JP4277040B2 - デンプン変性のためのポリマーの使用 - Google Patents

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    • C08L67/04Polyesters derived from hydroxycarboxylic acids, e.g. lactones

Description

本発明は、デンプン変性のためのポリマーの使用に関し、その際ポリマーをポリマー粉末の形でまたは水性ポリマー分散液として使用する。
生分解性の成形体の製造のためには、しばしばデンプンを使用する。デンプン、特に分解デンプンは、乾燥した状態で、多くの場合硬く、脆性であり、高温で可塑性ではない。水を添加することにより、内部結合は部分的に切れ、このコンパウンドは柔らかくなり、可塑性になる。この可塑性は熱可塑性ポリマーを添加することにより上昇させることができ、押出可能であるかまたは射出成形可能なコンパウンドが得られる。しばしば、残留水分を有するデンプンを特有な工程で前処理し(分解し)、かつペレットを製造する。次いで、このペレットをポリマー顆粒と一緒に熱機械的に所望の形にする。
EP−A327505からは、造粒した、分解デンプンおよび造粒した非水溶性熱可塑性プラスチックを混合し、この混合物の溶融物から成形体に加工することが公知である。
WO−A99/29733には、ジャガイモの皮およびジャガイモの残りを生分解性ポリマーおよび可塑剤と一緒に熱機械的に処理することにより良好な機械的強度と生分解性を有する成形体にすることができる方法が記載されている。
EP−A−611804は熱可塑性ポリビニルアルコール、熱可塑性変性デンプン、特にヒドロキシプロピル化デンプンおよび可塑剤からなる押出成形可能なデンプン組成物に関する。
EP−A−522358には、デンプンおよび著しく高分子量のアクリレートポリマーからなる熱可塑性で加工可能なコンパウンドが記載されており、これは良好に離型可能な、硬い成形体を生じる。
EP−A−1229075は天然のデンプン、合成ポリマー、相容性助剤、分解剤(Destrukturierungsmittel)およびフィロケイ酸塩をベースとする熱可塑性ポリマー複合材料を記載している。
本発明の課題は、非常に良好な加工性と、特に湿潤状態で高い強固さにより優れている成形体になる、熱可塑性に変性されているデンプン組成物を提供することである。
本発明の対象は、炭素原子数1〜18の非分枝または分枝のアルキルカルボン酸のビニルエステル、炭素原子数1〜15の分枝または非分枝のアルコールのアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エステル、ジエン、オレフィン、ビニル芳香族およびビニルハロゲン化物を包含する群からの1種以上のコモノマー単位からなり、場合によりカルボキシ官能性、ヒドロキシ官能性、エポキシ官能性およびNH−官能性の、エチレン性不飽和コモノマーを包含する群からの官能性コモノマー単位を0.1〜20.0質量%含有する、保護コロイドおよび/または乳化剤で安定化されたポリマーを使用することを特徴とし、この際質量%に関する記載はポリマー全質量に対するものである、ポリマー粉末の形のまたはポリマー水性分散液としてのポリマーのデンプン変性のための使用である。
好適なビニルエステルは、炭素原子数1〜18の非分枝または分枝のカルボン酸のビニルエステルである。有利なビニルエステルは、酢酸ビニル、ビニルプロピオネート、ビニルブチレート、ビニル−2−エチルヘキサノエート、ビニルラウレート、1−メチルビニルアセテート、ビニルピバレート、および炭素原子数5〜15のα−分枝モノカルボン酸のビニルエステル、例えばVeoVa9またはVeoVa10(シェル社の商標名)である。特に、有利であるのは酢酸ビニルである。
