JP4270152B2 - 印刷制御プログラム、印刷制御装置及び印刷制御方法 - Google Patents

印刷制御プログラム、印刷制御装置及び印刷制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷制御プログラム、印刷制御装置及び印刷制御方法に関し、特に、印刷作業の煩雑性を軽減することができる印刷制御プログラム、印刷制御装置、および印刷制御方法に関するものである。
例えば、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)等のコンピュータにプリンタを接続し、このPCによってワードプロセッサ機能や描画機能を有するアプリケーションソフトウェアを起動すれば、PCによって文書データまたは描画データを作成し、作成した文書データまたは描画データをプリンタによって用紙上に印刷して出力することができる。
しかしながら、ワードプロセッサ機能や描画機能を有するアプリケーションソフトウェアによって作成した文書データまたは描画データは、そのアプリケーションソフトウェア特有のデータフォーマットで作成される場合がある。このような場合、作成された文書データまたは描画データを印刷するには、その文書データまたは描画データを作成したアプリケーションソフトウェアを起動し、そのアプリケーションソフトウェアが有する印刷機能を用いなければならない。
また、PC上に起動しているワードプロセッサ機能や描画機能を有するアプリケーションソフトウェアを用いて文書データまたは画像データを印刷する場合、印刷を指示すると、表示画面に印刷設定のためのダイアログボックスが表示され、ユーザは、そのダイアログボックスに、用紙のサイズなどの印刷条件を逐一設定しなければならない。
このような印刷作業の煩雑性を軽減するために、例えば特開平11−219277号公報(特許文献1)に開示されているように、ホットフォルダ機能を備えたプリンタサーバが提案されている。ホットフォルダ機能とは、プリンタサーバ上の特定のフォルダ(ホットフォルダ)に予め印刷条件を関連付けし、そのホットフォルダにファイルがドロップされると、予め関連付けられた印刷条件で自動的にそのファイルの印刷データの印刷を実行させる機能である。
図12は、従来のホットフォルダ機能を有するプリンタサーバ100と、そのプリンタサーバ100に接続されたクライアントPC110およびプリンタ120との概略の構成を示す図である。図12に示すように、プリンタサーバ100は、それぞれ印刷条件が関連づけられたホットフォルダ102a〜102dをネットワーク上に公開している。ユーザは、ホットフォルダ102a〜102dのいずれかのうち、所望の印刷条件が関連づけられたホットフォルダ102に印刷ファイルを入力することにより、そのホットフォルダに関連づけられた印刷条件に応じて印刷することができる。よって、印刷ファイルを開く必要もなく、また印刷条件等を逐一設定する必要がないため、印刷作業の煩雑性が軽減される。
特開平11−219277号公報
しかしながら、従来のホットフォルダ機能を利用しても、印刷作業の煩雑性が充分に軽減されない場合があるという問題点があった。ホットフォルダに設定された印刷条件と異なる印刷条件にて印刷を行いたい場合、ホットフォルダに設定された印刷条件を変更して印刷を行わせ、その後、次回印刷時に誤った印刷条件にて印刷が行われないようにホットフォルダの印刷条件を元に戻さなければならない。また、所望する印刷条件を設定したホットフォルダを新たに作成しなければならない。例えば、必要な印刷部数がホットフォルダに設定された印刷部数と異なるだけで、上述したような操作をしなければならず、印刷作業が煩雑となる。また、よく使用する印刷部数を設定したホットフォルダを複数作成しておくと、印刷作業者は多数のホットフォルダの中から、所望の印刷条件が関連づけられたホットフォルダを選択しなければならず、印刷作業者が間違ったホットフォルダを選択する可能性が高まり、誤ったホットフォルダを選択してしまった場合、例えば、4部印刷すべきところを、誤って1部印刷用のホットフォルダに印刷ファイルを入力してしまった場合には、残りの3部を印刷し直さなければならない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、印刷作業の煩雑性を軽減することができる印刷制御プログラム、印刷制御装置、および印刷制御方法を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の印刷制御プログラムは、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データを出力する出力ステップを、前記印刷手段に接続されたコンピュータに実行させるものであって、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、前記コンピュータは、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を記憶する文字列記憶メモリを備えるものであって、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定ステップと、前記印刷手段において、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御ステップとを前記コンピュータに実行させるものであり、前記設定ステップは、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定ステップと、前記第1決定ステップにより決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定ステップと、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定ステップと、前記第1設定ステップにより前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定ステップにより決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更ステップとを含み、
前記制御ステップは、前記変更ステップにより前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御するものである。
請求項2記載の印刷制御プログラムは、請求項1記載の印刷制御プログラムにおいて、前記文字列記憶メモリは、前記所定の文字列と印刷条件との対応関係に優先順位を付して記憶するものであり、各対応関係に付される優先順位を変更可能に構成されている
請求項記載の印刷制御プログラムは、請求項1または2に記載の印刷制御プログラムにおいて、前記文字列記憶メモリは、二つ以上の互いに異なる所定の文字列に対し、それぞれ互いに異なる種類の印刷条件が対応付けられた対応関係を記憶するものであり、前記設定ステップは、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された二つ以上の互いに異なる所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合には、前記含まれる文字列に基づいてそれぞれ互いに異なる種類の印刷条件を設定するものである。
請求項記載の印刷制御プログラムは、請求項1からのいずれかに記載の印刷制御プログラムにおいて、前記コンピュータは、予め定められた複数の印刷条件を記憶する既定データ記憶メモリを備え、前記設定ステップは、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件を読み出して前記設定データ記憶メモリに書き込む読出ステップを備え、前記設定ステップは、前記読出ステップにより予め定められた複数の印刷条件が書き込まれた前記設定データ記憶メモリに、前記第1決定ステップまたは前記第2決定ステップにより決定された印刷条件を設定する。
請求項記載の印刷制御プログラムは、請求項記載の印刷制御プログラムにおいて、前記出力ステップにより前記ファイルの印刷データが出力された後、前記設定データ記憶メモリに記憶された複数の印刷条件を、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件で更新する更新ステップを前記コンピュータに実行させるものである。
請求項記載の印刷制御プログラムは、請求項またはに記載の印刷制御プログラムにおいて、前記コンピュータは、外部から入力されたファイルを記憶可能なファイル記憶手段を備え、前記既定データ記憶メモリは、前記ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件を記憶するものであり、前記ファイル記憶手段に入力されたファイルを検出するファイル検出ステップを前記コンピュータに実行させ、前記出力ステップは前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力するものであって、前記第1決定ステップおよび第2決定ステップは、前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件を決定し、前記変更ステップは、前記ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件を、前記決定ステップにより決定された印刷条件に応じて変更するものである。
請求項記載の印刷制御プログラムは、請求項またはに記載の印刷制御プログラムにおいて、前記コンピュータは、指示手段による指示に応じて画面を表示する表示手段を備え、前記表示手段上のファイルが前記指示手段により所定の手順で指示されたかを判断する判断ステップを前記コンピュータに実行させ、前記出力ステップは、前記判断ステップにおいて、前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力するものであって、前記第1決定ステップおよび第2決定ステップは、前記判断ステップにおいて前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件を決定するものである。
請求項記載の印刷制御装置は、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に接続され、前記印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データを出力する出力手段を備えたものであって、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を記憶する文字列記憶手段と、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定手段と、前記印刷手段において、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力手段により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御手段とを備え、前記設定手段は、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定手段と、前記第1決定手段により決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定手段と、前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定手段と、前記第1設定手段により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定手段により決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更手段とを含み、前記制御手段は、前記変更手段により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力手段により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する
