JP4268106B2 - 発光装置 - Google Patents

発光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4268106B2
JP4268106B2 JP2004262942A JP2004262942A JP4268106B2 JP 4268106 B2 JP4268106 B2 JP 4268106B2 JP 2004262942 A JP2004262942 A JP 2004262942A JP 2004262942 A JP2004262942 A JP 2004262942A JP 4268106 B2 JP4268106 B2 JP 4268106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emitting
substrate
emitting device
housing
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004262942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006079946A (ja
Inventor
隆夫 向川
俊雄 高橋
盛好 高木
孝男 足立
真 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2004262942A priority Critical patent/JP4268106B2/ja
Publication of JP2006079946A publication Critical patent/JP2006079946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4268106B2 publication Critical patent/JP4268106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)
  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、透光性と柔軟性を有する材料から形成された管状のハウジングの内部に、発光素子を配列した発光装置に関する。
この発光装置は、電飾(イルミネーション)、信号表示、情報表示、或いは、照明などに大いに有用なものである。
発光素子を線状に配列した発光装置としては、例えば下記の特許文献1や或いは特許文献2に記載されている装置などが知られている。
本願の図9は、特許文献1の図1を抜粋したものであり、この従来装置では、柔軟性を有するチューブ(蛍光管状体2)の管中に所定のLEDユニットを連結して一次元配置するところに特徴がある。
また、本願の図10は、特許文献2の図1を抜粋したものであり、この従来装置では、ハウジング(外層固定体40)の内部に多数のLEDを一次元に整列させて固定し、各LEDの発光出力の指向を一致させるところに特徴がある。
特開2002−289004 特開2003−347593
しかしながら、上記の特許文献1の従来装置では、本願図9に図示する様に、弾性チューブ(蛍光管状体2)の管中に配置される発光素子(紫外線発光素子4)間の各間隔や各発光素子の配向を所望の配置に規定された通りに固定することは必ずしも容易ではなく、また、それらの配置は弾性チューブ(蛍光管状体2)に対する外乱などによっても変動し易い。
また、上記の特許文献2の従来装置では、発光素子の発光出力の指向を一致させたり、或いは発光素子のレイアウトピッチを安定させたりすることは可能だが、本願図10に図示する様にその構成上、ハウジング(外層固定体40)を水平方向に横曲げすることは困難であり、また、配線や抵抗が発光素子間に配置されるので、多数の発光素子を線状に高密度に配列することは難しい。このため、特許文献2の従来装置では、多数の発光素子を所望の曲線上に高密度に配列することは不可能である。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、複数の発光素子に一定の指向性を与えつつ、それぞれ所望の配置間隔で、曲線状に安定させて配列することが容易な発光装置を実現することである。
また、本発明の更なる目的は、その様な発光装置に対して更に、組み立てが容易な構造を与えることである。
上記の課題を解決するためには、以下の手段が有効である。
