JP4269309B2 - 等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば自動車用のトリポードタイプの等速ジョイント用樹脂ブーツなど、異形外周面を有する部位にも取り付け可能な、熱可塑性樹脂からなるブーツ製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば図6に示す自動車等の等速ジョイントをカバーする等速ジョイント用樹脂ブーツは知られている。
図は、上記等速ジョイント用樹脂ブーツを示す図であり、(A)は、樹脂ブーツの縦断面図、(B)は、樹脂ブーツの下面図である。
図において、1は、樹脂ブーツであり、この樹脂ブーツ1は、図における上端側に径小側取付部2を備え、下端側に径大側取付部3を備え、この径小側取付部2と、径大側取付部3を接続する蛇腹部4を備えている。
上記自動車等の等速ジョイント用樹脂ブーツは、円形外周面を有するアウターケースの外周部と、上記アウターケース内に設置される屈曲機構に接続されたシャフト外周部に、それぞれ金属製バンドにて締結することによって取り付けられ、上記屈曲機構の防塵し、また、グリス切れを防止するものである。
上記等速ジョイント用樹脂ブーツ1は、一般に、ブロー成形により形成される(特許文献1、特許文献2参照。)。
【0003】
近年、自動車等の等速ジョイントにおいては、等速ジョイントの軽量コンパクト化を目的として、アウターケースの外周面を異形状としたものがあり、特に、トリポードタイプの等速ジョイントが開発されている。このトリポードタイプの等速ジョイントに取り付けられる樹脂ブーツ(トリポードブーツと呼称される)が開発されている(特許文献3参照。)。
【0004】
上記のような外周異形状を有するアウターケースに対応した樹脂ブーツ、例えば図7に示されるような樹脂ブーツ(トリポードブーツ)は、一般に、図8および以下に説明するような製造方法にて製造される。
図7は、従来のトリポードブーツを示す図であり、(A)は、トリポードブーツの縦断面図、(B)は、トリポードブーツの下面図である。
図において、5は、トリポードブーツであり、このトリポードブーツ5は、図における下端側に外周異形状を有するアウターケースに対応した厚肉部6aを有する径大側取付部6を備えている。
なお、説明を簡略化するため、以下の説明において、先に説明した部位と同様の部位には同じ符号を付すものとする。
図8は、図7に示すトリポードブーツの所謂インジェクションブロー製法による製造工程を簡略に示す、製造工程説明図である。製造方法の説明を目的としているため、その他の機構、例えば成型機の駆動機構や樹脂の射出機構などは省略している。また、これらは図7に示すa−a断面矢視図で説明する。
【0005】
図において、7は、左右方向に2分割された移動可能に形成されたパリソン用割型であり、8は、図示せぬブローノズルを備えたコア金型、9は、溶融させた樹脂をキャビティに注入する注入孔をそなえた注入ノズル、10は、左右方向に2分割移動可能に形成され、内表面に蛇腹部の表面形状を備えたブロー型である。
インジェクションブロー製法による製造工程としては、まず、(A)パリソン成形時のパリソン用割型7、コア金型8によってキャビティ11を形成し、上記注入ノズル9から溶融させた樹脂をキャビティ11に注入して、パリソン12をインジェクション成形して得る。
(B)次に、パリソン用割型7を開いてブロー型10に交換し、蛇腹部に相当するキャビティ13を形成する。
(C)次に、コア金型8に設けられているブローノズルからエアを吹き込んでブロー成形を行い、ブロー型10の内表面を転写して蛇腹部を形成し、(D)取り出し可能な程度まで樹脂を冷却して取り出し、径小側取付部のバリを除去してトリポードブーツ5を得る。
【0006】
【特許文献1】
特開昭56−69127号公報
【特許文献2】
特開昭60−172519号公報
【特許文献3】
欧州特許EP0915264A2号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
外周異形状を有するアウターケースに対応した樹脂ブーツ、例えばトリポードブーツは、一般のブロー成形では、ブロー部分がほぼ均等厚になるため、径大側取付部の厚肉部を成形することが難しいので、上記のインジェクションブロー製法を使用する必要がある。
