JP4276567B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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本発明は、ウエイトバランス調整用のウエイト部を設けたゴルフクラブヘッドに関する。
近年、ウッドと称されるゴルフクラブは、ステンレス合金やチタン,チタン合金等の金属材料で中空な外殻体に形成されたゴルフクラブヘッド(以下、「ヘッド」という)が広く使用されている。
そして、従来、この種のヘッドは、ウエイト部材を装着してウエイトバランスの調整を図っており、ソール部がヘッド本体に一体成形されたヘッドでは、当該ソール部やヘッド本体のサイド部にウエイト部材をネジ止めまたは溶接してウエイトバランスの調整を図り、また、ソールプレートがヘッド本体と別体に形成されたヘッドでは、ソールプレートにウエイト部材をネジ止めまたは溶接してウエイトバランスの調整を図っている。
しかし、昨今のヘッドは軽量化,大型化に伴いヘッド全体が薄肉に形成されているため、ウエイト部材をネジ止めする取付構造は、ネジ孔を開けることでヘッドの強度が低下し、また、打球時の衝撃により、長期に亘る使用でネジ止め部位が弛んでガタ付きが生じてしまう虞があった。
また、溶接によるウエイト部材の取付構造にあっては、溶接不良による強度低下によって、同様にウエイト部材のガタ付きが生じてしまう虞があった。
そこで、昨今、図8及び図9に示すようにヘッド本体1に取り付くソールプレート3のバック側(ヘッド5のバック側)に厚肉なウエイト部7を一体に設けたヘッド5や(特許文献1参照。)、図10及び図11に示すようにヘッド本体9に取り付くソールプレート11のフェース側(ヘッド13のフェース部15側)に厚肉なウエイト部17を一体に設けて、ウエイトバランスの調整を図ったヘッド13等が提案されている(特許文献2参照。)。
特開2001−129134号公報 特開平9−201432号公報
而して、図8及び図9のヘッド5によれば、ソールプレート3に設けたウエイト部7によってヘッド5の低重心化が図れ、また、ウエイト部7をヘッド5のバック側に配置したことで、ソールプレート3のフェース側の剛性が大きくならないため、打球時の反発力(ソールプレート3のフェース側やヘッド本体1のフェース部19の撓み)に支障を来すことがない反面、ウエイト部7をヘッド5のバック側に配置したことで、スイートスポットが高くなってしまう欠点があった。
そして、ヘッドの低重心化を図り、併せてスイートスポットを下げて高い打出し角でスピン量を少なくし、打球の飛距離を確保するためには、図10のヘッド13のようにウエイト部17をフェース部15側に設けることが好ましい。
しかし乍ら、図10のヘッド13の如く厚肉なウエイト部17をヘッド13のフェース側に設けてしまうと、ソールプレート11のフェース側の剛性が大きくなって打球時の反発力(ソールプレート11のフェース側やヘッド本体9のフェース部15の撓み)が損なわれ、これらの反発力を活かして十分な飛距離を確保することができず、打球感も硬いものとなっていた。
また、図9に示すように薄肉なソールプレート3と厚肉なウエイト部7との肉厚差が急激に変化すると、ウエイト部7周辺に応力集中が生じて当該部位が破損する虞もあった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、厚肉なウエイト部をヘッドに設けてウエイトバランスの調整を図るに当たり、ウエイト部によって反発力や打球感を損なうことなく打球の飛距離と軟らかい打球感を確保し、併せてウエイト部とその周辺への応力集中を緩和したヘッドを提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、打球面たるフェース部を備えた中空な外殻体からなり、前記フェース部近傍のソール部に厚肉なウエイト部を一体に突設したヘッドに於て、前記ウエイト部に、フェース部と平行に多数のスリットを直線状に形成し、各スリットの底部の肉厚及び当該スリットと連通するウエイト部周辺の肉厚を、ソール部の他の部位に比し薄肉にしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ウエイト部に、底部の肉厚がソール部の他の部位に比し薄肉なスリットが多数形成されているため、中実な厚肉のウエイト部に比しウエイト部自体の剛性を小さくすることができ、ソール部の打球時の反発性の低減を防止することができる。
