JP4269947B2 - カメラレンズモジュール及びその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、特に固定焦点式の光学レンズを有するカメラに好適なカメラレンズモジュール及びその組立方法に関する。
一般に固定焦点式の光学レンズ系を有するデジタルカメラでは、レンズを保持した枠体でなるレンズユニットをCCD等の固体撮像素子を形成した撮像素子モジュールに接着剤により接着して一体に構成するものとしている。
図6は、その組立工程を示すものである。図6(A)は、固体撮像素子11を有底筒状の撮像素子パッケージ12の内底部に配置し、この固体撮像素子11の上面に対して、その撮像面11aに影響しないよう周囲に接着剤13を塗布した状態を例示としている。
図6(B)に示すように、(ここでは3群3枚の)光学レンズ系14を保持、固定した枠体でなるレンズユニット15に突出した下端部15aの外径は、上記撮像素子パッケージ12の内径より若干小さく設定されている。
このレンズユニット15の下端部15aを図中に矢印Aで示す如く撮像素子パッケージ12の筒状体内に挿入することにより、図6(C)に示すようにレンズユニット15と撮像素子パッケージ12とを一体にしてレンズモジュールを構成することができる。
この図6(C)の状態では、固体撮像素子11と光学レンズ系14の固体撮像素子11に直近の1枚のレンズとに挟まれる空間内を密封し、レンズモジュール外気からの密閉性を保つことで、固体撮像素子11にゴミ、埃等が付着するのを防止し、撮影する画像の画質が劣化してしまうのを回避している。
同様に、撮像素子を実装した基板をレンズユニットと正確な位置決めを行ないながら接着剤により接着して一体に構成する技術が考えられている。(例えば、特許文献1)
特開2000−004386号公報
しかしながら、レンズユニット15の下端部15aと撮像素子パッケージ12の内底部に配置した固体撮像素子11上面の周囲部とで挟まれることによりこれらを接着する接着剤13は、それ自体の粘性も考慮されるが、予め充分な接着力を発揮するよう図6(A)に示した如く多めに盛り上げ気味に塗布される。
したがって、レンズユニット15の下端部15aと撮像素子パッケージ12の内底部に配置した固体撮像素子11上面の周囲部とで挟まれることで内側及び外側に広がる。内側に広がる接着剤13は、その程度により固体撮像素子11の撮像面11aを覆ってしまい、撮像面11aの撮像範囲に影響を与える虞もあるので、実際の設計においては、撮像面11a方向への広がりも考慮した、マージンを設けた設計により、接着剤13の塗布位置を決めていた。
しかしながら、近年の撮像素子の高画素化とデジタルカメラのさらなる小型化が要求される状況にあっては、レンズモジュールそのものの小型化が必須となり、上記のように接着剤13の塗布位置にマージンを設けた設計が不可能となりつつある。
そして、実際に接着剤13の塗布位置にマージンを設けずに設定を行なった場合、接着剤13が広がって固体撮像素子11の撮像面11aの周辺部を覆うと、撮影画像中に接着剤13が写り込んでしまい(実際には画像周辺が黒くなる、所謂「ケラレ」が発生する)、レンズモジュールとしては不良となって、精算の歩留まりがきわめて悪化することが想定される。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、レンズユニットと撮像素子パッケージとを接着する接着剤の塗布位置に不要なマージンを設定することなく、且つ該接着により接着剤が撮像素子の撮像面に影響を与えることがないようなカメラレンズモジュール及びその組立方法を提供することにある。
請求項1記載の発明は、固体撮像素子を形成した撮像素子パッケージと、この撮像素子パッケージの固体撮像素子の撮像面周囲に塗布される接着剤と、少なくとも一枚のカメラレンズをレンズ枠に保持した枠体でなり、上記接着剤により上記撮像素子パッケージと嵌合された状態で接着されて一体化されるレンズユニットと、上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する、貫通孔による空気導入孔とを具備し、上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記空気導入孔の空気流量を制御することで上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内を正圧に保持することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記空気導入孔とは別に上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する、貫通孔による空気排出孔をさらに具備し、上記空気導入孔と空気排出孔双方の空気流量を制御して上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際の上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内を正圧に保持することを特徴とする請求項1記載のカメラレンズモジュール。
