JP4278291B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、ファクシミリ、またはレザープリンタ等の画像形成装置に関し、特に現像装置内のトナー濃度を適正に制御して安定した画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真複写機、ファクシミリ、またはレザープリンタ等の画像形成装置において、安定した画像を維持するには現像剤におけるトナー濃度を一定に保つことが重要である。しかし、トナー濃度は経時における現像剤自体の物性変化や、温湿度等の環境条件や現像条件等による物性変化によって大きく左右され、一定に保つことは難しいことが知られている。そこで通常、像担持体(以下、感光体)上の表面電位と現像手段が印加する電圧(以下、現像バイアス)との差である現像ポテンシャルによって感光体上に基準画像(Pパターン)を形成し、この基準画像をPセンサー(画像濃度検出手段)と呼ばれる反射型フォトセンサにより検知し、この検知結果に基づいて現像装置内に設けられたTセンサー(トナー濃度検出手段)と呼ばれる透磁率センサーの制御すべき目標値Vtrefを補正し、Tセンサーの出力値が目標値Vtrefになるようにトナー濃度を決定することにより安定した画像を得ることができる。参考までに、感光体上の単位面積当たりのPパターンのトナー付着量(M/A)とPセンサーの出力値Vspの関係は一般に図1のようになる。
また、従来から用いられているTセンサーやPセンサーを用いたトナー濃度制御には次のような方法がある。各画像形成動作時にTセンサーで現像装置内のトナー濃度を検出し、その出力値Vtと目標値Vtrefとの比較結果に応じてトナー補給量を制御する。ここで、経時における現像剤自体の物性変化や、温湿度等の環境条件や現像条件等による物性変化によって、トナー濃度に変化が無いにも関わらずTセンサーが異なった出力値Vtを検出してしまい、トナーの補給過多や補給不足が起こり得る。そこで、所定回数の画像形成時ごとに感光体上にPパターンを形成し、その画像濃度をPセンサーで検出し、検出された出力値Vspに基づいて制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出する。そして、補正された新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)を決定し、トナー補給量を制御する新たな目標値として設定する(特開平8−110700参照)。
【0003】
一例として、補正量ΔVtrefを決定するためのマトリクスを図5に示しておく。ここでは、Pセンサーの出力値のバラツキを考慮して、Pパターンの出力値Vspと感光体上の非画像部に対するPセンサーの出力値Vsgとの比VS(=Vsp/Vsg)から制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出している。そして、補正後のTセンサーの新たな目標値Vtref′と、各画像形成時または所定のタイミングで検出するTセンサーの出力値Vtとの差から、トナー補給量を決定する。したがって、トナー補給量は、例えば、トナー補給をボトルの回転によって行うタイプであれば、ボトルの回転時間(トナー補給クラッチのON時間)に置き換えることができる。
したがって、(Vt−Vtref′)の値が大きければ大きいほど、トナー濃度が目標値に対して不足しているとみてトナーボトル回転時間(トナー補給クラッチのON時間)を長くする制御が行なわれる。しかしこのような方法においても、環境条件、放置条件等により現像剤帯電量(Q/M)が低下して、Pセンサーの出力値Vspが変動することが判明している。一例として、図2に本発明の画像形成装置の放置時間に対する現像剤帯電量(Q/M)−曲線20−、およびPセンサーの出力値Vsp−曲線21−の変化推移を示す。装置の現像剤は、通常25(−μc/g)のQ/M値においてPセンサー出力Vspが0.5(V)となるところに置かれており、理想的な画像濃度(ID1.35)が得られる状態にある。
例えば、Pセンサーの出力値Vspを上述の狙い値0.5(V)に制御するように、制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを図5より算出し、新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)をトナー補給制御に用いて、狙いの画像濃度が得られた状態でコピー動作が終了したとする。その後、装置が長時間不稼動状態で放置されると、図2の曲線20に示すように現像剤のQ/Mが低下して現像能力が高くなり、像坦持体上のトナー付着量が増えてPセンサーの出力値Vspの値が小さくなる。
すなわち、Pセンサーは画像濃度が濃いと判断して制御すべき目標値Vtrefを画像濃度が低くなる方向(ΔVtref>0)に変更する。このまま連続してコピーを取ると、初期は目標の画像濃度が得られているが、数十枚後には現像剤のトナー濃度が低下し、かつ、Q/Mが通常の値まで上昇して一層画像濃度の低下が見られる。これは、この間の1コピーごとのTセンサーの出力値Vtが、新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)に達するまでトナー補給が行われないためである。特に、この画像形成装置における現像剤においては、6時間以上コピーされずに放置されるとVspの低下が大きい。本来ならあらかじめ定めた所定回数の画像形成時毎、またはある一定の時間毎に像坦持体上に基準画像を形成し、その画像濃度をPセンサーで検出して、その出力値Vspに基づいて制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出すれば、上記問題は起こりにくい筈である。