しかしながら、インジェクションブロー製法は、パリソンを金型で形成するため、一定環境条件下にて連続大量生産する場合には向くが、インジェクション成形される径大側取付部とブロー成形される蛇腹部との境目や、蛇腹部分の肉厚をブロー後に均等に成形できるパリソン用型の寸法条件の決定が難しく、金型を修正しながら、トライアンドエラーを繰り返す必要があり、金型設定までに大変な工数と費用を要するものであった。
さらに、製造時には、常に、温度や湿度、樹脂材料の均一性等の製造環境を一定に保つ必要があり、製造環境維持設備などの環境調整コストが非常にかかるなどの問題があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、異形外周形状を有するアウターケースに適合可能な等速ジョイント用樹脂ブーツでありながら、調整が容易で、重大な環境維持設備や調整コストを必要としない等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法の提供にある。
また、通常の樹脂ブーツ用ブロー成形装置をほとんど変更することなしに製造可能である、異形外周形状を有するアウターケースに適合可能な等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明にかかる製造方法は、異形外周面を有するアウターケースの外周に取り付けられる軸方向一端側の径大側取付部と、上記アウターケース内に設置される屈曲機構に接続されたシャフトに取り付けられる径小側取付部と、上記両取付部間の蛇腹部とからなる樹脂ブーツの製造方法において、上記樹脂ブーツの外形に応じた表面部を備えたキャビティを形成する開閉自在な割型の中心位置に、下端部が開口している筒状のパリソンを保持部材によって保持し、上記径小側取付部の内周側の表面部を外周面に備えた径小側マンドレルを、上記パリソンの上端部に差し込み、上記パリソンの下端部に複数の爪部材を係合して、この爪部材を半径方向へ移動させて、上記パリソンの下端部を拡径し、別途成型されたグロメットを取り付けたホルダを上記下端部が拡径されたパリソン内に移動させ、上記径大側取付部に対応した割型および蛇腹部に対応した割型を閉じて、上記グロメットを径大側取付部の内周部に接合させて、径大側取付部を形成し、次に、上記パリソンの内部に空気を吹き込み、上記割型によって形成されるキャビティの形状に一致させて上記蛇腹部を形成し、取り扱い可能な程度まで冷却したのち、製品を取り出すこととしたちのである。
【0010】
また、請求項2記載の本発明にかかる製造方法は、異形外周面を有するアウターケースの外周に取り付けられる軸方向一端側の径大側取付部と、上記アウターケース内に設置される屈曲機構に接続されたシャフトに取り付けられる径小側取付部と、上記両取付部間の蛇腹部とからなる樹脂ブーツの製造方法において、上記樹脂ブーツの外形に応じた表面部を備えたキャビティを形成する開閉自在な割型の中心位置に、下端部が開口している筒状のパリソンを保持部材によって保持し、上記径小側取付部の内周側の表面部を外周面に備えた径小側マンドレルを、上記パリソンの上端部に差し込み、上記パリソンの下端部に複数の爪部材を係合して、この爪部材を半径方向へ移動させて、上記パリソンの下端部を拡径し、
径大側取付基部の内周側の接合面を形成するための表面部を外周面に備えた径大側マンドレルを上記下端部が拡径されたパリソン内に移動させ、上記径大側取付基部に対応した割型を閉じて、径大側取付基部を形成し、次に、上記パリソンの内部に空気を吹き込み、上記割型によって形成されるキャビティの形状に一致させて上記蛇腹部を形成し、上記径大側取付基部に対応した割型を開いて、上記径大側マンドレルを降下させ、次に、別途型成形したグロメットを上記径大側基部に配置し、上記蛇腹部および径大側取付部に対応する割型を閉じて、上記径大側基部とグロメットとを接合して一体となして径大側取付部を形成し、取り扱い可能な程度まで冷却したのち、製品を取り出すこととしたものである。
【0011】
