JP4266587B2 - 空調用ストレーナ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビルやホテルなどの各種建造物などに設置される空調装置の空調用ストレーナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オフィスビルやホテルなどの各種建造物の空調装置は、各室等の各所にファンコイルなどの熱交換器を設置し、ボイラーや冷凍機などの熱源装置で加熱あるいは冷却された水を管路を通して各熱交換器へ送り、熱交換器により熱交換されて生成した温風や冷風を各室等に排出するようになっている。
【0003】
水が長期間流れる間に、管路の内面には錆が生じ、錆は管路の内面から剥がれて水に混入する。鉄くずなどの錆類は管路を詰まらせるだけでなく、管路に設けられた熱交換器、各種バルブ類の弁座部等を損傷させてこれらの故障原因となり、またこれらの寿命を早める。
【0004】
このため、管路にはストレーナが設けられることが多い。ストレーナは金網等の多孔筒体から成る除塵体を内蔵しており、この除塵体によって錆類をろ過して捕捉し、ろ過された清澄水を管路へ循環させるようになっている。
【0005】
長期間のうちに除塵体には錆類が多量に付着してその除塵能力は低下するので、除塵体は適宜クリーニングしなければならない。従来、除塵体のクリーニングは、次のようにして行われていた。すなわち、空調装置の運転を停止したうえで、ストレーナの蓋を開けてこれに内蔵された除塵体を取り出し、除塵体をブラシや布などの清掃具によりクリーニングする。次いで除塵体をストレーナ内に戻して蓋をし、空調装置の運転を再開する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の空調装置には、クリーニング中には空調装置の運転を停止しなければならないという問題点があった。このため、クリーニングの実行シーズンは空調装置の運転停止が比較的可能な春、秋にほぼ限定され、夏、冬の冷房シーズンや暖房シーズンには行いにくい。
【0007】
また、クリーニングのために除塵体をストレーナに出し入れする際には、ストレーナの底部を開放して除塵体をストレーナの下方へ引き出すが、その際、ストレーナを覆っている保温材を着脱しなければならず、この着脱はかなりの労力を要する面倒な作業であった。
【0008】
また従来の空調装置として、ストレーナが設けられた管路を並列に2個設けることにより、一方のストレーナのクリーニングを行うときは、この一方のストレーナが設けられた管路を閉じ、他方のストレーナが設けられた管路に水を流すことにより、空調装置の運転を停止することなくストレーナのクリーニングを行えるようにしたものも知られている。しかしながらかかる方式のものは、ストレーナを2個設けるため相当の設備コストアップとなり、また上記した第2の問題点は解決されない。
【0009】
そこで本発明は上記従来の問題点を解決し、ストレーナに内蔵された除塵体のクリーニングを簡単に行うことができる空調用ストレーナ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、空調装置のポンプや熱源装置が設けられた管路と並列に設けられたサブ管路に設けられる空調用ストレーナ装置であって、前記サブ管路の一端部と他端部は前記ポンプよりも下流側と上流側にそれぞれジョイント部を介して前記管路に連結されており、前記空調用ストレーナ装置のストレーナは、前記サブ管路を流れる水が上端開口部から流入して胴面から下流側へ流出することにより流水中の錆類を捕捉する筒形の除塵体と、この除塵体の内部にあって除塵体の内面に摺接する環状体の清掃体と、この清掃体に摺接動作を行わせる操作部とを備え、前記操作部は、長手方向に抜き差し自在なロッド及び前記サブ管路の外部に位置する操作子から成る手動操作部であって、常時は前記ロッドを長手の抜く方向へ移動させて前記清掃体を前記除塵体の上部に退避させておき、前記除塵体のクリーニングの際には、前記除塵体の内表面からこすり落とされた錆類を前記除塵体下部に沈降させるよう前記清掃体を前記操作部によって摺接動作させる。
また望ましくは、前記除塵体の下方の外筒に設けられて前記除塵体内の下部に沈降した錆類を含む水を排出するための排出管と、この排出管を開閉する開閉手段を、前記除塵体の下方のみに備えている。
