される検出信号は、それぞれの条件に適合したときにハイレベルとなる。
【0057】
すなわち、ピクセル検出回路40は、着目画素が印字画素であるときにハイレベルの検出信号を出力し、それ以外の時にはローレベルのままとなる。
【0058】
主走査エッジ検出回路41は、着目画素が主走査方向のエッジであるかどうかを検出する。つまり、着目画素が印字画素であり、かつその左右の画素が非印字画素の時にハイレベルの検出信号を出力する。このとき、左右の画素のそれぞれについて非印字画素であるか否かが判断され、左右の画素が共に非印字画素の場合もあり得るので、検出信号は2ビット必要である。同様に、副走査エッジ検出回路42は、着目画素が印字画素であり、かつその上下の画素が非印字画素の時にハイレベルの検出信号を出力する。このときも、上下の画素のそれぞれについて非印字画素であるか否かが判断され、上下の画素が共に非印字画素の場合もあり得るので、検出信号は2ビット必要である。
【0059】
パターン検出回路43は、着目画素とその周辺画素において印字画素の配置が、あらかじめ設定されている基準パターン44と一致したときにハイレベルの検出信号を出力する。このとき、検出信号のビット数は、基準パターンの個数によって決められる。図3に、本実施の形態で使用する4つの基準パターンを示す。着目画素(黒塗りの部分)を中心として縦横方向に最大3×3画素を参照する。黒が印字画素、白が非印字画素、斜線がどちらでも良いことを示す。図3の(a)ないし(d)から分かるように、ここでは着目画素が局所的な角を構成する印字画素であるかどうかを検出している。この例では、基準パターンが4通りなので、0から4までの信号を出力する必要があるため、検出信号は最低3ビット必要である。このように基準パターンが予め決まっており、変更する必要がない場合には、パターン検出回路43を3×3画素の最大9画素の画像信号から基準パターンに合致するか否かを判断する組合せ論理回路で構成しても良い。
【0060】
画像特性検出部27の各検出回路40,41,42,43で生成されるそれぞれの検出信号は、積算部28の対応するカウンタに入力される。ピクセルカウンタ45、主走査エッジカウンタ46、副走査エッジカウンタ47およびパターンカウンタ48は、1頁の印字開始直前にクリアされ、印字中はそれぞれの検出信号を積算する。それぞれの後段のピクセルレジスタ49、主走査エッジレジスタ50、副走査エッジレジスタ51およびパターンレジスタ52は、それぞれに対応するカウンタ値を印字終了時にラッチして記憶する。
【0061】
その後、ピクセルレジスタ49、主走査エッジレジスタ50、副走査エッジレジスタ51およびパターンレジスタ52の値は、後段の消費量推定部29に入力され、今回の印字で消費したと思われるトナー量を推定する。推定処理は、それぞれのレジスタ値の関数として定義され、具体的にはそれぞれのレジスタの値に所定の係数を乗じてそれらの総和をとったものとなる。ここで、ピクセルレジスタ49に格納されている値をCpix、主走査エッジレジスタ50に格納されている値をCem、副走査エッジレジスタ51に格納されている値をCes、そしてパターンレジスタ52に格納されている値をCpatとすると、トナー消費量Tconは以下の式を用いて推定される。
【0062】
Tcon=K1×Cpix+K2×Cem+K3×Ces+K4×Cpatここで、係数K1、K2、K3およびK4は、あらかじめ実験的に定められる。
【0063】
以上で、印字によるトナー消費量が推定できるので、この消費分のトナーが供給される。供給量演算部30は、供給すべきトナー量から必要なモータ駆動時間を算出する。モータ駆動回路25は、供給量演算部30が算出した駆動時間に基づいて、モータ駆動信号を生成する。
【0064】
図4にモータ駆動信号の第1の実施例を示す。ここで、供給されるトナー量は(b)<(a)<(c)の関係にあるが、駆動パルスレートの最大値はPmaxでいずれの場合も同じである。また、スローアップおよびスローダウンのパルスレートの変化量(図4の傾斜部の傾斜角度)も同じである。すなわち、最大パルスレートPmaxが出力されている時間を制御することで、トナー供給量を制御する。供給動作は、当該頁の印字が終了して供給すべきトナー量を算出した後に行う。
【0065】