請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記空気導入孔を上記レンズユニット側の上記枠体に設けることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記空気導入孔を上記撮像素子モジュール側に設けることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記空気排出孔を上記レンズユニット側の上記枠体に設けることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、上記空気排出孔を上記撮像素子モジュール側に設けることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、固体撮像素子を形成した撮像素子パッケージと、少なくとも一枚のカメラレンズをレンズ枠に保持した枠体でなるレンズユニットとを、該固体撮像素子の撮像面周囲に塗布される接着剤により、嵌合された状態で接着して一体化するカメラレンズモジュールの組立方法であって、上記撮像素子パッケージまたはレンズユニットに形成され、上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する貫通孔による空気導入孔の空気流量を制御し、上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記空間内を正圧に保持する空気流量制御工程を有したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内が正圧に保持されるので、接着剤は該空間内にではなく、外側に広がりながら接着作業が実行されることとなり、レンズユニットと撮像素子パッケージとを接着する接着剤の塗布位置に不要なマージンを設定することなく、且つ該接着により接着剤が撮像素子の撮像面に影響を与えることもない。
請求項2記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、上記空間内を正圧に保つ空気の流入量と排出量のバランス調整をより容易に実行することができる。
請求項3記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、固体撮像素子の撮像面に付着しているゴミや埃等を吹き飛ばす方向に空気を流入しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、撮像素子パッケージの内面に付着しているゴミや埃等を吹き飛ばす方向に空気を流入しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
請求項5記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、固体撮像素子の撮像面に付着しているゴミや埃等を吸い出す方向に空気を排出しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、撮像素子パッケージの内面に付着しているゴミや埃等を吸い出す方向に空気を排出しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
請求項7記載の発明によれば、上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内が正圧に保持されるので、接着剤は該空間内にではなく、外側に広がりながら接着作業が実行されることとなり、レンズユニットと撮像素子パッケージとを接着する接着剤の塗布位置に不要なマージンを設定することなく、且つ該接着により接着剤が撮像素子の撮像面に影響を与えることもない。
以下本発明を固定焦点式の光学レンズ系を有するデジタルカメラに適用した場合の実施の一形態について図面を参照して説明する。
図1はその外観構成を示すもので、主に前面側の構成を示す斜視図である。このデジタルカメラ20は、略矩形の薄板状ボディの前面に、撮影レンズ21、セルフタイマランプ22、光学ファインダ窓23、マイクロホン部24、ストロボ発光部25、及びバーグリップ26を配設し、上面の(ユーザにとって)右端側には電源キー27及びシャッタキー28を配する。
