JP4272174B2 - 偏光ガラスの製造方法 - Google Patents
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Description
ところで、光通信分野は、信頼性が特に重要視され、よって、この分野に使用される偏光ガラスに要求される耐熱性,耐環境性及び光学特性は高いレベルであり、特に光学特性としては、少なくとも挿入損失は0.1dB以下、消光比は40dB以上が要求される。
そのため、特許文献1から3には、ガラスプリフォームを破損や破壊から防ぐ方法が開示されている。
ガラスシートが加熱炉(延伸炉)から外部に引き出された直後に急冷した場合、ガラスシートが裂けるように割れること、また、逆に、急冷しない場合、ガラスシートの割れは少ないことを確認した。
従って、本発明は、光学的特性が良好にしてコスト安に偏光ガラスを提供し得ることとなる。
本実施例の偏光ガラスは公知の偏光ガラスの製造方法(以下、従来法という。)を利用して製造できる。
本実施例では、従来法の工程に所定のアニール工程を加えるだけで略変更なしに実施することができる。
本実施例は、ガラス原料とハロゲン化金属原料とを溶解混合せしめた後に固化させて母材ガラスを形成し、この母材ガラスを熱処理して所定粒径のハロゲン化金属粒子が分散せしめられたガラスプリフォームを形成し、該ガラスプリフォームを所定温度に加熱延伸して延伸されたハロゲン化金属粒子を有するガラスシートを形成し、その後、該ハロゲン化金属粒子を還元して金属とすることにより所定の偏光特性を有する偏光ガラスの製造方法であって、加熱延伸されたガラスシートにアニール処理を施し、その後、前記ハロゲン化金属粒子を還元せしめるものである。
この母材ガラスを溶解し(ガラスの転移点温度は約520℃、軟化点温度は約690℃であった。)、該母材ガラスから板状若しくはブロック状に切り出したガラスプリフォームを加熱してハロゲン化金属粒子を析出せしめる。
延伸直後の、亀裂が入る前のガラスシートをアニール炉に入れて500℃に一定時間保持した後、室温までアニール炉内で自然冷却した。アニール後のガラスシートに割れは見られなかった。また、ガラスシートの研磨を行ったが、割れは見られなかった。そして、水素ガスを用いてアニールしたガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、25dB以下であった。偏光ガラスには40dB以上の消光比が要求されるため、これは低い値であった。
延伸直後の、亀裂が入る前のガラスシートをアニール炉に入れて460℃に一定時間保持した後、室温までアニール炉内で自然冷却した。アニール後のガラスシートに割れは見られなかった。また、ガラスシートの研磨を行ったが、割れは見られなかった。そして、水素ガスを用いてアニールしたガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、40dB以下であった。
延伸直後の、亀裂が入る前のガラスシートをアニール炉に入れて400℃に一定時間保持した後、室温までアニール炉内で自然冷却した。アニール後のガラスシートに約10%の割れが見られた。また、ガラスシートの研磨を行うと、約3%に割れが見られた。そして、水素ガスを用いてアニールしたガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、60dB以上であった。
延伸直後の、亀裂が入る前のガラスシートをアニール炉に入れて420℃に一定時間保持した後、室温までアニール炉内で自然冷却した。アニール後のガラスシートに割れは見られなかった。また、ガラスシートの研磨を行ったが、割れは見られなかった。そして、水素ガスを用いてアニールしたガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、50dB以上であった。
延伸直後の、亀裂が入る前のガラスシートをアニール炉に入れて440℃に一定時間保持した後、室温までアニール炉内で自然冷却した。アニール後のガラスシートに割れは見られなかった。また、ガラスシートの研磨を行ったが、割れは見られなかった。そして、水素ガスを用いてアニールしたガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、50dB以上であった。
ガラスプリフォームを延伸する加熱炉の下方にアニール炉を配置して、延伸されたガラスシートを連続してアニールを行った。この時アニール炉の温度は420℃に設定した。また、ガラスシートがアニール炉を通過する速度を20cm/min以下にした。アニール炉から出たガラスシートに割れは見られなかった。しかし、室温で数時間放置しておくと約7%に亀裂が見られた。また、残ったガラスシートの研磨を行ったが、割れることはなかった。そして、水素ガスを用いガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、50dB以上であった。
ガラスプリフォームを延伸する加熱炉の下方にアニール炉を配置して、延伸されたガラスシートを連続してアニールを行った。この時アニール炉の温度は500℃に設定した。また、ガラスシートがアニール炉を通過する速度を20cm/min以下にした。アニール炉から出たガラスシートに割れは見られなかった。しかし、室温で数時間放置しておくと約2%に亀裂が見られた。また、残ったガラスシートの研磨を行ったが、割れることはなかった。そして、水素ガスを用いガラスシートを還元処理して、消光比を測定したところ、50dB以上であった。
Claims (1)
- 所定粒径のハロゲン化金属粒子が分散せしめられたガラスプリフォームを所定温度に加熱延伸して延伸されたハロゲン化金属粒子を有するガラスシートを形成し、その後、該ハロゲン化金属粒子を還元して金属とすることにより所定の偏光特性を有する偏光ガラスの製造方法であって、加熱延伸されたガラスシートにアニール処理を、インラインで連続して施し、その後、前記ハロゲン化金属粒子を還元せしめることを特徴とする偏光ガラスの製造方法。
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