JP4277611B2 - モータコア - Google Patents

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Description

この発明は、ブラシレスDCモータ等に使用されるモータコアに関する。
従来の第1のモータコアとしては、一体型のコアプレートが積層されたものがある。この一体型のコアプレートが積層されたモータコアは、中央コアから放射状に配置された複数の周辺コア間に所定の間隔をあけて、巻線機の巻線ノズルが入るスペースを確保している。
また、従来の第2のモータコアとしては、分割型のコアプレートが積層されたものがある(例えば、特許文献1参照)。この分割型のコアプレートが積層されたモータコアは、コアプレートを中央部と周辺部に分割し、環状の中央部から半径方向外向に突出するコア片と、先端部が傘状のコア片の後端とをスリーブを介して連結し、スリーブにコイルが巻かれている。
特開2000−341888号公報
上記従来の第1のモータコアでは、一体型のコアプレートが積層されたモータコアの巻線において、周辺コア間に巻線ノズル用のスペースが必要であるため、振動,騒音の原因となるコギングトルクが大きくなるという問題と、巻線ノズルのスペースに巻線できないため、モータ特性の点でも問題である。
また、上記従来の第2のモータコアでは、環状の中央部から半径方向外向に突出するコア片と、先端部が傘状のコア片の後端とをスリーブを介して連結しているため、磁束が集中するスリーブの内側に位置するコア片の連結部分のエアギャップにより磁力が低下したり、磁極毎の磁力がばらついたりするために効率が低下するという問題がある。
そこで、この発明の目的は、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現できるモータコアを提供することにある。
上記目的を達成するため、第1の発明のモータコアは、
複数の中央コアプレートが積層された環状の中央コア部と、
上記中央コア部の外側に放射状に配置され、上記中央コアプレートの各層に夫々連結された複数の周辺コアプレートが積層された周辺コア部(2)とを備え、
上記中央コアプレートと上記周辺コアプレートとの連結部は、上記中央コアプレートに設けられた凸部と上記周辺コアプレートに設けられた凹部の嵌合であり、
上記周辺コアプレートの上記凹部は半径方向内向に開放しており、上記凹部により上記凸部を周方向から挟み込んで上記中央コアプレートに上記周辺コアプレートを固定することによって、上記中央コアプレートと上記周辺コアプレートを一体化しており、
上記中央コアプレートの上記凸部が上記周辺コアプレートの上記凹部から抜けないようにするため、上記周辺コアプレートの凹部の両側のアーム部の先端近傍に上記凹部側に突出する係止部が設けられ
上記中央コアプレートの上記凸部の基部近傍の両側に、上記周辺コアプレートの上記係止部が係止するように段部(11)が設けられ、
上記周辺コアプレートの上記凹部が周方向に開かないようにして上記中央コアプレートの上記凸部が上記凹部から抜けるのを止めるため、上記中央コアプレートの上記凸部の両側に上記凹部を押圧する抜け止め部が設けられていることを特徴としている。
上記構成のモータコアによれば、上記中央コア部の中央コアプレートと上記周辺コア部の周辺コアプレートは、他の部材を介することなく連結部で直接連結されているため、連結部のエアギャップにより磁力が低下したり、磁極毎の磁力がばらついたりするのを防止できる。また、上記中央コア部と上記周辺コア部を連結するときに、別にコイルが巻かれた巻線ボビンを連結部分に装着できるので、コギングトルクの原因となる周辺コア部間のスペースを小さくできると共に、巻線機の巻線ノズルが入るスペース(隣接する周辺コア部間のスペース)に制約されることがなく、巻線条件を自由に設定することが可能となる。したがって、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現できるモータコアを提供できる。
また、上記係止部によって上記凸部が凹部から抜けないようにするので、上記中央コア部の中央コアプレートと周辺コア部の周辺コアプレートとを確実に連結することができる。
また、上記抜け止め部によって上記凸部が抜けないように上記凹部が弾性変形により周方向に開くのを止めるので、上記凹部と凸部の嵌合後の連結がより確実になる。
