JP4275490B2 - ウォーターマフラの排水構造 - Google Patents

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本発明は、船舶におけるウォーターマフラの排水構造に関するものである。
従来の船舶として、船体内の水を排水する電動ビルジポンプを有しているとともに、エンジンの排気チャンバーと前記電動ビルジポンプとをビルジパイプで接続し、排気チャンバー内に所定以上の水がたまったときに電動ビルジポンプを駆動して排気チャンバー内の水を排水する構造のものが知られている(例えば特許文献1)。
また、エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶も知られている(例えば特許文献2)。
特開2000−264288号公報 特開2003−072688号公報
上記特許文献2記載のものでは、ウォーターマフラ内に排気ガスと水とが流入し、この排気ガスと水は、排気・排水管により排出されるが、排気・排水管のウォーターマフラ内開口は、ウォーターマフラ内底部よりも所定量上方において開口しているので、エンジンの稼働時においても、ウォーターマフラ内には、上記開口部下方まで水が溜まることとなる。
エンジンがアイドリング状態にあるときには、エンジンからの排気力が弱くなるため、ウォーターマフラ内には、上記開口部が略水で閉塞される状態となるまで水が溜まることとなる。
従来技術では、このような状況、すなわちアイドリング状態からエンジンの回転数を上昇させようとした際、上記開口部に一気に流れ込もうとする水が大きな排気抵抗となり、エンジン回転数のスムーズな上昇が阻害されるという課題があった。
なお、上記特許文献1記載の構造では、このような課題は解決できない。
この発明の目的は、上記課題を解決し、アイドリング状態からエンジンの回転数を上昇させようとした際、エンジン回転数がスムーズに上昇するようにすることにある。
本発明のウォーターマフラの排水構造は、上記目的を達成するため、エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を傾斜状に開口させて該傾斜状の開口の下端部はウォーターマフラ底部から上方へ離して設けるとともに,前記ウォーターマフラに排水用パイプを設けてこの排水用パイプをポンプに接続し、かつ、この排水用パイプのウォーターマフラ内開口を、ウォーターマフラ内底部と前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口の上端部との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置であって前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口下端部と略同じ高さ以上の位置に開口させたことを特徴とする
また,エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を水平に開口させて該開口はウォーターマフラ底部から上方へ離して設けるとともに,前記ウォーターマフラに排水用パイプを設けてこの排水用パイプをポンプに接続し、かつ、この排水用パイプのウォーターマフラ内開口を、ウォーターマフラ内底部と前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置に開口させたことを特徴とする。
ましくは、前記ポンプは、前記エンジンで駆動されるジェット推進ポンプで構成する。
本発明のウォーターマフラの排水構造は、エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、前記ウォーターマフラに排水用パイプを設けてこの排水用パイプをポンプに接続してあるので、エンジンがアイドリング状態にあるときでも、ポンプにより排水用パイプを通じてウォーターマフラ内の水が排水されることとなる。
そして、この排水用パイプのウォーターマフラ内開口は、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を傾斜状に開口させて該傾斜状の開口の下端部をウォーターマフラ底部から上方へ離して設けた場合にはウォーターマフラ内底部と前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口の上端部との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置に開口させ,前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を水平に開口させて該開口をウォーターマフラ底部から上方へ離して設けた場合にはウォーターマフラ内底部と排気・排水管のウォーターマフラ内開口との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置に開口させてあるので、エンジンがアイドリング状態にあるときでも、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口が水で閉塞されてしまうということがなくなる。
したがって、この発明のウォーターマフラの排水構造によれば、アイドリング状態からエンジンの回転数を上昇させようとした際、開口部に流れ込もうとする水が大きな排気抵抗になるということがなくなり、エンジン回転数がスムーズに上昇することとなる。
しかも、ウォーターマフラ内の水が前記排水用パイプによっても排水される結果として、その分、前記排気・排水管を細くすることができ、結果として排気音を低減させることができる。
