JP4276966B2 - 装飾板ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、タイル等の装飾板をユニット化する装飾板ユニットに関し、詳しくは玄関口、廊下、ベランダ等の床面或いは壁面、特にプールや浴槽の床面を含む内壁面など水中の敷設に適した装飾板ユニットに関するものである。
建築物の内外の壁面や床面等の下地に敷設される装飾用建築材料として、タイル等の装飾板が広く用いられている。例えば、プールや浴槽等の内壁面(底壁面及び内側壁面)には、多数のタイルが目地を介して敷き詰められている。
従来、このようなタイルの施工においては、下地の上にモルタル等を敷設してその上に接着剤やモルタルを介してタイルを敷設し、所定時間養生させることにより、タイルを下地に固定状態に貼り付けるものが一般的に知られている。そして、このようなタイルの施工は、所定の配列パターンで等間隔にタイルを並べる等相当のスキルを要することから専門の技術職人によって行われており、またモルタルや接着剤が乾燥固化するまでの養生期間が長く、これにより施工期間も長くなっていた。しかも、このタイルを一旦施工すると、該タイルがひび割れる等損傷してもその損傷箇所を補修するのが困難であった。
そこで、従来、このような複数のタイルを保持する保持枠を用いてタイルをユニット化し、これにより簡易施工可能なタイルユニットが提案されている(特許文献1参照)。このタイルユニットは、格子状に形成された合成ゴム製の保持枠の各格子升にタイルを嵌合し、タイル自体の周面に形成された係止窪に各格子升の内周面に形成された係止突起を係止してタイルを保持枠に取り付けるようになされている。
特開昭63−236801号公報
しかしながら、上記従来のタイルユニットでは、薄いタイル自体の周面にタイルを損傷することなく、溝状の係止窪を切削加工しなければならず、加工が困難で実用的でないという欠陥があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、簡単な構成にすることにより製造が容易であるとともに施工も簡便に行うことができる装飾板ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、この発明に係る装飾板ユニットは、1枚ないし複数枚の装飾板と、この装飾板が個別に嵌め込まれる嵌合孔を有する可撓性のベース枠とを備える装飾板ユニットにおいて、装飾板は、装飾板本体と、該装飾板本体の裏面に固着されることにより該装飾板本体の外周裏面との間の少なくとも一部に係止凹部としての隙間を形成する係止板とを有し、一方、上記ベース枠は、その嵌合孔の内周面から内側に突出する係合突出部を有し、上記係止板が上記ベース枠の内周面に設けられた上記係合突出部に係止されることにより、装飾板がベース枠に着脱自在に取り付けられることを特徴とするものである。
この発明によれば、装飾板が、装飾板本体と、該装飾板本体の裏面に固着された係止板とを有し、上記係止板が上記ベース枠の内周面に設けられた係合部に係止されることにより、装飾板がベース枠に着脱自在に取り付けられるので、装飾板本体の裏面に係止板を固着するだけで装飾板をベース枠に取り付けることができ、簡単な構成でこの装飾板ユニットを容易に製造することができる。しかも、ベース枠が可撓性のものとして構成され、このベース枠に装飾板を嵌め込むだけでよいので、平滑面として構成されていない下地表面の形状に対応して敷設することができ、装飾板をベース枠の嵌合孔に嵌め込んで簡易に装飾板を施工することができる。
さらに、装飾板がベース枠に着脱自在に取り付けられるので、施行後に特定の装飾板が損傷した場合に該損傷した装飾板だけを取り外して新たな装飾板に交換することができ、簡単に補修することができる。特に、該装飾板ユニットがプール等の水中に敷設されている場合には、補修にあたって水抜きする必要がないことから、簡易且つ迅速に補修することができる。
また、装飾板とベース枠の係止構造について、ベース枠の内周面に設けられた係合部がベース枠の嵌合孔の内周面から内側に突出する係合突部として構成されるとともに、係止板がこの係止板と装飾板の外周裏面との間の少なくとも一部に係止凹部としての隙間を形成するものとして構成されている。
この発明において、ベース枠は、外枠と、この外枠内に複数の上記嵌合孔を形成する内枠とを備え、これらの外枠及び内枠にはそれぞれ補強用リブが設けられ、外枠に設けられた補強用リブの数が、内枠に設けられた補強用リブの数よりも多く設定されているのが好ましい(請求項)。
すなわち、このような装飾板ユニットを最初に施工する場合には、ベース枠に装飾板が嵌め込まれた装飾板ユニットを一単位として取り扱うことが多いが、このような場合にはベース枠が可撓性のものとして構成されているので、外枠が倒伏してその取り扱いが却って不便になることが懸念される。一方、内枠はその両側に装飾板が配置されるので、該内枠が倒伏する虞は少ない。すなわち、上記のように構成すれば、ベース枠に対する装飾板の嵌め込みを容易なまま維持しつつ、外枠の倒伏だけを効果的に防止することができ、これにより装飾板ユニットの取り扱いの利便性が向上する。
