JP4269434B2 - プレート型熱交換器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用インタークーラー等に用いられる空冷式のプレート型熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空冷式のプレート型熱交換器は、両端に連通孔を有する細長い皿状の一対のプレートを互いに逆向きに重ね合わせ、その外周縁を気密に接合し、エレメントを構成する。そしてそのエレメントを連通孔において多段に接続し、熱交換器コアを構成する。そして、コアの積層方向両端に比較的厚肉のエンドプレートを重ね合わせて接合し、そのエンドプレートの端部を突出させ、空気導入用のガイドとその取付け用のフランジ部とを設けていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
プレート型熱交換器において、組立て工数および部品点数を夫々減らして、製造コストを低減することが強く求められている。
そこで本発明は、熱交換性能を損なうことなく、部品点数が少なく組立て工数の少ないプレート型熱交換器を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、周縁が互いに整合し、夫々の端部に互いに整合する一対の連通孔1が設けられた細長い薄肉の皿状の第1プレート2および第2プレート3を有し、両プレート2,3がその周縁で互いに気密に接合されて、内部に偏平な流路4を有するエレメント5が構成され、
複数のエレメント5がその厚み方向に積層され且つ、前記連通孔1で互いに接合されると共に、各エレメント間にスリット状の空気流通部6が形成されたプレート型熱交換器において、
前記積層方向の両端に位置する端部エレメント5a,5bの最外端のプレートは、それに隣接する薄肉の前記プレートに周縁部が整合する皿状の厚肉の端部プレート7が用いられ、
夫々の端部プレート7は、エレメントの幅方向外方に空気導入用の第1ガイド部7aが突出し、その先端縁にフランジ部7bが形成されたことを特徴とするプレート型熱交換器である。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明のプレート型熱交換器の要部横断面斜視図であり、図2はその正面図、図3は同側面図、図4は横断面側面図である。
このプレート型熱交換器は、図1および図2に示す如く、多数のエレメント5の積層体からなる。各エレメント5は、夫々両端部に互いに整合する一対の連通孔1が設けられた細長い薄肉の皿状の第1プレート2,第2プレート3を逆向きに重ね合わせ、内部に偏平な流路4を形成し、その流路4内にインナーフィン9を挿入したものである。そして、その連通孔1の周縁部は外側に膨出され、その連通孔1において夫々のエレメント5が接続される。そして前記膨出部を除いて左右一対の連通孔1間にスリット状の空気流通部6が形成され、そこにアウターフィン10が配置されている。
【0006】
さらに、各エレメント5の積層方向の上下両端には、端部エレメント5a,5bが配置されている。端部エレメント5a,5bの最外端のプレートは、夫々それらに隣接する薄肉の両プレート2,3に周縁部が整合する皿状の厚肉の端部プレート7が用いられる。それと共に、上端の端部プレート7はその左端に連通孔が設けられ、その孔縁部が外側に膨出する。同様に、下側の端部プレート7はその右端に図示しない連通孔が設けられ、その孔縁部が外側に膨出する。夫々の端部プレート7は、エレメントの幅方向外方に空気導入用の第1ガイド部7aが突出し、その先端縁がL字状に折り曲げられてフランジ部7bを形成する。そのフランジ部7bには複数のボルト孔7cが穿設されている。また、上側の端部プレート7の左端の連通孔と、下側の端部プレート7の右端とには、夫々パイプ12が接続されている。
次に、フランジ部7bには方形枠型材8が接続される。方形枠型材8は熱交換器コアの周縁部にほぼ整合し且つ、フランジ部7bのボルト孔7cに整合する位置にボルト孔8cが穿設されている。また、方形枠型材8の両側部の内側は断面L字状に曲折されて、そこに第2ガイド部8aがエレメント側に形成されている。
【0007】
しかして、図4の如く方形枠型材8の周縁部とフランジ部7bとを整合させると共に、パッキン13を方形枠型材8の外面側に配置し、図示しない空気ダクトまたは空気導入口にそれらを一体に固定するものである。
なお、上下の端部プレート7の外表面には夫々ブラケット11の端部がろう付け固定されている。そしてこのブラケット11を介して、熱交換器全体がエンジンの外面その他に取付けられるものである。そして、上側のパイプ12から高温の過給気が流入し、各エレメント5および端部エレメント5a,5b内を流通し、下側のパイプ12からそれがエンジンに供給される。そして、方形枠型材8の第2ガイド部8aおよび端部プレート7の第1ガイド部7aによって導かれた冷却用空気が各エレメント5の外面側に流通し、各エレメント内を流通する過給気を冷却するものである。
【0008】
【発明の作用・効果】
本発明のプレート型熱交換器によれば、エレメントの積層方向両端に位置する端部エレメント5a,5bの最外端のプレートを他のプレートよりも厚肉の端部プレート7とし、その端部プレート7に第1ガイド部7aおよびフランジ部7bを突出させて、熱交換器に導く空気導入部を形成するものである。そのため、その端部プレート7によりエレメントと空気導入部とが兼用され部品点数が少なく、製造し易くコンパクトな熱交換器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレート型熱交換器の要部横断面斜視図。
【図2】本発明の正面図。
【図3】本発明の側面図。
【図4】本発明の横断面側面図。
【符号の説明】
1 連通孔
2 第1プレート
3 第2プレート
4 流路
5 エレメント
5a 端部エレメント
5b 端部エレメント
6 空気流通部
7 端部プレート
7a 第1ガイド部
7b フランジ部
7c ボルト孔
8 方形枠型材
8a 第2ガイド部
8c ボルト孔
9 インナーフィン
10 アウターフィン
11 ブラケット
12 パイプ
13 パッキン
Claims (1)
- 周縁が互いに整合し、夫々の端部に互いに整合する一対の連通孔1が設けられた細長い薄肉の皿状の第1プレート2および第2プレート3を有し、両プレート2,3がその周縁で互いに気密に接合されて、内部に偏平な流路4を有するエレメント5が構成され、
複数のエレメント5がその厚み方向に積層され且つ、前記連通孔1で互いに接合されると共に、各エレメント間にスリット状の空気流通部6が形成されたプレート型熱交換器において、
前記積層方向の両端に位置する端部エレメント5a,5bの最外端のプレートは、それに隣接する薄肉の前記プレートに周縁部が整合する皿状の厚肉の端部プレート7が用いられ、
夫々の端部プレート7は、エレメントの幅方向外方に空気導入用の第1ガイド部7aが突出し、その先端縁にフランジ部7bが形成されたことを特徴とするプレート型熱交換器。
Priority Applications (1)
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JP27617999A JP4269434B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | プレート型熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27617999A JP4269434B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | プレート型熱交換器 |
Publications (2)
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JP2001099591A JP2001099591A (ja) | 2001-04-13 |
JP4269434B2 true JP4269434B2 (ja) | 2009-05-27 |
Family
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Family Applications (1)
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JP27617999A Expired - Fee Related JP4269434B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | プレート型熱交換器 |
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