さらに、前記排気・排水管を細くすることができる結果として、転覆時に排気・排水管およびウォーターマフラから上流側(エンジン側)へ逆流する水の量を少なくすることができるため、転覆に対して強い構造となる。
また、前記排水用パイプのウォーターマフラ内開口上端を、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口下端部と略同じ高さ以上の高さに位置させた場合には、ウォーターマフラ内に所定の水量を確保できるので、ウォーターマフラの過加熱を防止することができる。
また、前記ポンプを前記エンジンで駆動されるジェット推進ポンプで構成すると、エンジンのアイドリング時を含む稼働時に、これと同期して、ウォーターマフラ内の水が排水されることとなるので、エンジンの稼働と同期させて有効にウォーターマフラ内の水位を制御することが可能となる。
図1は、本発明に係るウォーターマフラの排水構造の実施の形態を適用するのに適した船舶の一例としての小型艇を示す概略側面図、図2はジェット推進ポンプおよびその周辺の拡大断面図である。
図1に示すように、この小型艇10は、鞍乗り型小型艇であり、艇体(船体)11上のシート12に乗員が座り、スロットルレバー付きの操舵ハンドル13を握って操行可能である。
艇体11は、ハル14とデッキ15とを接合して内部に空間16を形成した浮体構造となっている。空間16内において、ハル14上には、エンジン20が搭載され、このエンジン20で駆動される推進手段としてのジェット推進ポンプ(以下ジェットポンプともいう)30がハル14後部に設けられている。
図2にも示すように、ジェットポンプ30は、船底に開口した取水口17から艇体後端に開口した噴流口31およびディフレクタ32に至る流路33と、この流路33内に配置されたインペラ34とを有しており、インペラ34のシャフト35がエンジン20の出力軸20a(図1参照)に連結されている。したがって、エンジン20によりインペラ34が回転駆動されると、取水口17から取り入れられた水が噴流口31からディフレクタ32を経て噴出され、これによって艇体11が推進される。エンジン20の駆動回転数、すなわちジェットポンプ30による推進力は、前記操作ハンドル13のスロットルレバー(図示せず)の回動操作によって操作される。ディフレクタ32は、図示しない操作ワイヤーで操作ハンドル13と連係されていて、ハンドル13の操作で回動操作され、これによって進路を変更することができる。
ジェットポンプ30には、船底のビルジ水を排出するためのビルジ管36が挿入されている。したがって、ジェットポンプ30はビルジポンプを構成している。ビルジ管36は、ジェットポンプ30の上部に形成された流路30aを介してピルジパイプ37に接続されており、このビルジパイプ37の他端が船底に開口していることにより船底のビルジ水がジェットポンプ30内のジェット水流内へと排水される。
また、ピルジパイプ37には分岐パイプ(この分岐パイプもまたビルジパイプである)38が連結されており、この分岐パイプ(ビルジパイプ)38が後述するウォーターマフラ60の排水用パイプ66に接続されている(図3参照)。
エンジン20(図1参照)はDOHC型で直列4気筒のドライサンプ式4サイクルエンジンであり、そのクランクシャフト(出力軸)20aが艇体11の前後方向に沿うように配置されている。
エンジン20の後方にはターボチャージャ24が配置され、このターボチャージャ24のタービン部にエンジン排気マニホルドの排気出口が接続されている。
ターボチャージャ24のタービン部にてタービンを回転させた排気は、図4にも示すように、それぞれ冷却水が流されるウォータジャケットJが設けられている第1排気管51,転覆時の水の逆流(ターボチャージャ24等への水の侵入)を防止するための逆流防止室52,および第2排気管53を通じてウォーターマフラ60へと排出され、さらにウォーターマフラ60から、排気・排水管54を経てジェットポンプ30がおさめられている、艇外に開ロしたポンプ室18(図2参照)へと排出される。
したがって、エンジン20の排気は、ウォータジャケットJを有する排気管(この実施の形態では上記第1排気管51,逆流防止室52,および第2排気管53)を通じてそのウォータジャケットJを通過した水とともに、ウォータマフラ60および排気・排水管54を経て艇外へ排出されることとなる。
図3はウォーターマフラー60を示す図で、(a)は部分切断側面図、(b)は図(a)における部分省略b−b断面図である。
このウォーターマフラー60は、その内部が、膨張室61と、レゾネーターチャンバー62(このチャンバー62も膨張室である)とに区画されており、その膨張室61に、エンジン20に連結した前記排気管53と、艇外に開ロした前記排気・排水管54とが接続される。上述したように排気ガスGと冷却水Wは、排気管53からウォーターマフラー60内に導入され、ウォーターマフラー60から排気・排水管54を通じて艇外へと排出される。
ウォーターマフラー60には、膨張室61内に開ロした排気管53と排気・排水管54との間において、膨張室61内の上側に、抑水板63を設けてある。
レゾネーターチャンバー62は、低周波数域(100〜200Hz)の減衰量が大きい特性を持っている。
64は膨張室61とレゾネーターチャンバー62とを連通している連通管、65は膨張室61とレゾネーターチャンバー62とを連通している連通孔である。
このウォーターマフラー60は、第1の筒状体70,第2の筒状体80,第3の筒状体90,および円板100を備えている。
第1の筒状体70は、その前面71が閉塞されており、後面72が開口している。第1の筒状体70には、その上部に、排気管53を連結するための連結管73が溶接等により接続されている。後面72には円板100が設けられている。円板100は、その円周部が90度に屈曲されている(屈曲部を符号101で示す)。円板100の略下半分が図3(b)に示すように半円状に打ち抜かれており、この打ち抜き部が半円状の開口102となっているとともに、上部が前記抑水板63を形成している。このような円板100が、その屈曲部101を第1の筒状体70の開口72の内円周部に溶接等することにより第1の筒状体70の後部に接合されている。