しかしながら、昨今の機械は小スペース化が必須となり、そのため感光体と転写ローラーが常接された機構が多くなりつつある。そのため、Pパターンの像が転写ローラに付着し易く、Pパターン像の作成毎に転写ローラーのクリーニングを必要とし、クリーニング時間の確保によるコピーの生産性低下や上記クリーニングによる転写ローラーの劣化等の不具合が新たに発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、基準画像に対する画像濃度検出手段の出力値の補正した値に基づいてトナー濃度検出手段の目標値を補正することによって、感光体と転写ローラーが常接された機構においてもクリーニング時間の確保によるコピーの生産性を落とすことなく、常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の画像形成装置の発明では、像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、当該画像形成装置の不稼働時間と、前記画像濃度検出手段の出力値の低下量との関係に基づいて、前記画像濃度検出手段の出力値を補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明では、像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、当該画像形成装置の不稼動状態が所定時間以上続いた場合、前記画像濃度検出手段の出力値を、該出力値に所定の値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明では、像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、前記画像濃度検出手段の出力値を、前記出力値に定着ローラの温度に応じた所定の補正値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明では、像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、定着ローラの温度が所定温度以下の場合、前記画像濃度検出手段の出力値を、該出力値に所定の値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。以下、本発明を画像形成装置の代表例である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した一実施例について説明する。また、複写機の一般的な動作、機能については既に公知であるので省略し、特に本発明の実施例に関係のある部分を中心に述べる。図3は、本発明の複写機の感光体周辺の主要部を示す構成図である。複写機としては、4色で構成されるカラー複写機の例で示してある。
先ず、反時計方向(矢印方向)に回転する像坦持体である感光体10の周りには、感光体10上の残留電荷を消す除電ランプ11、感光体10上を一様に帯電させる帯電チャージャ12、静電潜像を形成するために感光体10上に光信号を与える発光ダイオード13、原稿画像に基づいた信号を受け取って発光ダイオード13に光信号を起こさせるイメージプロセシングユニット(IPU部)16、感光体10上の帯電レベルを測定する電位センサ14、カラーの可視像を形成のためにBr(ブラック)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、C(シアン)の各色を保有する現像装置1、感光体10上に形成された基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段であるPセンサ5、および前述した帯電チャージャ12のグリッド、発光ダイオード13、電位センサ14、現像装置1等に電位やバイアスを与える電位制御部15が配置されている。
また、トナー濃度を検出するトナー濃度検出手段であるTセンサ3が現像装置1内の各色トナーを監視する位置にある。各色トナーの監視は、ブラック用Tセンサ3Br、マゼンタ用Tセンサ3M、イエロー用Tセンサ3Y、およびシアン用Tセンサ3Cによって行なわれている。ここで、Pセンサ5の出力値Vspは、感光体10上に形成された基準画像の濃度が高ければ高いほど低い値を出力し、同様にTセンサ3の出力値Vtも現像剤中のトナー濃度が高ければ高いほど低い値を出力する。
【0007】
また、トナー補給制御手段であるトナー補給制御部4は、上記各色のTセンサ3からの出力値Vt(VtBr、VtM、VtY、およびVtC)と、既に設定されている不図示のTセンサ3の制御すべき目標値Vtref(VtrefBr、VtrefM、VtrefY、およびVtrefC)との比較結果から補給すべき各色のトナー量を算出し、トナー補給手段であるトナー補給部2に伝達する。したがって、トナー補給部2は伝達された補給すべきトナー量に基づいて現像装置1内の各色のトナーを補給する。
さらに、感光体10の周りには、感光体10上に形成された基準画像の濃度を検出するPセンサ5が設定されていることは上述した。このPセンサ5は、反射型フォトセンサであり、Pセンサ5からの出力値Vspは出力値補正部6に導かれる。出力値補正部6は、後述する外部出力値補正条件にしたがって、Pセンサ5の出力値Vspを補正した値Vsp′を算出し、目標値補正部7に伝える。目標値補正部7は、出力値補正部6から導かれた補正した値Vsp′に基づいてTセンサ3の制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出し、上述したトナー補給制御部4内の目標値Vtrefを変更し、新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)を設定させる。したがって、その後のトナー補給制御部4は、各色ごと、Tセンサ3からの出力値Vtと新たな目標値Vtref′との比較結果から補給すべきトナー量を算出し、トナー補給部2に伝える。トナー補給部2は、新たに算出されたトナー量にしたがって、トナーを補給する。
