JP4275105B2 - 吸収性物品の個別体及びその製造装置 - Google Patents

吸収性物品の個別体及びその製造装置 Download PDF

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本発明は、生理用ナプキン等の吸収性物品を包装材で個別に包装してなる吸収性物品の個装体及びその製造装置に関する。
従来、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)等の吸収性物品は、使用時まで衛生的に保つため、包装材で個別に包装された状態で市販等されている(特許文献1,2参照)。
吸収性物品の個装体においては、一般に、長方形状の包装材の相対向する一対の縁部をそれぞれ長手方向に折り畳んだ状態で接合して一対のシール部を形成し、主としてそのシール部により包装状態を維持している。
特開平8−324635号公報 特表平8−504638号公報
しかし、従来の吸収性物品の個装体においては、シール部における包装材同士の接合強度を比較的大きくしたものは、個装体を開封する際の抵抗が大きく、使用者によっては開封しにくいと感じる場合があり、また、接合強度が強い程、開封時の剥離音も大きくなるため、剥離音が気になったり不快に感じたりする恐れがある。
他方、シール部の剥離を容易にするために、シール部における包装材同士の接合強度を低下させると、意図的に開封する前に個装体が開封されてしまう恐れが生じる。
従って、本発明の目的は、開封が容易であり且つ意図的な開封まで包装状態が安定に維持される吸収性物品の個装体及びその製造装置を提供することにある。
本発明は、吸収性物品とこれを包装する包装材とからなり、包装材の相対向する一対の縁部がそれぞれ長手方向に折り畳まれた状態で接合されて一対のシール部が形成されている吸収性物品の個装体であって、一対の前記シール部は、それぞれ、該シール部が延びる方向に直交する方向における個装体の中央部寄りに、前記包装材同士が弱く接合された弱接合部を有し、該弱接合部の外側に、該包装材同士が該弱接合部よりも強く接合された強接合部を有していることを特徴とする吸収性物品の個装体を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
また、本発明は、上記の吸収性物品の個装体を連続生産する吸収性物品の個装体の製造装置であって、吸収性物品を間欠的に内包し、流れ方向に沿う少なくとも2つの折り曲げ部が形成されるように幅方向に折り畳まれた長尺状の包装材における、前記吸収性物品が存在しない部位を、周面の周方向に間欠的に加圧部が形成された第1ロールと、第1ロールと対向配置された第2ロールとの間で間欠的に熱圧して幅広のシール部を形成するシール装置、及び、該シール部を形成した後の長尺物を、該シール部の略中央部で幅方向に亘って切断し個々の個装体とする切断装置を具備し、第1ロールの前記加圧部は、第1ロール周方向の中央部に、ロール基面からの高さが高い高加圧部を有し、該高加圧部を挟む両側それぞれに、ロール基面からの高さが該高加圧部から離れるに従って減少する低加圧部を有している吸収性物品の個装体の製造装置を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の個装体は、開封が容易であり且つ意図的な開封まで包装状態が安定に維持される。
本発明の吸収性物品の個装体の製造装置によれば、そのような個装体を効率よく連続生産することができる。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体1は、図1に示すように、生理用ナプキン2(以下、単にナプキン2という)とこれを包装する包装材3とからなる。
ナプキン2は、従来の一般的な生理用ナプキンと同様の構成を有し、液透過性の表面シート21、液不透過性又は撥水性の裏面シート(図示略)及びこれら両シート間に介在された液保持性の吸収体(図示略)を具備してなる。ナプキン2の非肌当接面(裏面シート側の面)には、下着に装着するための粘着層(図示略)が設けられており、該粘着層を介して包装材3の内面上に剥離自在に粘着されている。