また望ましくは、前記サブ管路の通水面積は、前記管路の通水面積よりも小さくなるように設けられ、常時は前記管路と前記サブ管路とを流れ方向を逆に並行して水を流すことで、長期間には実質的に全ての水が少なくとも1回以上サブ管路を流れる。
【0011】
上記構成において、空調装置を運転する間に、除塵体には水流中の錆類が付着し、目詰りして除塵能力は低下する。そこで除塵体内の清掃体に摺接動作を行わせ、除塵体の内面に付着する錆類をこすり落としてクリーニングする。このクリーニング中も空調装置のポンプは駆動しており、熱源装置や熱交換器を含む管路へ空調用の水を循環させる。したがって、空調装置の運転を停止することなく、除塵体のクリーニングを行うことができる。またこすり落された錆類が除塵体の下部にかなり溜ったならば、開閉手段を操作して排出部を開き、溜った錆類をストレーナ装置の外部へ排出する。
【0012】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における空調装置の全体構成図、図2は同ストレーナ装置の断面図、図3は同除塵体と清掃体の斜視図である。
【0013】
図1において、最下段の管路である第1の管路1の床面Fに沿う箇所にはポンプ2と熱源装置3が設けられている。熱源装置3は、水を加熱するボイラーなどの加熱手段や水を冷却する冷凍手段であり、両者が一体のもの、あるいは別体のもの等が適用できる。
【0014】
第1の管路1の下流側は第2の管路4に接続されており、また上流側は第3の管路5に接続されている。第2の管路4には複数本の第4の管路61,62,63・・・が接続されており、第3の管路5にも複数本の第5の管路71,72,73・・・が接続されている。第4の管路61,62,63・・・と第5の管路71,72,73・・・には熱交換器としてのファンコイル8が接続されている。ファンコイル8は複数個あり、オフィスビルやホテルの各室などの建造物の各所に設置される。図中、矢印は、ポンプ2の駆動により管路を流れる水の方向を示している。
【0015】
第1の管路1にはストレーナ装置10が設けられている。ストレーナ装置10は、ポンプ2や熱源装置3が設けられた第1の管路1と並列に配管されたサブ管路11にストレーナ20を配設し、ストレーナ20の下流側と上流側にサブ管路11を開閉するための第1の開閉手段13と第2の開閉手段14を設けて構成されている。第1の開閉手段13と第2の開閉手段14は、手動バルブなどが適用される。
【0016】
サブ管路11には、ストレーナ20の上流側の水圧を測定する第1の圧力計15と、ストレーナ20の下流側の水圧を測定する第2の圧力計16が設けられている。サブ管路11の一端部は、ジョイント部17を介して第1の管路1のポンプ2よりも下流に連結されており、またサブ管路11の他端部は、ジョイント部18を介して第1の管路1のポンプ2よりも上流に連結されている。
【0017】
サブ管路11の断面積(通水面積)は、第1の管路1の断面積(通水面積)よりもかなり小さくしてある。望ましくは、前者の断面積は後者の1/5〜1/20程度であり、更に望ましくは1/10程度である。これは、後述するように、所期の除塵目的を達成する範囲内でサブ管路11の流量を少なくし、ポンプ2の容量を小さくするためである。
【0018】
図2はストレーナ付近の断面図である。21はサブ管路11から下方へ傾斜して突設された外筒であり、その内部に除塵体22が内蔵されている。除塵体22は、メッシュ板や多孔板などの通水性を有する筒形、望ましくは円筒形の中空体である。外筒21の下端部の除塵体22の下方には排出部としての排出管23が螺着手段などにより着脱自在に装着されている。排出管23を取りはずせば、除塵体22をストレーナ20から下方へ取り出すことができる。
【0019】