また、現像装置1の内部には、Br現像スリーブ8Br、M現像スリーブ8M、Y現像スリーブ8Y、C現像スリーブ8C、および、Br現像パドル9Br、M現像パドル9M、Y現像パドル9Y、C現像パドル9Cで構成されている。各現像スリーブ(8Br、8M、8Y、および8C)は、感光体10上に形成された静電潜像を現像するために現像剤の穂を上記の感光体10の表面に接触させて回転する。また、各現像パドル(9Br、9M、9Y、および9C)は、現像剤を汲み上げ撹拌するために回転する。
【0008】
既に述べたように、Tセンサ3の制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefは、外部出力値補正条件に基づいて決められる。ここで、外部出力値補正条件の第1例として、Pセンサ5の検出する期間を取り上げる。図2で述べた通り、画像形成の不稼動時間(放置時間)に対してPセンサ5の出力値Vspが曲線21のように低下していく。そこで、出力値補正部6は、外部出力値補正条件として外部から装置の放置時間を与えられ、このPセンサ5の出力値Vspの低下分を補正するように動作する。実際は、図2だけでなく、現像剤や機械条件を考慮して決められるが、図6は、放置時間τに対するPセンサ5の補正値ΔVspの一例を示したものである。
また、出力値補正部6は、外部出力値補正条件の第2例として、装置の放置時間があらかじめ定められた所定時間以上続いたか否かの情報を与えられ、このPセンサ5の出力値Vspの低下分を以下のように補正する。たとえば、6時間以上コピーされずに放置されるとVspの低下が大きいことから、あらかじめ定められた所定時間を6時間とし、放置時間が6時間以内であれば、出力値補正部6はPセンサ5の補正値ΔVspを「0」にし、そのままPセンサ5の出力値Vspを目標値補正部7に伝える。また、放置時間が6時間以上であればPセンサ5の補正値ΔVspを「0.20」にして、新たに補正した値Vsp′(=ΔVsp+0.20)を目標値補正部7に伝える。
また、出力値補正部6は、外部出力値補正条件の第3例として、定着ローラの温度情報を与えられ、その温度情報からPセンサ5の出力値Vspに補正値ΔVspを加算した補正した値Vsp′を算出し、目標値補正部7に伝える。定着ローラの温度に対するPセンサ5の補正値ΔVspの一例を図7に示す。その後、目標値補正部7は、出力値補正部6からのPセンサ5の補正した値Vsp′に基づいてTセンサ3の補正量ΔVtrefを算出し、上述したトナー補給制御部4内の目標値Vtrefを変更し、新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)を設定させることは上述した通りである。
【0009】
また、図4は、外部出力値補正条件の第4例として、定着ローラの温度があらかじめ定められた所定値以上の場合と、以下の場合とでTセンサーの目標値Vtrefを異ならせる本発明の画像形成装置におけるトナー補給制御の主要動作を示したフロー図である。図において、装置のメインスイッチが投入された後(S1)、感光体10上に画像濃度検出用の基準画像を形成する(S2)。トナー補給制御用のTセンサーの目標値としては、記憶している前回の目標値Vtrefを用いる(S3)。
次に、感光体10上に作成した基準画像をPセンサ5で読み取った出力値Vspと、感光体10上の非画像部に対するPセンサ5の出力値Vsgとの比の値(Vsp/Vsg)を算出する(S4)。ほぼ同時にTセンサ3が現像器1内のトナー濃度を検出し、その出力値Vtを取り込む(S5)。次に、ステップ6で図示されていない定着ローラに近接して配置された温度センサーの温度を検知して、この温度があらかじめ定めた所定値(このフローでは50℃としている)以上か否かにより、ステップ4で検出したVspをそのまま用いるか、またはあらかじめ定めた値を加算して用いるかの選択を行なう。
ステップ6において、定着ローラの温度が50℃以上の場合は、装置の不稼動時間が短い、すなわち現像剤のQ/M低下が小さいと見なしてVspの値をそのまま用いて、図5のような補正テーブルを使ってTセンサーの制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出する(S7)。また、定着ローラの温度が50℃以下の場合は、装置の不稼動時間が長い、すなわち現像剤のQ/M低下が大きいと見なしてVspの値にある値αを加算補正して、Tセンサーの制御すべき目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出する(S8)。すなわち、ステップ5で取り込んだVt値およびステップ7またはステップ8で算出した(Vsp/Vsg)と、目標値Vtrefの補正ΔVtrefとの関係を示す補正テーブル図5を参照して目標値Vtrefの補正量ΔVtrefを算出し、目標値Vtrefをその補正量ΔVtrefだけ補正して新たな目標値Vtref′(=Vtref+ΔVtref)として決定して記憶する(S9)。ステップ8を経た場合はステップ7を経た場合と比較して、目標値Vtrefの補正量ΔVtrefが大きくならないように、すなわちトナー濃度が低下する方向の補正量を小さくしてあげることによって、トナー濃度の過度な低下を防止できる。しかる後にステップ10で画像形成動作(コピー)を行わせ、ステップ5でのTセンサ3の出力値Vtと上記新たな目標値Vtref′と比較した結果によりトナー補給クラッチON時間τを決定し(S11)、τ秒間のトナー補給を行なう(S12)。また、1コピーごとにTセンサ3の出力値Vtの取り込みを行っている(S13)。ステップ14では、1ジョブ、つまり設定枚数の連続的な画像形成動作が終了したか否かを判断し(S14)、まだ終了していなければ(S14No)、ステップ10に戻り、コピー動作を続け、先のステップ13のVt値と新たな目標値Vtref′とでトナー補給時間τを決定する(S11)。以後、1ジョブが終了するまでステップ10〜14を繰り返し、1ジョブが終了すると(S14Yes)、本ルーチンを抜ける。
【0010】