ナプキン2と包装材3は、ナプキン2の長手方向における2カ所、具体的には、図3中の一点鎖線34a,35aの位置において一体的に折り曲げられて折り畳まれている。即ち、ナプキン2は、3つ折り状態に折り畳まれた状態で包装材3に内包されている。
また、折り畳まれたナプキン2の両側縁それぞれから外方に延出する、包装材3の相対向する一対の縁部31,31も、それぞれ、縁部31の長手方向に3つ折り状態に折り畳まれている。そして、その折り畳まれた状態の一対の縁部31,31それぞれに、シール加工が施されて、一対のシール部4,4が形成されている。一対のシール部4,4は、個装体1の相対向する一対の縁部に形成されており、そのそれぞれにおいて、2層又は3層に積層された包装材3同士が融着している。尚、本実施形態の個装体1は、平面視して長方形又は正方形状であり、一対のシール部4は互いに平行に形成されている。
而して、本実施形態の個装体1においては、図1及び図2に示すように、一対のシール部4,4は、それぞれ、シール部4が延びる方向に直交する方向(図中X方向)における個装体1の中央部寄りに、包装材3同士が弱く接合された弱接合部41を有し、該弱接合部41の外側に、該包装材3同士が該弱接合部41よりも強く接合された強接合部42を有している。
本実施形態の個装体1は、包装材3における開封開始端32に設けられたタブテープ5を摘んで引っ張ることにより容易に開封することができる。その開封の際には、左右の各シール部4には、包装材3同士の接合を剥離する力が、概ね図2に矢印Pで示す方向に働く。包装材3の開封開始端32は、シール部4,4が延びる方向と同方向における包装材3の両端部のうち、個装体1の外面に位置する方の端部である
本実施形態の個装体1においては、シール部4に、弱接合部41と強接合部42とが、個装体1の中央部側から外方側に向かってこの順に形成されているため、シール部4が剥離する最初の段階における抵抗が小さく、それによりシール部4の剥離がスムーズに開始し進行する中で強接合部42の剥離が行われるので、シール部4の剥離中に急に大きな抵抗が加わることがなく、個装体1を軽い力でスムーズに開封することができる。また、開封時の剥離音の発生も抑制され、剥離音が気になったり剥離音を不快に感じたりする恐れを低減することができる。
また、強接合部42の存在により、意図的な開封の前に個装体が意図せずに開封されてしまうことも防止することができる。
本実施形態の個装体1においては、一対のシール部4,4それぞれにおける弱接合部41は、X方向における個装体1の中央部側から強接合部42側に向かって、包装材同士の接合強度が連続的に増大している。そのため、開封が一層容易であり一層スムーズである。また、本実施形態における各シール部4は、その幅方向の全域において、包装材同士の接合強度が連続的に変化している。即ち、弱接合部41と強接合部42との境界部で包装材同士の接合強度が急激に変化していない。また、各シール部4は、包装材3が2層に積層された状態で厚み方向に一体化されている部分42,43と、包装材3が3層に積層された状態で厚み方向に一体化されている部分44とを有している。
シール部4に、上述した弱接合部41及び強接合部42が存在するか否かは、例えば、以下のようにして、シール部4を剥離する際の剥離抵抗の変化をシール部の幅方向の全体に亘って測定することにより判断することができる。
剥離抵抗の変化の測定方法
測定には引張試験機あるいはプッシュプルゲージ等を用いる。
図8(a)に示すように、個装体から、包装材の開封開始端32からの幅が30mm、シール部4が延びる方向に直交する方向(X方向)の長さが50mmの矩形状の領域を切り出して測定用サンプルSとする。測定用サンプルSは、吸収性物品を含まず、一端部又はその近傍にシール部4を有するものとする。
この測定用サンプルSについて、図8(b)に示すように、引張試験機等を用いて180度剥離試験を行う。この剥離試験においては、個装体の開封開始端32側の面(図1及び図2に示す個装体1において、タブテープ5の付いている方の面)を上面と考えたときの、該上面を形成する層とその直ぐ下に位置する層との間を剥離させる。剥離は、測定用サンプルSの、シール部4を有しない側における前記両層を180度反対方向に引っ張り、シール部4を、個装体におけるX方向の中央部側から外方側に向かって剥離させる。そして、剥離試験の際の引張荷重の変化(剥離抵抗の変化)を記録する。