即ち、本発明の第1の手段は、透光性と柔軟性を有する材料から形成された管状のハウジングの内部に発光素子をハウジングの中心軸方向に配列した発光装置において、1個または複数個の発光素子を1枚の基板の上に固定し、これら複数の基板をハウジングの内部に1次元配列し、基板をそれぞれ何れも同じ配向に保持する水平保持手段をそのハウジングに備え、このハウジングの中心軸の方向に一列に前後で隣り合う複数の基板をそれぞれ何れも、隣の基板と当接しつつ、隣の基板との相対的な回動が水平方向の所定の小回動角以内で生じ得る様に回動可能に水平に支持することである。
ただし、本明細書で言う水平方向とは、装置を構成する基板の配向に基づく方向であって、重力の方向とは無関係である。各基板の配向は何れも、管状のハウジング自身を曲げない限り、上記の水平保持手段の作用によってそれぞれ互いに一致する。この時の各基板の配向状態を水平と言う。この時、各基板は必ずしも当該発光装置の搭載対象物の搭載面に対して平行に配置される必要はない。言い換えれば、当該発光装置の搭載面を水平面と定義するものではない。
また、上記の管状のハウジングには、その側壁に穴やスリットなどが設けられていても良い。即ち、上記の管状のハウジングは、必ずしも完全な筒状である必要はない。
また、ハウジングは、例えばポリプロピレンなどの柔軟性を有する樹脂などから形成することができる。
また、上記の発光素子としては、例えばLEDやLDなどの任意の光デバイスを用いることができる。また、発光に対する各種のフィルタやレンズなどは任意に設置しても良い。また、この様なフィルタやレンズなどは、上記のハウジングと一体に形成しても良いし、或いは、発光素子と一体に形成しても良い。
また、上記の1次元とは、直線に限定されるものではなく勿論曲線をも含む。また、この曲線は平面上の曲線に限定されるものではなく、曲面上の曲線をも含む。また、これらの一次元配列では、基板が一次元配置されていれば良く、必ずしも発光素子が基板上に一次元配置される必要はない。したがって、例えば、発光素子は基板上に三角波形状の各頂点にジグザグに配置しても良い。
また、上記の所定の小回動角はハウジングの材質(柔軟性)などに応じて適当に決まる値であり、よって、一般には任意で良い。ただし、上記の所定の小回動角は45°(二分の一直角)以下の角度を想定することが多く、更に通常多くの場合には、20°以下になるものと考えられる。
また、本発明の第2の手段は、上記の第1の手段の前後で隣り合う複数の基板間の当接部の少なくとも片脇において、隣り合う基板の少なくとも一方に回動を許容する隙間を形成することである。
より望ましくは、前後で当接する基板間において、ハウジングの中心軸を挟んで左右両脇にそれぞれ隙間を設けることが望ましい。
また、上記の隙間は、前後で当接する各基板間にそれぞれ設けることが望ましい。
また、本発明の第3の手段は、上記の第1又は第2の手段において、中心軸に対して垂直な方向の基板の最大幅に対する中心軸方向の2本の3等分線で規定される帯状の中央領域内にて、上記の回動の回動軸を基板に対して垂直に通すことである。
また、本発明の第4の手段は、上記の第3の手段において、前後で隣り合う複数の基板間の当接面を双方何れもそれぞれ、上記の回動軸を軸とする円筒形の側面の一部から形成することである。
また、本発明の第5の手段は、上記の第1乃至第4の何れか1つの手段において、発光素子が配設されない基板の裏側に、発光素子をそれぞれ個別に駆動制御するためのモジュールICと、その駆動制御を実行するための制御信号を伝達する信号配線とを備え、この信号配線を複数の基板間で、ハウジングの中心軸の方向に沿って直列に接続することである。
また、本発明の第6の手段は、上記の第1乃至第5の何れか1つの手段において、ハウジングの中心軸の方向に基板を案内する、ハウジングの内壁面上の案内溝から上記の水平保持手段を構成することである。
また、本発明の第7の手段は、上記の第6の手段において、ハウジングの管口部から基板を容易に挿入するための潤滑剤を上記の案内溝の内壁面上に付着させることである。
また、本発明の第8の手段は、上記の第1乃至第7の何れか1つの手段において、ハウジングの管口部から基板を容易に挿入するためのスリットを、ハウジングの底部にハウジングの中心軸に沿って設けることである。
また、本発明の第9の手段は、上記の第1乃至第8の何れか1つの手段において、赤色発光LEDと緑色発光LEDと青色発光LEDとを備えた3原色LEDを用いて上記の発光素子を構成することである。
