JP4273297B2 - ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物、及びソフトコンタクトレンズの含水率低下防止方法 - Google Patents
ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物、及びソフトコンタクトレンズの含水率低下防止方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ソフトコンタクトレンズの含水率低下を防止するための組成物、及びソフトコンタクトレンズ装着中に点眼して、ソフトコンタクトレンズの良好な装着感を持続させるためのソフトコンタクトレンズ用眼科組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ソフトコンタクトレンズは、レンズの含水量が多く柔らかいため、ハードコンタクトレンズと比較して異物感を感じない。しかし、ソフトコンタクトレンズを長時間装着すると、レンズから水分が蒸発するため、レンズの物性が変化して異物感、乾燥感を感じやすい。ソフトコンタクトレンズの異物感や乾燥感を抑制する技術として、(1)テルペノイドを有効成分として含有するソフトコンタクトレンズの濡れ性を増強する方法(特開平11−130667)(2)合成スメクタイト微粒子によりレンズ表面に皮膜を形成する方法等が知られている。しかしながら、上記(1)の方法においてはソフトコンタクトレンズの含水率を維持する効果は十分でなく異物感・乾燥感抑制の持続性の点で満足できるものではなかった。さらに(2)の方法においては合成スメクタイト微粒子自身の安全性が懸念される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止組成物、及びソフトコンタクトレンズの含水率を保持する効果に優れ、良好なソフトコンタクトレンズの装着感が持続するソフトコンタクトレンズ用眼科組成物(点眼剤、装着液など)を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記事情を鑑みなされたもので、酸性ムコ多糖類とグリセリンを特定量配合した組成物を使用することにより、ソフトコンタクトレンズの含水率低下を防止できることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
すなわち、本発明は下記ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物、及びソフトコンタクトレンズの含水率低下防止方法を提供する。
<1>酸性ムコ多糖類0.005〜5W/V%及びグリセリン0.2〜10W/V%を有効成分として含有し、ソフトコンタクトレンズ用点眼剤及び装着液から選ばれるソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
<2>酸性ムコ多糖類が、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン多硫酸エステル、ヒアルロン酸、ヘパリン、ケラト硫酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上であることを特徴とする、<1>に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
<3>水溶性高分子化合物を含有する<1>又は<2>に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
<4>カリウムを組成物中0.001〜0.075mmol/L含有する<1>、<2>又は<3>に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
<5>組成物中のナトリウム/カリウム(モル濃度比)=1/5〜5/1であることを特徴とする、<1>〜<4>のいずれかに記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
<6>酸性ムコ多糖類0.005〜5W/V%及びグリセリン0.2〜10W/V%を含有する点眼剤及び装着液から選ばれる眼科用組成物を、ソフトコンタクトレンズに含浸させることを特徴とする、ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止方法。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に使用する酸性ムコ多糖類としては、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン多硫酸エステル、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、ケラト硫酸、ケラトポリ硫酸、またはそれらの塩があげられる。好ましい酸性ムコ多糖類は、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン多硫酸エステル、ヒアルロン酸、ヘパリン、ヘパラン硫酸、またはそれらの塩である。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩などが挙げられる。好ましい塩は、アルカリ金属塩である。酸性ムコ多糖類の分子量を500〜100万の範囲のものとすると、特に装着感が良好である。酸性ムコ多糖類の配合量は、好ましくは、組成物に対して0.005〜5W/V%、特に好ましくは0.05〜3W/V%(以下、%と記す)である。0.005%以下ではソフトコンタクトレンズの含水率低下防止効果が十分でなく、配合量が5%を越えると、粘度が高くなりべたつくなど使用感が悪くなる。
【0007】
本発明におけるグリセリンの配合量は0.2〜15%とする。0.2%未満ではソフトコンタクトレンズの含水率低下防止効果が得られず、15%以上としても効果は変わらない。好ましい配合量は0.5〜10%、より好ましくは0.7〜8%、特に好ましくは1〜5%である。
酸性ムコ多糖類とグリセリンの配合量(W/V%)の比は酸性ムコ多糖類/グリセリン=1/50〜50/1、好ましくは1/40〜40/1にすると、特にソフトコンタクトレンズの含水率低下防止効果が高く、好ましい。
【0008】
本発明のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止組成物は、20℃における粘度を1.2〜50mPa・s、特に2〜10mPa・sに調整すると、ソフトコンタクトレンズの装着感がしっとりとしてしかもべとつきがないため、使用感が良い。粘度調整剤(増粘剤)としては、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ブドウ糖などの水溶性高分子化合物が挙げられる。これらの配合量は特に制限されるものではないが、通常上記組成物に対して0.01〜5%、好ましくは0.1〜2%とすると好適である。
【0009】
