JP4277746B2 - カーナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

本発明は、設定された目的地までの案内ルートで音声案内を行うカーナビゲーション装置において、その音声案内量の切り替えを行うものに関する。
従来、車両に搭載され、設定された目的地までの案内ルートを決定し、決定した案内ルートに基づいて自車両の走行を案内するカーナビゲーション装置が広く利用されている。このようなナビゲーション装置としては、地図上に自車両および案内ルートの位置を重ねた画像を表示する画像案内を行うと共に、案内ルートにおいて、直進しない交差点等の運転者の注意を特に喚起することが望ましい位置で、音声による案内を行うものが一般的である。
また、このような音声案内の情報量をあらかじめ設定できるようにする技術が特許文献1に開示されている。
この特許文献1に開示されているナビゲーション装置は、ユーザの設定操作に基づいて、音声情報量が多いもの、普通のもの、少ないものの3つの音声案内形式を切り替えることができるようになっている。また、このカーナビゲーション装置は、目的地に近づいたとき、音声案内形式を情報量の多い音声案内に切り替えるようになっており、更に、ユーザの設定操作に基づいて、この切り替えが目的地からどの距離の地点で行われるかを変更することができるようになっている。
特開2001−272243号公報
ところで、発明者の検討によれば、全く訪れたことのない地域内のルートであっても、自宅周辺や通勤道路など土地勘のある地域内のルートであっても、ナビゲーション装置の音声案内の情報量に全く変化がないと、場合によっては不都合である。すなわち、運転者にしてみれば、土地勘のある場所においても土地勘のない場所と同じように音声案内を受けることを煩わしい時もある。
この問題に対応するために、例えば、特許文献1に記載の技術を用いて、土地勘のある場所で音声案内の情報量を低く設定し、土地勘のない場所で音声案内の情報量を高く設定することも考えられるが、情報量を変化させるために運転者がいちいち操作しなければならない。
本発明は上記点に鑑み、案内ルート上で、できるだけ運転者の土地勘の有無に応じた形で案内音声の量を自動的に変更することができるカーナビゲーション装置を提供することを第1の目的とする。
また、今までにない新規な方法で、ユーザの手入力による音声案内量の切り替えを行うカーナビゲーション装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、設定された目的地までの案内ルートにおいて音声案内を行うカーナビゲーション装置が、自車両の走行履歴を記憶媒体に記録し、案内ルート中の一部の区間における当該走行履歴に基づいて、当該区間における音声案内量を切り替えることである。
このように、同じ走行区間であっても、車両の走行履歴によって音声案内量が自動的に変化するので、その車両の所有者の土地勘の有無がある程度反映される。
また、カーナビゲーション装置は、ある施設についての施設多用情報の記憶媒体への記録は、その施設を閾値回数以上利用したことに基づいて行い、また、切り替えは、案内ルート中の一部の区間内に、当該施設多用情報に係る施設がある場合、当該区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようにしてもよい。このようにすることで、走行履歴としての施設の利用状況に基づいた音声案内量の切り替えを行うことができる。
また、一部の区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うとするのは、案内ルート中の一部の区間中の、その区間の中央地点を含む部分区間内に、当該施設多用情報に係る施設がある場合であってもよい。当該区間の端の方にある施設が施設多用情報に係る施設である場合よりも、当該区間の中央付近にある施設が施設多用情報に係る施設である場合の方が、その区間全体が多く利用されている可能性が高いからである。
また、カーナビゲーション装置は、無線通信機能を備え、また、ある施設についての施設多用情報の記憶媒体への記録は、この無線通信手段を用いて当該施設に設置された通信装置と閾値回数以上通信したことに基づいて行うようにしてもよい。このように、施設に設置された通信装置との無線通信を判断基準とすることで、当該施設の利用の有無の判断が容易になる。
なお、1回の通信とは、商品の購入、駐車場への入場処理等の、ある一連のデータ送信または受信をいい、当該一連のデータ通信内におけるデータの送信または受信の1つ1つを指すものではない。
また、施設の利用の有無の判断基準の一例として、カーナビゲーション装置は、車両停止検知のための機能を備え、また、施設についての施設多用情報の記憶媒体への記録は、当該施設内に閾値時間以上停車したことが閾値回数以上となったことに基づいて行ってもよい。
また、施設の利用時間は、施設の業種によって異なるので、閾値時間が、施設の業種毎に異なるようになっていてもよい。このようにすることで、よりきめ細かな施設の利用の有無の判断ができるようになる。
また、カーナビゲーション装置は、設定された目的地までの案内ルート中の代表経由地点群を有する概略ルートを地図上に表示するようになっており、音声案内量の切り替えは、案内ルート中の、施設多用情報に係る施設の存在する位置を挟む2つの代表経由地点の間の区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようにしてもよい。このようにすることで、車両のユーザが各区間における音声案内量の多寡を認識し易くなる。
また、カーナビゲーション装置は、ユーザによる概略ルート中の代表経由地点の指定を検出する機能を備え、切り替えは、その指定に係る代表経由地点から概略ルートの一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行い、他方の端点までの区間における音声案内を、前記2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うようにしてもよい。このようにすることで、ユーザがインタラクティブに音声案内量の多寡を設定することができる。
また、この切り替えは、概略ルートの一方の端点が自宅登録されている場合、指定に係る代表経由地点から自宅登録された端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようになっていてもよい。これは、自宅登録された位置を含む領域は、当該車両のユーザにとって土地勘があると考えられるからである。
また、この切り替えは、概略ルートの一方の端点付近に利用した施設が第1の所定数以上ある場合、指定に係る代表経由地点からその一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようになっていてもよい。これは、利用した施設の多い位置を含む領域は、当該車両のユーザにとって土地勘があると考えられるからである。
また、この切り替えは、概略ルートの一方の端点付近に利用した施設が第2の所定数以下である場合、指定に係る代表経由地点からその一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うようになっていてもよい。これは、利用した施設が少ない位置を含む領域は、当該車両のユーザにとって土地勘がないと考えられるからである。
また、カーナビゲーション装置は、概略ルート中のある代表経由地点から当該概略ルートの一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行い、他方の端点までの区間における音声案内を、当該2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うようになっているときに、ユーザによる当該代表経由地点の指定を検出した場合、当該代表経由地点から上記一方の端点までの区間における音声案内を、当該2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行い、当該代表経由地点から上記他方の端点までの区間における音声案内を、当該2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようにするようになっていてもよい。
このようにすることで、ユーザは、当該代表経由地点を境とする音声案内量の多寡の設定を容易にトグルすることができる。
また、上記した概略ルートの表示機能は、設定された目的地までの案内ルート中の代表経由地点およびこれら代表経由地点間を繋ぐリンクから成る概略ルートを地図上に表示することができ、カーナビゲーション装置は、ユーザによる概略ルート中のリンクの指定を検出する機能を備え、切り替えは、その指定に係るリンクに相当する区間における音声案内を、音声案内量の異なる2つの音声案内方式のうち一方で行うようになっている場合、当該区間における音声案内をその2つの音声案内方式のうち他方で行うようになっていてもよい。
このようにすることで、ユーザは、当該リンクに相当する区間における音声案内量の多寡の設定を容易にトグルすることができる。
また、カーナビゲーション装置は、車両が案内ルートから外れたとき利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で音声案内を行っている場合、所定曲折回数未満の交差点曲折回数で当該案内ルートに戻ることができるなら、利用可能な2つの案内ルート復帰音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で、案内ルートに復帰するための音声案内を行うようになっていてもよい。
また、カーナビゲーション装置の上記切り替えは、設定された目的地への案内ルートを逆に案内ルートから出発点へ辿る逆行ルートが音声案内される場合、当該逆行ルート中の区間における音声案内量は、当該案内ルートの音声案内における当該区間の音声案内量と同じとするようになっていてもよい。このようにすることで、逆行ルートにおいても、対応する案内ルートの音声案内量の多寡の設定を利用することができる。