ここで、供給すべきトナー量が多い場合に、大量のトナーを短時間に供給してしまうと、現像器9内のトナー濃度分布にばらつきができてしまい、結果として画像濃度にむらができてしまう。従って、トナーの供給は、できる限りゆっくりと行うことが望ましい。第1の実施例では、トナー供給モータ24を駆動するための駆動パルスの最大パルスレートPmaxを、むらが出ない程度の値に固定して、その最大パルスレートPmaxを出力する時間を変えることでトナー供給量を制御している。
【0066】
この場合、単位時間当たりの供給量を大きく上げられないため、連続して複数頁を印字する場合、前半に印字率の大きな画像を含む頁を印字すると、場合によっては消費量が供給量を大きく上回った状態で次の新たな頁の印字を行わなければならないことも起こり得る。その場合には、トナー消費量推定値から実際に供給した量を差し引いたトナー不足量を積算して記憶しておき、積算不足量から求められるトナー濃度(現像剤中のトナーの割合)が正常な範囲を超えたときには、印字動作を強制的に停止して、トナー濃度が正常な範囲の中央値近辺に戻るまでトナーの強制供給を行うことが好ましい。ここで、トナー濃度の正常な範囲とは、例えば良好な印字画質を保証できるトナー濃度の設計値(例えば8%±2%の範囲)に設定することができる。
【0067】
逆に、1頁の印字に要するトナー消費量推定値が小さい場合には、当該頁の印字終了時にはトナー供給を行わずに供給すべき量を記憶しておき、次頁の印字後に算出されるトナー消費量推定値と合算しても良い。特に本実施の形態のようにトナー供給モータ24の回転をギヤ列23を通して搬送スクリュー22に伝達しているような場合には、供給回数を少なくすることは、ギヤ列23のバックラッシュで生じる供給誤差に基づいて発生するトナー濃度の累積誤差を小さくすることができるので好ましい。
【0068】
次に、トナー供給制御の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、トナーの供給をできる限り長い一定時間で行う。但し、印字により消費した分のトナーの供給を、次頁の印字が終了するまでに行う。具体的には、一分間に20頁の印字が可能なエンジンを用いた場合、1頁当たりの印字に必要な時間は3秒となるので、3秒以内にトナー供給を完了させる。この方法では、トナー供給モータ24の最大パルスレートを頁毎に変えてやる必要があるので、1頁の印字に対応するトナー供給が終了した時点でモータ24の駆動を一旦停止させる必要がある。そのため、各レジスタへのアクセスやトナー消費量推定処理等にかかる時間も考慮して、2.5秒程度でトナー供給を終了させることが望ましい。図5に、本発明の第2の実施例におけるモータ駆動信号を示す。図5においても、トナー供給量は、(b)<(a)<(c)の関係にある。ここでも、スローアップおよびスローダウン動作におけるパルスレートの変化量、すなわち傾斜部の傾きは同じにする。
【0069】
以上で、印字動作毎に行うトナー供給動作について説明した。ここで、トナー供給量として算出した値は、あくまで推定値であるので、実際のトナー消費量との間にはどうしても誤差が発生することは避けられない。たとえ、1回のトナー消費量の推定値における誤差は小さくとも、それが累積されていくことで、無視できない誤差に膨らんでいくことがある。よって、この累積誤差をキャンセルするための手段が必要となる。以下で、累積誤差をキャンセルするための濃度補正処理について説明する。
【0070】
濃度補正処理を行うためには、何らかの方法で現像器9内のトナー濃度を検出することが必要となる。従来は、トナーとキャリアの混合比が変わると現像剤の透磁率が変わることを利用して、現像器9の内部に透磁率センサを設置してトナー濃度を検出を行っていた。しかし、この透磁率センサは比較的高価な部品であり、カラー画像形成装置ではシアン、マゼンタ、イエローおよび黒の4つの現像器で画像形成を行うので、透磁率センサも4個必要となり、コストアップの要因となっていた。そこで、直接現像器内のトナー濃度を検出するのではなく、所定のパターンで現像されたトナー像の濃度を検出することで現像器内部のトナー濃度を間接的に検出する方法がとられることがある。この場合、感光体ドラム7上に濃度検出用のパターンを形成し、感光体ドラム7近傍に設置した発光素子と受光素子からなる安価な濃度センサを用いて検出することができる。さらに、コストを低減するため、感光体ドラム7上のトナー像を検出するのではなく、中間転写体上のトナー像で検出することもできる。カラー画像形成装置においては、感光体ドラム上で検出しようとすると4個の濃度センサが必要となるからである。本実施の形態においても、中間転写ベルト13上で濃度検出を行う。
【0071】
