JP4276741B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充電式バッテリで駆動する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
処置具と内視鏡とをそれぞれ別個に患者の体腔内に挿入し、体腔内に挿入された処置具の先端部分の画像を内視鏡の観察視野内に捉え、処置具による患者の処置状態を内視鏡によって観察しながらその作業を行う内視鏡下の手術が一般に知られている。
【0003】
また、内視鏡装置はCCD等の撮像素子を内蔵した電子内視鏡や術者の観察部に電荷結合素子(CCDと略記)等の撮像素子を組み込んだ撮像ユニットを装着する硬性鏡等と内視鏡内部の光ファイバを介して体腔内を照明する光源部と、CCD等撮像素子で得られた画像を処理し、モニタや記録装置に出力するプロセッサ部からなる。
【0004】
特開平6−335450号では、内視鏡内の各回路に電力を供給する太陽電池パネル及び太陽電池が示されているが、その構成については言及されていない。また、特開平9−285443号では、小型照明ランプとバッテリを用い、携帯が可能になる小型軽量化、低消費電力化の内視鏡が示されているが、バッテリの充電方法については言及されていない。
【0005】
また、一次電池を電源とする携帯内視鏡もあるが、一次電池が故に電池寿命があり、電池の交換が煩わしいとか、必要な時に交換のための電池が手元にないとか、電池が高価であるとかの問題点があった。
また、特開昭60−48011号では、撮像素子からの電気信号を映像信号に変換した後に変調手段にて変調後送信アンテナを通して送信する手段が示されている。
【0006】
この従来例の構成を図6及び図7(A)、(B)を参照して説明する。
図6に示すように従来例の内視鏡60は体腔内に挿入される挿入部61と、この挿入部61の後端の操作部62とから構成されている。挿入部61は金属部材または可撓性部材で構成されていて、その内部は2つの部分A、Bに仕切られ、一方が撮像側A、他方が光源側Bとされている。
【0007】
挿入部61の撮像側Aは、先端に撮影レンズ63を備え、この撮影レンズ63を通して入射される光学像をCCDなどの撮像素子64で受光し、変換された電気信号を信号リード65を通して操作部62の電気回路へ送るように構成され、また、挿入部61の光源側Bは、先端に照射レンズ66を備え、その後方に配設された光源部67から被観察部へ光を照射するように構成されている。
【0008】
光源部67は、発光ダイオードやランプで構成され、リード線68を通して操作部62の光源駆動部69に接続されている。一方、操作部62は、その内部に光源駆動部69の他に、信号変換部70、変調部71、送信部72が配設されていて、撮像素子64からの電気信号は信号変換部70で映像信号に変換された後、変調部71でこの信号によって高周波電流を振幅変調して送信部72へ送り、アンテナ73より電波24として送信するように構成されている。
【0009】
また、信号変換部70には、液晶モニタ等の小型のモニタ部75が接続され、変調部71には、パネル操作部76が接続されている。
【0010】
パネル操作部76はキャラクタ信号入力用のキーボード、シャッタレリーズ用釦や受信側のフレームメモリを動作させて静止画を写し出すためのフリーズ用釦を備えている。上記光源駆動部69、信号変換部70、変調部71、送信部72、モニタ部75は電池等の内部電源77に接続され、この内部電源77によって駆動される。尚、モニタ部75はなくても良く、また、内部電源77の代わりに外部電源によって駆動するように構成する事も可能である。
【0011】
このように構成された内視鏡60では、挿入部61が生体体腔内に挿入され、光源部67より照射された光が被観察部に当てられると、撮像素子64は被観察部からの光を受光する。
【0012】
信号変換部70では、撮像素子64で受光された光の像を受信側での画面の組立に便利なように規則正しく分解しながら映像信号に変化してゆき、分解の状況を示す同期信号を加えて変調部71へ送る。変調部71は、送られてきた映像信号にパネル操作部76からの信号も加算し、この映像信号によって予め発生してある高周波信号を振幅変調する。そして、変調された高周波信号は、送信部72で増幅されてアンテナ73より電波24として送信される。
【0013】
尚、変調部71における変調方式は周波数変調であっても良く、この場合は、受信装置がFM復調出来る構成となっていれば良い。また、パネル操作部76による操作機能は受信側のパネル操作部83だけに装備させた構成とする事も可能である。このようにして、送信されてきた電波24は、図7(A)に示す受信装置4にて受信される。