以上の本発明の手段により、前記の課題を効果的、或いは合理的に解決することができる。
以上の本発明の手段によって得られる効果は以下の通りである。
即ち、本発明の第1の手段によれば、発光素子を備えた各基板はそれぞれ何れも上記の水平保持手段によって水平状態が確保されるので、これにより、各発光素子の発光出力の配向を一致させることができる。また、各基板はハウジングの中心軸方向(前後方向)で互いに前後で当接するので、各発光素子のレイアウトピッチは各部でそれぞれ所望の値に安定する。そして、これらの基板は相対的に回動可能に水平に支持され、更にハウジングには柔軟性が与えられているので、発光装置を鉛直方向のみではなく同時に水平方向にも曲げることが容易となる。
したがって、本発明の第1の手段によれば、複数の発光素子に一定の指向性を与えつつ、それぞれ所望の配置間隔で、上下左右の任意の方向に適度に曲げられた所望の曲線状に安定させて1次元配列することが容易な発光装置を実現することができる。
例えば、上記の様な基板間の相対的な水平方向の回動は、前後で隣り合う複数の基板間の当接部の少なくとも片脇において、隣り合う基板の少なくとも一方に回動を許容する隙間を形成すること(即ち、前記の本発明の第2の手段)によって、具体的かつ簡単に実現することができる。
また、本発明の第3の手段によれば、回動軸が上記の中央領域を通る位置に配置されるため、ハウジングの伸び縮みに関する負荷がハウジングの左右両方に良好に分散される。通常、管状のハウジングを曲げる際には、ハウジングの曲部の外側にはハウジングの外側の側壁を伸ばす力が生じ、逆に、ハウジングの曲部の内側には内側の側壁を縮める力が働く。この負荷バランスが崩れて、ハウジングを変形させる負荷がどちらか一方だけに偏ると、ハウジングが曲がりにくくなる。したがって、本発明の第3の手段によれば、上記の発光装置を左右の何れにも容易に曲げることができる。
また、本発明の第3の手段によれば、前後の基板間の当接部も略中央に配置されるか、または左右両方に配置されることになるので、複数の基板をハウジングの一方の管口部から順次挿入して目的の発光装置を組み立てる場合には、基板を後側から押し込む際の当接圧によって前側の基板に発生する力のモーメントを小さく抑制することができる。したがって、この場合、複数の基板をハウジングの一方の管口部からハウジングの中心軸に沿って順次円滑に挿入することができる。
また、本発明の第4の手段によれば、当接面が円筒形の側面の一部から形成されるので、基板間に前述の隙間を形成しない場合にも、前述の基板間の相対的な回動運動を実現することができる。即ち、前述の基板間の隙間は、本発明の発光装置を構成する上で形成すべき必須要素ではない。
また、本発明の第4の手段に基づいてその回動軸上に発光素子を配置すれば、前側の基板の最後尾に配置された発光素子と後側の基板の先頭に配置された発光素子との距離を、任意の回動角に対して厳密に一定に保つことも可能となる。
また、本発明の第5の手段によれば、発光素子を各基板の表側に短い間隔で配設することができ、かつ、各基板も常時前後で当接しているので、発光素子のレイアウトピッチを十分に短くすることができる。したがって、本発明の第5の手段を用いれば、発光素子のレイアウトピッチを任意に設計することができる。
また、本発明の第5の手段によれば、信号配線が芋づる式に連結できるので、用いる信号配線の重量も最小限に抑えることができる。
また、本発明の第6の手段によれば、前述の水平保持手段を具体的かつ容易に、設計したり形成したりすることができる。
また、本発明の第7の手段によれば、ハウジングへの管口部からの各基板の挿入を潤滑剤に基づく滑りが助けるので、多数の基板を容易にハウジングの内部に配設することができる。
また、本発明の第8の手段によれば、ハウジングへの管口部からの各基板の挿入をスリットに基づくハウジングの管径拡大方向の柔軟性が助けるので、多数の基板を容易にハウジングの内部に配設することができる。
また、本発明の第9の手段によれば、光の3原色を組み合わせて発光装置を発光させることができるので、目的の発光装置の色彩表現を豊かにすることができる。
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
ただし、本発明の実施形態は、以下に示す個々の実施例に限定されるものではない。
