JP4276423B2 - 塩基性シリカ粉体、その製造方法及び樹脂組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、輸送、分級、粗粒カット等の粉体操作が容易で、樹脂に混合された際に、凝集を抑制し、均一に分散され、粘度上昇が防止されるシリカ粉体及びその製造方法に関する。また、本発明は該シリカ粉体と有機樹脂からなり、耐吸湿性、耐はんだクラック性に優れ、低膨張性の樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体装置などの電子部品の封止方法として、セラミックスや、熱硬化性樹脂を用いる方法が、従来より行われている。なかでも、エポキシ樹脂系封止材による封止が、経済性及び性能のバランスより好ましく広く行われている。
【0003】
近年の半導体装置の高機能化、高集積化等に伴い、従来の主流であったボンディングワイヤーを用いる方法に変わって、バンプ(突起電極)により半導体素子と基板を電気的に接続する方法、いわゆるフリップチップを用いた表面実装が増加している。このフリップチップ実装方式の半導体装置では、ヒートサイクル試験でバンプの接合部等にクラック等の欠陥が発生する場合がある。その為これを防止するために、半導体素子と基板の隙間及びバンプの周囲等を液状のエポキシ樹脂系封止材で充填し硬化することにより改良する方法(アンダーフィル)が行われている。
【0004】
フリップチップ実装方式等の半導体装置を封止する封止材は、耐湿信頼性、耐電気腐食性、耐ヒートサイクル性等の特性が要求されるが、その為に、封止材中にシリカ等の無機充填材を配合することにより吸湿率を低下させるとともに熱膨張率を低下させることにより耐湿信頼性や耐ヒートサイクル性を向上させる方法が行われている。
【0005】
シリカ等の無機充填材の配合量を増加させる程、封止材の吸湿率の低下と熱膨張係数の低下が可能となり、耐湿信頼性や耐ヒートサイクル性を向上できるが、一方無機充填材の配合量を増加させる程、封止材の粘度が増加し、流動性が著しく低下する傾向があり問題となる。特に、フリップチップ実装においては、数十μm程度の半導体素子と基板の隙間に封止材を充填する必要があるため、封止材には高い浸入充填性が要求される。よって、このような封止材には、無機充填材の充填率を高くしてもなるべく粘度が高くならずに、高い侵入充填性を得る為に、無機充填材として球状で比表面積の小さい無機粒子が要求されている。
【0006】
係る観点から、下記特許文献1には、シリカ粒子を火炎中で溶融する方法が開示されている。下記特許文献2には、酸素を含む雰囲気内においてバーナにより化学炎を形成し、この化学炎中に金属粉末を粉塵雲を形成しうる量投入して燃焼させて、酸化物超微粒子5〜100nmを合成する製造方法の開示がある。また、下記特許文献3には、酸化物を構成する金属粉末をキャリアガスとともに反応容器内へ供給する第1工程と、該反応容器内で発火させて火炎を形成し、該金属粉末を燃焼させ酸化物の粉末を合成する第2工程とからなる酸化物粉末の製造方法において、第1工程は、小粒径の金属酸化物と上記金属粉末との混合物を供給し、第2工程は、上記金属酸化物を核として上記金属粉末の燃焼により合成される酸化物により粒成長させることを特徴とする酸化物粉末の製造方法の開示がある。
【0007】
一方、シリカ粒子を表面処理して封止材用充填材に使用する試みがなされており、例えば、下記特許文献4や下記特許文献5には、無機質充填剤粒子表面をシランカップリング剤(アルコキシ基を2個以上含むものが好適)で表面処理し、成形性に優れた半導体封止用エポキシ樹脂組成物を製造することが開示されている。
【0008】
しかしながら、上記の技術では、樹脂中で無機質充填剤粒子が凝集しやすく、不均一で、粘度が高く、その結果、流動性が低く、更なる成形性向上を図ることができないという問題があった。
【0009】
【特許文献1】
特開昭58−145613号公報
【特許文献2】
特開昭60−255602号公報
【特許文献3】
特開平1−24004号公報
【特許文献4】
特開2001−189407号公報
【特許文献5】
特開2002−114837号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
無機粒子含有樹脂複合材料において、無機粒子とマトリックスポリマーとの間を強固な結合で結ぶことは重要である。粒子の表面を改質してマトリックスと結合を強くする方法として、シランカップリング剤で処理するのは一般的である。しかし、金属を燃焼して得られる金属酸化物粉体であるアドマファイン(商標名)のような微粒子の場合は処理によって凝集が起こりやすく、樹脂中に分散しにくくなり、コンパンドの成形時の粘度が高くなる問題点がある。例えば、エポキシシラン処理シリカをエポキシ樹脂に配合する場合は粘度が非常に高くなることがその典型である。
【0011】
このように、コンパンドの粘度を下げ、流動性を上げることは、無機フィラーを大量に配合しなければならない半導体EMC(Epoxi Molding compaund)射止剤等のアプリケーションにおいて特に重要である。
【0012】