【0014】
図7(A)に示すように、受信装置4は電波24がアンテナ78に入射されると、これを受信部79で選択増幅し、復調部80でAM検波して復調し、信号変換部70で作られたのと同様な映像信号として取り出され、ビデオプロセス部81を経て大型のモニタ部82に加えられ、ここで、電気信号を再び光に変換して光の像を再現する。
【0015】
ビデオプロセス部81は、主に、フレームメモリで構成されていて、各種信号処理を行うもので、モニタ部82で映像信号を光に換えて送られてきた映像を再現させるために、映像信号と一緒に送られてきた同期信号を分離してブラウン管の偏向装置を制御し、送信側で行われる光の像の分解状態と歩調を揃えている。また、ビデオプロセス部81にはパネル操作部83が接続されていて、パネル操作部76と同様な操作を行えるキーボードや釦が配置されている。
【0016】
図7(A)に示した受信装置4は、大型のモニタ部82を有しているので、特に、医用として使用する場合、持ち運びに不便であるため、往診等を行う時は、図7(B)に示す受信装置5として家庭用テレビジョン受像機を使用して表示しても良い。この場合は、テレビジョン受像機の空チャンネルの周波数を利用してに表示出来るように、テレビジョン電波の搬送波周波数に設定すれば良い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例は、回路に電力を供給する内部電源77については言及されていない。従って、例えば内部電源77で使用した場合、そのエネルギが無くなってしまうような場合などに対する対処方法が不明である。
【0018】
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、小型軽量で携帯性、経済性に優れた内視鏡装置を提供することを目的とする。
【0019】
また、内視鏡検査の環境に応じて機能を選択使用できる使い勝手が良い内視鏡装置及び内視鏡を提供することも目的とする。
【0020】
本発明の内視鏡装置は、体腔内の観察対象部位を撮像する撮像素子と、この撮像素子で得られた前記観察対象部位の電気信号を映像信号に変換する信号処理回路と、前記撮像素子及び信号処理回路に電力を供給する充電式のバッテリと、前記バッテリを充電する充電回路と、を有する内視鏡と、前記内視鏡とは別体に構成されたアンテナ、受信部及び電磁トランスの1次側巻線と前記内視鏡に構成された前記電磁トランスの2次側巻線とを有し、前記アンテナによって受信した電磁波から前記受信部の復調によって電気信号を得、前記受信部からの電気信号を前記電磁トランスの1次側巻線に供給することで、前記電磁トランスの2次巻線から誘導起電力を発生させるエネルギ変換手段と、前記エネルギ変換手段によって得られた誘導起電力を前記充電回路に与えて前記バッテリを充電する充電エネルギ供給手段と、を有することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1及び図2は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装置の構成を示し、図2はパネル操作部での操作により内視鏡検査の環境に応じて選択設定できる動作モードの説明図を示す。
【0022】
図1に示す内視鏡装置1は内視鏡2と、この内視鏡2の例えば腹腔内への刺入ガイド部材としてのトラカール3と、図7(A)の受信装置4又は図7(B)の受信装置5とから構成される。
内視鏡2は細長の挿入部6と、この挿入部6の後端に設けられた操作部7とを有する。
この内視鏡2の挿入部6は腹腔内に刺入するためのガイド部材としてのトラカール(より具体的にはトラカール外針)3の中空部内に挿通される。
【0023】
この内視鏡2の挿入部6の先端部には照明用の光源として例えば発光ダイオード(LEDと略記)11と、このLED11に対向する照明窓に取り付けられ、発光した光を拡開して出射する凹レンズからなる照明レンズ12とが設けてある。
【0024】
このLED11は操作部7内に設けたLED駆動部13からの駆動信号の印加により発光する。本実施の形態では、このLED11は白色発光をする白色発光ダイオード(白色発光LED)である。この白色発光LEDは、青色で発光する青色発光LEDチップと、その発光面側に配置された白色蛍光部材とからなり、青色発光LEDチップで発光した青色の光を白色蛍光部材を通すことにより白色光を得ることができるようにしている。
上記LED11の光が照明レンズ12を介して体腔内の被観察部14側に照射され、被観察部14側を照明する。
【0025】
そして、被観察部14の光学像は、挿入部6の先端部に、照明窓に隣接して設けた観察窓(或いは撮像窓)に取り付けた対物レンズ15により、その結像位置に配置されたCCD16に結像され、このCCD16により光電変換される。
【0026】
このCCD16は操作部7内に設けたCCD駆動部18からのCCD駆動信号の印加により蓄積された信号電荷が読み出されて、CCD出力信号となり、操作部7内の信号処理部19に入力される。
【0027】
この信号処理部19により、標準的な映像信号に変換されて、操作部7に設けた液晶表示モニタ(LCDと略記)20に入力されると共に、変調部21に入力される。
この変調部21により、標準的な映像信号は変調された後、送信部22に入力され、増幅された後、操作部7から延出されたアンテナ23から電波24として放射される。
【0028】
また、操作部7内には充電式のバッテリ25、つまり充電可能なニッケル・水素電池、リチュウム電池等の二次電池が設けてあり、このバッテリ25はパネル操作部26を介して、LED駆動部13、CCD駆動部18、信号処理部19、LCD20、変調部21、送信部22にその動作に必要な電力を供給する。
【0029】
上記充電式のバッテリ25は操作部7のバッテリ収納室内に収納され、このバッテリ収納室の外面に設けた蓋27を開閉してこのバッテリ25を交換して使用できるようにしている。つまり、このバッテリ25の電気エネルギが消耗したような場合とか、このバッテリ25を充電して繰り返し使用して、繰り返しの充電によりほぼ寿命に達したような場合には新しいバッテリ25に交換して使用できるようにしている。
【0030】
また、操作部7にはこのバッテリ25を充電する充電端子28が設けてあり、専用の充電器29の充電用出力プラグ29aを接続することにより、逆流防止用ダイオード30を介して操作部7内に収納したバッテリ25を充電することができるようにしている。
【0031】
また、この本実施の形態ではトラカール3の先端部側には、照明窓から出射され、被観察部14側での反射光を受光して起電力を発生する太陽電池パネル31が設けてあり、この太陽電池パネル31で発生した起電力は伝送線32を介してその後端側に伝送され、出力端33から接続線34を介して操作部7に設けた端子35から操作部7内の充電部36に入力され、この充電部36によりバッテリ25を充電するに適した直流電圧及び電流にされ、逆流防止用ダイオード37を介してバッテリ25を充電することができるようにしている。
【0032】
上記太陽電池パネル31はトラカール3の先端側の円環状の先端面と、その内周面及び外周面に設けてあり、照明に用いた光エネルギを太陽電池パネル31により受光して電気エネルギに変換して充電部36を介してバッテリ25を充電する構成とすることにより、バッテリ25による照明に用いたエネルギの一部を回収して、バッテリ25による使用可能な時間を延長して長時間での使用を可能にしている。
【0033】
また、充電式のバッテリ25を採用しているので、充電することにより繰り返しの使用が可能であり、充電式でない一次電池を採用した場合よりも経済性を向上している。
【0034】
なお、充電部36は太陽電池パネル31からの出力電圧を受けて充電電力を生成するため、太陽電池パネル31からの出力電圧が0かこれと殆ど同じ電圧の場合には動作しない。
【0035】
また、本実施の形態では、内視鏡検査を行う機能を内視鏡2に設けているので、内視鏡検査を行う内視鏡装置を小型軽量化して、携帯して内視鏡検査を行うことができる。
【0036】
また、本実施の形態では、内視鏡検査を行う使用環境に応じて、その環境に適した動作モードを選択して行うことができるようにして良好な使い勝手或いは操作性を確保している。換言すると、特に商用電源を使用できないような環境では、バッテリ25による単位時間当たりの電気エネルギの消費量を複数段階で小さくできるようにして、そのような環境でも長時間の使用を可能にする動作モード選択設定手段を設けている。
【0037】
例えば商用電源を利用できる環境の場合には、充電器29を用いて内視鏡検査を行うことができる。この場合には、バッテリ25のみで使用した場合における電気エネルギの消費量或いは使用時間を気にすることなく行うことができ、術者はパネル操作部26の設定を例えば標準の動作モードの設定を選択して行うことができる。
この場合の変調部21、送信部22、LCD20、LED11、CCD駆動部13の動作/非動作(ON/OFF)状態を図2(A)に示す。
【0038】