次に、除塵体22の清掃手段について、図2および図3を参照して説明する。清掃手段は、除塵体22の内部に挿入される清掃体30と、先端部に清掃体30を装着したロッド31と、ロッド31の他端部に装着された操作子32から成っている。ロッド31は、清掃体30を外部操作できるように、清掃体30からサブ管路11の外部へ延出している。清掃体30は、その外表面が除塵体22の内表面に摺接するものであり、本実施の形態のように環状体が望ましく、また除塵体22の内表面に付着する錆類をこすり落としやすいように、その外表面は粗面であることが望ましい。本実施の形態では、孔部33を複数個開孔することにより、粗面にしている。清掃体30は、常時は、望ましくは図2に示すように除塵体22の上部に退避しており、これにより水が除塵体22の胴面から流出するのを邪魔しないようにしている。
【0020】
図2において、サブ管路11の上部には挿入管34が突設されており、ロッド31は挿入管34にその長手方向Aに抜き差し自在且つその軸心を中心に回転自在(矢印B)に挿入されている。図示しないが、挿入管34の内部には、水密性を確保するためのパッキンなどの止水手段が設けられている。常時は、図2に示すようにロッド31を長手の抜く方向へ移動させて、清掃体30を除塵体22の上部に退避させておく。除塵体22をクリーニングする際には、サブ管路11の外部に位置する操作子32を手動操作して、清掃体30を除塵体22内を回転させながら上下動させるなどして摺接動作を行わせることにより、除塵体22の内表面に付着する錆類を清掃体30によりこすり落とし、除塵体22の下部に沈降させる。すなわちロッド31と操作子32は、清掃体30の手動操作部となっている。
【0021】
排出管23には開閉部としての弁部24が設けられている。弁部24は操作子25を操作することにより開閉する。すなわち、弁部24や操作子25は、排出管23を開閉する開閉手段となっている。
【0022】
サブ管路11内の水は、図2において矢印で示すように除塵体22の上端開口部24からその内部に流入し、除塵体22の胴面から下流側へ流出する。除塵体22内に流入した水中のゴミ(錆類)は、除塵体22のろ過作用によりその内面に付着し、あるいは錆類の比重は大きいので除塵体22内の下部に沈降する。そして錆類が捕捉・除去された清澄水は除塵体22の下流側へ流れ出る。
【0023】
この空調装置は上記のような構成より成り、次に全体の動作を説明する。図1において、ポンプ2が駆動することにより、第1の管路1の水は熱源装置3へ送られ、加熱又は冷却される。加熱又は冷却された水は第2の管路4から第4の管路61,62,63・・・を通ってファンコイル8へ送られる。ファンコイル8はその熱交換作用により空気を加熱又は冷却して室内等へ排出する。ファンコイル8を通過した水は第5の管路71,72,73・・・から第3の管路5を通って第1の管路1へ環流し、上記した水の循環が繰り返される。
【0024】
さて、サブ管路11の第1の開閉手段13と第2の開閉手段14は常時は開いている。したがってポンプ2の駆動により、常時は第1の管路1とサブ管路11には流れ方向を逆に並行に水は流れる。ここで、ポンプ2が排出する流量をQ1、サブ管路11に流れる流量をQ2、熱源装置3を通って各ファンコイル8へ流れる流量をQ3とすると、Q1=Q2+Q3である。サブ管路11の通水面積は第1の管路1の通水面積よりも小さいので、Q2はQ1やQ3よりもかなり少なく、サブ管路11には第1の管路1よりもかなり少量の水が流れる。そして図2を参照して説明したように、この流水中のゴミ(錆類)は除塵体22で除去される。
【0025】
サブ管路11に流れる流量Q2をポンプ2が排出する流量Q1や熱源装置3を流れる流量Q3よりも少なくする理由は次のとおりである。すなわちサブ管路11の流量Q2を多量にする程、除塵体22による除塵効果は上がる。一方、熱源装置3へ流す流量Q3は、各ファンコイル8に所要の熱交換作用を行わせるために目標量(設計量)必要である。したがってサブ管路11に流れる流量Q2を多量にすると、上記流量Q1をより多量にせねばならず、ポンプ2は大容量のものが必要となり、ポンプ2が大型化するとともにコストパフォーマンスも高くなる。一方、サブ管路11の通水面積は小さいので、比較的少量の水しか流れないが、水は繰り返し第1の管路1やサブ管路11を含む管路を循環するので、長期間のうちには実質的にすべての水は少なくとも一回(実際にはかなりの回数)サブ管路11を流れることとなり、実質的にすべての水中の錆類は除塵体22に捕捉される。したがってサブ管路11の通水面積を小さくしてその流量Q2を少量にしても、所期の除塵目的を達成することができる。よって本空調装置には、従来と同程度若しくはこれよりもやや大きい容量のポンプ2を適用すればよい。