上記従来技術の問題点に鑑み、本発明は、輸送、分級、粗粒カット等の粉体操作が容易で、樹脂に混合された際に、凝集を抑制し、均一に分散され、粘度上昇が防止されるシリカ粉体及びその製造方法を提供することを目的とする。又、本発明は、耐吸湿性、耐はんだクラック性に優れ、低膨張性の樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、第1に本発明の塩基性シリカ粉体は、シリカ粉体の表面が塩基性物質で処理された塩基性シリカ粉体において、シリカ粉体1m2に対して塩基性物質が0.05〜5μmole塩基当量で処理されたことを特徴とする。この塩基性シリカ粉体は、適当な親水性を有し、優れた流動性、分散性を有する。この塩基性シリカ粉体をエポキシ樹脂組成物等に配合した場合、組成物の粘度が低く、硬化後の物性も優れている。
【0014】
このように、シリカ粉体を少量の塩基性物質で処理することによって、粉体自身の流動性が飛躍的に向上され、輸送、分級、粗粒カット等の操作が容易になる。しかも、製造装置への付着が極めて少なく、連続生産が可能になった。本発明の塩基性シリカ粉体は微塩基性であるため、例えば、エポキシ樹脂中に配合されるシランカップリング剤を効率良く吸着、固着し、低粘度、高流動性の樹脂コンパウンドが得られる。又、シランカップリング剤を固着することによって、フィラー表面と樹脂の密着性が良く、耐はんだリフロー性、低吸湿性等の優れた物性が得られる。
【0015】
塩基性物質が0.05μmole塩基当量未満であると、上記効果が十分に発揮されず、塩基当量塩基性物質が5μmole塩基当量を越えると、シリカ表面のSiOH基が消失し上記効果が低減するとともに、シリカ粉体の上記操作性が悪くなる。
【0016】
本発明において、塩基性物質としては、アンモニア又は窒素を含む有機化合物が挙げられる。塩基性物質としては、シラザン類が好ましく例示され、特に、へキサメチルジシラザン(HMDS)が好ましい。
【0017】
シリカ粉体をシラザン類で処理した場合において、処理されたシリカ粉体の抽出水のPH値が、用いられる純水のPHと比べて少なくとも0.1以上高いことが好ましい。これにより、シリカ粉体が適量に塩基性化されたことが確認できる。ここで、粉体抽出水のPH測定方法は次の通りである。粉体を3.5g秤量しプラスチック製容器に入れる。70mlの脱イオン水を入れて、振動機で30分間振動させる。遠心分離機で固液分離させて、上澄みの水のPHを測定する。
【0018】
本発明において、シリカ粉体の製造方法は限定されない。例えば、金属シリコンを燃焼して得られる球状シリカ粉体、シリカ破砕物を溶融して得られる溶融シリカ粉体、シリカ破砕物等が例示される。
【0019】
金属シリコンを燃焼して得られる球状シリカ粉体とは、シリコン金属粉末、シリコンとアルミニウム、マグネシウム、ジルコニウム、チタン等の合金粉末、その他ムライト組成に調合したアルミニウム粉末とシリコン粉末、スピネル組成に調合したマグネシウム粉末とアルミニウム粉末、コージェライト組成に調合したアルミニウム粉末、マグネシウム粉末、シリコン粉末等の金属粉末混合物を、キャリアガスとともに酸素を含む雰囲気中で化学炎を形成し、この化学炎中に目的とするシリカ(SiO2)を主成分とする金属酸化物の超微粒子を得るものである。本発明では、シリカを主成分とするシリコン粉体が好ましい。また、前記金属を燃焼してうるシリコン粉体は、平均粒子径が0.1μm以上の真球状粒子であるものが好ましく、平均粒子径が0.1μmから20μmの真球状粒子であるものがより好ましく、平均粒子径が0.2μmから20μmの真球状粒子であるものがより好ましい。
【0020】
本発明においては、前記塩基性シリカ粉体が、粒径24μm以上の粗粒を1000ppm以下に、又、粒径24μm以上の未反応シリコン粒子数を100個/100g以下に粗粒カットされていることが、上記諸物性を発揮させる上で好ましい。
又、溶融シリコンは、シリカ粒子等を火炎中で溶融する方法で、例えば、上記特許文献1等に開示されている。
【0021】
本発明で言うシラザン類とは、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン等のシラザン類から選択される化合物またはその組み合わせである。この中で、ヘキサメチルジシラザン(HMDS)が、シリカの凝集を抑制し、酸性であるシリカを塩基性に傾け、有機物に対する親和性を向上させ均一性を向上させてエポキシ樹脂に対する安定性を向上させる等の点で好ましい。
【0022】
第2に、本発明は、塩基性シリカ粉体の製造方法であり、シリカ粉体の表面を塩基性物質で処理する塩基性シリカ粉体の製造方法において、シリカ粉体1m2に対して塩基性物質が0.05〜5μmole塩基当量で処理することを特徴とする。
【0023】
上記工程でシリカ粉体を処理することにより、シリカ表面を酸性から塩基性に変換し、HMDS等のシラザン類以外のシランカップリング剤の吸着、固着を促進する。また、シリカのエポキシ樹脂等の有機樹脂に対する活性を抑制しエポキシ樹脂等との反応による粘性増加を抑制する。これにより、エポキシ樹脂等の充填時に低粘度かつ高流動性を実現することが可能となる。特に、シリカ粉体をHMDSで処理した場合は、処理作業が容易である上に、シリカが微塩基性になると同時に、シリカ表面の一部がトリメチル化されるため、粉体の凝集がなくなり、樹脂への濡れ性も向上され、好適である。
【0024】
第3に、本発明は、塩基性物質で表面処理された上記シリカ粉体を、有機樹脂に配合した有機樹脂組成物である。塩基性シリカ粉体を添加することで、特に有機樹脂の耐熱性を高め、低熱膨張とし、低吸湿性とすることができる。