この動作モードでは変調部21及び送信部22に動作に必要な電源を供給して動作状態(図2ではON)にし、またLCD20は使用する場合にはON、使用しない場合にはOFFにする。また、LED11は連続発光(常時発光)させ、これに対応して、CCD駆動部13は通常の撮像周期(1フレームの撮像を1/30秒で行う)でCCD駆動信号をCCD16に印加する。
【0039】
このモードは通常の使用モードで、各回路部の電気エネルギの消費をあまり気にすることなく行うことができ、例えば図7(A)の受信装置4等で内視鏡画像を表示させて、内視鏡検査を行うことができる。
【0040】
また、商用電源を利用できないような屋外などの環境で内視鏡検査を行う必要があるような環境では、術者はパネル操作部26を操作して、その環境における内視鏡検査に必要な回路のみを動作させるような動作モードに選択設定して使用することができる。
【0041】
図2(B)〜(D)はバッテリ25の電気エネルギの消費を抑制して内視鏡検査を行うことができるモードを示す。例えば図2(B)では変調部21及び送信部22をOFFにして、LCD20に表示される画像を観察して内視鏡検査を行うモードを示す。
【0042】
この場合、照明に用いた光エネルギを太陽電池パネル31で受光して、直流の電気エネルギに変換し、さらに充電部36を介して充電式のバッテリ25を充電するようにしているので、バッテリ25の実際のエネルギ消費を低減できる。
【0043】
この状態で、さらにバッテリ25の電気エネルギの消費を抑制して内視鏡検査を行う必要がある場合には、図2(C)に示すようにLED11の発光を通常の連続発光から間欠発光に切り替える。例えば2フレーム周期で、その1フレーム期間は発光し、残りの1フレーム期間は消灯する。消灯した1フレーム期間の画像は信号処理部19のメモリに格納した1フレーム前の画像を繰り返し出力するようにする。
この場合には、内視鏡画像の撮像速度は通常の1/2になるが、画質は低下することなく行える。
【0044】
また、さらにバッテリ25の電気エネルギの消費を抑制して内視鏡検査を行う必要がある場合には、図2(D)のモードで使用する。この場合には図2(C)のモードと同様にLED11の発光を通常の連続発光から間欠発光に切り替える。
【0045】
この場合には、例えば3フレーム周期で、その1フレーム期間は発光し、残りの2フレーム期間は消灯する。消灯した2フレーム期間の画像は信号処理部19のメモリに格納した1フレーム或いは2フレーム前の画像を繰り返し出力するようにする。
この場合にはよりバッテリ25の電気エネルギの消費を抑制して内視鏡検査を行うことができ、より長時間の内視鏡検査を行うことができる。
【0046】
このように本実施の形態では、使用環境に応じて使用形態を変更して内視鏡検査を行うことができる内視鏡装置1を構成していると共に、特にバッテリ25のエネルギ消費を抑制して内視鏡検査を行うことが必要な場合、照明に用いた光エネルギを太陽電池パネル31で受光して、直流の電気エネルギに変換し、さらに充電部36を介して充電式のバッテリ25を充電するようにしているので、バッテリ25のエネルギ消費を抑制して長時間の使用が可能となる。
【0047】
また、内視鏡検査するために照明する光源としてのLED11等の照明光学系とLED11を発光させる駆動回路と、照明された観察対象部位を撮像する撮像素子としてのCCD16を内蔵すると共に、CCD16で撮像した信号から映像信号を生成する信号処理回路19と、低消費電力で内視鏡画像を表示するLCD20等を内視鏡2に設けているので、内視鏡検査を行う内視鏡装置を小型かつ軽量で携帯に適したものを実現できる。
【0048】
また、充電式のバッテリ25を内蔵しているので、屋外等の商用電源を使用できない環境でも内視鏡検査を行うことができる。
さらに、光源としてのLED11の発光を間欠発光で抑制する等することにより、画質自体の低下は殆どなく、よりバッテリ25のエネルギ消費を抑制して長時間の内視鏡検査を行うこともできる。
【0049】
この他に、特に電気エネルギを消耗させる光源駆動系に対し、例えばLED11を間欠発光の他に、その発光強度を小さくし、信号処理部14での増幅度を大きくして、明るい内視鏡画像が得られるようにしても良い。
【0050】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図3を参照して説明する。第1の実施の形態と異なる点のみを説明する。
図3に示すように挿入部6の先端部には円筒形状に突出するフード部材41が設けられ、このフード部材41の内周面には照明レンズ12から出射される光を受光して電気エネルギを発生する手段が設けられている。
【0051】