さらに、請求項3記載の本癸明にかかる製造方法は、請求項2記載の発明に加えて、上記径大側マンドレルは、径大側基部の内周面を形成する外周面を有する表面部の上方にグロメットホルダを設けてなることとしたものである。さらに、請求項4記載の本発明にかかる製造方法は、請求項1乃至3記載の発明に加えて、上記グロメットの外周面には、係合用凸部および/または凹部が形成されていることとしたものである。
【0012】
本発明において、径大側取付基部とは、径大側取付部において、グロメットを接合する接合面を有する部位である。本発明にかかる径大側取付部の内周面に接合するグロメットは、別途型成形するので、径小側取付部、蛇腹部、径大側取付部と異なる材質を使用することができる。これは、等速ジョイント用樹脂ブーツにおいては、屈曲変形に適正な材質を使用するが、グロメットは、アウターケースと径大側取付部を接続し保持すればよく、蛇腹部のように耐屈曲性は要求されないので、保持性に適する材料や適する硬度を有する材料を使用することができる。
【0013】
また、上記グロメットは、上述のように機能に適する材質を使用することができるが、径大側取付部を構成する樹脂と同質の材質が好ましい。これは、接着剤などを使用しない場合で、特に溶着接合する場合には、相溶性が良いため、より強い接合力が得られるためである。一般に、等速ジョイント用樹脂ブーツには、エラストマー材が使用され、使用中は弾性変形するので、これに異部材を接合させる場合には、接合部が変形しづらいために応力が集中し、剥がれや割れが生じやすい。ゆえに、接合面を溶かし合わせて溶着接合させた方が剥離が生じにくいので、径大側取付部と同質あるいは同系の材質で、硬度調整したものが好ましいのである。
【0014】
また、グロメットおよび/または径大側取付基部の接合面に係合部を形成すれば、接着剤を使用した場合や、接合面同士が十分に相溶していない場合においては、係合部による係止効果で係止されるため、剥がれが生じづらい。これは、グロメットと径大側取付部に相溶性の良い材質を使用しなかった場合や、接合時に一方が十分に溶融していない場合、あるいは相溶させるほど強度を必要とされない場合などに適する。
【0015】
通常、本発明のようにパリソンを使用したブロー成形の場合、パリソンはブロー成形されて形状が固定されるまで、溶融状態か、少なくとも半溶融状態を保つように温度調整されるが、別途成型するグロメットは、あまり加温すると形状崩れを生じるので、あまり加温できず、又は、接合面だけ溶融させることは難しいが、本発明の如く係合部を設けた場合には、少なくともパリソン側の樹脂が係合部に適応して変形するので、硬化後十分な接合力を確保しやすいのである。
【0016】
本発明の製造方法においては、径小側マンドレルを保持部材によって保持しているが、この保持部材が径小側取付部に応じた割型を兼ねることができるし、保持するとともに上端部側の開口を閉塞してもよい。
上記径小側取付部、蛇腹部、径大側取付部に応じた割型は、一体とすることもできるし、それぞれ別体として形成し、上下方向に重ねて動作させることもできる。別体として個別に動作させた場合には、径小側取付部を保持したまま、径大側取付部の割型をグロメットの接合に合わせて動作させることができるので、好ましい。
また、本発明にかかる製造方法の工程は、本発明の趣旨の範囲で、時間的にオーバーラップさせて動作させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツを示す図であり、(A)は、樹脂ブーツの縦断面図、(B)は、樹脂ブーツの下面図であり、図2は、図1に示すグロメットの斜視図である。
また、図3は、図1に示す樹脂ブーツの製造装置の一実施形態を示す概略縦断面図、図4は、上記樹脂ブーツの製造方法の工程を示す概略説明図である。
なお、説明の簡略化のため、従来技術と同様の部位においては、同じ符号を用いるものとする。
【0018】
図において、14は、本発明にかかる樹脂ブーツであり、特にトリポードタイプの等速ジョイントに取り付けられる樹脂ブーツ、即ちトリポードブーツである。このトリポードブーツ14は、下端側に内径が略円形を有した径大側基部15を備え、この径大側基部15の内径には、グロメット16が嵌合接合され、径大側取付部17を形成している。その他の構成は、従来技術と同様である。