アクリル酸またはメタクリル酸のエステルの群からの好適なモノマーは炭素原子数1〜15の非分枝または分枝アルコールのエステルである。有利なメタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルはメチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレート、プロピルアクリレート、プロピルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、n−ブチルメタクリレート、t−ブチルアクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ノルボルニルアクリレートである。メチルアクリレート、メチルメタクリレート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレートおよびノルボルニルアクリレートが特に有利である。
好適なジエンは、1,3−ブタジエンおよびイソプレンである。共重合可能なオレフィンの例はエテンおよびプロペンである。ビニル芳香族としては、スチレンおよびビニルトルエンを共重合することができる。ビニルハロゲン化物の群からは、通常塩化ビニルを使用する。
有利な実施態様においては、ポリマーは更に、カルボキシ官能性、ヒドロキシ官能性、エポキシ官能性およびNH−官能性コモノマーを包含する群からのコモノマー単位1種以上を、ポリマー全質量に対して0.1〜20質量%含有している。
好適なカルボキシ官能化コモノマーは、炭素原子数2〜10であるエチレン性不飽和モノ−およびジカルボン酸であり、有利にはアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、フマル酸およびマレイン酸である。カルボキシ官能基はマレイン酸無水物を共重合することによりコポリマー中に導入することもできる。好適なヒドロキシ官能性コモノマーはC〜C−アルキル基を有するヒドロキシアルキルアクリレートおよびヒドロキシアルキルメタクリレートであり、有利にはヒドロキシエチルアクリレートおよび−メタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリレートおよび−メタクリレート、ヒドロキシブチルアクリレートおよび−メタクリレートである。好適なエポキシ官能性コモノマーはグリシジルアクリレートおよびグリシジルメタクリレートである。好適なNH−官能性コモノマーはアクリルアミド、メタクリルアミド、C〜C−アルキロール−基を有するN−アルキロール官能性コモノマー、有利にN−メチロール基、例えばn−メチロールアクリルアミド(NMA)、N−メチロールメタクリルアミドおよびN−メチロールアリルカルバメート、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドおよびN−メチロールアリルカルバメートのC〜C−アルキルエーテル、例えばそのイソブトキシエーテル、並びにN−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドおよびN−メチロールアリルカルバメートのC〜C−アルキルエステルである。
N−メチロール−官能性コモノマー単位が特に有利であり、最も有利であるのはN−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メチロールアリルカルバメート、およびN−メチロールアクリルアミドのC〜C−アルキルエーテル、例えばイソブトキシエーテルである。官能性単位の量は、コポリマーの全量に対して、有利に0.1〜10質量%である。
以下に記載するポリマーが有利であり、これは場合により更に同様に記載した官能基を含有する単位を、同様に記載した量で有する:
酢酸ビニル−ポリマー;
ビニルエステル−エチレン−コポリマー、例えば酢酸ビニル−エチレン−コポリマー;
ビニルエステル−エチレン−塩化ビニル−コポリマー、この際ビニルエステルとしては有利に酢酸ビニルおよび/またはビニルプロピオネートおよび/または1種以上の共重合可能なビニルエステル、例えばビニルラウレート、ビニルピバレート、ビニル−2−エチルヘキサン酸エステル、炭素原子5〜15のα−分枝カルボン酸のビニルエステル、特にバーサチック酸ビニルエステル(VeoVa9(R)、VeoVa10(R))が含有されている;
酢酸ビニル−コポリマー、特に1種以上の共重合可能なビニルエステル、例えばビニルラウレート、ビニルピバレート、ビニル−2−エチルヘキサン酸エステル、炭素原子数5〜15のα−分枝カルボン酸のビニルエステル、特にバーサチック酸−ビニルエステル(VeoVa9(R)、VeoVa10(R))との酢酸ビニル−コポリマー、これは場合により更にエチレンを含有する;