第2の筒状体80は、その前面81が開口している。後壁82には連通管64が溶接等により設けられているとともに、その下方において連通口65が開けられている。また、第2の筒状体80の上部には、排気・排水管54を連結するための連結管(この連結管自体、排気・排水管である)83が溶接等により接続されている。このような第2の筒状体80の前部円周部を前記円板100(および/または第1の筒状体70の後部)に溶接等で接合することにより第1の筒状体70と第2の筒状体80とが接合され、単一の膨張室61が形成されている。
第3の筒状体90は、その前面91が開口しているとともに、後面92が閉塞されている。このような第3の筒状体90の前部円周部を第2の筒状体80の後部円周部に溶接等で接合することによりレゾネーターチャンバー62が形成されている。
第3の筒状体90には、排水用パイプ66が溶接等により接続されており、この排水用パイプ66に前記ビルジパイプ38が接続される。このビルジパイプ38は前述したように、ピルジパイプ37を介してビルジポンプをなすジェットポンプ30へ接続されている。
したがって、エンジン稼働時(すなわちジェットポンプ30駆動時)には、ウォーターマフラ60内に溜まろうとする水が、ビルジパイプ38および37を通じてジェットポンプ30によるジェット水流内へと排水されることとなる。なお、ピルジパイプ37、38の少なくとも一部は喫水線よりも上方に位置させる。
排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67は、ウォーターマフラ内の底部60aと前記排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84の上端部84aとの間において開口している。
また、排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67の上端67aは、排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84下端部84bと略同じ高さかあるいはそれ以上の高さに位置させる。
すなわち、排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67の上端67aは、その高さ方向において略、排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84の下端部84bと上端部84aとの間に位置している。
なお、図示の排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84は傾斜状に開口しているが、これが水平に開口している場合には、排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67は、ウォーターマフラ内の底部60aと排気・排水管83の開口84との間において開口させる。また、図示の排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67は傾斜状に開口しているが、これが水平に開口している場合には、その開口67は、ウォーターマフラ内開口84の下端部84b(ウォーターマフラ内開口84が水平である場合にはその開口84)と略同じ高さかあるいはそれ以上の高さに開口させる。
図3において、W1、W2は、エンジン20がアイドリング状態にあるときに、排気管53から排気とともにウォーターマフラー60内に排出され貯留される水の水面(水位)を示しており、W1は排水用パイプ66を設けない場合の水位を、W2は排水用パイプ66を設けた場合の水位を示している。
すなわち、仮に排水用パイプ66が設けられていないとしたならば、アイドリング時には、ウォーターマフラ60内において、排気・排水管83の開口84が略あるいは完全に水で閉塞される水位W1まで水が溜まってしまうのに対し、この実施の形態のように排水用パイプ66を設けた場合には、水位が排水用パイプ66の開口67の上端67aと略一致する水位W2まで下がる。したがって、排気・排水管83の開口84が水で閉塞されてしまうという事態は生じない。
なお、抑水板63の下端(開口102の上端)103は水面W1よりも上方に位置しており、連通管64も水面W1よりも上方に位置している。連通口65は水面W2よりも下方に位置している。
以上のようなウォーターマフラの排水構造は、ポンプ30を有しているとともに、エンジン20の排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室61とこの膨張室61内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管83とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、ウォーターマフラ60に排水用パイプ66を設けてこの排水用パイプ66をポンプ30に接続してあるので、エンジン20がアイドリング状態にあるときでも、ポンプ30により排水用パイプ66を通じてウォーターマフラ60内の水が排水されることとなる。
そして、この排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67は、ウォーターマフラ内底部60aと排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84の上端部84aとの間において開口させてあるので、エンジン20がアイドリング状態にあるときでも、排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84が水で閉塞されてしまうということがなくなる。
