JP4271172B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記球貯留タンクは、球排出装置側の側部を開放した有底箱状の内側貯留部材と、該内側貯留部材の外側部を囲む状態で配置された外枠部材と、該外枠部材に対して内側貯留部材を回動可能な回動機構とを備え、該回動機構により内側貯留部材をその底部が球排出装置側へ向けて下り傾斜した第1状態と、前記底部が球排出装置とは反対側へ下り傾斜して球貯留タンク内の遊技球が球排出装置側へ転動することを阻止する第2状態とに変換可能としたことを特徴とする遊技機である。
前記球貯留タンクは、内側貯留部材から球排出装置側へ向けて突出した係合部を回動機構よりも球排出装置側に配置し、
前記球排出装置は、球貯留タンクの係合部を係合可能な回動補助部を備え、
該回動補助部は、第1状態の球貯留タンクの係合部を係合した状態で球排出装置を上方へ移動して球貯留タンクから離すと、係合部とともに内側貯留部材の球排出装置側の端部を上方へ移動させて球貯留タンクを第2状態に変換させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
前記球貯留タンクは、係合機構を回動機構よりも球排出装置側に配置し、
前記球排出装置は、係合機構を係合可能な回動補助部を設け、
前記係合機構は、内側貯留部材から球排出装置側へ向けて突出可能な係合部と、該係合部を球排出装置に対して進退させる電気的駆動源とを備え、該電気的駆動源により係合部を球排出装置側へ向けて突出させて回動補助部と係合可能な突出状態と、球排出装置側から後退させて回動補助部と係合不可となる突出解除状態とに変換可能とし、突出状態に変換すると球貯留タンクを第1状態に維持し、突出解除状態に変換すると球貯留タンクが第2状態へ変換することを許容するように構成され、
前記排出制御手段は、球排出装置が遊技球の排出動作を停止している状態で排出球検出手段により遊技球の排出を検出すると、係合機構を突出解除状態に変換して球貯留タンクが第2状態へ変換することを許容することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
該回動規制部は、緩衝部材で形成され、球貯留タンクの下方のうち、回動機構を挟んで球排出装置とは反対側に配置され、第2状態に変換した球貯留タンクの内側貯留部材に当接して内側貯留部材の回動を規制するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の遊技機である。
請求項1に記載の発明によれば、遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクの一側に連通し、球貯留タンクに貯留された遊技球を排出可能な球排出装置とを備えた球貯留ユニットを設け、球貯留タンクは、球排出装置側の側部を開放した有底箱状の内側貯留部材と、該内側貯留部材の外側部を囲む状態で配置された外枠部材と、該外枠部材に対して内側貯留部材を回動可能な回動機構とを備え、該回動機構により内側貯留部材をその底部が球排出装置側へ向けて下り傾斜した第1状態と、前記底部が球排出装置とは反対側へ下り傾斜して球貯留タンク内の遊技球が球排出装置側へ転動することを阻止する第2状態とに変換可能としたので、球貯留タンクを第2状態に変換して球貯留タンク内の遊技球を球排出装置とは反対側へ寄せることができ、球貯留タンク内の遊技球が球排出装置へ転動したり、球排出装置を押圧したりすることを防ぐことができる。したがって、球排出装置のメンテナンス時の準備作業を容易に行うことができ、遊技機の復旧作業の効率向上を図ることができる。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に、大きな開放開口を有する額縁状の前面枠3(内枠)の一側を開閉可能に軸着し、該前面枠3の裏側に裏機構ユニット4を取り付けている。裏機構ユニット4は、液晶表示装置などの表示装置5(図2参照)を前方から嵌め込み、この表示装置5の前面側を遊技盤(図示せず)に開設した開口から前方(遊技者側)へ臨ませている。また、裏機構ユニット4の下方には、遊技を統括的に制御する遊技制御装置7、排出制御装置8(本発明における排出制御手段に相当)、電源装置9、中継基板10等をそれぞれ配設している。さらに、裏機構ユニット4の上方には、球貯留タンク13および球排出装置14を備えた球貯留ユニット15を配設し、裏機構ユニット4の側部(図1中右側部)には、球貯留ユニット15から排出される遊技球を流下させる球流路17(具体的には、遊技球をパチンコ遊技機1の前面の上皿や下皿(図示せず)へ案内する排出流下路18と、球貯留ユニット15内の遊技球を遊技機設置島設備内の下部の球回収樋(図示せず)へ案内する球抜流下路19)を備えている。そして、球貯留ユニット15の上方には、遊技機設置島設備内に設けられ、遊技機設置島設備からパチンコ遊技機1の球貯留ユニット15へ遊技球を補給するための補給装置(図示せず)が配置されている。
