JP4275028B2 - 情報記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスク状記録媒体にデジタル情報を記録し、ディスク状印刷媒体に印刷情報を印刷記録する情報記録装置に関する。
近年のIT産業の進展に伴い大容量のマルチメディア情報を記録する光ディスク等のディスク状記録媒体の普及は目覚しく、現在では、CD−R,CD−RW,DVD−R等、各種のディスク状記録媒体が日常的に広く一般に使用されている。これらのディスク状記録媒体は、一主面側から受光するパルス状光線により一主面側からデジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層を有している。これらのディスク状記録媒体の普及に伴い、これらのディスク状記録媒体にデジタル情報を記録する情報記録装置が普及している。
さらには、次のような構成も普及してきている。すなわち、ディスク状記録媒体として、上記記録層を有するとともに、他主面側から受光するパルス状光線によりその他主面側から印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層を有するディスク状記録媒体(以下、ディスク状記録/印刷媒体という)が普及しつつあり、さらには、このようなディスク状記録/印刷媒体に、文字、画像、記号等を印刷記録するラベルプリンタが普及してきている。
ラベルプリンタとしては、従来から、光ディスクを一定の回転数で回転させたうえで、所定の回転位置毎に光ピックアップを光ディスクの半径方向に所定量だけ駆動するようにしたものが知られている(特許文献1参照)。
さらには、このようなラベルプリンタとして、光ディスク装置等の情報記録装置でラベルプリンタを兼用させたものがあり、そのような情報記録装置は、別途ラベルプリンタを用意する必要が無い分、注目されている。
特開2002−203321号公報
しかしながら、情報記録装置でラベルプリンタを兼用させる場合、次のような課題がある。ラベルプリンタで印刷対象となる印刷情報は、印刷記録用動作周波数に基づいてラベルプリンタがディスク状記録/印刷媒体に印刷可能となるようにその情報が構成される。これに対して、情報記録装置において記録対象となるデジタル情報は、情報記録用動作周波数に基づいて情報記録装置がディスク状記録媒体に記録可能となるようにその情報が構成されている。両動作周波数は一致せず、一般に、印刷記録用動作周波数の方が、情報記録用動作周波数に比べて数百分の1程度といった格段に低い周波数となる。
上記動作周波数の相違は次のような理由による。すなわち、超高密度の記録密度が要求されるデジタル情報の記録動作では、その情報記録用動作周波数が可及的に高く設定されるのに対して、視認可能な印刷結果を要求される印刷情報の印刷記録動作では、その印刷記録用動作周波数はそれほど高く設定されることなく、どちらかいえば低く設定される。
印刷情報は、情報記録用動作周波数とは大幅に周波数の異なる印刷記録用動作周波数で印刷可能となるようにその情報がフォーマット構成されているため、情報記録装置でラベルプリンタを兼用させる場合、情報記録用動作周波数で印刷情報を記録することはできない。
このような課題を解決するためには、ラベルプリンタを兼用する情報記録装置において、別途印刷記録用動作周波数生成器を新たに組み込むことも考えられるが、動作周波数生成器は比較的高価な装置であるため、その分、コストアップを招くという別の課題が生じる。
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報記録器は、記録器と展開器とを備える。
前記記録器は、記録面側から受光するパルス状光線によりその記録面側からデジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層を有するディスク状記録媒体に、前記デジタル情報が重畳されたパルス状光信号を、情報記録用動作周波数に基づいて前記記録面側からそのディスク周方向に沿って照射することで、前記記録層にデジタル情報記録を行う。