図1に、本実施例1の発光装置100の平面図を示す。また、図2−A,−Bにはそれぞれ、発光装置100のハウジング110に挿入される回路本体120の平面図と側面図を示す。この発光装置100は、図1の略管状のハウジング110の内部に、図2の回路本体120の一部分をハウジング110の管口部110eから順次挿入して組み立てたものである。この回路本体120は、合計60個の発光ユニット121を直列に芋づる式に連結したものであり、その連結体における途中の発光ユニット121の図示は省略されている。発光ユニット121の基板Bは図1に図示する面が表側であり、以下この面を表面Baと言う。各発光ユニット121の表側(表面Ba)には、3原色LED121aが中央に前後方向に1次元配列させて4つ等間隔に配設されている。
この回路本体120の前方先端には、2個のレジスタr1,r2を備えたターミナルTが設けられており、反対側の最後尾には、コネクタCN1及びコネクタCN2が接続されている。発光ユニット121とターミナルTの各基板は、何れもそれぞれその後方に後方凸部(Be,Te)を有する。例えば、基板Bは左右対称の5角形に形成されており、後方の中央には約140°の鈍角が形成されている。ターミナルTについても同様に、後方凸部Teが形成されている。
そして、各基板に設けられたこれらの後方凸部(Be,Te)は、図1の状態に組み立てられた際には、何れも後続の各基板の前面部に当接する。この際、基板の後方凸部とその後続の基板の前面部との間には、隙間ρが形成される。図3−Aなどから判る様に、これらの各隙間ρの開角θは、何れも約20°に確保されている。
なお、発光ユニット121の各基板Bには何れもそれぞれ12個の穴Bhが空けられており、各ハーネスHはこの穴Bhに半田で接続されている。また、各ハーネスHは何れも基板Bの3原色LED121aが配設されない裏面Bb側を通る様に、接続配線されている。
図3−A,−B,Cに、発光装置100の基板Bの平面図(表)と側面図(左)と平面図(裏)を示す。基板Bの前面部Bcは平らに形成されており、この面は左右の各側壁面(側面部Bd、Bd)とは、それぞれ何れも直交している。基板Bの裏面Bbには、3つのモージュールIC121bが等間隔に配設されている。この3つのモージュールIC121bは、同一基板B上の4つの3原色LED121aの個々の発光色や輝度を制御するものであり、それぞれ対応する所定のハーネス(信号配線)によって配信される制御信号に基づいて、これらの光出力制御を実行する。なお、符号121cは、基板Bの裏面に搭載すべきの各所要の抵抗やコンデンサの配設領域を示している。
基板Bの表面Ba上や裏面Bb上には、必要な金属配線を実現する図略の金属層が形成されている。また、基板Bの内部には、給電層や接地層(GND層)などの金属層が形成されている。これらの金属層は、上記の各3原色LED121aやモージュールIC121bや抵抗やハーネスなどをそれぞれ適切に接続する。
図4に、図1の断面αをA方向視した際の発光装置100の断面図を示す。曲頂部110aは、ハウジング110の中心軸方向(前後方向)に延びて、所謂蒲鉾型の屋根の上面を形成している。断面形状がU字形の案内溝110cは、ハウジング110の中心軸方向(前後方向)に延びており、発光ユニット121をハウジング110の管口部110eから順次挿入する際に、各基板Bの左右の各側壁面(側面部Bd、Bd)を平行に潤滑に案内する。この案内溝110cには、予め潤滑剤が塗布されている。
スリット110dは、ハウジング110の底部110fの中央に前後方向に形成されており、上記の発光ユニット121の挿入作業を実行する際に、左右に若干押し開かれることにより、この挿入作業を容易にする。
図5は、本実施例1の回路本体120の回路図である。この回路図は、上記の各ハーネスHの接続関係を明らかにするものである。各発光ユニット121を表す各ブロックの下側には、ユニット番号(通し番号:#1〜#60)が付してある。また、このブロック中の白丸印は、各発光ユニット121が有する上記の基板Bに設けられている各穴Bh(図3)を示している。
これらの各穴Bhには、本図5に図示する様に次の何れか1つの属性(用途)がそれぞれ与えられている。
(各穴Bhの属性)
(1)GND : グランド(接地用)
(2)CLOCK : クロック信号伝送用
(3)LATCH : ラッチ制御信号伝送用
(4)DATA : 3原色制御信号配信用
(5)5V : 5V直流電位供給用
(6)17V : 17V直流電位供給用