バーグリップ26は、ユーザが撮影時にデジタルカメラ20を右手で筐体右側面側から把持した場合に右手中指、薬指、及び小指が確実に該筐体を把持できるように配設された金属製の帯状突起である。
また、電源キー27は、電源のオン/オフ毎に操作するキーであり、シャッタキー28は、撮影モード時に撮影を指示する一方で、メニュー選択等では設定/実行を指示する実行キーとしても機能するものとする。
次に、上記デジタルカメラ20の撮影レンズ21を構成するレンズモジュール30の組立工程について説明する。
図2は、その組立工程の処理内容を示すものであり、その当初には、CCDやCMOSエリアセンサ等でなる固体撮像素子31を組込んだ撮像素子パッケージ32に対し、固体撮像素子31の上面側で撮像面31aを覆うことのないように周辺部に接着剤33を塗布する(ステップS1)。
図3(A)は、固体撮像素子31を有底筒状の撮像素子パッケージ32の内底部に配置し、この固体撮像素子31の上面に対し、その撮像面31aに影響しないよう周状に接着剤33を塗布した状態を例示している。
次に、上記撮影レンズ21を構成する光学レンズ系34を保持、固定した枠体でなるレンズユニット35に形成された貫通孔でなる空気導入孔35aと同空気排出孔35bによる空気の導入と排出とを共に開始させる(ステップS2)。
図3(B)は、このときのレンズユニット35と撮像素子パッケージ32の状態を例示するもので、レンズユニット35には上述した如く貫通孔でなる空気導入孔35aと空気排出孔35bとを形成する。
ここで空気導入孔35aと空気排出孔35bの下端となる開口は、上記光学レンズ系34の外周部よりもさらに外周寄りで、且つ上記固体撮像素子31の上面に周状に塗布された上記接着剤33よりも内面側に位置するものとする。
これら空気導入孔35a、空気排出孔35bを介した空気の導入/排出は、後述する空気ポンプ36,37により実行するもので、空気ポンプ36の動作により図中に矢印c,c,…で示す如く空気導入孔35aを流れる空気の流量Finと、空気ポンプ37の動作により図中に矢印dで示す如く空気排出孔35bを流れる空気の流量Foutは、常に「Fin>Fout」の関係を有し、必ず空気導入孔35aを流れる空気の流量Finの方が多いものとする。
加えて、レンズユニット35の下側に突出した下端部35cの外径は、上記撮像素子パッケージ32の固体撮像素子31を配置した内径より若干小さく設定されている。
このレンズユニット35の下端部35cを図中に矢印Bで示す如く撮像素子パッケージ12の筒状体内に挿入することにより、図3(C)に示すようにレンズユニット35と撮像素子パッケージ32とを一体にしてレンズモジュール30を構成することができる。
この図3(C)の状態では、固体撮像素子31と光学レンズ系34の固体撮像素子31に直近の1枚のレンズとに挟まれる空間内に空気ポンプ36により空気導入孔35aを介して空気が導入され、また空気ポンプ37により空気排出孔35bを介して空気が排出されている。
しかしながら、該空間内に導入される空気の流量Finと、同空間から排出される空気の流量Foutは、上述した如く常に「Fin>Fout」の関係を有するものとしているため、レンズユニット35の下端部35c端面が周状に塗布された接着剤33の盛り上がった上端に接触し、上記空間が形成された時点から、該空間内は常に正圧に保たれる。
図4は、そのような該空間SPに対する空気の導入と排出の状態を示すもので、空間SP内が正圧に保たれるべく、ここでは図示しない空気ポンプ36,37による流量をそれぞれ調整する。
このように空間SP内が正圧に保たれ、レンズユニット35が撮像素子パッケージ32の固体撮像素子31側に徐々に移動されて空間SPの体積が減少することにより、さらに空間SP内の圧力は高まる。そのため、接着剤33の粘性にも依存するが、基本的に流動体である接着剤33は必ず空間SPの内側ではなく、外側に広がるものとなる。
したがって、接着剤33が外側に広がることで固体撮像素子31の撮像面31aの周囲を覆ってしまうことはあり得ず、予め接着剤33の塗布位置に広がりのマージンを考慮する必要がなくなる。
そのため、レンズユニット35と撮像素子パッケージ32とを接着する接着剤33の塗布位置に不要なマージンを設定することなく、レンズモジュール30全体をより小型化することが可能となり、接着剤33の組み付け時の広がりにより撮像面31aに影響を与えることもなくなる。
このように、レンズユニット35を撮像素子パッケージ32に組み付けた後、接着剤33が硬化する充分な時間をとってから、空気ポンプ36,37による空間SP内への空気の導入と排出とを停止させ(ステップS4)、さらに空気ポンプ36,37を空気導入孔35a、空気排出孔35bから取り外す。