上記グロメット16は、上記トリポードブーツ14が取り付けられる異形状外周部を有するアウターケースに適合する形状とされ、別途インジェクション成型などによって、上記径大側基部15と同一素材から形成されている。このグロメット16の形成は、別途、公知の多様な形成方法を採用することができるので、厚肉部16aなどに複雑なくり抜きや貫通孔などの造形部16bを形成することができ、アウターケースへ締結する時に生じやすい締結圧の偏りの緩和やシール性向上のための加工が容易である。また、上記グロメット16の外周面には、上記径大側基部15との係合力を高める目的で、係止部16cが設けられている。
【0019】
ここで、本発明にかかる等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法を適用した製造装置の実施形態を以下に説明する。
図3は、本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法を適用した製造装置の一実施例である。図4は、図3に示す製造装置の動作を説明する概略説明図である。なお、この製造装置は、図1に示した樹脂ブーツ(トリポードブーツ)のb−b断面と同様の断面を示す。
図において、18は、溶融した樹脂を割型の上方から射出する射出ノズルであり、この射出ノズル18は、リング状の口部を有し、内蔵する射出量調整ピンを上下させて、溶融状態で垂下されるパリソン19を、ブロー成形時に、蛇腹部に適合するよう肉厚を調整しながら略筒状に射出する。
上記パリソン19は、一定長さになったときに、保持部材20によって、射出ノズルから切り取られて、開いた割型21の中心位置に配置される。
上記割型21は、トリポードブーツ14の径小側取付部2、蛇腹部4、径大側取付部17を形成するための表面部を備えたキャビティを形成する割型であり、上記パリソン19を軸芯とし、複数に分割されて径方向に移動自在に配置されている。
22は、上記パリソン19の開口された下端部に差し込まれる爪部材であり、この爪部材22は、放射状に複数設置され、駆動部22aにより、径方向に適するタイミングで拡径動作する。23は、ブローピンであり、このブローピン23は、パリソン19の軸芯部位に位置し、駆動機構23aにより上下動可能に設置され、このブローピン23の下部には、グロメット16を取り付け可能なホルダ24が設けられている。
【0020】
図3に示す製造装置の動作を図3および図4(A)〜(D)に示す図を用いて以下に説明する。
本発明にかかる製造方法を適用した製造装置の上部に配置された射出ノズル18より射出されて形成された略円筒状のパリソン19を、保持部材20により、開かれた割型21の軸芯位置に配置し、径小側取付部2の内周面を形成する表面部を有する径小側マンドレル25をパリソン19の上端部に差し込む一方、上記パリソン19の開口している下端部に爪部材22を係合させる(図3)。次に、上記爪部材22を半径方向へ移動させて、上記パリソン19の下端部を拡径させる。上記パリソン19の下側に昇降自在に設置され、別途成形されたグロメット16を上部に載置したホルダ24を下端部が拡径されたパリソン19内に移動させる(A)。このとき、拡径を促し、グロメット16がパリソン19の内側に接触することなしに移動可能な程度に、ブローピン23から適当量のエアを吹き込む。
次に、上記割型21を閉じるとともに、上記パリソン19の上端部は、上記径小側マンドレル25および割型21の上端部によって型締めされ、割型21の下端部の内周面によって、径大側取付部17の外周面が形成されると同時に、上記グロメット16を内周部に接合させて、径大側取付部17を形成される(B)。
次に、上記パリソン19の内部にブローピン23からエアを吹き込み、上記割型21によって形成されるキャビティの形状に一致させて蛇腹部4が形成される(C)。
次に、取り扱い可能な程度まで冷却したのち、上記割型21を開いて、製品を取り出す。そして、上下端部に生じたバリをカットして、トリポードブーツ14を得る(D)。
【0021】
上記製造装置が実現する本発明にかかる製造方法は、拡径されたパリソン19の下端部に別途成型したグロメット16を挿入し、型締めすることによって、溶融または、半溶融状態のパリソン19の径大側取付部の内周に溶融接合させるものである。