また、記憶媒体に記憶する施設多用情報としては、当該施設の案内音声データを音声案内に用いる旨の情報を用いてもよい。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について説明する。図1に、本実施形態に係るカーナビゲーション装置10のハードウェア構成を示す。カーナビゲーション装置10は、位置検出器11、入力装置12、表示装置13、無線モジュール14、アンテナ15、外部記憶媒体16、制御回路17およびイグニッション線18を有している。
位置検出器11は、いずれも周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、車輪の回転に基づいてパルス信号を出力する車速センサ、およびGPS受信機等のセンサを有しており、これらセンサの各々の性質に基いた現在位置を特定するための情報を制御回路17に出力する。
入力装置12は、カーナビゲーション装置10に設けられた複数のメカニカルスイッチ、表示装置13の表示面に重ねて設けられたタッチパネル、マイク等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下、タッチパネルのタッチ、マイクを用いた音声入力に基いた信号を制御回路17に出力する。
表示装置13は、制御回路17から出力された地図等の画像信号に基いた映像をユーザ
に表示する画像表示装置、および制御回路17から出力された音声信号を出力するスピーカを有する。
無線モジュール14は、制御回路17から受けたデータに対して所定のD/A変換、増幅、変調、周波数変換等を行い、その結果の信号をアンテナ15に出力する。また無線モジュール14は、アンテナ15が受信した無線信号に対して所定の周波数変換、増幅、復調、A/D変換等を行い、その結果のデータを制御回路17に出力する。また、この無線モジュール14の作動は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)、Bluetooth、無線LAN、セルラー通信等の規格に沿ったものである。
外部記憶媒体16は、HDD等の不揮発性の記憶媒体であり、制御回路17が読み出して実行するプログラム、地図データ等を記憶している。地図データは、複数道路およびその道路の配置、幅員等を示す道路データ、およびその道路沿いにある大きな交差点、高速道路、有料道路のインターチェンジ、橋、店舗、公共施設等の位置、名称等の地点データを含んでいる。
制御回路17は、図示しないRAM、ROM、CPUを有している。このCPUは、ROMおよび外部記憶媒体16から読み出したカーナビゲーション装置10の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際には上記ROM、RAM、外部記憶媒体16から情報を読み出し、RAM、外部記憶媒体16に対して情報の書き込みを行い、位置検出器11、入力装置12、表示装置13および無線モジュール14と信号の授受を行い、イグニッション線18から車両のエンジンスイッチのオン、ACC、オフ位置を示す信号を受ける。
制御回路17のCPUがプログラムを実行することによって行う具体的な処理としては、位置検出器11からの信号に基いて、道路や立体駐車場の形状を利用した周知のマップマッチング等の技術を用いて車両の現在位置を特定する現在位置特定処理、入力装置12からユーザによる目的地の入力を受け付け、現在位置から当該目的地までの最適な案内ルートを算出する案内ルート検索処理、外部記憶媒体16から地図データを読み出し、算出された走行ルートやメモリ地点等を地図データと共に表示装置13に画像表示させ、また交差点における曲折方向の指示を表示装置13に音声出力させることで、ユーザの案内ルートに沿った運転を促すルート案内処理等がある。
このルート案内処理に用いるために、本実施形態の外部記憶媒体16には、施設データ、および案内音声データを記憶する領域が確保されている。
図2に、施設データの構成を表形式で示す。施設データは、複数の施設エントリから成る。図2に示す表中の先頭行を除く各行が1つの施設エントリを示す。1つの施設エントリは、1つの施設についての情報を複数項目有している。なお、本明細書中において施設とは、建造物、駐車場、道路等の、車両で訪れることのできる人工物をいう。図2に示す表中の各列が1つの項目を示す。
項目としては、「施設」「ロケーション」、「追加音声データ」、「その他の情報」、「利用履歴」、「音声案内登録」「ジャンル」等がある。
「施設」の項目には、当該エントリが対象とする施設の名称(例えばテーマパーク名、会社名、デパート名、ファストフードチェーン名、コンビニエンスストア名、ガソリンスタンドチェーン名、国道名、駐車場名等)を示す情報が格納される。
「ロケーション」の項目には、緯度経度、地名、番地等、対象となる施設の所在地情報が格納される。
「追加音声データ」の項目には、正式名称、略称等の、対象となる施設の呼称を表す音声データ、または、当該音声データの外部記憶媒体16中の所在位置を示すポインタが格納される。なお、音声データの格納形式としては、例えばWAV、MP3(Mpeg1 Audio Layer3)等がある。また、音声データとしては、呼称ではなく、それ以外の、当該施設の案内用の音声データであってもよい。
「その多の情報」の項目には、対象となる施設に対応する電話番号、WebサイトURL、店舗開店時間、周辺地域情報等の、他の項目に入らないような情報が格納される。
「利用履歴」の項目には、対象となる施設の利用履歴の情報が格納される。履歴としては、利用または走行毎の日付等がある。
「音声案内登録」の項目には、同じエントリ中の追加音声データを音声案内に用いるか否かを示すフラグの値が格納される。
「ジャンル」の項目には、食堂、テーマパーク、駐車場、高速道路等、対象となる施設の種別、業種の情報が格納される。
図3に、案内音声データの具体例を表形式で示す。案内音声データは複数あり、それぞれが、第1基本音声案内データ、第2基本音声案内データ、追加音声案内データという3つの大分類のいずれかに属する。
第1基本音声案内データには、「次の交差点を」、「右に曲がります」、「左に曲がります」、「高速道路」等、特定の施設に関わらず、かつ単純な車両の走行態様を指示するための音声案内データが属する。
第2基本音声案内データに属する音声案内データは、更に案内語1、案内語2、案内語3、案内語4、固有名詞という5つの小分類のいずれかに属する。
案内語1には、「を通って」、「に抜け」、「で降りる」、「を通過して」、「頃到着」等、特定の道路や施設に関わらず、かつ第1基本音声案内データよりもきめ細かい車両の走行態様を指示するための音声案内データが属する。
案内語2には、「23号線」、「155号線」等、特定の道路を示すが、数字+「号線」という単純な音声の組み合わせによって生成される音声案内データが属する。この音声案内データは、その組み合わせが行われる前の部品の状態で外部記憶媒体16に格納されていてもよい。
案内語3には、「で」、「から」、「へ」等の、助詞を表す音声案内データが属する。
案内語4には、「時」「分」「秒」と数字の組み合わせによって生成され、時刻を示す音声案内データが属する。この音声案内データは、その組み合わせの前の部品の状態で外部記憶媒体16に格納されていてもよい。
固有名詞には、「東名」、「名古屋インターチェンジ」、「春日井ジャンクション」、「長野道」等、誰もが利用する可能性の高い公共の施設、主要道路の名称の音声案内データが属する。
上記した第1基本音声案内データ、第2基本音声案内データは、カーナビゲーション装置10の設置段階においてあらかじめ外部記憶媒体16に格納されている。
追加音声案内データに属する音声案内データは、更に自動登録、マニュアル登録、ネットワーク登録の3つの小分類のいずれかに属する。
自動登録には、「ラック白土店」等、後述するように、当該施設の位置にある通信設備を介してダウンロードする音声案内データが属する。
マニュアル登録には、「花子さん家」、「アップルライン」、「湯田中温泉街」等、後述するカーナビゲーション装置10のユーザによるマニュアル登録によって外部記憶媒体16に格納される音声案内データが属する。
ネットワーク登録には、「飯田」、「湯田中」、「志賀高原」等、インターネット等の通信回線を通じてダウンロードした、自車両の位置から遠く離れた施設についての音声案内データが属する。カーナビゲーション装置10は、このようにインターネット等の広域ネットワークを介してデータをダウンロードするための通信機器(例えば無線LANカード)等を有していてもよい。
以下、上記した自動登録の音声案内データをカーナビゲーション装置10がどのように取得して外部記憶媒体16に記憶させるかについて説明する。
図4に、カーナビゲーション装置10が音声案内データを受信する施設の俯瞰図を示す。カーナビゲーション装置10を搭載する車両1は、施設内の駐車場2に進入し、建物3に設置された通信設備4の通信可能エリア5内で停車する。
図5に、この車両1と施設建物3の側面図を示す。通信可能エリア5内に入った車両1中のカーナビゲーション装置10は、通信設備4とDSRC等の規格に基づいた通信を行い、その通信において音声案内データを受信し、外部記憶媒体16に格納する。
図6に、この通信設備4のハードウェア構成を示す。通信設備4は、アンテナ41、無線機42、サーバ43を備えている。そしてサーバ43は、制御部44およびメモリ45を有している。
アンテナ41がカーナビゲーション装置10からの無線信号を受けると、無線機42はその信号に対してDSRC等の規格に基づいて周波数変換、復調、増幅、A/D変換等を施し、その結果のデータをサーバ43の制御部44に出力する。サーバ43は、HDD等から成るメモリ45からプログラムを読み出して実行することで作動し、その作動において、無線機42からデータを受けると、そのデータに送信のためのデータを生成し、そのデータを無線機42に出力する。無線機42は、このデータにDSRC等の所定の規格に基づいてD/A変換、増幅、変調、周波数変換等を施してアンテナ41に出力する。
