JP2001066838A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001066838A
JP2001066838A JP24515999A JP24515999A JP2001066838A JP 2001066838 A JP2001066838 A JP 2001066838A JP 24515999 A JP24515999 A JP 24515999A JP 24515999 A JP24515999 A JP 24515999A JP 2001066838 A JP2001066838 A JP 2001066838A
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toner
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JP24515999A
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English (en)
Inventor
Kimito Omori
公人 大森
Shigeru Tsukada
茂 塚田
Toru Tamura
徹 田村
Hideki Kimura
秀貴 木村
Koji Morofuji
康治 諸藤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ感度のばらつきの少ないトナー濃度セ
ンサを用いて高画質の画像を形成することのできる画像
形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 光学的トナー濃度センサ6で得られたト
ナー濃度測定値を、記憶部8に記憶された標準測定値a
と、校正モードで得られた校正用測定値bとの比率b/
aに基づいて補正し、その補正されたトナー濃度測定値
に基づいて画像形成条件を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機やプリンタなどに用いられる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真方式の複写機やプリンタ
などに用いられる画像形成装置において、現像ロール上
に担持されたキャリアおよびトナーからなる2成分系の
現像剤のトナー濃度をトナー濃度センサで測定し、その
測定結果を所定の基準値と比較してトナー補給量などの
画像形成条件を制御する方式の画像形成装置が知られて
いる。トナー濃度センサとしては発光素子と受光素子を
用いて現像剤からの反射光を測定する光学式のトナー濃
度センサが広く用いられているが、この光学的トナー濃
度センサの読値には機差や取付け精度による感度のばら
つきがあり、このようなばらつきのあるまま、トナー濃
度センサの読値を、例えば、現像器へのトナー補給量の
制御などに用いたのでは、2成分系現像剤中のトナー濃
度を適正に制御することができない。従って高画質の画
像を得るためには、光学式のトナー濃度センサの読値を
適正に補正する必要がある。
【0003】図8は、従来の光学的トナー濃度センサの
ばらつきの範囲を示す図である。
【0004】図8には、4台の画像形成装置間の光学的
トナー濃度センサの読値のばらつきが模式的に示されて
いる。なお、トナー濃度TCは、キャリアCおよびトナ
ーTからなる2成分系現像剤中のトナーの濃度、すなわ
ち、T/(C+T)(%)で表している。
【0005】図8に示すように、光学式トナー濃度セン
サの感度は大きなばらつきを持っており、この感度のば
らつきは低トナー濃度領域では比較的に小さいが高トナ
ー濃度領域では大きくなっており、いわゆる扇形にばら
ついている。これは、光学式トナー濃度センサにおける
感度のばらつきは主に取付け精度のばらつきに起因し、
トナー濃度が0%ではトナーからの反射光出力はほとん
どゼロであるためセンサ取付け精度に基づく感度のばら
つきはほとんど発生せずセンサ固有のオフセット値で決
まるので反射光の出力差は小さく、トナー濃度が高くな
るにつれて取付け精度の影響が大きく効いてくるためで
ある。
【0006】光学的トナー濃度センサの感度のばらつき
を補正するため、トナー濃度が既知の未使用現像剤のト
ナー濃度測定結果を基準値として設定する方法が一般的
に広く行われている。
【0007】例えば、特開平2−127674号公報に
は、現像剤の交換、新規補給時に、現像剤のトナー濃度
を測定し、その測定結果に基づきトナー濃度制御基準値
を設定するようにしたトナー濃度制御基準値の設定方法