球貯留ユニット15は、補給装置から補給された遊技球を貯留するとともに、この貯留した遊技球を排出可能な装置である。この球貯留ユニット15は、図3および図4に示すように、遊技球を貯留可能な球貯留タンク13と、該球貯留タンク13の一側に連通し、球貯留タンク13に貯留された遊技球を排出流下路18あるいは球抜流下路19へ排出可能な球排出装置14と、球貯留タンク13と球排出装置14とを接続する接続機構28とを備えて構成されている。
球排出装置14は、球貯留タンク13の一側に着脱可能な状態で接続される装置である。この球排出装置14は、図4に示すように、球貯留タンク13のタンク排出口35に連通して球貯留タンク13内の遊技球を受け入れ可能な球受部56と、該球受部56の底部を下方へ凹ませた状態で形成された略円筒状のスプロケット収容部57と、該スプロケット収容部57の下部に配置された排出ステージ部材58と、スプロケット収容部57内に回動可能な状態で収容され、外周縁部に複数の球保持部59を設けたスプロケット60(球保持回転体)と、該スプロケット60の上部に接続されてスプロケット60を回転駆動する排出駆動モータ61と、スプロケット60を覆う状態で球受部56の上方に配置され、上面に排出駆動モータ61を取り付けるモータベース62とから構成されている。そして、裏機構ユニット4上に配置された状態では、スプロケット収容部57の前側部が排出装置受部26に覆われ、球受部56の下部のうちスプロケット収容部57の前側部の周辺部分が排出装置受部26の先端に支持される。
なお、上記した正転方向Rは、本実施形態において球保持部59を排出口66へ連通させて遊技球を排出口66から排出するとき、換言すると、遊技球を排出口66へ案内するときのスプロケット60の回転方向(排出回転方向)である。
接続機構28は、球排出装置14と球貯留タンク13とを着脱可能な状態で接続するための機構である。この接続機構28は、図3に示すように、球貯留タンク13の上部と球排出装置14の上部とを接続するロック機構93と、球貯留タンク13の下部と球排出装置14の下部とを接続する係止機構94とにより構成され、ロック機構93および係止機構94を球貯留ユニット15の前後両側部に配置している。
まず、球排出装置14の動作について説明すると、遊技中に入賞口への入賞が検出されて入賞口センサ124等から入賞検出信号が送信されたり、特別遊技において大当たりが発生して大当り検出信号が送信されたり、あるいは、遊技者により貸球操作が実施されて貸球信号が送信されたりすると、遊技制御装置7は、上記した各種信号を受信し、各種信号に応じて予め設定された個数の遊技球を排出するための排出指令信号を排出制御装置8へ送信する。排出指令信号を受けた排出制御装置8は、予め設定された個数の遊技球を排出するために、排出駆動モータ61を回転駆動してスプロケット60を正転方向Rへ予め設定された回数だけ回転する。すると、球排出装置14は、球貯留タンク13内の遊技球を排出口66を介して排出流下路18へ所定数だけ排出する。排出流下路18へ流下した遊技球は、パチンコ遊技機1の前面に配置された上皿あるいは下皿(何れも図示せず)へ賞球あるいは貸球として供給される。なお、賞球あるいは貸球となる遊技球は、排出口66を通過する際に排出球検出センサ70により検出され、排出制御装置8は、この遊技球の検出により所定個数の遊技球が排出されたか否かを確認することができる。
4 裏機構ユニット
7 遊技制御装置
8 排出制御装置
13 球貯留タンク
14 球排出装置
15 球貯留ユニット
28 接続機構
30 内側貯留部材
30a 底部
30b 側壁部
31 外枠部材
31a 上流側壁部
32 回動機構
33 位置規制機構
36 係合部
37 回動補助部
44 回動軸
45 軸受部
46 軸孔
56 球受部
57 スプロケット収容部
93 ロック機構
94 係止機構
96 ロック部材
96a 係合爪
97 突部
100 係止部
100a 腕部
100b 爪部