サーバ43の制御部44の具体的な作動として、無線機42から情報の要求(例えばメニュー情報の要求)のデータを受けると、その要求に基づいた返答データをメモリ45内の情報に基づいて無線機42に出力する。
また制御部44は、自らが属する施設の詳細情報として、図7に示すようなデータをメモリ45から読み出して無線機42に出力する。
この図に示すように、施設の詳細情報は、名称を示す文字列(図中では「ラクドルド白土点」)、当該施設の名称を表す音声データ、および住所を表す文字列データ(図中では「愛知県***」)を含んでいる。また、音声データとしては、普通名称、通称1、通称2という、3つの異なる音声データ(図中では「ラクドルド白土店」、「ラック白土店」、「ラクド白土店」)が含まれている。
このように、施設の通信設備4は、自身が属する通信設備の詳細情報として、自己の名称についての複数の音声データを、カーナビゲーション装置10に送信するようになっている。
なお、道路(橋梁を含む)においては、図8に示す橋6の道路脇に設けられた柱7のような位置等に、上記した通信設備を有するようになっていてもよい。
次に、この通信設備4から詳細情報のデータを受信するために制御回路17が実行するプログラム100のフローチャートを図9に示す。制御回路17は、通信設備4の通信可能圏内に入ると、無線モジュール14を用いて通信設備4と無線接続を確立し、無線接続が確立するとこのプログラム100の実行を開始する。
まずステップ110で、新規または更新情報があるか否かを判定する。具体的には、例えば、外部記憶媒体16に記載された施設データの当該施設のエントリ中に含まれる利用履歴に基づいて、当該施設に最後に通信した時刻のデータと、更新情報要求の旨のデータとを含む送信データを通信設備4に送信する。なお、現在無線接続を確立した対象の通信設備4が施設データ中のどのエントリの施設に対応するかについては、通信設備4から当該施設の名称の情報を受信し、その名称に合致した施設名を有するエントリを、対応するエントリとしてもよいし、あるいは、位置検出器11を用いて現在位置を特定し、その現在位置から所定の範囲内(例えば10m)の位置をロケーションの情報として有しているエントリを、対応するエントリであるとしてもよい。
そして、通信設備4がその送信データに基づいて当該時刻から現在までに更新された情報(例えば新メニュー、新交通情報等、新料金表等)の名称リストを返答データとして送信すると、その返答データを無線モジュール14を介してそのデータを受け、そのデータ中の名称リストが空でなければ、新規または更新情報ありと判定し、名称リストが空なら、新規または更新情報なしと判定し、その後プログラム100の実行を終了する。
新規または更新情報ありと判定した場合は、続いてステップ120の処理を実行し、名称リストに対応する情報の要求を通信設備4に送信し、その結果通信設備4から返送された当該要求に係るデータを受け取る。この際、要求するデータは名称リスト中にリストアップされたすべての情報であってもよいし、ユーザの入力装置12の操作に基づいて、適宜選択的に要求してもよい。このステップ120のダウンロード処理において、図7に示したような音声データをダウンロードして外部記憶媒体16に記憶させることができる。また、当該施設に対応する施設データ中のエントリがない場合は、常に新規データがあるとしてデータのダウンロードを行う。ステップ120の後、プログラム100の実行は終了する。
なお、音声データのダウンロードは、当該通信設備4との通信回数が所定の閾値回数以上となったときに行うようにしてもよい。
制御回路17は、図9のプログラム100の実行を終了すると、続いて図10にフローチャートとして示すプログラム200のを実行する。
まずステップ210で、利用履歴を更新する。すなわち、施設データの当該施設のエントリの利用履歴の項目に、今回の通信時刻を追加する。なお、直前のプログラム100の実行において通信設備4から音声データを受信した場合は、当該エントリ中の追加音声データの項目に、そのダウンロードしたデータの外部記憶媒体16中の記憶場所(アドレス、ファイルネーム等)を含める。この時点で、当該施設に対応する施設データ中のエントリがない場合は、通信設備4から受信した図7に示すような施設の詳細情報に基づいて、施設名、ロケーション、ジャンル等の項目を特定し、それらの項目から成るエントリを新たに生成してもよい。なお、図2のような施設データは、あらかじめ外部記憶媒体16の地図データに含まれるようになっていてもよい。
続いてステップ220で、当該エントリ中の利用履歴の項目に基づいて、利用回数が所定の閾値回数(例えば3回)に達したか否かを判定する。閾値に達している場合、続いてステップ230の処理を実行し、達していない場合、プログラム200の実行を終了する。
ステップ230では、音声案内登録を行う。具体的には、当該エントリ中の音声案内登録の項目のフラグをオンの値にする。ステップ230の後、プログラム200の実行は終了する。
このように、制御回路17は、施設の通信設備4と通信することで、自車両の走行履歴として、この施設を利用した旨の情報を外部記憶媒体16の施設データの利用履歴に記録し(ステップ210)、また、施設を閾値回数以上利用したこと、すなわち当該施設の通信設備と閾値回数以上無線接続を行って通信したことに基づいて、当該施設についての施設多用情報として、音声案内登録フラグをオンとして外部記憶媒体16に記録する。
次に、制御回路17が実行するルート案内処理のためのプログラム300について説明する。このプログラム300のフローチャートを、図11および図12に示す。
制御回路17は、現在位置特定処理によって特定した現在位置から、ユーザが入力装置12等を用いて設定した目的地までの、最適な案内ルートを検索した後に、このプログラム300の実行を開始する。
まずステップ305で、当該案内ルート上に音声案内登録された施設があるか否かを判定する。「音声案内登録された施設」とは、施設データの音声案内登録項目のフラグがオンとなっているエントリに対応する施設をいう。「施設がルート上にある」とは、当該施設が当該ルート沿いにあるか、または、当該ルートの道路の一部であることをいう。
当該案内ルート上に音声案内登録された施設がある場合、続いてステップ310の処理を実行し、当該案内ルート上に音声案内登録された施設がない場合、続いてステップ315の処理を実行する。
ステップ310では、当該音声案内登録された施設を含むルート区間を簡易音声案内設定の区間とする旨の情報を制御回路17のRAMに記憶する。ここでいう区間とは、案内ルートの一部であり、所定の距離で等分に区切られたものであってもよいし、大きな交差点、有名な施設、インターチェンジ等、地図データ中に代表的な地点として登録されている位置で区切られたものであってもよい。
ここで、簡易音声案内について説明する。本実施形態においては、制御回路17が行うルート案内処理において、音声案内として利用可能な形式は2つある。そのうちの1つがこの簡易音声案内であり、もう1つが詳細音声案内である。同じ区間の案内であっても、詳細音声案内よりも簡易音声案内の方が音声案内量が少ない。音声案内量とは、例えば、音声案内の対象とする交差点の出現頻度の大小であってもよい。
また、音声案内量とは、例えば、1つの音声案内対象に対する音声の詳細度であってもよい。例えば、詳細案内では、「あとXXXメートル先の交差点を右折してください」という表現を「次を右折です」という短い表現にしてもよい。また例えば、詳細音声案内では案内対象の施設や交差点を正式名称で音声案内し、簡易音声案内では案内対象の施設や交差点を略称や通称で音声案内するようになっていてもよい。
なお、用いることができる音声案内形式は2つに限らず、音声案内量が段階的に変わる3つ以上であってもよい。
このように、ある区間のルート上に音声案内登録された施設が少なくとも1つある場合に、その区間を簡易音声案内するようにする。また、ある区間のルート上に音声案内登録された施設が少なくとも所定の閾値個数以上ある場合に、その区間を簡易音声案内するようにしてもよい。所定の閾値個数は、1以上であり、例えば3でもよい。
また、ある区間の中央地点を含み、その中央地点を中心としてその区間のルート沿いに所定の距離だけ広がった部分区間のルート上に音声案内登録された施設が少なくとも所定の閾値個数以上ある場合に、その区間を簡易音声案内するようにしてもよい。これは、当該区間の端の方にある施設が利用頻度の高い施設である場合よりも、当該区間の中央付近にある施設が利用頻度の高い施設である場合の方が、その区間全体が多く利用されている可能性が高いからである。なお、所定の距離としては、例えば当該区間の全長の半分であってもよい。
また、制御回路17が外部記憶媒体16には車両の過去の走行ルートを記憶するようになっており、ある区間のすべてのルートを自車両が走行したことがある場合に、その区間を簡易音声案内するようにしてもよい。
また、案内ルート上に音声案内登録された施設がある場合、その施設から当該案内ルート沿いに所定の距離(例えば2km)だけ広がった区間を簡易音声案内するようにしてもよい。
また、ある地点が自宅登録された地点である場合、その自宅登録された地点を含む区間を簡易音声案内するようにしてもよい。
また、施設データ中で音声案内登録フラグがオンの施設が後述する代表経由地点である場合、その代表経由地点から案内ルートに沿って両側の代表経由地点までの区間を簡易音声案内するようにしてもよい。なおこの場合、ステップ310において制御回路17があらかじめ代表経由地点を決めるようになっていてもよい。
なお、ステップ310では、簡易音声案内しない部分は、詳細音声案内となる。