この場合に、ベース枠は内枠に沿って該内枠の裏面側に形成された撓み吸収用溝を有するとともに、内枠に形成された補強用リブは該内枠を挟んで対称に配置され、これら対称配置された補強用リブが撓み吸収用溝を横切って互いに連設されているのが好ましい(請求項)。
このように構成すれば、補強用リブの機能を低下させることなく、撓み吸収用溝により下地表面の形状変化に柔軟に対応することができる。
この発明において、ベース枠の外周面には、隣接する装飾板ユニット同士を連結するための連結部が設けられ、該連結部が、高さ方向の位置ずれを防止する第1連結部と、ユニット同士の連結方向への離反を防止する第2連結部とを含み、上記第1及び第2連結部がベース枠の外周方向に沿って列設されているのが好ましい(請求項)。
このように構成すれば、上記第1及び第2連結部がベース枠の外周方向に沿って列設されているので、ベース枠の厚みを薄く形成することができ、しかも各連結部により高さ方向の位置ずれと連結方向への離反を確実に防止して、装飾板ユニット同士の連結をより確実なものとすることができる。
ベース枠の嵌合孔は、有底に形成され、装飾板がこの底面上に載置されるのが好ましい(請求項)。
このように構成すれば、装飾板の載置安定性が向上する一方、ベース枠が可撓性に構成されていることと相俟って、装飾板に作用する衝撃を緩和することができ、装飾板の損傷を効果的に抑制することができるとともに、例えば床材として使用された場合に歩行等の際のクッション性が向上する。
また、ベース枠の裏面に支持脚を設けてこの支持脚を介して下地の上に敷設するものであってもよいが、ベース枠の裏面側にゴミや汚れが集積するのを有効に防止する観点から、ベース枠の裏面が平面に形成されているのが好ましい(請求項)。
この発明において、ベース枠における各嵌合孔の周縁と装飾板の外周縁との隙間をシールする軟質合成樹脂製の防水材を備え、該防水材は、上記ベース枠の表面を覆う被覆部と、この被覆部の端縁から上記嵌合孔内に垂下する垂下部とを有して構成されるのが好ましい(請求項)。
このように構成すれば、目地の両縁部に相当する嵌合孔の周縁と装飾板の外周縁との隙間を確実にシールすることができる。しかも、この防水材の垂下部により装飾板が圧入状態に嵌合孔内に嵌め込まれ、装飾板の取り付けを強固なものとすることができる。さらに、被覆部の両端縁から垂下部が垂下されるので、両側の装飾板の嵌め込み時に垂下部が引っ張られることにより被覆部が引っ張られ被覆部をベース枠に密着させた状態で被覆させることができ、その見栄えもよくなる。
この場合に、装飾板の係止凹部は、ベース枠の係合突部よりも幅広に形成されるとともに、防水材の垂下部は、上記係止凹部に係止されるシート側係合突部が設けられているのが好ましい(請求項)。
このように構成すれば、板側係止部を有効に利用して防水材の抜出を確実に防止することができる。
上記構成の装飾板ユニットによれば、装飾板として装飾板本体に係止板を固着するという単純な作業で簡単に装飾板の係止構造を構成することができ、該装飾板をベース枠に嵌め込んで係止板をベース枠の嵌合孔に設けられた係合部に係止させるだけで、装飾板を簡単にユニット化することができるとともに、装飾板を簡易に施工することができる。また、装飾板をベース枠に係止させるだけのものであるので、簡単に脱着することができ、その補修作業も短時間で容易に行うことができる。
[第1実施形態]
本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。なお、ここではプールの内壁面に敷設される装飾板ユニットについて示すが、この装飾板ユニットの敷設箇所はこれに限定されるものではなく、例えば浴槽や噴水等の水中だけでなく、プールサイドや浴室、乾燥室、通路(廊下を含む)、玄関口、ベランダの床面や壁面等であってもよい。
図1は、装飾板ユニット1を分解した状態で示す斜視図である。この装飾板ユニット1は、略方形状(本第1実施形態では略正方形)の装飾板2と、この装飾板2が個別に嵌め込まれる嵌合孔33を複数個有するベース枠3と、上記嵌合孔33の周縁と装飾板2の外周縁との隙間をシールする防水材4とを備える。図2は、これらの装飾板2、ベース枠3及び防水材4が組み付けられた状態で示す縦断面図である。図3は図2の要部拡大断面図であり、図4はベース枠3を下側から見た場合の斜視図である。図5及び図6は、図3と異なる断面における要部拡大断面図である。以下、これらの図1〜図6を用いてこの装飾板ユニット1を具体的に説明する。なお、図4では、装飾板ユニット1を連結するための後述する連結部5,6を省略した状態で示している。
この装飾板ユニット1は、複数枚の装飾板2をベース枠3に嵌め込むことによりこれらの装飾板2を所定数量(本第1実施形態では9枚)毎にユニット化し、この装飾板ユニット1を敷設していくだけで目地が形成された状態に装飾板2の施工を可能にするものである。なお、この装飾板ユニット1は、上記したように、装飾板2、ベース枠3、防水材4を備えるが、防水材4は水中に敷設されない場合等、状況に応じて適宜省略可能である。