請求項記載の印刷制御方法は、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し印刷データを出力し、印刷条件の設定内容に応じた形式で前記印刷データを印刷させる印刷制御方法であって、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて前記印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を文字列記憶メモリに記憶させる文字列記憶工程と、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶工程により前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定工程と、前記ファイルの印刷データを出力する出力工程と、前記印刷手段において、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力工程により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御工程とを含み、前記設定工程は、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定工程と、前記第1決定工程により決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定工程と、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定工程と、前記第1設定工程により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定工程により決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更工程とを含み、前記制御工程は、前記変更工程により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力工程により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する。
請求項1記載の印刷制御プログラムによれば、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データを出力する出力ステップをコンピュータに実行させる。なお、前記コンピュータは前記印刷手段に接続され、且つ、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を記憶する文字列記憶メモリを備えるものである。また、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成されるものである。
また、前記コンピュータは、設定ステップにより、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定し、前記印刷手段において、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、制御ステップにより、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する。これにより、前記印刷手段において、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷される。
したがって、ユーザが印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶されている所定の文字列に相当する文字列を組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、自動的に印刷条件が設定され、前記自動的に設定された印刷条件の設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷される。すなわち、表示画面にダイアログボックスを表示させ、前記ダイアログボックスに印刷条件を設定する作業や、印刷条件が関連づけられた多数のホットフォルダから、目的に合致した印刷条件が関連づけられたホットフォルダを選択する作業が不要となる。よって、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。
なお、ここで、「ファイルに付加された識別文字列」とは、例えば、ファイル名や、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名、前記他ファイルに識別のために関連づけられた各種文字列(例えば、ファイルのプロパティとして記述可能なコメントやタイトル等)を含むものである。また、「所定の文字列に相当する文字列」とは、所定の文字列に一致する文字列だけでなく、例えば、前記所定の文字列が、任意の数字を意味する記号を含んで構成されている場合には、前記任意の数字を意味する記号に代えて、数字を含んで構成されている文字列が、前記「所定の文字列に相当する文字列」に該当する。
また、前記設定ステップは、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に含まれる文字列に基づいて、少なくとも一つの印刷条件を設定するものであるので、ユーザが印刷を所望するファイルのファイル名または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に、文字列記憶メモリに記憶されている所定の文字列に相当する文字列を組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、自動的に印刷条件が設定され、前記自動的に設定された印刷条件の設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷される。よって、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。また、ファイル名またはフォルダ名に変更が加えられない限り、設定ステップにおいて、同一の印刷条件が繰り返し設定されるので、所定のファイルの印刷データを同一の印刷条件で繰り返し印刷することが所望される場合(例えば、所定のファイルについて常に3セット印刷することが所望されている場合など)、特に顕著な効果が得られる。
また、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、前記設定ステップにより、ファイル名に基づく印刷条件が優先して設定される。したがって、例えば、所定のファイルについて、ファイル名に基づく印刷条件が「印刷部数を3セットとする」であり、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件が「印刷部数を2セットとする」である場合、前記ファイルは、ファイル名に基づく印刷条件「印刷部数を3セットとする」に従って、3セット印刷される。一方、同一のフォルダに格納された他のファイルは、フォルダ名に基づく印刷条件「印刷部数を2セットとする」に従って、2セット印刷される。このように、同一種類の印刷条件について異なる設定内容での印刷を所望するファイルを、同一のファイルに格納することができ、印刷作業の煩雑性を軽減することができるという効果がある。
請求項記載の印刷制御プログラムによれば、請求項1または2に記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、前記文字列記憶メモリには、二つ以上の互いに異なる所定の文字列に対し、それぞれ互いに異なる種類の印刷条件が対応付けられた対応関係が記憶される。また、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された二つ以上の互いに異なる所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合には、前記設定ステップにより、前記含まれる文字列に基づいてそれぞれ互いに異なる種類の印刷条件が設定される。よって、文字列記憶メモリに記憶されている二つ以上の互いに異なる所定の文字列に相当する文字列を組み合わせて、印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、複数種類の印刷条件を自由に組み合わせて設定することができるので、印刷条件設定における自由度が高いという効果がある。
請求項記載の印刷制御プログラムによれば、請求項1からのいずれかに記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、前記コンピュータは、前記設定ステップにより設定される印刷条件を記憶する設定データ記憶メモリと、予め定められた複数の印刷条件を記憶する既定データ記憶メモリとを備える。
また、前記コンピュータは、読出ステップにより、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件を読み出して前記設定データ記憶メモリに書き込む。そして、決定ステップにより、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより前記ファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件を決定し、変更ステップにより、前記読出ステップにより前記設定データ記憶メモリに書き込まれた予め定められた複数の印刷条件を、前記決定ステップにより決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいた複数の印刷条件を前記設定データ記憶メモリに設定する。そして、前記制御ステップにより、前記変更ステップにより前記設定データ記憶メモリに設定された複数の印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データが加工され又は前記印刷手段が制御される。よって、予め定められた複数の印刷条件の一部または全部を変更したい場合には、ユーザが印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶されている所定の文字列に相当する文字列を組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、予め定められている複数の印刷条件の一部または全部が変更された印刷条件を、自動的に設定データ記憶メモリに設定することができるので、印刷作業の煩雑性が軽減されるという効果がある。
請求項記載の印刷制御プログラムによれば、請求項記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、前記出力ステップにより前記ファイルの印刷データが出力された後、前記設定データ記憶メモリに記憶された複数の印刷条件を、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件で更新する更新ステップを前記コンピュータに実行させるので、前回の出力ステップおいて出力された印刷データのために設定された印刷条件を反映せずに、次回の出力ステップにおいて出力する印刷データの印刷条件を設定することができるという効果がある。
請求項記載の印刷制御プログラムによれば、請求項またはのいずれかに記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、前記コンピュータは、外部から入力されたファイルを記憶可能なファイル記憶手段を備えるものであり、ファイル検出ステップにより、前記ファイル記憶手段に入力されたファイルを検出し、前記出力ステップにより、前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力する。すなわち、印刷を所望するファイルを外部から入力してファイル記憶手段に記憶させるという容易な操作によって、前記ファイルの印刷データを印刷手段により印刷させることができる。