また、ハーネスHの添え字jは、ハーネスの色区分を示す番号であり、以下の様に規定されている。
(ハーネスの色区分j)
H1 : 黒色ハーネス
H2 : 茶色ハーネス
H3 : 黄色ハーネス
H4 : 青色ハーネス
H5 : 赤色ハーネス
H6 : 橙色ハーネス
これらのハーネスの色は、本図5に図示する様に上記の各穴Bhの属性(用途)に対して概ね1対1に対応させて使用されている。
モージュールIC121bには、例えば周知のLEDドライバICなどを用いることができる。同一基板B上の4つの3原色LED121aを構成する個々のLEDは各色毎にそれぞれ直列に接続されている。そして、上記のモージュールIC121bには、8ビットのシフトレジスタが内蔵されており、そこに保持されるその1バイトデータにより、赤、緑、青の何れか1色のLEDの発光色の各輝度が独立にそれぞれ256段階に制御される。この時、この8ビット(色制御データ)は、個々の抵抗に直列に接続された8つのスイッチのON/OFF信号として用いられ、互いに並列接続されたこれら8個の抵抗の合成抵抗の値を可変とする。したがって、これらの光の3原色で合成される各基板B毎の発光色は、それぞれ224通りに制御することができる。
全てのモージュールIC121bは直列に接続されており、したがって、各基板Bの発光色を規定するそれぞれの色制御データ(1バイト情報)は、コネクタCN2のDATA端子(図5の青色ハーネスH4)からシリアル転送される。各モージュールIC121bは、シリアルパラレル変換回路を有し、各該当バイトが各シフトレジスタに随時保持される。例えば、0.01秒毎にこれらの色制御データ(該当バイト)は周期的に書き換えられ、よって、0.01秒毎に本発光装置100の各基板Bの各発光色が変化する。上記のラッチは、これらのタイミングを制御する。
したがって、毎回0.01秒毎にシリアル転送する毎秒18000バイト(60基板×3原色×100)の制御データを適当にプログラムすることにより、1列の所望のフルカラー電飾(発光サイン)を設計することができる。
図6は、図1の発光装置100の断面αにおける実装時の断面図である。面βは、発光装置100に対する被実装体の実装面を表している。キャップ111は、出力光に対するレンズまたはフィルターの働きと、保護カバーの働きとを兼ねている。このキャップ111を固定するために、ハウジング110の外側の側壁面上には、嵌合溝110bが形成されている。
両面テープ112は、実装面βに発光装置100を固定すると同時に、スリット110dの開口を防止して固定する作用も奏する。ハウジング110は十分な柔軟性を有するため上下左右の何れの方向にも曲げることができるので、上記の実装面βは必ずしも平面である必要はない。したがって、例えば、流線形を有する車両の車体等に配設することも容易である。
以上の様にして構成される発光装置100では、図1からも判る様に、ハウジング110が柔軟性を有しかつ、各基板間に左右略均等に隙間ρが良好に形成されるので、多数の3原色LED121aに一定の指向性を与えつつ、それぞれ所望の配置間隔で曲線状に安定させて1次元配列することが容易である。
〔その他の変形例〕
本発明の実施形態は、上記の形態に限定されるものではなく、その他にも以下に例示される様な変形を行っても良い。この様な変形や応用によっても、本発明の作用に基づいて本発明の効果を得ることができる。
(変形例1)
例えば、上記の実施例1では、基板Bの形状を左右対称の5角形にしたが、本発明を実施するにあたって、基板の平面形状は必ずしも左右対称にする必要はない。図7−Aに、本変形例1の基板の形状を示す。本変形例1では、基板は基板B1と基板B2の二種類があり、平面形状は何れも左右非対称になっている。基板B1の後方凸部B1eは基板B2の前面部B2cに右側に偏った位置で当接している。各基板間に形成される隙間ρは、前方より左右交互に互い違いになって順次形成されている。
例えばこの様に、隙間ρは必ずしも左右両方に設けなくても良い。また、隙間ρの開角θは、発光装置を左右に曲げる際の所望の曲率半径や、ハウジングの柔軟性や、各基板の前後方向の配設周期(または長さ)などに応じて適当に設計すれば良い。
(変形例2)
図7−Bに、本変形例2の基板の形状を示す。例えば、この様に基板B3の前後両方に曲面状の当接面(B3c,B3e)を形成しても良い。本変形例2の場合、各基板B3が隣接する他の基板B3の当接面上を相対的に転がることにより、基板間の相対的な回動運動が生じる。