ソフトコンタクトレンズは、水分が十分保持された場合でも、適用する眼科組成物によっては、物性変化が生じることがある。例えば、上記水溶性高分子化合物を配合すると、ソフトコンタクトレンズの物性変化が研著に認められる場合がある。本発明者は、ソフトコンタクトレンズの物性変化を防止するために、組成物中にカリウムを存在させることが効果的であることを見出した。カリウム源の種類は特に制限はない。カリウム含有量は、組成物中0.001〜0.075mmol/Lとすることが好ましい。
また、カリウムと共にナトリウムを配合すると、ソフトコンタクトレンズ(特にイオン性素材のレンズACUVUE)の物性値の安定性がさらに良好であり、好ましい。組成物中のナトリウムとカリウムの含有比は、好ましくは、Na/K(モル濃度比)=1/5〜5/1である。
【0010】
本発明のソフトコンタクトレンズ(SCL)の含水率低下防止組成物には、他の成分を添加して、SCL用点眼剤、SCL装着液、SCL洗浄液、保存液として各々の適切な方法でSCLに適用し、使用することができる。特に、SCLを装着したまま点眼可能なSCL用点眼剤とすると、SCLだけでなく眼粘膜表面の水分低下も防止できるため、好ましい。
【0011】
本発明の含水率低下防止組成物を点眼剤として使用する場合は、点眼剤に使用される各種成分を、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。好ましい配合成分としては、薬物、pH調整剤、緩衝剤、安定化剤、等張化剤、溶解補助剤、抗酸化剤、防腐剤、清涼化剤などが挙げられる。
【0012】
薬剤としては、例えばグリチルリチン酸二カリウム、アラントイン、塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン、アズレンスルホン酸ナトリウム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、塩化リゾチームなどの抗炎症剤、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(活性型ビタミンB2)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、ビタミンEアセテート、パンテノール、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウム、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール(ビタミンAパルミテート)などのビタミン類、L-アスパラギン酸カリウム、L-アスパラギン酸マグネシウム、L-アスパラギン酸カリウムマグネシウム(等量混合物)、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、イプシロンアミノカプロン酸、L-グルタミン酸、L-グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸類、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミンなどの抗ヒスタミン剤、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、塩酸テトラヒドロゾリン等の充血除去成分、スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム、スルフイソキサゾール、スルフイソキジンナトリウムなどのサルファ剤、クロモグリク酸、クロモグリク酸ナトリウム、トラニラストなどの抗アレルギー剤、塩化ナトリウム、塩化カリウムなどの涙液補助成分などが挙げられる。
ソフトコンタクトレンズ装着による眼の疲労、炎症抑制の点から、ビタミンまたはその誘導体、アミノ酸またはその塩、抗炎症剤、涙液補助成分を含有することが好ましい。
【0013】
薬物の含有量は、各薬物の有効な適性量を選択することができるが、眼への刺激、組成物の安定性などの点から、0.001〜5%の範囲であることが好ましい。
【0014】
pH調整剤としては、例えばクエン酸、ホウ酸、ホウ砂、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、氷酢酸、トロメタモール、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノールアミン、塩酸、硫酸などが挙げられる。好ましくは緩衝剤としても作用するクエン酸、ホウ酸、ホウ砂、リン酸、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、氷酢酸、トロメタモール、炭酸水素ナトリウムをpH安定剤として使用する。好ましい緩衝剤は、トロメタモール、ホウ酸、ホウ砂であり、最も好ましくはトロメタモールである。点眼剤のpHは、4〜8に維持されるよう調整することが好ましい。また、緩衝剤の含有量は、組成物中、0.001〜2%の範囲であることが好ましい。
【0015】
安定化剤としては、例えばエデト酸またはその塩、α-シクロデキストリン、β―シクロデキストリン、γ―シクロデキストリンなどが挙げられる。エデト酸類(好ましくはナトリウム塩)はそのキレート効果により、系の安定性を維する効果を奏し、シクロデキストリン類は、ソフトコンタクトレンズに吸着し易い成分(例えば塩化ベンザルコニウムなど)の吸着抑制効果を有する。
安定化剤の含有量は、組成物中、0.001〜2%の範囲であることが好ましい。
【0016】
等張化剤は、点眼剤の浸透圧を150〜440mOsm、好ましくは250〜370mOsmの範囲に調整するよう、必要に応じて使用することが好ましい。
【0017】
溶解補助剤としては、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、マンニトールなどの多価アルコール、ポリソルベート80、プロクサマー類、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POE(60)硬化ヒマシ油等のPOE硬化ヒマシ油等の界面活性剤が挙げられる。好ましい溶解補助剤は、多価アルコールである。溶解補助剤の含有量は、組成物中、0.001〜2%の範囲であることが好ましい。
【0018】
抗酸化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキノン、没食子酸プロピル、亜硫酸水素ナトリウムなどが挙げられる。抗酸化剤の含有量は、組成物中、0.001〜1%の範囲であることが好ましい。
防腐剤としては、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、クロロブタノール、パラオキシ安息香酸エステルなどが挙げられる。防腐剤の含有量は、組成物中、0.001〜0.5%の範囲であることが好ましい。
【0019】
清涼化剤としては、例えばカンフル、クールミントNo.71212、ゲラニオール、ハッカ水、メントール、ボルネオール、ユーカリ油、ウイキョウ油、ベルガモット油、リナロール、N―エチル−p−メンタン−カルボキシアミド(例えばWS−3、高砂香料工業(株)などが挙げられる。清涼化剤の含有量は、組成物中、0.