ここで、前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルの印刷データを印刷するための印刷条件は、ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件を、前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件に応じて変更することにより設定される。したがって、ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件の一部または全部を変更した設定内容での印刷を所望する場合、ユーザは、印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶される所定の文字列に相当する文字列を組み込み、前記ファイルをファイル記憶手段に記憶させるという容易な操作をすれば良い。これにより、前記ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件の一部または全部が変更された印刷条件の設定内容に応じた形式で、前記ファイルの印刷データを印刷させることができ、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。
請求項7記載の印刷制御プログラムによれば、請求項またはに記載の印刷制御プログラムの奏する効果に加え、前記コンピュータは、指示手段による指示に応じて画面を表示する表示手段を備え、判断ステップにより、前記表示手段上のファイルが前記指示手段により所定の手順で指示されたかを判断し、出力ステップにより、前記判断ステップにおいて前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力する。すなわち、印刷を所望する表示手段上のファイルを指示手段により所定の手順で指示するという容易な操作によって、前記ファイルの印刷データを印刷手段により印刷させることができる。
ここで、このファイルの印刷データを印刷するための印刷条件は、既定データ記憶メモリに記憶された予め定められた複数の印刷条件を、前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件に応じて変更することにより設定される。ユーザは、予め定められた複数の印刷条件の一部または全部を変更した設定内容での印刷を所望する場合には、印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶される所定の文字列に相当する文字列を組み込み、表示手段上のファイルを、指示手段により所定の手順で指示するという容易な操作をすれば良い。これにより、予め定められた印刷条件の一部または全部が変更された印刷条件の設定内容に応じた形式で、前記ファイルの印刷データを印刷させることができ、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。
請求項記載の印刷制御装置によれば、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に接続され、出力手段により、前記印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データが出力される。なお、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成されるものである。また、文字列記憶手段により、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係が記憶され、設定手段により、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件が設定され、制御手段により、前記印刷手段において、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力手段により出力されるファイルの印刷データが加工され又は前記印刷手段が制御される。
したがって、ユーザが印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶されている所定の文字列に相当する文字列を組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、自動的に印刷条件が設定され、前記自動的に設定された印刷条件の設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷される。すなわち、表示画面にダイアログボックスを表示させ、前記ダイアログボックスに印刷条件を設定する作業や、印刷条件が関連づけられた多数のホットフォルダから、目的に合致した印刷条件が関連づけられたホットフォルダを選択する作業が不要となる。よって、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。
請求項記載の印刷制御方法によれば、ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し印刷データを出力し、印刷条件の設定内容に応じた形式で前記印刷データを印刷させる。なお、前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成される。ここで、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて前記印刷条件を設定するために、文字列記憶工程により、所定の文字列と印刷条件との対応関係が文字列記憶メモリに記憶され、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶工程により前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、設定工程により、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件が設定され、出力工程により、前記ファイルの印刷データが出力される。さらに、前記印刷手段において、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、制御工程により、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力工程により出力されるファイルの印刷データが加工され又は前記印刷手段が制御される。
したがって、ユーザが印刷を所望するファイルに付加された識別文字列に、文字列記憶メモリに記憶されている所定の文字列に相当する文字列を組み込む、または前記所定の文字列に相当する文字列をファイルに付加するという容易な操作によって、自動的に印刷条件が設定され、前記自動的に設定された印刷条件の設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷される。すなわち、表示画面にダイアログボックスを表示させ、前記ダイアログボックスに印刷条件を設定する作業や、印刷条件が関連づけられた多数のホットフォルダから、目的に合致した印刷条件が関連づけられたホットフォルダを選択する作業が不要となる。よって、印刷作業の煩雑性を軽減できるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明における実施例の印刷制御装置として機能するプリンタサーバ10を含む印刷システム1の全体構成を示す概略図である。図1に示されるように、印刷システム1は、プリンタサーバ10にクライアントとしてのパーソナルコンピュータ30(以下、これを「クライアントPC30」と称する。)と、プリンタ50とが接続されて構成されている。
プリンタサーバ10にはローカルエリアネットワーク (LAN)42が接続されてお
り、プリンタサーバ10には、このLAN42を介してクライアントPC30とプリンタ50とが接続されている。LAN42の伝送方式には有線通信方式と無線通信方式とがあり、有線通信方式の伝送媒体としては、より対線(ツイストペアケーブル)、同軸ケーブル、または、光ファイバケーブルなどが用いられる。なお、図1において、プリンタサーバ10には、1台のクライアントPC30と1台のプリンタ50とが接続されているが、複数台のクライアントPC30およびプリンタ50が接続されても良い。
プリンタサーバ10は、後述する印刷監視処理(図9参照)によって、用紙などの記録媒体上に印刷される印刷データと、プリンタ50の印刷を制御する制御コマンドとを生成し、プリンタ50に出力する装置である。
プリンタサーバ10は、図1に示すように、CPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD14と、入力部15と、表示部16と、LAN42を介してクライアントPC30に接続するネットワーク用インターフェース17(I/F17)と、LAN42を介してプリンタ50に接続するプリンタ用インターフェース18(I/F18)とを備えている。
CPU11は、このプリンタサーバ10を総括的に制御する中央演算処理であり、図6、図7、図9、図10、図11のフローチャートで示す処理を実行するプログラムなどの各種プログラムを実行する。
ROM12は、CPU11により実行される各種制御プログラムや、それらの制御プログラムをCPU11により実行する上で必要なデータなどを格納した書き換え不能なメモリである。なお、図6、図7、図9、図10、図11のフローチャートで示す処理を実行するプログラムは、このROM12内に格納されている。
RAM13は、CPU11により実行される各種処理に必要なデータやプログラムを一時的に記憶するためのメモリである。このRAM13は、印刷設定データメモリ13aを備えている。印刷設定データメモリ13aは、後述する印刷監視処理(図9参照)の結果として、設定される各種印刷条件を記憶するメモリである。なお、この印刷設定データメモリ13aについては、図2を参照しつつ後述する。
ここで、「印刷条件」とは、例えば、印刷方式、用紙サイズ、印刷部数、印刷に用いるインクの種類、階調方式、拡大・縮小率、プリンタの選択など、印刷の形式に関する条件のことをいう。
HDD14は、ハードディスクを含むハードディスク駆動装置であり、印刷ファイル記憶エリア14aと、既定データメモリ14bと、出力済みファイル記憶エリア14cと、ファイル名印刷規則メモリ14dと、フォルダ名印刷規則メモリ14eとを備えている。
印刷ファイル記憶エリア14aは、外部から入力されるファイル(またはファイルを格納したフォルダ)を記憶するためのエリアである。後述する印刷監視処理(図9参照)において、印刷ファイル記憶エリア14aにファイル又はフォルダが入力されたことが検出されると、そのファイル又はフォルダ内の印刷データが生成され、プリンタ50へ出力される。よって、ユーザは、印刷を所望するファイル又はファイルを格納したフォルダを印刷ファイル記憶エリア14aに入力するという容易な操作によって、そのファイルの印刷データを自動的に印刷させることができる。
なお、「ファイル」とは、文書データを作成する文書データ作成ソフト、表計算ソフト、描画データを作成するグラフィックデザインソフトを用いて作成されるデータであり、「ファイルの印刷データ」は、そのファイルを構成するデータのうち、プリンタにおいて、用紙等の記録媒体上に施される文字や画像のデータのことをいう。
既定データメモリ14bは、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められた複数の印刷条件を記憶するメモリである。既定データ記憶メモリ14bに記憶された複数の印刷条件は、後述する印刷監視処理(図9参照)において読み出され、印刷設定データメモリ13aに書き込まれる。
出力済みファイル記憶エリア14cは、後述する印刷監視処理(図9参照)の結果、印刷データの出力が完了したファイルが移される領域である。
ファイル名印刷規則メモリ14dは、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルのファイル名に基づいて印刷条件を設定するためのファイル名印刷規則を記憶するメモリである。このファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されるファイル名印刷規則については図3(a)を参照しつつ後述する。