したがって、グロメットと径大側取付部を強固に接合することができながら、蛇腹部は通常のブロー成形で形成することが可能であり、径大側取付部の異形状は、別途成形されたグロメットが適用されるので、極端な厚肉部の形成や、厚肉部と蛇腹部(薄肉部)の境界に生じやすい偏りを考慮した無理なブロー成形を行う必要がない。
【0022】
次に、本発明にかかる別の実施例である製造方法を図5を用いて説明する。
図5は、本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法を適用した製造装置の別の実施例の動作を説明する概略説明図である。
図において、26は、ブローピン23の下部に設けられた径大側マンドレルであり、この径大側マンドレル26の外周面には、径大側基部15の内径面に転写する表面を設けている。また、この径大側マンドレル26の上部には、グロメット16を保持するホルダ24が設けられている。27、28は、それぞれ主割型、副割型である。この主割型27は、径小側取付部および蛇腹部の外周形状を転写する内周面を有し、副割型28は、径大側取付部の外周形状を転写する内周面を有するものであり、主割型27と副割型28によって、図1に示す樹脂ブーツ(トリポードブーツ)のキャビティを形成するものである。
また、グロメット16の外表面には、係合部16cを設けており、この係合部16cは、径大側マンドレル26の外周面に設けた係合部に対応している。その他の構成は、図3に示した製造装置と同様である。
【0023】
以下に、上記製造装置の動作を図5(A)〜(D)を用いて説明する。
本発明にかかる製造方法を適用した装置の上部に配置された図示せぬ射出ノズルより射出され形成された略円筒状のパリソン19を、保持部材20により、開かれた主割型27および副割型28の軸芯位置に配置するとともに、径小側取付部2の内周面を形成する表面部を有する径小側マンドレル25をパリソン19の上端部に差し込む一方、上記パリソン19の開口している下端部に爪部材22を係合させる。そして、上記爪部材22を半径方向へ移動させて、上記パリソン19の下端部を拡径し、上記パリソン19の下側に昇降自在に設置され、上記径大側取付基部15の内周側の接合面を形成するための表面部を外周面に備えた径大側マンドレル26を上記下端部が拡径されたパリソン19内に移動させる(A)。このとき、径大側マンドレル26の上部のホルダ24に保持されたグロメット16とパリソン19が接触しないように、ブローピン23から適度に調整したエアを吹き込む。
次に、上記主割型27および副割型28を閉じ、上記パリソン19の上端部を上記径小側マンドレル25と主割型27の上端部によって型締めすると共に、上記径大側マンドレル26の外周面と副割型28の内周面によって、係合部を備えた接合面を有する径大側取付基部15を形成するとともに、ブローピン23よりエアを吹き込んで蛇腹部を形成する(B)。
次に、副割型28を開き、上記径大側マンドレル26を降下させ、上記グロメット16の係合部16cと上記径大側取付基部15の対応する係合部に合致させて、再度、副割型28を閉じる(C)。そして、上記径大側取付基部15とグロメット19とを接合し、一体となして径大側取付部17を形成する(D)。
なお、径大側マンドレル26を引き抜くときに、ブローピン23より適当なエアを吹いて抜き易くするとよい。さらにグロメット16と径大基部の内周面の接合を助けるために、副割型28やブローエアを温度調整することにより、半溶融状態を維持させるとよい。
次に、取り扱い可能な程度まで冷却したのち、製品を取り出す。
そして、上下端部に生じたバリをカットして、トリポードブーツを得る。
【0024】
本実施例においては、径大側マンドレル26の外表面に、グロメット16に設けた係合部16cに対応する表面部を設けているので、この表面部形状が径大側取付基部15の内周面に転写されて係合部が形成され、この径大基部側の係合部に係合部16cが嵌合するので、より強固な接合が可能となる。
【0025】
上記に説明した製造装置が実現する本発明にかかる製造方法らは、溶融または半溶融状態のパリソン19の内周面に、別途成形したグロメット16を接合することによって強固に固着したトリポードブーツを得ることができる。