ビニルエステル−アクリル酸エステル−コポリマー、特に酢酸ビニルおよびブチルアクリレートおよび/または2−エチルヘキシルアクリレートを有するビニルエステル−アクリル酸エステル−コポリマー、これは場合により更にエチレンを含有する;
酢酸ビニルおよび/またはビニルラウレートおよび/またはバーサチック酸−ビニルエステルおよびアクリル酸エステル、特にブチルアクリレートまたは2−エチルヘキシルアクリレートを有するビニルエステル−アクリル酸エステル−コポリマー、これは場合により更にエチレンを含有する;
(メタ)アクリル酸エステル−ポリマーおよびスチレン−ポリマー、例えばn−ブチルアクリレートおよび/または2−エチルヘキシルアクリレートを有するコポリマー;
メチルメタクリレートとブチルアクリレートおよび/または2−エチルヘキシルアクリレート、および/または1,3−ブタジエンとのコポリマー;
スチレン−1,3−ブタジエン−コポリマーおよびスチレン−(メタ)アクリル酸エステル−コポリマー、例えばスチレン−ブチルアクリレート、スチレン−メチルメタクリレート−ブチルアクリレートまたはスチレン−2−エチルヘキシルアクリレート、この際ブチルアクリレートとしてn−、イソおよびt−ブチルアクリレートを使用することができる。
ビニルエステル−ポリマー、特に酢酸ビニル−ポリマー、酢酸ビニル−エチレン−コポリマー、酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル−コポリマー、ビニルエステル−アクリル酸エステル−コポリマー、特に酢酸ビニルおよびブチルアクリレートおよび/または2−エチルヘキシルアクリレートを有するものが有利である。N−メチロール−官能性ビニルエステル−ポリマー、例えば酢酸ビニル−N−メチロールアクリルアミド−コポリマーおよび酢酸ビニル−エチレン−N−メチロールアクリルアミド−コポリマーが最も有利である。
モノマーの選択もしくはコモノマーの質量部の選択は、ポリマーが−30℃〜+120℃、有利に+10℃〜+80℃のガラス転移温度Tgを有するように実施する。ポリマーのガラス転移温度Tgは公知法で、示差走査熱量測定法(DSC)で測定することができる。TgはFoxの式により近似的に概算することもできる。Fox T.G.、Bull.Am.Physics Soc.1、3、123頁(1956)によれば:1/Tg=x/Tg+x/Tg+・・・・・・・・・+x/Tg、ここでxはモノマーnの質量分数(質量%/100)を表し、Tgはモノマーnのホモポリマーのガラス転移温度(ケルビン)である。ホモポリマーのTg−値はPolymer Handbook 第2改訂版、J.Wiley&Sons、ニューヨーク(1975)中に記載されている。
ポリマーの製造は、公知ラジカル開始重合法により、例えば水性懸濁重合または水性乳化重合により行うことができる。乳化重合が有利である。溶液または分散液の乾燥のためには、全ての慣用の乾燥法を適用することができる:スプレー乾燥、ローラ乾燥、凍結乾燥、バンド乾燥、凝集および次いで流動床乾燥。水中で再分散性のポリマー粉末を製造するために、スプレー乾燥およびローラ乾燥法を適用するのが有利である。乾燥の際に、場合により更に添加物、例えば防炎剤、可塑剤、充填材および錯形成剤を添加することができる。
乳化剤により安定化されたポリマーは、ポリマーに対して乳化剤を1〜20質量%含有する。好適な乳化剤は、アニオン性、カチオン性および非イオン性乳化剤、例えばアニオン界面活性剤、例えば炭素原子数8〜18の鎖長を有するアルキルスルフェート、疎水性基中に炭素原子数8〜18を有し、かつエチレンオキシド単位またはプロピレンオキシド単位を40まで有するアルキル−またはアルキルアリールエーテルスルフェート、炭素原子数8〜18のアルキル−またはアルキルアリールスルホネート、スルホコハク酸の一価のアルコールまたはアルキルフェノールとのエステルおよび半エステル、または非イオン性界面活性剤、例えばエチレンオキシド単位8〜40個を有するアルキルポリグリコールエーテルまたはアルキルアリールポリグリコールエーテルである。