フォルダ名印刷規則メモリ14eは、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたフォルダのフォルダ名に基づいて印刷条件を設定するためのフォルダ名印刷規則を記憶するメモリである。このフォルダ名印刷規則メモリ14eに記憶されるフォルダ名印刷規則については図4を参照しつつ後述する。
入力部15は、プリンタサーバ10にデータ又はコマンドを入力するものであり、キーボード、マウスなどにより構成されている。表示部16は、プリンタサーバ10で実行される処理内容や入力されたデータなどを視覚的に確認するために、文字や画像などを表示するものであり、例えば、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにより構成されている。
I/F17(ネットワーク用インターフェイス17)は、プリンタサーバ10をLAN42に接続し、LAN42を経由したクライアントPC30とのデータの入出力を制御するものである。
I/F18(プリンタ用インターフェイス18)は、プリンタサーバ10とプリンタ50とを接続するものであり、プリンタサーバ10は、このI/F18を介することにより、ファイルの印刷データと制御コマンドとをプリンタ50に送信し、印刷条件の設定内容に応じた形式で印刷データを記録媒体上へ印刷させることができる。
図1に示すように、上述したCPU11と、ROM12と、RAM13と、HDD14と、入力部15と、表示部16と、I/F17と、I/F18とは、バスライン19を介して互いに接続されている。
一方、LAN42を介して上述したプリンタサーバ10に接続されているクライアントPC30は、CPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、入力部35と、表示部36と、LAN42を介してプリンタサーバ10に接続するネットワーク用インターフェース37(I/F37)とを備えている。
クライアントPC30における上記のような構成において、CPU31は、クライアントPC30の動作を制御するものであり、各種プログラムを実行する。ROM32は、クライアントPC30の動作を制御するためのプログラムなどが格納されたメモリであり、RAM33は、CPU31の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するための読み書き可能なメモリである。
HDD34は、ハードディスクを含むハードディスク駆動装置であり、文書データを作成する文書データ作成ソフト、表計算ソフト、描画データを作成するグラフィックデザインソフトなどが格納される。入力部35は、キーボードやマウスなどにより構成され、クライアントPC30にデータや印刷指示コマンドなどのコマンドを入力するためのものであり、表示部36は、CRTディスプレイや液晶ディスプレイなどにより構成され、各種処理内容や入力されたデータなどを視覚的に確認するものである。また、I/F37は、クライアントPCをLAN42に接続し、LAN42を経由したプリンタサーバ10とのデータの入出力を制御するものである。
図1に示すように、上述したCPU31と、ROM32と、RAM33と、HDD34と、入力部35と、表示部36と、I/F37とは、バスライン38を介して互いに接続されている。
上記のように構成されたクライアントPC30において、HDD34に格納される文書データ作成ソフト、表計算ソフト、グラフィックデザインソフト等が起動されると、入力部35による入力操作により、プリンタ50での印刷を所望するファイルが作成される。そのように作成されたファイルは、入力部35による所定の操作によってI/F37からプリンタサーバ10の印刷ファイル記憶エリア14aへ出力することが可能である。なお
、作成されたファイルをフォルダに格納してプリンタサーバ10の印刷ファイル記憶エリア14aへ出力することも可能である。
図1に示すように、プリンタサーバ10に接続されるプリンタ50は、CPU51と、ROM52と、RAM53と、シート搬送モータ54と、キャリッジモータ55と、印字ヘッド58と、プリンタサーバ10に接続するプリンタ用インターフェース57(I/F57)とを備えている。
プリンタ50における上記のような構成において、CPU51は、プリンタ50の動作を制御するものであり、各種プログラムを実行する。ROM52は、プリンタ50の動作を制御するためのプログラムなどが格納されたメモリである。ここで、CPU51が実行するプログラムは、このROM52内に格納されている。RAM53は、CPU51の処理に必要なデータなどを一時的に記憶するための読み書き可能なメモリである。
シート搬送モータ54は、プリンタ50の所定の位置に配置された記録媒体を上流から下流への方向又はその逆方向に搬送するためのステッピングモータであり、その移動はCPU51により制御される。キャリッジモータ55は、印字ヘッド58とを装着した非図示のキャリッジを、シート搬送モータ54による搬送方向に対して直交方向に、キャリッジの初期位置である始点と、その始点とは反対側の限界位置である終点との間を往復移動させるべく駆動するためのステッピングモータであり、その移動はCPU51により制御される。印字ヘッド58は、複数のノズル、アクチュエータ(いずれも非図示)を備えたインクジェットヘッドであり、CPU51により制御されるアクチュエータの駆動によってインクをノズルから噴射して、所定の文字又は模様を印刷するものである。また、I/F57(プリンタ用インターフェイス57)は、プリンタ50とプリンタサーバ10とを接続するものであり、このI/F57を介して、プリンタサーバ10から印刷データおよび制御コマンドが入力される。
図1に示すように、上述したCPU51と、ROM52と、RAM53と、シート搬送モータ54と、キャリッジモータ55と、印字ヘッド58と、I/F57とは、バスライン58を介して互いに接続されている。
図2を参照して、後述する印刷監視処理(図9参照)の結果として、印刷設定データメモリ13aに設定される各種印刷条件Jについて説明する。図2は、印刷設定データメモリ13aの模式的な構成図である。図2に示すように、一つの印刷条件Jは、一対の「項目」と「入力値」とからなり、印刷設定データメモリ13aには、複数種類の印刷条件Jが設定される。プリンタサーバ10は、この印刷設定データメモリ13aに設定された印刷条件Jの設定内容に応じた形式でファイルの印刷データが印刷されるように、ファイルの印刷データを加工し、またはプリンタを制御する。
例えば、図2に示すように、項目「プリンタ」と入力値「プリンタ50」とからなる印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに記憶されている場合、プリンタサーバ10は、この印刷条件Jに基づいて、プリンタ50対応の制御コマンドを生成し、その制御コマンドをファイルの印刷データと共にプリンタ50へ出力する。また、項目「拡大・縮小」と入力値「80%」とからなる印刷条件Jに基づいて、ファイルの印刷データを80%に縮小して、プリンタ50へ出力する。プリンタ50は、プリンタサーバ10から出力された制御コマンドに基づいて、印刷データを印刷する。その結果、印刷設定データメモリ13aに設定された印刷条件Jの設定内容に応じた形式で印刷データが印刷される。
図3、図4を参照して、ファイル名印刷規則およびフォルダ名印刷規則について説明する。なお、ファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されるファイル名印刷規則、およびフォルダ名印刷規則メモリ14eに記憶されるフォルダ名印刷規則が、請求項の「所定の文字列と印刷条件との対応関係」に相当する。
図3(a)は、ファイル名印刷規則メモリ14dの模式的な構成図であり、図3(b)は、ファイル名印刷規則に基づいて設定される印刷条件Jとの関係を模式的に示す図である。図3(a)に示すように、ファイル名印刷規則メモリ14dは、複数のファイル名印刷規則とそのファイル名印刷規則を管理する管理番号とを対応付けたデータを記憶する。
ここで、「ファイル名印刷規則」は、規則文字列(請求項における「所定の文字列」)と印刷条件Jが一対一に対応付けられてなるデータであり、請求項の「所定の文字列と印刷条件との対応関係」に相当するものである。また、「規則文字列」は、文字、数字、記号などの符号で構成される。さらに、「規則文字列」は、複数の文字等から構成されるものに限られず、単一の文字等からなるものであっても良い。また、「規則文字列」は、任意の文字、記号、数字を意味する符号を含むものであってもよい。なお、図3(a)に示す記号「*」は任意の数字を意味する。
後述する印刷監視制御処理(図9参照)において、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルFiが検出され、そのファイルFiのファイル名が「規則文字列」に相当する文字列を含む場合、ファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されたファイル名印刷規則を参照することにより、そのファイル名に含まれる文字列に対応する印刷条件Jが決定され、その決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される。
図3(b)は、管理番号「1」に管理されるファイル名印刷規則に従って印刷条件Jが設定される状態を示している。図3(b)に示すように、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルFiのファイル名が「test2部数.pdf」である場合、ファイルFiのファイル名に含まれる文字列「2部数」が、管理番号「1」に管理されるファイル名印刷規則の規則文字列「*部数」に相当する文字列となる。規則文字列に含まれる記号「*」は、任意の数字を意味するからである。したがって、ファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されたファイル名印刷規則のうち、管理番号「1」に管理されるファイル名印刷規則を参照することにより、ファイル名に対応する印刷条件J「印刷部数を2セットとする」が決定され、その決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13a(図2参照)に設定される。その結果、図3(b)に示すように、ファイルFiの印刷データが2部数印刷される。
図4は、フォルダ名印刷規則メモリ14eの模式的な構成図である。図4に示すように、フォルダ名印刷規則メモリ14eは、複数のファイル名印刷規則とそのファイル名印刷規則を管理する管理番号とを対応付けたデータを記憶する。
ここで、「フォルダ名印刷規則」は、規則文字列(請求項における「所定の文字列」)と印刷条件Jとが一対一に対応付けられてなるデータであり、上述の「ファイル名印刷規則」と同様に、請求項の「所定の文字列と印刷条件との対応関係」に相当するものである。
後述する印刷監視制御処理(図9参照)において、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたフォルダFoが検出され、そのフォルダFoのフォルダ名が「規則文字列」に相当する文字列を含む場合、フォルダ名印刷規則メモリ14eに記憶されたフォルダ名印刷規則を参照することにより、そのフォルダ名に含まれる文字列に対応する印刷条件Jが決定され、その決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される。
次に、本実施例の印刷システム1によって実現される印刷制御処理の概要について、図5を参照して説明する。図5は、本実施例の印刷システム1による印刷制御処理を示す説明図である。
まず、印刷制御処理に先立ち、プリンタサーバ10のHDD14に、印刷ファイル記憶エリア14aが設けられ、LAN42上に公開される。また、印刷制御処理に先立ち、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づける複数の印刷条件Jを定め、既定データメモリ14bへ記憶させる。