続いて、ステップ315で、全ルート概略案内方法の計算として、案内ルート中の代表経由地点を決定する。具体的には、案内ルート上にある、大きな交差点、高速道路、有料道路のインターチェンジ、有名な施設等を地図データから複数(例えば所定個数、または案内ルートの全長に応じた個数)読み出し、それらが代表経由地点である旨の情報を制御回路17のRAMに記憶させる。また、代表経由地点としては、施設データ中で音声案内登録のフラグがオンになっている施設が採用されてもよい。
なおこの際、隣接する代表経由地点間の距離はある最低距離以下にはならず、ある最大距離以上にはならないようにすることで、各代表経由地点間の距離のばらつきが抑えられる。
続いてステップ320で、全ルート概略案内の代表経由地点を、地図形式、およびキーワードリスト形式で表示装置13に画像表示させる。図13に、この画像表示を行う表示装置13の表示画面30の例を示す。
この例においては、表示画面30は、右側のキーワードリスト画面31、および地図画面32の2つの表示領域に分割されている。
キーワードリスト画面31にはキーワードボタン33a〜33k、番号表示34a〜34dおよび確認ボタン35が表示されている。このキーワードボタン33a〜33kが1まとまりで概略ルートに相当する。
キーワードボタン33a〜33kは、ステップ315で特定した代表経由地点の名称、およびその代表経由地点間を繋ぐ案内ルート中の主要道路の名称のそれぞれを1つのボタンとして表したキーワードリストである。図13中、キーワードボタン33a、c、e、g、i、kが、代表経由地点の名称を示すボタンであり、キーワードボタン33b、d、f、h、jが、主要路道路の名称を示すボタンである。このキーワードリストは、案内ルートにおける出現順に下から並んでいる。
なお、このキーワードボタン33a〜33kは、ユーザがこの表示面に重ねて設けられたタッチパネルの当該ボタン部分を指等で触れることで、それぞれ選択することが可能である。また、このキーワードボタン33a〜33kは、ユーザがその名称を入力装置12のマイク等から音声入力することで、それぞれ選択することが可能である。
また、キーワードボタン33a〜33kのうち、網掛けで表示されている部分(図13においてはキーワードボタン33e〜k)は、詳細音声案内が行われる区間であり、網掛けとなっていない部分(図13においてはキーワードボタン33a〜d)は、簡易音声案内が行われる区間である。このように網掛けや色で音声案内の形式の違いを表示することで、ユーザの視認性が良くなる。
番号表示34a〜34dは、それぞれ代表経由地点のボタンキーワードボタン33a、c、e、g、i、kに番号を関連づけるための表示である。例えば、キーワードボタン33eの近傍に番号表示34cが表示されていることで、小牧ジャンクションは4番に関連づけられていることがわかる。
確認ボタン35は、キーワードボタン33a〜33kと同じく、タッチパネルの当該部分への接触または音声入力により選択可能なボタン表示である。
また、案内ルートの出発地点から目的地までを地図表示する地図画面32には、代表経由地点36a〜36f、リンク37a〜37eおよび道路38a〜38eが、その地点の地図上の所在地に表示されている。またこれら代表経由地点36a〜36fには、それぞれ番号が付されており、この番号とキーワードリスト画面31の番号表示34a〜34dを参照することにより、各代表経由地点がどういう名称のものであるかを視認することができるようになっている。
この代表経由地点36a〜36fおよびリンク37a〜37eが、1まとまりで概略ルートに相当する。
リンク37a〜37eは、代表経由地点36a〜36fを繋ぐ案内ルート上の区間を示している。またこのリンク37a〜37eの近傍には、そのリンクの区間内における主要道の名称が文字列で表示されている。なお、リンクのうち、網掛けで表示されている部分(図13においては、リンク37c、d、eの区間)は、詳細音声案内が行われる区間であり、網掛けとなっていない部分(図13においては、リンク37a、bの区間)は、簡易音声案内が行われる区間である。このように網掛けや色で音声案内の形式の違いを表示することで、ユーザの視認性が良くなる。
なお、上記したようなリンクの網掛け、色分け等による詳細音声案内区間、簡易音声案内区間の視覚的な区別表示は、代表地点間のリンク単位で行うようにする。すなわち、案内ルートに沿って隣り合う2つの代表地点間のリンクの表示は、そのリンク全体が簡易音声案内区間の視覚的区別表示となるか、あるいはそのリンク全体が詳細音声案内区間の視覚的区別表示となるかのいずれかである。しかし、その1つのリンク中では、実際には詳細案内を行う区間と簡易案内を行う区間が混ざり合っていてもよい。
図14に、このような場合を説明するための道路図を示す。図14において、案内ルートの一部が道路71と道路72を順に通り、概略案内における代表経由地点が中野IC73および志賀高原74であるとする。そして、の車両は中野IC73から野沢75へのルートをよく利用しており、その結果中野ドライブイン76は音声案内登録された施設となっているとする。
この場合、簡易/詳細音声案内の設定の基準によっては、中野IC73から中野ドライブイン76までの道路71は簡易音声案内区間となり、また、中野ドライブイン76から志賀高原74までの道路72は詳細音声案内区間となる場合がある。そのような場合においては、中野IC73から志賀高原74までのリンク全体としては、道路72の詳細音声案内区間の方が長いので、当該リンクは網掛け表示等の、詳細音声案内を行うリンクとしての表示がなされる。
このように、1つのリンク中で、詳細案内を行う区間と、簡易案内を行う区間とが混ざり合っている場合は、そのリンク中で全体としてどちらの形式の案内の区間が多いかを特定し、その多い方の形式の視覚的区別表示で当該リンクを表示する。
道路38a〜38eは、案内ルート以外の道路を示す表示である。
なお、代表経由地点36a〜36f、リンク37a〜37eのそれぞれは、タッチパネルへの当該部分への接触または音声入力により選択可能な表示である。
続いてステップ325では、全ルート概略音声案内を行う。具体的には、ステップ320でキーワードリストとして表示した代表経由地点、主要道路に基づいて、案内ルート順で表示装置13に音声表示させる。
図15に、全ルート概略音声案内の一例を示す。この図に示す2つの文言中の鍵括弧(「」)で囲まれた部分にキーワード(すなわち代表経由地点、主要道の名称)が含まれる、ただし、最後の鍵括弧は到着時刻を示している。なお、制御回路17は、図3に示した第2基本音声案内データを用い、案内ルートの行程に沿って適宜案内語を組み合わせることで、これらの案内音声のデータを生成する。
また、この概略音声案内において、図3に示した追加音声案内登録データを、キーワードに代えて音声表示させるようにしてもよい。図16に、キーワードと追加音声案内登録データとの間の変換表の一例を示す。この例では、23号線、155号線、飯田は、「花子さん家」という文言で置き換えられることを示し、また、36号線、219号線は「ラック白土店」という文言で置き換えられることを示している。
制御回路17は、ステップ325の概略音声案内の直前に、音声案内ルートのリンク中にある音声案内登録された施設の位置を特定し、その位置およびその近傍にある概略音声案内対象の主要道等と、その外部記憶媒体16の施設データにおける当該施設のエントリ中に指定された追加音声案内データとを対応づける、図16に示したような対応表を生成し、その対応表に基づいてキーワードを追加音声案内データに置き換えて音声案内する。
なお、簡易音声案内を行う区間についてのみ追加音声案内データを用いるようにしてもよい。このようにすることで、読み上げる音声の内容によって、その案内に係る区間が簡易音声案内されるのか詳細音声案内されるのかがわかるようになる。
図17に、図15の案内音声において、キーワードが追加音声案内データに置き換わった場合の案内音声を示す。この例においては、『「23号線」「155号線」を通って飯田に抜け』という文言が、『「花子さん家」経由で』に変わり、『「23号線」「155号線」を通って』という文言が『「ラック白土店」経由で』に変わっている。
また、どの区間でどの形式の音声案内を用いるかの情報を音声で案内するようにしてもよい。例えば、図17の「中野IC」から詳細案内を行います」という文言のように、どの地点から詳細音声案内を行うかの情報を音声で示してもよいし、また、どの地点まで簡易音声案内を行うかの情報を音声で示してもよいし、また、どの地点まで詳細案内を行うかの情報を音声で示してもよいし、また、どの地点から簡易音声案内を行うかの情報を音声で示してもよい。
ステップ325に続いては、ステップ330で、リンクキーワード、すなわち、キーワードリスト画面31に表示された代表経由地点間の主要道のキーワードの入力があったかの判定を行う。具体的には、ユーザがタッチパネルを用いてキーワードボタン33b、d、f、h、jおよびリンク37a〜37eのうちいずれかに触れるか、またはリンクキーワードの音声入力をマイクから行ったかを、入力装置12からの信号に基づいて検出する。リンクキーワードの入力があった場合、続いてステップ335の処理を実行し、キーワードの入力がない場合、続いてステップ340の処理を実行する。
ステップ335では、当該入力のあったリンクキーワードに相当する区間の簡易/詳細音声案内設定のトグルを行う。すなわち、当該区間の音声案内設定がそれまで簡易音声案内になっていればそれを詳細音声案内に、それまで詳細音声案内になっていれば簡易音声案内に変更する。
例えば、図13の概略表示において、ユーザがキーワードボタン33hまたはリンク37dにタッチするか、または「長野自動車道」とマイクに向かって発声することで、制御回路17は、ステップ330においてリンクキーワードの入力があると判定し、ステップ335で当該リンクの区間、すなわち小牧JCTから中野ICまでの区間の音声案内設定を詳細音声案内から簡易音声案内に変更する。そして、リンク37dおよびキーワードボタン33hの表示中の網掛けを除去する。