保護コロイドで安定化されたポリマーが有利である。好適な保護コロイドはポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、セルロースおよびその誘導体、例えばカルボキシメチル−、メチル−、ヒドロキシエチル−、ヒドロキシプロピル−誘導体、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシ官能性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルスルホン酸およびそのコポリマー、メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタレンホルムアルデヒドスルホネート、スチレンマレイン酸−およびビニルエーテルマレイン酸−コポリマー、デンプン、デキストリンである。保護コロイドの割合は、ポリマーの質量に対して、一般に1〜30質量%である。
加水分解度80〜95モル%およびヘッペラー(Hoeppler)粘度、4%水溶液中1〜30mPas(ヘッペラーによる方法、20℃において、DIN53015)を有する部分鹸化ポリビニルアルコールは有利である。加水分解度80〜95モル%およびヘッペラー粘度、4%水溶液中1〜30mPasを有する部分鹸化した、疎水性に変性されたポリビニルアルコールも有利である。このための例は、部分的に鹸化した、酢酸ビニルと疎水性コモノマー、例えばイソプロペニルアセテート、ビニルピバレート、ビニルエチルヘキサノエート、炭素原子数5または9〜11を有する飽和α−分枝モノカルボン酸のビニルエステル、ジアルキルマレイネートおよびジアルキルフマレート、例えばジイソプロピルマレイネートおよびジイソプロピルフマレート、塩化ビニル、ビニルアルキルエーテル、例えばビニルブチルエーテル、オレフィン、例えばエテンおよびデセンである。疎水性単位の割合は、部分鹸化したポリビニルアルコールの全量に対して、有利に0.1〜10質量%である。前記ポリビニルアルコールの混合物も使用することができる。
その他の、有利なポリビニルアルコールは、部分鹸化した疎水性化したポリビニルアルコールであり、これは重合類似の反応、ビニルアルコール単位の例えばC〜C−アルデヒド、例えばブチルアルデヒドでのアセタール化により得られる。疎水性単位の割合は、部分鹸化ポリビニルアセテートの全量に対して、有利に0.1〜10質量%である。加水分解度80〜95モル%、有利に85〜94モル%、ヘッペラー粘度(DIN53015、ヘッペラーによる方法、4%水溶液)1〜30mPas、有利に2〜25mPasを有する。
加水分解度85〜94モル%およびヘッペラー粘度、4%水溶液において(ヘッペラーによる方法、20℃において、DIN53015)3〜15mPasを有するポリビニルアルコールが最も有利である。前記保護コロイドは当業者に公知の方法で入手可能である。
好適なデンプンも当業者には公知である。このデンプンは任意の材料からのものであってよい。例えばジャガイモデンプン、トウモロコシデンプン、小麦粉デンプン、米デンプン、タピオカデンプンである。デンプンは廃棄物からのものであってもよく、例えばジャガイモの残りまたはジャガイモの皮から得られてもよく、それらの混合物であってよい。デンプンは、天然の形で、分解デンプンとして、および化学的に変性されたデンプン、例えばヒドロキシアルキル化デンプンとして使用することもできる。
その際、ポリマー粉末の、特に水中に再分散性のポリマー粉末の水性分散液の形でポリマーを、それぞれデンプン量に対するポリマーの量として、5〜60質量%、有利に5〜25質量%の量で使用する。場合により、こうして得られるデンプン組成物は更にその他の添加物を含有していてよく、例えば付加的な結合剤、例えば生分解性のポリエステルをベースとするもの、充填材、全ての種類の繊維、特に天然原料、例えばセルロース(木材粒子、木粉および木材繊維)、わら、綿花からなる繊維、並びに顔料、滑剤および可塑剤、例えばグリセリン、ソルビトールを含有していてよい。
デンプン組成物中にポリマーを使用し、デンプンおよびポリマーの他に、木材粒子、木材繊維および木粉の形のセルロース成分を含有するのが特に有利である。通常、この混合物においてセルロースの割合が20〜80質量%、デンプンが10〜50質量%およびポリマーが5〜50質量%であり、この際この割合は合計すると100質量%である。この組成は、その平坦な表面に関して優れている木材押出成形体の製造のために好適である。