プリンタサーバ10は、印刷ファイル記憶エリア14aを監視し、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルを検出すると、そのファイルの印刷データを自動的に生成して、プリンタ50へ出力し印刷を実行させる、いわゆるホットフォルダ機能を実現する。このホットフォルダ機能によりプリンタ50において実行される印刷データの印刷は、基本的には、既定データメモリ14bに記憶された、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められた複数の印刷条件の設定内容に応じた形式で行われる。
例えば、図5に示すように、ファイル名が「チラシ.pdf」であるファイルFi1を印刷ファイル記憶エリア14aに入力することにより、ファイルFi1の印刷データは、既定データメモリ14bに予め定められた印刷条件Jに従い、自動的に1セット印刷される。
一方で、既定データメモリ14bに記憶された複数の印刷条件の一部を変更した設定内容での印刷を所望する場合がある。例えば、既定データメモリ14bに記憶されている予め定められた複数の印刷条件Jのうち、印刷部数に関する印刷条件Jのみを変更したい場合がある。本実施例の印刷システム1によって実現される印刷制御処理によれば、ユーザは、印刷を所望するファイルFiのファイル名またはそのファイルを格納するフォルダFoのフォルダ名に、ファイル名印刷規則メモリ14d(図3参照)またはフォルダ名印刷規則メモリ14e(図4参照)に記憶されている規則文字列に相当する文字列を組み込む。っこれにより後述する印刷監視処理(図9)において、既定データメモリ14bに記憶された複数の印刷条件の一部を変更した印刷条件Jが印刷設定データメモリ13a(図2参照)に設定され、その設定内容に応じた形式での印刷を実行できる。
例えば、印刷部数に関する規則文字列「*部数(*は任意の数字)」に相当する文字列「3部数」を、ファイルFi2のファイル名「チラシ.pdf」に組み込むことにより、その規則文字列に相当する文字列「3部数」に基づいて、印刷部数に関する印刷条件Jが変更され、ファイルの印刷データが3セット印刷される。
このように、本実施例の印刷システム1によって実現される印刷制御処理によれば、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められている印刷条件Jの設定内容に応じた形式での印刷を所望する場合、ユーザは、印刷ファイル記憶エリア14aへ印刷を所望するファイルを入力するという容易な操作によって、そのファイルの印刷データを、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められている印刷条件Jの設定内容に応じた形式で印刷することができる。
一方、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められている印刷条件Jを一部変更して印刷することを所望する場合には、印刷を所望するファイルのファイル名、またはそのファイルを格納するフォルダのフォルダ名に、規則文字列に相当する文字列を組み込むという容易な操作によって、その組み込まれた文字列に基づいて所望の印刷条件Jを設定し、その印刷条件Jの設定内容に応じた形式でファイルの印刷データを印刷させることができる。したがって、印刷の際に、表示画面にダイアログボックスを表示させ、そのダイアログボックスに逐一印刷条件を設定する作業や、多数のホットフォルダから目的に合致した印刷条件が関連づけられたホットフォルダを選択する作業が不要となる。よって、印刷作業の煩雑性が軽減される。
また、規則文字列に相当する文字列をファイル名またはフォルダ名に組み込んだ後は、ファイル名またはフォルダ名に変更が加えられない限り、そのファイル名またはフォルダ名に基づいて同一の印刷条件が繰り返し設定される。よって、所定のファイルの印刷データを同一の印刷条件で繰り返し印刷することが所望される場合(例えば、所定のファイルについて常に3セット印刷することが所望されている場合など)、特に印刷作業の煩雑性が軽減される。
次に、上述した印刷制御処理におけるプリンタサーバ10の動作を図6,図7,図9,図10、図11のフローチャートに沿って具体的に説明する。
図6はメイン処理を示すフローチャートである。このメイン処理は、プリンタサーバ10に電源が投入されると起動する処理であり、プリンタサーバ10のCPU11によって実行される。図6に示すように、まず入力部15(図1参照)から印刷規則の変更要求があったかを確認する(S1)。
S1により確認した結果、印刷規則の変更要求があった場合(S1:Yes)、ファイル名印刷規則メモリ14dまたはフォルダ名印刷規則メモリ14eに格納されたデータを変更する印刷規則変更処理を行う(S2)。
一方、S1の処理により確認した結果、印刷規則の変更要求がなければ(S1:No)、印刷ファイル記憶エリア14aを監視し、印刷ファイル記憶エリア14aにファイルFiまたはファイルFiを格納したフォルダFoが入力された場合、そのファイルFiの印刷データの印刷処理を行う印刷監視処理を実行する(S3)。印刷設定処理(S2)または印刷監視処理(S3)の実行後は、S1の処理に戻り、電源が遮断されるまで、S1からS3の処理を繰り返す。
図7は、上述した印刷規則変更処理(S2)のフローチャートである。この印刷規則変更処理(S2)では、まず、ファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されているファイル名印刷規則と、フォルダ名規則文字列14eに記憶されているフォルダ名印刷規則とを読み出して(S21)、その読み出したファイル名印刷規則とフォルダ名印刷規則とを表示部16に表示する(S22)。
ここで、図8を参照して、印刷規則変更処理において表示部16に表示される画面について説明する。図8は、S22の処理において表示部16に表示される印刷規則変更画面160の図である。図8に示すように、印刷規則変更画面160における左方側には、ファイル名印刷規則と、フォルダ名印刷規則とをツリー表示するツリー表示161が表示されている。
なお、このツリー表示161においては、ファイル名印刷規則、フォルダ名印刷規則をユーザが視覚的に認識しやすいように、規則文字列と、印刷条件Jとを、矢印により対応付けて表示している。例えば、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「1」により管理される、規則文字列「*部数」と、印刷条件J「印刷部数を*セットとする」とからなるファイル名印刷規則は(図3参照)、図8に示すように、「〜*部数〜→セット印刷」と表示される。なお、印刷規則変更画面160において、「〜」は任意の文字列を意味し、「*」は任意の数字の文字を意味する。
このツリー表示161における最右方の優先順位161a,161bは、ファイル名印刷規則の優先順位と、フォルダ名印刷規則の優先順位とに相当する。この優先順位は、ファイル名印刷規則メモリ14d、フォルダ名印刷規則メモリ14eにおける管理番号に相当する(図3,図4参照)。なお、この優先順位は、ツリー表示161における枝の末端部である「ファイル名印刷規則」「フォルダ名印刷規則」の表示部分をマウス(入力部15の一部)の操作により移動(例えば、ドラッグ&ドロップ)させることによって、変更可能である。
ツリー表示161の右方には、印刷規則を追加するための表示162が表示されている。ユーザは、この表示162において、入力ボックス162aに追加を所望する印刷規則を入力する。そして、入力ボックス162aに追加を所望する印刷規則が入力されている状態で、印刷規則追加ボタン162bを押すと、入力ボックス162aに入力された印刷規則が、ツリー表示161に追加される。
例えば、入力ボックス162aの抽出対象ボックスB1に「ファイル名」が入力され、規則文字列ボックスB2に「〜*部数〜」が入力され、印刷条件ボックスB3に「*セット印刷」が入力された状態で、印刷規則追加ボタン162bを押すことにより、規則文字列「*部数」と印刷条件J「*セット印刷」とからなるファイル名印刷規則をファイル名印刷規則メモリ14dに追加することができる。そして、図8に示すツリー表示161において、「ファイル名」から分岐する枝にファイル名印刷規則「〜*部数〜→*部印刷」が追加して表示される。
一方、ツリー表示161に表示された印刷規則のうち、削除を所望する印刷規則の表示部分を、例えばマウスのクリック操作によりアクティブにした状態で、印刷規則削除ボタン162cを押すことにより、その印刷規則がファイル名印刷規則メモリ14dまたはフォルダ名印刷規則メモリ14eから削除され、図8に示すツリー表示161からその印刷規則が削除される。
また、ユーザにより終了ボタン162dが押されると、印刷規則変更画面160の表示は終了し、印刷規則変更処理(S2)は終了する。
図7に戻り説明する。S22の処理において、図8に示す印刷規則変更画面160が表示部16に表示されると、印刷規則変更画面160において、ファイル名印刷規則の変更(追加または削除)が行われたかを判断する(S23)。具体的には、入力ボックス162aの抽出対象ボックスB1に「ファイル名」が入力された状態で、印刷規則追加ボタン162bが押されたか、またはツリー表示161におけるファイル名印刷規則の表示部分がアクティブにされた状態で印刷規則削除ボタン162cが押されたか、またはファイル名印刷規則の優先順位が変更されたかを判断する。
ユーザによりファイル名印刷規則の変更が行われたと判断された場合(S23:Yes)、その変更に基づいてファイル名印刷規則の変更を行うことにより、ファイル名印刷規則メモリ14dを更新する(S24)。そして、変更後のファイル名印刷規則をツリー表示161に表示する(S25)。
次に、印刷規則変更画面160において、フォルダ名印刷規則の変更(追加または削除)が行われたかを判断する(S26)。具体的には、入力ボックスに「抽出対象:フォルダ名」が入力された状態で印刷規則追加ボタン162bが押されたか、またはツリー表示171に表示されたフォルダ名印刷規則がアクティブにされた状態で印刷規則削除ボタン162cが押されたか、またはフォルダ名印刷規則の優先順位が変更されたかを判断する。
ユーザによりフォルダ名印刷規則の変更が行われたと判断された場合(S26:Yes)、その変更に基づいてフォルダ名印刷規則の変更を行うことにより、フォルダ名印刷規則メモリ14eを更新する(S27)。そして、変更後のフォルダ名印刷規則をツリー表示161に表示する(S28)。
次に、ユーザにより印刷規則変更処理の終了が指示されたか否かを判断し(S29)、印刷規則変更処理の終了が指示されるまで(S29:No)、S23からS29の処理を繰り返す。具体的には、印刷規則変更画面160において終了ボタン162dが押されたか否かが判断される。終了ボタン162dが押されることにより印刷規則変更処理の終了が指示されると(S29:Yes)、印刷規則変更画面160の表示を終了し(S30)、印刷規則変更処理を終了する。
尚、印刷規則変更画面160のツリー表示161に設定された項目が、後述する「フォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)」と後述する「ファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)」に反映される。
図9は、上述した印刷監視処理(S3)のフローチャートである。この印刷監視処理(S3)では、まず、印刷ファイル記憶エリア14aに、ファイルFiまたはファイルFiを格納したフォルダFoが入力されたか否かを検出する(S31)。ファイルFiおよびフォルダFoが検出されない場合(S31:No)、処理を終了する。
一方、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルFiまたはフォルダFoを検出すると(S31:Yes)、その検出されたファイルFiまたはフォルダFoに格納されたファイルFiの中から1のファイルを選択する(S32)。