(変形例3)
図7−Cに、本変形例3の基板の形状を示す。基板B4の前面部B4cは平らであり、基板B4の後方凸部B4eは、基板B3の当接面B3eよりも小さな曲率半径を有する曲面から形成されている。この様に、当接面の曲率半径についても、その長さは、発光装置を左右に曲げる際の所望の曲率半径や、ハウジングの柔軟性や、各基板の前後方向の配設周期(または長さ)などに応じて適当に設計すれば良い。
(変形例4)
図8−Aに、本変形例4の基板の形状を示す。例えばこの様に、用いる基板の中には、矩形のものが有っても良い。少なくとも1つ置きに、少なくとも左右何れかの片脇に隙間ρを形成する平面形状の基板を配置すれば、各基板間に必要な隙間が形成できるので、この様な設定を図ることにより、本発明を実施することができる。
(変形例5)
図8−B,−Cに、本変形例5の基板の形状を示す。本図中の正方形は、発光素子の配設領域を示している。当接面B7c,B7eは何れも円筒形の側面の一部から形成されている。また、各円筒の軸は一致している。そのため、当接面B7c,B7eは、その円筒形の中心軸を回動軸として相対的に滑り、この滑りによって基板間の相対的な目的の回動が生じる。図8−Cは図8−Bの拡大図であり、点Cが上記の円筒形の中心軸(即ち、回動軸)の位置を示している。この点Cに発光素子の中心を配置すれば、後続の基板B7上の任意の点に対して、点Cからの距離は厳密に一定に保たれる。この場合、目的の発光装置を構成するハウジングの中心線の長さは、横方向の曲げに対して不変となり、ハウジングの局所的な伸縮に対する負荷は最小限に抑えられる。また、隣接する各発光素子間の間隔も不変にすることができる。
(変形例6)
また、管状のハウジングの端部(管口部)には、上記の基板をハウジングの中心軸方向に付勢するバネまたはゴムなどの弾性体を設けても良い。この様な弾性手段を用いれば、発光装置を曲げることによって、ハウジングの中心軸上におけるハウジングの全長と基板の総全長とが不一致となる場合にも、ハウジングに対する伸縮負荷を十分に緩和したり抑制したりすることができる。したがって、発光装置をより急に曲げることができる。
(変形例7)
また、基板に関する上記の一次元配置においては、分岐点が有っても良い。上記の実施例1の発光装置100に分岐点を設けた場合、上記の3原色制御方式に従えば、その分岐点以降の各基板では、どちらの枝上でも同じ発光パターンを示す結果となるが、この様な場合においても、本発明の手段に基づいて本発明の作用・効果を得ることができる。
本発明の発光装置は、電飾(イルミネーション)、信号表示、情報表示、或いは、照明などに大いに有用なものである。したがって、本発明の発光装置は、車両、船舶、航空機、家屋、ビル、道路、鉄道、駅、踏み切り、高架、屋内ステージ、野外ステージ、地下街、店舗などの任意の場所に、配設して用いることができる。
実施例1の発光装置100の平面図 ハウジング110に挿入される回路本体120の平面図 ハウジング110に挿入される回路本体120の側面図 発光装置100の基板Bの平面図(表) 発光装置100の基板Bの側面図(左) 発光装置100の基板Bの平面図(裏) 図1の断面αをA方向視した際の発光装置100の断面図 実施例1の発光装置100の回路本体120の回路図 発光装置100のその他の断面図(実装時) 本発明の基板の平面形状の変形例1を例示する平面図 本発明の基板の平面形状の変形例2を例示する平面図 本発明の基板の平面形状の変形例3を例示する平面図 本発明の基板の平面形状の変形例4を例示する平面図 本発明の基板の平面形状の変形例5を例示する平面図 本発明の基板の平面形状の変形例6を例示する平面図 従来の発光装置の斜視図 従来のその他の発光装置の斜視図
符号の説明
100 : 発光装置(実施例1)
110 : ハウジング
110a: 曲頂部
110b: 嵌合溝
110c: 案内溝
110d: スリット
110e: 管口部
111 : キャップ
112 : 両面テープ
120 : 回路本体
121 : 発光ユニット
121a: 3原色LED
121b: モジュールIC
B : 基板
Ba : 基板Bの上面(表)
Bb : 基板Bの裏面
Bc : 基板Bの前面部
Bd : 基板Bの側面部
Be : 基板Bの後方凸部
Bh : 穴
H : ハーネス
Hj : ハーネス(jは色区分番号)
CNm : コネクタ(m=1,2)
T : ターミナル

