JP4271500B2 - 冷蔵庫内の棚の昇降装置 - Google Patents

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    • F25D25/04Charging, supporting, and discharging the articles to be cooled by conveyors

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫内に設けられる棚の昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷蔵庫内に設けられる棚を、リンク機構により、水平状態を保持したまま昇降させる昇降装置が知られている(例えば、下記特許文献1及び2参照)。
【0003】
しかしながら、従来の昇降装置では、食品等を積載した棚を下降させた際に、下降終点において衝撃及び音が発生するという不具合があった。この不具合を解消するため、ばねを利用して、下降終点における衝撃等の発生を抑制しようとするものもあるが、ばねを利用したものでは、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際に、下降終点において棚が停止せず、該棚がばねの力によって上昇方向に浮き上がるという問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−101960号公報
【特許文献2】
特開2001−336873号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、冷蔵庫内に設けられる棚の下降終点における衝撃及び音の発生を抑制できると共に、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際にも、下降終点において棚を停止させることができる昇降装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、冷蔵庫内に設けられた棚を、リンク機構により、水平状態を保持したまま昇降させる昇降装置であって、少なくとも前記棚の下降終点において該棚が静止するよう前記リンク機構の回動を規制するアブソーバを具備し、前記リンク機構が、前記アブソーバを支持する第1のリンク部材と、前記アブソーバのロッドの軸心に対して略直交し、回動過程において前記ロッドの先端が当接し得る被当接部を有する第2のリンク部材とを有し、前記棚が少なくとも下降終点付近から下降終点に至るまで下降していくに従って、第1のリンク部材のアブソーバの支持部と第2のリンク部材の被当接部との間隔が小さくなるよう構成されていることを特徴とする昇降装置を提供するここにいう「ロッド」とは、押圧されることにより直線的に後退してアブソーバを作動させる棒状体であって、該棒状体の先端を被覆する被覆材を有するものを含む。
請求項に記載の本発明では、前記ロッドの先端が、前記第2のリンク部材の被当接部に常に当接していることを特徴とする請求項に記載の昇降装置を提供する。
請求項に記載の本発明では、前記棚が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心が前記棚との連結部よりも前方に位置し、かつ前記アブソーバのロッドを押圧し得る間隔を有するように、前記第1及び第2のリンク部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降装置を提供する。
【0007】
(作用)
請求項1に記載の本発明によれば、少なくとも棚の下降終点において該棚が静止するよう前記リンク機構の動きを規制するアブソーバを具備するため、このアブソーバの緩衝作用により、棚の下降終点における衝撃及び音の発生を抑制できると共に、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際にも、下降終点において棚を停止させることができる。すなわち、アブソーバが、油圧等を利用して、少なくとも棚の下降に伴い回動するリンク機構の運動エネルギーを吸収するため、棚の下降終点における衝撃及び音の発生を抑制することが可能となる。また、棚が下降終点に位置するときに、アブソーバには負荷が加えられているため、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際にも、下降終点において棚を停止させることが可能となる。また、前記リンク機構が、前記アブソーバを支持する第1のリンク部材と、前記アブソーバのロッドの軸心に対して略直交し、回動過程において前記ロッドの先端が当接し得る被当接部を有する第2のリンク部材とを有し、前記棚が少なくとも下降終点付近から下降終点に至るまで下降していくに従って、第1のリンク部材のアブソーバの支持部と第2のリンク部材の被当接部との間隔が小さくなるよう構成されているため、棚が少なくとも下降終点付近から下降終点に至るまで下降していくに従って、第1のリンク部材のアブソーバの支持部と第2のリンク部材の被当接部との間隔が小さくなっていくことで、アブソーバのロッドが第2のリンク部材に押圧され、アブソーバの緩衝作用が働くことになる。従って、棚の下降終点における衝撃及び音の発生を抑制できると共に、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際にも、下降終点において棚を停止させることができる。