装飾板2は、表面が外部に露出する装飾板本体20と、この装飾板本体20の裏面に貼り付けられた(固着された)係止板21とを有し、ベース枠3の嵌合孔33に着脱自在に嵌め込まれている。装飾板本体20は、本第1実施形態では薄板状の平物のタイルが用いられ、その中でも厚さが10mmよりも薄い既存の無釉タイルが用いられている。この装飾板本体20の裏面は、周縁部に比べて中央部が僅かに膨出して形成されており、従って上記係止板21が貼り付けられることにより、係止板21の上面と装飾板本体20の裏面との間に僅かな隙間が形成されるようになっている。
係止板21は、硬質合成樹脂(本第1実施形態ではABS樹脂)により成形された薄板であり、装飾板本体20と同形、同大、すなわち略正方形状に形成されるとともにその周縁が装飾板本体20の周縁に略一致して形成されている。この係止板21は、上記したように、装飾板本体20の裏面に該装飾板本体20と周縁を略一致させて積層状態に接着剤で貼り付けられるものであり、この貼り付けにより係止板21の上面周縁部と装飾板本体20の下面周縁部との間に隙間を形成し、この隙間によりベース枠3の後述する係合突部(枠側係止部)35が係止される係止凹部(板側係止部)23を形成するものである。この係止凹部23は、係止板21の全周に亘って形成されており、各辺の係止凹部23の幅(係止板21の辺方向の長さ)は後述する係合突部35の幅よりも大きく形成されている。
また、係止板21は、各辺部にそれぞれベース枠3の後述する補強用リブ36を挿通するためのリブ挿通用切欠部24が設けられ、このリブ挿通用切欠部24は嵌合孔33における各辺ごとの補強用リブ36の最大数(本第1実施形態では3個)に応じて設けられている。
一方、ベース枠3は、軟質合成樹脂(本第1実施形態ではEVA樹脂)により一体成形された可撓性の有底枠状体であり、略正方形状の外枠30と、この外枠30内に所定の配列パターン、個数の嵌合孔33を形成する内枠31と、各嵌合孔33の底部をなす上記外枠30の底壁部32とを備える。
具体的には、ベース枠3は、格子状の内枠31によって外枠30内が装飾板2の形状に対応した略正方形状の嵌合孔33に仕切られている。この嵌合孔33の配列パターンは、特に限定するものではないが、本第1実施形態では縦横3個ずつ並べられている。ここで、本第1実施形態では、外枠30の幅が内枠31の幅よりも狭く形成され、複数個の装飾板ユニット1を隣接した状態で配置した場合に、この隣接する装飾板ユニット1同士の各外枠30幅との合計が上記内枠31の幅になるように設定されている。すなわち、装飾板ユニット1を下地に敷設した場合に、外枠30や内枠31によって構成される目地相当部分のばらつきを防止して、見栄えよくなされている。
各嵌合孔33の内周面である外枠30及び内枠31の内側面には、上記係止凹部23の高さに対応して内側に突出する係合突部35が設けられている。この係合突部35は、上記係止凹部23に挿入され、この係止凹部23における係止板21の周縁部に弾性的に係止されるものであり、各嵌合孔33の各辺における中央部に所定の長さに亘って形成されている。この係合突部35は、本第1実施形態では断面三角形状に形成されているが、その具体的断面形状は特に限定されるものではなく、例えば半円形、方形等公知の形状であってもよい。
また、上記嵌合孔33の内周面である外枠30及び内枠31には、各枠30,31の倒伏防止のための補強用リブ36が設けられている。この補強用リブ36は、図5に示すように、上端が上記係合突部35に略対応して位置し、上記係止板21のリブ挿通用切欠部24を通して係止凹部23内に突出している。この補強用リブ36の数は、外枠30に設けられるものと、内枠31に設けられるものとの間で異なっている。すなわち、外枠30に設けられた補強用リブ36の数は、内枠31に設けられた補強用リブ36の数よりも多く設定され、本第1実施形態では、外枠30に設けられた補強用リブ36は、嵌合孔33の各辺の辺方向中央部及びその両側の計3個設けられている一方、内枠31に設けられた補強用リブ36は、嵌合孔33の各辺の辺方向中央部のみの1個設けられている。
なお、各枠30,31に設けられた補強用リブ36のうち各辺の中央部に設けられた補強用リブ36は、それぞれ各辺における略同一箇所に形成されている。このように内枠31に設けられる補強用リブ36の形成箇所、すなわち嵌合孔33の各辺に対する内枠31の補強用リブ36の相対位置を、外枠30の補強用リブ36の相対位置と一致させておくことにより、装飾板2の嵌め込み方向が規制されることなく、従って装飾板2を水平面上で90度回転させても装飾板2を嵌合孔33に嵌め込むことができ、その取り扱いの利便性が向上する。
このベース枠3の底壁部32は、その裏面が平面として形成され、下地に敷設された状態で下地表面とベース枠3の裏面との間に大きな隙間が形成されないようになされている。そして、上記内枠31の裏面側における底壁部32には、図4、図5に示すように、上記内枠31に沿って、断面逆U字状の撓み吸収用溝37が格子状に形成されている。この撓み吸収用溝37は、ベース枠3、特に底壁部32を撓み易くするとともに、下地形状に合わせて格子単位で切断する場合にその切断を容易にするためのものである。