また、前記記録器は、印刷面側から受光する前記パルス状光線によりその印刷面側から印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層を有するディスク状印刷媒体に、前記印刷情報が重畳された前記パルス状光信号を、前記情報記録用動作周波数に基づいて前記印刷面側からそのディスク周方向に沿って照射することで、前記印刷層に印刷記録を行う。
前記展開器は、印刷記録用動作周波数に基づいて印刷可能に作成された印刷情報を、前記情報記録用動作周波数をA、前記印刷記録用動作周波数をBとすると、前記印刷情報DをA/Bの拡張倍率で拡張することにより展開処理する。
さらに、前記記録器は、前記展開器により展開処理された印刷情報を重畳した前記パルス状光信号を前記ディスク状印刷媒体に照射することにより、前記印刷層に印刷記録を行う。
本発明の情報記録装置によれば、印刷情報を、情報記録用動作周波数と印刷記録用動作周波数との相対比率に基づいて展開器で展開処理するために、展開処理された印刷情報を、情報記録用動作周波数に基づいて動作する記録器によって印刷処理することが可能となる。展開器は、マイコンとプログラムの組み合わせや比較的簡単なカウンタやデジタル信号処理回路で構成することができるため、展開器を別途設けるにもかかわらず部品点数増加に伴うコストアップも最小限となる。
なお、前記ディスク状情報記録媒体は、記録面となる一主面側から受光するパルス状光線により前記一主面側から前記デジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層と、印刷面となる他主面側から受光する前記パルス状光線によりその他主面側から前記印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層とを有するものである場合に、本発明を好適に実施することができる。その場合、ディスク状記録媒体は、ディスク状印刷媒体として兼用可能となる。
また、本発明は、さらに、展開処理済みの印刷情報が重畳されるスペース期間とマーク期間とを組み合わせて構成されたパルス状光信号を、前記スペース期間と前記マーク期間毎に所定間隔に分割するとともに、前記パルス状光信号のスペース期間に前記所定間隔毎に微小マーク照射期間を付与し、かつ前記パルス状光信号のマーク期間に前記所定間隔毎に微小スペース照射期間を付与するパルス制御器を備えるのが好ましい。この場合、パルス制御器は、前記所定間隔を前記記録器で照射可能なパルス幅を設定し、かつ前記微小マークもしくは微小スペース期間の付与によって印刷結果に生じる印刷分断が視認不能な期間として設定する。
記録器は、レーザ照射器を有しており、ディスク状記録媒体に対してレーザ光からなるパルス状光線を照射することでデジタル情報の記録を行う。このとき、高品質の印刷記録を実現するためには、マークおよびスペース期間それぞれにおいて常に適切なレーザパワーを出力する必要であり、そのためのレーザパワー制御が不可欠である。このレーザーパワー制御は、基本的にサンプルしたスペースおよびマーク期間のレーザ照射量などから、目標とするパワーとの誤差を検出し、その誤差を減少させる処理を行っている。また、スペースおよびマーク期間のレーザーパワーは常に変化しているため、レーザパワー制御にはスペースおよびマーク期間両方のレーザーパワーを一定期間ごとにサンプリングする必要となる。
しかし、印刷記録で用いる記録パルスは、展開処理後のデータを用いるため、長期間のスペース期間もしくはマーク期間が続く。このとき、マーク期間が続いた場合はスペース期間のレーザパワーがサンプリング不可能であり、スペース期間が続いた場合はマーク期間のレーザパワーがサンプリング不可能であるため、レーザーパワー制御に情報が欠落してしまい、高品質な印刷記録が実現できない。
これに対して、本発明においてパルス制御器をさらに設け、このパルス制御器により、パルス状光信号における記録パルスに、前記所定間隔と前記微小スペースおよび微小マーク照射期間とを設定する。ここで、これら所定間隔を前記記録器で照射可能なパルス幅を設定し、微小スペースおよび微小マーク照射期間の付与による照射期間の分割によって印刷結果に生じる印刷分断が視認不能な期間として設定する。そうすれば、情報記録装置に組み込まれるレーザ照射器を用いて、精度の高い印刷結果を実現できる。さらには、当該パルス照射期間の分割によって印刷結果に視認可能な不具合が生じることもない。