【0025】
本発明で使用される樹脂としては特に限定されず、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステル、フッ素樹脂、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド等のポリアミド、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリフェニレンスルフィド、全芳香族ポリエステル、ポリスルホン、液晶ポリマー、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、マレイミド変成樹脂、ABS樹脂、AAS(アクリロニトリル・アクリルゴム・スチレン)樹脂、AES(アクリロニトリル・エチレン・プロピレン・ジエンゴム・スチレン)樹脂等の、熱硬化性樹脂、熱可塑性樹脂、各種エンジニアプラスチックが例示される。
【0026】
これらの中で、半導体装置や液晶装置の封止材用樹脂として用いられる1分子中にエポキシ基を2個以上有するエポキシ樹脂が特に好ましい。即ち、第4に、本発明は、(A)エポキシ樹脂、(B)フェノール樹脂、(C)硬化促進剤、(D)無機充填材、及び(E)シランカップリング剤を配合したエポキシ樹脂組成物であって、(D)無機充填材として上記の塩基性シリカ粉体を全エポキシ樹脂組成物中に70重量%以上、好ましくは85〜95重量%含むことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物である。
【0027】
本発明に用いるエポキシ樹脂としては特に限定されず、1分子中にエポキシ基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、及びポリマー全般が用いられる。例えば、ビフェニル型エポキシ樹脂、スチルベン型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、アルキル変性トリフェノールメタン型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン変性フェノール型エポキシ樹脂、ナフトール型エポキシ樹脂、トリアジン核含有エポキシ樹脂等が例示される。これらは単独でも混合して用いてもよい。無機充填材はエポキシ樹脂組成物中に高充填されることが好ましいため、エポキシ樹脂組成物の流動性を良好に維持するには低粘度樹脂が好ましい。
【0028】
本発明に用いるフェノール樹脂としては特に限定されず、1分子中にフェノール性水酸基を2個以上有するモノマー、オリゴマー、及びポリマー全般を言う。例えば、ジシクロペンタジエン変性フェノール樹脂、フェノールアラルキル樹脂、ナフトールアラルキル樹脂、テルペン変性フェノール樹脂、トリフェノールメタン型樹脂等が例示される。これらは単独でも混合して用いてもよい。無機充填材はエポキシ樹脂組成物中に高充填されるのが好ましいため、エポキシ樹脂組成物の流動性を良好に維持するには低粘度樹脂が好ましい。エポキシ樹脂のエポキシ基数とフェノール樹脂のフェノール性水酸基数との当量比としては、エポキシ基数/フェノール性水酸基数=0.8〜1.2の範囲が好ましい。
【0029】
本発明に用いる硬化促進剤としては特に限定されず、エポキシ基とフェノール性水酸基との硬化反応を促進させるものであればよく、一般に封止材料に使用されているものを広く使用することができる。例えば、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、2−メチルイミダゾール、トリフェニルホスフィン等が例示される。これらは単独でも混合して用いてもよい。
【0030】
本発明で言うシランカップリング剤とは、アミノ基、グリシジル基、メルカプト基、ウレイド基、ヒドロシ基、アルコキシ基、メルカプト基から選択される活性基を有する化合物またはその組み合わせである。具体的には、シランカップリング剤として、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等のエポキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン、ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシシラン等のアミノシラン、フェニルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、オクタデシルトリメトキシシラン等の疎水性シラン化合物やメルカプトシラン等が例示される。
【0031】
本発明のエポキシ樹脂組成物は、(A)〜(E)成分の他、必要に応じて、カーボンブラック、ベンガラ等の着色剤、天然ワックス、合成ワックス等の離型剤、シリコーンオイル、イオン捕捉剤、難燃剤、ゴム等の低応力添加剤等の種々の添加剤等を適宜配合しても差し支えない。
【0032】
本発明のエポキシ樹脂組成物は、(A)〜(E)成分、及びその他の添加剤等をミキサー等を用いて充分に均一に常温混合した後、熱ロール又はニーダー等で溶融混練し、冷却後粉砕して得られる。本発明のエポキシ樹脂組成物を用いて、半導体素子等の電子部品を封止し、半導体装置を製造するには、トランスファーモールド、コンプレッションモールド、インジェクションモールド等の成形方法で成形硬化すればよい。