つまり、パリソンが溶融または半溶融状態であるため、グロメットの外周面と一体となり易く、特に、グロメットの外周に係合部を設けている場合には、溶融または半溶融状態の樹脂が回り込んで強固に結合させることができ、接着剤を必要としないため、好ましい。その場合、グロメットの素材は、樹脂ブーツと同一素材に限定する必要はなく、例えば、硬質樹脂材やゴムなどの異素材としても良いし、グロメットが別途成形できるため、金具を内蔵させることもできる。
なお、本実施例では、グロメットに凸状の係合部を設けたが、これに限定せず、適当な係合組み合わせを採用しても良い。
また、より強固な結合を望む場合には、少なくともグロメットの外周面と径大側基部の内周面を同一の樹脂とし、グロメットの外周面に熱をかけて表面溶融させれば、グロメットの外周面と径大側基部の内周面が一体化するので、より強固な接合が得られる。
【0026】
上記の製造装置は本発明の製造方法を実施した一実施例であり、これに限定されない。
例えば、割型21を径小取付部、蛇腹部、径大側取付部の3つに分割しても良いし、その場合、割型の移動に時間差を設けることができ、さらに、径小側マンドレルの差し込むタイミングを型締めと同時にすることもできる。
また、本実施例においては、ブローピンを下部から差し込む形態としたが、上部にブロー口を設けて、上部から吹き込んでも良いし、上下両方とも使用しても良いことはもちろんである。
また、パリソンの成形のために金型を使用しないので、製造時の製造環境に応じて、成形条件を随時変化させることができるので、製造条件だしが簡単であり、製造環境の為の設備コストを低くすることができ、少量多品種の製造に適するまた、上述した実施例らでは、図示していないが、マンドレルやホルダにヒータを内蔵させたり、ブローエアに温風を用いるなどして、パリソンやグロメットの温度をコントロールすることができる。
また、本実施例らは、トリポードブーツを一例として説明したが、本発明は上記実施例に限定されないことはもちろんであり、自動車分野、あるいはジョイント用ブーツに限定されるものでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上、詳細に説明した通り、本発明によれば、異形外周面を有する等速ジョイントのアウターケースに適合するグロメットを別途形成し、ブロー成形により形成した樹脂ブーツと接合して一体としたので、安価なブロー成形により形成した樹脂ブーツであっても異形外周面を有するアウターケースに適合する樹脂ブーツとすることができる。
また、従来より使用されているパリソンを使用したブロー成形機によって製造することができるので、インジェクションブロー成形製法に比べ、製造条件の変更が容易で、環境条件に即時対応可能であるので、特に、少量多品種生産に適する。
また、グロメットを別途成形するので、グロメットに複雑な造形を形成可能であるので、抜け止めや回り止めを目的とする係合部や、シール部や応力逃がしなどの造形を設けることが容易にできる。
さらに、製造工程において、パリソンが溶融または半溶融状態時に、別途形成したグロメットを径大側基部に嵌挿して接合することにより、高い接合強度を得ることができる。
また、製造工程において、パリソンが溶融または半溶融状態時に、径大側基部に係合部を形成すれば、グロメットに形成した係合部と対応させることができるので、強固な物理的接合を形成しやすいなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツを示す縦断面図および下面図である。
【図2】図1に示すグロメットの斜視図である。
【図3】本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法を適用した製造装置の一実施例の縦断面図である。
【図4】図3に示す製造装置の動作を説明する概略説明図である。
【図5】本発明に係る等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法を適用した製造装置の別の実施例の動作を説明する概略説明図である。
【図6】従来の等速ジョイント用樹脂ブーツを示す縦断面図および下面図である。
【図7】従来のトリポードブーツを示す図である。
【図8】図7に示すトリポードブーツの所謂インジェクションブロー製法による製造工程を簡略に示す、製造工程説明図である。
【符号の説明】
1・・・樹脂ブーツ
2・・・径小側取付部
3、6、17・・・径大側取付部
4・・・蛇腹部
