JP2007328670A - 情報処理装置、帳票処理方法、記憶媒体、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 既存の帳票データから抽出される属性情報を変更し、該変更された属性情報を元となる帳票データに反映させて、意図する帳票データを自在に生成ことである。
【解決手段】 帳票データに設定されている前記集計行の属性が変更可能に設定されているかを判断する(S502)。そして、集計行の属性を変更可能であると判断した場合、集計行の属性情報を抽出して、該抽出された属性情報とは異なる属性情報を設定するための設定画面を表示する。そして、設定画面上で設定された属性情報を前記記憶手段に記憶された帳票データに反映して出力可能な帳票データを生成する(S503〜S504)ことを特徴とする。
【選択図】 図4
【解決手段】 帳票データに設定されている前記集計行の属性が変更可能に設定されているかを判断する(S502)。そして、集計行の属性を変更可能であると判断した場合、集計行の属性情報を抽出して、該抽出された属性情報とは異なる属性情報を設定するための設定画面を表示する。そして、設定画面上で設定された属性情報を前記記憶手段に記憶された帳票データに反映して出力可能な帳票データを生成する(S503〜S504)ことを特徴とする。
【選択図】 図4
Description
本発明は、コンテンツデータとフォームデータとを含む帳票データを処理する情報処理装置における帳票処理に関するものである。
従来、帳票データ等のようにフォーム部分を表すフォームデータを予め作成し、そのフォームデータの所定箇所に数値や文字列のコンテンツデータを重ね合わせて(オーバーレイ)、それを印刷あるいは表示する情報処理システムがある。
例えば情報処理装置上で、このような表形式の図形を持つフォームにデータをオーバーレイする場合、かかる表は一般に、例えば納品日、品名、金額、等の項目からなるフィールド列が第1行に表示される。そして、各フィールドに対応するデータからなるデータ列がその下に複数行配列されて構成される。この表において、何らかの集計等の処理を行いたい場合、入力デバイスをユーザが操作することで項目の設定が行われる。
例えば納品日毎に集計が表示される納品書等を作成したい場合、処理の範囲を画定するための項目(これを「ブレイク項目」と称することもある)として「納品日」を設定する。すると、「納品日」が同一であるデータ列が抽出される。そして、通常はこの位置で集計行を表示するよう設定されて印刷の区切りとなり、これにより、各「納品日」毎に集計され区切られた納品書等を表示または印刷することができる。
一方で、従来より集計に関するブレイク項目の設定はフォームに固定であった。そのため異なる項目について集計処理を実行する場合、設定のみが異なる重複したフォームを作成していた。
例えば、「納品日」毎に「件数」/「小計」を出力したい場合のフォーム、「納品日」毎に「小計」を出力したい場合(「件数」は不要)のフォーム、をそれぞれ作成し、ユーザがフォームを意識して指定し印刷していた。
これを解決するための技術としては、あらかじめフォームに対して動作条件を設定しておき、フォームにおける各印刷領域に入力されるデータと動作条件に応じて、当該印刷領域とは異なる印刷領域の出力方法を決定する技術が、特許文献1に開示されている。
特開2001−328306号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載の技術では、フィールドの表示/非表示や集計方法などユーザが出力したいと考える所望の動作条件をあらかじめ設定しておく必要がある。そのため、1つでも動作条件に抜けが発生すると、ユーザが所望とする出力結果を得ることができなくなるおそれがあった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、既存の帳票データから抽出される属性情報を変更し、該変更された属性情報を元となる帳票データに反映させて、意図する帳票データを自在に生成できる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の情報処理装置は以下に示す構成を備える。
コンテンツデータとフォームデータとを用いて帳票データを作成する情報処理装置であって、前記コンテンツデータとフォームデータを選択する選択手段と、前記コンテンツデータとフォームデータを用いてオーバーレイ印刷が指示されることに応じて、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されているかを判断する判断手段と、前記判断手段が前記集計行の集計項目属性を変更可能であると判断した場合、前記集計行の集計項目属性情報を設定するための設定画面を表示する表示制御手段と、前記表示制御手段によって表示された設定画面を介して、データの変化の発生の有無を判定する項目と、当該データの変化に従って当該データの変化が発生するまでのデータの値を計算する計算対象項目とを属性情報として設定する設定手段と、前記設定画面上で設定された属性情報が反映されたフォームデータとコンテンツデータとを用いて帳票データを生成する生成手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明の帳票処理方法は以下に示す構成を備える。