なお、前記印刷情報は、ディスク周方向に連続するトラック情報がディスク径方向に複数連続配置されて構成されている。そのため、前記展開器により展開処理される印刷情報を構成する各トラック情報それぞれの情報末尾に、前記記録器で終了処理遅延による印刷処理の2重記録時に、記録器に出力されている記録波形がトラック終端に到達したタイミングと、記録器でトラック変更を実施するタイミングとの間に生じる時間的なずれを吸収可能なように、印刷面に影響を与えないレーザーパワーを照射する終端スペース期間を付加する情報付加器をさらに有するのが好ましい。そうすれば、1トラックごとの印刷記録におけるトラックの2重書きを防ぐことができ、印刷精度の向上を図れる。
本発明によれば、デジタル情報の記録構成を備えた情報記録装置で、印刷情報を何ら不具合を生じさせることなく精度高く印刷記録することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の実施の形態の情報記録装置において、記録対象や印刷対象となるディスク状記録/印刷媒体を図1を参照して説明する。このディスク状記録/印刷媒体100は、一主面100a側から受光するパルス状光線により一主面101a側からデジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層101を有し、他主面100b側から受光するパルス状光線によりその他主面100b側から印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層102を有する。記録層101としては、アモルファス合金層や有機系色素層といったディスク状記録媒体として一般的な記録層を用いることができる。
記録層101に対する記録/再生操作については汎用技術をそのまま用いることができるため、ここではその説明を省略する。印刷層102に対する印刷操作は例えば次のように実施される。感光前の印刷層102は、一面同一色もしく無色となっている。ディスク状記録/印刷媒体100に対して他主面100b側からパルス状光線を照射する。パルス状光線は、ディスク周方向に沿って照射する。パルス状光線が照射された印刷層102は、感光により変色してディスク周方向に沿って断続的に連続する1ライン分のトラック印刷記録103を形成する。トラック印刷記録103は他主面100b側から見て視認可能となる。このようにして形成されるトラック印刷記録103がディスク径方向に複数連続して並列配置されることで、印刷層102全体として、他主面100bからみて視認可能な印刷記録104が形成される。このようなディスク状記録/印刷媒体100に対する印刷記録形態がラベルプリントと称される。
ディスク状記録/印刷媒体100に対する印刷記録動作(ラベルプリント)における画像データビット周波数(印刷記録用動作周波数)は、ラベルプリントの規格フォーマットとして規格統一されている。印刷記録用動作周波数(画像データビット周波数)の規格は種々設定されているが、以下の説明では、11.81kHzをその一例にして説明を行う。しかしながら、本発明は他の印刷記録用動作周波(数画像データビット周波数)においても同様に実施できるのはいうまでもない。
ディスク状記録媒体に対してデジタル情報の記録を行う情報記録装置では、デジタル情報の記録動作周波数は、印刷記録用動作周波数(画像データビット周波数)に比して格段に早い周波数に規格設定されている。そのため、汎用の情報記録装置を、印刷記録(ラベルプリント)装置として流用することは、印刷記録動作時と情報記録動作時との間に存在する大幅な動作周波数の相違により不可能である。本発明は、そのような動作周波数上の制約のある情報記録装置においてディスク状印刷媒体に対する印刷記録(ラベルプリント)を実現している。
なお、以下の実施の形態では、一主面100a側に記録層101が設けられ、他主面100b側に印刷層102が設けられたディスク状記録/印刷媒体100において、本発明を実施した例を説明するが、ディスク状記録媒体とは別になったディスク状印刷媒体に印刷する装置構成においても本発明を同様に実施できる。