【0026】
長期間運転する間に、除塵体22の内表面には多量の錆類が付着して目詰りし、その除塵能力は低下するので、除塵体22のクリーニングを実行しなければならない。この場合、管理者は操作子32を操作して、清掃体30を除塵体22の内表面に沿って上下動させたり、あるいは回転させる。すると除塵体22の内表面に付着する錆類は清掃体30の摺接作用により内表面からこすり落され、比重は大きいので除塵体22の下部に沈降する。以上のようにして除塵体22を清掃体30によりクリーニングする時も、ポンプ2を駆動して通常の空調運転を維持することができる。
【0027】
以上のようなクリーニングを繰り返す間に、除塵体22の下部にはかなり多量の錆類が沈積することとなる。この場合、操作子25を操作して弁部24を開けば、除塵体22内の錆類は排出管23から排出される(図2の矢印C)。この場合も、ポンプ2を駆動して通常の空調運転を維持できる。またこの場合、第1の開閉手段13およびまたは第2の開閉手段14を閉じてサブ管路11の水流を停止させたうえで、上記のように弁部24を開いて錆類を排出させてもよい。
【0028】
除塵体22の汚れや目詰まりがひどくなった場合には、次のようにして除塵体22をストレーナ20から取り出してこれをクリーニングしてもよい。すなわち第1の開閉手段13と第2の開閉手段14を閉じてサブ管路11に水が流れるのを停止させ、また排出管23を取りはずしてストレーナ20から除塵体22を取り出して、ブラシや布などによりそのクリーニングを行う。そしてクリーニングが終了すれば、再び除塵体22をストレーナ20の内部に収納し、排出管23を取り付け、第1の開閉手段13と第2の開閉手段を開く。その間、ポンプ2は駆動を維持しており、水は熱源装置3や各ファンコイル8へ流れて通常の空調運転は維持される。したがって本空調装置によれば、空調運転を停止することなく、除塵体22をストレーナ20から取り出してそのクリーニングを実行することができる。
【0029】
また第1の圧力計15と第2の圧力計16を設けておくことにより、前者の計測値P1が後者の計測値P2よりも例えば予め定められたしきい値以上高くなれば、除塵体22の目詰りは相当進行しているものと判断して除塵体22のクリーニング(清掃体30によるクリーニングあるいは除塵体22をストレーナ20から取り出してのクリーニング)を実行すればよい。すなわち、第1の圧力計15と第2の圧力計16は、除塵体22のクリーニングを実行するかどうかを判断するための判断手段となっている。なおP1がP2よりも予定値(しきい値)以上高くなれば、表示灯などの報知手段を駆動させることにより除塵体22のクリーニング実行時期が到来したことを管理者に報知するようにしてもよい。
【0030】
本実施の形態1のストレーナ装置10の利点は、既設の空調装置に後付けできることである。すなわち、既設の空調装置にはストレーナ装置を備えていないものも多いが、このストレーナ装置10はこのような既設の空調装置に簡単に後付けできる。しかも、上述したようにポンプは従来のポンプと同程度の容量のものでもよいので、後付けするにしても、ポンプを大容量のものに取り替える必要はなく、施工上やコスト上きわめて有利である。
【0031】
後付け施工は、例えば次の方法により行う。まず第1には、空調装置の運転を停止し、既設の第1の管路に穿孔して穿孔箇所に上記ジョイント部17,18を装着して上記ストレーナ装置10を配設する。第2には、液化チッソなどの凍結手段により第1の管路内部の水を局所的に凍結させ、この凍結位置の第1の管路に穿孔して穿孔箇所に上記ジョイント部17,18を装着して上記ストレーナ装置10を配設する。このように、ストレーナ装置10の後付け施工は様々な工法が可能である。
【0032】
またこのストレーナ装置10の利点は、ストレーナ20からの除塵体22の取り出しを容易に行うことができることである。すなわちサブ管路11にはポンプ2により水が強制循環されるので、サブ管路11は第1の管路1の上方(すなわち床面Fから十分な距離D(図1)を確保した位置)に設けることができる。したがって床面Fは、ストレーナ20からの除塵体22の下方への引き出し作業の障害にはならず、除塵体22のストレーナ20に対する出し入れは、床面Fを気にせずに容易に行うことができる。因みに、従来は、ストレーナ装置は、比重の大きい錆類の沈降の可能性が最も高い最下段の第1の管路1のポンプ2と熱源装置3の間に設けるのが一般的であったものである。しかしながらこの位置は床面Fに近接しているため、床面Fが障害となってストレーナに対する除塵体の出し入れ作業を行いにくかったものである。