また例えば、図13の概略表示において、ユーザがキーワードボタン33bまたはリンク37aにタッチするか、または「36号線と219号線」とマイクに向かって発声することで、制御回路17は、ステップ330においてリンクキーワードの入力があると判定し、ステップ335で当該リンクの区間、すなわち出発地点(現在位置に相当する)からラック白土店までの区間の音声案内設定を簡易音声案内から詳細音声案内に変更する。そして、リンク37aおよびキーワードボタン33bの表示に網掛けを追加する。
このようなステップ330、335の処理により、制御回路17は、全ルート概略表示において、リンクの指定を検出すると、指定に係るリンクに相当する区間における音声案内の設定をトグルする。
ステップ335に続いては、ステップ340の処理を実行する。
ステップ340では、代表経由地点のキーワードの入力があったかの判定を行う。具体的には、ユーザがタッチパネルを用いてキーワードボタン33a、c、e、g、i、kおよびリンク代表経由地点36a〜36fのいずれかに触れるか、あるいは代表経由地点のキーワードまたは表示画面30において代表経由地点に付された番号の音声入力をマイクから行ったかを、入力装置12からの信号に基づいて検出する。代表経由地点のキーワードの入力があった場合、続いてステップ345の処理を実行し、キーワードの入力がない場合、続いて図12のステップ370の処理を実行する。
ステップ345では、当該入力のあったキーワードに相当する代表経由地点が、簡易音声案内を行う区間と詳細音声案内を行う区間との切り替わりポイントに相当する代表経由地点であるか否かを判定する。切り替わりポイントなら続いてステップ350の処理を実行し、切り替わりポイントでないなら続いてステップ355の処理を実行する。
ステップ350では、全区間において詳細音声案内区間と簡易音声案内区間とを入れ替える。すなわち、概略ルートの当該代表経由地点から一方の端点(図13においては代表経由地点36aまたは代表経由地点36f)までの区間における音声案内を、簡易音声案内および詳細音声案内のうち、それまでのその区間における設定と異なる方に設定し、また同じく、当該代表経由地点から他方の端点までの区間における音声案内を、簡易音声案内および詳細音声案内のうち、それまでのその区間における設定と異なる方に設定する。
例えば、図13の概略表示において、ユーザがキーワードボタン33eまたは代表経由地点36cにタッチするか、または「名古屋IC」とマイクに向かって発声することで、制御回路17は、ステップ340において代表経由地点のキーワードの入力があると判定し、ステップ345で切り替わりポイントの代表経由地点であると判定する。そして、ステップ350で出発地点から名古屋ICまでの各区間の音声案内設定を簡易音声案内から詳細音声案内に変更する。そして、名古屋ICから志賀高原までの各区間の音声案内設定を詳細音声案内から簡易音声案内に変更する。そして、その設定に合わせて表示の網掛け/非網掛け表示も変更する。
ステップ350の後は、続いて図12のステップ370の処理を実行する。
ステップ355では、現在位置、すなわち出発地点が生活圏内であるか否かを判定する。生活圏内であるか否かは、その地点が自宅登録されているか否かで判定する。自宅登録とは、ユーザが入力装置12を用いて、地図上の所定の位置が自宅である旨の操作を行うことに基づき、制御回路17が、当該位置が自宅である旨のデータを外部記憶媒体16に記憶させることをいう。
また、その地点が生活圏内であるか否かは、その地点の付近(例えばその地点から5km以内)に利用した施設が所定数(特許請求の範囲の第1の所定数に相当する。例えば5)以上あるか否かで判定してもよい。なお、利用した施設とは、外部記憶媒体16中の施設データ中、利用履歴が空でないエントリの施設をいう。
また、その地点が生活圏内であるか否かは、その地点の付近(例えばその地点から5km以内)に多用している施設が所定数(特許請求の範囲の第1の所定数に相当する)以上あるか否かで判定してもよい。多用している施設とは、外部記憶媒体16中の施設データ中、音声案内登録エントリの値がオンであるエントリの施設をいう。
現在位置が生活圏内であれば、続いてステップ360の処理を実行し、生活圏内でなければ、続いてステップ365の処理を実行する。
ステップ360では、ステップ340で検出した代表経由地点から現在地点までの区間を簡易音声案内する旨の設定を行い、当該代表経由地点からもう一方の端点(本実施形態においては目的地)までの区間を詳細音声案内する旨の設定を行い、それにあわせて表示画面の網掛け/非網掛け表示も変更する。
ステップ365では、ステップ340で検出した代表経由地点から現在地点までの区間を詳細音声案内する旨の設定を行い、当該代表経由地点からもう一方の端点(本実施形態においては目的地)までの区間を簡易音声案内する旨の設定を行い、それにあわせて表示画面の網掛け/非網掛け表示も変更する。
このようなステップ355、360、365の処理により、制御回路17は、ステップ340で指定された代表経由地点から、生活圏内である概略ルートの出発地点までの区間における音声案内を、簡易音声案内で行い、他方の端点までの区間における音声案内を、詳細音声案内で行うよう設定する。
また、出発地点でなく、概略ルートのどちらかの端点が生活圏内なら、指定された代表経由地点から当該端点までを簡易音声案内とし、当該代表経由地点から他端までを詳細音声案内としてもよい。
また、概略ルートのどちらかの端点が観光地であったり、不案内な地域であるなら、指定された代表経由地点から当該端点までを詳細音声案内とし、当該代表経由地点から他端までを簡易音声案内としてもよい。ここで、ある地点が観光地であるか否かは、例えば、地図データ中に、その地点付近(例えばその地点から1km以内)の名所旧跡があるか否かで判定してもよい。また、ある地点が不案内な地域であるか否かは、例えば当該地点付近(例えばその地点から5km以内)に利用した施設が所定数(特許請求の範囲の第2の所定数に相当する。例えば、第1の所定数より低い2)以下であるか否かで判定してもよい。
ステップ360、365の後、続いて図12のステップ370の処理を実行する。
ステップ370では、車が始動したか否かを判定する。具体的には、位置検出器11の車速センサからの信号に基づいて、自車両の走行速度が所定の速度(例えば5km/h)以上となったか否かで判定する。また、イグニッション線からの信号に基づいて、キー位置がオンにあるか否かで判定してもよい。車が始動していれば続いてステップ385に進み、始動していなければ続いてステップ375に進む。
ステップ375では、ユーザによる確認の旨の入力があるか否かを判定する。具体的には、図13の表示画面30中の確認ボタン35のタッチ、あるいはマイクへの「確認」という音声の発声があったか否かを判定する。確認の旨の入力があれば、続いてステップ380の処理を実行し、なければ、続いて図11のステップ330の処理を実行する。
ステップ380では、ステップ325と同様に、全ルート概略音声案内を行う。そしてステップ380の後、続いてステップ330の処理を行う。
このようなステップ370、375、380の処理により、制御回路17は、車が始動するまでは、リンクキーワードの指定(ステップ330参照)、代表経由地点の指定(ステップ340参照)に基づいたマニュアルでの音声案内簡易/詳細切り替えを行い、また、確認の旨の入力(ステップ375)の度に概略音声案内を繰り返すことになる。
車が始動した後のステップ385では、それまでの全案内ルート概略表示を終了し、通常のルート案内処理のための画面表示を行う。
続いてステップ390では、車両の走行に沿ったルート案内処理を開始する。
続いてステップ392では、現在地点が詳細音声案内すると設定された区間であるか否かを判定する。詳細音声案内の区間であれば、続いてステップ394で、詳細音声案内の形式によるルート案内を行う。そして、詳細音声案内の区間でなければ、続いてステップ396で、簡易音声案内の形式によるルート案内を行う。
ステップ394、396に続いては、ステップ398で、自車両が目的地に到着したか否かを判定する。目的地に到着していない場合、続いてステップ392の処理を実行し、
到着した場合、プログラム300の実行を終了する。
このようなステップ385〜398の処理により、制御回路17は、目的地までの案内ルートにおいて、設定に基づいて詳細音声案内または簡易音声案内を行う。
以上のようなプログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を図18に示す。
まず、自車両が自宅登録された位置にあり、カーナビゲーション装置10が地図画面上に自位置マーク56を重ねた表示画面51を表示装置13に表示させているとき、ユーザが入力装置12を操作して目的地を指定すると、制御回路17は、その目的地までの最適な案内ルートが国道36号線、国道219号線、東名高速道路、長野道、剣道282号線を順に走行するルートであると特定する。
そして制御回路17は、その後プログラム300の実行を開始し、そして、ステップ305、310の処理によって、案内ルート上の音声案内登録されているラック白土店のある区間および自宅を含む区間、すなわち、国道36号線および国道219号線の区間を簡易音声案内の区間に、そしてそれ以外の案内ルートを詳細音声案内の区間に設定する。そして、ステップ315、320、325の処理により、案内ルート中の代表経由地点をリンクで繋いだ、図13に示したものと同形式の表示画面52を示し、詳細音声案内を行う部分を網掛けで表示する。
この後、ユーザが代表経由地点36g、すなわち中野ICをタッチまたは音声入力すると、ステップ340、345で、切り替わりポイントでない代表経由地点の指定があったと判定し、ステップ355で、現在位置が自宅登録位置のある生活圏内であると判定し、ステップ360で、現在位置から中野ICまでの区間を簡易音声案内区間に設定し、その設定に合わせて表示画面53のように、網掛け/非網掛け表示を変更する。