このとき、空間SP内は正圧の状態から空気ポンプ36,37が取り外されることにより周囲の大気圧と同等となる。この圧力の移行に際して、空間SPと空気導入孔35a及び空気排出孔35b内の空気の一部が外部に排出されるもので、たとえ排出される空気中にゴミ、埃等が含まれており、それらが排出されることはあっても、レンズモジュール30外部の空気に含まれるゴミ、埃等が内部に入り込んでしまうことはない。
図5は、このときのレンズモジュール30の状態を示すもので、レンズユニット35の空気導入孔35aと空気排出孔35bは、撮像素子パッケージ32内に配置された固体撮像素子31とレンズユニット35に保持される光学レンズ系34の下端に位置するレンズとで挟まれ、接着剤33により周囲を囲まれる空間SPと接続されることとなる。
このままでは、空気導入孔35aまたは空気排出孔35bの一方を介して外部からゴミ、埃等が侵入し、固体撮像素子31の撮像面31aに付着してしまう可能性もあるので、速やかに空気導入孔35a及び空気排出孔35bを図示しないそれぞれ専用のプラグを装着して塞ぎ(ステップS5)、以上でレンズモジュール30の組立工程を終了する。
このように、レンズユニット35を撮像素子パッケージ32に嵌合して接着する際に固体撮像素子31とその直近のレンズ34とで挟まれる空間SP内が正圧に保持されるので、接着剤33は空間SP内にではなく、外側に広がりながら接着作業が実行されることとなり、レンズユニット35と撮像素子パッケージ32とを接着する接着剤33の塗布位置に不要なマージンを設定することなく、且つ該接着により接着剤33の固体撮像素子31の撮像面31aへの影響を確実に排除できる。
なお、上記実施の形態では空気導入孔35aと空気排出孔35bをレンズユニット35に形成するものとして説明したが、原理的には空気排出孔35bを用いずに空気導入孔35aのみ形成するものとし、その導入空気流量のみを制御することで上記空間SP内を正圧に保つことも可能である。
しかしながら、接着剤33の粘性、レンズユニット35を撮像素子パッケージ32に組込む際の移動速度等を鑑みて、空気ポンプ36による空気導入孔35aを介しての空気の導入量と、空気ポンプ37による空気排出孔35bを介しての空気の排出量とを制御することにより、空間SP内の圧力をきめ細かく、且つ迅速に適正な値となるようにバランスよく調整することが可能となる。また、空気の排出は空気ポンプ37を省略して空気排出孔35bだけで自然排気させるだけでもよい。
また、上記実施の形態では、特に空気導入孔35aをレンズユニット35に設けるものとしたが、固体撮像素子31の撮像面31aに対する空気導入孔35aの向きによっては、固体撮像素子31の撮像面31aに付着しているゴミや埃等を吹き飛ばすように空気を導入しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュール30の歩留まりを向上させることができる。
また、空気導入孔35aをレンズユニット35側ではなく撮像素子パッケージ32側に設けることにより、固体撮像素子31を配置した撮像素子パッケージ32の内面に付着しているゴミや埃等を吹き飛ばす方向に空気を導入しながら組立作業を行なうことができるため、同様に、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
以上の点は空気排出孔35bに関しても同様であり、上記実施の形態では、特に空気排出孔35bをレンズユニット35に設けるものとしたが、固体撮像素子31の撮像面31aに対する空気排出孔35bの向きによっては、固体撮像素子31の撮像面31aに付着しているゴミや埃等を吸い出すように空気を排出しながら組立作業を行なうことができるため、よりレンズモジュール30の歩留まりを向上させることができる。
また、空気排出孔35bをレンズユニット35側ではなく撮像素子パッケージ32側に設けることにより、固体撮像素子31を配置した撮像素子パッケージ32の内面に付着しているゴミや埃等を吸い出す方向に空気を導入しながら組立作業を行なうことができるため、同様に、よりレンズモジュールの歩留まりを向上させることができる。
さらに、空気導入孔または空気排出孔の数や配設位置等は様々なバリエーションを考えることができ、空間SP内の空気の流れを考慮して用途に対応した適切な内容を設定することが可能となる。
なお。上記実施の形態は、固定焦点式のデジタルカメラの撮影レンズ21を構成するレンズモジュール30に適用する場合について説明したが、本発明はこれに限ることなく、カメラ付きの携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants:個人向け携帯情報端末)、あるいはパーソナルコンピュータやゲーム機器に接続する外付けのカメラ装置等にも同様に適用可能である。