101 係止受部
101a 係止空間部
101b 連通開口
101c 挿通口
103 被係合部
104 移動規制部
105 被係合基部
106 被係合片
107 被係合片収容部
108 規制片
109 押圧部材
110 係合空間部
115 回動規制部
130 保持領域
133 係合機構
134 係合部
135 係合ソレノイド
136 カウンターウェイト部
Claims (7)
- 遊技球を貯留可能な球貯留タンクと、該球貯留タンクの一側に連通し、球貯留タンクに貯留された遊技球を排出可能な球排出装置とを備えた球貯留ユニットを設け、
前記球貯留タンクは、球排出装置側の側部を開放した有底箱状の内側貯留部材と、該内側貯留部材の外側部を囲む状態で配置された外枠部材と、該外枠部材に対して内側貯留部材を回動可能な回動機構とを備え、該回動機構により内側貯留部材をその底部が球排出装置側へ向けて下り傾斜した第1状態と、前記底部が球排出装置とは反対側へ下り傾斜して球貯留タンク内の遊技球が球排出装置側へ転動することを阻止する第2状態とに変換可能としたことを特徴とする遊技機。 - 前記回動機構は、内側貯留部材の底部の下り傾斜方向と略直交する状態で横向きに配置された回動軸と、該回動軸を回動自在な状態で軸着する軸受部とにより構成されたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記球貯留タンクは、第2状態に変換すると、内側貯留部材のうち球排出装置とは反対側の部分が外枠部材の下部よりも下方へ突出するように構成され、該突出部分の内側空間を球排出装置側への転動を阻止された遊技球の保持領域として機能させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 前記球排出装置を球貯留タンクの一側に着脱可能な状態で接続し、
前記球貯留タンクは、内側貯留部材から球排出装置側へ向けて突出した係合部を回動機構よりも球排出装置側に配置し、
前記球排出装置は、球貯留タンクの係合部を係合可能な回動補助部を備え、
該回動補助部は、第1状態の球貯留タンクの係合部を係合した状態で球排出装置を上方へ移動して球貯留タンクから離すと、係合部とともに内側貯留部材の球排出装置側の端部を上方へ移動させて球貯留タンクを第2状態に変換させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記回動補助部は、球貯留タンクから離した球排出装置を下方へ移動して第2状態の球貯留タンクの一側へ近づけると、係合部を係合し、該係合部とともに内側貯留部材の球排出装置側の端部を下方へ移動させて球貯留タンクを第1状態に変換させることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
- 前記球排出装置の遊技球の排出動作を制御可能な排出制御手段と、前記球排出装置から排出された遊技球を検出可能な排出球検出手段とを備え、
前記球貯留タンクは、係合機構を回動機構よりも球排出装置側に配置し、
前記球排出装置は、係合機構を係合可能な回動補助部を設け、
前記係合機構は、内側貯留部材から球排出装置側へ向けて突出可能な係合部と、該係合部を球排出装置に対して進退させる電気的駆動源とを備え、該電気的駆動源により係合部を球排出装置側へ向けて突出させて回動補助部と係合可能な突出状態と、球排出装置側から後退させて回動補助部と係合不可となる突出解除状態とに変換可能とし、突出状態に変換すると球貯留タンクを第1状態に維持し、突出解除状態に変換すると球貯留タンクが第2状態へ変換することを許容するように構成され、
前記排出制御手段は、球排出装置が遊技球の排出動作を停止している状態で排出球検出手段により遊技球の排出を検出すると、係合機構を突出解除状態に変換して球貯留タンクが第2状態へ変換することを許容することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記内側貯留部材の回動を規制する回動規制部を備え、
該回動規制部は、緩衝部材で形成され、球貯留タンクの下方のうち、回動機構を挟んで球排出装置とは反対側に配置され、第2状態に変換した球貯留タンクの内側貯留部材に当接して内側貯留部材の回動を規制するように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の遊技機。
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