続いて、ユーザがリンク37f、すなわち国道219号線をタッチまたは「道219」と発音すると、ステップ330でリンクキーワードの指定があったと判定し、ステップ335で、国道219号線の区間を簡易音声案内区間から詳細音声案内区間にトグルし、その設定に合わせて表示画面54のように、当該区間の網掛け表示を行う。
続いて、ユーザが車両を始動させると、ステップ385以降の処理により、画面表示が通常のルート案内表示画面55に切り替わる。
また、表示画面53を表示している状態において、ユーザが代表経由地点36g、すなわち中野ICをタッチまたは音声入力すると、ステップ340、345で、切り替わりポイントである代表経由地点の指定があったと判定し、ステップ350で、現在の各区間における簡易音声案内、詳細音声案内の設定を入れ替え、その設定に合わせて、図19の表示画面57のように、網掛け/非網掛け表示を変更する。なお、図19の表示画面57のように、概略案内においては、案内ルート以外の道路や確認ボタンの表示を省略するようになっていてもよい。
また、ステップ305において、案内ルート上に音声案内登録された施設がない等の理由で、案内ルート全てが詳細音声案内設定となる場合は、図20の表示画面58のように、全ての代表経由地点およびリンクが網掛け表示される。
またこの表示画面58において、ユーザが、代表経由地点36h、すなわち名古屋ICをタッチまたは音声入力すると、ステップ340、345で、切り替わりポイントでない代表経由地点の指定があったと判定し、ステップ355で、現在位置が自宅登録位置のある生活圏内であると判定し、ステップ360で、現在位置から名古屋ICまでの区間を簡易音声案内区間に設定し、その設定に合わせて表示画面59のように、網掛け/非網掛け表示を変更する。
また、出発地点が観光地等の土地勘のない場所が案内ルートの出発地点であり、案内ルート全てが詳細音声案内設定となる場合は、図21の表示画面60のように、全ての代表経由地点およびリンクが網掛け表示される。
そしてこの表示画面60において、ユーザが、代表経由地点36j、すなわち中野ICをタッチまたは音声入力すると、ステップ340、345で、切り替わりポイントでない代表経由地点の指定があったと判定し、ステップ355で、現在位置が生活圏内でないと判定し、ステップ365で、現在位置から中野ICまでの区間を簡易音声案内区間に設定し、その設定に合わせて表示画面61のように、網掛け/非網掛け表示を変更する。
以上のような作動により、カーナビゲーション装置10は、施設を閾値回数以上利用したことに基づいて、自車両の走行履歴としての音声案内登録フラグを外部記憶媒体16に記録し、また、案内ルート中のある区間内に、音声案内登録フラグがオンとなる施設がある場合、当該区間における音声案内を、簡易音声案内で行う。このようにすることで、走行履歴としての施設の利用頻度の高さに基づいた音声案内量の切り替えを行うことができる。
なお、音声案内登録フラグは、施設の案内音声追加データを音声案内に用いる旨のデータであるとも言える。
このように、同じ走行区間であっても、車両の走行履歴によって音声案内量が自動的に変化するので、その車両の所有者の土地勘の有無がある程度反映される。
また、上記した実施形態においては、概略案内は全案内ルートについて行っているが、このように概略案内は全案内ルートについて行わずとも、案内ルートの一部分についてのみ行ってもよい。
また、ETC(Electric Toll Collection)を利用した有料駐車場においては、その駐車場のETC路上器と無線モジュール14を介してETCによって通信を行い、その通信を行ったことによって、施設データ中のその駐車場のエントリの通信履歴を更新するようになっていてもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態においては、カーナビゲーション装置10が、第1実施形態の作動に加えて、逆行ルート案内を行う。そして、逆行ルート案内における案内音声量は、その逆行ルートに対応する案内ルート中の区間における音声案内量と同じとする。
逆行ルート案内とは、行楽地から自宅に戻る場合等に利用されるものであり、車両がある案内ルートに沿って走行した後、その案内ルートを逆に辿る逆行ルートに沿ってその車両をルート案内することである。この逆行ルート案内は、ユーザによる入力装置12を用いた逆行案内を要求する旨の操作に基づいて行われる。
そして、この逆行ルート案内の際にも、概略ルート案内を行う。図22に、通常のルート案内、およびそのルート案内に対する逆行ルート案内における概略音声案内の画面表示の対比を示す。
表示画面62が、通常のルート案内における概略案内画面であり、表示画面63が、それに対する逆行ルート案内における概略案内画面である。表示画面63における代表経由地点の並びは、表示画面62における代表地点の並びの逆になっている。そして、表示画面62においても表示画面63においても、ある代表経由地点とそれに隣り合う代表経由地点との間のリンクの音声案内が簡易であるか詳細であるかについては、全く同じである。
例えば、表示画面62における往路の名古屋ICから小牧JCTまでの間のリンクにおいては、詳細案内を行う旨の網掛けの画面表示となっており、また、表示画面63における復路の小牧JCTから名古屋ICまでの間のリンクにおいても、詳細案内を行う旨の網掛けの画面表示となっている。
このようにすることで、逆行ルートにおいても、対応する案内ルートの音声案内量の多寡の設定を利用することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態においては、第1実施形態のカーナビゲーション装置10において、音声案内登録データを用いた場合の全ルート概略音声案内において、1つのリンク中に2つ以上の音声案内登録された施設がある場合、最も当該リンクの中央に近い施設の音声案内登録データを当該概略音声案内に用いる。
図23に概略音声案内の対象の施設の選択を説明する道路図を示す。案内ルートの一部である道路77において、出発地点78および代表経由地点81をと繋ぐリンク内に、ショップB79およびショップA80という、2つの音声案内登録された施設がある。この2つのうち、ショップA80の方がショップB79よりもリンクの中央に近いので、ショップA80の音声案内登録データを用いて、当該リンクについての概略音声案内を行う。
図24に、この作動のために制御回路17が実行するプログラム400のフローチャートを示す。このフローチャートは、図11に示したプログラム300のステップ320、325に置き換わって、制御回路17によって実行されるものである。
まずステップ410で、案内ルート上の各リンクにおける音声案内登録された施設をピックアップする。
続いてステップ420で、1つのリンクに複数の音声案内登録された施設があるか否かを判定する。複数ある場合は続いてステップ430の処理を実行し、複数ない場合は続いてステップ440の処理を実行する。
ステップ430では、当該複数の施設のうち、当該リンクの中央に最も近いものを1つ選択する。そして続いてステップ440の処理を実行する。
ステップ440では、ステップ430で選択された施設、またはリンク中に1つだけある施設を用いて、全ルート概略音声案内を行う。なお、概略音声案内は全ルートではなく全ルートの一部、すなわち部分ルートを対象とするものであってもよい。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態においては、第1実施形態におけるカーナビゲーション装置10が、更に、案内ルートの検索を、音声案内登録されている等、利用頻度の高い施設の位置に基づいて行う。
図25に、本実施形態における案内ルート検索処理のために制御回路17が実行するプログラム500をフローチャートで示す。制御回路17は、ユーザによる入力装置12の操作等によって、目的地の指定を受けると、まずステップ510で、当該目的地までの最適なルートを検索する。ただしその際、簡易音声案内区間の距離または割合が多いルート、すなわち、音声案内登録された施設をより多く含むルートを、他のルートよりも優先的に選択する。
図26、図27に、本実施形態におけるルート検索とそれ以外のルート検索との対比を示すための、カーナビゲーション装置10による概略案内表示を示す。図26は、音声案内登録された施設の存在に無関係にルート検索をした場合の案内ルートを、図27は、本実施形態のカーナビゲーション装置10が検索した案内ルートを示している。
図26においては、出発地点82と名古屋IC83との間は、最短コースの国道36号線87および国道219号線88を通る案内ルートの表示となっているが、本実施形態の画面表示である図27においては、出発地点82と名古屋IC83との間は、最短コースではないラック白土店85を経由する迂回路が案内ルートとして表示される。これは、ラック白土店85が音声案内登録された施設であり、また、国道36号線87および国道219号線88には音声案内登録された施設がないからである。
このようにすることで、ユーザは、よく知った道路を優先的に用いたルート案内を受けることができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態においては、第1実施形態のカーナビゲーション装置10において、更に、自車両が案内ルートから外れたとき、その外れた位置において簡易音声案内を行っている場合、自車両が案内ルートから大きく外れていなければ、利用可能な2つの案内ルート復帰音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で、案内ルートに復帰するための音声案内を行うようになっている。なお、案内ルート復帰音声案内とは、現在位置から当初の案内ルートに戻るためのルート案内、すなわちリルート案内を、音声で行うことである。
図28に、本実施形態の制御回路17がこの音声リルート案内を行うために実行するプログラム600のフローチャートを示す。
制御回路17は、ルート案内中、車両の現在位置が案内ルートから第1の所定距離(例えば10m)だけ外れたときに、このプログラム600を実行する。