即ち、中実で厚肉なウエイト部をソール部のフェース側に設けてしまうと、当該フェース側の剛性が大きくなって打球時の反発力が損なわれてしまう不具合がある。
しかし、請求項1に係る発明は、ソール部のフェース側にウエイト部を一体成形するに当たり、フェース部と平行に複数のスリットをウエイト部に設けると共に、当該各スリットの底部を、ソール部の他の部位の肉厚よりも薄肉な肉厚としたため、各スリットの薄肉な底部が撓み易くなってウエイト部全体の剛性が中実構造のウエイト部に比し下がり、ソール部のフェース側の剛性がウエイト部によって高まることがない。
このため、斯様に剛性が小さくスリットの底部が撓み易いウエイト部によって、打球時の反発力(ソール部のフェース側の撓みやフェース部の撓み)が損なわれることがなく、ボールはフェース部とその近傍の良好な反発力で遠くへ飛んでいくこととなる。
而も、打球感も軟らかいものとなり、ボールコントロールのフィーリングが向上する。
また、スリットはフェース部と平行に設けられているため、フェース中央からずれた打球に対して、各スリットの底部がフェース部と平行に撓み、打球の方向性が修正されてボールは方向性よく飛んで行くこととなる。
更にウエイト部周辺の底部も薄肉にされているため、ウエイト部への打球時の応力集中が緩和されることとなる。
従って、請求項1に係る発明によれば、ウエイト部によってヘッドの低重心化が図られ、且つウエイト部によってヘッドのフェース部とその近傍の反発力を損なうことがないため、斯かる反発力を利用して打球の飛距離を確保することができ、また、ウエイト部とその周辺への応力集中を緩和して強度的に優れたヘッドを提供することが可能となった。
そして、打球感も軟らかいものとなり、ボールコントロールのフィーリングが向上する。
更にまた、既述したようにスリットがフェース部と平行に設けられているため、フェース中央からずれた打球に対して、各凹状部の底部がフェース部と平行に撓むため、打球の方向性が修正されてボールの方向性が良好となる利点を有する。
尚、請求項1に於ける「直線状」とは、僅かに湾曲した形状も含み、例えばフェース面のバルジに合わせて凹状部を湾曲状に形成してもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図6は請求項1に係るヘッドの第一実施形態を示し、図1及び図2に於て、21はフェース側開口部23を除き、トップ部(クラウン部)25とフェース部27,サイド部29,ソール部31がステンレス合金やチタン,チタン合金等で一体に鋳造されたヘッド本体で、フェース部27に開口するフェース側開口部23に、ステンレス合金やチタン合金等を塑性加工(圧延やプレス成形)して設けたフェースプレート33が溶接されて中空な外殻体からなるヘッド35が形成されており、ヘッド本体21のフェース部27と当該フェースプレート33とでヘッド35のフェース部が構成されている。
そして、ヘッド本体21のヒール側には、有底のシャフト止着孔37を有する円筒状のシャフト止着部(ホーゼル部)39が、ヘッド本体21(サイド部29)のヒール壁41とフェース部27との間に夫々中空部Sを空けて、トップ部25からソール部31に亘って一体に突設されており、シャフト止着孔37にCFRPまたは金属からなるシャフト43が挿入されて、エポキシ樹脂やアクリル樹脂等の接着剤で固着されている。
シャフト止着部39は均一な肉厚で周壁が形成されており、図1に示すようその上端は、ヘッド35の頂部(アドレス時にトップ部25の最も高い部分)より下方に設けられている。そして、既述したようにヒール壁41とフェース部27との間に中空部Sを空けてシャフト止着部39を設けることで、打球時にヘッド35のフェース部が撓み易くなってボールの反発力が十分に得られるようになっている。