したがって、このウォーターマフラの排水構造によれば、アイドリング状態から、操作ハンドル13のスロットルレバーを回動させてエンジン20の回転数を上昇させようとした際、開口84に流れ込もうとする水が大きな排気抵抗になるということがなくなり、エンジン20の回転数がスムーズに上昇して、船体11をスムーズに加速させることができる。
しかも、ウォーターマフラ60内の水が排水用パイプ66によっても排水される結果として、その分、排気・排水管54および83を細くすることができ、結果として排気音を低減させることができる。
さらに、排気・排水管54および83を細くすることができる結果として、小型艇10の転覆時に排気・排水管54、83、およびウォーターマフラ60から上流側(エンジン20側)へ逆流する水の量を少なくすることができるため、転覆に対して強い構造となる。別言すれば、逆流防止室52の容積を小さくすることが可能となる。
また、排水用パイプ66のウォーターマフラ内開口67の上端67aを、排気・排水管83のウォーターマフラ内開口84の下端部84bと略同じ高さ以上の高さに位置させてあるので、ウォーターマフラ60内に所定の水量(水位W2の水量)を確保でき、ウォーターマフラ60の過加熱を防止することができる。
また、ポンプをエンジン20で駆動されるジェット推進ポンプ30で構成してあるので、エンジン20のアイドリング時を含む稼働時に、これと同期して、ウォーターマフラ60内の水が排水されることとなり、エンジン20の稼働と同期させて有効にウォーターマフラ60内の水位を水位W2に制御することが可能となる。
さらに、水位がW2に下がる分、ウォーターマフラー60の膨張室の実質的容量の増大化を図るとともに、この膨張室61に、エンジン20に連結した排気管53と、艇外に開ロした排気管54とを連接することによって、低周波数域の排気音に対する減衰作用を向上させることができる。また、ウォーターマフラー60内に、レゾネーターチャンバー62を区画して設けることにより、低周波数域の排気音を一層低減させることができる。
しかも、ウォーターマフラー60内を膨張室61と、レゾネーターチャンバー62とに区画してあるので、そのレゾネーターチャンバー62をウォーターマフラーとは別に設ける必要もなくなり、排気装置全体としての小型化を図ることもできる。したがってまた、狭い艇内でのレイアウトも容易になり、コストも低減できる。
また、膨張室61内に開ロした排気管53と排気管54との間において、膨張室61内の上側に抑水板63を設けてあるので、転覆時に、この抑水板63によって、水暴れが抑制され、結果として、エンジン側に水が逆流するおそれが一層低減される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
本発明に係るウォーターマフラの排水構造の実施の形態を適用するのに適した船舶の一例としての小型艇を示す概略側面図。 ジェット推進ポンプおよびその周辺の拡大断面図。 ウォーターマフラーを示す図で、(a)は部分切断側面図、(b)は図(a)における部分省略b−b断面図。 排気系の部分省略断面図。
符号の説明
11 艇体(船体)
20 エンジン
30 ジェット推進ポンプ(ポンプ)
37,38 ビルジパイプ
60 ウォーターマフラ
60a ウォーターマフラ内底部
66 排水用パイプ
67 ウォーターマフラ内開口
67a 開口上端
83 排気・排水管
84 ウォーターマフラ内開口
84a 開口上端部
84b 開口下端部

Claims (3)

  1. エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を傾斜状に開口させて該傾斜状の開口の下端部はウォーターマフラ底部から上方へ離して設けるとともに,前記ウォーターマフラに排水用パイプを設けてこの排水用パイプをポンプに接続し、かつ、この排水用パイプのウォーターマフラ内開口を、ウォーターマフラ内底部と前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口の上端部との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置であって前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口下端部と略同じ高さ以上の位置に開口させたことを特徴とするウォーターマフラの排水構造。
  2. エンジンの排気系に、排気ガスと水とが流入する膨張室とこの膨張室内の排気ガスと水とを排出する排気・排水管とを有するウォーターマフラを備えている船舶において、前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口を水平に開口させて該開口はウォーターマフラ底部から上方へ離して設けるとともに,前記ウォーターマフラに排水用パイプを設けてこの排水用パイプをポンプに接続し、かつ、この排水用パイプのウォーターマフラ内開口を、ウォーターマフラ内底部と前記排気・排水管のウォーターマフラ内開口との間において,ウォーターマフラの底部以外の位置に開口させたことを特徴とするウォーターマフラの排水構造。
  3. 前記ポンプは、前記エンジンで駆動されるジェット推進ポンプで構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のウォーターマフラの排水構造。
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