さらに、上記係止部によって上記凸部が凹部から抜けないようにするので、上記中央コア部の中央コアプレートと上記周辺コア部の周辺コアプレートとを確実に連結することができる。また、上記抜け止め部によって上記凹部が周方向に開いて上記凸部が凹部から抜けるのを止めるので、上記凹部と凸部の嵌合後の連結がより確実になる。
また、第2の発明のモータコアは、
複数の中央コアプレートが積層された環状の中央コア部と、
上記中央コア部の外側に放射状に配置され、上記中央コアプレートの各層に夫々連結された複数の周辺コアプレートが積層された周辺コア部とを備え、
上記中央コアプレートと上記周辺コアプレートとの連結部は、上記周辺コアプレートに設けられた凸部と上記中央コアプレートに設けられた凹部の嵌合であり、
上記中央コアプレートの上記凹部は半径方向外向に開放しており、上記凹部により上記凸部を周方向から挟み込んで上記中央コアプレートに上記周辺コアプレートを固定することによって、上記中央コアプレートと上記周辺コアプレートを一体化しており、
上記周辺コアプレートの上記凸部が上記中央コアプレートの上記凹部から抜けないようにするため、上記中央コアプレートの凹部の両側のアーム部の先端近傍に上記凹部側に突出する係止部が設けられ、
上記周辺コアプレートの上記凸部の基部近傍の両側に上記中央コアプレートの上記係止部が係止するように段部が設けられ、
上記周辺コアプレートの上記凹部が周方向に開かないようにして上記凸部が上記凹部から抜けるのを止めるため、上記周辺コアプレートの基部の上記凸部近傍の両側に上記凹部を押圧する抜け止め部が設けられていることを特徴とする。
上記構成のモータコアによれば、上記中央コア部の中央コアプレートと上記周辺コア部の周辺コアプレートは、他の部材を介することなく連結部で直接連結されているため、連結部のエアギャップにより磁力が低下したり、磁極毎の磁力がばらついたりするのを防止できる。また、上記中央コア部と上記周辺コア部を連結するときに、別にコイルが巻かれた巻線ボビンを連結部分に装着できるので、コギングトルクの原因となる周辺コア部間のスペースを小さくできると共に、巻線機の巻線ノズルが入るスペース(隣接する周辺コア部間のスペース)に制約されることがなく、巻線条件を自由に設定することが可能となる。したがって、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現できるモータコアを提供できる。
また、上記係止部によって上記凸部が凹部から抜けないようにするので、上記中央コア部の中央コアプレートと周辺コア部の周辺コアプレートとを確実に連結することができる。
また、上記抜け止め部によって上記凸部が抜けないように上記凹部が弾性変形により周方向に開くのを止めるので、上記凹部と凸部の嵌合後の連結がより確実になる。
また、一実施形態のモータコアは、上記いずれか1つモータコアにおいて、上記中央コアプレートの直径と上記周辺コアプレートの長手方向の長さとが略同じであることを特徴としている。
上記実施形態のモータコアによれば、上記中央コアプレートの直径と上記周辺コアプレートの長手方向の長さとが略同じにすることによって、上記中央コア部の中央コアプレートと上記周辺コア部の周辺コアプレートを同一の鋼板から打ち抜いて製造でき、製造コストを低減できる。
以上より明らかなように、この発明のモータコアによれば、中央コア部の中央コアプレートと周辺コア部の周辺コアプレートは、他の部材を介することなく連結部で直接連結されることによって、連結部のエアギャップにより磁力が低下したり、磁極毎の磁力がばらついたりするのを防止できると共に、上記中央コア部と周辺コア部を連結するときに、別にコイルが巻かれた巻線ボビンを連結部分に装着することによって、コギングトルクの原因となる周辺コア部間のスペースを小さくできると共に、巻線機の巻線ノズルが入るスペース(隣接する周辺コア部間のスペース)を確保する必要がなく、巻線条件の自由度が向上する。したがって、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現することができる。
また、上記凸部が凹部から抜けないように係止部を設けることによって、上記中央コアプレートと周辺コアプレートとを確実に連結することができる。
また、上記凹部が弾性変形により周方向に開いて凸部が抜けるのを止める抜け止め部を上記連結部に設けることによって、上記凹部と凸部の嵌合後の連結をより確実にすることができる。
また、上記中央コアプレートの直径と上記周辺コアプレートの長手方向の長さとを略同じにすることによって、中央コアプレートと周辺コアプレートを同一の鋼板から打ち抜いて製造することが可能となり、製造コストを低減することができる。