が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法で
は、未使用現像剤のトナー濃度付近では光学的トナー濃
度センサの感度ばらつきを補正することができるが、未
使用現像剤のトナー濃度から離れたトナー濃度領域では
補正精度が大きく低下するという問題がある。
【0009】図9は、図8に示した光学的トナー濃度セ
ンサのばらつきを補正した一例を示す図である。
【0010】図9には、図8に示したばらつきを持つ光
学的トナー濃度センサを用い、現像器にトナー濃度既知
(例えば、10%)の未使用の現像剤を挿入し、そのと
きの4台の画像形成装置の光学的トナー濃度センサの感
度を同一レベルに補正した後、各トナー濃度領域におけ
る各光学的トナー濃度センサの読値を測定した結果が示
されている。この補正の結果、図9に示すように、トナ
ー濃度10%を中心とする高トナー濃度領域におけるセ
ンサ感度のばらつきは、図8に比べてかなり改善されて
いることがわかる。しかし、トナー濃度10%付近から
離れた高トナー濃度領域および低トナー濃度領域におい
てはセンサ感度のばらつきは大きく上記の補正方法では
これ以上の大幅な改善は望めないことがわかる。
【0011】また、特開昭63−177175号公報に
は、光学的トナー濃度センサにより標準現像剤および基
準部材についてそれぞれ濃度測定を行い、標準現像剤の
濃度信号と、基準部材の濃度信号との比分信号を記憶し
ておき、通常の画像形成工程におけるトナー濃度測定時
に、現像剤の濃度信号と基準部材の濃度信号との比分信
号を求め、その比分信号を標準現像剤についての比分信
号と比較し、その比較結果に基づきトナー補給を制御す
る方法が開示されている。しかし、この方法では、光学
的トナー濃度センサの光量などの経時的な変動を補正す
ることはできても、センサ感度のばらつきをトナー濃度
全域にわたり改善することは難しい。
【0012】本発明は、上記の事情に鑑み、センサ感度
のばらつきの少ないトナー濃度センサを用いて高画質の
画像を形成することのできる画像形成装置を提供するこ
とを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の第1の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成さ
れる感光体、キャリアおよびトナーからなる2成分系の
現像剤を担持して上記感光体に近接もしくは接触した現
像領域に搬送する現像ロールを有し上記感光体表面に形
成された静電潜像を上記現像ロールに担持された上記現
像剤中のトナーで現像して上記感光体上にトナー像を形
成する現像ユニット、上記現像ロール上に担持された現
像剤中のトナー濃度を光学的に測定する光学的トナー濃
度センサ、および上記光学的トナー濃度センサによるト
ナー濃度測定結果に基づいて、形成される画像に影響を
及ぼす画像形成条件を制御する制御手段を備え、上記感
光体上に形成されたトナー像を最終的に所定の画像記録
材上に転写して定着することによりその画像記録材上に
画像を形成する画像形成装置において、上記現像ロール
上に担持された現像剤中のトナー濃度に対する、上記光
学的トナー濃度センサによる標準測定値を記憶しておく
記憶部を備えるとともに、トナー濃度が既知の現像剤の
トナー濃度を上記光学的トナー濃度センサで測定して校
正用測定値を得る校正モードと、トナー濃度が未知の現
像剤のトナー濃度を上記光学的トナー濃度センサで測定
しそのトナー濃度測定結果に基づいて画像形成条件を制
御する制御モードとを有し、上記制御手段が、上記制御
モードにおいて上記光学的トナー濃度センサで得られた
トナー濃度測定値を、上記記憶部に記憶された標準測定
値と上記校正モードで得られた校正用測定値との比率に
基づいて補正し、補正後のトナー濃度測定値に基づいて
画像形成条件を制御するものであることを特徴とする。
【0014】また、上記の目的を達成する本発明の第2
の画像形成装置は、表面に静電潜像が形成される感光
体、キャリアおよびトナーからなる2成分系の現像剤を
担持して上記感光体に近接もしくは接触した現像領域に
搬送する現像ロールを有し上記感光体表面に形成された
静電潜像を上記現像ロールに担持された上記現像剤中の
トナーで現像して上記感光体上にトナー像を形成する現
像ユニット、上記現像ロール上に担持された現像剤中の
トナー濃度を光学的に測定する光学的トナー濃度セン
サ、および上記光学的トナー濃度センサによるトナー濃
度測定結果に基づいて、形成される画像に影響を及ぼす
画像形成条件を制御する制御手段を備え、上記感光体上
に形成されたトナー像を最終的に所定の画像記録材上に
