JP4273685B2 - 空気調和機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は空気調和機に係り、特にその配管レイアウトを改善した空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】
室内を冷房または暖房するための空気調和機100は、図2に示すように、空気調和機本体101内にコイル102を備え、このコイル102へ供給配管103を用いて熱媒体を供給し、上記コイル102から排出配管104を用いて熱媒体を排出する間に、当該コイル102を介して、熱媒体と室内の空気とを熱交換するものである。
【0003】
上記供給配管103,排出配管104が空気調和機本体101を貫通する部分に、保温及びシール用のタッピング部105、106がそれぞれ設置され、供給配管103、排出配管104は空気調和機本体101外では、主に水平に延在して配設される。この排出配管104において水平に延在する部分に、二方弁107及びその前後のバルブ108が設置される。これらの二方弁107及びバルブ108を迂回して、バイパス弁110を備えたバイパス配管109が配置される。上記二方弁107、バルブ108、バイパス配管109及びバイパス弁110が二方弁装置111を構成する。
なお、符号12は、空気調和機本体101内へ室内空気を導入するための送風機であり、また、符号113はストレーナである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のような空気調和機100では、二方弁装置111が水平に配置されているため、その占有スペースが平面的に増大してしまう。
これを改善するために、二方弁装置111を空気調和機本体101に対し鉛直方向に配置することも考えられるが、この二方弁装置111には、二方弁107及びバルブ108に並列してバイパス配管109が設けられているため、やはり二方弁装置111、ひいては空気調和機100の占有スペースを充分に減少させることができない。
【0005】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、省スペース化を実現できる空気調和機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、空気調和機本体に設置されたコイルと、このコイルへ熱媒体を供給する供給配管と、上記コイルから熱媒体を排出する排出配管と、この排出配管に設置された二方弁及びこの二方弁を迂回するバイパス配管を備えた二方弁装置と、を有する空気調和機において、上記二方弁装置の上記バイパス配管が上記空気調和機本体内に設置され、上記二方弁装置の上記二方弁が上記空気調和機本体外に設置されたことを特徴とするものである。
上記供給配管と上記排出配管の少なくとも一方を、空気調和機本体に対し略鉛直方向に配設する構成とすればよい。
【0007】
また、上記供給配管、上記排出配管、上記バイパス配管が空気調和機本体を貫通する部分に第1タッピング部、第2タッピング部、第3タッピング部がそれぞれ設けられ、上記第2タッピング部と上記第3タッピング部が略鉛直に配置されるとともに、上記第3タッピング部が、上記第2タッピング部に対し、排出配管内を流れる熱媒体の下流側に設置された構成とする。
斯かる構成において、上記二方弁装置の上記二方弁が、排出配管において、第2タッピング部と第3タッピング部との間に設置されたことを特徴とするものである。
【0008】
上記構成によれば、次のような作用がある。
二方弁装置のバイパス配管が空気調和機本体内に設置されたことから、この二方弁装置を空気調和機本体の側面に沿って配設できるので、二方弁装置、ひいては空気調和機の省スペース化を実現できる。
【0009】
また、操作が必要な二方弁装置の二方弁が空気調和機本体外に設置されたことから、この二方弁の操作性を向上させることができる。
また、供給配管と排出配管の少なくとも一方が、空気調和機本体に対し略鉛直方向に配設されたことから、これらの配管を水平配置する場合に比べ省スペース化できる。
【0010】
更に、略鉛直配置された供給配管、排出配管に配設される弁などの機器を人の高さの範囲内に設置することができるので、これらの弁などの機器の操作性を向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る空気調和装置の一実施の形態を示す斜視図である。
この図1に示す空気調和機10は、空気調和機本体11内にコイル12及び送風機13を備え、このコイル12を介して熱媒体(冷水などの冷媒、または温水若しくは蒸気などの熱媒)と、上記送風機13により空気調和機本体11内に導入された室内空気とを熱交換し、この熱交換された空気を室内へ導出して、室内を冷房または暖房するものである。
【0012】
上記コイル12に供給配管14及び排出配管15が接続される。この供給配管14により熱媒体がコイル12へ供給され、上記排出配管15により熱媒体がコイル12から排出される。上記供給配管14は、空気調和機本体11外で略鉛直方向に延在し、空気調和機本体11を貫通して空気調和機本体11内へ延び、コイル12に接続される。また、排出配管15はコイル12から、空気調和機本体11を貫通して空気調和機本体11外へ延び、空気調和機本体11外で、供給配管14と平行して略鉛直方向に延在する。
【0013】
供給配管14、排出配管15が空気調和機本体11と貫通する部分に第1タッピング部21、第2タッピング部22がそれぞれ設けられる。これらの第1タッピング部21、第2タッピング部22は、供給配管14、排出配管15のそれぞれが空気調和機本体11を貫通した部分に保温材(不図示)を施し、この保温材上にシール材を付着して、空気調和機本体11の貫通孔を密封するよう構成されたものである。
【0014】
上記空気調和機本体11における第2タッピング部22の下流側部分、つまり空気調和機本体11の外側部分には、二方弁16が配設され、この二方弁16を挟む一方側に前バルブ17が、他方側に後バルブ18がそれぞれ配設される。更に、排出配管15には、これらの二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18を迂回するバイパス配管19が接続され、このバイパス配管19の大部分が空気調和機本体11内に配置される。
【0015】
従って、このバイパス配管19も空気調和機本体11を貫通して、一部が空気調和機本体11外へ延在され、空気調和機本体11との貫通部分に第3タッピング部23が設けられる。この第3タッピング部23は、第1タッピング部21および第2タッピング部22と同様に構成される。また、このバイパス配管19には、空気調和機本体11の内側部分にバイパス弁20が配設されている。
【0016】