図6に、濃度センサ31の構成図を示す。図6に示す濃度センサ31は、赤外光を発する発光素子32と、当該赤外光を受光する受光センサ33,34とから構成される。ここで、発光素子32は発せられた赤外光が所定の入射角で中間転写ベルト13に入射するように取り付けられており、受光センサ33は、発光素子32からの赤外光のうち、中間転写ベルト13にて上記入射角と同じ反射角で反射した赤外光が入射する位置に取り付けられている。一方、受光センサ34は、散乱光を受光するように、上記入射角と同じ反射角で反射した反射光が入射しない位置に配置されている。
【0072】
以上の構成において、その動作を説明する。発光素子32は、中間転写ベルト13上に形成された濃度パッチ(すなわち所定のパターンで形成されたトナー像)35が移動してくると所定の入射角で赤外光を照射する。照射された光は、濃度パッチ35で反射する。反射する光のうち、入射角と同じ反射角で反射した反射光は受光センサ33に入射する。一方、トナー像の表面で乱反射した光の一部が散乱光として受光センサ34に入射する。受光センサ33および34のどちらで検出するかは、検出する色によって変える。シアン、マゼンタ、イエローの3色は、散乱光によって濃度検出する。中間転写ベルト13上のトナー濃度が高くなると、それだけトナーの付着量も多くなるのでそれだけ散乱光成分の光量も多くなり、受光センサ34のセンサ出力も高くなる。一方、黒については直接反射光を利用して濃度検出する。黒トナーは光を吸収してしまうので、散乱光成分は殆ど検出できなくなるためである。一般的に、中間転写ベルトは黒で、その表面の反射率は比較的高い。そのため、トナーが付着していないときには直接反射光の光量は多く、トナー付着量が増えてくると、散乱光成分が増えて直接反射光成分が減ってくる。従って、受光センサ33の受光レベルで黒トナーの濃度が検出できる。
【0073】
上記の濃度センサを用いた濃度補正処理について説明する。手順としては、中間転写ベルト13に濃度パッチ35を形成し、中間転写ベルト13が回転して濃度センサ31の位置に濃度パッチ35が来たときに前述したように濃度検出を行う。ここで、検出された濃度とあらかじめ基準濃度の現像剤を用いて形成した濃度パッチ35から検出した濃度との差が累積誤差に相当する。よって検出した濃度からトナー量の過不足を算出し、不足している場合にはトナー供給モータ24を駆動して強制的にトナーを供給する。逆に多すぎる場合には、次回の印字から多すぎる分のトナー量を消費するまでトナー供給モータ24の駆動を停止する。
【0074】
以上の手順の濃度補正処理を行うことで、各頁の印字時のトナー消費量推定値の累積誤差をキャンセルすることができる。
【0075】
しかし、この濃度補正処理が使用者の意志に関わらず実行されると、トナーを余分に消費したり、あるいは連続印字中にトナー供給のために印字が中断したりするという不都合が生じる。よって、この補正処理はできる限り行わない、またはその頻度を極力減らすことが望ましい。そこで、本発明では、濃度補正処理を行った後のトナー消費量の推定値を積算し、その積算値が所定量(閾値)を超えたときに、濃度補正処理を行う。
【0076】
図7に、濃度補正処理タイミングのフローチャートを示す。図7に示すように、印字指示待ちの状態(S1)のときには、印字指示が来るまで待機しておく。印字指示が来ると、通常の印字動作を行い(S2)、前述したようにトナー消費量を推定し(S3)、トナー供給を行う。そして、推定値を積算し(S4)、その積算値をあらかじめ決めてある閾値と比較する(S5)。このとき、積算値≦閾値のときには、濃度補正処理はまだ必要ないので、何もせず印字指示待ち(S1)となる。しかし、積算値>閾値のときには、印字頁数によらずトナー消費量が所定量以上になったということなので、前述の濃度補正処理を行い(S6)、その後、上記積算値をクリアする(S7)。それから、印字指示待ちの状態(S1)に戻り、初期状態となる。
【0077】