請求項に記載の本発明によれば、前記ロッドの先端が、前記第2のリンク部材の被当接部に常に当接しているため、アブソーバが緩衝作用を発揮する領域を、棚の下降終点及びその付近という限定された領域よりもさらに拡張することができ、例えば、棚の下降中、すべての領域でアブソーバの緩衝作用を発揮させることが可能となる。また、この構成を採用することにより、第2のリンク部材の被当接部とアブソーバのロッドとの衝突音を無くすことができるので、棚を極めて静かに下降させることができる。
請求項に記載の本発明によれば、前記棚が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心が前記棚との連結部よりも前方に位置し、かつ前記アブソーバのロッドを押圧し得る間隔を有するように、前記第1及び第2のリンク部材が設けられているため、第1及び第2のリンク部材は、棚が下降終点からある位置まで上昇するまでの間は、該棚が上昇していくに従って、両者の間隔が拡大していき、その位置に達したときに最大間隔となる一方、その位置から上昇終点に至るまでの間は、該棚が上昇していくに従って、両者の間隔が縮小していくように動作する。また、アブソーバのロッドは、棚がある位置から上昇終点まで上昇していくに従って、第1及び第2のリンク部材の間隔が縮小していくことで、第2のリンク部材により押圧されるので、アブソーバの緩衝作用が働くこととなる。従って、棚の上昇終点における衝撃及び音の発生も抑制することが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいてさらに詳しく説明する。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る昇降装置の要部を示す図である。この図に示したように、本実施形態に係る昇降装置は、リンク機構10及びアブソーバ20を有して構成される。
【0009】
リンク機構10は、第1及び第2のリンク部材11,12を有して構成される。なお、本実施形態において採用されるリンク機構10は、第1のリンク部材11が前方(棚40の正面40a側方向)に、第2のリンク部材12がその後方に配置されているが、両者の位置関係はこれに限定されるものではなく、それとは逆の位置関係、すなわち、第2のリンク部材12が前方に、第1のリンク部材11がその後方に配置される構成を採用することもできる。
【0010】
第1のリンク部材11は、アブソーバ20を支持する支持部11aを有する、側面視で略コ字状に形成され、一方の端部11bが冷蔵庫本体(図示せず)に、他方の端部11cが冷蔵庫内に設けられる棚40に、それぞれ連結軸30a,30bを介して連結されている。
【0011】
第2のリンク部材12は、アブソーバ20のロッド22の軸心に対して略直交し、回動過程において、ロッド22の先端が当接し得る被当接部12aを有する、側面視で略コ字状に形成され、一方の端部12bが冷蔵庫本体(図示せず)に、他方の端部12cが冷蔵庫内に設けられる棚40に、それぞれ連結軸30c,30dを介して連結されている。
【0012】
このように冷蔵庫本体と棚40との間に介在する第1及び第2のリンク部材11,12は、棚40を、水平状態を保持したまま昇降させ得るように配設されるが、その配設方法の好ましい態様としては、図1に示した如く配設されることである。
【0013】
すなわち、図1は、棚40が上昇終点に位置している状態を示したものであるが、このときに、第1及び第2のリンク部材11,12は、それぞれ回動中心(連結軸30a,30cの各軸心)が棚40との連結部(連結軸30b,30dの各軸心)よりも前方(棚40の正面40a側方向)に位置し、かつアブソーバ20のロッド22を押圧し得る間隔D(第1のリンク部材11の支持部11aと第2のリンク部材12の被当接部12aとの間の距離)を有するように設けられることが好ましい。
【0014】
アブソーバ20としては、ケーシング21内を摺動可能に設けられるピストン23と、該ピストン23に連結され、先端側が外部に突出して設けられるロッド22とを有するものであればどのようなものであっても良く、例えば、図2に示したものを用いることができる。
【0015】
このアブソーバ20は、周縁部がケーシング21に固定され、内縁部がロッド22の外周に固定されたゴムベロー24を有すると共に、ピストン23の押圧面側に配置され、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔25を有する弁部材26を備える。また、ピストン23の押圧面との間に弁部材26を移動可能に介在させて設けられるばね受け27とケーシング21の底壁内面との間には、ピストン23を復帰方向に付勢するばね28が設けられ、さらに、ゴムベロー24とケーシング21の周壁及び底壁とにより形成される空間には、粘性流体が充填されている。
【0016】
なお、ピストン23は、その外周面とケーシング21の周壁内面との間に僅かな隙間が形成される程度の外径を有し、この隙間がオリフィスとしての機能を果たすようになっている。
【0017】
また、ロッド22は、棒状体22aのみから構成されたものを用いることもできるが、本実施形態では、棒状体22aと、その先端を被覆するように設けられた被覆材22bとを有して構成されるものが採用されている。
【0018】
また、弁部材26は、ロッド22の後退に伴ってピストン23が粘性流体を押圧するときには、ピストン23の押圧面に密着する。これにより、弁部材26の貫通孔25が閉塞されるので、粘性流体は、ピストン23とケーシング21との間の僅かな隙間を通じて移動することとなり、この際に抵抗を生じて、運動エネルギーを吸収する。
【0019】