上記二方弁16、前バルブ17、後バルブ18、バイパス配管19及びバイパス弁20により、二方弁装置24が構成される。
また、上述のように、コイル12の一個につき3個の配管タッピング部(第1タッピング部21、第2タッピング部22及び第3タッピング部23)が設置される。このうち、上記第3タッピング部23と第2タッピング部22とは略鉛直に位置付けられる。また、第3タッピング部23は、第2タッピング部22に対し、排出配管15内を流れる熱媒体の下流側に、図1では第2タッピング部22の上方に設置される。そして、排出配管15において第2タッピング部22の下流側に配設された二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18は、第2タッピング部22と第3タッピング部23との間で略鉛直方向に位置付けられ、空気調和機本体11の側面に沿ってその近傍に配設される。
【0017】
尚、図1中の符号25は、熱媒体中の異物を除去するストレーナであり、符号26は仕切弁である。また、符号27は、コイル12へ供給される熱媒体の流量を調整する流量調整弁である。
【0018】
従って、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼〜▲5▼を奏する。
▲1▼二方弁装置24のバイパス配管19が空気調和機本体11内に設置されたことから、この二方弁装置24の二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18を空気調和機本体11の側面に沿って配設できるので、二方弁装置24、ひいては空気調和機10の省スペース化を実現できる。
【0019】
▲2▼供給配管14と排出配管15が、空気調和機本体11に対し略鉛直方向に配設されたことから、これらの配管14、15を水平配置する従来の場合に比べ、空気調和機10を省スペース化できる。
【0020】
▲3▼操作が必要な二方弁装置24の二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18が空気調和機本体11外に設置されたことから、例えば空気調和機10の定期点検時等において、これら二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18の操作性を向上させることができる。
【0021】
▲4▼供給配管14、排出配管15が略鉛直配置されたことから、これらの供給配管14、排出配管15に配設される二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18などの機器を人の高さの範囲内に設置することができる。このため、これらの弁などの機器の操作性を向上させることができる。
【0022】
▲5▼二方弁16、前バルブ17及び後バルブ18が空気調和機本体11の外側に配置されたので、これらのバルブ類を空気調和機本体11内の劣悪な環境下(高温、低温、高湿度)に置くことを回避できる。
【0023】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0024】
例えば、上記実施の形態では、空気調和機10の空気調和機本体11内にコイル12が一個配置されたものを述べたが、空気調和機本体11内にコイル12が複数個、例えば二または三個配置されてもよい。このように、コイル12が複数個配置された場合にも、各コイル12から供給配管14、排出配管15、バイパス配管19が延在するが、これらの供給配管14、排出配管15、バイパス配管19はユニット化されてもよい。
【0025】
また、上記実施の形態では、供給配管14及び排出配管15のうち、空気調和機本体11の外側に延在する部分がともに鉛直方向に延びるものを述べたが、いずれか一方が鉛直方向に延びたものでもよい。
【0026】
更に、上記実施の形態では、熱媒体が、排出配管15のうち空気調和機本体11の外側に延在する部分内を、図1における下方から上方へ流動するものを述べたが、図1における上方から下方へ流れてもよい。この場合には、バイパス配管19が空気調和機本体11の下側に配置されるので、バイパス配管19に設けられた第3タッピング部23は空気調和機本体11の下側に配置され、排出配管15に設けられた第2タッピング部22は、この第3タッピング部23の略鉛直方向上方に配置される。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明は、空気調和機本体に設置されたコイルと、このコイルへ熱媒体を供給する供給配管と、上記コイルから熱媒体を排出する排出配管と、この排出配管に設置された二方弁及びこの二方弁を迂回するバイパス配管を備えた二方弁装置と、を有する空気調和機において、二方弁装置の上記二方弁が上記空気調和機本体外に設置された構成としたので、省スペース化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】従来の空気調和機を示す斜視図である。
【符号の説明】
10………空気調和機、11………空気調和機本体、12………コイル、
13………送風機、14………供給配管、15………排出配管、
16………二方弁、19………バイパス配管、21………第1タッピング部、
22………第2タッピング部、23………第3タッピング部、
24………二方弁装置。
Claims (4)
- 空気調和機本体に設置されたコイルと、このコイルへ熱媒体を供給する供給配管と、上記コイルから熱媒体を排出する排出配管と、この排出配管に設置された二方弁及びこの二方弁を迂回するバイパス配管を備えた二方弁装置と、を有する空気調和機において、
上記二方弁装置の上記バイパス配管が上記空気調和機本体内に設置され、上記二方弁装置の上記二方弁が上記空気調和機本体外に設置されたことを特徴とする空気調和機。 - 上記供給配管と上記排出配管の少なくとも一方が、空気調和機本体に対し略鉛直方向に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 上記供給配管、上記排出配管、上記バイパス配管が空気調和機本体を貫通する部分に第1タッピング部、第2タッピング部、第3タッピング部がそれぞれ設けられ、上記第2タッピング部と上記第3タッピング部が略鉛直に配置されるとともに、上記第3タッピング部が、上記第2タッピング部に対し、排出配管内を流れる熱媒体の下流側に設置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和機。
- 上記二方弁装置の上記二方弁は、排出配管において、第2タッピング部と第3タッピング部との間に設置されたことを特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
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