また、上記凸部が凹部から抜けないようにする係止部を上記連結部に設けることによって、上記中央コアプレートと周辺コアプレートとを確実に連結することができると共に、凸部が凹部から抜けないように凹部が弾性変形により周方向に開くのを止める抜け止め部を設けることによって、上記凹部と凸部の嵌合後の連結をより確実にすることができる。
以下、この発明のモータコアを図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1はこの発明の第1実施形態のモータコアと巻線ボビンとを組み合わせる前の状態を示す図である。図1において、1は環状の中央コア部、2は上記中央コア部1の中央コアプレート10の外側に放射状に配置された複数の周辺コア部、3は外側にコイル4が巻回された巻線ボビンである。
上記中央コア部1は、積層された同一形状の複数の中央コアプレート10からなり、中央コアプレート10は、環状の基部10aと、その基部10aの周方向に所定の間隔をあけてかつ半径方向外向に放射状に設けられた12個の凸部10bとを有している。
また、上記周辺コア部2は、積層された同一形状の複数の周辺コアプレート20からなり、周辺コアプレート20は、基部20aと、その基部20aの先端から周方向両側に延びる傘部20bと、上記基部20aの後端側に設けられ、半径方向に開口する凹部20cとを有している。
上記中央コアプレート10と周辺コアプレート20は、凸部10bと凹部20cの嵌合により各層毎に連結される。
そして、図1に示すように、上記周辺コア部2の後端側(基部20aの後端側)を巻線ボビン3に挿入した後、中央コア部1の中心に向かってそのまま挿入して、中央コア部1の中央コアプレート10の凸部10bと周辺コア部2の周辺コアプレート20の凹部20cを各層毎に嵌合させる。そうして、上記凹部20cにより凸部10bを周方向から挟み込んで中央コアプレート10に周辺コアプレート20を固定することによって、中央コアプレート10と周辺コアプレート20とを一体化している。このように、別部材を介することなく、中央コアプレート10に半径方向外側から複数の周辺コアプレート20を挿入することで、複数の中央コアプレート10が積層された中央コア部1と複数の周辺コアプレート20が積層された周辺コア部2とを一体化ができるので、製造の自動化が容易にでき、低コスト化が図れる。
図2は上記中央コア部1と周辺コア部2からなるモータコアと巻線ボビン3とを組み合わせた電機子30の平面図である。また、図3は図2に示す領域Aの拡大図である。
図3に示すように、周辺コアプレート20の凹部20cの両側のアーム部22の先端近傍に凹部20c側に突出する係止部21を設けている。一方、上記中央コアプレート10の凸部10bの基部10a近傍の両側に上記周辺コアプレート20の係止部21が係止するように段部11を設けると共に、環状の基部10aの外側かつ凸部10bの両側に三角形状の抜け止め部12を設けている。すなわち、抜け止め部12は、環状の基部10aの外側かつ凸部10b間に夫々設けられている。上記抜け止め部12は、両側に隣接する周辺コアプレート20のアーム部22の先端を凹部20c側に押圧している。
上記構成のモータコアによれば、中央コア部1の中央コアプレート10と周辺コア部2の周辺コアプレート20は、他の部材を介することなく連結部で直接連結されて密に接しているため、連結部のエアギャップにより磁力が低下したり、エアギャップの程度により磁極毎の磁力がばらついたりするのを防止することができる。また、上記中央コア部1と周辺コア部2を連結するときに、予めコイルが巻かれた巻線ボビン5を連結部分に装着できるので、コギングトルクの原因となる周辺コア部間のスペースを小さくできると共に、巻線機の巻線ノズルを入れるスペース(隣接する周辺コア部間のスペース)に制約されることがないので、巻線条件の自由度が向上する。また、モータコアとは別に予めボビンにコイルを巻いておくので、ノズル回転式の巻線機ではなく、ボビン自体を回転させてコイルを巻く巻線機を用いることができ、ボビン自体を高速に回転させて生産でき、一体型のモータコアのように巻線機を多数用いてコイルを巻く必要がなく、設備コストを低減することができる。
このように、この第1実施形態のモータコアによれば、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現できるモータコアを提供することができる。
また、上記周辺コアプレート20の係止部21を中央コアプレート10の凸部10bの段部11に係止させることによって、中央コアプレート10の凸部10bが周辺コアプレート20の凹部20cから抜けないようにするので、中央コア部1の中央コアプレート10と周辺コア部2の周辺コアプレート20とを確実に連結することができる。
また、上記中央コアプレート10の基部10aの外側かつ凸部10bの両側に設けられた三角形状の抜け止め部12によって、周辺コアプレート20の凹部20cが弾性変形により周方向に開いて凸部10bが抜けるのを止めるので、凹部20cと凸部10bの嵌合後の連結がより確実になる。
また、上記中央コアプレート10の直径と周辺コアプレート20の長手方向の長さを略同じにすることによって、中央コアプレート10と周辺コアプレート20を同一の鋼板から打ち抜いて製造することが可能になり、製造コストを低減することができる。
(第2実施形態)
図4はこの発明の第2実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部とを組み合わせる前の状態を示す図である。この第2実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部は、第1実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部と同一の構成をしており、同一参照番号を付して説明を省略する。
この第2実施形態のモータコアは、中央コア部と周辺コア部とを組み合わせた後に巻線ボビンを取り付ける点が第1実施形態と異なる。
図4に示す中央コア部1と周辺コア部2とを組み合わせてモータコアを構成した後、図5に示すように、各周辺コア部2にインサート成形によりボビン5を形成する。そして、インサート成形された各ボビン5の周りにコイル(図示せず)が巻回されて電機子が完成する。なお、コイルが巻かれた電機子は、第1実施形態の図2に示す電機子と同様の形態となる。
この第2実施形態のモータコアは、予めコイルが巻かれた巻線ボビンを用いて組み立てるときの効果を除いて第1実施形態のモータコアと同様の効果を有している。
(第3実施形態)
図6はこの発明の第3実施形態のモータコアと巻線ボビンとを組み合わせる前の状態を示す図である。図6において、101は環状の中央コア部、102は上記中央コア部101の中央コアプレート110の外側に放射状に配置された複数の周辺コア部、3は外側にコイル4が巻回された巻線ボビンである。
上記中央コア部101は、積層された同一形状の複数の中央コアプレート110からなり、中央コアプレート110は、環状の基部110aと、その基部110aの周方向に所定の間隔をあけてかつ半径方向に開口するように設けられた12個の凹部110bとを有している。
また、上記周辺コア部102は、積層された同一形状の複数の周辺コアプレート120からなり、周辺コアプレート120は、基部120aと、その基部120aの先端から周方向両側に延びる傘部120bと、上記基部120aの後端側に設けられた凸部120cとを有している。
上記中央コアプレート110と周辺コアプレート120は、凸部120cと凹部110bの嵌合により各層毎に連結される。
そして、図6に示すように、上記周辺コア部102の後端側(基部120aの後端側)を巻線ボビン3に挿入した後、中央コア部101の中心に向かってそのまま挿入して、中央コア部101の中央コアプレート10の凹部110bと周辺コア部102の周辺コアプレート20の凸部120cを各層毎に嵌合させる。そうして、上記凹部110bにより凸部120cを周方向から挟み込んで中央コアプレート110に周辺コアプレート120を固定することによって、中央コアプレート110と周辺コアプレート120とを一体化している。
図7は上記中央コア部101と周辺コア部102からなるモータコアと巻線ボビン3とを組み合わせた電機子130の平面図である。また、図8は図7に示す領域Bの拡大図である。
図8に示すように、中央コアプレート110の凹部110bの両側のアーム部112の先端近傍に凹部110b側に突出する係止部111を設けている。一方、上記周辺コアプレート120の凸部120cの基部120a近傍の両側に上記中央コアプレート110の係止部111が係止するように段部121を設けると共に、周辺コアプレート120の基部120aのの凸部120c近傍の両側に三角形状の抜け止め部122を設けている。上記抜け止め部122は、中央コアプレート110のアーム112の先端を凹部110b側に押圧している。
上記構成のモータコアによれば、中央コア部101の中央コアプレート110と周辺コア部102の周辺コアプレート120は、他の部材を介することなく連結部で直接連結されて密に接しているため、連結部のエアギャップにより磁力が低下したり、エアギャップの程度により磁極毎の磁力がばらついたりするのを防止することができる。また、上記中央コア部101と周辺コア部102を連結するときに、予めコイルが巻かれた巻線ボビン5を連結部分に装着できるので、コギングトルクの原因となる周辺コア部間のスペースを小さくできると共に、巻線機の巻線ノズルを入れるスペース(隣接する周辺コア部間のスペース)に制約されることがないので、巻線条件の自由度が向上する。また、モータコアとは別に予めボビンにコイルを巻いておくので、ノズル回転式の巻線機ではなく、ボビン自体を回転させてコイルを巻く巻線機を用いることができ、ボビン自体を高速に回転させて生産でき、一体型のモータコアのように巻線機を多数用いてコイルを巻く必要がなく、設備コストを低減することができる。
このように、この第3実施形態のモータコアによれば、コギングトルクによる振動,騒音を低減できると共に、最適な巻線条件で高効率なモータを実現できるモータコアを提供することができる。
また、上記中央コアプレート110の係止部111中央コアプレート10の凸部120cの段部121に係止させることによって、中央コアプレート110の凹部110bから周辺コアプレート20の凸部120cが抜けないようにするので、中央コア部101の中央コアプレート110と周辺コア部102の周辺コアプレート120とを確実に連結することができる。
また、上記周辺コアプレート120の凸部120c近傍の基部120aの両側に三角形状の抜け止め部122によって、中央コアプレート110の凹部110bが弾性変形により周方向に開いて凸部120cが抜けるのを止めるので、凹部110bと凸部120cの嵌合後の連結がより確実になる。
また、上記中央コアプレート110の直径と周辺コアプレート120の長手方向の長さを略同じにすることによって、中央コアプレート110と周辺コアプレート120を同一の鋼板から打ち抜いて製造することが可能になり、製造コストを低減することができる。
(第4実施形態)
図9はこの発明の第4実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部とを組み合わせる前の状態を示す図である。この第3実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部は、第3実施形態のモータコアの中央コア部と周辺コア部と同一の構成をしており、同一参照番号を付して説明を省略する。
この第2実施形態のモータコアは、中央コア部と周辺コア部とを組み合わせた後に巻線ボビンを取り付ける点が第3実施形態と異なる。
図9に示す中央コア部101と周辺コア部102とを組み合わせてモータコアを構成した後、図10に示すように、各周辺コア部102にインサート成形によりボビン5を形成する。そして、インサート成形された各ボビン5の周りにコイル(図示せず)が巻回されて電機子が完成する。なお、コイルが巻かれた電機子は、第3実施形態の図7に示す電機子と同様の形態となる。
この第4実施形態のモータコアは、予めコイルが巻かれた巻線ボビンを用いて組み立てるときの効果を除いて第3実施形態のモータコアと同様の効果を有している。
上記第1〜第4実施形態では、12個の周辺コア部2,102を中央コア部1,101の外側に放射状に配置したが、周辺コア部の数はモータの仕様等に応じて適宜設定すればよい。また、上記第1,2実施形態では、中央コアプレート10と周辺コアプレート20の連結部の凸部10bと凹部20cの嵌合により各層毎に連結され、上記第3,4実施形態では、中央コアプレート110と周辺コアプレート120の連結部の凹部110bと凸部120cの嵌合により各層毎に連結されるが、中央コアプレートと周辺コアプレートを連結する連結部の凸部と凹部の形状は上記第1〜第4実施形態の形状に限らない。
また、上記第1〜第4実施形態では、中央コア部1,101を構成する複数の中央コアプレート10,110の形状および周辺コア部2,102を構成する複数の周辺コアプレート20,120の形状はこれに限らず、モータの仕様等に応じた形状にしてよい。また、中央コアプレート10,110は分割されていてもよい。