次に、選択したファイルFiが印刷可能か否かを判断する(S33)。選択したファイルFiが印刷可能でない場合(S33:No)、印刷未対応ファイルが存在することをクライアントPC30に通知し(S34)、処理を終了する。すなわち、印刷ファイル記憶エリア14aに入力されたファイルFiの形式がpdfや、tiffや、ポストスクリプトのように文書データや描画データを記述するものである場合は、そのファイルFiに記述された文書データや描画データをビットマップ形式に展開した印刷データを生成することができるが、印刷することを想定していないファイル、例えば実行ファイル(拡張子.EXE)、ショートカットファイルなどである場合は、ビットマップ形式に展開することができないため印刷データを生成することができない。よって、この場合は、そのファイルFiを出力したクライアントPC30に印刷未対応ファイルが存在することを通知する。
一方、選択したファイルFiが印刷可能である場合(S33:Yes)、既定データメモリ14b(図1参照)に記憶された複数の印刷条件Jを読み出し、印刷設定データメモリ13aに書き込む(S35)。すなわち、既定データメモリ14bに記憶されている、印刷ファイル記憶エリア14aに関連づけて予め定められた印刷条件Jをデフォルトとして、印刷設定データメモリ13aに書き込む。次に、印刷ファイル記憶エリア14a内において、選択されたファイルFiがフォルダFoに格納されているものであるか否かを判断する(S36)。
選択されたファイルFiがフォルダFoに格納されている場合(S36:Yes)、フォルダ名に基づく印刷条件Jを決定して印刷設定データメモリ13aに設定する、フォルダ名に基づく印刷条件設定処理を実行する(S37)。一方、選択されたファイルFiが、ファイル記憶エリア14a内においてフォルダFoに格納されていない場合(S36:No)、S37の処理をスキップする。次に、ファイル名に基づく印刷条件Jを決定して印刷設定データメモリ13aに設定する、ファイル名に基づく印刷条件設定処理を実行する(S38)。
なお、フォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)、ファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)の詳細については、図10、図11を参照しつつ後述するが、これらの処理により、印刷設定データメモリ13aには、ファイル名及びフォルダ名に基づいた印刷条件Jが設定される。
次に、選択されたファイルFiに記述された文書データや描画データをビットマップ形式に展開し印刷データを生成する(S39)。そして、フォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)およびファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)により、印刷設定データメモリ13aに設定された印刷条件Jの設定内容に応じて、印刷データを加工し、また、制御コマンドを生成する(S40)。
続いて、その印刷データと制御コマンドS46とをプリンタ50へ出力する(S41)。これにより、プリンタ50において、印刷設定データメモリ13aに設定された印刷条件Jの設定内容に応じた形式でファイルFiの印刷データが印刷される。
S41の処理において、印刷データが出力されると、選択したファイルを出力済みファイル記憶エリア14cへ移動し(S42)、処理を終了する。これにより、印刷データの出力が完了したファイルは、印刷ファイル記憶エリア14aから消去される。今回の印刷監視処理において選択されなかったファイルFiは、次回以降の印刷監視処理(S3)において検出され、その印刷データがプリンタ50へ出力されて印刷される。
なお、S41の処理においてファイルの印刷データが出力された後、次回以降の印刷監視処理(S3)においては、S35の処理において、印刷設定データメモリ13aに記憶された複数の印刷条件が、既定データメモリ14bに記憶される予め定められた複数の印刷条件で更新されるので、前回出力された印刷データのために印刷設定データメモリ13aに設定された印刷条件を反映せずに、次回に出力する印刷データの印刷条件が設定される。
図10は、フォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)のフローチャートである。このフォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)は、フォルダ名に基づく印刷条件Jを決定し、その印刷条件Jを印刷設定データメモリ13aに設定する処理である。なお、ここでフォルダ名印刷規則メモリ14eには、印刷ページと、印刷倍率と、高速印刷モードとに関する3つのフォルダ名印刷規則が記憶されているものとする(図4参照)。
フォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)では、まず、フォルダ名印刷規則メモリ14eにおいて、管理番号「1」に管理されるフォルダ名印刷規則が参照され、その規則文字列「P*」に相当する文字列が、フォルダFoのフォルダ名に含まれるかを判断する(S371)。ここで、「*」は任意の数字を意味する記号であって、「P*」に相当する文字列とは、文字「P」と数字からなる文字列のことをいう。
規則文字列「P*」に相当する文字列がフォルダ名に含まれる場合(S371:Yes)、その規則文字列「P*」に相当する文字列がフォルダ名から抽出され、その抽出された文字列に基づいて、フォルダ名に対応する印刷条件Jが決定される(S372)。例えば、規則文字列「P*」に相当する文字列「P2」がフォルダ名に含まれる場合は、管理番号「1」に管理されるフォルダ名印刷規則(図4参照)に従って、印刷条件J「2ページ目のみ印刷する」が決定される。
次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S377)。具体的には、決定された印刷条件Jに従って、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた複数の印刷条件Jの一部を変更する。例えば、S372の処理において印刷条件J「2ページ目のみ印刷する」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「印刷ページ」と入力値「すべてのページ」とからなる印刷条件Jの入力値が「2ページ」に変更される。
一方、フォルダ名印刷規則メモリ14eにおいて、管理番号「1」に管理されるフォルダ名印刷規則の規則文字列「P*」に相当する文字列が、フォルダFoのフォルダ名に含まれない場合(S371:No)、管理番号「2」に管理されるフォルダ名印刷規則が参照され、その規則文字列「*%」に相当する文字列が、フォルダFoのフォルダ名に含まれるか否かを判断する(S373)。ここで、「*」は任意の数字を意味する記号であって、「*%」に相当する文字列とは、数字と記号「%」とからなる文字列のことをいう。
規則文字列「*%」に相当する文字列がフォルダ名に含まれる場合(S373:Yes)、その規則文字列「*%」に相当する文字列がフォルダ名から抽出され、その抽出した文字列に基づいてフォルダ名に対応する印刷条件J(例えば、「80%倍率で印刷する」)が決定される(S374)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S377)。例えば、S374の処理において印刷条件J「80%倍率で印刷する」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「拡大・縮小」と入力値「しない」とからなる印刷条件Jの入力値が「80%」に変更される。
一方、フォルダ名印刷規則メモリ14eにおいて、管理番号「2」に管理されるフォルダ名印刷規則の規則文字列「*%」に相当する文字列が、フォルダFoのフォルダ名に含まれない場合(S373:No)、管理番号「3」に管理されるフォルダ名印刷規則が参照され、その規則文字列「高速」が、フォルダFoのフォルダ名に含まれるか否かを判断する(S375)。
規則文字列「高速」がフォルダ名に含まれる場合(S375:Yes)、管理番号「3」により管理されるフォルダ名印刷規則に従って、フォルダ名に対応する印刷条件J「高速モードで印刷する」が決定される(S376)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S377)。具体的には、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「高速モード」と入力値「しない」とからなる印刷条件Jの入力値が「する」に変更される。
上述のS372,S374,S376のいずれかのステップにおいて、フォルダ名に対応する印刷条件Jが決定され、その決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定された場合(S377)、またはフォルダ名が、フォルダ名印刷規則メモリ14eに記憶されたフォルダ名印刷規則の規則文字列を含まない場合(S375:No)、処理を終了し、図11に示すファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)が実行される。
図11は、ファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)のフローチャートである。このファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)は、ファイル名に対応する印刷条件Jを決定し、その印刷条件Jを印刷設定データメモリ13aに設定する処理である。なお、ここでファイル名印刷規則メモリ14dには、図3に示す5つのファイル名印刷規則が記憶されているものとする(図3参照)。
ファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)では、まず、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「1」に管理されるファイル名印刷規則が参照され、その規則文字列「*部数」に相当する文字列が、ファイル名に含まれるかを判断する(S381)。ここで、「*」は任意の数字を意味する記号であって、「*部数」に相当する文字列とは、数字と文字列「部数」とからなる文字列のことをいう。
規則文字列「*部数」に相当する文字列がファイル名に含まれる場合(S381:Yes)、その規則文字列「*部数」に相当する文字列がファイル名から抽出され、その抽出された文字列に基づいてファイル名に対応する印刷条件Jが決定される(S382)。
次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S391)。具体的には、決定された印刷条件Jに従って、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた複数の印刷条件Jの一部を変更する。例えば、S382の処理において印刷条件J「印刷部数を2セットとする」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「印刷部数」と入力値「1セット」とからなる印刷条件Jの入力値が「2セット」に変更される。
一方、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「1」に管理されるファイル名印刷規則の規則文字列「*部数」に相当する文字列が、ファイル名に含まれない場合(S381:No)、管理番号「2」に管理されるファイル名印刷規則が参照され、その規則文字列「*部」に相当する文字列がファイル名に含まれるか否かを判断する(S383)。ここで、「*」は任意の数字を意味する記号であって、「*部」に相当する文字列とは、数字と記号「部」とからなる文字列のことをいう。