また、弁部材26は、ロッド22に対する負荷が除去され、ばね28によりピストン23が原位置に復帰するときには、ピストン23から離間してばね受け27に密着する。これにより、弁部材26の貫通孔25が開放されるので、粘性流体は、この貫通孔25を通じて移動できるようになり、その結果、ピストン23を速やかに原位置に復帰させることができる。
【0020】
アブソーバ20は、少なくとも棚40が下降終点及びその付近に存するときに、ロッド22の先端が第2のリンク部材12の被当接部12aに当接して、回動する第2のリンク部材12によりロッド22が押圧されるように設けられていればよいが、アブソーバ20の配設方法の好ましい態様としては、ロッド22の先端(被覆材22bの先端面)が、第2のリンク部材12の被当接部12aに常に当接しているように設けられることである。
【0021】
すなわち、第1及び第2のリンク部材11,12の回動過程において、第2のリンク部材12の被当接部12aとアブソーバ20のロッド22の先端とが離間する領域が存在すると、棚40を下降させる際に、第2のリンク部材12とロッド22との衝突音が発生してしまうが、ロッド22の先端が、第2のリンク部材12の被当接部12aに常に当接していれば、第2のリンク部材12とロッド22が衝突しないため、棚40を極めて静かに下降させることができる。
【0022】
また、例えば、棚40が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心(連結軸30a,30cの各軸心)が棚40との連結部(連結軸30b,30dの各軸心)よりも前方(棚40の正面40a側方向)に位置しないように第1及び第2のリンク部材11,12を配設した場合には、棚40を上昇終点の位置から下降させていくに従って、第1及び第2のリンク部材11,12同士の間隔D(第1のリンク部材11の支持部11aと第2のリンク部材12の被当接部12aとの間の距離)が次第に縮小されていくので、ロッド22の先端が、第2のリンク部材12の被当接部12aに常に当接していれば、棚40の下降開始から終了まで、ロッド22は第2のリンク部材12に押圧され続けることとなり、その結果、棚40の下降中、すべての領域でアブソーバ20の緩衝作用を発揮させることが可能となる。
【0023】
また、本実施形態のように、棚40が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心(連結軸30a,30cの各軸心)が棚40との連結部(連結軸30b,30dの各軸心)よりも前方(棚40の正面40a側方向)に位置するように第1及び第2のリンク部材11,12が配設されている場合でも、ロッド22の先端が、第2のリンク部材12の被当接部12aに常に当接していれば、棚40の下降終点及びその付近という限定された領域よりも、より拡張された領域でアブソーバ20の緩衝作用を発揮させることが可能となる。
【0024】
次に、上記のように構成される昇降装置の動作を説明する。
まず、リンク機構10により支持された棚40は、図3に示したように、上昇終点Pに存する状態から手前に引き出すことにより下降を開始し、下降終点Qに至ると下降を終了する。この間、リンク機構10を構成する第1及び第2のリンク部材11,12は、棚40の水平状態を保持しつつ、棚40の下降に伴い連結軸30a,30cの各軸心を中心として前方(棚40の正面40a側方向)へ回動する。
【0025】
また、第1及び第2のリンク部材11,12は、図1に示したように、棚40が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心(連結軸30a,30cの各軸心)が棚40との連結部(連結軸30b,30dの各軸心)よりも前方(棚40の正面40a側方向)に位置するように配設されているため、棚40が上昇終点から所定の位置まで下降する間は、棚40が下降していくに従って、両者の間隔D(第1のリンク部材11の支持部11aと第2のリンク部材12の被当接部12aとの間の距離)が拡大していき、棚40が所定の位置に至ったときにその間隔Dは最大となる。すなわち、図4に示したように、棚40が上昇終点に位置しているときにA地点に存する第1のリンク部材11の棚40との連結部(連結軸30bの軸心)は、棚40が所定の位置まで下降することによりB地点に移動するが、この間に第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dは、拡大し続けていき、第1のリンク部材11の棚40との連結部がB地点に至ったときに、その間隔Dが最大となる。
【0026】
そして、この昇降装置によれば、第1のリンク部材11に支持されたアブソーバ20を有し、しかも該アブソーバ20は、ロッド22の先端(被覆材22bの先端面)が第2のリンク部材12の被当接部12aに常に当接しているように設けられているが、棚40が上昇終点から所定の位置まで下降する間は、上述のように、第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dが拡大していくため、アブソーバ20の緩衝作用は働かず、従って、大きな力を必要とせずに棚40を手前側に引き出して下降させることができる。
【0027】
また、第1及び第2のリンク部材11,12は、棚40が所定の位置から下降終点まで下降する間は、棚40が下降していくに従って、両者の間隔Dが縮小していき、棚40が下降終点に至ったときにその間隔Dは最小となる。すなわち、図4に示したように、棚40が所定の位置まで下降した際にB地点に存する第1のリンク部材11の棚40との連結部は、棚40が下降終点まで下降することによりC地点に移動するが、この間に第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dは、縮小し続けていき、第1のリンク部材11の棚40との連結部がC地点に至ったときに、その間隔Dが最小となる。