そして、シール部4における個装体1の中央部側よりも外方側に引張荷重(剥離抵抗,シール強度)の高い領域が存在する場合には、弱接合部41及び強接合部42が存在し、シール部の引張荷重(剥離抵抗)が一定の場合には、包装材同士の接合強度がシール部の幅方向に亘って一様で、弱接合部41及び強接合部42が存在しないと判断する。尚、測定用サンプルSは、シール部として、2層構造部分42,43を含むように切り出しても良い。
尚、表面に多数の凸部を有するシールブロックを用いてシールを行い、ドット状の接合点が多数分散したシール部を形成する場合には、シール部4が延びる方向と平行に、接合点の列が多数形成される。このような場合には、上記の剥離試験において、接合点の列に相当するところを剥離するときと、接合点の列と列との間に相当するところを剥離するときとでは、引張荷重がわずかに異なる。そのため、引張荷重が微小な幅で変動するが、弱接合部41及び強接合部42が存在するか否かの判断においては、このような微細な変動は無視する。
本発明におけるシール部4は、上述した方法により、剥離抵抗の変化をシール部4の幅方向の全体に亘って測定した場合に、引張荷重の最小の値と最大の値との比が、0.10〜0.95、特に0.30〜0.70であることが好ましい。前記最小の値は、30〜300cNであることが好ましい。
上述したナプキン2の個装体1は、例えば以下に示す製造装置を用いることにより効率良く連続生産することができる。
図3は、本発明の吸収性物品の製造装置の一実施形態における主要部を模式的に示す斜視図である。
本実施形態の製造装置は、ナプキン2の個装体1の製造装置であり、図3に示すように、連続搬送される長尺状の包装材3上にナプキン2を間欠的に配置するナプキン配置部A、ナプキン2が載置された状態の包装材3を、その流れ方向に沿う2つの折り曲げ部34,35が形成されるように、幅方向に折り畳む折り畳み部B、折り畳んだ状態の長尺状の包装材3における、内部にナプキン2が存在しない部位を、シール装置5における一対のロール51,55間で熱圧して幅広のシール部40を形成するシール部形成部C、及びシール部40を形成した後の長尺物を、該シール部40の略中央部で幅方向に亘って切断し個々の個装体1とする切断部Dを具備する。
ナプキン配置部Aは、公知のナプキン間欠配置装置(図示略)により、多数のナプキン2を、包装材3の片面上に、包装材3の流れ方向に間隔を開けて順次配置するようになされている。
折り畳み部Bには、包装材3の両側に配置された一対の折り曲げガイド等の公知の折り畳み手段(図示略)が配置されており、図3中、一点鎖線35aの位置で、ナプキン2と包装材3とを一体的に折り曲げ、両者における、一点鎖線35aより縁部33側に位置する部分S1を、一点鎖線35aと一点鎖線34aとに挟まれた中央領域M上に重ねる。次いで、図3中の一点鎖線34aの位置で、ナプキン2と包装材3とを一体的に折り曲げ、両者における、一点鎖線34aより縁部32側に位置する部分S2を、中央領域Mに折り曲げた前記部分S2上に重ねる。
シール部形成部Cには、周面の周方向に間欠的に加圧部52が形成された第1ロール51と、第1ロール51と対向配置された第2ロール55とを備えたシール装置5が配置されている。
第1ロール51の加圧部52は、図4に示すように、第1ロール周方向の略中央部に、ロール基面53からの高さが高い高加圧部52aを有し、該高加圧部52aを挟む両側それぞれに、ロール基面53からの高さが該高加圧部52aから離れるに従って減少する低加圧部52bを有している。図4に示す一点鎖線及び二点鎖線の円弧は、第1ロールの回転軸の軸芯を中心とする円弧であり、それぞれ、ロール基面53からの高さが同じ位置を仮想的に示すものである。
図3に示したシール装置5においては、第2ロール55にも、図3及び図4に示すように、その周面の周方向に間欠的に加圧部56が形成されている。第2ロール55の加圧部56は、第2ロール周方向の略全域において、ロール基面57からの高さが略同じである。