規則文字列「*部」に相当する文字列がファイル名に含まれる場合(S383:Yes)、その規則文字列「*部」に相当する文字列がファイル名から抽出され、その抽出された文字列に基づいてファイル名に対応する印刷条件J(例えば、「印刷部数を2セットとする」)が決定される(S384)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S391)。
一方、ファイル名印刷規則メモリ14eにおいて、管理番号「2」に管理されるファイル名印刷規則の規則文字列「*部」に相当する文字列が、ファイル名に含まれない場合(S383:No)、管理番号「3」に管理されるファイル名印刷規則が参照され、その規則文字列「偶数」が、ファイル名に含まれるか否かを判断する(S385)。
規則文字列「偶数」がフォルダ名に含まれる場合(S385:Yes)、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「3」により管理されるファイル名印刷規則に従って、ファイル名に対応する印刷条件J「偶数ページのみ印刷する」が決定される(S386)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S391)。例えば、S386の処理において印刷条件J「偶数ページのみ印刷する」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「印刷ページ」と入力値「すべてのページ」とからなる印刷条件Jの入力値が、「すべての偶数ページ」に変更される。
一方、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「3」に管理されるファイル名印刷規則の規則文字列「偶数」が、ファイル名に含まれない場合(S385:No)、管理番号「4」に管理されるファイル名印刷規則が参照され、その規則文字列「*in1」に相当する文字列が、ファイル名に含まれるか否かを判断する(S387)。ここで、「*」は任意の数字を意味する記号であって、「*in1」に相当する文字列とは、数字と文字列「in1」とからなる文字列のことをいう。
規則文字列「*in1」に相当する文字列がファイル名に含まれる場合(S387:Yes)、規則文字列「*in1」に相当する文字列が抽出され、その抽出された文字列に基づいて、ファイル名に対応する印刷条件Jが決定される(S388)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S391)。例えば、抽出された文字列に基づいて、印刷条件J「2in1で印刷する」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「用紙1枚当たりのページ数」と入力値「1ページ」とからなる印刷条件Jの入力値が「2ページ」に変更される。
一方、ファイル名印刷規則メモリ14dにおいて、管理番号「4」に管理されるファイル名印刷規則の規則文字列「*in1」が、ファイル名に含まれない場合(S387:No)、管理番号「5」に管理されるファイル名印刷規則が参照され、その規則文字列「インク節約」が、ファイル名に含まれるか否かを判断する(S389)。
規則文字列「インク節約」がファイル名に含まれる場合(S389:Yes)、管理番号「5」により管理されるファイル名印刷規則に従って、ファイル名に対応する印刷条件Jが決定される(S390)。次に、決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される(S391)。例えば、S388の処理において印刷条件J「インク節約モードで印刷する」が決定された場合は、印刷設定データメモリ13aに予め書き込まれた印刷条件Jのうち、項目「インク節約モード」と入力値「しない」とからなる印刷条件Jの入力値が「する」に変更される。
上述のS382,S384,S386,S388,S390のいずれかのステップにおいて、ファイル名に対応する印刷条件Jが決定され、その決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定された場合(S391)、またはファイル名が、ファイル名印刷規則メモリ14dに記憶されたファイル名印刷規則の規則文字列を含まない場合(S389:No)、処理を終了する。
ここで、図10に示すフォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)において、フォルダ名に基づいて決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定された後に、図11に示すファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)において、ファイル名に基づいて決定された印刷条件Jが印刷設定データメモリ13aに設定される。すなわち、フォルダ名に基づく印刷条件Jと、ファイル名に基づく印刷条件Jとが、同一種類の印刷条件である場合、印刷設定データメモリ13aにおいて、フォルダ名に基づく印刷条件Jはファイル名に基づく印刷条件Jにより上書きされる。すなわち、印刷設定データメモリ13aには、ファイル名に基づく印刷条件が優先して設定されることとなる。
したがって、例えば、所定のファイルについて、ファイル名に基づく印刷条件が「印刷部数を3セットとする」であり、そのファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件が「印刷部数を2セットとする」である場合、そのファイルは、ファイル名に基づく印刷条件「印刷部数を3セットとする」に従って、3セット印刷される。一方、同一のフォルダに格納された他のファイルは、フォルダ名に基づく印刷条件「印刷部数を2セットとする」に従って、2セット印刷される。このように、同一種類の印刷条件について異なる設定内容での印刷を所望するファイルを、同一のファイルに格納することができ、印刷作業の煩雑性を軽減することができる。
なお、請求項1記載の出力ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS41の処理が該当し、設定ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS35からS38の処理が該当し、制御ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS40の処理が該当する。
また、請求項記載の読出ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS35の処理が該当する。第1決定ステップとしては、図10のフォルダ名に基づく印刷条件設定処理におけるS372,S375,S376の処理が該当する。第2決定ステップとしては、図11のファイル名に基づく印刷条件設定処理におけるS382,S384,S386,S388,S390の処理が該当し、変更ステップとしては、図11のファイル名に基づく印刷条件設定処理におけるS391の処理が該当する。
また、請求項記載の更新ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS35の処理が該当する。請求項記載のファイル検出ステップとしては、図9の印刷監視処理におけるS31の処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上述した実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
上述の実施例では、ファイルのファイル名またはファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて印刷条件Jを設定する構成とされていたが、ファイル名またはフォルダ名に限られず、ファイルに付加された他の識別文字列(例えば、ファイルのプロパティを設定するためのダイアログから書き込めるコメントやタイトル)に基づいて印刷条件を設定するものであればよい。
また、上述のフォルダ名に基づく印刷条件設定処理(S37)及びファイル名に基づく印刷条件設定処理(S38)は、それぞれ1つの印刷条件Jを決定し、印刷設定データメモリ13aに設定するものであったが、それぞれ複数の印刷条件Jを決定し、印刷設定データメモリ13aに設定するものであってもよい。このようにすれば、ファイル名印刷規則メモリ14dまたはフォルダ名印刷規則メモリ14eに記憶されている二つ以上の互いに異なる規則文字列に相当する文字列を組み合わせて、印刷を所望するファイル名またはフォルダ名に組み込むという容易な操作によって、複数種類の印刷条件を自由に組み合わせて設定することができるので、印刷条件設定における自由度が高まる。例えば、ファイルFiのファイル名またはフォルダFoのフォルダ名に文字列「2部数80%」を組み込むことにより、印刷条件J「印刷部数を2セットとする」と、印刷条件J「80%倍率で印刷する」とを組み合わせ、プリンタ50において、この2つの印刷条件Jの設定内容に応じた形式でファイルFiの印刷データを印刷させることができる。
また、記録媒体上に印刷された文書データや描画データのヘッダまたはフッタにファイル名やそのファイル名を格納したフォルダ名を併せて印刷したい場合がある。この場合、ファイル名またはフォルダ名から「規定文字列に相当する文字列」を除いた文字列を、ファイル名またはフォルダ名として、印刷データを構成する各ページのヘッダまたはフッタに書き込む。例えば、ファイル名が「test2部数.pdf」であれば、印刷データを構成する各ページのヘッダ領域またはフッタ領域に「test.pdf」を書き込む。これにより、印刷条件を設定するために、ファイル名またはフォルダ名に組み込まれた文字列を除いた文字列が記録媒体上に印刷されるので、印刷条件設定のために組み込まれた文字列が、印刷物を見る者に不要な混乱を招くことがない。
また、上述の実施例では、本発明の印刷制御処理がホットフォルダ機能を有するプリンタサーバ10に適用されていたが、クライアントPC30の表示部36に表示されたファイル(ファイルを格納したフォルダを含む)が、入力部35の一部を構成するマウスにより所定の手順で印刷指示がされたか(例えば、マウスの右クリック操作で表示されるメニュー一覧からの印刷指示がされたか)否かを判断し、その所定の手順で印刷指示がされたことに基づいて、そのファイルの印刷データをプリンタ50に出力する場合に、本発明の印刷制御処理を適用してもよい。
このようにすれば、このファイルの印刷データを印刷するための印刷条件は、既定データメモリ13aに記憶された予め定められた複数の印刷条件を、入力部35により所定の手順で指示されたと判断されたファイルのファイル名またはフォルダ名に対応する印刷条件に応じて変更することにより設定される。ユーザは、予め定められた複数の印刷条件を変更した設定内容での印刷を所望する場合には、印刷を所望するファイルのファイル名またはフォルダ名に、規則文字列に相当する文字列を組み込み、表示部36上のファイルを、入力部35により所定の手順で指示するという容易な操作をすれば良い。これにより、予め定められた印刷条件が変更された印刷条件の設定内容に応じた形式で、そのファイルの印刷データを印刷させることができ、印刷作業の煩雑性が軽減される。
本発明における実施例の印刷制御装置として機能するプリンタサーバを含む 印刷システムの全体構成を示す概略図である。 印刷設定データメモリの模式的な構成図である。 (a)は、ファイル名印刷規則メモリの模式的な構成図であり、(b)は、 ファイル名印刷規則に基づいて設定される印刷条件Jとの関係を模式的に示す図であ る。 フォルダ名印刷規則メモリの模式的な構成図である。 本実施例の印刷システムによる印刷制御処理を示す説明図である。 メイン処理を示すフローチャートである。 印刷規則変更処理のフローチャートである。 表示部に表示される印刷規則変更画面の図である。 印刷監視処理のフローチャートである。 フォルダ名に基づく印刷条件設定処理のフローチャートである。 ファイル名に基づく印刷条件設定処理のフローチャートである。 従来のホットフォルダ機能を有するプリンタサーバと、そのプリンタサー バに接続されたクライアントPCおよびプリンタとの概略の構成を示す図である。
符号の説明
Fi ファイル