コンテンツデータとフォームデータとを用いて帳票データを作成する情報処理装置における帳票処理方法であって、前記コンテンツデータとフォームデータを選択する選択工程と、前記コンテンツデータとフォームデータを用いてオーバーレイ印刷が指示されることに応じて、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されているかを判断する判断工程と、前記判断工程が前記集計行の集計項目属性を変更可能であると判断した場合、前記集計行の集計項目属性情報を設定するための設定画面を表示する表示制御工程と、前記表示制御工程によって表示された設定画面を介して、データの変化の発生の有無を判定する項目と、当該データの変化に従って当該データの変化が発生するまでのデータの値を計算する計算対象項目とを属性情報として設定する設定工程と、前記設定画面上で設定された属性情報が反映されたフォームデータとコンテンツデータとを用いて帳票データを生成する生成工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、既存の帳票データから抽出される属性情報を変更し、該変更された属性情報を元となる帳票データに反映させて、意図する帳票データを自在に生成できる。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態を示す情報処理装置の構成を説明するブロック図である。なお、本情報処理装置は、いわゆるPCと呼ばれるコンピュータ装置としてのハードウエア資源を備える例を示す。
図1において、CPU200は、HD(ハードディスク)205に格納されているアプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OSやネットワークプリンタ制御プログラム等を実行する。また、CPU200は、上記制御プログラムを実行する場合に、RAM202にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に格納する制御を行う。なお、本実施形態は、特定のOSに依存することなく、種々のOSに適用可能なものである。
ROM201には、基本I/Oプログラム等のプログラム、文書処理の際に使用するフォントデータ、テンプレート用データ等の各種データを記憶する。
202はRAMであり、CPU200の主メモリ、ワークエリア等として機能する。203は外部記憶ドライブであり、メディア204に記憶されたプログラム等を本コンピュータシステムにロードすることができる。
204はメディアであり、本実施形態で説明するプログラムおよび関連データを格納しており、外部記憶ドライブ203により読み出しが実行される。なお、メディア204に記憶されているデータ、プログラムの内容のメモリマップを以下、図3に示す。
205はHDであり、アプリケーションプログラム、プリンタドライバプログラム、OS、制御プログラム、関連データ等を格納している。
206はキーボードであり、ユーザが本情報処理装置に対して、デバイスの制御コマンドの命令等を入力指示するものである。なお、入力デバイスとして、ポインティングデバイス等を接続可能に構成されている。
207はディスプレイであり、キーボード206から入力したコマンドや、プリンタの状態等や後述するUI画面を表示したりするものである。
208はシステムバスであり、本情報処理装置内のデータの流れを司るものである。209はネットワークインタフェース(以下、I/Fという)であり、ローカルエリアネットワーク(LAN)210あるいは、インターネットに接続するための通信インタフェースである。
図2は、図1に示したRAM202にプログラムがロードされ実行可能となった状態のメモリマップの一例を示す図である。
本実施形態では、メディア204からプログラム及び関連データを直接RAM202にロードして実行させる例を示す。しかし、この以外にも、メディア204から本発明のプログラムを動作させる度に、HD205からRAM202にロードするようにしてもよい。
また、本発明のプログラムを記録する媒体は、メディアはFD、CD−ROM、DVD、ICメモリーカード等であっても良い。
更に、本発明のプログラムをROM201に記録しておき、これをメモリマップの一部となすように構成し、直接CPU200で実行することも可能である。
図2において、301は基本I/Oプログラムであり、本制御装置の電源がONされたときに、HD205からOSがRAM202に読み込まれOSの動作を開始させるIPL機能等を有しているプログラムが入っている領域である。ここで、IPLとはイニシャルプログラムローティングを意味する。
302はOSであり、303には制御プログラム、304には関連データがそれぞれ展開され、305にはCPU200が本プログラムを実行するワークエリアがとられている。
図3は、図1に示したメディア204に格納されるデータのメモリマップを示す図である。
図3において、400は、図1に示したメディア204のデータ内容であり、401はデータの情報を示すボリューム情報である。