【0033】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における空調装置の第1の管路の部分図である。ストレーナ装置10’は、第1の管路1のポンプ2と熱源装置3の間に設けられている点において実施の形態1と相違しており、これ以外の構成は実施の形態1と同じである。
【0034】
清掃体30による除塵体22のクリーニングは実施の形態1と同じである。排出管23をストレーナ20から取りはずして、除塵体22をストレーナ20の内部から取り出し、そのクリーニングを行うときは、ポンプ2の駆動を停止し、空調運転を停止せねばならない。なおストレーナ装置は、ポンプの上流側や熱源装置の下流側に設けてもよく、その設置位置は自由に決定できる。
【0035】
上記各実施の形態では、操作子32を手動操作することにより、清掃体に摺接動作を行わせて除塵体をクリーニングしているが、モータやシリンダなどの動力部から成る操作部により清掃体に摺接動作を行わせて除塵体のクリーニングを行うようにしてもよい。またこの場合、モータやシリンダの駆動を制御する制御系にタイマーを設け、定期的にこれらを所定時間駆動して除塵体を自動的にクリーニングするようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、空調装置の通常の運転を行いながら、清掃体により除塵体の内表面に付着する錆類のクリーニングを手軽に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における空調装置の全体構成図
【図2】本発明の実施の形態1におけるストレーナ装置の断面図
【図3】本発明の実施の形態1における除塵体と清掃体の斜視図
【図4】本発明の実施の形態2における空調装置の第1の管路の部分図
【符号の説明】
1 第1の管路
2 ポンプ
3 熱源装置
8 ファンコイル
10,10’ ストレーナ装置
11 サブ管路
13 第1の開閉手段
14 第2の開閉手段
15 第1の圧力計
16 第2の圧力計
20 ストレーナ
23 排出管
24 弁部
25 操作子
30 清掃体
31 ロッド
32 操作子
Claims (3)
- 空調装置のポンプや熱源装置が設けられた管路と並列に設けられたサブ管路に設けられる空調用ストレーナ装置であって、前記サブ管路の一端部と他端部は前記ポンプよりも下流側と上流側にそれぞれジョイント部を介して前記管路に連結されており、前記空調用ストレーナ装置のストレーナは、前記サブ管路を流れる水が上端開口部から流入して胴面から下流側へ流出することにより流水中の錆類を捕捉する筒形の除塵体と、この除塵体の内部にあって除塵体の内面に摺接する環状体の清掃体と、この清掃体に摺接動作を行わせる操作部とを備え、
前記操作部は、長手方向に抜き差し自在なロッド及び前記サブ管路の外部に位置する操作子から成る手動操作部であって、常時は前記ロッドを長手の抜く方向へ移動させて前記清掃体を前記除塵体の上部に退避させておき、前記除塵体のクリーニングの際には、前記除塵体の内表面からこすり落とされた錆類を前記除塵体下部に沈降させるよう前記清掃体を前記操作部によって摺接動作させることを特徴とする空調用ストレーナ装置。 - 前記除塵体の下方の外筒に設けられて前記除塵体内の下部に沈降した錆類を含む水を排出するための排出管と、この排出管を開閉する開閉手段を、前記除塵体の下方のみに備えていることを特徴とする請求項1記載の空調用ストレーナ装置。
- 前記サブ管路の通水面積は、前記管路の通水面積よりも小さくなるように設けられ、常時は前記管路と前記サブ管路とを流れ方向を逆に並行して水を流すことで、長期間には実質的に全ての水が少なくとも1回以上サブ管路を流れることを特徴とする請求項1または2記載の空調用ストレーナ装置。
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