Claims (9)

  1. 透光性と柔軟性を有する材料から形成された管状のハウジングの内部に、発光素子をハウジングの中心軸方向に配列した発光装置であって、
    前記発光素子は、1個または複数個が1枚の基板の上に固定されており、
    前記基板は、複数枚が前記ハウジングの内部に1次元配列されており、
    前記ハウジングは、
    前記基板をそれぞれ何れも同じ配向に保持する水平保持手段を有し、
    前記ハウジングの中心軸の方向に一列に前後で隣り合う複数の前記基板は、
    隣の前記基板と当接しつつ、
    隣の前記基板との相対的な回動が水平方向の所定の小回動角以内で生じ得る様に、
    それぞれ何れも回動可能に水平に支持されている
    ことを特徴とする発光装置。
  2. 前後で隣り合う複数の前記基板間の当接部の少なくとも片脇において、
    少なくとも前記基板の一方に、前記回動を許容する隙間が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記回動の回動軸は、
    前記中心軸に対して垂直な方向の前記基板の最大幅に対する、前記中心軸方向の2本の3等分線で規定される帯状の中央領域内を前記基板に対して垂直に通っている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前後で隣り合う複数の前記基板間の当接面は双方何れもそれぞれ、
    前記回動軸を軸とする円筒形の側面の一部から形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の発光装置。
  5. 前記発光素子が配設されない前記基板の裏側に、
    前記発光素子をそれぞれ個別に駆動制御するためのモジュールICと、
    その駆動制御を実行するための制御信号を伝達する信号配線と
    を有し、
    前記信号配線は、
    複数の前記基板間で、前記中心軸の方向に沿って直列に接続されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の発光装置。
  6. 前記水平保持手段は、
    前記中心軸の方向に前記基板を案内する、前記ハウジングの内壁面上の案内溝から構成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の発光装置。
  7. 前記ハウジングの管口部から前記基板を容易に挿入するための潤滑剤が、
    前記案内溝の内壁面上に付着している
    ことを特徴とする請求項6に記載の発光装置。
  8. 前記ハウジングの管口部から前記基板を容易に挿入するためのスリットが、
    前記ハウジングの底部に前記中心軸方向に設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の発光装置。
  9. 前記発光素子は、
    赤色発光LEDと緑色発光LEDと青色発光LEDとを備えた3原色LEDから成る
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の発光装置。
JP2004262942A 2004-09-09 2004-09-09 発光装置 Expired - Fee Related JP4268106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004262942A JP4268106B2 (ja) 2004-09-09 2004-09-09 発光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004262942A JP4268106B2 (ja) 2004-09-09 2004-09-09 発光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006079946A JP2006079946A (ja) 2006-03-23
JP4268106B2 true JP4268106B2 (ja) 2009-05-27