図1はこの発明の第1実施形態のモータコアと巻線ボビンとを組み合わせる前の状態を示す図である。 図2は上記モータコアと巻線ボビンとを組み合わせた電機子の平面図である。 図3は図2の領域Aの拡大図である。 図4はこの発明の第2実施形態のモータコアの中央コアプレートと周辺コアプレートとを組み合わせる前の状態を示す図である。 図5は上記モータコアにボビンがインサート成形された状態を示す平面図である。 図6はこの発明の第3実施形態のモータコアと巻線ボビンとを組み合わせる前の状態を示す図である。 図7は上記モータコアと巻線ボビンとを組み合わせた電機子の平面図である。 図8は図7の領域Bの拡大図である。 図9はこの発明の第4実施形態のモータコアの中央コアプレートと周辺コアプレートとを組み合わせる前の状態を示す図である。 図10は上記モータコアにボビンがインサート成形された状態を示す平面図である。
符号の説明
1,101…中央コア部、
2,102…周辺コア部、
3…巻線ボビン、
4…コイル、
5…ボビン、
10,110…中央コアプレート
10a…基部、
10b,120c…凸部、
11,121…段部、
12,122…抜け止め部、
20,120…周辺コアプレート、
20a,120a…基部、
20b,120b…傘部、
20c,110b…凹部、
21,111…係止部、
22,112…アーム、
30,130…電機子。

Claims (3)

  1. 複数の中央コアプレート(10)が積層された環状の中央コア部(1)と、
    上記中央コア部(1)の外側に放射状に配置され、上記中央コアプレート(10)の各層に夫々連結された複数の周辺コアプレート(20)が積層された周辺コア部(2)とを備え、
    上記中央コアプレート(10)と上記周辺コアプレート(20)との連結部は、上記中央コアプレート(10)に設けられた凸部と上記周辺コアプレート(20)に設けられた凹部の嵌合であり、
    上記周辺コアプレート(20)の上記凹部は半径方向内向に開放しており、上記凹部により上記凸部を周方向から挟み込んで上記中央コアプレート(10)に上記周辺コアプレート(20)を固定することによって、上記中央コアプレート(10)と上記周辺コアプレート(20)を一体化しており、
    上記中央コアプレート(10)の上記凸部が上記周辺コアプレート(20)の上記凹部から抜けないようにするため、上記周辺コアプレート(20)の凹部の両側のアーム部の先端近傍に上記凹部側に突出する係止部(21)が設けられ
    上記中央コアプレート(10)の上記凸部の基部近傍の両側に、上記周辺コアプレート(20)の上記係止部(21)が係止するように段部(11)が設けられ、
    上記周辺コアプレート(20)の上記凹部が周方向に開かないようにして上記中央コアプレート(10)の上記凸部が上記凹部から抜けるのを止めるため、上記中央コアプレート(10)の上記凸部の両側に上記凹部を押圧する抜け止め部(12)が設けられていることを特徴とするモータコア。
  2. 複数の中央コアプレート(110)が積層された環状の中央コア部(101)と、
    上記中央コア部(101)の外側に放射状に配置され、上記中央コアプレート(110)の各層に夫々連結された複数の周辺コアプレート(120)が積層された周辺コア部(102)とを備え、
    上記中央コアプレート(110)と上記周辺コアプレート(120)との連結部は、上記周辺コアプレート(120)に設けられた凸部と上記中央コアプレート(110)に設けられた凹部の嵌合であり、
    上記中央コアプレート(110)の上記凹部は半径方向外向に開放しており、上記凹部により上記凸部を周方向から挟み込んで上記中央コアプレート(110)に上記周辺コアプレート(120)を固定することによって、上記中央コアプレート(110)と上記周辺コアプレート(120)を一体化しており、
    上記周辺コアプレート(120)の上記凸部が上記中央コアプレート(110)の上記凹部から抜けないようにするため、上記中央コアプレート(110)の凹部の両側のアーム部の先端近傍に上記凹部側に突出する係止部(111)が設けられ、
    上記周辺コアプレート(120)の上記凸部の基部近傍の両側に上記中央コアプレート(110)の上記係止部(111)が係止するように段部(121)が設けられ、
    上記周辺コアプレート(120)の上記凹部が周方向に開かないようにして上記凸部が上記凹部から抜けるのを止めるため、上記周辺コアプレート(120)の基部の上記凸部近傍の両側に上記凹部を押圧する抜け止め部(122)が設けられていることを特徴とするモータコア。
  3. 請求項1または2に記載のモータコアにおいて、
    上記中央コアプレート(10,110)の直径と上記周辺コアプレート(20,120)の長手方向の長さとが略同じであることを特徴とするモータコア。
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