そして、本実施形態に係るヘッド35も、ウエイトバランスの調整を図る目的でウエイト部45がフェース部27側のソール部31に一体成形されている。
而して、図2乃至図5に示すようにウエイト部45は、全体が球状に盛り上がったドーム形状をなし、その周辺に沿って、底部がソール部31の他の部位の肉厚t1より薄肉な肉厚t2(t1>t2)に形成された断面略半円形状の環状溝47が設けられている。
更にウエイト部45には、ヘッド35のフェース部と平行に多数のスリット49が同一の幅寸法L1で環状溝47に連通して設けられており、斯様に多数のスリット49が形成されることで、ドーム形状のウエイト部45は、図2乃至図6に示すようにヘッド35のフェース部と平行で、ヘッド35のトゥ,ヒール方向から中央へ向かって上方へ湾曲(h1<h2)した円弧状の突片51が、ヘッド35の前後方向に複数並列した外観を呈している。
更にまた、図4及び図5に示すようにヘッド35の前後方向に並列した各突片51は、同一の肉厚L2でウエイト部45の中央に向かって順次高く(h3<h4)、且つトゥ,ヒール方向に順次長尺に形成されており、斯様に突片51の寸法設定をすることにより、各突片51によってウエイト部45全体がドーム形状を呈している。
そして、各突片51の高さは、夫々、各突片51間の幅寸法L1、即ち、スリット49の幅寸法L1の4倍以内に設定されており、斯かる寸法設定によってウエイト部45全体の高さを抑えることで、ウエイト部45の重心Gを下げて重量集中を図っている。
また、打球時の衝撃で各突片51が撓んだ際に、これらの衝突による異音(ビビリ音)の発生を防止するため、スリット49の幅寸法L1を0.5mm以上に設定することが好ましい。但し、スリット49の幅寸法L1を大きくし過ぎるとウエイト効果(重量集中)が小さくなってしまうので、スリット49の幅寸法L1は各突片51の肉厚L2よりも小さく(L1<L2)設定されている。
尚、本実施形態では、各突片51の肉厚L2は上下に均一であるが、肉厚を変化させてもよく、例えば、底部側の肉厚を大きくして上方側の肉厚を小さくしてもよい。
而して、このように寸法設定することで、より低重心化が図られると共に、打球時の衝撃で各突片51が撓んだ際に、これらの衝突による異音(ビビリ音)の発生を確実に防止することができる。
また、この異音(ビビリ音)の発生を防止するために、スリット49に樹脂を流し込んで成形してもよい。その場合は、柔軟性のあるゴム特性があるものがよい。また、粘着材を流し込むのも効果的であり、その場合は、前記環状溝47のようにt1>t2に設定しておくと、粘着材が他の範囲へ流れ出ていくのを防止できる。
更に各スリット49は、前記環状溝47と同一肉厚t2で形成された薄肉な底部を有し、また、各突片51への打球時の応力集中を低減するため、各スリット49の底部は前記環状溝47と共に断面半円形状に形成されて、各突片51の基部がR形状となっている。
そして、上述の如き構成からなるウエイト部45は、図1に示すようにヘッド35のスイートスポットSSを通るトップ,ソール方向の軸線Pにその重心Gを一致させてトゥ,ヒール方向の中央に設けられており、斯かる構成によってウエイト部45の重量の一点集中が図られ、スイング時にヘッド35のスイートスポットSSの位置とフェース部の向きをゴルファーに感知させるようになっている。
尚、ウエイト部45のスリット49の幅寸法L1や突片51の高さh1,h2,h3,h4、また、突片51の肉厚L2等は、ヘッドの容量や形成材料,ウエイト部の重量設定等に応じて適宜決定される。
本実施形態に係るヘッド35はこのように構成されているから、当該ヘッド35を装着したゴルフクラブでボールを打球すると、ボールはその衝撃で飛んでいくが、ウエイト部45をソール部31のフェース側に配置したことでヘッド35の低重心化が図られ、且つ図8のヘッド5に比し、重心からフェース面におろした垂線のフェース面上の点で定義されるスイートスポットSSが低く設定される。