例えばフード部材41の内周面には照明レンズ12から出射される光を受光する太陽電池パネル31が設けられると共に、この太陽電池パネル31に対向するフード部材41の内周面位置には照明レンズ12から出射した光を反射するレンズ状反射部材42が設けてあり、このレンズ状反射部材42で反射し、太陽電池パネル31に集光するようになっている。
【0052】
太陽電池パネル31は伝送線32を介して操作部7内の充電部36に接続される。その他は第1の実施の形態と同様である。
【0053】
本実施の形態では、内視鏡2の挿入部6の先端部から出射される照明光の一部をレンズ状反射部材42で反射し、太陽電池パネル31に集光して受光させ、そ光で起電力を発生し、第1の実施の形態と同様にバッテリ25を充電するようになっている。
【0054】
なお、レンズ状反射部材42としては、ミラー、プリズムその他の手段で構成しても良いし、フード部材41の内周面全体に太陽電池パネル31を設けるようにしても良い。
尚、レンズ状反射部材42等或いはフード部材41を挿入部6の先端に対し、着脱自在に構成しても良い。
【0055】
本実施の形態によれば、トラカール3を使用しない内視鏡2の場合にも、第1の実施の形態と同様に照明光の一部を太陽電池パネル31に導き、バッテリ25を充電するようにしているので、その電気エネルギの消耗を抑制でき、長時間の使用が可能になる効果がある。
【0056】
(第3の実施の形態)
次に本発明の第3の実施の形態を図4及び図5を参照して説明する。図4に示すように内視鏡2の外部には、高周波発振回路58と送信部51が設けてあり、この送信部51で高周波発振回路58の出力する高周波信号を変調して、アンテナ52により、電波として送信する。
【0057】
一方、内視鏡側には、その操作部7から延出されたアンテナ23に接続した受信部53が操作部7内に設けてあり、この受信部53で前記変調信号を受信し、復調して起電力発生部54に出力する。
【0058】
この起電力発生部54は、例えば図5に示すように電磁トランス55で構成され、その1次巻線の端子a,bに復調された信号が印加され、2次巻線の端子c,dに誘導起電力を発生させる。この起電力発生部54の出力信号は充電部56に入力され、この充電部56の充電用の直流出力は逆流防止用ダイオード57を介して充電式のバッテリ25に印加され、充電するようにしている。
【0059】
ここで、電磁トランス55に高周波の分離型のトランスを用い、このトランスの1次側、受信部53およびアンテナ52を内視鏡2とは別体とし、送信部51からの電波をより有効的に受信できるような大きさの構成とし、このトランスの1次側を、内視鏡2に内蔵されている2次側に接近・対向させることにより、より効率的に充電することが可能となる。
その他は第1或いは第2の実施の形態と同様の構成である。
【0060】
本実施の形態によれば、送信部51からの電磁波を受信して、バッテリ25を充電するようにしているので、バッテリ25による電気エネルギの消耗を抑制でき、長時間の内視鏡検査が可能になる。
【0061】
[付記]
1.体腔内の観察対象部位を撮像する撮像素子と、
この撮像素子で得られた前記観察対象部位の電気信号を映像信号に変換する信号処理回路と、
前記撮像素子及び信号処理回路に電力を供給する充電式のバッテリと、
前記バッテリを充電する充電回路と、
を有する内視鏡と、
光を含む電磁波を電気エネルギに変換するエネルギ変換手段と、
前記エネルギ変換手段によって変換された電気エネルギを、前記充電回路を介して前記バッテリを充電する充電エネルギ供給手段と、
を有することを特徴とする内視鏡装置。
【0062】
2.内視鏡の先端部から光照射するための光源と、
この光源で光照射された被写体を撮像する撮像素子と、
この撮像素子からの電気信号を映像信号に変換する信号処理回路を持つ内視鏡装置において、
前記各構成部材の駆動電源として充電可能なバッテリからの直流電流を用いる事を特徴とする内視鏡装置。
3.付記2において、内視鏡の先端部に光照射された照射光の一部を反射させるための反射部材と、太陽電池とを相対した位置に設けた事を特徴とする内視鏡装置。
【0063】
4.付記2において、バッテリにはトラカール先端に設けた太陽電池パネルから充電するための電気エネルギが供給される事を特徴とする内視鏡装置。
5.起電力発生のための制御信号を送受信するための送受信回路と、
この制御信号により、起電力を発生させる起電力発生手段を設けた事を特徴とする内視鏡装置。
6.付記5において、起電力発生手段は電磁トランスである事を特徴とする内視鏡装置。
【0064】
7.体腔内の観察対象部位を撮像する撮像素子と、
この撮像素子で得られた前記観察対象部位の電気信号を映像信号に変換する信号処理回路と、