本発明のエポキシ樹脂組成物は、半導体装置や液晶表示装置の封止材料として特に有用である。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、実施例と比較例を用いて本発明を説明する。
[実施例1−1]
平均拉径0.5μ、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマフアインSO−25R)100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.1重量部(塩基量はシリカ1m2/gに対して、1.03μmole)のヘキサメチルジシラザンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.0となった。
【0034】
上記処理粉体、80重量部、ピペニル型エボキシ樹胎YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0035】
[実施例1−2]
平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマファインSO−25R)100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.01重量部のアンモニアガス(塩基量はシリカ1m2/gに対して、0.98μmole)を噴霧した。窒素を流しながら15分間捜拝して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.0となった。
【0036】
上記処理粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹胎TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0037】
[実施例1−3]
平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマファインSO−25R)100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.05重量部(塩基量はシリカ1m2/gに対して、1.14μmole)のジエチルアミンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.2となった。
【0038】
上記処理粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0039】
[比較例1]
平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマファインSO−25R)、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0040】
[実施例2]
平均粒径20μm、比表面積1.2m2/gの溶融球状シリカ粒子100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.03重量部(塩基量はシリカ1m2/gに対して、1.55μmole)のへキサメチルジシラザンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.5となった。
【0041】
上記処理粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0042】
[比較例2]
平均粒径20μm、比表面積1.2m2/gの溶融球状シリカ粒子、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0043】
[実施例3]
平均粒径7μm、比表面積4m2/gの破砕シリカ粒子100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.07重量部(塩基量はシリカ1m2/gに対して、1.09μmole)のヘキサメチルジシラザンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.0となった。
【0044】
上記処理粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹胎TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0045】
[比較例3]
平均粒径7μm、比表面積4m2/gの破砕シリカ粒子、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0046】
[実施例4]
平均粒径20μm、比表面積1.2m2/gの溶融球状シリカ粒子、70重量部、平均粒径7μm、比表面積4.2m2/gの溶融球状シリカ、20重量部、平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ(アドマファインSO−25R)、10重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.04重量部(塩基量はシリカ1m2/gに対して、1.09μmole)のヘキサメチルジシラザンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。粉体3.5gを秤量して、70mlのPH=5.6の脱イオン水で洗浄し、洗浄水のPHを測定したところ、PH=7.0となった。