そして、図10の従来例で既述したように、厚肉なウエイト部をソールのフェース側に設けてしまうと、当該フェース側の剛性が大きくなって打球時の反発力が損なわれてしまう不具合があったが、本実施形態は、ソール部31のフェース側にウエイト部45を一体成形するに当たり、ヘッド35のフェース部と平行に多数のスリット49をウエイト部45に設けると共に、当該各スリット49の底部を、ソール部31の肉厚t1よりも薄肉な肉厚t2としたため、各スリット49の薄肉な底部が撓み易くなってウエイト部45全体の剛性が中実構造のウエイト部に比し下がり、ソール部31のフェース側の剛性がウエイト部45によって高まることがない。
このため、斯様に剛性が小さくスリット49の底部が撓み易いウエイト部45によって、打球時の反発力(ソール部31のフェース側の撓みやヘッド35のフェース部の撓み)が損なわれることがなく、而も、シャフト止着部39とヒール壁41及びフェース部27,フェースプレート33との間に中空部Sが形成されて、打球時にシャフト止着部39がヘッド35のフェース部回りの撓みを規制しないことも相俟って、ボールはフェース部とその近傍の良好な反発力で遠くへ飛んでいくこととなる。
而も、打球感も軟らかいものとなり、ボールコントロールのフィーリングが向上する。
また、上述したようにスリット49はヘッド35のフェース部と平行に設けられているため、フェース中央からずれた打球に対して、各スリット49の底部がフェース部と平行に撓み、打球の方向性が修正されてボールは方向性よく飛んで行くこととなる。
更にまた、既述したようにウエイト部45を構成する突片51が、図4及び図6の如く寸法設定(h1<h2,h3<h4)されて、ウエイト部45全体がドーム形状に形成されると共に、各突片51の基部がR形状とされ、ウエイト部45周辺の環状溝47の底部も薄肉な断面半円形とされているため、各突片51(ウエイト部45)への打球時の応力集中が緩和されることとなる。
従って、本実施形態によれば、ウエイト部45によってヘッド35の低重心化が図られ、且つ図8のヘッド5に比しスイートスポットSSを低く設定することができると共に、ウエイト部45によってヘッド35のフェース部とその近傍の反発力を損なうことがないため、斯かる反発力を利用して打球の飛距離を確保することができ、また、ウエイト部45とその周辺への応力集中を緩和して強度的に優れたヘッド35を提供することが可能となった。
そして、打球感も軟らかいものとなり、ボールコントロールのフィーリングが向上する。
更にまた、既述したようにスリット49はヘッド35のフェース部と平行に設けられているため、フェース中央からずれた打球に対して、各スリット49の底部がフェース部と平行に撓むため、打球の方向性が修正されてボールの方向性が良好となる利点を有する。
そして、図1に示すようにウエイト部45が、スイートスポットSSを通る軸線Pにその重心Gを一致させてトゥ,ヒール方向の中央に設けられているため、ウエイト部45の重量の一点集中が図られ、因って、スイング時にヘッド35のスイートスポットSSの位置とフェース部の向きをゴルファーに感知させることが可能である。
図7は請求項1の第二実施形態に係るヘッドに設けたウエイト部45-1の拡大平面図を示し、当該ウエイト部45-1は既述したウエイト部45と同様、ソール部31のフェース側に一体成形されている。
尚、図1の第一実施形態と同一のものは同一符号を付してそれらの構造説明は省略する。
而して、ウエイト部45-1は、ヘッドのトゥ,ヒール方向及び前後方向に等間隔で並設された複数本の平面視正方形状の突起53で形成されており、各突起53間にスリット55,57がヘッドのトゥ,ヒール方向及び前後方向に区画形成されている。
そして、各突起53は全て断面積を同じくされているが、ウエイト部45-1の周縁側から中央に向かって突起53は高さが順次高くなるように寸法設定されており、これらの突起53の寸法設定によって、ウエイト部45-1全体が球状に盛り上がったドーム形状を呈している。
また、図中、59はソール部31の他の部位より薄肉な肉厚に形成された平面視略円形状の薄肉部で、当該薄肉部59の周縁部を除く部位は均一な肉厚とされ、周縁部はR形状に形成されてソール部31から薄肉部59全体が窪んだ形状となっている。