このデンプン組成物を製造するために、デンプン成分およびポリマー、並びに場合によりその他の添加物を相互に混合する。粉末の形のデンプン成分を粉末の形のポリマーと混合し、場合により他の添加物を添加するのが有利である。デンプン組成物を接着剤として、有利にホットメルトとして使用することも、または更に加工して成形体にすることもできる。
成形体への加工の前に、このデンプン組成物を場合により水と一緒にコンパウンドとする。全混合物に対して、水分の量が10〜40質量%までであるのが有利である。ポリマー分散液の使用の際には、この水分はポリマー分散液を介して供給することができる。加工は、熱可塑性材料の加工のために慣用の装置で、押出成形、ブロー押出成形、発泡押出成形、射出成形、カレンダー加工、深絞り加工により実施することができる。成分を予め混合するか、または別々に装置中に、例えば押出機中に配量し、70℃〜150℃、有利に80℃〜120℃の温度で加工するというように実施するのが有利である。
このようにして、腐朽性のおよび腐朽性でない成形体、例えば植木鉢および包装材料、例えば包装充填体(泡沫押出成形体)またはフィルムを獲得することができる。腐朽性とは、規格EN13432の要求を満たすものであると理解される。
本発明の使用で、良好な機械的強度、水に対する安定性の増加、僅かな水膨潤性を示し、かつ腐朽性である成形部材を獲得した。特に、再分散性粉末の形でポリマーを使用する際に、ペレット化において高い処理量、安定でかつ良好に結合したペレットが得られる。ペレットの熱可塑性加工は促進される。水膨潤は小さくなり、強度および弾性は上昇し、加工(押出または射出成形)の際に、その他の熱可塑性ポリマーの添加を減少させるか、または完全に添加しないでよい。
意外にも、特に架橋性のN−メチロール−官能基を含有するポリマーはデンプンの熱可塑性加工を阻止せず、むしろ安定化する。ポリマー粉末として、これは流動性が良好で配量可能な粉末として存在し、これは通常使用するポリマー添加物、例えばポリアセテートまたはバイオポリエステルより良好かつ迅速に熱機械的方法で混入および分散させることができる。
実施例

次の材料を使用した:
ジャガイモの残りからの残留水分<10質量%のデンプン粉末。
酢酸ビニル−N−メチロール−アクリルアミド−コポリマーをベースとする再分散性粉末を部分鹸化したポリビニルアルコールで安定化する。
試験体の製造:
デンプン粉末を、場合により再分散性粉末と乾燥混合した後に、水30質量%と共にコンパウンドとし、Retschmuehle RM100中で再度、10分間均質にした。得られたペーストを厚さ2mmのフレームで囲まれたテフロン加工した組織上に広げて、次いで存在する残留水分をプレス中で圧力120バール、およびプレート温度120℃で3分間熱機械的にプレスした。生じる蒸気圧を回避するために、その際、40秒の間隔で通気工程を3回実施した。水冷を5分間した後にプレスを解放し、得られたプレートから試験体を切断し、室温で恒量になるまで(残留水分<1質量%)放置する。
この試験体で、水中に貯蔵した場合の膨潤挙動および溶出および引張り強さを試験した。
水膨潤性の測定:
水膨潤性を試験するために、面積2×2cm、および厚さ1.6〜1.7mmを有する試験体を使用し、水中に21℃で先ず24時間貯蔵する。試料を布で拭いた後、質量の上昇および厚さの上昇を直ぐに測定し(24h湿潤)、かつ空中に24時間貯蔵した後測定した(24h乾燥)。次いで、試験体を再び水中に更に7日間入れて貯蔵し、拭いた後に質量および厚さの上昇を測定した(7d湿潤)。1週間乾燥貯蔵した後、新たに残った質量変化および厚さの変化を測定した(7d乾燥)。
第1表中には、5回の単独測定の平均値としての結果をまとめた。純粋なデンプンからの試験体および再分散性粉末の異なる添加量を有する試験体を試験した。
Figure 0004277040
ポリマーの添加は試験体の耐水性の明らかな改善を示す。特に、長時間の水中での貯蔵における崩壊は、ポリマー6質量%という僅かな添加ですでに阻止される。短時間の膨潤(24時間後)はポリマー15質量%の添加の際に急激に低下する。乾燥後の負の値は、デンプン中の若干の水溶性部分を示し、これはポリマー粉末の添加によっても耐水性にすることはできない。