402はディレクトリ情報である。403は本実施形態で説明するプログラムである。404はその関連データである。
なお、プログラム403は、図4〜12に示される本プログラムのフローチャートに基づいてプログラムコード化されたものである。
図4は、本実施形態を示す情報処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、情報処理装置における、既存の帳票データを利用して、ユーザが意図する帳票データを生成する処理例である。なお、S501〜S505は各ステップを示す。又、本願におけるフローチャートの各ステップは、CPU200によって実行される。
なお、ユーザは、フォーム編集アプリケーションを実行して、コンテンツデータとフォームデータを選択し、両者を用いてオーバーレイ印刷を指示することができる。また、ユーザはフォーム編集アプリケーションによって表示される不図示の設定処理により、あらかじめフォームの可変表に対して運用時に集計行の設定を変更するための属性を設定する。すなわち、ユーザはフォームデータに含まれる集計行に対して、運用時に集計行の属性変更可能か否かの属性を設定することができる。ここで、変更不可の属性が設定されている場合、フォーム編集アプリケーションは、後述する図6および図8の設定画面を表示することなく、前記集計行に設定されている集計項目属性に従って印刷処理を実行する。
一方、集計行に対して運用時に変更可能の属性が設定されている場合、フォーム設計アプリケーションは、後述する図6および図8の設定画面を介して設定された入力値をフォームデータに適用する。そして、図6、図8を介して設定された情報が反映されたフォームデータと選択されたコンテンツデータを用いてオーバーレイ印刷を実行する。
このように属性を設定すると、可変表フォームデータに仮の集計行(以降、運用時集計行)が追加される。
このとき、フォームに自動的に集計フィールドが追加される(運用時に設定する集計フィールドの入力用)。
ユーザは、運用時集計行のプロパティ(レイアウト、セル背景色等)を設定する。また、ユーザは前記自動的に追加された集計フィールドをフィールド図形化する(運用時に設定する集計フィールドの出力用)。また、図4の処理は、ユーザによりフォームデータとコンテンツデータが選択され、オーバーレイ印刷が指示されることに応じて実行される。具体例としては、フォーム編集アプリケーションのメニューバーにおけるファイルを選択し、表示された内容から印刷を選択することによって実行される。また、コンテンツデータとは、フォームデータに入力されるデータであり、図9における納品日のデータ(9/1等)であったり、金額のデータ(2000等)が該当する。
本処理が開始されると、図3に示したプログラム403がフォームデータをRAM202に読み込む(S501)。
次に、プログラム403は、フォームデータの可変表に運用時に集計行の設定を変更するための属性が設定されているかを判定する(S502)。S502において、当該属性が設定されていると判定されなかった場合、プログラム403は、当該フォームデータの集計行に設定されている集計項目に従ってオーバーレイ印刷を行う。例えば、集計行に集計ブレイクキーとして「納品日」、集計項目として「金額」が設定されていた場合、プログラム403は、選択されたコンテンツデータにおいて、納品日のデータが変化したか否かを判定する。そして、プログラム403が、変化したと判定した場合(ブレイクが発生したと判定した場合)、ブレイクが発生する行までの金額項目におけるデータを所定の計算方法に従って計算する。
ここで、プログラム403が属性が設定されていると判断した場合は、例えば図6に一例を示すブレイクのプロパティダイアログウィンドウをディスプレイ207上に表示し、ユーザは集計フィールドの設定ルーチンを行う(S503)。
図5は、本実施形態を示す情報処理装置で処理されるフォームデータを説明する図である。
図5において、フォーム901は、合計を示す運用時集計行902が設定されているフォームデータ例である。本例では、フォームデータの可変表に運用時に集計行の設定を変更するための属性が設定されている。
図6は、図5に示したフォーム901を読み込んだ場合の第1のブレイクのプロパティダイアログウィンドウの一例を示す図である。本プロパティダイアログウィンドウは、図5に示したフォーム901の属性を抽出することで、プログラム403が生成して図1に示したディスプレイ207上に表示した例である。
図6において、プロパティダイアログウィンドウ701は、集計ブレイク一覧702、行追加ボタン703、行削除ボタン704、キー設定ボタン705から構成される。また、集計ブレイク一覧702は、フォーム上の各フィールド名707、および運用時集計行706から構成される。なお、708は印刷ボタンで、709はキャンセルボタンである。本実施形態では、各フィールド名707が、「顧客番号」、「納品日」、「品名」、「金額」から構成されている。そして、図6の例では、集計ブレイク項目として「納品日」が選択されており、改ページブレイク項目として「顧客番号」、「納品日」が選択されている。なお、S503に示す集計フィールド設定処理については後述する。
ユーザによって画面を介して入力された値に従い、プログラム403は、S503において、集計フィールド設定を行う。そして、図6に示す印刷ボタン708をキーボード206あるいは、図示しないポインティングデバイスを操作して押下する。すると、プログラム403は、その設定をRAM202上のフォームデータに反映させる(S504)。そして、プログラム403は属性変更された上記フォームデータと、コンテンツデータとを用いてオーバーレイ印刷処理を開始する(S505)。
なお、S502において、プログラム403がフォームに運用時に集計行の設定を変更するための属性が設定されていないと判断した場合は、そのまま印刷処理を開始する。以下、図4に示したS503の集計フィールド設定処理の詳細処理手順について説明する。
図7は、本実施形態を示す情報処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本処理は、運用時集計行の設定処理手順に対応する。なお、S601〜S614は各ステップを示す。
まず、プログラム403は、フォームデータ上の各フィールド情報を取得し(S601)、ディスプレイ207上にブレイクのプロパティダイアログウィンドウ701の集計ブレイク一覧702に各フィールド名を表示する(S602)。
そして、プログラム403は、ユーザによって図6に示したブレイク設定画面において、キー設定ボタン705が押下されたと判定した場合(S603―Yes)、S604へと処理を進める。プログラム403は、各フィールド情報を図8に示すキー設定プロパティダイアログウィンドウ801に渡す(S604)。
図8は、図6のキー設定ボタン705が選択されることによりディスプレイ207に表示される第1のキー設定プロパティダイアログウィンドウの一例を示す図である。
図8において、キー設定プロパティダイアログウィンドウ801は、フィールド項目802、ブレイクキー項目803、追加ボタン807、削除ボタン808、計算式804、計算対象項目805、集計方法806等から構成される。さらに、キー設定プロパティダイアログウィンドウ801は、809はOKボタンで、810はキャンセルボタンを備える。
そして、プログラム403は、フィールド項目802に各フィールド名を表示する(S605)。
プログラム403は、ユーザによってフィールド名が選択され、追加ボタン807が押下されたことを検知すると、該フィールドをブレイクキーに設定する(S606)。すなわち、図8の設定画面を介してユーザが入力した値に従って、プログラム403は、データの変化の発生の有無を判定する項目を選択する。
プログラム403は、S606においてブレイクキーに設定された該フィールドをRAM202に保持する。なお、プログラム403は、ブレイクキーに設定された「納品日」フィールドを、フィールド項目802からブレイクキー項目803に移動して、表示する。
また、ユーザがブレイクキー項目803にあるフィールド名をマウス等で指定し、削除ボタン808を押下する。
これにより、該フィールドはブレイクキーの設定が解除され、ブレイクキー項目803からフィールド項目802に戻るように移動表示する。
なお、フィールド処理方法は、本実施形態で示した以外の方法でブレイクキー設定を行ってもよい。
次に、プログラム403は計算対象項目805に各フィールド名を表示する(S605)、集計方法806には、集計するための計算方法がドロップダウンリストで表示される。
そして、プログラム403は、計算対象項目805にてユーザが選択した所望の計算対象項目のフィールド名(例えば「金額」が選択状態を示す)を選択する(S607)。すなわち、図8の設定画面を介してユーザが入力した値に従って、プログラム403は、S606にて設定した項目におけるデータの変化に従って当該データの変化が発生するまでのデータの値を計算する計算対象項目を選択する。そして、プログラム403は、該選択されたフィールド名のデータ型を示す属性によって、集計方法806に選択可能な項目のみを表示する。情報処理装置は、フィールド名ごとにデータ型を示す情報をRAM202に保持しているので、プログラム403は、RAM202を参照することにより、S607の処理が可能となる。
次に、プログラム403は、S607によって選択したフィールド名のデータ型が、数値型か、それとも、文字型/日付型か、あるいは、それ以外であるかを判断する(S608)。ここで、それ以外であると判断した場合は、本処理を終了する。
一方、プログラム403は、S608で、図8に示す画面において、ユーザが選択したフィールド名のデータ型が「数値型」であると判断した場合は、S609に進む。そして、S609で、プログラム403は、集計方法806として件数/合計/平均を選択可能に表示する。
また、プログラム403がS806で選択したフィールドのデータ型が「文字型/日付型」であると判断した場合は、S610で、集計方法806に、件数のみを表示して、ステップS611へ進む。つまり、プログラム403は、選択された計算対象項目805に従って、集計方法を動的に切り替える。
そして、プログラム403は、ユーザによって選択された集計方法806を指定すると(S611)、選択した計算対象項目・集計方法により計算式804が決定する(S612)。なお、図8の例では、ユーザが、計算対象項目として「金額」、集計方法として「合計」を選択したので、計算式には、金額の項目を合計するための式「SUM(“金額”)」が設定されている。
なお、ユーザが直接計算式804を編集することも可能である。また、本実施形態で示した方法に限らず、他の計算式指定が可能な方法であってもよい。
また、プログラム403は、決定された計算式804をRAM202に保持する(S613)。ここで、ボタン809を押下すると、運用時集計行のブレイクキー、および計算式が決定する。
これにより、作成されていた帳票データに設定されていた属性情報を取得した後、ユーザがブレイク設定するキー設定で、フォームデータの属性が運用のために属性変更される。そして、RAM202に記憶されている当該帳票データを構成するフォームデータに反映される。そして、さらに、そのテキストデータが編集されることで、後述する図9に示すブレイクキー設定されたフィールド名でフォームオーバレイされた帳票データが生成される。なお、生成された帳票データは、本実施形態では、印刷される例を示すが、もちろん、表計算等の特定のアプリケーションに引き渡されて表示される例であってもよい。なお、アプリケーションの代わりに、ブラウザ等の閲覧ソフトウエアに引き渡されて表示されるものであってもよい。
なお、本実施形態において、図6に示した運用時集計行706の文字列(図6では「計」)を編集して、フォームの運用時集計行の見出し文字列(図5に示した運用時集計行902の文字列「計」)を変更可能としてもよい。
図6に示す例では、ブレイクキー項目として納品日が指定されているため、「納品日」毎に、「金額」を合計した集計行を表示する設定の例を示している。
図9は、図8に示したキー設定プロパティダイアログウィンドウ801を介して設定したフォームデータの第1の印刷例を示す図である。
図9において、1001〜1004は印刷結果で、図8の設定を反映したフォームデータの印刷例である。特に、印刷例1001、1002は納品日が「9/1」のものを示し、印刷例1003、1004は納品日が「9/30」のものを示す。また、印刷例1002は、印刷例1001に続いて、改ページされた印刷例である。同様に、印刷例1004は、印刷例1003に続いて、改ページされた印刷例である。図8の設定画面では、納品日が集計ブレイクとして設定されているので、図9でも納品日が「9/1」から「9/30」に変更され、ブレイクが発生した時点で、集計処理を実行している。ここで、行われる集計処理の計算方法は、図8にて設定した金額項目の合計である。よって、印刷例1002、1004には、各納品日の金額項目の合計値が表示されている。
なお、異なる設定の複数の集計行を出力したい場合、ユーザは、図6に示したブレイクのプロパティダイアログウィンドウ701で、行追加ボタン703を押下する。すると、図10に示すように、集計ブレイク一覧702に行が追加され、新たに別の集計行の設定を行うことが可能となる。
このようにフォームデータの集計行に対して運用時に属性を変更することを設定しておくことにより、印刷時にユーザの目的に合わせて集計行に設定されている集計項目属性情報を動的に変更することができる。そのため、目的に合わせて多くのフォームを保持することなく、ユーザが所望とする属性に集計行を切り替えてオーバーレイ印刷することが可能となる。
〔第2実施形態〕
図10は、図5に示したフォーム901を読み込んだ場合の第2のブレイクのプロパティダイアログウィンドウの一例を示す図である。本プロパティダイアログウィンドウは、図1に示したディスプレイ207上に表示される。なお、基本的な処理は第1実施形態と同様であるため、異なる点のみ記載する。
図10は、図5に示したフォーム901を読み込んだ場合の第2のブレイクのプロパティダイアログウィンドウの一例を示す図である。本プロパティダイアログウィンドウは、図1に示したディスプレイ207上に表示される。なお、基本的な処理は第1実施形態と同様であるため、異なる点のみ記載する。
本画面は、図6において。行追加ボタン703を押下し、追加された運用時集計行1107の設定を行った状態の例を示している(運用時集計行1108の見出し文字列を変更している)。
図10において、プロパティダイアログウィンドウ1101は、集計ブレイク一覧1102、行追加ボタン1103、行削除ボタン1104、キー設定ボタン1105から構成される。また、集計ブレイク一覧1102は、フォーム上の各運用時集計行1107、および運用時集計行1106、1108から構成される。なお、1110は印刷ボタンで、1109はキャンセルボタンである。なお、図10では、集計ブレイクキーとして、「納品日」、「顧客番号」画選択されている。
図11は、図1に示したディスプレイ207に表示される第2のキー設定プロパティダイアログウィンドウの一例を示す図である。
図11において、キー設定プロパティダイアログウィンドウ1201は、フィールド項目1202、ブレイクキー項目1203、追加ボタン1207、削除ボタン1208、計算式1204、計算対象項目1205、集計方法1206等から構成される。さらに、キー設定プロパティダイアログウィンドウ1201は、1209はOKボタンで、1210はキャンセルボタンを備える。
本例は、図10に示した運用時集計行1108のブレイクキー・計算式の設定例を示している。なお、第2実施形態では、既に第1実施形態の設定処理が実行されているものとする。よって、図11では、「顧客番号」をキーとして「合計」項目の値を合計することが設定されている。
図12は、図8に示したキー設定プロパティダイアログウィンドウ801でキー設定に基づいて作成したフォームデータの第2の印刷例を示す図である。なお、本例は、図示しないデータデータを用いて、図11に示した設定をもとに印刷した結果の例である。
図12において、1301〜1304は印刷結果で、図11に示したキー設定プロパティダイアログウィンドウ1201でキー設定に基づいて作成したフォームデータの印刷例である。
特に、印刷例1301、1302は納品日が「9/1」のものを示し、印刷例1303、1304は納品日が「9/30」のものを示す。また、印刷例1302は、印刷例1301に続いて、改ページされた印刷例である。同様に、印刷例1304は、印刷例1303に続いて、改ページされた印刷例であって、総計行が追加されて印刷されている例である。また、ここで、印刷される合計とは、納品日が「9/1」のものと納品日が「9/30」ものとの合算値を示す値(「14500+12000=26500」)である。つまり、図8において設定した内容に従って、納品日単位で金額を合計し、図11において設定された内容に従って、顧客番号単位で合計項目を合計した結果が反映されている。
本実施形態によれば、既存の帳票データの属性情報をユーザが意図する属性に変更設定する。そして、RAM202に保持されている帳票データの構造を変更することなく利用する。そして、ユーザが変更した集計方法で集計した帳票処理結果をフォームオーバレイ出力できる利便性に優れた帳票処理を行える。
つまり、既存の帳票データの運用時に、集計行の設定を変更可能となり、あらかじめ集計行の動作とその条件のあらゆるパターンを設定する必要がなくなる。また、帳票データの変更の必要もなくなる。
このように、帳票データ中の集計行で、設定の異なる重複したフォームを作る必要がなくフォームデータの効率的な管理と運用が行えるようになる。
〔第3実施形態〕
以下、図13に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
以下、図13に示すメモリマップを参照して本発明に係る情報処理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図13は、本発明に係る情報処理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図4、図7に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
200 CPU
201 ROM
202 RAM
207 ディスプレイ
201 ROM
202 RAM
207 ディスプレイ
Claims (14)
- コンテンツデータとフォームデータとを用いて帳票データを作成する情報処理装置であって、
前記コンテンツデータとフォームデータを選択する選択手段と、
前記コンテンツデータとフォームデータを用いてオーバーレイ印刷が指示されることに応じて、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されているかを判断する判断手段と、
前記判断手段が前記集計行の集計項目属性を変更可能であると判断した場合、前記集計行の集計項目属性情報を設定するための設定画面を表示する表示制御手段と、
前記表示制御手段によって表示された設定画面を介して、データの変化の発生の有無を判定する項目と、当該データの変化に従って当該データの変化が発生するまでのデータの値を計算する計算対象項目とを属性情報として設定する設定手段と、
前記設定画面上で設定された属性情報が反映されたフォームデータとコンテンツデータとを用いて帳票データを生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記設定画面は、前記帳票データ中の特定の項目データにおいてデータの変化に従い改ページとなるブレイク項目と、前記集計行に対する集計方法を設定可能とすることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記生成手段により生成された帳票データを、前記ブレイク項目に従いブレイク表示またはブレイク印刷する出力手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記生成手段は、前記ブレイク項目毎に集計行を含む帳票データをページ出力することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記生成手段は、前記ブレイク項目毎に複数の集計行を含む帳票データをページ出力することを特徴とする請求項3または4に記載の情報処理装置。
- 前記判断手段によって、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されていると判断された場合、前記生成手段は、前記表示制御手段によって表示された設定画面を介して設定された属性情報に従って帳票データを作成し、前記判断手段によって、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されていないと判断された場合、前記生成手段は、前記集計行に設定されている集計項目属性に従って帳票データを作成することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- コンテンツデータとフォームデータとを用いて帳票データを作成する情報処理装置における帳票処理方法であって、
前記コンテンツデータとフォームデータを選択する選択工程と、
前記コンテンツデータとフォームデータを用いてオーバーレイ印刷が指示されることに応じて、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されているかを判断する判断工程と、
前記判断工程が前記集計行の集計項目属性を変更可能であると判断した場合、前記集計行の集計項目属性情報を設定するための設定画面を表示する表示制御工程と、
前記表示制御工程によって表示された設定画面を介して、データの変化の発生の有無を判定する項目と、当該データの変化に従って当該データの変化が発生するまでのデータの値を計算する計算対象項目とを属性情報として設定する設定工程と、
前記設定画面上で設定された属性情報が反映されたフォームデータとコンテンツデータとを用いて帳票データを生成する生成工程と、
を有することを特徴とする帳票処理方法。 - 前記設定画面は、前記帳票データ中の特定の項目データにおいてデータの変化に従い改ページとなるブレイク項目と、前記集計行に対する集計方法を設定可能とすることを特徴とする請求項7記載の帳票処理方法。
- 前記生成工程により生成された帳票データを、前記ブレイク項目に従いブレイク表示またはブレイク印刷する出力工程を更に有することを特徴とする請求項7または8に記載の帳票処理方法。
- 前記生成工程は、前記ブレイク項目毎に集計行を含む帳票データをページ出力することを特徴とする請求項9に記載の帳票処理方法。
- 前記生成工程は、前記ブレイク項目毎に複数の集計行を含む帳票データをページ出力することを特徴とする請求項9または10に記載の帳票処理方法。
- 前記判断工程によって、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されていると判断された場合、前記生成工程は、前記表示制御工程によって表示された設定画面を介して設定された属性情報に従って帳票データを作成し、前記判断工程によって、前記フォームデータに設定されている集計行の集計項目属性が変更可能に設定されていないと判断された場合、前記生成工程は、前記集計行に設定されている集計項目属性に従って帳票データを作成することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか1項に記載の帳票処理方法。
- 請求項7〜12のいずれかに記載の帳票処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
- 請求項7〜12のいずれかに記載の帳票処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006160656A JP2007328670A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 情報処理装置、帳票処理方法、記憶媒体、プログラム |
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ID=38929080
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011128824A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Canon Inc | 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びコンピュータプログラム |
JP2014071726A (ja) * | 2012-09-28 | 2014-04-21 | Pfu Ltd | 帳票出力装置、帳票出力方法、および、プログラム |
JP2016038859A (ja) * | 2014-08-11 | 2016-03-22 | 富士通株式会社 | 処理方法、処理装置及びプログラム |
CN110609915A (zh) * | 2018-06-15 | 2019-12-24 | 富士施乐株式会社 | 信息处理装置以及存储程序的存储介质 |
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2006
- 2006-06-09 JP JP2006160656A patent/JP2007328670A/ja not_active Withdrawn
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