その他、本発明は上記実施の形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能であるものとする。
さらに、上記実施の形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施の形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の実施の一形態に係るデジタルカメラの外観構成を示す斜視図。 同実施の形態に係るレンズモジュールの組立工程の処理内容を示すフローチャート。 同実施の形態に係るレンズモジュールの組立工程を段階的に示す図。 同実施の形態に係る空間SP内への空気の導入と排出の関係を示す図。 同実施の形態に係る組み付け後のレンズモジュールと空気導入孔及び空気排出孔の状態を示す図。 一般的なレンズモジュールの組立工程を例示する図。
符号の説明
11…固体撮像素子、11a…撮像面、12…撮像素子パッケージ、13…接着剤、14…光学レンズ系、15…レンズユニット、15a…下端部、20…デジタルカメラ、21…撮影レンズ、22…セルフタイマランプ、23…光学ファインダ窓、24…マイクロホン部、25…ストロボ発光部、26…バーグリップ、27…電源キー、28…シャッタキー、30…レンズモジュール、31…固体撮像素子、31a…撮像面、32…撮像素子パッケージ、33…接着剤、34…光学レンズ系、35…レンズユニット、35a…空気導入孔、35b…空気排出孔、35c…下端部、36…(導入側)空気ポンプ、37…(排出側)空気ポンプ。

Claims (7)

  1. 固体撮像素子を形成した撮像素子パッケージと、
    この撮像素子パッケージの固体撮像素子の撮像面周囲に塗布される接着剤と、
    少なくとも一枚のカメラレンズをレンズ枠に保持した枠体でなり、上記接着剤により上記撮像素子パッケージと嵌合された状態で接着されて一体化されるレンズユニットと、
    上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する、貫通孔による空気導入孔と
    を具備し、
    上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記空気導入孔の空気流量を制御することで上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内を正圧に保持する
    ことを特徴とするカメラレンズモジュール。
  2. 上記空気導入孔とは別に上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する、貫通孔による空気排出孔をさらに具備し、
    上記空気導入孔と空気排出孔双方の空気流量を制御して上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際の上記固体撮像素子とその直近のカメラレンズとで挟まれる空間内を正圧に保持する
    ことを特徴とする請求項1記載のカメラレンズモジュール。
  3. 上記空気導入孔を上記レンズユニット側の上記枠体に設けることを特徴とする請求項1記載のカメラレンズモジュール。
  4. 上記空気導入孔を上記撮像素子モジュール側に設けることを特徴とする請求項1記載のカメラレンズモジュール。
  5. 上記空気排出孔を上記レンズユニット側の上記枠体に設けることを特徴とする請求項2記載のカメラレンズモジュール。
  6. 上記空気排出孔を上記撮像素子モジュール側に設けることを特徴とする請求項2記載のカメラレンズモジュール。
  7. 固体撮像素子を形成した撮像素子パッケージと、少なくとも一枚のカメラレンズをレンズ枠に保持した枠体でなるレンズユニットとを、該固体撮像素子の撮像面周囲に塗布される接着剤により、嵌合された状態で接着して一体化するカメラレンズモジュールの組立方法であって、
    上記撮像素子パッケージまたはレンズユニットに形成され、上記撮像素子パッケージの固体撮像素子と上記レンズユニットで上記固体撮像素子の直近のカメラレンズとで挟まれる空間内と外気とを接続する貫通孔による空気導入孔の空気流量を制御し、上記レンズユニットを上記撮像素子パッケージに嵌合して接着する際に上記空間内を正圧に保持する空気流量制御工程を有したことを特徴とするカメラレンズモジュールの組立方法。
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