転写して定着することによりその画像記録材上に画像を
形成する画像形成装置において、上記現像ロール上に担
持された現像剤中のトナー濃度に対する、上記光学的ト
ナー濃度センサによる標準測定値を記憶しておく記憶部
を備えるとともに、トナー濃度が既知の現像剤のトナー
濃度を上記光学的トナー濃度センサで測定して校正用測
定値を得る校正モードと、トナー濃度が未知の現像剤の
トナー濃度を上記光学的トナー濃度センサで測定しその
トナー濃度測定結果に基づいて画像形成条件を制御する
制御モードとを有し、上記制御手段は、上記制御モード
において上記光学的トナー濃度センサで得られたトナー
濃度測定値を、上記記憶部に記憶された標準測定値から
所定のオフセット値を差し引いた補正標準測定値と、上
記校正モードで得られた校正用測定値から上記所定のオ
フセット値を差し引いた補正校正用測定値との比率に基
づいて補正し、補正後のトナー濃度測定値に基づいて画
像形成条件を制御するものであることを特徴とする。
【0015】ここで、上記所定のオフセット値は、上記
現像ロール上に担持された現像剤中のトナー濃度が0%
であるときの、上記光学的トナー濃度センサによる標準
測定値であることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0017】図1は、本発明の画像形成装置をカラー画
像形成装置に適用した一実施形態を示す図である。
【0018】図1には、表面に静電潜像が形成されるド
ラム状の感光体1、キャリアおよびトナーからなる2成
分系の現像剤を担持して感光体1に近接もしくは接触し
た現像領域Dに搬送する現像ロール2を有し、感光体1
表面に形成された静電潜像を、現像ロール2に担持され
た現像剤中のトナーで現像して感光体1上にトナー像を
形成する4つの現像ユニット3Y,3M,3C,3Kか
らなる、矢印A方向に回転自在なロータリ現像装置4、
トナー濃度の測定位置Mにおいて、現像ロール2上に担
持された現像剤中のトナー濃度を光学的に測定する光学
的トナー濃度センサ6、およびその測定結果に基づい
て、形成される画像に影響を及ぼす画像形成条件を制御
する制御部7を備え、感光体1上に形成されたトナー像
を最終的に所定の画像記録材(図示せず)上に転写およ
び定着することによりその画像記録材上に画像を形成す
るカラー画像形成装置の主要部が示されている。このカ
ラー画像形成装置に配備されたロータリ現像装置4の4
つの現像ユニット3Y,3M,3C,3Kはそれぞれイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および
ブラック(K)の各トナーにより感光体1上の静電潜像
を現像するように構成されている。
【0019】さらに、このカラー画像形成装置は、現像
ロール2上に担持された現像剤中のトナー濃度に対す
る、光学的トナー濃度センサ6による標準測定値を記憶
しておく記憶部8を備えるとともに、トナー濃度が既知
の現像剤のトナー濃度を光学的トナー濃度センサ6で測
定して校正用測定値を得る校正モードと、トナー濃度が
未知の現像剤のトナー濃度を光学的トナー濃度センサ6
で測定しそのトナー濃度測定結果に基づいて画像形成条
件を制御する制御モードとを有し、上記の制御部7が、
制御モードにおいて光学的トナー濃度センサ6で得られ
たトナー濃度測定値を、記憶部8に記憶された標準測定
値と校正モードで得られた校正用測定値との比率に基づ
いて補正し、補正後のトナー濃度測定値に基づいて画像
形成条件を制御するように構成されている。
【0020】光学的トナー濃度センサ6の前面には、セ
ンサのトナー汚れを防止するための開閉自在のシャッタ
5が設けられている。このシャッタ5はトナー濃度を測
定する時にのみ開かれ、通常時は閉じておかれる。ま
た、シャッタ5の光学的トナー濃度センサ6側の面は、
後述の基準板としての役割を果たすものとなっている。
【0021】なお、本実施形態における制御部7は、本
発明にいう制御手段に相当するものである。
【0022】このように構成されたカラー画像形成装置
において、感光体1上にレーザ光により静電潜像が書き
込まれ、感光体1上に形成された静電潜像が、所定のタ
イミングで現像領域Dに順次回転してきた現像ユニット
の現像ロール2上に担持された現像剤中のトナーで現像
され、感光体1上にY,M,C,Kの4色のトナー像が
順次重ねて形成されて感光体1上にフルカラーの多色ト
ナー像が形成され、その多色トナー像が最終的に所定の
画像記録材上に転写されて定着されることにより画像記
録材上にカラー画像が形成される。