シール装置5における第1及び第2ロール51,55は、第1ロールの加圧部52と第2ロール55の加圧部56とが間欠的に当接又は近接するように、同期して回転するようになされている。これにより、図3に示すように、ナプキン2を間欠的に内包した長尺状の包装材3’における、内部にナプキン2が存在しない部位が、両者の加圧部52、56間で間欠的に熱圧されて、幅広のシール部40が順次形成される。幅広のシール部という場合の幅広とは、切断後の個々の個装体におけるシール部4より幅広であることを意味する。
切断部Dには、公知の切断装置(図示略)が配置されている。公知の切断手段としては、ローラーカッター、レーザーカッター、ウォータージェットカッター等を用いることができる。ローラーカッターとしては、周方向に所定の間隔で切断刃が設けられたカッターロールと該カッターロールに対向配置された受けロールとを具備し、両ロール間に被切断物を挿通することで、該被切断物を間欠的に切断可能なローラーカッター等を好ましく用いることができる。
本実施形態の製造装置を用いて個装体1を連続生産するには、図3に示すように、連続搬送される長尺状の包装材3上に、ナプキン配置部Aにおいて、ナプキン2を間欠的に配置した後、ナプキン2が載置された状態の包装材3を、折り畳み部Bにおいて、ナプキン2と共に流れ方向に沿う2つの折り曲げ部34,35が形成されるように幅方向に折り畳む。そして、折り畳んだ状態の長尺状の包装材3’を、シール部形成部Cに配置されたシール装置5の第1及び第2ロール51,55間に挿通し、該包装材3’における、ナプキン2が存在しない部位を、第1ロールの加圧部52と第2ロールの加圧部56との間で熱圧してシール部40を形成する。そして次に、そのシール部40を形成した後の長尺物を、切断部Dにおいて、シール部40の幅方向中央部で長尺物の幅方向に亘って切断し、個々の個装体1を得る。尚、タブテープ5は、折り畳み部Bにおける折り畳み後の適宜の段階、例えばシール部40形成後であって切断部Dにおける切断前、あるいは、切断部Dにおける切断後の工程等において、開封開始端32に設ける。
本実施形態によれば、このようにして、上述した実施形態のナプキン2の個装体1を効率よく連続生産することができる。
ナプキンの個装体1の各部の形成材料としては、生理用ナプキン等の吸収性物品の個装体に、従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、包装材3としては、ポリエチレン等の樹脂からなるフィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材、不織布等を用いることができる。包装材3の内面には、ナプキン2の粘着層と剥離可能にするために、剥離処理が施されているか、又は剥離シートが固定されている。ナプキン2の表面シートとしては、親水性且つ液透過性の不織布や、開孔フィルム等を用いることができ、裏面シートとしては、樹脂フィルムや、樹脂フィルムと不織布等とのラミネート材等を用いることができ、吸収体としては、パルプ繊維等の繊維の集合体又はこれに高吸収性ポリマーを保持させたものを、ティッシュペーパー等の透水性シートにより被覆したもの等を用いることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更可能である。
例えば、第1ロール51の加圧部52は、図5又は図6に示すような断面形状を有するものであっても良い。図4に示した第1ロール51においては、高加圧部52a及びその両側の低加圧部52b,52bがそれぞれ平面状であったが、図5に示す第1ロール51における高加圧部52a及びその両側の低加圧部52b,52bは、それぞれ、ロール周方向の断面が円弧状、ロール軸長方向の断面が直線状の曲面状になされており、高加圧部52aと低加圧部52との間に角が生じていない。
図6に示す断面形状の加圧部52を用いた場合には、個々の個装体に形成されるシール部4は、その幅方向の一端から他端に亘る全域において包装材同士の接合強度が漸増するものとなる。そのようなシール部4においては、例えば、その幅方向の中央部を境にして、一方を弱接合部、他方を強接合部と考える。
また、シール部4は、弱接合部と強接合部との間で包装材同士の接合強度が不連続に変化していても良い。また、弱接合部と強接合部との間に、包装材同士の接合強度が中間の値を示す一又は二以上の領域が存在していても良い。