5、14・・・トリポードブーツ
6a、16a・・・厚肉部
7・・・パリソン用割型
8・・・コア金型
9・・・注入ノズル
10・・・ブロー型
11、13・・・キャビティ
12・・・パリソン
13・・・キャビティ
15・・・径大側基部
16・・・グロメット
16b・・・造形部
16c・・・係止部
18・・・射出ノズル
19・・・パリソン
20・・・保持部材
21・・・割型
22・・・爪部材
22a・・・駆動部
23・・・ブローピン
23a・・・駆動機構
24・・・ホルダ
25・・・径小側マンドレル
26・・・径大側マンドレル
27・・・主割型
28・・・副割型

Claims (4)

  1. 異形外周面を有するアウターケースの外周に取り付けられる軸方向一端側の径大側取付部と、上記アウターケース内に設置される屈曲機構に接続されたシャフトに取り付けられる径小側取付部と、上記両取付部間の蛇腹部とからなる樹脂ブーツの製造方法において、上記樹脂ブーツの外形に応じた表面部を備えたキャビティを形成する開閉自在な割型の中心位置に、下端部が開口している筒状のパリソンを保持部材によって保持し、
    上記径小側取付部の内周側の表面部を外周面に備えた径小側マンドレルを、上記パリソンの上端部に差し込み、
    上記パリソンの下端部に複数の爪部材を係合して、この爪部材を半径方向へ移動させて、上記パリソンの下端部を拡径し、
    別途成型されたグロメットを取り付けたホルダを上記下端部が拡径されたパリソン内に移動させ、
    上記径大側取付部に対応した割型および蛇腹部に対応した割型を閉じて、上記グロメットを径大側取付部の内周部に接合させて、径大側取付部を形成し、
    次に、上記パリソンの内部に空気を吹き込み、上記割型によって形成されるキャビティの形状に一致させて上記蛇腹部を形成し、
    取り扱い可能な程度まで冷却したのち、製品を取り出すことを特徴とする等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法。
  2. 異形外周面を有するアウターケースの外周に取り付けられる軸方向一端側の径大側取付部と、上記アウターケース内に設置される屈曲機構に接続されたシャフトに取り付けられる径小側取付部と、上記両取付部間の蛇腹部とからなる樹脂ブーツの製造方法において、上記樹脂ブーツの外形に応じた表面部を備えたキャビティを形成する開閉自在な割型の中心位置に、下端部が開口している筒状のパリソンを保持部材によって保持し、
    上記径小側取付部の内周側の表面部を外周面に備えた径小側マンドレルを、上記パリソンの上端部に差し込み、
    上記パリソンの下端部に複数の爪部材を係合して、この爪部材を半径方向へ移動させて、上記パリソンの下端部を拡径し、
    径大側取付基部の内周側の接合面を形成するための表面部を外周面に備えた径大側マンドレルを上記下端部が拡径されたパリソン内に移動させ、
    上記径大側取付基部に対応した割型を閉じて、径大側取付基部を形成し、
    次に、上記パリソンの内部に空気を吹き込み、上記割型によって形成されるキャビティの形状に一致させて上記蛇腹部を形成し、
    上記径大側取付基部に対応した割型を開いて、上記径大側マンドレルを降下させ、
    次に、別途型成形したグロメットを上記径大側基部に配置し、
    上記蛇腹部および径大側取付部に対応する割型を閉じて、上記径大側基部とグロメットとを接合して一体となして径大側取付部を形成し、
    取り扱い可能な程度まで冷却したのち、製品を取り出すことを特徴とする等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法。
  3. 上記径大側マンドレルは、径大側基部の内周面を形成する外周面を有する表面部の上方にグロメットホルダを設けてなることを特徴とする請求項記載の等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法。
  4. 上記グロメットの外周面には、係合用凸部および/または凹部が形成されていることを特徴とする請求項乃至記載の等速ジョイント用樹脂ブーツの製造方法。
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