【0028】
そして、棚40が所定の位置から下降終点まで下降する間は、上述のように、第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dが縮小していくため、これに伴いアブソーバ20のロッド22が第2のリンク部材12に押圧され、後退する。これにより、アブソーバ20の緩衝作用が発揮され、第1及び第2のリンク材11,12の回動が緩慢となる。従って、棚40は、下降終点において衝撃及び音を発生させることなく静止する。
【0029】
なお、この昇降装置によれば、アブソーバ20のロッド22が、常に第2のリンク部材12の被当接部12aに当接しているため、棚40の下降中にロッド22と被当接部12aとの衝突音は発生せず、従って、棚40は極めて静かに下降動作する。
【0030】
また、図3に示したように、棚40が下降終点に至ったときに、アブソーバ20のロッド22には負荷が加えられているため、食品等を何も積載していない状態の棚40を下降させた場合であっても、その棚40を浮き上がらせることなく、下降終点において停止させることができる。
【0031】
一方、棚40が上昇するときには、第1及び第2のリンク部材11,12は、上述した棚40の下降時とは逆の動作をする。すなわち、第1及び第2のリンク部材11,12は、棚40が下降終点から所定の位置まで上昇する間は、棚40が上昇していくに従って、両者の間隔Dが拡大していき、棚40が所定の位置に至ったときにその間隔Dは最大となる。
【0032】
そして、棚40が下降終点から所定の位置まで上昇する間は、上述のように、第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dが拡大していくため、アブソーバ20の緩衝作用は働かず、従って、大きな力を必要とせずに棚40を上昇させることができる。
【0033】
また、第1及び第2のリンク部材11,12は、棚40が所定の位置から上昇終点まで上昇する間は、棚40が上昇していくに従って、両者の間隔Dが縮小していく。
【0034】
そして、棚40が所定の位置から上昇終点まで上昇する間は、上述のように、第1及び第2のリンク部材11,12の間隔Dが縮小していくため、これに伴いアブソーバ20のロッド22が第2のリンク部材12に押圧され、後退する。これにより、アブソーバ20の緩衝作用が発揮され、第1及び第2のリンク材11,12の回動が緩慢となる。従って、この昇降装置によれば、棚40が上昇終点に至るときにも衝撃及び音を発生させることなく静止させることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、冷蔵庫内に設けられた棚を、リンク機構により、水平状態を保持したまま昇降させる昇降装置であって、少なくとも前記棚の下降終点において該棚が静止するよう前記リンク機構の回動を規制するアブソーバを具備するため、棚の下降終点における衝撃及び音の発生を抑制することが可能となり、また、食品等を何も積載していない状態の棚を下降させた際にも、下降終点において棚を停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態に係る昇降装置の要部を示す図である。
【図2】図2は、上記実施形態において採用したアブソーバの内部構造を示す断面図である。
【図3】図3は、上記実施形態に係る昇降装置の動作を説明するための図である。
【図4】図4は、上記実施形態に係る昇降装置の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 リンク機構
11 第1のリンク部材
12 第2のリンク部材
20 アブソーバ
21 ケーシング
22 ロッド
22a 棒状体
22b 被覆材
23 ピストン
24 ゴムベロー
25 貫通孔
26 弁部材
27 ばね受け
28 ばね
30a〜30d 連結軸
40 棚

Claims (3)

  1. 冷蔵庫内に設けられた棚を、リンク機構により、水平状態を保持したまま昇降させる昇降装置であって、少なくとも前記棚の下降終点において該棚が静止するよう前記リンク機構の回動を規制するアブソーバを具備し、前記リンク機構が、前記アブソーバを支持する第1のリンク部材と、前記アブソーバのロッドの軸心に対して略直交し、回動過程において前記ロッドの先端が当接し得る被当接部を有する第2のリンク部材とを有し、前記棚が少なくとも下降終点付近から下降終点に至るまで下降していくに従って、第1のリンク部材のアブソーバの支持部と第2のリンク部材の被当接部との間隔が小さくなるよう構成されていることを特徴とする昇降装置。
  2. 前記ロッドの先端が、前記第2のリンク部材の被当接部に常に当接していることを特徴とする請求項に記載の昇降装置。
  3. 前記棚が上昇終点に位置しているときに、それぞれ回動中心が前記棚との連結部よりも前方に位置し、かつ前記アブソーバのロッドを押圧し得る間隔を有するように、前記第1及び第2のリンク部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111473596A (zh) * 2020-04-23 2020-07-31 长虹美菱股份有限公司 一种冰箱搁架的可循环升降装置

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