ところで、このような撓み吸収用溝37が形成された場合に、内枠31が倒伏し易くなり、このため上記補強用リブ36の機能が低下することが懸念されるが、この第1実施形態では、内枠31に形成された補強用リブ36が内枠31を挟んで対称に配置されており、そして、この内枠31の両側縁に対称に配置された補強用リブ36同士が、図5に示すように、上記撓み吸収用溝37を横切る連設部38を介して相互に連設され、補強用リブ36が内枠31と共に倒伏することに起因する機能の低下を効果的に抑制している。なお、図2及び図3中の80は、係合突部35を形成するための型抜き跡の孔であるが、この型抜き跡の孔80は図1や図4では省略している。
この装飾板ユニット1は、複数個の装飾板ユニット1を並べて隣接する装飾板ユニット1同士を連結し得るものとなされている。この装飾板ユニット1同士の連結は、各装飾板ユニット1にそれぞれ設けられた一対の連結部5,6を連結することによって行われている。特に、この装飾板ユニット1では、一のユニット1に各連結部5,6が隣接する2辺毎に分けられて設けられている。
具体的には、各連結部5,6は、ベース枠3における外枠30の外周面に設けられている。これら一対の連結部5,6は、外枠30の各辺毎に異なる連結部5,6が設けられており、具体的には隣接する2辺について一方の連結部5が設けられ、残りの隣接する2辺について他方の連結部6が設けられている。各辺毎の連結部5,6の数は特に限定するものではないが、本第1実施形態では、内枠31によって仕切られた各嵌合孔33の数に対応した数、すなわち3個設けている。
この一対の連結部5,6は、それぞれ、高さ方向(図2では上下方向)の位置ずれを防止する一対の第1連結部50,60と、装飾板ユニット1同士の連結方向(図2では左右方向)への離反を防止する一対の第2連結部51,61とを含んで構成されている。
具体的には、第1連結部50,60は、下方に開放されたフック状の第1連結用雄部50と、この第1連結雄部50が掛止される第1連結雌部60とを備える。第1連結雄部50は、上記のようにフック状に形成され内外に弾性変形する鈎状部50aと、その下端部に外方に突出して形成された係止爪部50bとを有する。一方、第1連結雌部60は、枠60aにより形成され上記鈎状部50aが挿入される係止孔62と、この係止孔62に鈎状部50aが適正に挿入された状態で上記係止爪部50bが係止される内枠31の下面としての係止段部60bとを有する。そして、鈎状部50aが係止孔62に挿入され、下端部の係止爪部50bが係止段部60bに係止されることにより高さ方向の位置ずれを防止するものとなされている。なお、この第1連結部50,60は高さ方向の位置ずれを防止するだけでなく、鈎状部50aが係止孔62に係止されることにより、ユニット1の連設方向の離反をも防止するものとなされているが、鈎状部50aが弾性変形し得るように構成されているため、該鈎状部50aが弾性変形して連設方向の離反を充分に防止できないことが懸念される。そこで、第1連結部50,60とは別に第2連結部51,61が設けられている。
この第2連結部51,61は、アリ溝として構成されている第2連結雌部51と、この第2連結雌部51に嵌合されるアリ状突出部としての第2連結雄部61とを備える。そして、第2連結雌部51にその上側から第2連結雄部61が嵌合されて、装飾板ユニット1の連結方向の離反を防止するものとなされている。
防水材4は、外枠30及び内枠31の形状に略対応して形成された軟質合成樹脂製(本第1実施形態ではEVA樹脂)のシートであり、各枠30,31の表面を覆う被覆部40と、この被覆部40の所定の端縁から切溝45を介して嵌合孔33内に垂下する垂下部41とを備える。なお、各図において防水材4は説明の便宜上、そのシート厚が誇張して描かれている。
被覆部40は、ベース枠3の表面形状に対応して格子状に形成されている。この被覆部40のうち、外枠30の表面を覆う部分40a、40bは、外枠30の4周辺のうち隣接する2辺間でその幅、及び垂下部41の有無において異なる。
すなわち、図1において、外枠30の左側辺及び後側辺を覆う被覆部40aは、隣接するユニット同士1を連結した場合に、隣接する装飾板ユニット1の外枠30の表面にも積層されるように、幅広に形成され、つまり内枠31を覆う被覆部40cと同幅に形成されている。そして、この外枠30の左側辺及び後側辺に積層される被覆部40aには、嵌合孔33内に垂下する垂下部41が設けられるとともに、外枠30の外側に垂下する連結用垂下部47が設けられる。この連結用垂下部47が隣接する装飾板ユニット1の嵌合孔33内に垂下して、この上から装飾板2が嵌め込まれることにより、防水材4によってもユニット1同士を連結するものとなされている。
一方、図1において、外枠30の前側辺及び右側辺を覆う被覆部40bは、該装飾板ユニット1の外枠30の表面のみに対応して形成され、その幅は上記外枠30の幅と略同等に形成されているとともに、上記被覆部40aと異なり、その縁部から垂下部41が垂下されていない。そして、これらの各辺(前側辺、右側辺)の側方に別の装飾板ユニット1が連結される場合には、この被覆部40bの上に、別の装飾板ユニット1の防水材4の被覆部40aが積層される。
内枠31を覆う被覆部40cは、内枠31の表面幅と同等に形成され、その幅方向両縁部から嵌合孔33内に垂下する垂下部41が連設されている。
垂下部41及び連結用垂下部47は、上記したように、被覆部40に切溝45を介して連設されており、それぞれ被覆部40とともに門形状に形成されている。すなわち、垂下部41及び連結用垂下部47は、垂下方向に直交する幅方向両端部が下方に突出して垂下突出部41a、47aを構成し、この垂下突出部41a、47aの下端部に嵌合孔33の内方に向かって突出するシート側係止突部(シート側係止部)43が設けられている。このシート側係止突部43は、上記装飾板2の係止凹部23のうち上記ベース枠3の係合突部35が挿入されていない幅広部分に挿入係止され、防水材4の抜出を防止するものである。特に、連結用垂下部47は、隣接する別の装飾板ユニット1の嵌合孔33内に垂下して該嵌合孔33内に嵌め込まれる装飾板2の係止凹部23に係止され、装飾板ユニット1同士の連結部材としての機能も果たす。
このように、上記構成の装飾板ユニット1によれば、既存のタイルとして構成されている装飾板本体20の裏面にABS樹脂からなる係止板21を貼り付けるだけで、装飾板2に係止凹部23を設けることができ、この係止凹部23にベース枠3の係合突部35を係止するだけで装飾板2の着脱構造を構成することができる。すなわち、上記構成の装飾板ユニット1によれば、簡単な構成で装飾板2をユニット化することができ、しかも容易に製造することができる。
次に、この装飾板ユニット1を用いて装飾板2をプールの床面に施工する場合について説明する。
まず、ベース枠3に装飾板2を一部嵌め込む。具体的には、ベース枠3に防水材4を、その被覆部40がベース枠3の表面に積層される状態で重ね合わせる。このとき、防水材4の垂下部41は各嵌合孔33に垂下された状態となっている。
そして、隣接する別の装飾板ユニット1の連結用垂下部47が垂下されない嵌合孔33に装飾板2を嵌め込む。すなわち、図1では、左上の4個の嵌合孔33に、装飾板2を嵌め込む。ここで、この嵌め込みにあたっては、防水材4の垂下部41を巻き込みつつ嵌合孔33に装飾板2を嵌め込むと、ベース枠3の各枠30,31が弾性的に拡開するとともに係合突部35が弾性変形し、係合突部35が係止凹部23に対向すると、各枠30,31及び係合突部35が弾性的に回復し、係合突部35が装飾板2の係止凹部23に係止される。また、このとき同時に、防水材4の垂下部41におけるシート側係止突部43が係止凹部23の係合突部35が係止されていない部分に係止され(図6参照)、装飾板2の抜出が効果的に防止される。また、この装飾板2を嵌め込んだ状態では、ベース枠3の補強リブ36は、係止板21のリブ挿通用切欠部24に挿通され、装飾板2の係止板21がベース枠3の底壁部32上に載置された状態となっている。
この装飾板2の嵌め込み作業を所定の装飾板2について繰り返し行い、ベース枠3の所定の嵌合孔33に装飾板2を嵌め込む。この嵌め込みの順序は特に限定するものではないが、本第1実施形態のように中央の嵌合孔33を取り囲むように嵌合孔33が配設されている場合には、防水材4のたるみ防止の観点からまず中央の嵌合孔33に装飾板2を嵌め込んで、その後に該嵌合孔33の周囲の所定の嵌合孔33に装飾板2を嵌め込むのが好ましい。
このように一部に装飾板2が嵌め込まれた装飾板ユニット1を複数個形成して、これをプールの床面に敷設する。ここで、上記装飾板ユニット1をプールの床面に敷設するにあたって既にタイルが敷設されている場合には、該タイルを剥離して下地を露出させ、その下地の上から装飾板ユニット1を敷設してもよいし、簡易施工する場合には既設のタイルの上から装飾板ユニット1を敷設してもよい。
具体的には、下地或いは床面上に装飾板ユニット1を接着或いは載置し、この装飾板ユニット1に別の装飾板ユニット1を連結する(図7参照)。なお、装飾板ユニット1を単に載置する場合には、養生期間を要さず、しかもプールの水抜きも要しないことから、簡易且つ迅速な装飾板2の施工が可能となる。ただし、装飾板ユニット1をプールの内側面にも敷設する場合には、該装飾板ユニット1のベース枠3底面を内側面上に接着しなければならず、この場合には、床面も併せて接着により装飾板ユニット1を接着するのが好ましい。
具体的には、下地或いは床面上に配置された装飾板ユニット1に別の装飾板ユニット1を連結するには、一対の連結部5,6が突き合わされる状態に各装飾板ユニット1の向きを合わせ、例えば既設の装飾板ユニット1の連結部5の上方から、別の装飾板ユニット1の連結部6をスライド移動させて、一方の連結部5の第1連結雄部50を他方の連結部6の第1連結雌部60に連結させるとともに、一方の連結部5の第2連結雌部51を他方の連結部6の第2連結雄部50に連結させる。これにより別の装飾板ユニット1を既設の装飾板ユニット1に連結した状態に敷設することができる。このように、連結部5,6を第1連結部50,60と第2連結部51,61とに分けて構成しているので、高さを低くすることができ、各方向について確実に装飾板ユニット1を連結することができる。
また、この装飾板ユニット1同士の連結の後、防水材4の連結用垂下部47を隣接する別の装飾板ユニット1の嵌合孔33内に垂下させ、この状態で上記装飾板2の嵌め込み作業と同様の方法によって、該連結用垂下部47を巻き込みながら装飾板2を嵌め込む。これにより、隣接する別の装飾板ユニット1の連結用垂下部47に設けられたシート側係止突部43が装飾板2の係止凹部23に嵌り込み、この防水材4によっても装飾板ユニット1同士を連結させることができる。しかも、この防水材4がユニット1同士の連結境界を跨いで積層されるので、該境界を隠蔽することができ、見栄えも向上させることができる。
そして、この装飾板ユニット1の連結作業を繰り返して行うと、プールの床面の周縁部において一の装飾板ユニット1を配設することができない余剰部分が発生することがある。このような余剰部分が発生した場合については、装飾板ユニット1をその内枠31に沿って所定の大きさに切断し、このピース状の切断装飾板ユニットを嵌め込むことによってその余剰部分に装飾板2を敷設する。このピース状の切断装飾板ユニットによっても対応することができないときには、次の幅員調整材7を用いる。
この幅員調整材7は、軟質合成樹脂(本第1実施形態ではEVA樹脂)により形成された略矩形状の板状体であり、必要に応じて適当な大きさに切断され、上記余剰部分に敷設されるものである。ここで、装飾板ユニット1における内枠31によって9つに分割された各領域を単位ブロックとすると、装飾板ユニット1は縦横はそれぞれ3ブロック分の大きさとなるが、この幅員調整材7は、この装飾板ユニット1の寸法よりも1ブロック分大きく形成されている。すなわち、幅員調整材7は、4個の単位ブロックが横方向に一列に並んだ大きさに形成されている。
また、この幅員調整材7の表面には、短辺に沿って単位ブロックごとに表面切断溝70が形成されているとともに、長辺に沿って複数本(本第1実施形態では3本)の表面切断溝70が形成されている。この表面切断溝70は幅員調整材7を適当な大きさに切断する場合の目安となるものであり、切断箇所がこの表面切断溝70と一致する場合にはその切断を容易にするものである。一方、幅員調整材7の裏面にも、短辺に沿って単位ブロックごとに裏面切断溝(図示せず)が形成されているとともに、長辺に沿って複数本(本第1実施形態では7本)の裏面切断溝72が形成されている。これらの表裏面切断溝70,72の深さは特に限定するものではなく、その用途等に応じて適宜設定される。
なお、この幅員調整材7にも連結部5,6が設けられており、この連結部5,6を介して他の幅員調整材7や装飾板ユニット1に連結される。
この装飾板ユニット1や幅員調整材7の敷設にあたって、下地等の敷設箇所が滑らかな平滑面として形成されておらず、例えば僅かに波打っているような場合でも、上記装飾板ユニット1のベース枠3や幅員調整材7は可撓性の軟質合成樹脂により形成されているので、上記不都合にかかわらず簡易に装飾板2を施工することができる。しかも、下地等の表面に沿ってベース枠3が載置ないしは接着されるので、下地等の表面とベース枠3間にゴミ等が溜まる心配もなく、このためプール内の水質を悪化させることもない。
しかも、装飾板2がベース枠3に着脱自在に嵌め込まれているので、装飾板2の施工後に一部の装飾板2が損傷し或いは汚染した場合でも、例えばマイナスドライバー等により該損傷等した装飾板2だけを取り外して新たな装飾板2に交換するだけで簡単に補修することができる。特に、本第1実施形態のように装飾板ユニット1が水中に敷設されている場合には、この補修作業にあたって水抜きする必要がなく、簡易かつ迅速に補修することができる。
なお、本第1実施形態において、防水材4を省略する場合には、予めベース枠3の全ての嵌合孔33に装飾板2を嵌め込んでから装飾板ユニット1を下地等に敷設するものであってもよい。
また、本第1実施形態では、ベース枠3に複数枚の装飾板2を嵌め込むものとなされているが、この装飾板2の枚数は特に限定するものではなく、例えば1枚等であってもよい。
[第2実施形態]
図10は、他の実施形態に係る装飾板ユニットを示す斜視図である。
この装飾板ユニット101は、玄関口等の壁面に敷設されるものであり、上記第1実施形態と異なり、防水材4が省略されている。なお、図10では、連結部5,6や補強用リブ36も省略されているが、上記第1実施形態と同様の構成でありその記載を省略しているに過ぎない。
第2実施形態に係る装飾板ユニット101は、装飾板102を構成する係止板121から複数個の(本第2実施形態では4個)の嵌合突出部125が突出され、該嵌合突出部125がベース枠3の嵌合孔133に嵌合される点で上記第1実施形態と大きく異なる。以下、この異なる点を中心にして、この第2実施形態に係る装飾板ユニット101について説明する。なお、その他の構成については上記第1実施形態と同様である。
この装飾板ユニット101は、下方に突出する嵌合突出部125を有する略方形状(本第2実施形態では略長方形)の装飾板102と、この装飾板102の嵌合突出部125が個別に嵌め込まれる嵌合孔133を複数個有するベース枠103とを備える。
装飾板102は、装飾板本体120と、この装飾板本体120の裏面に貼り付けられた係止板121とを有し、ベース枠103に着脱自在に取り付けられている。装飾板本体20は、本第2実施形態では薄板状の平物のボーダータイルが用いられている。
一方、係止板121は、上記装飾板本体120の裏面に周縁を一致させた状態で貼り付けられた係止板本体124と、この係止板本体124の裏面からベース枠103方向に突出する複数個(本第2実施形態では4個)の嵌合突出部(係止部材)125とを有し、これらがABS樹脂等の硬質合成樹脂から一体的に形成されている。この嵌合突出部125は、係止板本体124の長手方向に沿って一列に並べられており、各嵌合突出部125毎にその外周面にベース枠103の後述する係止突出部135が係止される係止凹部123が形成されている。なお、嵌合突出部125は、装飾板本体120に直接貼り付けるものであってもよいが、本第2実施形態のように係止板本体124を介して貼り付けることにより、製作工程における負担を軽減することができ、その取り扱いも便利になる。
この係止凹部123は、嵌合突出部125の成形時に一体に形成されるものや、嵌合突出部125が装飾板本体120に貼り付けられることにより形成されるものであってもよいが、本第2実施形態では係止板本体124に嵌合突出部125が貼り付けられることにより形成されている。
ベース枠103は、上記ベース枠3と同様、軟質合成樹脂(本第2実施形態でもEVA樹脂)により一体成形された可撓性の有底枠状体であり、略正方形状の外枠130と、この外枠30内を所定の配列パターン、個数の嵌合孔133に仕切る内枠131と、各嵌合孔133の底部をなす上記外枠130の底壁部132とを備える。各嵌合孔133は、上記嵌合突出部125の形状に対応した大きさ及び形状に設定され、上記第1実施形態の嵌合孔33よりも小さく形成されている。この嵌合孔133の配列パターンは、特に限定するものではないが、本第2実施形態では縦横6個ずつ並べられている。そして、各嵌合孔133の内周面である外枠130及び内枠131の内側面には、第1実施形態の係合突部35と同様の係合突部35が設けられ、各嵌合突出部125の係止凹部123に弾性的に係止するものとなされている。
そして、このベース枠103の嵌合孔133に装飾板102の嵌合突出部125が嵌合され、係止突出部135が係止凹部123に係止されることにより、装飾板102がベース枠103に着脱自在に取り付けられている。
この第2実施形態に係る装飾板ユニット101を用いて装飾板102を敷設する場合には、まず壁面にベース枠103を接着やモルタル等で取り付け、このベース枠103に装飾板102を嵌め込むことによって行う。この第2実施形態に係る装飾板ユニット101においては、嵌合突出部125を嵌合孔133に嵌め込むことにより装飾板102をベース枠103に取り付けるものとなされているので、装飾板102の配列パターンを例えば千鳥状に配置することができる等その装飾板2の配列パターンを簡単に変更することができる。しかも、隣接する別のベース枠3に跨って装飾板102を取り付けることもでき、この装飾板102が連結部材としても機能する。
この第2実施形態に係る装飾板ユニット101によれば、上記第1実施形態と同様に、ベース枠103との係止構造を簡単に装飾板102に設けることができる。また、簡易施工が可能で、補修が容易な点も上記第1実施形態に係る装飾板ユニット1と同様である。
また、複数の嵌合突出部125がベース枠103の嵌合孔133に嵌め込まれるので、その取付強度も増し、装飾板102の脱落を確実に防止することができる。
〔その他の実施形態〕
なお、以上に本実施形態に係る装飾板ユニットについて説明したが、この発明に係る装飾板ユニットは、上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、以下のような変更が可能である。
(1)上記第1実施形態では、装飾板本体20の裏面中央部がその周縁部よりも膨出して形成されることにより係止凹部23を構成する隙間を全周に亘って形成するものとなされているが、この隙間は各辺に設けられれば係止板21の全周に亘って設ける必要がなく、例えば隙間は係止板21の上端周縁部を面取りすることによって形成するものであってもよい。また、図11に示すように、装飾板202の係止板221の上縁部における各辺の一部に切欠きを設けることによって装飾板本体20と係止板221との間に隙間を形成し、該隙間により係止凹部223を形成するものであってもよい。
(2)上記各実施形態では、装飾板本体20,120としてタイルを用いているが、装飾板2,102の具体的構成はこれに限定されるものではない。例えば下地等に設けられた既設の排水口上に配設される装飾板ユニットとして、図12に示すような装飾板が嵌め込まれた装飾板ユニットを用いることができる。すなわち、この装飾板302は、1個ないし複数個の第1排水用貫通孔325を有する装飾板本体320と、この装飾板本体320の裏面側に貼り付けられ、上記第1排水用貫通孔325と連通する第2排水用貫通孔326を有する係止板326とを備える。この装飾板本体320は、例えば多数の第1排水用貫通孔325が打ち抜き加工されたアルミニウム板が適当な大きさに切断されて形成されている。一方、係止板326は、周縁部が面取りされて、上記装飾板320の裏面に貼り付けられた状態で周縁部に係止凹部323が形成されるものとなされている。
そして、この装飾板302を、嵌合孔33の底部である底壁部32に上記第2排水用貫通孔326と連通する排水孔が設けられたベース枠に嵌め込むことにより、装飾板ユニットが形成される。
その他、装飾板本体として、人工芝、木目板、石板等を採用するものであってもよい。
(3)上記各実施形態では、ベース枠3,103に係合突部35,135が設けられる一方、装飾板2,102に係止凹部23,123が設けられ、これらの係止によって装飾板2,102をベース枠3,103に着脱自在に取り付けるものとなされているが、これらの係止構造は特に限定されるものではない。例えば、突出部と凹部とがベース枠と装飾板との間で逆になってもよい。すなわち、例えばベース枠に係止突出部が設けられる一方、装飾板に係止凹部が設けられるものとしてもよい。
(4)装飾板2,102の具体的形状は特に限定するものではなく、その他の公知の形状、例えば円形、楕円形、多角形等であってもよい。
第1実施形態に係る装飾板ユニットを分解した状態で示す斜視図である。 同装飾板ユニットの縦断面図である。 図2の要部拡大断面図である。 第1実施形態に係る装飾板ユニットのベース枠を下方から見た状態で示す斜視図である。 図3と異なる断面を示す要部拡大断面図である。 図3、図5と異なる断面を示す要部拡大断面図である。 装飾板ユニット同士を連結した状態で示す平面図である。 幅員調整材を示す斜視図である。 図8のIX−IX線断面図である。 第2実施形態に係る装飾板ユニットを分解した状態で示す斜視図である。 装飾板の変形例を示す斜視図である。 装飾板の他の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 装飾板ユニット
2 装飾板
3 ベース枠
4 防水材
5,6 連結部
20 装飾板本体
21 係止板
23 係止凹部(板側係止部)
30 外枠
31 内枠
32 底壁部
33 嵌合孔
35 係止突出部(枠側係止部)
36 補強用リブ
37 撓み吸収用溝
38 連設部
40 被覆部
41 垂下部
50,60 第1連結部
51,61 第2連結部

Claims (8)

  1. 1枚ないし複数枚の装飾板と、この装飾板が個別に嵌め込まれる嵌合孔を有する可撓性のベース枠とを備える装飾板ユニットにおいて、
    装飾板は、装飾板本体と、該装飾板本体の裏面に固着されることにより該装飾板本体の外周裏面との間の少なくとも一部に係止凹部としての隙間を形成する係止板とを有し、一方、上記ベース枠は、その嵌合孔の内周面から内側に突出する係合突出部を有し、
    上記係止板が上記ベース枠の内周面に設けられた上記係合突出部に係止されることにより、装飾板がベース枠に着脱自在に取り付けられることを特徴とする装飾板ユニット。
  2. ベース枠は、外枠と、この外枠内に複数の上記嵌合孔を形成する内枠とを備え、これらの外枠及び内枠にはそれぞれ補強用リブが設けられ、外枠に設けられた補強用リブの数が、内枠に設けられた補強用リブの数よりも多く設定されていることを特徴とする請求項1記載の装飾板ユニット。
  3. ベース枠は内枠に沿って該内枠の裏面側に形成された撓み吸収用溝を有するとともに、内枠に形成された補強用リブは該内枠を挟んで対称に配置され、これら対称配置された補強用リブが撓み吸収用溝を横切って互いに連設されていることを特徴とする請求項記載の装飾板ユニット。
  4. ベース枠の外周面には、隣接する装飾板ユニット同士を連結するための連結部が設けられ、該連結部が、高さ方向の位置ずれを防止する第1連結部と、ユニット同士の連結方向への離反を防止する第2連結部とを含み、上記第1及び第2連結部がベース枠の外周方向に沿って列設されていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の装飾板ユニット。
  5. ベース枠の嵌合孔は、有底に形成され、装飾板がその底面上に載置されることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載の装飾板ユニット。
  6. ベース枠の裏面が平面に形成されていることを特徴とする請求項記載の装飾板ユニット。
  7. ベース枠における各嵌合孔の周縁と装飾板の外周縁との隙間をシールする軟質合成樹脂製の防水材を備え、該防水材は、上記ベース枠の表面を覆う被覆部と、この被覆部の端縁から上記嵌合孔内に垂下する垂下部とを有することを特徴とする請求項1ないし請求項に記載の装飾板ユニット。
  8. 装飾板の係止凹部は、ベース枠の係合突部よりも幅広に形成されるとともに、防水材の垂下部は、上記係止凹部に係止されるシート側係合突部が設けられていることを特徴とする請求項記載の装飾板ユニット。
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