【発明の効果】
以上のように発明によれば、装置が長時間不稼動状態でPセンサの出力値Vspに変化が起きても、その変化分を補正することによって、常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供できるようになった。
また、本発明によれば、さらに感光体と転写ローラが常接された機構においても、クリーニング時間の確保によるコピーの生産性低下や上記クリーニングによる転写ローラの劣化を防止し、常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供することができるようになった。
また、本発明によれば、さらに、感光体と転写ローラが常接された機構においても、クリーニング時間の確保によるコピーの生産性低下や上記クリーニングによる転写ローラの劣化を防止し、より簡単な制御で常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供することができるようになった。
また、本発明によれば、さらに、定着ローラの温度から不稼動状態で放置される時間がほぼ予測できるようになって、予測時間から割り出されたPセンサの出力値Vspに変化を補正することによって、常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供することができるようになった。
また、本発明によれば、さらに、簡単な制御で常に安定した画像を形成する画像形成装置を提供することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】感光体上の単位面積当たりのPパターンのトナー付着量(M/A)とPセンサーの出力値(Vsp)の関係を示した説明図である。
【図2】画像形成装置の放置時間に対する現像剤帯電量(Q/M)とPセンサーの出力値(Vsp)の変化推移を示した説明図である。
【図3】本発明の実施例を示す画像形成装置の主要部を示した構成図である。
【図4】本発明の画像形成装置におけるトナー補給制御の主要動作を示したフロー図である。
【図5】Pセンサーの出力値に対してTセンサーの目標値(Vtref)の補正量(ΔVtref)を示した説明図である。
【図6】画像形成の不稼動時間(放置時間)に対してPセンサの出力値(Vsp)の補正値(ΔVsp)の例を示した説明図である。
【図7】画像形成の定着ローラの温度に対してPセンサの出力値(Vsp)の補正値(ΔVsp)の例を示した説明図である。
【符号の説明】
1 現像装置
2 トナー補給部(トナー補給手段)
3 Tセンサ(トナー濃度検出手段)
4 トナー補給制御部(トナー補給制御手段)
5 Pセンサ(画像濃度検出手段)
6 出力値補正部
7 目標値補正部
10 感光体

Claims (4)

  1. 像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、
    該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、
    当該画像形成装置の不稼働時間と、前記画像濃度検出手段の出力値の低下量との関係に基づいて、前記画像濃度検出手段の出力値を補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、
    前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、
    該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、
    当該画像形成装置の不稼動状態が所定時間以上続いた場合、前記画像濃度検出手段の出力値を、該出力値に所定の値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、
    前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とする画像形成装置。
  3. 像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、
    該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、
    前記画像濃度検出手段の出力値を、前記出力値に定着ローラの温度に応じた所定の補正値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、
    前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とする画像形成装置。
  4. 像坦持体上に形成された潜像にトナーを供給して顕像化する現像装置と、前記現像装置の現像部にトナーを補給するトナー補給手段と、
    該現像装置内のトナー濃度を検出するトナー濃度検出手段と、
    前記像坦持体上に画像濃度検出用の基準画像を形成し、該基準画像の濃度を検出する画像濃度検出手段と、
    前記トナー濃度検出手段の出力値と、所定の目標値とを比較して得た補正量に基づいて前記トナー補給手段の補給を制御するトナー補給制御手段と、
    定着ローラの温度が所定温度以下の場合、前記画像濃度検出手段の出力値を、該出力値に所定の値を加算することにより補正し、該補正した出力値に基づいて前記目標値を変更する目標値変更手段と、備え、
    前記トナー補給制御手段は、変更された目標値と、前記トナー濃度検出手段の出力値とを比較して得られる新たな補正量に基づいて前記トナー補給手段における補給を制御することを特徴とする画像形成装置。
JP2000271799A 2000-09-07 2000-09-07 画像形成装置 Expired - Fee Related JP4278291B2 (ja)

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