【0047】
上記処理粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TDO2131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数50rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0048】
[比較例4]
平均粒径20μm、比表面積1.2m2/gの溶融球状シリカ粒子、70重量乱平均粒径7μm、比表面積4.2m2/gの溶融球状シリカ、20重量部、平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ(アドマファインSO−25R)、10重量部を混合した粉体、80重量部、ビペニル型エポキシ樹脂YX4000H(ジャパンエポキシレジン製)、12重量部、フェノール樹脂TD02131(大日本インキ化学工業株式会社製)、6重量部、エポキシシランカップリング剤KBM403(信越化学株式会社製)、0.3重量部、トリフェニルホスフィン(TPP)、0.2重量部を混合して、東洋精機製R60型ラボプラストミルに入れて、回転数60rpm、温度110℃の条件下で、15分間混合し、最低トルクを測定した。測定結果を表1にまとめた。
【0049】
【表1】
【0050】
[実施例5]
実施例1で混合したエポキシ樹脂組成物を180℃、6時間加熱して、試験用サンプルピースを作成した。評価結果を表2にまとめた。
【0051】
[比較例5]
比較例1で混合したエポキシ樹脂組成物を180℃、6時間加熱して、試験用サンプルピースを作成した。評価結果を表2にまとめた。
【0052】
【表2】
【0053】
[実施例6]
平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマファインSO−25R)100重量部をミキサーに投入して、攪拌しながら0.1重量部のヘキサメチルジシラザンを噴霧した。窒素を流しながら15分間攪拌して、処理粉体を得た。
上記粉体を風力サイクロンで分級点20μmの操作条件で分級を行った。装置への粉体の付着、詰まりがなく、連続運転で分級することができた。
【0054】
[比較例6]
平均粒径0.5μm、比表面積6m2/gの真球状シリカ粒子(アドマテックス製、商品名アドマファインSO−25R)を風力サイクロンで分級点20μmの操作条件で分級を行った。運転10分後に、装置内に粉体が詰まり、異常停止となった。
【0055】
【発明の効果】
本発明の塩基性シリカ粉体は、(1)保存による凝集が発生しない、(2)ミクロオーダー以上の粗粒を気流分級、篩分級で容易に除去できる、(3)エポキシ樹脂と混合する際、シランカップリング剤を効率良く吸着、固着する、(4)エポキシ樹脂コンパウンドの粘度が低く、高流動性を示す、(5)硬化物の耐はんだリフロー性等の物性が優れている、という効果を有する。
【0056】
又、本発明の塩基性シリカ粉体は、上記のようにエポキシ樹脂に配合した際、従来の表面処理粉末や未処理粉末より低粘度である。これにより、得られたエポキシ樹脂組成物は高流動性で、かつ金属酸化物粉末の高充填を可能とする。金属酸化物粉末の高充填により、耐湿性、硬性、熱膨張、重合収縮等が改善され、封止材料として優れたものとなる。
Claims (7)
- シリカ粉体の表面が塩基性物質で処理された塩基性シリカ粉体において、平均粒子径が0.1μm以上の真球状シリカを主成分とし、粒径24μm以上の粗粒がカットされているシリカ粉体1m2に対してシラザン類が0.05〜5μmole塩基当量で処理されたことを特徴とする塩基性シリカ粉体。
- 塩基性物質が、へキサメチルジシラザン(HMDS)であることを特徴とする請求項1に記載の塩基性シリカ粉体。
- シラザン類で処理したシリカ粉体の、抽出水のPH値が用いられる純水のPHと比べて少なくとも0.1以上高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の塩基性シリカ粉体。
- シリカ粉体が、金属シリコンを酸素と反応させて得られる球状シリカ粉体、破砕シリカを溶融して得られる球状シリカ粉体、シリカ破砕物から選ばれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の塩基性シリカ粉体。
- シリカ粉体の表面を塩基性物質で処理する塩基性シリカ粉体の製造方法において、平均粒子径が0.1μm以上の真球状シリカを主成分とし、粒径24μm以上の粗粒がカットされているシリカ粉体1m2に対して1種以上のシラザン類を0.05〜5μmole塩基当量で処理することを特徴とする塩基性シリカ粉体の製造方法。
- 請求項1から4のいずれかに記載の塩基性シリカ粉体を有機樹脂に配合した有機樹脂組成物。
- (A)エポキシ樹脂、(B)フェノール樹脂、(C)硬化促進剤、(D)無機充填材、及び(E)シランカップリング剤を配合したエポキシ樹脂組成物であって、(D)無機充填材として請求項1から4のいずれかに記載の塩基性シリカ粉体を全エポキシ樹脂組成物中に70重量%以上含むことを特徴とする半導体封止用エポキシ樹脂組成物。
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