また、個装体1のシール部4は、図7に示すように、個装体の中央部寄りに形成された弱接合部41及びその外側の強接合部42に加えて、さらにその外側に強接合部42よりも包装材同士の接合強度の低い第2の弱接合部43を有していても良い。また、第2ロール55は、ロール基面57から突出する加圧部56を有さず、該ロール基面57と第1ロール51の加圧部52との間で被シール物を熱圧するものであっても良い。
また、シール部4は、包装材の縁部31が該縁部31の長手方向に2つ折り、又は4つ折り以上に折り畳まれて厚み方向に一体化されているものであっても良い。
また、生理用ナプキンは一対のウイング部を有するものであっても良い。ウイング部とは、ショーツの外面側に折り曲げられ、該外面にそれぞれ固定される部分又はショーツの外面側に折り曲げられ、該外面側において互いに止着される部分である。このようにウイング部を有する場合、ナプキンを包装材と共に長手方向に折り畳む前に、ウイング部をナプキンの幅方向中央部に重ねるように折り曲げ、更に、そのウイング部に粘着層が設けられている場合には、それを剥離紙で被覆しておくことが好ましい。ナプキン2の下着に固定するための粘着層を用いずに、機械的ファスナーやアンチスリップ剤等を用いてもよい。
本発明における吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の他の吸収性物品であっても良い。
図1は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体を示す斜視図である。 図2は、図1の個装体における開封開始端付近を拡大して示す拡大平面図である。 図3は、本発明の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体の製造装置の主要部を示す概略斜視図である。 図4は、図3に示す製造装置におけるシール装置の第1及び第2ロールによる熱圧部付近を示す断面図である。 図5は、第1ロールの加圧部の他の形状を示す断面図である。 図6は、第1ロールの加圧部の更に他の形状を示す断面図である。 図7は、本発明の個装体の他の実施形態を示す図で、図2の略右半部に相当する図である。 図8は、剥離抵抗の変化の測定方法を説明するための図である。
符号の説明
1 生理用ナプキンの個装体(吸収性物品の個装体)
2 生理用ナプキン(吸収性物品)
3 外装材
4 シール部
41 弱接合部
42 強接合部
5 シール装置

Claims (3)

  1. 吸収性物品とこれを包装する包装材とからなり、包装材の相対向する一対の縁部がそれぞれ長手方向に折り畳まれた状態で接合されて一対のシール部が形成されている吸収性物品の個装体であって、
    一対の前記シール部は、それぞれ、該シール部が延びる方向に直交する方向における個装体の中央部寄りに、前記包装材同士が弱く接合された弱接合部を有し、該弱接合部の外側に、該包装材同士が該弱接合部よりも強く接合された強接合部を有していることを特徴とする吸収性物品の個装体。
  2. 前記弱接合部は、前記個装体の中央部側から前記強接合部側に向かって前記包装材同士の接合強度が連続的に増大している請求項1記載の吸収性物品の個装体。
  3. 請求項1記載の吸収性物品の個装体を連続生産する吸収性物品の個装体の製造装置であって、
    吸収性物品を間欠的に内包し、流れ方向に沿う少なくとも2つの折り曲げ部が形成されるように幅方向に折り畳まれた長尺状の包装材における、前記吸収性物品が存在しない部位を、周面の周方向に間欠的に加圧部が形成された第1ロールと、第1ロールと対向配置された第2ロールとの間で間欠的に熱圧して幅広のシール部を形成するシール装置、及び、該シール部を形成した後の長尺物を、該シール部の略中央部で幅方向に亘って切断し個々の個装体とする切断装置を具備し、
    第1ロールの前記加圧部は、第1ロール周方向の中央部に、ロール基面からの高さが高い高加圧部を有し、該高加圧部を挟む両側それぞれに、ロール基面からの高さが該高加圧部から離れるに従って減少する低加圧部を有している吸収性物品の個装体の製造装置。

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