まずステップ610で、案内ルートを外れる直線まで行っていた音声ルート案内の形式が、簡易音声案内であったか、あるいは詳細案内音声であったかを判定する。
簡易音声案内であった場合は、続いてステップ620の処理を実行し、詳細音声案内であった場合は、続いてステップ640の処理を実行する。
ステップ620では、現在位置が案内ルートから大きく外れているか否かを判定する。現在位置が案内ルートから大きく外れているか否かは、具体的には、現在位置から所定曲折回数(例えば2回)以上交差点を曲がらないと、すなわち大回りしないと当該案内ルートに戻れない場合、現在位置から案内ルートまでの最短距離が第1の所定距離より大きい第2の所定距離(例えば500メートル)以上である場合等が考えられる。大きく外れている場合、続いてステップ640の処理を実行し、大きく外れていない場合、続いてステップ630の処理を実行する。
ステップ630では、利用可能な2つの案内ルート復帰音声案内方式のうち音声案内量の少ない方、すなわち簡易音声リルート案内で、案内ルートに復帰するための音声案内を行う。
ステップ640では、利用可能な2つの案内ルート復帰音声案内方式のうち音声案内量の多い方、すなわち詳細音声リルート案内で、案内ルートに復帰するための音声案内を行う。
ステップ630、640に続いては、ステップ650で、自車両が案内ルートに復帰したか否かを判定する。案内ルートに復帰した場合はプログラム600の実行を終了し、復帰していない場合、ステップ610の処理を実行する。
このようなプログラム600を実行することで、制御回路17は、自車両が案内ルートから外れたとき、外れた位置が簡易音声案内区間であり(ステップ610参照)、かつ、現在位置が案内ルートから大きく外れていなければ(ステップ620参照)、簡易音声リルート案内を行う(ステップ630参照)。
ここで、詳細音声リルート案内は、例えば、交差点に来る度に案内ルートに復帰する方向に曲がるよう音声で指示する形式をいう。
また、簡易音声リルート案内は、案内ルートに復帰するための音声案内を全く行わないものも含む。また、簡易音声リルート案内としては、交差点毎にではないが、必要に応じて音声案内を行うようになっていてもよい。
図29に、簡易音声リルート案内をする場合と、詳細音声リルート案内をする場合との区別を説明するための道路の俯瞰図を示す。
この図においては、碁盤の目状に並ぶ道路中に点線で示された案内ルート90を、車両91、92がそれぞれルート93、94のように外れた場合を示している。案内ルート90沿いには、頻繁に利用されることで音声案内登録された施設95があるので、この図示した案内ルートの区間においては、簡易音声案内が行われる。
この場合、案内ルート90を外れた車両91は、次の交差点を左に一度曲がれば案内ルートに復帰できるので、簡易音声リルート案内の状態となっており、左折を指示する音声案内は受けない。
また、案内ルート90を外れた車両92は、次の交差点を左に曲がってさらにどこかの交差点で曲がらなければ案内ルート90に復帰できないので、詳細音声リルート案内の状態となっており、現在位置において左折を指示する音声案内を受ける。
このように、車両が案内ルートから外れても、現在位置が案内ルートから大きく外れていなければ簡易音声リルート案内を行うようにすれば、ユーザが故意に一時的に案内ルートを外れた場合におけるリルートの不必要に頻繁な音声案内を受ける可能性を低減することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態のカーナビゲーション装置10は、第車両1実施形態の作動に加え、通信設備を有さない施設についても、所定の閾値回数以上利用した場合は、施設多用情報として音声案内登録フラグをオンとし、さらに、その施設の音声案内データを外部記憶媒体16に記憶する。
図30に、本実施形態においてカーナビゲーション装置10が通信設備のない施設についても施設多用情報を記憶するようにするために制御回路17が実行するプログラム700をフローチャートとして示す。
制御回路17は、カーナビゲーション装置10の作動中、車両が停止したことを、車速センサからの信号やイグニッション線からエンジン停止した旨の信号を受けることによって検知すると、このプログラム700を繰り返し実行する。
まずステップ710で、現在位置に駐車場、コンビニエンスストアなどの施設があるか否かを、地図データを用いて判定する。施設がある場合、続いてステップ720を実行し、施設がない場合、プログラム700の実行を終了する。
ステップ720では、停車時刻と停車位置、すなわち現在時刻と現在位置とを外部記憶媒体16に記録する。
続いてステップ730では、イグニッション線からアクセサリオフになる(キー位置がオフ位置となる)旨の信号を受けるまで待つ。
そしてアクセサリオフの旨の信号を受けると、続いてステップ740で、イグニッション線からアクセサリオンになる(キー位置がオフからACCとなる)旨の信号を受けるまで待つ。
そしてアクセサリオンの旨の信号を受けると、続いてステップ750で、現在位置特定機能を用いて現在地を算出する。
続いてステップ760で、ステップ750で算出した現在位置とステップ720で記憶した停車位置とを比較し、その差が所定距離(例えば1m)未満であれば、2つは同じ位置であると判定し、所定距離以上であれば、2つは同じ位置でないと判定する。同じ位置であると判定した場合、続いてステップ765の処理を実行する。同じ位置でないと判定した場合、プログラム700の実行を終了する。
ステップ765では、施設ジャンルを検出する。具体的には、ステップ710で特定した現在位置の施設のジャンル、すなわち業種を、図2の施設データから特定する。
続いてステップ770では、ステップ720で記憶した停止時刻と現在時刻との差が、ステップ765で特定したジャンルの規定時間以上であるか否かを判定する。
図2に、ジャンル毎の規定時間を表形式で示す。このように、コンビニエンスストアの規定時間は5分であり、立ち食い店の規定時間は20分であり、レストランの規定時間は60分である。なお、外部記憶媒体16にはあらかじめこのデータが記憶されている。
これらのジャンル毎の規定時間は、その施設を利用したことが確からしいと判断できる車両の停止時間として規定されている。利用するのに要する時間が通常短いものほど規定時間が短い。
時間差が当該ジャンルの規定時間以上である場合は、続いてステップ780に進み、規定時間以下である場合は、プログラム700の処理を終了する。
ステップ780では、当該施設の利用履歴を更新し、更に、当該更新した利用履歴に基づいて、この施設の利用回数が所定の閾値回数(例えば3回)以上であるか否かを判定する。閾値回数以上であれば、続いてステップ790を実行し、閾値回数以下であれば、プログラム700の実行を終了する。
ステップ790では、音声案内登録を行う。ただしここでは、図10の場合と異なり、現在の施設に通信設備がない。従って、ユーザが入力装置12のマイクから音声入力を行ったり、インターネット等の広域ネットワークと通信可能な場合は、当該ネットワーク経由でダウンロードすることにより、音声案内データを、図3に示したマニュアル登録またはネットワーク登録の小分類に属するものとして、外部記憶媒体16に記憶させる。そして、施設データ中の当該施設エントリの音声案内登録のフラグをオンとする。ステップ790の後、プログラム700の実行を終了する。
制御回路17がこのようなプログラム700を実行することで、カーナビゲーション装置10は、施設内に当該施設のジャンル毎に規定された閾値時間以上停車したことが閾値回数以上となったことに基づいて、当該施設についての施設多用情報を記憶媒体に記録する。
なお、上記した各実施形態において、制御回路17が、プログラム200または700を実行することで、履歴記録手段として機能する。
また、制御回路17が、プログラム300を実行することで、切り替え手段として機能する。
また、無線モジュール14が無線通信手段に相当する。
また、イグニッション線18または位置検出器11の車速センサが、車両停止検知手段に相当する。
また表示装置13が、概略表示手段に相当する。
また、入力装置12が、検出手段に相当する。
また、音声案内フラグが施設多用情報に相当する。しかし、施設データ中の利用履歴の項目が施設多用情報となっていてもよいし、利用回数が所定の閾値回数以上となったときに初めて案内音声データをダウンロードする場合は、当該ダウンロードした音声案内データそのものが施設多用情報となっていてもよい。