また、以下の説明では、CD(Compact Disc)フォーマットのディスク状記録/印刷媒体をディスク状記録/印刷媒体100とする情報記録装置1を例にして、印刷記録(ラベルプリント)を実現している。この場合、記録動作周波数は4.33MHzとなり、印刷記録用動作周波数(11.81kHz)の1/366倍となる。しかしながら、本発明は、DVD(Digital Versatile Disc)フォーマット等の他の規格フォーマットのディスク状記録/印刷媒体においても同様に実施できる。
図3は本発明の好ましい実施の形態に係る情報記録装置1のブロック図である。図1において、100は上述したディスク状記録/印刷媒体である。情報記録装置1は、記録器2と、記録波形生成器3と、書き込みクロック発生器4と、NRZIデータ生成器5と、印刷情報生成器6と、波形調整制御器7と、展開器8と、情報付加器9と、パルス制御器10とを備える。
NRZIデータ生成器5は、デジタル記録データを、NRZI(非ゼロ復帰反転:Non Return to Zero Inverted)データに変換する。NRZIデータは、ディスク状記録/印刷媒体100上において例えばハイレベルをマーク、ローレベルをスペースとして形成するデータとなる。書き込みクロック発生器4は、記録用動作周波数に基づいた書き込みクロックを生成して記録波形生成器3に供給する。本実施形態では、書き込みクロックは、上述したCD(Compact Disc)フォーマット用の記録動作周波数(4.33MHz)に同期した信号形態に生成される。
印刷情報生成器6は、印刷対象として指定されたテキストデータや画像データを、ディスク状記録/印刷媒体100に対する印刷記録形態(ラベルプリント)に適応したデジタルデータからなる印刷情報に変換する。この場合、その印刷情報は、ラベルプリントの規格フォーマットとして規格統一された画像データビット周波数(印刷記録用動作周波数であって、本実施形態では、上述したようにその一例として11.81kHzを採用)において印刷記録すれば印刷精度高くディスク状記録/印刷媒体100に印刷可能なデータフォーマットとなっている。
記録波形生成器3は、NRZIデータ生成器5からNRZIデータが供給され、パルス制御器10から印刷情報が供給される。NRZIデータと印刷情報とは書き込みクロック発生器4の書き込みクロックに同期した信号形態で記録器2に供給される。記録波形生成器3は、NRZIデータと印刷情報(展開:調整)107とを、ディスク状記録/印刷媒体100に記録するための記録波形に変換して記録器2に出力する。
なお、印刷情報は、情報記録装置1内部で生成することは必ずしも必要ではない。情報記録装置1の外部から、波形調整制御器7に印刷情報が供給されてもよい。
波形調整制御器7は、NRZIデータ生成器5および印刷情報生成器6から出力される記録波形(NRZIデータ)と記録波形(印刷情報)との出力切換制御を実施する。波形調整制御器7から出力される記録波形(NRZIデータ)は、記録波形生成器3に供給される。一方、波形調整制御器7から出力される記録波形(印刷情報)は、展開器8または情報付加器9に供給される。
波形調整制御器7による出力切換処理は、図示しない情報記録装置1の制御中枢部から波形調整制御器7に供給される情報記録/印刷記録の指定信号に基づいて実施され、情報記録/印刷記録の指定信号が情報記録を示す場合、波形調整制御器7の出力は記録波形生成器3に供給され、情報記録/印刷記録の指定信号が印刷記録を示す場合は、波形調整制御器7の出力は展開器8または情報付加器9に供給される。
展開器8は、波形調整制御器7から供給される記録波形(印刷情報)を、印刷可能な記録波形の元となるデータを生成するよう展開処理を実施する。具体的には、情報記録用動作周波数(本実施形態では4.33MHz)と印刷記録用動作周波数(本実施形態では11.81kHz)との相対比率(11.81kHz/4.33MHz)に基づいて設定される拡張倍率(本実施形態では366倍)で記録波形(印刷情報)を展開処理する。
情報付加器9は、波形調整制御器7から供給される記録波形(印刷情報)において、記録データが切れた後、スペース期間を付加する。
パルス制御器10は、記録波形(印刷情報)に次の調整を実施する。すなわち、展開器8および情報付加器9が生成するパルス状光信号に対し、所定間隔ごとにスペースおよびマーク期間が付与されるよう記録波形を調整する。
記録器2は、光ディスク1を回転させるモータ2aと、光ディスク1にパルス状光信号を照射し、光ディスク1から反射されたレーザ光を受信する光ヘッド(レーザ照射器)2bと、モータ2aに付加してある図示略のFG等のセンサ信号から当該モータ2aをサーボ制御しCLV方式で光ディスク1を一定回転速度で回転制御するサーボ装置2cと、光ヘッド2bに設けられたレーザを駆動するレーザ駆動装置2dとを備える。
記録器2は記録波形生成器3から供給される記録波形(NRZIデータもしくは印刷情報)に基づいてディスク状記録/印刷媒体100に、パルス状光信号を照射してデジタル情報記録と印刷記録とを行う。
記録波形生成器3から供給される記録波形(NRZIデータもしくは印刷情報)は、記録器2に設けられたレーザ駆動装置2dに提供される。レーザ駆動装置2dは、受信した記録波形を用いて光ヘッド2bを駆動することによりディスク状記録/印刷媒体100にパルス状光信号を照射して情報記録や印刷記録を行う。
以下、情報記録装置1によるディスク状記録/印刷媒体100の印刷動作を、図4のフローチャートを参照して説明する。図4のフローチャートは波形調整制御器7と展開器8と情報付加器9とパルス制御器10の動作をまとめて示す。なお、デジタル情報の情報記録については、従来の同様であるので、説明は省略する。
まず、ディスク状記録/印刷媒体100を、その他主面(印刷層102側の面)100bが光ヘッド2bに対向する向きで情報記録装置1に装填する。この状態で、印刷情報生成器6に印刷対象として指定されたテキストデータや画像データを供給する。印刷情報生成器6は、入力されるテキストデータや画像データから印刷情報を生成する。なお、印刷情報は、他の記録媒体の読み出し装置等を介して、情報記録装置1の外部から直接波形調整制御器7に供給されてもよい。
波形調整制御器7は、印刷情報生成器6等から印刷情報が供給されるか否かを監視する(S101)。波形調整制御器7は、S101で印刷情報の受給を検知すると、受給した印刷情報を順次展開器8もしくは情報付加器9に出力する。このときの出力先選択は、印刷情報の終端検知によって切り換えられ(S103)、検知するまでは展開器8(S104)、検知した後は情報負荷器9へと出力を行う(S107)。
展開器8は、受給する記録波形(印刷情報)に、記録器2で精度高く印刷可能な記録波形となる展開処理を施す。具体的には、情報記録用動作周波数(本実施形態では4.33MHz)と印刷記録用動作周波数(本実施形態では11.81kHz)との相対比率(11.81kHz/4.33MHz)に基づいて設定される拡張倍率(本実施形態では366倍)で記録波形(印刷情報)を展開処理する。
記録波形(印刷情報)は、ラベルプリントでの印刷記録用動作周波数(本実施形態では、11.81kHzを採用)で精度高く印刷可能なデータフォーマットを有する。書き込みクロック発生器4は、デジタル情報記録時の記録動作周波数(本実施形態では、4.33MHz)に同期した書き込みクロックを生成する。展開器8は、記録印刷に適応したデータフォーマットを有する記録波形(印刷情報)を、書き込みクロック発生器4が生成する書き込みクロックにおいて印刷精度高く印刷可能な波形形態に展開処理(具体的には伸張・拡張処理)する(S104)。展開器8は、展開処理した記録波形(印刷情報)をパルス制御器10に出力する。このような展開処理(拡張処理)を実行する展開器8は、ソフトウェアとして容易に構成することができるうえ、ハードウエアとしては、カウンタといった比較的安価な部品から構成することができる。
パルス制御器10は、受給する記録波形(印刷情報:展開処理済)に次の調整を実施する。すなわち、記録波形(印刷情報:展開処理済)に基づいて記録波形生成器3が生成するパルス状光信号が、所定時間間隔で分割されるとともに分割された各所定時間間隔毎にスペースおよびマーク照射期間が設定されるように、記録波形(印刷情報:展開処理済、もしくは情報付加器9から出力されるスペースデータ)を調整する(S105)。具体的には、次のようにパルス制御する。