引張り強さ
引張り強さのためには、幅10mm、長さ12mmおよび厚さ1.6〜1.75mmを有する試料片を使用し、標準状態(50%湿度、23℃)でクランピング長さ(Einspannlaenge)80mmおよび引き出し速度5.0mm/分で破断するまでの引っ張り試験を実施した。
第2表には、結果(6回の単独測定の平均値)をまとめる。実験は添加なしでのおよび再分散性粉末の異なる添加量での強さを試験した:
Figure 0004277040
再分散性ポリマーの添加量を上昇させることにより、弾性率はほとんど変化しないが、最大裂断応力(Reissspannung)は明らかに上昇する。材料は硬さを維持し、最大引張応力で僅かな伸びを示す。
この試験は15%までの添加でデンプン成形体の強さが明らかに改善されうることを示す。
ペレット化試験:
押出成形および射出成形に賦形コンパウンドとして材料を使用するために、ペレット化試験を実施した。
均質化および顆粒へのペレット化を二軸スクリュー押出機20D中で、温度80〜110℃で実施した。ポリマーの添加で、ダストを形成しない、強固なペレットが得られた。このペレットに関して、水膨潤を試験し、水膨潤の明らかな減少、並びに水中での貯蔵の後の強さの改善を確証した。
この実験の結果を第3表中にまとめている:
Figure 0004277040
デンプン、再分散性粉末および熱可塑性ポリエステルからなる三成分材料混合物での実験:
良好に熱可塑性に加工性の混合物を得るために、前記の材料であるデンプンおよび再分散性粉末に次の熱可塑性プラスチックを混合した:
平均分子量50000、融点60℃および融解(80℃、44psi)1.9g/10分間を有する線状ポリカプロラクトン−ポリエステル。
デンプン(75−x)質量%、ポリエステル25質量%および再分散性粉末x質量%からなる混合物を圧延温度130℃で、混合圧延装置上で30分間(もしくは再分散性粉末の存在で5分間)可塑化し、かつ均質化して、厚さ1mmの圧延シートが製造される。
加工においては、再分散性粉末を添加することにより圧延時間を30分間から5分間に明らかに減少させることができた。
この圧延シートを積層し、プレス中で圧力120バールおよびプレート温度130℃で3分間熱機械的に厚さ1.7mmの材料プレートにプレスした。これから、幅20.0mmで、長さ200mmの試験片を切断し、標準状態(50%湿度、23℃)でクランピング長さ100mmおよび引き出し速度5.0mm/分で引っ張り試験を実施した。
結果を6回の単独測定からの平均値として第4表にまとめる:
裂断応力も伸びもRD−粉末量の上昇と共に著しく上昇する。RD−粉末は熱可塑性加工性の他にも、得られた材料特性を明らかに改善する。成型部材はより強固で、可塑性で、かつ耐破断性である。
Figure 0004277040
デンプン、再分散性粉末および粒状木粉からの三成分材料混合物での実験
トウモロコシデンプン20質量部に再分散性粉末10質量部および、ノコギリでおよびフライスによる木材加工の際に生じる、残留水分約10%の粒状木材60質量部を滑剤としての線状PE−ワックス2質量部と共に混合し、押出機中で温度150℃および圧力200バールでペレット(3mm)を成形する。このペレットを円錐の二軸スクリュー押出機中で、150℃および圧力200バールで成形部材に押出成形する。
得られた成形部材は、均質な平坦な表面を示し、木材部材と同様に良好に加工性である。この部材は非常に安定であり、31.5N/mmの曲げ強さ(ISO868による)および曲げ弾性率3650N/mmを有する。水中での貯蔵は1時間後に、11.6%の質量増加を示した。

Claims (16)

  1. 炭素原子数1〜18の非分枝または分枝のアルキルカルボン酸のビニルエステルを包含する群からの1種以上のコモノマー単位からなり、カルボキシ官能性、エポキシ官能性およびNH−官能性のエチレン性不飽和コモノマー、並びにC〜C−アルキル基を有するヒドロキシアルキルアクリレートおよびヒドロキシアルキルメタクリレートおよび場合により更にオレフィンコモノマー単位を包含する群からの官能性コモノマー単位を更に0.1〜20.0質量%含有する、保護コロイドおよび/または乳化剤で安定化されたポリマーを使用することを特徴とし、この際質量%に関する記載はポリマー全質量に対するものである、ポリマー粉末の形のまたはポリマー水性分散液としての、およびデンプン割合に対してそれぞれポリマー質量の5〜60質量%の量での、ポリマーのデンプン変性のための使用。
  2. 〜C−アルキロール基を有する、N−アルキロール官能性コモノマー単位を含有している、請求項記載の使用。
  3. N−メチロールアクリルアミド(NMA)、N−メチロールメタクリルアミド、N−メチロールアリルカルバメート、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドおよびN−メチロールアリルカルバメートのC〜C−アルキルエーテル、並びにN−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミドおよびN−メチロールアリルカルバメートのC〜C−アルキルエステルから誘導された1種以上のコモノマー単位が含有されている、請求項記載の使用。
  4. ポリマーとして、酢酸ビニル−エチレン−コポリマー、または酢酸ビニル−エチレン−塩化ビニル−コポリマーを使用する、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  5. モノマー選択もしくはコモノマーの質量割合の選択を、ポリマーがガラス転移温度Tg−30℃〜+120℃を有するように実施する、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  6. ポリマーの質量に対して保護コロイドの割合が1〜30質量%である、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  7. 保護コロイドとして、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、セルロース、セルロース誘導体、ポリ(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリレートとカルボキシ官能性コモノマー単位とのコポリマー、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリビニルスルホン酸およびそのコポリマー、メラミンホルムアルデヒドスルホネート、ナフタレンホルムアルデヒドスルホネート、スチレンマレイン酸−およびビニルエーテルマレイン酸−コポリマー、デンプン、デキストリンを包含する群からの1種以上を含有している、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  8. 保護コロイドとして、加水分解度85〜94モル%およびヘッペラー粘度、4%水溶液中3〜15mPas(ヘッペラーによる方法、20℃において、DIN53015)を有するポリビニルアルコールを含有している、請求項記載の使用。
  9. デンプンを天然の形で、分解デンプンとして、または化学的に変性したデンプンとして使用する、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  10. デンプン組成物を接着剤として使用する、請求項1からまでのいずれか1項記載の使用。
  11. 成形体に加工するためにデンプン組成物を使用する、請求項1から10項までのいずれか1項記載の使用。
  12. 加工を押出成形、ブロー押出成形、発泡押出成形、射出成形、カレンダー加工、または深絞り加工により実施する、請求項11記載の使用。
  13. デンプン組成物が生分解可能なポリエステルをベースとする結合剤を付加的に含有する、請求項12記載の使用。
  14. デンプン組成物が付加的に木材粒子、木材繊維および木粉の形でセルロース成分を含有する、請求項12記載の使用。
  15. 腐朽可能な成形体への加工を実施する、請求項12または13記載の使用。
  16. 腐朽可能なフィルムへの加工を実施する、請求項12または13記載の使用。
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