0001〜0.1%の範囲であることが好ましい。
【0020】
本発明のソフトコンタクトレンズ用点眼剤組成物は残部を水とし、公知の製造方法で製造することができる。例えば上記各成分を滅菌精製水、イオン交換水などの水、あるいはエタノールなどのアルコールとの混合溶媒などに溶解させた後、pH、更に必要に応じて浸透圧などをpH調整剤、等張化剤により適宜調整することによって、眼科組成物を得ることができる。
【0021】
得られた点眼剤組成物は、公知の点眼容器(紫外線防止剤あるいは色素を含有するものが内容物の安定性上好ましい)に充填し、フィルム包装などの包装を施して、保存安定性が良好な点眼剤として提供することができる。
【0022】
本発明のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止組成物をコンタクトレンズ装着液として使用する場合は、上記点眼剤の成分を使用することができるが、組成物の粘度を2〜30mPa・sの範囲に調整することが好ましい。
粘度は水溶性高分子化合物により調整することができるが、
(1)セルロース系高分子化合物及び、
(2)ポリビニルアルコール及び/またはポリビニルピロリドン
を組み合わせて使用することが好ましい。
【0023】
本発明のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止組成物をコンタクトレンズ洗浄剤として使用する場合は、界面活性剤、殺菌剤、酵素を含有することが好ましい。界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤が好ましく使用される。殺菌剤としては、過酸化水素、過炭酸塩、過ホウ酸塩が挙げられる。さらに酵素としては、例えばタンパク分解酵素、脂質分解酵素等が挙げられる。これらは本発明の効果が損なわれることがない範囲で適宜配合することができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、使用感に優れ、装着中のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止効果が高く、良好な装着感が持続する眼科用組成物、特に点眼剤を得ることができる。
【0025】
【実施例】
次に実施例および比較例を挙げて本発明をより具体的に説明する。
表1〜2になるように(配合単位W/V%)表中の各配合成分を滅菌精製水に溶解した後、各溶液を無菌ろ過して、ソフトコンタクトレンズ用点眼剤を調製した。得られた各製剤について、下記試験を実施した。結果を表1〜2に示す。
【0026】
<含水率評価試験>
バイアル瓶に評価溶液5mLを入れ、その中にソフトコンタクトレンズ(1dayACUVUE)を1分浸漬する。その後レンズを取りだし、20℃75%RH条件下で7分放置後、ソフトコンタクトレンズ含水率計にて含水率(%)を測定した。なお、取り出した直後の含水率は、58%であった。
(含水率低下防止効果評価基準)
◎ :7分後の含水率が50%以上
○:7分後の含水率が45〜50%未満
△:7分後の含水率が40〜45%未満
× :7分後の含水率が40%未満
<ソフトコンタクトレンズ装着感の評価>
ソフトコンタクトレンズを装着した10名に評価液を点眼させ、下記の基準でソフトコンタクトレンズの装着感(使用感)の評価を行った。点眼直後と5分後のしっとり感の平均点が4以上を◎、3以上を○、2以上を△、2未満を×とした。(しっとり感:点眼前との比較)
5:非常にしっとりする
4:しっとりする
3:ややしっとりする
2:しっとり感はかわらない
1:乾燥感を感じる
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
表1、2の結果によれば、コンドロイチン硫酸ナトリウムとグリセリンを含有するソフトコンタクトレンズの含水率防止組成物は、ソフトコンタクトレンズに対して高い水分保持効果が認められ、ソフトコンタクトレンズ用点眼剤としての使用感が良好であった。なお、実施例の組成物によるソフトコンタクトレンズの直径変化は認められず、物性変化による点眼後の不快感・異物感もなかった。
Claims (6)
- 酸性ムコ多糖類0.005〜5W/V%及びグリセリン0.2〜10W/V%を有効成分として含有し、ソフトコンタクトレンズ用点眼剤及び装着液から選ばれるソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
- 酸性ムコ多糖類が、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン多硫酸エステル、ヒアルロン酸、ヘパリン、ケラト硫酸及びそれらの塩から選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項1に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
- 水溶性高分子化合物を含有する請求項1又は2に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
- カリウムを組成物中0.001〜0.075mmol/L含有する請求項1、2又は3に記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
- 組成物中のナトリウム/カリウム(モル濃度比)=1/5〜5/1であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のソフトコンタクトレンズの含水率低下防止用組成物。
- 酸性ムコ多糖類0.005〜5W/V%及びグリセリン0.2〜10W/V%を含有する点眼剤及び装着液から選ばれる眼科用組成物を、ソフトコンタクトレンズに含浸させることを特徴とする、ソフトコンタクトレンズの含水率低下防止方法。
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