Family

ID=36159222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004262942A Expired - Fee Related JP4268106B2 (ja) 2004-09-09 2004-09-09 発光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4268106B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008120170A1 (en) * 2007-04-03 2008-10-09 Koninklijke Philips Electronics N.V. Light output device
KR100872696B1 (ko) * 2007-04-16 2008-12-10 엘지이노텍 주식회사 광원 장치 및 이를 이용한 디스플레이 장치
JP5226346B2 (ja) * 2008-03-04 2013-07-03 サンデン株式会社 自動販売機の照明装置及びこれを備えた自動販売機
JP3144725U (ja) * 2008-06-27 2008-09-11 株式会社オプトワールド 発光モジュールの支持装置
JP3144727U (ja) * 2008-06-27 2008-09-11 株式会社オプトワールド 発光モジュールの支持装置
JP3144726U (ja) * 2008-06-27 2008-09-11 株式会社オプトワールド 発光モジュールの支持装置
JP4447644B2 (ja) 2008-07-15 2010-04-07 シーシーエス株式会社 光照射装置
JP5007393B2 (ja) * 2009-09-18 2012-08-22 シーシーエス株式会社 検査用光照射装置
WO2011067426A1 (es) * 2009-12-03 2011-06-09 Kokoh Investigación, S.L. Dispositivo de iluminación
JP5555563B2 (ja) * 2010-07-14 2014-07-23 サンデン株式会社 自動販売機の照明装置
JP2013197064A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Toshiba Corp 照明装置及びその製造方法
JP6201215B2 (ja) * 2014-01-08 2017-09-27 株式会社Lixil 建具
CN105246211B (zh) * 2015-11-03 2017-12-19 南车株洲电力机车有限公司 一种机车标志灯的控制电路
KR101824319B1 (ko) * 2016-04-22 2018-01-31 이병선 다양한 색상의 연출이 가능한 플렉시블 엘이디 모듈
CN113654011B (zh) * 2021-08-13 2023-06-16 安徽艳阳电气集团有限公司 一种船舶用便于拆装的灯架

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006079946A (ja) 2006-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4268106B2 (ja) 発光装置
US7777699B2 (en) Display system having pixels
US7944708B2 (en) Structured light-emitting module for lighting apparatus
US8845131B2 (en) Angled light box lighting system
CN101868815B (zh) 用于柜式标牌的led照明系统
ES2411305T3 (es) Cable luminoso de diodo emisor de luz de una sola pieza formado integralmente y usos del mismo
US20080239716A1 (en) Light strip
US9218764B2 (en) Display device including driving unit
US8567992B2 (en) Integrally formed light emitting diode light wire and uses thereof
US20040037080A1 (en) Flexible led lighting strip
EP3770980A2 (en) Lighting-emitting module
US20120182755A1 (en) Illuminating system of flexible shape
US9200788B2 (en) Angled light box lighting system
CN103090244A (zh) Led安装用电路基板、带状柔性led灯和使用了它的led照明装置
KR20120020109A (ko) 다각형 칩렛을 갖는 디스플레이 디바이스
US8081145B2 (en) Display device
CN104798118B (zh) 信号柱
WO2010001696A1 (ja) 光源装置及び照明装置
JP6603421B2 (ja) フレキシブルな固体照明ストリップ
US9277685B2 (en) Systems and methods for simulating neon lighting using light emitting diodes
US20100090927A1 (en) Ladder Display System
CN115000284A (zh) 发光基板及显示面板
JP4961637B2 (ja) 画像表示ユニットおよび画像表示装置
WO2015131139A1 (en) Flexible ribbon led module
WO2010058904A2 (ko) 램프유닛

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060629

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20060629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060829

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090212

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090217

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4268106

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120227

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130227

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140227

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees