JP4272844B2 - 耐熱性合金を用いたガラス繊維紡糸用ブッシング - Google Patents

耐熱性合金を用いたガラス繊維紡糸用ブッシング Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ガラス繊維を製造するための耐熱性合金を用いたガラス繊維紡糸用ブッシングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ガラス繊維は次のようにして製造される。すなわち、所定の組成を有するガラス原料が加熱により溶融され、溶融されたガラスはガラス繊維紡糸用のブッシングに導かれる。そして、溶融ガラスはブッシングに設けられたノズルから吐出されて紡糸される。さらに、紡糸されたガラス繊維は集束剤を用いて集束機で束ねられ、巻き取られる。
【0003】
この種のブッシングは、1000℃以上という高温において変形がなく、寸法精度が良いことが要求されることから、白金−ロジウム合金、強化白金等により形成されている。白金−ロジウム合金としては、白金にロジウムが1〜30質量%含有されたものが使用されている(例えば、特開平5−279072号公報)。また、強化白金としては、白金にロジウムが1〜30質量%、酸化ジルコニウム(ZrO2 )又は酸化イットリウム(Y23 )が500〜5000ppm含有されたものが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のブッシングの材質である白金−ロジウム合金は、1000℃以上という高温で使用できるものの、クリープ強度が低く、耐久性が悪いことから、長期間の使用に耐えることができないという問題があった。一方、強化白金は、クリープ強度が高く、耐久性が良いが、ビッカース硬さが180Hvと高過ぎるため、強化白金を用いてブッシングを成形するのが非常に困難であるという問題があった。
【0005】
この発明は、以上のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、クリープ強度が高く、耐久性に優れ、しかも成形のしやすい硬度を有し、1000℃以上という高温で長期にわたって使用できる耐熱性合金を用いたガラス繊維紡糸用ブッシングを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明のガラス繊維紡糸用ブッシングは、加熱溶融したガラスを収容し、吐出用のノズルを備えたガラス繊維紡糸用ブッシングであって、白金(Pt)の含有量が75〜96質量%、ロジウム(Rh)の含有量が1〜20質量%及びルテニウム(Ru)の含有量が3〜5質量%であり、かつビッカース硬さが127.9〜152.0Hvである耐熱性合金より形成したものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について詳細に説明する。
耐熱性合金は、白金(Pt)、ロジウム(Rh)及びルテニウム(Ru)よりなる。白金及びロジウムに、さらにルテニウムを配合することにより、クリープ強度が高く、耐久性に優れ、しかも成形のしやすい硬度を得ることができる。さらに、ルテニウムを配合した耐熱性合金は、白金−ロジウム合金に比べ、溶融したガラスの濡れ性が低い。このことは、その耐熱性合金をガラス繊維製造用のブッシングに形成した場合、フラッディングが起こりにくいということを示している。
【0011】
ここで、フラッディングとは、ガラスの溶融釜の底面に設けられたブッシングのノズルの周囲に溶融したガラスが回り込んで付着することをいう。このフラッディングが起こると、ガラス繊維の紡糸の際に糸切れが起こりやすくなって好ましくない。
【0012】
耐熱性合金の組成は、白金75〜96質量%、ロジウム1〜20質量%及びルテニウム3〜5質量%の範囲であることが、各元素の機能をバランス良く発揮させるために望ましい。
【0013】
さらに、耐熱性合金は、白金、ロジウム、ルテニウムの他に、イリジウム(Ir)を含有し、白金−ロジウム−ルテニウム−イリジウムの四元合金とするのが好ましい。このイリジウムはルテニウムと同様に、クリープ強度を高め、耐久性を向上させることができるとともに、成形のしやすい硬度を発現でき、かつガラスの濡れ性を低くできる。イリジウムの含有量は、ルテニウムとの合計で3〜5質量%の範囲が好ましい。この場合、イリジウムとルテニウムの比率は特に制限されず、いずれの比率も採用される。
【0015】
なみに、白金、ロジウム、ルテニウム及びイリジウムはいずれも白金族の元素であり、融点が高く、比重が大きく、腐食しにくい貴金属である。
【0016】
次に、この耐熱性合金の性質について、具体的に説明する。
(1) 硬さについて
白金、ロジウム及びルテニウムの所定組成物をアーク溶解することにより、所定の各合金のインゴットを得た。それらインゴットについて、ビッカース硬さ(Hv)を測定した。その結果を表1に示した。また、熱処理を施した合金の室温時における表面硬度(ビッカース硬さ、Hv)とその熱処理温度(℃)との関係を測定し、図4に示した。なお、図4において、△はロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、□はロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、◇はロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金を表わす。
【0017】
【表1】
Figure 0004272844
表1に示したように、ビッカース硬さはルテニウムの含有量が増加するにつれて大きくなり、ルテニウムの含有量が7質量%でビッカース硬さが155Hv以上となった。
【0018】
図4に示したように、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金は、約1120℃で熱処理された場合、そのビッカース硬さは約140Hvであった。ロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金は、約1020℃で熱処理された場合、そのビッカース硬さは約120Hvであった。ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金は、約850℃で熱処理された場合、そのビッカース硬さは約100Hvであった。
【0019】
また、熱処理における再結晶温度については、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金で約1040℃、ロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金で約950℃及びロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金で約720℃であった。
【0020】
(2) クリープ強度について
前記インゴットより直径10mmの丸棒を製作した後、切削加工によってクリープ試験片を製作した。クリープ試験は、クリープ試験機を用いて、950℃の温度で大気中にて行った。このクリープ試験において、応力(荷重)をそれぞれ3段階に分けて試験片が破断するまで行った。そして、応力(kg/mm2 )とクリープ破断時間(hr)との関係を求め、その結果を図5に示した。
【0021】
なお、図5において、Aはロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金、Bはロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、Cはロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金を表わす。
【0022】
図5に示したように、クリープ破断強さは、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金が最も大きく、次いでロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金が最も小さかった。
その強度比は、1.5:1.25:1であった。
【0023】
さらに、1100℃の温度において、各試験片への応力が3.5kg/mm2 という同じ状態でのクリープ試験を行い、ひずみと時間との関係を高温クリープ曲線として図6に示した。なお、図6中の記号は、図4中の記号と同じ意味を表わす。
【0024】
図6に示したように、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金は、23.47Hrで破断、ロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金は60.32Hrで破断、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金は104.25Hrで破断した。破断時におけるひずみ量は、ロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金が最も大きく、次いでロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金が最も小さかった。
【0025】
(3) 曲げ加工性について
試験片の形状を、長さ50mm、幅3mm、厚さ0.7mmとし、曲げ試験用の治具を用い、試験片が破断するまで、曲げ角度180度の繰り返し曲げ加工を行った。試験片は、熱処理したものと、熱処理しないもの(加工度50%)とに分けた。また、熱処理温度は、それぞれ再結晶終了温度とした(白金に20質量%のロジウムを含有する場合950℃、白金に20質量%のロジウムと3質量%のルテニウムを含有する場合1050℃、白金に20質量%のロジウムと5質量%のルテニウムを含有する場合1050℃)。なお、測定回数については、180度曲げのスタート地点に戻った時点で1回とした。
【0026】
その結果を、表2に示した。なお、表2のA、B及びCは、図5のA、B及びCと同じ意味を表わす。
【0027】
【表2】
Figure 0004272844
表2に示したように、曲げ加工性は、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金が最も良く、次にロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金が最も悪かった。
【0028】
また、溶接材の曲げ試験も行った。すなわち、試験片の形状を、長さ13mm、幅38mm、厚さ1mmの板状とし、幅の部分で接合してL字型とした。溶接は、大気中でのTIG溶接(溶かし込み)と、アルゴン(Ar)雰囲気中でのTIG溶接を行った。曲げ試験は、溶接材専用の曲げ試験治具を用い、試験片が破断するまで、曲げ角度90度の繰り返し曲げ加工を行った。なお、測定回数については、90度曲げのスタート地点に戻った時点で1回とした。
【0029】
その結果を、表3に示した。なお、表3のA、B及びCは、図5のA、B及びCと同じ意味を表わす。
【0030】
【表3】
Figure 0004272844
表3に示したように、溶接材の曲げ加工性は、表2の曲げ加工性と傾向は同じであった。また、曲げ加工性は、大気中でもアルゴン雰囲気中でもほとんど変わらなかった。さらに、ルテニウムを添加した場合、酸素の影響は非常に小さかった。
【0031】
(4) 濡れ性について
試験片の形状を、長さ50mm、幅50mm、厚さ1mmの板状とし、その上に長さ5mm、幅5mm、厚さ5mmのガラスを置き、電気炉内にセットした。このとき、各試験片が水平になっているかどうかを確認した。測定温度は、1000〜1300℃の50℃毎とし、それぞれ1分間保持した後、試験片を写真撮影した。その写真より、各試験片と溶融ガラスの濡れ角を分度器を用いて測定し、温度と濡れ角との関係を求めた。なお、濡れ試験終了後、フッ酸によりガラスを除去して、各試験片の表面状態を確認したところ、試験片とガラスが反応している形跡はなかった。
【0032】
その結果を、図7に示した。なお、図7中の記号は、図4中の記号と同じ意味を表わす。
図7に示したように、濡れ難さはロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金が最も良く、次いでロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金が最も悪かった。また、1200℃以上になると、濡れ角はほぼ一定となり、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金で約135°、ロジウム20質量%及びルテニウム3質量%を含有する白金−ロジウム−ルテニウム合金で約140°、ロジウム20質量%を含有する白金−ロジウム合金で約150°であった。
【0033】
以上の耐熱性合金の性質に関する結果から、白金−ロジウム−ルテニウムの三元合金におけるルテニウムの含有量は、3〜5質量%の範囲が適切であることがわかった。但し、硬さ、クリープ特性及び濡れ性の観点からは、ルテニウムの含有量は、5質量%が好ましい。また、曲げ加工性等の観点からは、ルテニウムの含有量は、3質量%が好ましい。
【0034】
前記耐熱性合金は、上記のような性質に加え、電気抵抗、揮発損失量等の性質についても良好な性能を示す。耐熱性合金は以上のような性質を備えていることから、ガラス繊維製造用のブッシングとして好適に使用することができる。
【0035】
そこで、このガラス繊維製造用のブッシングについて説明する。
図1及び図2に示すように、ブッシング用ベースプレート11は、前述した耐熱性合金により上方が開口された四角箱状に形成され、溶融したガラスが収容されるようになっている。ベースプレート11の底板12は、一定厚さの平板状に形成されている。この底板12は、その周縁部が90度上方へ折曲げられた折曲げ部12aとなり、その折曲げ部12aの上縁に四角筒体11aの下縁が溶接接合されている。そして、四角箱状のベースプレート11が、溶融したガラスの重量を支えることができるようになっている。底板12を含むベースプレート11を形成する耐熱性合金の表面硬度は、ビッカース硬さで180Hv以下であることが望ましい。表面硬度が180Hvを越えると、上記折曲げ部12aを形成するような成形加工が困難となるからである。
【0036】
溶融したガラスを吐出するためのノズル13は円筒状に形成され、底板12の嵌合孔14に嵌合された状態で、底板12に溶接接合されている。図3に示すように、ノズル13は、平面千鳥状をなすように2列に配列されている。このノズル13は、生産性を高めるために、短い間隔をおいて多数配列されている。円筒状のノズル13は、所定の外径、内径及び長さを有するように押出成形又は旋盤穴開け加工されている。
【0037】
このノズル13を形成する耐熱性合金は底板12と同じものであることが好ましく、その表面硬度は、ビッカース硬さで180Hv以下であることが望ましい。この表面硬度がビッカース硬さで180Hvを超えると、硬くなり過ぎてブッシングの成形が非常に困難になる。なお、ビッカース硬さは、試験荷重(kgf )を正四角錘ダイヤモンド圧子によるくぼみの表面積(mm2 )で除した値で定義される材料の硬さである。