10 プリンタサーバ(コンピュータ、印刷制御装置)
13a 印刷設定データメモリ(設定データ記憶メモリ)
14a 印刷ファイル記憶エリア(ファイル記憶手段)
14b 既定データメモリ(既定データ記憶メモリ)
14c 出力済みファイル記憶エリア
14d ファイル名印刷規則メモリ(文字列記憶メモリ、文字列記憶手段)
14e フォルダ名印刷規則メモリ(文字列記憶メモリ、文字列記憶手段)
35 入力部(指示手段)
36 表示部(表示手段)
50 プリンタ(印刷手段)

Claims (9)

  1. ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データを出力する出力ステップを、前記印刷手段に接続されたコンピュータに実行させる印刷制御プログラムであって、
    前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、
    前記コンピュータは、前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を記憶する文字列記憶メモリを備えるものであって、
    前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定ステップと、
    前記印刷手段において、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定ステップにより設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御ステップとを前記コンピュータに実行させるものであり、
    前記設定ステップは、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、
    前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定ステップと、
    前記第1決定ステップにより決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定ステップと、
    前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定ステップと、
    前記第1設定ステップにより前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定ステップにより決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更ステップとを含み、
    前記制御ステップは、前記変更ステップにより前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力ステップにより出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御するものであることを特徴とする印刷制御プログラム。
  2. 前記文字列記憶メモリは、前記所定の文字列と印刷条件との対応関係に優先順位を付して記憶するものであり、各対応関係に付される優先順位を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項記載の印刷制御プログラム。
  3. 前記文字列記憶メモリは、二つ以上の互いに異なる所定の文字列に対し、それぞれ互いに異なる種類の印刷条件が対応付けられた対応関係を記憶するものであり、
    前記設定ステップは、前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された二つ以上の互いに異なる所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合には、前記含まれる文字列に基づいてそれぞれ互いに異なる種類の印刷条件を設定するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御プログラム。
  4. 前記コンピュータは、予め定められた複数の印刷条件を記憶する既定データ記憶メモリを備え、
    前記設定ステップは、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件を読み出して前記設定データ記憶メモリに書き込む読出ステップを備え、
    前記設定ステップは、
    前記読出ステップにより予め定められた複数の印刷条件が書き込まれた前記設定データ記憶メモリに、前記第1決定ステップまたは前記第2決定ステップにより決定された印刷条件を設定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の印刷制御プログラム。
  5. 前記出力ステップにより前記ファイルの印刷データが出力された後、前記設定データ記憶メモリに記憶された複数の印刷条件を、前記既定データ記憶メモリに記憶される予め定められた複数の印刷条件で更新する更新ステップを前記コンピュータに実行させるものであることを特徴とする請求項記載の印刷制御プログラム。
  6. 前記コンピュータは、外部から入力されたファイルを記憶可能なファイル記憶手段を備え、前記既定データ記憶メモリは、前記ファイル記憶手段に関連づけて予め定められた複数の印刷条件を記憶するものであり、
    前記ファイル記憶手段に入力されたファイルを検出するファイル検出ステップを前記コンピュータに実行させ、前記出力ステップは前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力するものであって、
    前記第1決定ステップおよび前記第2決定ステップは、前記ファイル検出ステップにより検出されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件を決定するものであることを特徴とする請求項またはに記載の印刷制御プログラム。
  7. 前記コンピュータは、指示手段による指示に応じて画面を表示する表示手段を備え、
    前記表示手段上のファイルが前記指示手段により所定の手順で指示されたかを判断する判断ステップを前記コンピュータに実行させ、前記出力ステップは、前記判断ステップにおいて、前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルの印刷データを前記印刷手段に出力するものであって、
    前記第1決定ステップおよび前記第2決定ステップは、前記判断ステップにおいて前記指示手段により所定の手順で指示されたと判断されたファイルに付加された識別文字列に対応する印刷条件を決定するものであることを特徴とする請求項またはに記載の印刷制御プログラム。
  8. ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に接続され、前記印刷手段に対し、前記ファイルの印刷データを出力する出力手段を備えた印刷制御装置であって、
    前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、
    前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を記憶する文字列記憶手段と、
    前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定手段と、
    前記印刷手段において、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定手段により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力手段により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御手段とを備え
    前記設定手段は、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、
    前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定手段と、
    前記第1決定手段により決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定手段と、
    前記文字列記憶手段に記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定手段と、
    前記第1設定手段により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定手段により決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更手段とを含み、
    前記制御手段は、前記変更手段により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力手段により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御するものであることを特徴とする印刷制御装置。
  9. ファイルの印刷データを記録媒体上に印刷する印刷手段に対し印刷データを出力し、印刷条件の設定内容に応じた形式で前記印刷データを印刷させる印刷制御方法であって、
    前記ファイルは、識別のための識別文字列を付加可能に構成され、
    前記ファイルに付加された識別文字列に基づいて前記印刷条件を設定するために、所定の文字列と印刷条件との対応関係を文字列記憶メモリに記憶させる文字列記憶工程と、
    前記ファイルに付加された識別文字列に、前記文字列記憶工程により前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列に相当する文字列が含まれる場合に、前記含まれる文字列に基づいて少なくとも一つの印刷条件を設定する設定工程と、
    前記ファイルの印刷データを出力する出力工程と、
    前記印刷手段において、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じた形式で前記ファイルの印刷データが印刷されるように、前記設定工程により設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力工程により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御する制御工程とを含み、
    前記設定工程は、前記ファイルに付加された識別文字列のうち、前記ファイルのファイル名、または前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づいて、前記印刷条件を設定するものであり、
    前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記フォルダ名に対応する印刷条件を決定する第1決定工程と、
    前記第1決定工程により決定された印刷条件を、設定データ記憶メモリに設定する第1設定工程と、
    前記文字列記憶メモリに記憶された所定の文字列と印刷条件との対応関係を参照することにより、前記ファイル名に対応する印刷条件を決定する第2決定工程と、
    前記第1設定工程により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件を、前記第2決定工程により決定された印刷条件に応じて変更することにより、前記ファイルのファイル名に基づく印刷条件と、前記ファイルを格納するフォルダのフォルダ名に基づく印刷条件とが、同一種類の印刷条件である場合、ファイル名に基づく印刷条件を優先して設定する変更工程とを含み、
    前記制御工程は、前記変更工程により前記設定データ記憶メモリに設定された印刷条件の設定内容に応じて、前記出力工程により出力されるファイルの印刷データを加工し又は前記印刷手段を制御することを特徴とする印刷制御方法。
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