そして、薄肉部59内に既述した突起53が、ヘッドのトゥ,ヒール方向及び前後方向に等間隔で並設され、このため、既述した各スリット55,57の底部はソール部31の他の部位より薄肉な肉厚となっている。そして、各突起53への打球時の応力集中を低減するため、各突起53の基部はR形状とされ、また、各突起53の高さは、夫々、各突起53間の幅寸法、即ち、スリット55,57の幅寸法の4倍以内に設定されており、斯かる寸法設定によってウエイト部45-1全体の高さを抑えることで、前記ウエイト部45と同様、ウエイト部45-1の重心を下げて重量集中を図っている。
更にまた、打球時の衝撃で各突起53が撓んだ際に、これらの衝突による異音(ヒビリ音)の発生を防止するため、本実施形態に於ても、スリット55,57の幅寸法を0.5mm以上に設定することが好ましく、スリット55,57の幅寸法は各突起53の断面積よりも大きく設定されている。
そして、上述の如き構成からなるウエイト部45-1は、前記ウエイト部45と同様、ヘッドのスイートスポットを通るトップ,ソール方向の軸線にその重心を一致させてトゥ,ヒール方向の中央に設けられている。
本実施形態はこのように構成されているから、ウエイト部45-1をソール部31のフェース側に配置したことでヘッドの低重心化が図られ、また、図8のヘッド5に比しスイートスポットが低く設定される。
そして、本実施形態は、ソール部31のフェース側にウエイト部45-1を一体成形するに当たり、ウエイト部45-1を複数本の突起53でドーム形状に形成して、各突起53間のスリット55,57の底部とその周辺をソール部31の肉厚よりも薄肉としたため、ウエイト部45と同様、各スリット55,57の薄肉な底部が撓み易くなってウエイト部45-1全体の剛性が下がることとなる。
従って、本実施形態によっても、ウエイト部45-1によってヘッドの低重心化が図られ、スイートスポットを低く設定することができると共に、ウエイト部45-1によってヘッドのフェース部とその近傍の反発力を損なうことがないため、その反発力を利用して打球の飛距離を確保することができ、また、ウエイト部45-1とその周辺への応力集中を緩和して強度的に優れ、打球の方向性が修正されてボールの方向性が良好となり、更にまた、スイング時にヘッドのスイートスポットの位置とフェース部の向きをゴルファーに感知させることができる等、図1の第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
また、上述した各実施形態は、ソール部がヘッド本体に一体成形されたヘッドについて説明したが、ソールプレートがヘッド本体と別体に形成されたヘッドでは、ソールプレートの鋳造や鍛造等による製造時に、上述の如き構成のウエイト部材をソールプレートに一体成形すればよい。
請求項1の第一実施形態に係るヘッドの断面図である。 図1に示すヘッドの断面図である。 図1に示すヘッドの一部切欠き平面図である。 図1に示すヘッドに設けたウエイト部の拡大断面図である。 ウエイト部の拡大平面図である。 ウエイト部の拡大断面図である。 請求項1の第二実施形態に係るヘッドに設けたウエイト部の拡大平面図である。 従来のヘッドの正面図である。 図8に示すヘッドの断面図である。 従来の他のヘッドの底面図である。 図10に示すヘッドの断面図である。
符号の説明
21 ヘッド本体
23 フェース側開口部
25 トップ部
27 フェース部
29 サイド部
31 ソール部
33 フェースプレート
35 ヘッド
39 シャフト止着部
45,45-1 ウエイト部
47 環状溝
49,55,57 スリット
51 突片
53 突起
59 薄肉部

Claims (1)

  1. 打球面たるフェース部を備えた中空な外殻体からなり、前記フェース部近傍のソール部に厚肉なウエイト部を一体に突設したゴルフクラブヘッドに於て、
    前記ウエイト部に、フェース部と平行に多数のスリットを直線状に形成し、各スリットの底部の肉厚及び当該スリットと連通するウエイト部周辺の肉厚を、ソール部の他の部位に比し薄肉にしたことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
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