【0038】
さらに、ベースプレート11に図示しないフランジや電極端子を接合するとともに、底板12の下面にセラミック焼結体を装着し、その下方に冷却管を配置することにより、ガラス繊維紡糸用のブッシング15が得られる。
【0039】
そして、溶融したガラスがベースプレート11の底板12のノズル13から吐出されることにより、ガラス繊維の紡糸が行われるようになっている。
実施形態の耐熱性合金及びガラス繊維紡糸用ブッシングによれば、次のような効果が発揮される。
・ 実施形態の耐熱性合金によれば、白金とロジウムに、さらにルテニウムを加えたことから、クリープ強度を高めることができる。
・ 実施形態の耐熱性合金によれば、クリープ強度が高いため、長時間強度を維持でき、耐久性に優れている。
・ 実施形態の耐熱性合金によれば、その表面硬度を、ビッカース硬さで180Hv以下に設定したことから、硬さが適切なものとなり、成形性を向上させることができる。
・ 実施形態の耐熱性合金によれば、白金とロジウムに、さらにルテニウムを加えたことから、1000℃以上という高温において変形がなく、寸法精度を維持することができ、長期にわたって使用することができる。
・ 実施形態のガラス繊維紡糸用ブッシングによれば、耐熱性合金の効果に基づき、変形を起こすことなく、長期にわたって安定した状態でガラス繊維を紡糸することができる。
【0040】
【実施例】
以下、実施例及び比較例により、前記実施形態をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
前記実施形態に示したガラス繊維紡糸用ブッシングを用いて、ガラス繊維の紡糸を行った。
【0041】
まず、白金75質量%、ロジウム20質量%及びルテニウム5質量%の耐熱性合金を圧延加工し、仕上がり板厚1.5mmの板材とした。この板材を縦100mm、横500mmの大きさに切断した。そして、ブッシングの下面になる板材に、溶融ガラス吐出用ノズルを2列の千鳥状に形成した。すなわち、そのノズルの長手方向のピッチを4.0mm、2列の列間ピッチを3.5mmとして、ノズルの全体数を800個とした。
【0042】
各ノズルは、突起の高さ5.0mm、内径1.6mm及び外径2.0mmであって、押出成形法により成形した。そして、上記ノズルを有する板材の周縁に前記板材をアーク溶接により接合し、箱状のブッシングを製造した。
【0043】
このブッシングを用いて、ガラス繊維を紡糸したところ、数ヶ月間使用しても、ブッシングに変形は生じなかった。
(比較例1)
白金80質量%及びロジウム20質量%の合金を用い、実施例1と同様にして箱状のブッシングを製造した。そして、実施例1と同じ条件でガラス繊維を紡糸したところ、数週間〜数ヶ月でブッシングは変形を起こし、使用できなくなった。
【0044】
なお、前記実施形態を次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記耐熱性合金に、白金族のオスミウム(Os )やパラジウム(Pd )を含有させること。
・ 前記ガラス繊維紡糸用ブッシングのベースプレート11の底板12の断面形状を、目的に応じて波形形状、半円形状、山型形状、円弧形状等に形成すること。
・ 前記ベースプレート11のノズル13の平面形状を、千鳥状に代えて、生産量等に応じて格子状、波型状等に変更すること。
・ 前記耐熱性合金を、ガラス繊維紡糸用のブッシング15以外に、1000℃以上の高温で使用する焼結用の容器等に用いること。
【0049】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明によれば、次のような効果を奏する。
第1の発明のガラス繊維紡糸用ブッシングによれば、白金とロジウムに、さらにルテニウムを加えたことから、クリープ強度が高く、耐久性に優れ、しかも成形のしやすい硬度を有し、1000℃以上という高温で長期にわたって安定した状態で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ブッシング用ベースプレートの底板を示す一部破断斜視図。
【図2】 ブッシング用ベースプレートを示す部分断面図。
【図3】 ブッシング用ベースプレートの底板を示す部分平面図。
【図4】 熱処理温度とビッカース硬さとの関係を示すグラフ。
【図5】 クリープ破断時間と応力との関係を示すグラフ。
【図6】 時間とひずみとの関係を示すグラフ。
【図7】 温度と濡れ角度との関係を示すグラフ。
【符号の説明】
13…ノズル、15…ガラス繊維紡糸用のブッシング。

Claims (1)

  1. 加熱溶融したガラスを収容し、吐出用のノズルを備えたガラス繊維紡糸用ブッシングであって、白金(Pt)の含有量が75〜96質量%、ロジウム(Rh)の含有量が1〜20質量%及びルテニウム(Ru)の含有量が3〜5質量%であり、かつビッカース硬さが127.9〜152.0Hvである耐熱性合金より形成したガラス繊維紡糸用ブッシング
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