【0023】この実施形態では、画像形成装置の初期出
荷調整時、もしくは現像剤交換時において、校正モード
の動作が行われる。すなわち、トナー濃度既知の現像
剤、例えばトナー濃度10%などに調製された未使用現
像剤のトナー濃度を光学的トナー濃度センサ6で測定
し、校正用測定値を得る。このトナー濃度既知の現像剤
による校正は、原則的には、Y,M,C,Kの4色に対
して行われるが、任意の色のみで実施するようにしても
差し支えない。この校正用測定値としては、現像剤交換
を行った色についての平均値、または現像剤交換したも
のの測定値と未交換の前回の測定値との平均値などを用
いることができる。
【0024】次に、本実施形態における補正動作につい
て説明する。
【0025】図2は、本実施形態における補正動作を示
すフローチャートであり、図3は、本実施形態における
トナー濃度測定のタイミングチャートである。以下に、
図2および図3を参照しながら本実施形態における補正
動作について説明する。
【0026】先ず、図3に示すように、コピーコマンド
信号がONになったt1の時点で、シャッタ5(図1参
照)を開き、次に、t2の時点でシャッタ5を閉じてか
ら、t3の時点で、シャッタ5の裏面に形成された基準
板を読み取る(ステップS1)。この基準板の読取りは
少なくとも2回以上の複数回繰り返される。
【0027】なお、ここで、シャッタ5を開閉している
のは、測定動作中以外はシャッタ5は閉じた状態にある
はずであるが何らかの原因によりシャッタ5が開くこと
があり得るので、最初にシャッタ5を開き次に所定のタ
イミングでシャッタ5を閉じることにより、トナー濃度
測定を開始するにあたりシャッタ5を確実に閉じた状態
としてから次の基準板読取動作に入るようにするためで
ある。
【0028】次に、測定される現像剤が、New現像
剤、すなわちトナー濃度既知の未使用現像剤であるか否
かが判定される(ステップS2)。New現像剤である
場合、例えば画像形成装置の初期出荷調整時、あるいは
測定位置m(図1参照)にセットされた現像ユニットの
現像剤交換時である場合はステップS3に進みNew現
像剤が納められた現像ユニットについての測定が開始さ
れる。一方、New現像剤ではない場合はステップS6
に進む。
【0029】次に、t4の時点で再度シャッタ5を開
き、ロータリ現像装置4が初期位置、すなわち、いずれ
の現像ユニットも感光体1および光学的トナー濃度セン
サ6と対向していない位置から回転を始め、New現像
剤が納められた現像ユニットが測定位置Mにセットされ
た時点でその現像ユニットのトナー濃度測定が行われる
(ステップS3)。なお、図3に示す本実施形態の例で
は、4つの現像ユニット全てがNew現像剤である場合
について説明しているが、New現像剤が納められては
いない現像ユニットが存在する場合には、New現像剤
が納められた現像ユニットのみが選択されてトナー濃度
測定が行われる。
【0030】図3に示す例では、所定のタイミングでY
の現像ユニット3Yの現像ロール2が感光体1に対向す
る現像位置D(図1参照)にセットされ、現像ユニット
3Yの現像ロール2上のYの現像剤中のYトナーが感光
体1上の静電潜像を現像する。この現像が行われている
間は、図1に示すように、Cの現像ユニット3Cの現像
ロール2は、光学的トナー濃度センサ6に対向する測定
位置Mにセットされている。そこで、この現像が行われ
ている間の所定のt5の時点において光学的トナー濃度
センサ6により、現像ユニット3Cの現像ロール2上の
Cの現像剤中のCトナーの濃度が測定される。このトナ
ー濃度測定では、基準板測定の場合と同様に少なくとも
2回以上の複数回の読取りが行われ、その平均値をトナ
ー濃度値とする。
【0031】次に、ロータリ現像装置4がA方向に90
度回転した後、t6の時点で、図1に示すように、Mの
現像ユニット3Mが感光体1に対向する現像位置Dにセ
ットされ、Kの現像ユニット3Kが光学的トナー濃度セ
ンサ6に対向する測定位置Mにセットされる。この時点
t6においてKのトナー濃度が測定される。以下同様
に、それぞれt7,t8の時点でY、Mのトナー濃度が
順次測定される。
【0032】これら各色のトナー濃度測定では、光学的
トナー濃度センサ6が拡散反射光によってトナー濃度を
測定しているので、Kの測定値としては、他のカラーの
トナー濃度測定値、および上記の基準板の測定値とは異
なった範囲の値が得られる。なお、光学的トナー濃度セ
ンサ6はKトナーに対する感度がほとんどゼロに近い。
【0033】本実施形態においてはこのKトナーの特性
を利用して、t6の時点においてシャッタ5の開閉チェ