図5(a)に示すように、記録波形(印刷情報:展開処理済)を構成する各トラック記録波形は、スペース期間とマーク期間とを組み合わせて構成されており、展開器8により展開処理(本実施形態では366倍拡張・伸張処理)されることで、マーク期間とスペース期間とは時間的に延長される。マーク期間、スペース期間が時間的に延長された記録波形(印刷情報:展開処理済)は、記録波形生成器3に出力されて印刷処理に供される。なお、図5において、記録波形(印刷情報:展開処理済)の1トラック分の波形には符号106が付されており、マーク期間には符号106aが付されており、スペース期間には符号106bが付されている。
ここで、記録器2を構成するレーザ照射器(後述する光ヘッド2b)は、ディスク状記録/印刷媒体100に対してレーザ光からなるパルス状光線を照射することでデジタル情報の記録を行う。一般に、レーザ照射器は、スペース期間およびマーク期間を照射する際のパワー制御の際に、現在のスペースおよびマークパワー値をサンプリングし、フィードバック制御を行う。したがって、高精度のレーザーパワー制御を行うためには一定期間ごとのスペースパワーおよびマークパワーのサンプリングが必要である。しかし記録波形(印刷情報:展開処理済)に基づいてディスク状記録/印刷媒体100に印刷記録する場合、長期間のマーク期間もしくはスペース期間が続くので、マーク期間のときにはスペースパワー、スペース期間のときにはマークパワーがサンプリングできず、高精度のレーザーパワー制御が困難である。
パルス制御器10は、パルス状光信号に、所定間隔ごとにスペースもしくはマーク照射期間が付加されるように、記録波形(印刷情報:展開処理済)に以下に説明するパルス調整を行う。
パルス制御器10は、記録波形(印刷情報:展開処理済)に、図5(b)に示すように、所定時間間隔t毎に、微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´を設定する。所定時間間隔tと微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´とは次のように設定する。すなわち、記録波形(印刷情報:展開処理済)に基づいて記録器2で生成されるパルス状光信号が、記録器2で照射可能なパルス幅を有し、かつ微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´の付与により印刷結果に生じる印刷分断が視認不能な期間となるように、所定時間間隔tと微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´の時間幅とを設定する。具体的には、例えば、所定時間間隔tは、17μs程度の時間幅に設定され、微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´は、1μs程度の時間幅に設定される。なお、これらの所定時間間隔tや微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´の設定時間幅はその一例であって、所定時間間隔tや微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´はこのような時間幅に限定されるものではない。所定時間間隔tは、記録波形生成器3に組み込まれるレーザ照射器の性能に応じて適宜変更可能であり、微小スペース期間106cおよび微小マーク期間106c´は、印刷層102の印刷性能等に応じて適宜変更可能である。
パルス制御器10によりパルス制御された記録波形(印刷情報:展開処理済)は、記録器2に出力される。
記録器2はパルス制御器10から供給される記録波形(印刷情報:展開処理済)107に基づいてディスク状記録/印刷媒体100に、パルス状光信号を照射して印刷記録を行う。
記録器2を構成する光ヘッド2b(レーザ照射器)は、ディスク状記録/印刷媒体100に対してレーザ光からなるパルス状光線を照射することで印刷記録を行う。ここで、パルス制御器10は、上述したように、パルス状光信号におけるパルス幅に、所定時間間隔t毎にスペースおよびマーク照射期間が設定されるように、トラック印刷情報を調整する。このようにして調整されたトラック印刷情報(展開処理済)が重畳されたパルス状光信号に基づいてディスク状記録/印刷媒体100に印刷記録するため、記録器2は精度の高い印刷記録を行える。
一方、記録波形(印刷情報:展開処理済)を記録器2に出力したのち、波形調整制御器7は、印刷処理終了指示を受給したか否かを判断する(S106)。印刷処理終了指示は、図示しない情報記録装置1の制御中枢部から波形調整制御器7に供給される。
S106において印刷処理終了指示をまだ受信していないことを確認した波形調整制御器7は、S103に戻って展開期8、情報付加器9およびパルス制御器10よる記録波形(印刷情報)の生成動作を継続させる。
以上の記録波形の生成と一連の波形調整処理とを実施しながら、波形調整制御器7は、S103において、上述した1トラック分の記録波形(印刷情報)の生成が終了するか否かの監視動作を行う。そして、波形調整制御器7は、S103で1トラック分の記録波形(印刷情報)の生成が終了したと判断すると、情報付加器9を動作させて、展開器8の出力である1トラック分の記録波形(印刷情報:展開処理済)106の情報末尾106dに終端スペース期間105を付加する(S107)。具体的には、記録波形は、図2を参照して上述したディスク周方向に連続するトラック印刷情報103がディスク径方向に1トラック分配置されて構成されている。情報付加器9は、図6に示すように、1トラック分の記録波形(印刷情報:展開処理済)106の情報末尾106dに、印刷記録の2重書きを防ぐための終端スペース期間105を付加する。終端スペース期間105は、配置された任意の複数個のゼロ値データから構成される。1トラック分の記録波形(印刷情報:展開処理済)106の情報末尾106dにこのような終端スペース期間105を設けることで、各トラックの2重書きを防ぐ。これは次の理由による。
一般に1トラック分の記録波形のトラック終端位置は、記録器において物理的に検出することは困難であるため、通常、記録波形が各トラックの終端位置に達したことは、印刷記録を行う実行ソフトウェア(ファームウエア)が実行処理上で検知して記録器に報知する。記録器は、受信したトラック終端到達情報に基づいて、記録トラックの変更処理を実施する。しかしながら、実行ソフトウェア(ファームウエア)上において、各トラック印刷情報のデータの終端位置を検知して記録器にトラック変更命令を送信するには若干ながら時間を要する。そのため、トラック終端に到達したタイミングと、記録器でトラック変更を実施するタイミングとの間に時間的なずれが生じてしまい、印刷記録の2重記録を引き起こす可能性があり、印刷精度を向上させるうえでの障害となる。
そこで、本実施形態の情報記録装置1では、図6に示すように、パルス制御器10において、記録波形(印刷情報:展開処理済)の各トラック106の各トラック終端位置106dに、終端スペース期間105を設けることにより、記録器2に出力されている記録波形がトラック終端に到達したタイミングと、記録器2でトラック変更を実施するタイミングとの間に生じる時間的なずれを吸収している。これにより、各トラックごとの終了処理における時間的なずれが引き起こす、印刷記録の2重書きによる障害を解消し、印刷精度を向上している。
波形調整制御器7は、以上の一連の印刷記録動作を継続しながら、S106で印刷処理終了指示を受給したか否かを判断する。S106で印刷処理終了指示の受給を確認した波形調整制御器7は、一連の記録波形生成動作を終了させるとともに、記録器2による印刷記録動作を終了させる。
本発明の情報記録装置で印刷記録されるディスク状記録/印刷媒体100の構成を示す要部拡大図である。 ディスク状記録/印刷媒体の印刷記録を示す要部拡大図である。 本発明の一実施の形態における情報記録装置の構成を示す図である。 実施の形態の情報記録装置の動作を示すフローチャートである。 記録波形の波形形態を示す図である。 1トラック分の記録波形の形態を示す図である。
符号の説明
100 ディスク状記録/印刷媒体 100a 一主面
100b 他主面 101 記録層
102 印刷層 103 トラック印刷記録
104 印刷記録 105 終端スペース期間
106 記録波形(印刷情報:展開処理済) 106a マーク期間
106b スペース期間 106c 微小スペース期間
106c´ 微小マーク期間
106d 情報末尾 107トラック印刷情報(調整)
1 情報記録装置 2 記録器
2a モータ 2b 光ヘッド
2c サーボ装置 2d レーザ駆動装置
3 記録波形生成器 4 書き込みクロック発生器
5 NRZIデータ生成器 6 印刷情報生成器
7 波形調整制御器 8 展開器
9 情報付加器 10 パルス制御器

Claims (4)

  1. 記録器と展開器とを備え、
    前記記録器は、記録面側から受光するパルス状光線によりその記録面側からデジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層を有するディスク状記録媒体に、前記デジタル情報が重畳されたパルス状光信号を、情報記録用動作周波数に基づいて前記記録面側からそのディスク周方向に沿って照射することで、前記記録層にデジタル情報記録を行うとともに、印刷面側から受光する前記パルス状光線によりその印刷面側から印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層を有するディスク状印刷媒体に、前記印刷情報が重畳された前記パルス状光信号を、前記情報記録用動作周波数に基づいて前記印刷面側からそのディスク周方向に沿って照射することで、前記印刷層に印刷記録を行うものであり、
    前記展開器は、印刷記録用動作周波数に基づいて印刷可能に作成された印刷情報を、前記情報記録用動作周波数をA、前記印刷記録用動作周波数をBとすると、前記印刷情報DをA/Bの拡張倍率で拡張することにより展開処理するものであり、
    かつ、前記記録器は、前記展開器により展開処理された印刷情報を重畳した前記パルス状光信号を前記ディスク状印刷媒体に照射することにより、前記印刷層に印刷記録を行う、
    ことを特徴とする情報記録装置。
  2. 請求項1に記載の情報記録装置において、
    前記ディスク状情報記録媒体は、記録面となる一主面側から受光するパルス状光線により前記一主面側から前記デジタル情報として光読み出し可能な形状変化を生じさせる記録層と、印刷面となる他主面側から受光する前記パルス状光線によりその他主面側から前記印刷情報として視認可能な形状変化を生じさせる印刷層とを有するものであり、
    前記記録器は、当該ディスク状記録媒体を前記ディスク状印刷媒体として兼用可能に構成される、
    ことを特徴とする情報記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報記録装置において、
    展開処理済みの印刷情報が重畳されるスペース期間とマーク期間とを組み合わせて構成されたパルス状光信号を、前記スペース期間と前記マーク期間毎に所定間隔に分割するとともに、前記パルス状光信号のスペース期間に前記所定間隔毎に微小マーク照射期間を付与し、かつ前記パルス状光信号のマーク期間に前記所定間隔毎に微小スペース照射期間を付与するパルス制御器をさらに備え、
    前記パルス制御器は、前記所定間隔を前記記録器で照射可能な期間として設定し、かつ付与した微小マークもしくは微小スペース照射期間よって印刷結果に生じる印刷もしくは非印刷区間の分断が視認不能な期間として設定する、
    ことを特徴とする情報記録装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報記録装置において、
    前記印刷情報は、ディスク周方向に沿って断続的に連続するトラック印刷情報がディスク径方向に複数連続配置されて構成されたものであり、
    かつ、前記展開器により展開処理された印刷情報を構成する各トラック印刷情報それぞれの情報末尾に、前記記録器に出力されている記録波形がトラック終端に到達したタイミングと、前記記録器でトラック変更を実施するタイミングとの間に生じる時間的なずれを吸収可能な終端スペース期間を付加する情報付加器をさらに有する、
    ことを特徴とする情報記録装置。
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