本発明の第1実施形態にかかるカーナビゲーション装置10のハードウェア構成を示す図である。 外部記憶媒体16に記憶させる施設データの構成を示す図表である。 外部記憶媒体16に記憶させる案内音声データの具体例を示す図表である。 車両1が音声案内データをダウンロードする施設の俯瞰図である。 車両1および施設建物3の側面図である。 通信設備4のハードウェア構成を示す図である。 通信設備4が送信する施設の詳細情報を示す図である。 橋に設けられた通信設備を示す図である。 プログラム100のフローチャートである。 プログラム200のフローチャートである。 ルート案内処理のためのプログラム300のフローチャートの一部である。 ルート案内処理のためのプログラム300のフローチャートの一部である。 全ルート概略案内の画像表示を行う表示画面30を示す図である。 1つのリンク内に詳細案内を行う区間と簡易案内を行う区間が混ざり合っている場合を示す図である。 全ルート概略音声案内の一例を示す図である。 キーワードと音声案内登録データとの間の変換関係を示す図表である。 音声案内登録データを用いた場合の全ルート概略音声案内の一例を示す図である。 プログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を示す図である。 プログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を示す図である。 プログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を示す図である。 プログラム300のステップ305において、案内ルート全てが詳細音声案内設定となる場合における、表示装置13による全ルート概略表示画面の遷移の一例を示す図である。 プログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を示す図である。 プログラム300を制御回路17が実行したときの、表示装置13の画面表示の遷移の一例を示す図である。 通常のルート案内、およびそのルート案内に対する逆行ルート案内における概略案内の画面表示の対比を示す図である。 概略音声案内の対象の施設の選択を説明する道路図を示す図である。 第3実施形態において制御回路17が実行するプログラム400のフローチャートである。 第4実施形態における案内ルート検索処理のために制御回路17が実行するプログラム500を示すフローチャートである。 利用頻度の高い施設の位置に関わらないルート検索結果の表示画面を示す図である。 第4実施形態における、利用頻度の高い施設の位置に基づいたルート検索結果の表示画面を示す図である。 第5実施形態におけるリルート処理のために制御回路17が実行するプログラム600のフローチャートである。 簡易音声リルート案内をする場合と、詳細音声リルート案内をする場合との区別を説明するための道路図である。 第6実施形態において制御回路17が実行するプログラム700のフローチャートである。 ジャンル毎の規定時間を示す図表である。
符号の説明
1…車両、2…駐車場、3…施設建物、4…通信設備、5…通信可能エリア、6…橋、
7…柱、10…カーナビゲーション装置、11…位置検出器、12…入力装置、
13…表示装置、14…無線モジュール、15…アンテナ、16…外部記憶媒体、
17…制御回路、18…イグニッション線、30…表示画面、
31…キーワードリスト画面、32…地図画面、33…キーワードボタン、
34…番号表示、35…確認ボタン、36…代表経由地点、37…リンク、
38…道路、41…アンテナ、42…無線機、43…サーバ、44…制御部、
45…メモリ、51…表示画面、52〜55…表示画面、56…自位置マーク、
57〜63…表示画面、71、72…道路、73…中野IC、74…志賀高原、
75…野沢、76…中野ドライブイン、77…道路、78…出発地点、
79…ショップB、80…ショップA、81…代表経由地点、82…出発地点、
83…名古屋IC、85…ラック白土店、87…国道36号線、
88…国道219号線、90…案内ルート、91、92…車両、93、94…ルート。

Claims (15)

  1. 設定された目的地までの案内ルートにおいて音声案内を行うカーナビゲーション装置であって、
    自車両の走行履歴を記憶媒体に記録する履歴記録手段と、
    案内ルート中の一部の区間における前記履歴記録手段が記録した走行履歴に基づいて、当該区間における音声案内量を切り替える切り替え手段と、を備え
    前記履歴記録手段は、施設を閾値回数以上利用したことに基づいて、当該施設についての施設多用情報を記憶媒体に記録し、
    前記切り替え手段は、案内ルート中の一部の区間内に、前記施設多用情報に係る施設がある場合、当該区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うことを特徴とするーナビゲーション装置。
  2. 前記切り替え手段は、案内ルート中の一部の区間中の、その区間の中央地点を含む部分区間内に、前記施設多用情報に係る施設がある場合、当該区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うことを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  3. 無線通信手段を備え、
    前記履歴記録手段は、前記無線通信手段を用いて施設に設置された通信装置と閾値回数以上通信したことに基づいて、当該施設についての施設多用情報を記憶媒体に記録することを特徴とする請求項またはに記載のカーナビゲーション装置。
  4. 車両停止検知手段を備え、
    前記履歴記録手段は、施設内に閾値時間以上停車したことが閾値回数以上となったことに基づいて、当該施設についての施設多用情報を記憶媒体に記録することを特徴とする請求項ないしのいずれか1つに記載のカーナビゲーション装置。
  5. 前記閾値時間は、施設の業種によって異なっていることを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  6. 設定された目的地までの案内ルート中の代表経由地点群を有する概略ルートを地図上に表示する概略表示手段を備え、
    前記切り替え手段は、案内ルート中の、前記施設多用情報に係る施設の存在する位置を挟む2つの代表経由地点の間の区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うことを特徴とする請求項ないしに記載のカーナビゲーション装置。
  7. ユーザによる前記概略ルート中の代表経由地点の指定を検出する検出手段を備え、
    前記切り替え手段は、前記検出手段が検出した指定に係る代表経由地点から前記概略ルートの一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行い、他方の端点までの区間における音声案内を、前記2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うようにすることを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  8. 前記切り替え手段は、前記概略ルートの一方の端点が自宅登録されている場合、前記検出手段が検出した指定に係る代表経由地点から前記自宅登録された端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うことを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  9. 前記切り替え手段は、前記概略ルートの一方の端点付近に利用した施設が第1の所定数以上ある場合、前記検出手段が検出した指定に係る代表経由地点から前記一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うことを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  10. 前記切り替え手段は、前記概略ルートの一方の端点付近に利用した施設が第2の所定数以下である場合、前記検出手段が検出した指定に係る代表経由地点から前記一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うことを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  11. 前記切り替え手段は、前記概略ルート中のある代表経由地点から前記概略ルートの一方の端点までの区間における音声案内を、利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行い、他方の端点までの区間における音声案内を、前記2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行うようになっているときに、前記検出手段がユーザによる当該代表経由地点の指定を検出した場合、当該代表経由地点から前記一方の端点までの区間における音声案内を、前記2つの音声案内方式のうち音声案内量の多い方で行い、当該代表経由地点から前記他方の端点までの区間における音声案内を、前記2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で行うようにすることを特徴とする請求項ないし10のいずれか1つに記載のカーナビゲーション装置。
  12. 前記概略表示手段は、設定された目的地までの案内ルート中の代表経由地点およびこれら代表経由地点間を繋ぐリンクから成る概略ルートを地図上に表示し、
    ユーザによる前記概略ルート中のリンクの指定を検出する検出手段を備え、
    前記切り替え手段は、前記検出手段が検出した指定に係るリンクに相当する区間におけ
    る音声案内を、音声案内量の異なる2つの音声案内方式のうち一方で行うようになってい
    る場合、当該区間における音声案内を前記2つの音声案内方式のうち他方で行うよう切り
    替えることを特徴とする請求項に記載のカーナビゲーション装置。
  13. 車両が案内ルートから外れたとき利用可能な2つの音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で音声案内を行っている場合、所定曲折回数未満の交差点曲折回数で当該案内ルートに戻ることができるなら、利用可能な2つの案内ルート復帰音声案内方式のうち音声案内量の少ない方で、案内ルートに復帰するための音声案内を行うことを特徴とする請求項ないし1のいずれか1つに記載のカーナビゲーション装置。
  14. 前記切り替え手段は、設定された目的地への案内ルートを逆に案内ルートから出発点へ辿る逆行ルートが音声案内される場合、当該逆行ルート中の区間における音声案内量は、前記案内ルートの音声案内における当該区間の音声案内量と同じとすることを特徴とする請求項1ないし1のいずれか1つに記載のカーナビゲーション装置。
  15. 前記履歴記録手段は、前記当該施設についての施設多用情報として、当該施設の案内音声追加データを前記音声案内に用いる旨のデータを記憶媒体に記録することを特徴とする請求項ないし1のいずれか1つに記載のカーナビゲーション装置。
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