ックを行い、シャッタ5が確実に開の状態にあるか否か
を判定し、その判定の結果、シャッタ5が開の状態とは
なっていないと判定された場合は、以後のトナー濃度測
定を中止するように構成してもよい。以上のようにし
て、各色のNew現像剤のトナー濃度測定値を、トナー
濃度測定値を環境条件などにより補正するために上記の
基準板読取値を用いて補正し、補正後の各色の測定値を
平均して補正後のトナー濃度測定値を得る。(ステップ
S4)。
【0034】次に、記憶部8(図1参照)に記憶されて
いる標準測定値と、上記補正後のトナー濃度測定値との
比較が行われ(ステップS5)、予め定められた複数の
補正方法の中から1つの補正方法が選択されその選択さ
れた補正方法によるトナー濃度測定値の補正が行われ
(ステップS6)、最後に、補正後のトナー濃度測定値
に基づいて画像形成条件が制御される(ステップS
7)。図3のタイミングチャート上では、t9の時点に
おいてシャッタ5が閉じられ一連の動作が終了する。
【0035】ステップS6における補正には、現像器へ
のトナー補給によるトナー濃度目標を低めに設定して補
正するか、あるいは高めに設定して補正するかの2通り
の補正方法があり、予めいずれの補正方法を採用するか
を選択できるようになっている。
【0036】第1の補正方法は、本発明の第1の画像形
成装置に基づく補正方法であり、制御部7が、制御モー
ドにおいて光学的トナー濃度センサ6で得られたトナー
濃度測定値を、記憶部8に記憶された標準測定値と校正
モードで得られた校正用測定値との比率に基づいて補正
し、補正後のトナー濃度測定値に基づいて画像形成条件
を制御するものである。
【0037】第2の補正方法は、本発明の第2の画像形
成装置に基づく補正方法であり、制御部7が、制御モー
ドにおいて光学的トナー濃度センサ6で得られたトナー
濃度測定値を、記憶部8に記憶された標準測定値から所
定のオフセット値を差し引いた補正標準測定値と、校正
モードで得られた校正用測定値から上記所定のオフセッ
ト値を差し引いた補正校正用測定値との比率に基づいて
補正し、補正後のトナー濃度測定値に基づいて画像形成
条件を制御するものである。
【0038】第1の補正方法および第2の補正方法につ
いては、後述の実施例において詳細に説明する。
【0039】実施例による説明の前に、補正前の状態に
ついて説明すると、補正前には、図8に示したように、
光学的トナー濃度センサの取付け精度に基づくばらつき
および光学的トナー濃度センサ間のばらつきなどによ
り、センサの感度曲線の勾配がばらついた状態にある。
この感度曲線の勾配のばらつきは、低トナー濃度領域で
は小さいが、高トナー濃度領域では大きくなっており、
いわゆる扇形を示している。これは、トナー濃度が0%
では現像剤からの反射がほとんどないため取付け精度に
基づくばらつきは発生せずセンサ固有のオフセット値で
決まるので出力差はあまり大きくないが、トナー濃度が
高くなるにつれて取付け精度のばらつきの影響が大きく
効いてくるためである。
【0040】
【実施例】次に、本発明の第1の画像形成装置による第
1の実施例および本発明の第2の画像形成装置による第
2の実施例について説明する。 (第1の実施例)任意コピー枚数毎に、光学的トナー濃
度センサ6で得られたトナー濃度測定値を、記憶部8に
記憶された標準測定値と校正モードで得られた校正用測
定値との比率に基づいて補正した。
【0041】図4は、本発明の第1の実施例における補
正方法を示す模式図である。
【0042】図4に示すように、記憶部8(図1参照)
に記憶された標準測定値bと校正モードで得られた校正
用測定値aとの比率b/aを求め、光学的トナー濃度セ
ンサ6で得られたトナー濃度測定値に上記比率b/aを
乗じることにより、補正されたトナー濃度測定値を得る
ことができる。例えば、標準測定値bが10%であり、
校正用測定値aが9%であった場合は、光学的トナー濃
度センサの読値に比率10/9を乗じることにより、補
正されたトナー濃度測定値が得られる。
【0043】図5は、本発明の第1の実施例により得ら
れた補正後の光学的トナー濃度センサのばらつきの範囲
を示す図である。
【0044】図5に示すように、補正後の高トナー濃度
領域におけるばらつきは、補正前のばらつき(図8およ
び図9参照)に比べて著しく減少しているのがわかる。
このように、第1の実施例の補正方法は、高トナー濃度
領域におけるばらつきの抑制に効果があるといえる。さ
らに、トナー濃度0%でのばらつきが小さければ低トナ
ー濃度領域でも効果があるといえるが、この領域は、現
像剤中のキャリアからの反射光の影響を受ける領域であ
り、キャリアの劣化による差がなければ、この補正方法
により全トナー濃度領域でのばらつきを大きく抑制する
ことができる。 (第2の実施例)任意コピー枚数毎に、光学的トナー濃
度センサ6で得られたトナー濃度測定値を、記憶部8に
記憶された標準測定値から所定のオフセット値を差し引
いた補正標準測定値と、校正モードで得られた校正用測
定値から上記所定のオフセット値を差し引いた補正校正
用測定値との比率に基づき第1の実施例と同様の補正を
行った。
【0045】図6は、本発明の第2の実施例における補
正方法を示す模式図である。
【0046】第2の実施例では、図6に示すように、記
憶部8(図1参照)に記憶された標準測定値bから所定
のオフセット値cを差し引いた値(b−c)と、校正モ
ードで得られた校正用測定値aから所定のオフセット値
cを差し引いた値(a−c)との比率(b−c)/(a
−c)を求め、光学的トナー濃度センサ6で得られたト
ナー濃度測定値に上記比率(b−c)/(a−c)を乗
じることにより、補正されたトナー濃度測定値を得るこ
とができる。
【0047】図7は、本発明の第2の実施例により得ら
れた補正後の光学的トナー濃度センサのばらつきの範囲
を示す図である。
【0048】図7に示すように、この補正方法では、第
1の実施例に比べて、高トナー濃度領域でのばらつきよ
りやや増加しているが、低トナー濃度領域でのばらつき
は小さくなっており、補正前のばらつき(図8および図
9参照)に比べて、トナー濃度範囲全域にわたり平均的
ばらつきが小さくなっていることがわかる。
【0049】なお、第2の実施例における所定のオフセ
ット値として、図6に示したように、標準測定値bに対
応する標準的な感度曲線上の切片cを用いているが、オ
フセット値はこの切片cのみに限定されるものではなく
所望の値を用いてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、光学的トナー濃度センサで得られたトナ
ー濃度測定値を、記憶部に記憶された標準測定値と校正
モードで得られた校正用測定値との比率に基づいて補正
し、その補正されたトナー濃度測定値に基づいて画像形
成条件を制御するので、センサ感度のばらつきを適正に
補正することにより高画質の画像を形成することのでき
る画像形成装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置が適用されたカラー画像
形成装置の一実施形態を示す図である。
【図2】本実施形態における補正動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】本実施形態におけるトナー濃度測定のタイミン
グチャートである。
【図4】本発明の第1の実施例における補正方法を示す
模式図である。
【図5】本発明の第1の実施例により得られた補正後の
光学的トナー濃度センサのばらつきの範囲を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例における補正方法を示す
模式図である。
【図7】本発明の第2の実施例により得られた補正後の
光学的トナー濃度センサのばらつきの範囲を示す図であ
る。
【図8】従来の光学的トナー濃度センサの感度のばらつ
きの範囲を示す図である。
【図9】図8に示した光学的トナー濃度センサの感度の
ばらつきを補正した一例を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 現像ロール 3Y,3M,3C,3K 現像ユニット 4 ロータリ現像装置 5 シャッタ 6 光学的トナー濃度センサ 7 制御部 8 記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 徹 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 木村 秀貴 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 諸藤 康治 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H027 DD07 DE02 DE07 EA06 EC06 EE08 2H077 DA10 DA43 DA62 DB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に静電潜像が形成される感光体、キ
    ャリアおよびトナーからなる2成分系の現像剤を担持し
    て前記感光体に近接もしくは接触した現像領域に搬送す
    る現像ロールを有し前記感光体表面に形成された静電潜
    像を前記現像ロールに担持された前記現像剤中のトナー
    で現像して前記感光体上にトナー像を形成する現像ユニ
    ット、前記現像ロール上に担持された現像剤中のトナー
    濃度を光学的に測定する光学的トナー濃度センサ、およ
    び前記光学的トナー濃度センサによるトナー濃度測定結
    果に基づいて、形成される画像に影響を及ぼす画像形成
    条件を制御する制御手段を備え、前記感光体上に形成さ
    れたトナー像を最終的に所定の画像記録材上に転写して
    定着することにより該画像記録材上に画像を形成する画
    像形成装置において、 前記現像ロール上に担持された現像剤中のトナー濃度に
    対する、前記光学的トナー濃度センサによる標準測定値
    を記憶しておく記憶部を備えるとともに、 トナー濃度が既知の現像剤のトナー濃度を前記光学的ト
    ナー濃度センサで測定して校正用測定値を得る校正モー
    ドと、トナー濃度が未知の現像剤のトナー濃度を前記光
    学的トナー濃度センサで測定し該トナー濃度測定結果に
    基づいて画像形成条件を制御する制御モードとを有し、 前記制御手段が、前記制御モードにおいて前記光学的ト
    ナー濃度センサで得られたトナー濃度測定値を、前記記
    憶部に記憶された標準測定値と前記校正モードで得られ
    た校正用測定値との比率に基づいて補正し、補正後のト
    ナー濃度測定値に基づいて画像形成条件を制御するもの
    であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 表面に静電潜像が形成される感光体、キ
    ャリアおよびトナーからなる2成分系の現像剤を担持し
    て前記感光体に近接もしくは接触した現像領域に搬送す
    る現像ロールを有し前記感光体表面に形成された静電潜
    像を前記現像ロールに担持された前記現像剤中のトナー
    で現像して前記感光体上にトナー像を形成する現像ユニ
    ット、前記現像ロール上に担持された現像剤中のトナー
    濃度を光学的に測定する光学的トナー濃度センサ、およ
    び前記光学的トナー濃度センサによるトナー濃度測定結
    果に基づいて、形成される画像に影響を及ぼす画像形成
    条件を制御する制御手段を備え、前記感光体上に形成さ
    れたトナー像を最終的に所定の画像記録材上に転写して
    定着することにより該画像記録材上に画像を形成する画
    像形成装置において、 前記現像ロール上に担持された現像剤中のトナー濃度に
    対する、前記光学的トナー濃度センサによる標準測定値
    を記憶しておく記憶部を備えるとともに、 トナー濃度が既知の現像剤のトナー濃度を前記光学的ト
    ナー濃度センサで測定して校正用測定値を得る校正モー
    ドと、トナー濃度が未知の現像剤のトナー濃度を前記光
    学的トナー濃度センサで測定し該トナー濃度測定結果に
    基づいて画像形成条件を制御する制御モードとを有し、 前記制御手段は、前記制御モードにおいて前記光学的ト
    ナー濃度センサで得られたトナー濃度測定値を、前記記
    憶部に記憶された標準測定値から所定のオフセット値を
    差し引いた補正標準測定値と、前記校正モードで得られ
    た校正用測定値から前記所定のオフセット値を差し引い
    た補正校正用測定値との比率に基づいて補正し、補正後
    のトナー濃度測定値に基づいて画像形成条件を制御する
    ものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定のオフセット値は、前記現像ロ
    ール上に担持された現像剤中のトナー濃度が0%である
    ときの、前記光学的トナー濃度センサによる標準測定値
    であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007163525A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Nagano Japan Radio Co 印刷装置の調整方法
CN100447680C (zh) * 2003-09-22 2008-12-31 佳能株式会社 成像装置
JP2020190420A (ja) * 2019-05-20 2020-11-26 コニカミノルタ株式会社 シート材判別装置及び画像形成装置

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