このように、濃度補正処理のタイミングを、印字頁数ではなく、トナー消費量推定値の積算値に基づいて決定する利点は、濃度補正処理の頻度を必要以上に増やさないという点にある。すなわち、印字率(印字画素数/総画素数)の低い画像を連続印字するときには、トナー消費量は少ないのでトナー消費量推定値の累積誤差も少なくなるため、たとえ印字頁数が多くても濃度補正処理を頻繁に行う必要はない。本実施の形態のように、印字頁数ではなくトナー消費量に基づいて濃度補正処理のタイミングを決定することで、印字率の低い印字を行う場合には濃度補正処理を行う間隔が広がることになる。逆に、印字率の高い画像を印字する場合には、トナー消費量も多くなるので、印字枚数に基づいて濃度補正処理のタイミングを決定する場合に比べて、本発明の方が濃度補正処理の頻度が多くなる可能性がある。しかし、トナー消費量が多いということは、誤差もそれ応じて多くなるはずなので、累積誤差も多くなる。そのため、本発明によれば、累積誤差が許容量を超える前に濃度補正処理を行うことになり、実際の現像器9内のトナー濃度の状態に即した濃度補正が行えることになり、良好な印字画質を維持できる。
【0078】
さらに、積算値を比較する閾値を2つ設けて使用者からの印字ジョブの実行途中ではできる限り印字動作を停止しないようにすることで、使用者が待たされないようにすることができる。すなわち、これ以上は画質保証ができないから直ちに濃度補正処理を実行すべきであるという要求レベルの高い第1の閾値と、できれば濃度補正処理をするのが望ましいという要求レベルの低い第2の閾値とを設定する。当然、第1の閾値の方が大きな値が設定される。ここで、印字ジョブとは、印字要求文書単位で判断され、一人の使用者が一度に要求できる印字単位である。一つの印字ジョブに含まれる印字ページ数は1頁の場合もあればそれ以上の場合もある。
【0079】
図8に、第2の濃度補正タイミングのフローチャートを示す。図8を用いて、濃度補正処理のタイミング制御について説明する。ここで、2つの閾値は前述のように閾値1>閾値2で設定されている。まず、使用者から印字ジョブが要求されると(S11)、まず1頁を印字する(S12)。そして、印字終了時点で前述したようにトナー消費量を推定し、トナー供給を行う。併せて、トナー消費量の推定値を積算する。その積算値を閾値1と比較して(S13)、積算値が閾値1より大きければ、画質保証範囲外である可能性が非常に高いということになるので、その時点で印字動作を中断して、濃度補正処理を行い(S14)、積算値をクリアする。積算値が閾値1以下であれば、まだ画質保証の範囲内である可能性が高いということになるので、濃度補正処理を行わず、当該印字ジョブ内に未印字頁があるかどうかを調べる(S15)。もし、未印字頁があるのなら、その次頁の印字動作を行う(S12)。そして、上記S12からS14の処理を当該印字ジョブが終了するまでループする。その後、1つの印字ジョブが終わった時点でトナー消費量の推定値の積算値と閾値2とを比較する(S16)。積算値が閾値2よりも大きければ、濃度補正処理を行い(S17)、積算値をクリアして初期状態に戻る。積算値が閾値2以下であれば、何も行わないで初期状態に戻り、新たな印字ジョブが要求されるまで待機する。
【0080】
上記の処理では、トナー消費量推定値の積算値が閾値2を超えてはいるが、閾値1以下である場合には、濃度補正処理はその印字ジョブの途中では行わず、当該印字ジョブが終了した時点で行う。これにより、使用者が印字ジョブの途中で印字動作が停止して待たされることがなくなる。ただし、1つの印字ジョブが大量頁の印字要求である場合には、その印字ジョブの実行途中でトナー消費量推定値に含まれる誤差の累積値が画質保証に関する許容範囲を超えてしまう可能性がある。よって、閾値1を、トナー消費量推定値に含まれる可能性がある誤差と、画質保証の観点から要求されるトナー濃度の許容範囲とを考慮して決定し、トナー消費量推定値の積算値がこれを超えた場合には、印字ジョブの途中であっても頁の印字が終了した時点で濃度補正処理を行う。これにより、画質が劣化した無駄な印字が行われるのを防止できる。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、印字画質の劣化を防止しながら印字動作の中断頻度を可能な限り低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置のトナー供給制御部のブロック図である。
【図3】(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の画像特性検出部が検出する印字画素の基準パターンである。
【図4】(a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の第1の実施例におけるモータ駆動信号である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置の第2の実施例におけるモータ駆動信号である。
【図6】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における濃度センサの構成図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における濃度補正処理のタイミングフローチャートである。
【図8】本発明の一実施形態に係る画像形成装置における別の濃度補正処理のタイミングフローチャートである。
【図9】従来のトナー供給装置を用いた画像形成装置における感光体ドラム近傍の構成図を示した側面図である。
【図10】従来の画像形成装置におけるトナー供給装置の一部の斜視図である。
【図11】従来の画像形成装置におけるトナー供給装置の発砲部材ロールと孔付部材との斜視図である。
【図12】従来の画像形成装置におけるトナー供給装置の制御部のブロック図である。
【図13】従来の画像形成装置におけるトナー供給装置の制御部の機能を示す機能ブロック図である。
【符号の説明】
9 現像器
21 トナー溜め
22 搬送スクリュー
24 トナー供給モータ
27 画像特性検出部
28 積算部
29 消費量予測部
30 供給量演算部
31 濃度センサ
32 発光素子
33、34 受光センサ
35 濃度パッチ
40 ピクセル検出回路
41 主走査エッジ検出回路
42 副走査エッジ検出回路
43 パターン検出回路
44 基準パターン
45 ピクセルカウンタ
46 主走査エッジカウンタ
47 副走査エッジカウンタ
48 パターンカウンタ
49 ピクセルレジスタ
50 主走査エッジレジスタ
51 副走査エッジレジスタ
52 パターンレジスタ

Claims (7)

  1. トナーと磁性体キャリアとからなる現像剤を用いる二成分現像方式の画像形成装置であって、
    画像の特性情報を印字される頁ごとに計数する画像特性計数手段と、
    前記画像特性計数手段が計数する画像特性に基づいて、印字される頁ごとに消費されたトナー消費量を推定するトナー消費量推定手段と、
    前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量に相当するトナーを前記頁の印字の終了後に現像器内に供給するトナー供給手段と、
    予め決められた第1の閾値及び第2の閾値を有し、前記第1の閾値は前記第2の閾値よりも大きな値であり、
    前記トナー消費量推定手段が推定した前記トナー消費量の積算値を、各頁の印字終了ごとに前記第1の閾値と比較し、且つ1つの印字ジョブの終了ごとに前記第2の閾値と比較して、前記トナー消費量の積算値が前記第1の閾値を超えたとき及び前記第2の閾値を超えたとき、前記現像器内のトナー濃度が予め設定された標準トナー濃度となるように濃度補正処理を行うトナー濃度補正手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の閾値は、前記トナー消費量推定手段が推定するトナー消費量に含まれる誤差の累積値が、前記二成分現像方式のトナー濃度の許容範囲を超えないように設定されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記トナー濃度補正手段は、濃度検出用の濃度パターンを形成する濃度パターン形成手段と、前記濃度パターンの濃度を検出する濃度センサと、前記濃度センサが検出する濃度情報に基づいて前記現像器内の前記現像剤中のトナー濃度を推定する現像器内濃度推定手段とを備え、
    前記現像器内濃度推定手段が推定したトナー濃度と前記標準トナー濃度とを比較する請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記濃度補正処理が、前記トナー供給手段による前記現像器内へのトナーの供給、又は前記トナー供給手段の一時的な駆動停止である請求項に記載の画像形成装置。
  5. 前記画像特性計数手段が、少なくとも印字画素数を計数するピクセルカウンタを含む請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像特性計数手段が、更に、局所的なエッジを構成する印字画素数を計数するエッジカウンタを含む請求項に記載の画像形成装置。
  7. 前記画像特性計数手段が、更に、印字画素とその周辺画素とが所定のパターンを構成する前記印字画素数を計数するパターンカウンタを含む請求項に記載の画像形成装置。
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