前記撮像素子及び信号処理回路に電力を供給する充電式のバッテリと、
前記バッテリを充電する充電回路と、
光を含む電磁波を電気エネルギに変換するエネルギ変換手段と、
前記エネルギ変換手段によって変換された電気エネルギを、前記充電回路を介して前記バッテリを充電する充電エネルギ供給手段と、
を内視鏡に設けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0065】
8.付記7において、前記エネルギ変換手段は前記内視鏡に設けた照明光の一部を受光して電気エネルギに変換する照明光/電気エネルギ変換手段である内視鏡装置。
9.付記7において、前記エネルギ変換手段は前記内視鏡の外部からの電磁波を受けて電気エネルギに変換する電気エネルギ生成手段である内視鏡装置。
10.付記7において、前記内視鏡には前記映像信号が入力されることにより、前記撮像素子で撮像した観察対象部位の画像を低消費電力で表示する表示手段を有する内視鏡装置。
【0066】
11.付記7において、前記内視鏡には前記映像信号を電波で送信する送信手段を有し、該内視鏡の外部の受信装置に設けた表示手段により前記撮像素子で撮像した観察対象部位の画像を表示可能にした内視鏡装置。
12.付記7において、前記内視鏡は、バッテリ25による単位時間当たりの電気エネルギの消費量を変更して動作させる動作モード選択手段を有する。
【0067】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、体腔内の観察対象部位を撮像する撮像素子と、
この撮像素子で得られた前記観察対象部位の電気信号を映像信号に変換する信号処理回路と、
前記撮像素子及び信号処理回路に電力を供給する充電式のバッテリと、
前記バッテリを充電する充電回路と、
を有する内視鏡と、
光を含む電磁波を電気エネルギに変換するエネルギ変換手段と、
前記エネルギ変換手段によって変換された電気エネルギを、前記充電回路を介して前記バッテリを充電する充電エネルギ供給手段と、
を設けているので、内視鏡検査を行う内視鏡装置を小型軽量で携帯性に優れ、また充電して繰り返しが可能なバッテリを採用することで経済性に優れた内視鏡装置を実現できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の主要部の構成図。
【図2】パネル操作部での操作により内視鏡検査の環境に応じて選択設定できる動作モードの説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態における内視鏡の先端部の構造を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置の主要部の構成図。
【図5】起電力発生部の具体的構成を示す図。
【図6】従来例の内視鏡装置の内視鏡の構成図。
【図7】従来例の受信装置を示す図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置
2…内視鏡
3…トラカール
4、5…受信装置
6…挿入部
7…操作部
11…LED
12…照明レンズ
13…LED駆動部
14…被観察部
15…対物レンズ
16…CCD
18…CCD駆動部
19…信号処理部
20…LCD
21…変調部
22…送信部
23…アンテナ
24…電波
25…(充電式の)バッテリ
26…パネル操作部
27…蓋
28…充電端子
29…充電器
31…太陽電池パネル
32…伝送線
33…出力端
34…接続線
36…充電部

Claims (1)

  1. 体腔内の観察対象部位を撮像する撮像素子と、
    この撮像素子で得られた前記観察対象部位の電気信号を映像信号に変換する信号処理回路と、
    前記撮像素子及び信号処理回路に電力を供給する充電式のバッテリと、
    前記バッテリを充電する充電回路と、
    を有する内視鏡と、
    前記内視鏡とは別体に構成されたアンテナ、受信部及び電磁トランスの1次側巻線と前記内視鏡に構成された前記電磁トランスの2次側巻線とを有し、前記アンテナによって受信した電磁波から前記受信部の復調によって電気信号を得、前記受信部からの電気信号を前記電磁トランスの1次側巻線に供給することで、前記電磁トランスの2次巻線から誘導起電力を発生させるエネルギ変換手段と、
    前記エネルギ変換手段によって得られた誘導起電力を前記充電回路に与えて前記バッテリを充電する充電エネルギ供給手段と、
    を有することを特徴とする内視鏡装置。
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